登録日:2022/02/06 Sun 19:04:33
更新日:2024/06/17 Mon 13:47:05NEW!
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魔法少女おりこ☆マギカ 新約 sadness prayer 悪役 洗脳 道化師 小者 顔芸 別編 ドクズ 「さ」は2つ
ではではっ
このわたし 優木沙々がもらっちゃいますっ!
優木沙々(ゆうき ささ)とは、「魔法少女おりこ☆マギカ」の登場人物。
■概要
「おりこ☆マギカ」本編とは別の時間軸を描いた「おりこ☆マギカ[別編]」とおりこ本編のストーリーをより細かく描写した「[新約]おりこ☆マギカ sadness prayer」に登場する、ショートボブの髪型が特徴の魔法少女。魔法少女としての容姿は頭にトランプのジョーカーのような帽子を被り、全体的にオレンジ色の服装で道化師やジョーカーのイメージを受ける。
また「くふふっ」という特徴的な笑い方をする。
「紗々」ではなく「沙々」なので間違えないように注意。
■性格
「わたしより 頭のいい奴 容姿のいい奴 人望のある奴 金のある奴 優れたやつが嫌いですねェ とてもイヤです」
自らのためなら他人が被害を受けても構わない自己中心的な人物。
また上記の台詞のように自分より優秀な者を嫌っている。
策を練り、猫を被って近づき他人を利用し、裏切ろうとするなど狡猾。
しかし追い詰められると命乞いしたり本当にヤバイやつにビビったりと小物っぽい面も。まどマギシリーズにはあまりいない性格のキャラである。(なお作中顔芸を晒すシーンがよくある。)
■能力
「わたしの願いは 自分より優れた者を従わせたいです」
彼女がキュゥべえとの契約で得た魔法は洗脳。
杖を使うことで魔法少女や魔女を支配下に置くことができる。魔女を操ることができるのは非常に強力であり、作中では洗脳した魔女を敵にぶつけていた。
洗脳できる数に限りがあるのか不明だが、戦闘中の描写や新約での「風見野に手持ちの魔女をおいてきた」という台詞からたくさんの魔女を洗脳できるようだ。
魔法少女に対しても使用できる。沙々は別編で織莉子、新約ではキリカを洗脳しようとしたが織莉子の場合はキリカの妨害により解かれてしまい、キリカの場合は織莉子の登場で使用を中止した。
このように優秀な魔法を持つが、弱点は本人の攻撃手段が装備の杖くらいしかないこと。実際、別編にてキリカから「優木自体は大したことない」「私一人でも軽くひねれる」と言われていたり、新約だとリナに魔女を倒され直接対決した際、すぐに圧倒されてしまった。
また新約では洗脳したのか杖の他に三本の角が生えた小さな使い魔(のような生物)を連れており、沙々の頭の上に乗っていたり、戦闘時には巨大化して攻撃するなど彼女に忠実に動いている。
「やっちまえッ!」
■活躍
◆別編
「~symmetry diamond~」に登場。
美国織莉子と同じ学校に通っていて織莉子とは本人が「わたし織莉子さんのことお姉ちゃんみたいに思ってるし」と発言するなど仲良く接しているが、これは表面上の態度。彼女は見滝原を自らの縄張りとするために織莉子達を排除しようとしていた。
話の冒頭にてキュゥべえと会話した後、中編で対峙した呉キリカを洗脳した魔女をけしかけることで戦闘不能にする。
その後予知魔法により千歳ゆまが(母親の虐待で)大怪我を負っていたことを知った織莉子に呼ばれ、公園で倒れていたゆまの事を任せられた。
しかしその後本性を表し、織莉子が連絡がつかなくなっていたキリカを探そうと沙々に背中を向けた隙を狙い、洗脳しようとするが駆けつけたキリカの妨害に合い失敗。
「たった二人で? 無理無理!無理ですってェ!」
本性がバレた沙々は織莉子とキリカ2人と魔女の結界内で戦闘になる。魔女をけしかける沙々に対しキリカは沙々の能力について、洗脳した魔女は人間に危害を加えないのか聞くが・・・
沙々は「魔女を倒すのが魔法少女の指命」「魔女を倒せれば他はどうでもいい」と自分さえよければ一般人の犠牲も関係ない自己中心的な台詞を吐き、キリカに「ドクズ」と罵られていた。
突撃してきたキリカと共に結界の別の場所に飛ばされ、彼女と1対1になるが簡単に追い詰められてしまう。するといきなり降参し、命乞いをするがもちろん真っ赤な嘘でありキリカが手を止めた隙をついて拘束することに成功。
「調べはついてるんですよ 美国織莉子が戦闘能力のないゴミだって」
戦闘能力を発揮できず、しかもキリカと離れてしまい苦戦する織莉子を人質に取り、逆にキリカを従わせようとするが
「誰 が ゴ ミ だ っ て ?」
「お前 もう許されないよ」
もの凄い顔g...形相でキリカがブチ切れた直後、助けに来た織莉子の攻撃を受けキリカの拘束が解けてしまう。残りの魔女をぶつけるが織莉子の技「オラクルレイ」によりそれも倒された。「織莉子は負担の大きい予知魔法のために、戦いに魔力が割けなかっただけだった」と言うキリカに対し「戦闘できるほどの魔力を調達できるはずがない」と反論。
織莉子が見せたのは沙々の魔女が倒された際に落としたグリーフシード。織莉子の魔力はすでに回復してしまっていた。それで織莉子の反撃を許してしまったのだ。
ついに2人に追い詰められた沙々。まだ諦めず結界に入りこんでいたゆまを盾に逃げようとするが...
「尤も 貴女には何も期待していないの」
「魔法少女の成れの果てをおもちゃにする貴女にはね」
「・・・え?」
「同胞? 誰が? 何と?」
(織莉子が使ったグリーフシードを見せる)
「・・・・・・冗談ですよね?」
(黙り込む織莉子)
「!!!!!」
結界が解け、戦いが終わった織莉子とキリカの前にキュゥべえが現れる。横たわる沙々の遺体を見て同じ魔法少女を殺すことはないだろうと言うキュゥべえ。しかし織莉子は「殺してないわ」 と答える。
「やだっ イヤだっ あんなモノに...!」
「魔女になるなんて イヤだァア~ッ!」
バキャッ
魔法少女の真実を受け入れられず取り乱した彼女は、自らのソウルジェムを握り潰し、そのまま死んでしまった。
自害する気だったのか、ソウルジェムを壊したら死ぬことを知らずただ魔法少女でありたくなかっただけなのかは、不明である。
◆新約
7話「罪の重さに潰れてしまわないように」
のラストシーンから登場。
こちらでは元は風見野市で活動していたが、能力で従えていた魔女により人々が被害を受けており(リナの回想では「魔女に餌を与えていた」つまり魔女に一般人を襲わせていたと思われる)、風見野の魔法少女でありそれを許さない人見リナ達と対立。逃走して見滝原にやってきた。
8話冒頭でリナ達と戦闘しており、追い詰められるも変身解除して一般人に助けを求め(自分が襲われていると思わせて)逃走。
その後1人で沙々を倒そうと追ってきたリナのチームの魔法少女美緒と戦闘になる。
風見野での戦いで沙々に殺された魔法少女双葉の仇を取ろうとする美緒に対し、双葉を「キョドった地味子」「友達なんていたんだぁ」と侮辱。当然美緒はブチ切れ沙々を殺そうとするが突然現れたキリカに切り刻まれ死んでしまった。戸惑うものの、「魔法少女殺し」であるキリカを従わせようと洗脳魔法をかけようとするがそこに織莉子が現れる。
織莉子たちに自らの事情を説明し、残ったリナ達魔法少女の排除に協力してもらうことになった。
その後、織莉子の協力を受け見滝原のリナ達を襲撃し、11話にて魔女の結界内で対決。
魔法少女殺しと手を組むとは堕ちたと沙々に話すリナを挑発するが「元々クズだった」と返されブチ切れ。その後魔女をぶつけたと思われる(場面が変わった時には倒されていた)が撃破されリナに追い詰められる。
「魔法少女は力ある者だから正しくあるべき、間違っている紗々は排除されるべき」
と説くリナ。
それに対し沙々は「心からそう思ってるのか」と返し、リナは一瞬沈黙してしまう。
そこにキリカを倒したリナの仲間の1人、朱音麻衣が現れ絶体絶命の状況に。
しかしさらに織莉子とリナの残り1人の仲間、佐木京が現れる。沙々は織利子に襲撃諸々の罪を擦り付け逃走を図るが、織利子に丸めこまれた京がリナに反抗。
京はリナに「殺し合いはもういや」「私はリナちゃんの道具じゃない」と溜め込んでいた自らの思いを吐き出し、終いには「双葉ちゃんも美緒ちゃんもお前のせいで死んだんだッ!!」とまで言ってしまう。
「私はこんなにいい子にしてるのに なんでみんな責めるの・・・?」
自らを否定され絶望したリナのソウルジェムは穢れ切り、魔女を産み出してしまった。
「魔法少女が魔女になる」という想定外、かつ最悪の事態と化し魔法少女たちは騒然とする。さらに魔女と化したリナの攻撃により京が死んでしまう。魔女化のことは沙々も知らなかったらしく麻衣と争いかけるが織莉子に制止され三人で魔女と戦い、無事に撃破。
織莉子とQBを叩きのめすために麻衣と別れ
(その後麻衣は生きていたキリカに止めを刺され、リナのチームは全滅した)、外に出るために結界を解こうとするが...
「私が気が付かなかったと思ったかよ」
「テメーあの時笑ってたよなぁ?」
紗々は結界を解こうとするフリをして織莉子を裏切り使い魔で攻撃を仕掛けた。織莉子以外に沙々も魔女化のことを知っていたのだ。
織莉子を始末した沙々の前に、織莉子に頼まれ、自身が連れていっていた鹿目まどかが現れる。倒れた織莉子を「助けなきゃだめだよ」と心配するまどか。沙々はまどかも始末しようと攻撃するがその瞬間、ふと足下に目を向けると
そこには爆弾が置かれていた。
そのまま逃げる間も無くあっさりと爆死してしまう。
爆弾を仕掛けた人物...キリカとは違う[[黒い魔法少女>暁美ほむら]]は気を失ったまどかを抱きかかえていた。
「結局全員死んじゃった」
「ま 予想の内だね」
■語録
◆別編
「あなたが新人さんですか」
「なにかあったんですか!?心配事なら聞きますよっ!」
「さよならァ 織莉子さん」
「しぶっといですね 真っ黒なゴキブリさん」
「この縄張りはいただきですよ」
「魔女を倒すことでしょぉ!? 他はどうでもいいんですよぉ!」←「このドクズがッ!!」
「頼みごとはすごく丁寧にみっともなく言わなきゃだめですよぉ?」
「(マジで?こんなに強いなんて聞いてねェよ!)」
「(イケるッ!あのガキ盾にして逃げ切って...)」
◆新約
「リナさん 命だけは助けてくれません?」
「あのキョドった地味子友達なんていたんだぁ 美緒さんナイスジョーク なんて思いまして」
「死ぬのはテメーですよバーッカ!」
「危ないところでしたー助けていただいてありがとうございます」
「てかキリカさんって自分の成果反芻しちゃう感じですかぁ? 『何人殺し』とか名乗っちゃったりして~?」
「(こいつ・・・ブッ壊れてやがる・・・!)」
「(こんなイカれたヤツ飼ってるなんてあの織莉子って女もロクなヤツじゃねぇ!)」
「・・・・・・ッ! ゲロ吐いて死ねクソ女!」
「許してください心入れ替えます! パシリでも何でもしますから!リナさん・・・いやリナ様!!」
「あのゲス毛玉 くふっくふふふっ ソウルジェムねじ込んで毛毟った挙句に犬の餌にしてくれますよぉ~~~」
「やっぱりロクな女じゃねぇ!どいつもこいつも!私をイライラさせやがって カスでゴミでど~しよ~もね~ですよ!」
「はい サヨナラ」←直後爆殺される
■余談
スマホアプリ「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」には2022年現在彼女は実装されていない。(別編単行本の表紙の絵を流用したメモリアに写っているのみ)
おりこ☆マギカの魔法少女は他のスピンオフ作品に比べて参戦している魔法少女の数が少なく(織莉子、キリカ、ゆまの三名)、コラボイベントも開催されていなかった。
しかし、マギレコのサービス開始から5年近く経った2022年5月におりこ☆マギカとのコラボイベント「In My Salvation」が開催された。
沙々がマギレコに登場する日もそう遠くないかも・・・?
また、アプリ内イベント「散花愁章」では沙々を描いたムラ黒江氏がキャラクター原案を担当した魔法少女「更紗帆奈(さらさはんな)」が登場、実装された。
彼女は沙々のように魔女を操ることができる(正確には本人の能力ではない)似ている部分があるが、沙々のような小物ではなく、作中では沙々と同等もしくはそれ以上のヤベー事をやっているヤツである。
「wiki籠りさ~ん わたしの項目に追記・修正することありますよねェ?あっ 追記・修正はすごく丁寧にみっともなくやらなきゃだめですよぉ?」
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