登録日:2019/01/09 (水) 17:31:56
更新日:2024/03/28 Thu 13:31:46NEW!
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逆転裁判 マジシャン 手品師 魔術師 マジック 手品 イリュージョン 或真敷一座 紳士 ステッキ マント ハート 老け顔 逆転裁判4 或真敷バラン
‥‥浮き世に奇跡のあるところ、
常に或真敷の影あり‥‥
或真敷バランとは『逆転裁判シリーズ』の登場人物である。
大魔術団「或真敷一座」のマジシャン。登場時は44歳。「或真敷バラン」はステージネームだが本名は不明。
ワイルドな風貌の相方・或真敷ザックとは対照的に、細身で口髭を蓄えた紳士風の人物。
黒の長髪だが、白髪が混じっているので年齢より老けて見える。
一座のメンバーと同じくシルクハットとマントを着ており、持っているステッキを回転させながら話す癖がある。
ステージ衣裳は黄色でマントの留め具はハート。
かつては兄弟子のザックとコンビを組み、様々なイリュージョンを披露して日本中の人気を集めていた。
特に「早撃ち」はザックとバランの得意芸であり、当時の少年少女に大人気だった。
国際マジック協会のコンテストでグランプリを受賞したり、文化庁から表彰を受け一座の3人がデザインされた記念切手が発行さたりなどその人気は留まる事を知らなかったが、リハーサル中の事故が原因で得意芸の早撃ちショーは行われなくなる。
そして7年前の事件で師匠の或真敷天斎が亡くなり、ザックも行方をくらますと或真敷一座の人気は失墜。
以降は或真敷一座復活を夢見ながら、地方巡業で細々と営業公演を行うようになる。
ちなみに現在は狭いアパートに住んでいるらしい。
口調がかなり仰々しく、よく「はっはっはっはっはっ‥‥」と朗らかに笑う。
常に自身に満ち溢れているためビッグスターのオーラが乱反射している。成歩堂曰く「苦手な人種」。
「あるまじき」が口癖で、驚いた時には持っているシルクハットやステッキからマジックの小道具(万国旗、ウサギ、ハト等)が飛び出してくる。
ザックとは違い新聞記者の葉見垣正太郎の事をすごく嫌っている。
『逆転裁判4』の第3話『逆転のセレナード』から登場。
牙琉響也からの依頼でガリューウエーブのステージの演出を手掛ける事となり、第二部で行われたラミロアの瞬間移動のイリュージョンを成功させ観客を魅了した。
第4話『逆転を継ぐ者』では、ザックが失踪して7年が経過し、ザックが“法律上”死亡した事となったので、期は熟したとして或真敷一座復活をかけたマジックショーを開演する事を計画する。
これを機に或真敷一座の正当な後継者を名乗り、一座が生み出した数々のマジックを自分のものにして世界に名を知らしめようとするが‥‥
また第4話の過去編では、成歩堂が弁護士資格を失った事件の検察側証人であった事が判明。
彼は殺害された天斎の遺体の第一発見者であり、法廷ではザックが天斎を射殺した事を立証する証言を行う。
だが審理中にザックが裁判所から逃亡し、裁判は未結審のまま終わりを迎えた。
この裁判で明らかになった事実により、バランも天斎殺害の容疑者として逮捕されるがほどなくして釈放される。
しかし疑惑は依然として残ったままだったので、現在までその苦難に耐えながら或真敷一座の興行権を継承する日が来るのをずっと待っていた。
以下、重要なネタバレ
7年前の事件当夜、天斎の入院している病室に呼び出される。
呼び出しの手紙には「銃で額を撃て」と書かれていたが、師である天斎を撃つ事は出来ず、天斎に背を向けて出て行こうとする。
すると天斎が起き上がり、彼から興行権を先に来ていたザックに譲り渡したと聞かされる。
この事にショックを受けたバランは失意のまま病室を出て行くが、その直後に病室から銃声が鳴り響く。
病室へ戻ると天斎が自分で額を打ち抜いて死亡していたが、これを見た途端バランは事件を殺人に偽装する事を思いつく。
そしてザックに疑いがかかるよう現場に工作し、ザックが譲り受けた興行権を自分のものにしようとした。
なお、事件の夜は本当に天斎を撃つつもりでいたようであり、先に呼び出されていたザックが天斎を撃っていなければ自分が天斎を射殺しザックを犯人に仕立て上げる予定だった。
だが天斎を前にした途端撃つ事が出来なくなってしまい、そのまま立ち去ろうとしたという。
天斎の死を偽装してザックを犯人に仕立て上げる事に成功したものの、ザックが法廷から逃げた事で「ザックはバランをかばうために逃げた」等と噂されるようになる。
世間から冷たい目で見られながらも、自分の手で一座を復活させるために7年もの間地方の小公演を繰り返しその時をずっと待っていた。
事件から7年が経過しザックが法律的に死亡したので、一座復活をかけたマジックショーを開演しようとするが、その直前になって成歩堂が現れ、ザックが“死ぬ”前に興行権をみぬきに譲っていた事を知り愕然とする。
これにより自分のマジシャン生命を賭けたショーの中止を余儀なくされ、ザックの自白書を成歩堂に見せられると「それは嘘だ」と言って7年前の自分の罪と事件の真相を告白。
そして全てを失った後で「もう、消えるのはタクサンですな」と呟き、ザックに会って過去の過ちを詫びる日が来る事を望みつつ、罪を償うため警察へと出頭した。
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- 7年間落ちぶれたのはさすがに自業自得だと自分は思うな。そもそもバランがあんな小細工をしなければ、あの事件は起きなかっただろうし、くだらない欲がくらんで最後はすべてを失ってしまったように思える -- 名無しさん (2019-01-09 20:56:39)
- 善人でないのは確かだが七年間頑張り続けたことや他の一座の人間がエキセントリックな奴ばかりのせいで思いの外可哀想な奴に見える -- 名無しさん (2019-01-09 23:34:19)
- ↑頑張り続けたというけれど、それを台無しにしたのはこいつなんだよなぁ…。ザックの相方でゃっていくという選択肢を受け入れていれば、一座が衰退していくという流れを止められただろうに…。こいつも他の一座の奴らと変わりないように思えるな、俺は -- ベンゴ (2019-01-10 07:26:01)
- でも状況的にそこまで言われる程じゃないと思うんだよな、下手をすれば自分が犯人にされてしまうかもしれないんだから同じ状況だったら俺もしてしまうかもしれない。 -- 名無しさん (2019-01-10 19:27:22)
- ↑そもそも、バランが偽造したのは自分が疑われるのを避けるためじゃなくて、「事件を他殺にして全ての罪をザックに擦り付ければ興行権を自分のものにできる」という欲からした。そもそも逆転裁判の世界ではきちんと調べているかは知らんが普通なら「硝煙反応」で天斎が撃ったのがすぐにわかるよ -- 名無しさん (2019-01-10 20:21:50)
- 自業自得とはいえ7年も苦しんだってのはさすがに同情するはなぁ・・・ -- 名無しさん (2019-01-10 22:14:10)
- ↑自分は、「本当に変なプライドと欲に眩んだ哀れな男」しか思えなかったわ。特にみぬきには焼き土下座するレベル。あんなに純粋に慕っていた男が自分の父親をハメて、この7年自分の前にのうのうと顔を出していたと知ったらみぬきは内心はどう思うんだろう?ザックは最低な男だが、みぬきにとっては一人しかいない実の父親だったのに… -- 名無しさん (2019-01-10 22:51:48)
- 硝煙反応は自分の額を狙っての自殺の場合つかない可能性がある、動機もザックの自白書で傷付けられた上で自白した内容だから本当の事かどうか怪しいし、兄弟子を蹴落として興行権を欲しがるなら自白書で逆に笑うでしょ。テンサイの自殺にしても100%予想外の出来事だから冷静な判断ができるはずがない。一番悪いのは逃げ出したザックと線上痕をちゃんと調べなかったガリュウだよ。 -- 名無しさん (2019-01-10 22:53:45)
- いやまあ一番悪いのは天斎だと思う -- 名無しさん (2019-01-12 03:53:10)
- 此処で一番大切なのはバランはテンサイを撃っていないし、自殺した瞬間を目撃したわけでもないから本当にどうなっているのかわかるはずが無いってこと、彼の立場からしてみればザックが戻ってテンサイを撃ったとしてもおかしくないからね。 -- 名無しさん (2019-01-13 23:55:35)
- そういえば、ラミロアさんと顔を合わせた時に、なんで彼女が優海だと気づかなかったんだろう? -- 名無しさん (2019-01-14 12:33:52)
- 普段から顔隠している上に、七年後の上死んでいる筈の人ですから気がつかれなかったんでしょう、そもそも一座の時も歌姫の時もポスターなどで顔出ししているのに気がつかれていない以上、風貌が変わりまくっていたんじゃないですか? -- 名無しさん (2019-01-14 12:59:32)
- ↑でも3話でラミロアに変装したのだから、瓜二つとまではいかないまでも彼女に似せるためにじっくり顔を見る機会はあったはず。それにそこまで言うほど劇的に容姿が変化しているわけでもないし、声や仕草で気づく可能性もあります -- 名無しさん (2019-01-27 10:27:48)
- ↑それで気づく可能性はあっても、彼女が生きている事は一座の人間ですら知られていないので似ていると感じても「まさか…」と思い直すのではないでしょうか -- 名無しさん (2019-01-28 13:06:28)
- ↑本人じゃなくて「世界には良く似た他人が3人いると言うしな」で落ち着く可能性は普通にあるよね。ラミロアさん当時バラン達の記憶も完全に無いし -- 名無しさん (2020-08-09 12:57:28)
- 天斎を前にして殺人そのものはためらうあたり良心のブレーキはある程度持ち合わせていたんだろうけど、実際自殺されるとそれを利用しようと考えるのはいかにも「魔が刺した」「タガが外れた」って感じで、すごく人間臭く感じるんだよなあ。天斎への殺意も長年の脅迫など思いっきり天斎側に問題があるし。最後もザックの虚偽の自白はばっさり切り捨てて法的に罪を償うため出頭と良心はやはり宿しているんだと感じるし「些細な欲ですべてを失った愚か者」ではあっても「意味不明」でも「どうしようもない悪人」でもないのが好感持たれている気がする -- 名無しさん (2020-08-28 20:42:39)
- 兄(弟子)に勝る弟(弟子)などいない! -- 名無しさん (2020-09-08 19:24:11)
- ↑7メタ的に言うと、バランが気付いた所でストーリーに良い影響はもたらさないから。 -- 名無しさん (2021-02-08 20:01:40)
- 天斎の相続の仕方は変だけど、結局ザックを先に呼んだのは事実だからバランよりザックに自身のマジックを継がせたかったのは間違いない。それに天斎を討つ気でいたし、例え「魔が差した」としても己の欲望の為に無実のザックを殺人犯にでっち上げた。そして気付いてないけど何の落ち度もないみぬきを殺人犯の娘にしようとしたし、母親は事故だけどみぬきの両親を奪った。間違っても「魔が差した」では許されない悪事を働いた。また、天斎殺害疑惑で落ちぶれたけどそれは自業自得、寧ろ偽装工作の実刑判決を受けるよりはマシ。しかもバランは7年後とはいえ、ザックの為に無実の罪を着る嘘の自白書まで書いた。対してバランはザックが生きていてマジックの興業権を継げず、嘘の自白書を見てようやく罪を償おうとした。同情の仕様がない -- 名無しさん (2022-06-26 02:08:36)
- 普通にしょうもない奴なんだけど、他の或真敷2人が(脚本の都合で)あんまりにもあんまりすぎて、バラン(とメンヨー)はまだキャラクターとして筋は通ってる分印象はいくらか良い -- 名無しさん (2022-10-08 15:20:24)
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