登録日:2011/02/26 Sat 22:53:37
更新日:2023/08/07 Mon 15:04:33NEW!
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[[聖肛少女 真剣狩る★めいでん>冥殿]]
[[20014年4月1日より放送開始!>冥殿]]
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【名乗り口上とは】
主に勧善懲悪もので正義の味方が悪役と相対したとき、決め台詞で名乗りを上げるものを言う。
先述のように変身ヒーローや変身ヒロイン、はたまたロボットアニメや漫画で合体ロボットが合体した時などに披露されるものが多い。
▽目次
【分類】
あえて分類するなら、
- カッコよさ、力強さをイメージさせる少年向け作品系
- 可愛らしさ、可憐さをイメージさせる少女向け作品系
- 己の名を世に知らしめる歴史系
- とにかくフリーダムエロゲ系
と、多種多様に分類できる。
ここではちょっと掘り下げて説明していこう。
●少年向け作品系
特撮などの少年向け作品では正義や勇気、そして悪を討ち倒すなどのカッコよさをイメージさせる単語が多く使われるのが特徴。
特に有名なものを挙げればこの人の『天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ 悪を倒せと俺を呼ぶ』などだろうか。
上記のものは語呂もテンポも良いため、一種の完成形として参考にされたりオマージュされたりしているらしい。
また、ロボット系の作品では俗に「スーパーロボット系」とジャンル付けされる作品で時々使われている(分かりやすい例が勇者特急マイトガイン)。(リアルロボット系統でもするときはあるが、お約束なんてないので高確率で妨害する、もしくはされる。)
東映版スパイダーマンのように、名乗るセリフが毎回違うものも存在する。
●少女向け作品系
変身ヒロインみたいな少女向け作品では主に愛や神秘、そして悪をやっつける。
もしくは悪にお仕置きするなどの勇敢ながらもどこか可愛らしさをイメージさせる単語が多く使われる。
特に有名なものを挙げれば、『愛と正義のセーラー服美少女戦士、セーラームーン! 月に代わって、お仕置きよ!』などであろうか。
●歴史系
戦国武将などが自軍と自らの名を相手に知らしめるために用いた口上のこと。
『遠からん者は音に聞け、近くば寄って目にも見よ』という口上はサブカルチャーでも良く使われているため聞いたことがあるだろう。
…と言うのは後記するように後世の誤解がかなり混じっていると言われている。
変化球で現代日本人の挨拶と戦国の名乗りを混同している海外作品の例も。
●エロゲ系
変身ヒロインものという一つのジャンルが確立されている昨今のエロゲ。
当然ながら口上も数多く存在し、メディアがメディアなだけにとにかくフリーダム。
カッコいい系もあれば可愛い系、既存の作品のパロディと幅広く展開している。
有名なものと言えば、『青い地球を守るため、胸の鼓動が天を衝く!』辺りだろうか。
余談だがこのジャンルのせい(おかげ?)で変な性癖が付くことが多い。
【口上の必要性】
『なぜ彼ら(彼女ら)はあんな台詞叫んでいるのだろう……』
永遠の疑問である。
メタな発言をすれば、決め台詞での宣伝効果、また決め台詞が有るのと無いのとでは作品の引き締まり方が断然違うからなどの理由が挙げられる。
現実的・歴史的背景を真面目に考察すると
- 味方からの誤射を喰らわない為の敵味方識別
- 味方への援護・戦果確認の要請
と言う意味合いが最も強かったと言われている。
特に封建制の傾向の有る地域の軍隊や敵味方が似たような格好をしている内戦の場合は、制服や軍旗を用意したとしても自分の領邦でしか通用せず、他の領邦の軍隊の事情に通じているのは一部の貴族階級やその側近のみと言う事が多かったので国王や征夷大将軍などの盟主の命令で連合軍を組んだ際に、余所の友軍領邦の兵士に「自分達は味方だ」と周知させないと安心して突撃など出来なかったというガチの事情が有る。
敵側に自分の武名を知らしめて威圧する意味合いが全く無かったとは言わないが、「敵の敵は味方とは限らない」と勘違いした友軍からの誤認攻撃を避ける方が自分達の命を守る為の優先度が高いと言わざるを得ない。
また、運良く誤射を喰らわなかったとしても、援護射撃が有るのと無いのでは突撃の成功率は大違いだし、戦果確認の証人が居なければ、危険な突撃を敢行しても恩賞や死傷者への補償が得られないと言う事も起こり得る。
他の現実的な理由としては、名乗りを上げる人間が友軍の中で重防御ならば「重防御の自分に敵の注意を引き付けて味方の攻撃や離脱のチャンスを作る」と言うパターンも有り得る。
日本史で軍功の一つとして挙げられる「一番駆け」は「態と目立つように先頭に立って突撃する事で敵の攻撃を吸引して後続の味方の突撃を成功させる」為の囮であるし*1、近代でも1905年の日本海海戦でロシア軍は「一番防御力が高い上に目立つ旗艦と司令長官を先頭に立てて囮する」と言う作戦を実行している*2。
では作中ではどうだろうか?
宇宙刑事等の警察系ヒーローは、身分を明かしてから行動する必要があるためまだわかる*3。
だが、それ以外はわざわざ敵に自己紹介している意味はあるのか?
これについての理由は、
『悪党に自らの名を名乗り、そして勝利することで民衆の不安を抑え、自分達には彼ら(彼女ら)がついているんだと希望を与える』ことが目的らしい。
※ソースは超昂閃忍ハルカ
確かにもっともらしい理由である。
それでは昔の特撮でやってた誰もいない採石場みたいな所で戦ってる時はする意味ないんじゃないかとか一切思わない素晴らしい理由である。
まぁ、たまに誰だと言われても名乗らない人もいるけど。
ちなみにプリキュアシリーズのプリキュアのように変身プロセスの一部に組み込まれており、体が勝手に動いて口上を叫ぶものもあるようだ。
主人公側がやる印象が強いがごくたまに敵役が行う場合も見られる。
有名どころはアニメ版ポケットモンスターのロケット団か。
まあ後、こういう名乗りは意外と威嚇効果があったりするもんである。
あと名乗ることで自分に自信を持たせる効果もある作品も。
また、バンクシーンとして使われることも多い。
一方ウルトラシリーズだが、こちらは初代以来一貫して「一般的には正体不明」という不文律があり、名乗り口上はほぼない。
変身時の台詞は平成に入ってから増え続けているが、明確に変身後の名乗り口上のようなものがあるのはウルトラマンオーブくらいであり、内容も「銀河の光が我を呼ぶ」のような非常に簡単なものである(ゼロの場合は単なる名乗りなので、「口上」と言えるのはオーブ程度)。
ちなみにそのオーブだが、登場2話目にして口上の真っ最中に攻撃される憂き目を見ている(相手が怪獣なので仕方ないと言えば仕方ないが)。
またGhost of Tsushimaは鎌倉時代がモチーフの為、武士同士の決闘の前には名乗り口上を述べる文化があった。
…だがそれは日本だけの話であり、敵の蒙古軍にはそんな文化はない。
それを裏付けるかのように、ゲームの最初にとある武将が名乗り出るが、彼はその直後敵が飲んでいた酒を鎧にぶっ掛けられ、そのまま火をつけられて殺された。
相手は一応名乗り口上中は攻撃しなかったものの、それでも失礼な態度を取る相手に対馬武士達は激高し突撃する。…それが罠とも知らずに……。
【お約束】
- 一つ、敵側は口上中に攻撃してはいけない。
悪党であろうと美学を持ち、紳士であれ。
早い話、空気読め。
アバレキラー「そういうのがダセぇってんだよ。」
な、なんたる卑劣非道か!もはや言葉も出ぬほどのスゴイ・シツレイだ!
- 二つ、戦隊モノは前の人の台詞が言い終わるのを待つべし。
被ったらカッコ悪いぞ!
正義の味方たる者、心に常に余裕を持って行動しよう!
- 三つ、恥ずかしがらずに大声で。
ぼそぼそ言ってたら余計恥ずかしいぞ!
守るべき市民の皆様に逆に心配されることになってしまうので、ここは大きな声ではっきりと!
【君だけの口上を作ってみよう!】
ポイントは何と言っても語呂の良さ。
語呂の良い口上は長くとも
逆に語呂が悪い口上は言ってる方も聞いてる方も違和感を覚えるはずだ!
既存の口上を参考にするも良し、自分で一から考えるも良し。
自分だけの口上でクラスや職場のライバルに差をつけよう!
【使ってみよう】
☆クラス替えの時の自己紹介や異動先の歓迎会、または合コンの席などで
手っ取り早く存在感をアピール出来るぞ!
☆目の前で悪行を働いている人がいる時に
カッコいい口上と共に颯爽と登場して本当のヒーローになっちゃおう!
☆自分に喝を入れたい時に
緊張した時やビビってしまった時は口上を叫び自分に喝を入れよう!
きっと勇気が湧いてくるぞ!
※上記のことを実際に行って、社会的に不味いことになっても一切責任は負いません。あらかじめご了承下さい。
【余談】
※ちなみに、平安時代の武家は一騎打ちの成績によって報酬がきまるので闘いの前に必ず名乗りを上げていたり(此れも先述のように主に味方に聞かせて戦果を確認して貰う為)。
そのため「こいつは手柄にはならない格下だな」と判断した相手には名乗らないし名乗られても返答を返さないこともままあった。*4
石ノ森章太郎が秘密戦隊ゴレンジャーの構想を練るにあたって参考とした『白浪五人男』に代表されるように歌舞伎でも名乗るシーンが多かったりと、元々日本人は名乗り好きなようだ(ハッタリがきいたものが好きだからね)。
※歌舞伎では決め台詞を述べるときに番傘を持ったり、袖をまくったり、「にらみ」を利かせたり、大振りなポーズを取っている。
大衆文化でありヒーローの原点であるというのもうなずけるものが多い。
※戦隊物の輸入版としてアメリカでリメイク放送されているパワーレンジャーシリーズだが、現地スタッフには当初、変身時の名乗り口上が全く理解出来なかったそうだ。(そのテの文化が無かった為。)
それでも『面白い』という理由で途中からしっかりと採用された。
最初は名乗りのシーンがカットされたり、映像に合わせて適当な決め台詞を言うだけだったものの、現在では大半の作品でしっかりとした口上が設定されている。
特に『獣拳戦隊ゲキレンジャー』がベースの『パワーレンジャー ・ジャングルフューリー』では口上だけでなく名乗りポーズも独自のものが用意され、気合の入った名乗りが積極的に用いられた。
ちなみに尺の関係で日本と比べて非常にスピーディ。そして法律の関係でレンジャーが名乗った後に爆発する後ろの爆薬の量も多い。
追記・修正は好きな名乗り口上を叫びながらお願いします。
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*2 この時点では世界で最も無線通信機の量産と通信士の大量教育を進めていた日本軍には通用せず、日本軍が強力な榴弾を用意していた事も有って、旗艦が瞬時に無力化→強そうな艦から順に集中攻撃を受けて各個撃破されたのは周知のとおり。逆に言えば無線機の量産と通信士の大量教育が為されていない相手には十分に通用したと言う事でもある。
*3 実際、『宇宙刑事ギャバン』の序盤で敵組織・マクーは「ギャバンを誘拐事件の犯人に仕立て上げる」事でギャバンを人間に敵視させる作戦を実行しており、ギャバンの上司も事態を深刻に受け止めて「早くマクーに誘拐された人間を奪還して証言台に立たせる」様に厳命している為、「戦闘前に敵味方を周知させないと味方から敵と誤認されかねない」と言う問題点を描写している
*4 名乗ったのに返されなかったという「ナメられた」という表現として記録されている武将としては『平家物語』の熊谷直実がいる。
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