登録日: 2012/04/18(水) 03:46:45
更新日:2023/10/20 Fri 12:55:48NEW!
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siren 舘正貴 ネタバレ項目 先生 竹内多聞 外山朔弥 民俗学者 大学講師 里帰り
ゲーム『SIREN』の登場人物。
声:舘正貴
外山朔弥(子供時代)
城聖大学で民俗学を教える講師。34歳。
名前の読みは「たけうち たもん」
名前は、竹内文書や竹内宿禰、竹内巨麿といった本邦オカルト界で通りのいい竹内を姓に、更に仏教の四天王の多聞天から名を取られている。
キャラクター造形については、ゲーム自体の元ネタの一つである、諸星大二郎の漫画作品『妖怪ハンター』の主人公である稗田礼二郎がイメージされている。
羽生蛇村の生まれであり、27年前の土砂災害で両親を亡くし、その後は親戚の元で育てられた過去を持つ。
そして災害直前に行われていた秘祭が27年ぶりに行われるとの情報を入手し、その調査のために勝手についてきた教え子の安野依子と共に羽生蛇村を訪れたところに異変に巻き込まれた。
民俗学だけでなく、考古学や宗教学を絡めたもはやオカルトに近い学説を唱えるゆえに、学会では異端視されるなどあまり立場が良くないらしい。
しかし高い洞察力や観察力は本物であり、ほぼ独力で赤い水を体内に入れることの危険性や他の屍人を操る屍人の存在、永遠に生きる八尾や因果律によってループし続ける世界などの謎に気づいている。
27年前の土砂災害は実のところ、儀式に失敗したことで村の一部が異界に持っていかれたことで起こった現象であり、多聞はこの際には異界に巻き込まれずに済んだのだが、
幼い頃に怪異と接触し「現世とは別の世界や存在がある」ことをおぼろげながらも知ってしまったため、強い霊感を持っており、普通の人には見えないモノが見えてしまう等、日常的に心霊現象に見舞われている。
例えば多聞の操作パートで、古井戸の井戸桶を持ち上げた際、桶から出てきた子供らしき白い手が多聞の手を掴むシーンがあるが、これは屍人等は関係ない心霊現象である。
異界に巻き込まれてからはなぜか所持していた拳銃で屍人を撃退しながら、民族学者として、異変の真相の解明と異界からの脱出を目指して行動する。
その探究心、調査の邪魔になると判断したら安野を8時間も待機させておくほどである。
(なお安野は待たずに勝手に行動していた)
蛇ノ首谷の橋で子供時代に橋の欄干につけた傷を懐かしんでいるところに、安野が屍人化した志村に狙撃されて重傷を負う。
なんとか志村を撃退するが、その間に安野は姿を消してしまう。
彼女を追って宮田医院にたどり着き、そこで八尾比沙子がこの異変の元凶であることに気づく。
彼女の野望を止めるために足を早めるが、彼が水鏡に到着した時には儀式は決行された後で、直後に暴走した堕辰子に襲われる。
その後、須田恭也と牧野慶と共に(恐らく八尾に)監禁されていたが脱出。
なんとしてでも八尾の野望を阻止するべく、呆けた牧野は放置して、須田と協力しながら屍人の巣を進む。
しかし屍人化の兆候に苦しむようになり、自分を見つけて近づいてきた安野の顔が屍人のような不気味な顔に見え(元からとか言うな!)、うろたえているところに宮…牧野が爆破したダムの水によって流される。
実は監禁中、怪我をして出血していた須田と同じ水たまりに漬かっていたことで多聞の体内には神代の血が僅かに混じっており、これによって完全に屍人化することはないのだが、
須田や彼から輸血された安野と違い、本当に微量しか混じっていないために彼らほどに完璧に屍人化を食い止められているわけではなく、
例えば同じく半屍人化しかけた段階で食い止められた須田が人間と屍人を正常に見分けられているのに対し、多聞は前述のように人間である安野の顔が屍人のような顔に見えてしまっている*1。
目を覚ました彼は自分を呼ぶ声に誘われるかのように屍人の巣を進み、異界に呑まれていた実家にたどり着く。
そこで死んだはずの両親と感動の再会を果たし、涙ながらに抱き合うのだった。
……が、それは屍人化しかけている故に屍人が普通の人間に見える多聞視点でのことであり、正常な者からは泥だらけの屍人と抱き合っているようにしか見えない。
そのため、そこに乱入してきた安野に両親をバットでフルスイングされ、突然のことに茫然としたところを「家族ごっこしてる場合じゃない」と連れ出されるのだった。
その後は不明だが、SIREN2マニアックスによると、安野と共に現世に戻るために調査を続けているらしい。
彼がいなければほぼ間違いなく八尾の野望を食い止められなかったキーパーソンだが、最後は本筋から離れ、ただの里帰りになってしまっていることを残念に思うファンもいる。
【使用武器】
- 38口径短銃
コルト・ディテクティブ・スペシャル
入手経路は不明だが、事前に入手して持ち込んでいたもの。
かなり長い間、愛銃として使っていたが、その後なぜか宮……牧野の手に渡る。
ホラーゲームおなじみの武器。拳銃を失った後の武器として活躍する。
先生のバールと同じく重い武器なので、気持ち早めに攻撃しないと間に合わないため注意。
【関連人物】
- 安野依子
教え子。連れて行く予定はなかったが、勝手について来てしまった。
最初はウザがっていたが、どんな状況でも明るさを失わない彼女はやがて竹内の心の支えとなっていった。
そのため屍人化したと思い込んだ時は相当な絶望になっただろう。
- 竹内臣人、好子
両親。 27年前の災害で異界に取り込まれた。
父・臣人も民俗学者であり、眞魚教の熱心な信者でありながら教義の真相に近づいていた模様。
また志村家とは家族ぐるみで親交を持っていたり、2の三上隆平と手紙のやりとりをしていたりとなかなかに交友関係が広い。
異界に呑まれ屍人化した後は赤い海の誘いを拒んでダム底で耐えており、牧野が宇理炎を発動した際に2人だけ脱出、竹内家に戻って待っていた。
ちなみに父親は多聞役の舘氏が二役で演じている。
- 須田恭也
監禁から脱出後しばらく行動を共にする。
「いらなくなったからやるよ」と受け取った竹内の手帳から、須田は神代の呪いや宇理炎の使い道を次第に知るようになった。
- 志村晃
息子の晃一を通して竹内家と付き合いがあった。
しかし再会を果たしたのは、志村が屍人化した後。しかも写真を受け取ってないと思い出さない。
- 高遠玲子、美浜奈保子
屍人化した彼女たちと遭遇、撃退した。
【中の人情報】
演じた舘正貴氏はアニオタ的には鳥人戦隊ジェットマンのラディゲが有名だろう。
また忍者戦隊カクレンジャーのモククレンや、仮面ライダー555のソードフィッシュオルフェノクなど特撮作品となかなかに縁が深い。
本人の名誉になるかは不明だが、ときめきメモリアル3の脚本も書いている。
(脚本を担当した脚本チームぶらざあのっぽに当時参加していたため)
ただしここ最近の動向は不明。事務所にはまだ所属しているようだが……
2019年2月17日、販促DJとして所属していた会社のHPと、本人の親族の知人によるツイートにおいて訃報が公表されました。2018年12月19日逝去、享年55歳という若さでした。
お悔やみ申し上げると共に、ご冥福をお祈りします。
子供時代を演じたのは外山プロデューサーの息子さん
ちなみにNTの犀賀の子供時代も演じている。
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▷ コメント欄
- 何処ぞの漫画では異界を彷徨う内に恭也と再会、面倒くさいの二人に挟まれながらも何処か嬉しそうにしている先生の姿があるとか -- 名無しさん (2016-02-14 04:07:00)
- この人は完全に屍人になって両親と再開、その後SDKに焼かれた方が幸せだったんじゃないかと思う。 -- 名無しさん (2016-07-30 04:02:52)
- 鉄パイプの攻撃モーションに慣れないうちは犬屍人に殺されまくる -- 名無しさん (2016-09-19 17:32:18)
- 演者さん一年前に亡くなってたのか……ご冥福をお祈りします。SDKとはまた違う魅力の、ダンディで陰のある多聞先生、好きでした -- 名無しさん (2019-02-18 01:04:54)
- 訃報ってマジかい。特撮好きにもショックだろうな… -- 名無しさん (2019-02-18 01:05:56)
- 『SIREN ReBIRTH』でも顛末は変わってないんだよな… -- 名無しさん (2020-12-30 08:46:57)
- 『SIREN2』からの(正式な)続編がでたら、異界ジェノサイダーSDKの手にかかって(奮闘した依子が死ぬ前後に)死亡した事になりそう -- 名無しさん (2020-12-30 08:50:18)
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