機動武闘伝外伝

ページ名:機動武闘伝外伝

登録日:2014/12/31(水) 11:23:04
更新日:2023/12/21 Thu 13:56:48NEW!
所要時間:約12 分で読めます



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ガンダム gガンダム dg細胞 忍者 コミックボンボン フォトストーリー ※オフィシャルではありませぬ 外伝





ウルベの悪行に、なぜ気付かない!




『機動武闘伝外伝』とは、コミックボンボンで連載されたフォトストーリーである。



概要

以下の三節からなる。


  • 『MFVヒストリー』

オリジナルMF募集の記事に作例として掲載されたNINJAシャイニングから始まる写真と「SDガンダムクラブ」での設定解説からなるプラモ改造で作られたオリジナルMFを解説。


  • 『風雲!機動武闘伝外伝!!』

シャイニングガンダムデビルガンダムを倒したギアナ高地へウルベ・イシカワ配下の機動忍軍が回収に向かうが、デビルガンダムは未だ生きていた…


  • 『機動武闘伝外伝II』

ギアナ高地での任務失敗の後、ネオブラジリアのがれきの中で発見されたクロウザとニンジャだが、記憶を失っていた…




『機動武闘伝外伝』のみコミックボンボンスペシャル「オールガンダム最新プラモ大図鑑―Wガンダム・Gガンダム・BB戦士」に収録されている。



MFVヒストリー

 オリジナルMF募集ページに忍者シャイニングの写真が、翌月にカラーページでの特集が、その翌月のカラーページにNINJAシャイニングVSテンロウガンダムが掲載され、数か月後のSDガンダムクラブにバックストーリーが掲載された。



登場人物(MFV)

●ネオジャパン

  • 不死身のクロウザ

シャイニングニンジャ(ブラック)のパイロット。ネオジャパンのMSブッシのエースパイロットでウルベ少佐のデビルガンダム討伐作戦に参加するが、DG細胞に侵されてしまう。
額にDG細胞抑制装置を埋め込み、進行を止めているが根本的な治療をめざしデビルガンダム捜索任務へと志願した。
初期のカラーページでは忍者めいた感じだったが、『II』のガイドでティカに文句を言って絞められたり記憶が戻りかけたときゆの入浴を覗いた記憶を懸命に思い出そうとしていたりコミカルな描写が増えた。



●ネオモンゴル

  • クスミ・クスカ

テンロウガンダムのパイロット。体の柔らかさを買われての起用だったがあまりにも素早い動きにモビルトレースシステムがついていけず、開発の遅れの一因となった。だが彼女が優れたファイターであることは間違いない。



●ネオアメリカ

  • ヒューイ・コロス

モヒカンガンダムのパイロット。精霊を信じ、地球再生を願う男。ファイターとしても一流だが、念力を用いて必殺技「フェザータイフーン」を出すと言われている。



登場機体(MFV)

●ネオジャパン

  • シャイニングニンジャ(ブラック)

MFVヒストリーではNINJAシャイニング表記だが機動武闘伝外伝ではニンジャシャイニング、IIのクァズマ機登場後はブラック表記となる。ニンジャーの試作2号機を格闘専用にカスタムアップしたMF。シャイニングガンダムで言えば白い部分は残像現象を起こすための金属地、それ以外はステルス効果の黒い塗装で、目がゴーグル状になっている。ビームサーベルはコアランダーの右脇に装備し、左腰にはビーム手裏剣(ゾロシリーズ(MS)のビームローター)、後ろ腰にビーム鎖鎌(BB戦士獣王頑駄無超将軍(SD戦国伝)のパーツ)を装備。
偵察用にミノフスキークロスを装備。パワーアップ機構はオミットされている。


  • ニンジャー

ネオジャパンの次期主力MS。ブッシの後継機として開発中7機がテスト生産され、1号機はガンダムファイト予選用にシャイニングガンダムへ改造された。その性能を見たウルベ少佐は残り6機も自身のライジングガンダムと直属の部下専用にカスタム化した。
外見は肩に「忍」の文字がない以外はシャイニングニンジャと同じ。



●ネオモンゴル

  • テンロウガンダム

ネオモンゴルのガンダム。ネオチャイナから旧型ガンダムのデータ提供を受けたためドラゴンガンダムと似ている。腕は狼(BB戦士爆流頑駄無のパーツ)、肩や翼には元祖SDスカイパラディンが使用されている。
データが古いためコアランダーを上下逆に接続しミノフスキーウイングを追加している。この設計変更および偵察していたNINJAシャイニングとの交戦による開発の遅れから予選にはテムジンガンダムが出場したが予選敗退となった。



●ネオアメリカ

  • モヒカンガンダム

第十二回大会ネオロシア付近で行方不明となったネオアメリカのマッスルガンダムを基に格闘戦重視で再設計された機体。通常の武器はビームトマホークとビームランサーのみだがチーフモードでは16基のビットコンテナを装備する。マックスターのアンテナを外し手足はボルトガンダムのものを使用している。
コロスの念力を増幅して頭にフェザービット、腰にビットコンテナ(ガンダムローズのマント)を装着し、チーフモードへとパワーアップする。ネオアメリカのテスト用コロニーで偵察を行ったNINJAシャイニングはDG細胞の自己増殖能力を使っていると報告しているが実際には関係はない。
ネオフランス製のビットコンテナを使用している開発経緯も、チーフモードがガンダムファイトのレギュレーションを逸脱しているこの機体の目的も謎に包まれている。



風雲!機動武闘伝外伝!!

 ギアナ高地でデビルガンダム回収にあたる機動忍軍のライジンググリーンとイエロー。だがデビルガンダムは起き上がる。既に自己再生が始まっていたのだ。完全復活する前に結界を張って動きを封じようとするが、地面を割り触手に操られるゾンビシャイニングが登場する。
 前腕をDG細胞の触手で伸ばし二機を取り込もうとするゾンビシャイニングに苦戦するグリーンとイエロー。そこへ現れたニンジャシャイニングが触手を切断しゾンビシャイニングを切り離す。
 回収作業を続行しようとする忍軍の前にモヒカンガンダムが立ちはだかり、ウルベにデビルを渡さないよう説得するが、DG細胞抑制装置に仕込まれたマインドコントロール機能が働き説得に応じない。モヒカンはチーフモード、さらにスーパーモードへチェンジし、その輝きが全てを包み込んだ。



登場人物(外伝)

  • まやかしのゲンナイ

ライジンググリーンのパイロット。幻術の使い手で機動忍軍随一の頭脳を持つが一度切れると任務を忘れて暴れまわる割と危ない性格。デビルガンダム討伐作戦でDG細胞に侵されてしまい、後頭部にDG細胞抑制装置を埋め込んでいる。


  • 皆殺しのザンキ

ライジングイエローのパイロット。ゲンナイの双子の弟で以前単機で24機の敵軍を全滅させたため「皆殺し」の二つ名を持つ。名前と外見に反して割と穏やかな性格。ゲンナイ同様後頭部にDG細胞抑制装置を埋め込んでいる。



登場機体(外伝)

  • ライジンググリーン

大出力化したジェネレーターで緑色の電磁結界を貼ることができる。背中と両腕の電極で必殺技「雷神虞プラズマ」を放つ。ライジングの余りパーツ(シャイニングガンダムで言えば脚カバー)を二キット分使用し、両肩と両腰に接着。ナギナタ二本をコアランダーの両脇に接着し、ビームボウガンの突起を前方に向けて接着。目にはホイルシールを貼る。

  • ライジングイエロー

大出力化したジェネレーターと関節部の強化、重装甲によりボルトガンダムをもしのぐパワーを持つ。ライジングの余りパーツ(シャイニングガンダムで言えばアームカバー)を二キット分使用し、両膝とコアランダーの両脇に接着。ビームボウガンの突起を切り取る。目にはホイルシールを貼る。

  • ゾンビシャイニング

全身を触手に覆われ、前腕も長い触手の先についているシャイニングガンダム。ゲンナイとザンキはドモンのシャイニングだと言っているが「II」最終話でのコロスによる解説によればDG細胞がギアナ高地に乗り捨てられたシャイニングガンダムの機体データをコピーした機体でデスアーミーに近い存在とのこと。初登場の時思いっきり腹にマスターの腕が刺さっているのだが…「II」の終盤には巨大(1/60サイズ)で正常なシャイニングの姿となって再登場。さらに頭部が1/144デビルガンダムの上半身に変異した「デビルシャイニング」となる。



機動武闘伝外伝II

 禁止されている闇ガンダムファイトが行われているネオブラジリア。ニンジャとクロウザは記憶を失った状態でその瓦礫の下からチームTに記憶を失った状態で発見された。ダークチャンプにガンダムシーフを破壊されたティカはシャイニングニンジャを修理しダークチャンプへの挑戦条件である5人抜きを目指す。
 チームTによる修理を受けたニンジャは連勝し戦いを通して記憶も蘇っていくが5人目のピンクのクーロンガンダムに苦戦。隠し腕でビームサーベルを振るい、正体を暴く。クロウザは記憶を取り戻し、正体を暴かれたライジングピンクは棄権。ニンジャも修理を強いられシーフ改がチャンプ戦に挑む。ゆはメカニックのゴローを誘惑しピンクからニンジャへDG細胞制御装置を付け替えさせる。
 複合装甲の盾と禁止されている投光器でダークチャンプの姿をさらすが怒りのスパークリングクローをコックピットに受けてしまう。そこへシャッフル同盟が現れダークチャンプを閃光のクァズマと呼ぶ。正体を現し、シャッフル同盟がここに来るはずはないとシャッフル同盟をまやかしのゲンナイと呼ぶシャイニングニンジャ・ホワイト。
 幻影の中から現れたのはライジンググリーンとライジングイエロー、そしてモヒカンガンダム。コロスの超能力でマインドコントロール回路を焼き切られ、テレポートさせられた二人はコロスと行動を共にしていたのだ。DG細胞の危険性を訴える3人だがクァズマはDG細胞の制御による地球再生にこだわる。一触即発の場面に巨大なゾンビシャイニングが現れる。DG細胞制御装置に引き寄せられてきたのだ。
 ゾンビシャイニングの攻撃からイエローを逃がすピンク。そしてシャイニングニンジャ・ブラック・右腕をDG細胞で再生させるクロウザだが諸刃の剣と悟る。ゾンビシャイニングの首が伸び、巨大な頭部がデビルガンダムの上半身へと姿を変える。 イエローがデビルシャイニングの体勢を崩し、グリーンとピンクの結界が動きを封じる。二体のシャイニングニンジャは融合し黒いダークチャンプの姿となってハイパースパークリングクローでデビルシャイニングを倒す。
 爆発を背に、クァズマもDG細胞の消滅を誓い、機動忍軍は新たなデビルガンダム討伐へ旅立つのだった。



登場人物(外伝II)

●ネオジャパン

  • 疾風の・ゆ

ライジングピンクのパイロット。忍術の使い手で生身でも諜報活動が可能。クァズマとともにDG細胞制御装置をテストしており、ライジングタイプでは十分に性能を発揮できないためクロウザに接触を図った。温泉好きだが、入浴中には隙だらけになってしまうのが唯一の弱点。外見上そのような装置は見えないが彼女もまたDG細胞に侵されているらしい。


  • 閃光のクァズマ

シャイニングニンジャ・ホワイトのパイロット。ウルベ少佐と同じネオジャパンのファイターだったがデビルガンダム討伐作戦において戦死。体の大部分がDG細胞でできたサイボーグとして蘇生してしまう。強じんな精神力によってデビルガンダムの完全な支配は免れるがデビルガンダムの人格影響を受けてしまうのを解消するためにDG細胞制御装置を開発して闇ガンダムファイトで実戦テストを行っていた。ファイトによる興奮や怒りでDG細胞が活性化すると、コックピットへの攻撃すら行ってしまう。



●チームT

  • ティカ

チームTのリーダー。シャイニングニンジャとクロウザを発見し、修理を行う。ダークチャンプとの再戦ではスポンサーからのボーナスを目当てにルール違反の投光器を使用するが、その直後シーフ改を破壊され、DG細胞の3原則をぶつぶつと呟き続けていた。最後はシーフを倒され、スポンサーには見捨てられ、クロウザに逃げられ、ゴローは行方不明と散々な状態で置手紙を残して姿を消した。

  • ウエッジ

ガンダムシーフのパイロット。イラストは存在するが台詞はなし。ダークチャンプとの再戦で投光器を使い、コックピットへスパークリングクローを受けてしまってから安否が不明。

  • ゴロー

チームTのメカニック。ティカも知らないうちにシャイニングニンジャのフロントアーマーに隠し腕を取り付けたり、ゆに誘惑されてDG細胞制御装置をシャイニングニンジャに搭載したりしていた。行方不明となったらしい。



●チームオーロラ

  • マスクマン

クカイのパイロット。台詞なし。辛うじて顔は解説ページに取って付けたように登場。ゴーグルのデザインとその横でティカに売り言葉に買い言葉でクロウザが酷いことを言っているせいで何かすごく悲しそうに見える。



登場機体(外伝II)

●ネオジャパン

  • ライジングピンク

装甲を切り詰めて軽量化し高速機動化。二つに割ったシールドをコアランダーの両脇にスタビライザーとして装備し、桃色の幻影結界を発生させ、高速性能と相まって幻惑する。金剛杵の様な武器とハルバートの様な武器を持っている(頑駄無阿修羅王のパーツ)。DG細胞制御装置による自己進化でピンクのクーロンガンダムの姿になっていたがシャイニングニンジャより機能が発揮できずサーベルの一撃で装甲が剥がれ落ちてしまった。


  • ピンクのクーロンガンダム

桃色の結界を張って動きを封じ、一撃で仕留める戦法を得意とする。ダークチャンプとの関連が噂されていた


  • シャイニングニンジャ(ホワイト)

基本的にはクロウザのニンジャと同じものだが左利きのクァズマのために武器の配置が逆になっている。DG細胞制御装置による自己進化で白いマスターガンダムとなり、その性能とクァズマの腕でダークチャンプとして君臨していた。


  • ダークチャンプ

マントの短い白いマスターガンダム。常に白い輝きを放っており姿すら不明だった。
最終決戦ではクロウザ機とクァズマ機が融合して一回り大きな(1/100)黒いダークチャンプとなった。



●チームT

  • シャイニングニンジャ改

失った右腕に振動ブレード(ガンダムシュピーゲルのパーツ)を装備したニンジャ。
クカイを水平に真っ二つにしたがクロウザは肩の負担を気にしており、見抜いたピンクのクーロンガンダムによってもぎとられた。
ゴローによって隠し腕も取り付けられている。


  • ガンダムシーフ

ネオドイツの量産型MSをMFへと改造した機体。
開始直後にダークチャンプのダークネスクローで頭部を破壊されデータも取れなかった。
武器はビームトマホーク(ガンダムデスサイズのパーツ)。


  • ガンダムシーフ改

武器はナイフ(ガンダムヘビーアームズのパーツ)のみにして機動性を上げ、複合装甲の盾(ヘビーアームズのパーツ)でダークネスクローから身を守ってデータを取ることを最優先にした機体。
ダークチャンプのデータが少しでも取れればスポンサーからのボーナスが出るはずだったが…



●チームオーロラ

  • ガンダム・ザ・クカイ

ネオロシアの機体と推測されているが、名前の通りザクⅡ改のパーツが目立つ。
武器はスパイクシールドのみで本体の装甲とパワーが主力武装。



用語

  • 機動忍軍

ページによってはウルベ忍軍とも。デビルガンダム回収を目的として編成されたMS、MFの特殊部隊。ニンジャーをカスタムアップしたシャイニングタイプが二機、ライジングタイプが3機、それにウルベのライジングを加えた総勢6機の部隊。ただし通常は単独で隠密行動をとっておりそろうことはあまりない。実態を隠すため表向きは諜報部員と呼ばれている。


  • 闇ガンダムファイト

ネオブラジリアの廃墟で行われている各国のMFの実戦テスト。地上は廃墟だが地下には工場設備が整えられており正体を隠した各国スタッフが表向きは禁止されている期間外のガンダムファイトを行っている。ファイトは夜間で非合法活動であるため照明器具の使用は禁止。



余談

  • テンロウガンダムは少し後の増刊号の漫画でミカサギ財閥の機体としてネオジャパン国内予選に出場している。その作品のライバル、ブラックガンダムの武器も鎖鎌である。




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  • な、懐かしい・・・ -- 名無しさん (2014-12-31 13:07:06)
  • ドーモ、Gの影忍=サン。機動武闘伝外伝デス。 -- 名無しさん (2014-12-31 18:20:02)
  • 百科に第一部しか収録されてないせいか、放置されたシャイニングがDG細胞に汚染されたと認識してる人が多い。つか、確実に当初はその設定で、第二部になって変更したんだろうなあ。 -- 名無しさん (2015-03-22 09:11:37)
  • 懐かしすぎる -- 名無しさん (2015-04-20 13:43:35)
  • え…高瀬ゆうじさんデザインだったの?http://p.twipple.jp/ZTuBr -- 名無しさん (2015-08-16 10:10:58)
  • 外伝作品なのに本編よりハジけ方が足りず地味という謎の不満点。 -- 名無しさん (2016-04-02 01:30:04)
  • しれっとミノフスキーって単語が出てきてるのは世界観的にいいのか、モヒカンガンダムは誰が何のため作ったのか、いい加減だなあw -- 名無しさん (2016-04-03 07:49:50)
  • クロウザはテンロウに見つかったりモヒカンガンダムについて間違った報告をしたりファイターとしてはともかく諜報員としては余り優秀ではないのでは……w -- 名無しさん (2018-02-07 23:13:50)
  • 画像検索したらニンジャーの時点でほとんどシャイニングガンダムと見た目は変わらんのだな -- 名無しさん (2020-09-09 04:07:56)

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