小野田坂道

ページ名:小野田坂道

登録日:2023/07/05 (Wed) 02:28:10
更新日:2024/07/09 Tue 13:53:53NEW!
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ジャージを届ける、今僕が!


やるべきことは、それだけだ!!




小野田坂道」とは、男子高校生の自転車競技(ロードレース)を題材にした少年漫画弱虫ペダル』の主人公。



【概要】

従来のスポーツ漫画の主人公像とは程遠い、気弱でオタクという異色の人物。


所属:総北高校自転車競技部
脚質:高回転ハイケイデンスクライマー
愛車:ママチャリ、クロモリフレームのロード→BMC
誕生日:3月7日
身長体重:165cm/54kg
趣味:漫画、アニメ、秋葉原探索



CV:山下大輝
演(舞台):村井良大、小越勇輝、醍醐虎汰朗、糠信泰州、曽田陵介、島村龍乃介
演(ドラマ):小越勇輝
演(実写映画):永瀬廉



【人物】

秋葉原に通うのが趣味の高校生。
容姿は長身が多い中、比較的小柄で眼鏡の短髪少年。
総北高校の裏門坂をママチャリで軽々進み、自転車競技で名を馳せた今泉を驚愕させ、天性のクライマーとしての才能を見出された。
1年目のIHでは巻島に次ぐクライマー、新世代総北ではエースクライマーを任される。


総北のピンチを驚異的な走りで幾度となく打ち破り、周囲を明るくするチームのムードメーカー。
小さくも頼もしい姿は競技としての自転車よりも楽しさを全身で体現し、ライバルの真波山岳と共に登りを笑顔で進む数少ない人物として描かれている。
その高回転ハイケイデンスクライムと意志の強さは味方チームのみならず、真波、東堂、福富、荒北、泉田、御堂筋など、数多くの実力者から認められた。


漫画、アニメ、ガシャポン、フィギュアなどが大好きなオタク。
特に作中作であるラブ☆ヒメの大ファン。
主題歌「恋のヒメヒメぺったんこ」はIHで田所救出の重要な役割を担い、その後もチーム総北を幾度となく救う。
通学中や危機的状況でも口癖のように歌詞を呟いている。
当初の目的はアニメ研究部の再開だったが、今泉たちとの出会いで自転車競技部に入ったため、趣味を共有する友達は未だ作れていない。
そのため御堂筋がアニメ好きと知るや笑顔を輝かせた。
アニメでは坂道の布教活動により今泉がラブ☆ヒメにハマっているため若干達成している。
IH優勝後にはレギュラー陣をアキバに連れて行き、友達と一緒に楽しむという夢を叶えた。




【性格】

気弱で腰が低く、謙虚な性格。
目的のためには弱音を吐かず、堅実にペダルを回す真面目さと根性がある。
自転車競技を始めるまで本音で話し合える友達はいなかったが、ストイックな今泉、元気な鳴子や不思議ちゃんの真波など、数多くの人間関係を築いた。
一方、顔が恐く荒っぽい人が苦手で、箱学の荒北や同級生の橘綾にビビっている。
御堂筋の作戦や嘲笑は特に気にしていないが、集団を利用した挙句切り捨てた広島呉南の待宮栄吉には不快感を露わにした。


また、”勝ち”への貪欲さ己のプライドなどは殆どなく、彼の動力源は「仲の良い友達と一緒に走りたい」、「先輩からの命令オーダー」と少々変わったもの。決してレースを軽んじているわけではないが、今泉や真波、御堂筋らのように自分個人が勝利することへの拘りは全くない。
そのため、自分がバカにされても決して怒ったりはせず、寧ろ「それが当然」と考えるほど自己肯定感が低い。しかし、先輩や友人のことは敵味方問わず尊敬しており、彼らを侮辱されると普段の温厚な顔が一変し、険しい顔つきになる。


漫画やアニメの話になると別人のようにハイテンションとなり、押しが強くなるオタク気質。
趣味に関しては相当図太く、先輩の田所にアニソンの「恋のヒメヒメぺったんこ」を歌うよう要求し、アニメCパートのオマケや劇場版で総北レギュラー陣に刷り込み、風呂場や熊本レースで合唱している。
挙動不審で如何にもオタクな姿から綾に引かれていたが、1年目のIH優勝を知って見直され(アニメではレース途中から応援に駆けつけている)、2年目はサポーターとして裏方を担当するほど好印象を持たれ、優勝時にはダッシュで抱擁された。


IH優勝後も謙虚な性格や態度が全く変わらないため、偵察が来ても優勝者と気づかれないことも多いが、その走りを目の当たりにすると考えを改めるだけの実力を有している。




【能力】

登りを得意とし、回転数により緩急を自在に操り速度を上げる高回転ハイケイデンスクライマー
母親から禁止されても毎週ママチャリで千葉から往復90kmの秋葉原に通い、止む終えず速度が出ないように改造されたが、それでも通い続けたことで自然と回す力が身についたという天性のクライマー。
一方、初心者なためコース取りや駆け引きの様なテクニック面は未熟で、先輩の指導やレースで技術を吸収し発展途上にいる。


強者の気配や場の状況を肌で感じ取る直感タイプ。
本人は勝負事を苦手とするが、オーダーを成し遂げる時や思いを託されると他校のエースをも驚愕させる凄まじいプレッシャーを露わにする。
追いかける時に最大の力を発揮し、最終ゴールの直前には真波の生存本能に匹敵する闘争心を見せている。
そのため、彼と一緒に走る選手は全員彼の実力に驚く。というか彼を甘く見た選手は大抵負ける。
IHのような極限状態では底知れない体力お化けで、初年度から最下位スタートでチームまで追いつき、体調不良で集団の後ろまで下がった田所を鼓舞して救出し、集団に巻き込まれて箱学の2人と脱出、道中何度も引いて体力を使ったにもかかわらず、味方チームが託して離脱していく中、最後まで残り続けゴールを争った。


モチベーションやメンタル面が直に影響し、笑顔の時は別人のような走りを見せる。
「恋のヒメヒメぺったんこ」を歌うと凄まじいやる気に溢れ、自身を鼓舞してどんな絶望的な状況をもひっくり返す。
鼻歌混じりで総北高校の激坂を楽しそうに登り、読者には水木しげる作品に登場しそうな丸眼鏡から「妖怪ペダル回し」のあだ名を付けられ、IH優勝後にはヒルクライムレースでも同様の姿が目撃され界隈で語り草になっている。
2年目のIHまでにヒルクライムレースの場数を踏み、本人も知らない間に「山王」の異名が付けられた。


自転車競技を始めて4ヶ月でインターハイ総合個人優勝、2年目には2連覇を成し遂げた




【関係人物】

総北の同級生。
IHでは実現するのが並大抵ではない3人同時ゴールの約束を交わしている。


  • 巻島裕介

坂道にとってクライマーの師匠にあたる先輩。
峰ヶ山レースで感化され思わず応援してしまい、その後坂道と組んで走り多くは語らないものの先輩後輩関係を構築。
クライマーとして入ったおかげで負担も減り、IHで東堂との勝負を達成するきっかけにもなった。
坂道は懐いていた分イギリス留学を知って激しく動揺し、一時期スランプに陥った。


  • 真波山岳

坂道のライバル。
坂道が山で行き倒れていたところを救い、自分と同じく楽しそうに登れる走りに注目する。
1年目、2年目共にIHの最終ゴールを争った宿命の相手。


  • 坂道の母

坂道のお母さん。
普段は目に点が一つのギャグ顔だが、真剣な場面になると坂道と同じ大きめの瞳が描かれる。
鳴子に「台風オカン」と称されるほど早とちりで、人の話を聞かないせっかちな性格。
1年目のIHでは偶然旅行先で迷ってゴール付近に訪れ、息子の勇姿を目の当たりにして一喝し気合いを入れた。
毎年何故か真波の幼馴染・宮原すずこと3日目のゴール付近で遭遇している。
坂道が2年生になっても総北自転車競技部をアニメ部と勘違いしていた。




【作中の活躍】

総北高校でアニメ研究部を再開させようと部員を集めていたが、同級生の今泉、鳴子、寒咲と出会いクライマーの才能を見出され、紆余曲折を経て千葉県でも強豪の総北自転車競技部に入部。
新入生歓迎の峰ヶ山レースで今泉や鳴子と競い合い、合宿中にハンデを背負って4日間1000kmを走破し、総北レギュラーを勝ち取った。


1年目インターハイのゼッケン番号は「176」
1日目から集団落車事故に巻き込まれ、最下位からスタートする。
早々にリタイアすると思われたが、お気に入りのアニソン「恋のヒメヒメぺったんこ」を歌いながら100人を抜き、自力でチームに合流。


2日目は体調を崩した田所を救出に行き、一緒に恋のヒメヒメぺったんこを歌いながら危機を脱し、またもやチームに合流。


3日目は広島呉南が組織した集団に呑まれるも、箱学の荒北や真波と協調してチームに舞い戻る。
田所、金城、巻島、鳴子といった仲間たちが後続に繋いで自ら散っていく姿を目の当たりにし、エースとして出た今泉も御堂筋との激闘でフレームが耐えきれず戦線離脱する中、最後のゴールを託される。
真波と一騎打ちを繰り広げ、両者全ての力を振り絞った末に最終ゴールを手にし、IH総合優勝を果たした。


尊敬する巻島の海外留学により一時期スランプに陥るも、劇場版の熊本レースや、金城と巻島の激励を受けて再起*1


2年目インターハイのゼッケン番号は前年優勝者の証である「1」
総北のエースクライマーとして出場するも、前年覇者という立場から他校にマークされ、追う者から追われる者の苦悩を背負う。
戦力に組み込まれ自由に動けず、真波との勝負も先延ばしになり、前年とは違う状況に苦戦。しかし、持ち前の根性で先頭に追い付き、真波との山岳争いに敗れた手嶋の危機を救った。
2日目では最終ゴールを競い合った真波のみならず、新開隼人の弟・悠人から強烈にライバル視され、彼と死闘を繰り広げる。
3日目は終盤で再び真波と相対し、激しいゴール争いの末、見事勝利。高校1年から自転車競技を始めIH2連覇という偉業を成し遂げた。


2年目IH後のMTB編では、MTB全国2連覇の雉弓射に導かれ、新たな環境に身を置き強敵・壱藤丹貴と競い合った。




【余談】

キャラ造形には作者の渡辺航が過去に手掛けた漫画『電車男 でも、俺旅立つよ。』の電車男が影響していることが語られ、容姿やアキバ好きなど数多くの共通点が引き継がれている。




今日のオーダーを発表する、追記、修正だ!


はい!!


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  • 真波と御堂筋が死闘を繰り広げていようが、坂なら本気出せば簡単に追いついてしまうスタミナ無限の化物 -- 名無しさん (2023-07-05 05:42:44)
  • 嫌味なくて可愛いという印象。登場キャラの中ではまともな性格(オタク部分も多少強引ではあるが知らない人を笑ったりはしない)だし。 -- 名無しさん (2023-07-05 11:07:21)
  • 毎週ママチャリで往復90kmやれるのは常人じゃねぇだろというツッコミは定番 -- 名無しさん (2023-07-05 11:11:30)
  • 佐倉高校がモデルって言われてるけど、あそこから秋葉まで毎週自転車で往復は頭おかしいとしか思えない -- 名無しさん (2023-07-05 15:19:15)
  • 「記録より記憶に残る男」は坂道じゃなくて御堂筋くんの方だろ。坂道は2年連続インハイ総合優勝してその他の大会でも実績出してる名実ともに日本最強選手だし -- 名無しさん (2023-07-05 23:52:08)
  • 逆に坂道やひまわり今までずっと無かったんか! -- 名無しさん (2023-07-06 02:06:36)
  • インターハイ2連覇したのに同級生から「初心者の小野田が優勝出来る程度のインターハイなら俺もスターになれる」と思われる男 謙虚過ぎて切ない… -- 名無しさん (2023-07-06 11:18:17)
  • 原作内でもそこそこ女の子のファンがついてる。本人応援だけで顔真っ赤になって照れてるがそれもかわいい。 -- 名無しさん (2023-07-06 13:50:59)
  • 全然弱虫じゃないので、強虫ペダル、と揶揄される事も多い -- 名無しさん (2023-07-07 10:50:58)
  • ↑ 弱虫ペダルは軽いギアで回転数を上げて走ることを指す作者の造語だから実は最初から坂道のことは指してなかったりする -- 名無しさん (2023-07-07 11:17:43)

#comment(striction)

*1 本編と劇場版は話が繋がらないためパラレル扱いされている

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