登録日:2022/04/22 Fri 23:26:37
更新日:2024/06/18 Tue 13:35:30NEW!
所要時間:約 10 分で読めます
▽タグ一覧
マリオカート マリオカートシリーズ ゲームボーイアドバンス gba モバイルアダプタgb ムワアアアアアア! インテリジェントシステムズ ゲーム 任天堂 2001年 マルチカートリッジプレイ マリオカートアドバンス 鬼畜難易度な評価制システム vsモード&レトロカップの先駆け
『マリオカートアドバンス』は2001年7月21日に任天堂から発売されたゲームボーイアドバンス用ゲームである。
『マリオカートシリーズ』の第3作にあたる。
ちなみに発売元は任天堂だが、開発したのはインテリジェントシステムズ。*1
CM
アカこうらに追われるマリオ。激突し吹っ飛ばされ、更に無敵状態のクッパにはねられた…ところで形勢逆転。
バナナの皮をよけヨッシー、ピーチ、クッパに雷を落とす。
ゲームボーイアドバンスならではの、4人対戦!
スリリングなデッドヒート!
新しいコースが次々登場!
ゲームボーイ アドバンス
マリオカート
MARIOKARTADVANCEアドバンス
特徴
マリオカートシリーズでは初となる携帯機作品。マシンパワーの都合上システムはSFC準拠となっているが、本作から新たに追加され、以降の作品に受け継がれた要素もあるためそれらを下記に記述する。
- ランク評価
マリオGPでは☆☆☆からEまでの評価が本作から実装されることとなった。
ただし、初めての試みということもあってか一部アイテムの使用*2やブレーキ・エンジンブレーキまでも減点対象になるというかなり厳しい設定となっている。
- おまけコース
マリオGPで、一度全てのカップを優勝した排気量でもう一度レースし、4レース中に獲得したコインの合計枚数が100枚以上で終了すると、プレイした排気量やカップに対応するおまけコースとしてSFCで登場したコースをプレイできるようになる*3。コイン枚数だけが条件なので、総合順位4位以下でも達成可能。
ギミックこそオミットされているものの後に『DS』以降の作品におけるリメイクコース「レトログランプリ」の先駆けとなった。
そのため新コースと合わせ本作の収録コース数は40となり、これは8の追加コンテンツ実装までシリーズ最多の収録数であった。
- COMキャラの積極的なアイテム攻撃
従来、COMキャラの攻撃は設置型アイテムの設置・投擲がほとんどで、あとはスターやサンダーを使う程度であった。
それが今回は甲羅系アイテムの直接発射をしてくるなど、かなり積極的な攻めをしてくるようになっている。
- フリーランモード
好きなコースを1つ選んでプレイできるモードだが、この機能が実装されたのは本作が初。
この作品では周回数やアイテム及びコインの有無を設定でき、前者は『ダブルダッシュ!!』の「VSモード」にも実装されている。
後の作品では「VSモード」として実装されている。
- ベストタイムの共有
「タイムトライアル」での記録を「モバイルアダプタGB」を介することで全国のプレイヤーと記録を送受信することが可能となっており、このシステムは後の作品でWi-Fi通信として引き継がれている。
なお、現在ではモバイルシステムGBはサービスを終了している。
- マルチカートリッジプレイ
ソフトを持っている人同士でケーブルを介することで通信プレイが可能。
これまでの複数プレイでは同じ画面を見てプレイするためお互いの状況が筒抜けであったが、この方式によりお互いの手の内を見せずにプレイすることが可能となった。
ソフトを持っていなくてもカセットが1つあれば1カートリッジプレイが可能だが、キャラクターはヨッシーだけになり、プレイできるコースも少なくなる。
この方式は後の作品におけるワイヤレス通信とダウンロードプレイに受け継がれた。
以下は本作で初めて追加されたが以降の作品に受け継がれなかった特徴。
- 要注意箇所の標識
急カーブでは矢印、ジャンプ台では!、道幅が狭くなるところでは幅員減少のマークが表示される。
これによりドリフトや中央の走行を求められる箇所に気付きやすくなる。
家庭用マリオカートでは引き継がれなかったが、アーケード版ではアドバンス版に類似した標識が表示される。
出場キャラクター
前作の64と同様にマリオ、ルイージ、ピーチ、キノピオ、ヨッシー、D.コング改めドンキー、ワリオ、クッパの8人。
SFCと同様、プレイヤーが選択したキャラクターによって他のキャラクターの順位が決まっている、のだが…
【プレイヤーキャラの選択と1コース目スタート時の順番の対応表】
プレイヤー | 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | 7位 |
マリオ | ドンキー | クッパ | ルイージ | ヨッシー | ピーチ | キノピオ | ワリオ |
ルイージ | ワリオ | キノピオ | ヨッシー | マリオ | ピーチ | ドンキー | クッパ |
ピーチ | ルイージ | クッパ | ドンキー | ヨッシー | マリオ | キノピオ | ワリオ |
キノピオ | ピーチ | ルイージ | ヨッシー | マリオ | ワリオ | ドンキー | クッパ |
ヨッシー | ピーチ | ルイージ | キノピオ | マリオ | ワリオ | ドンキー | クッパ |
ドンキー | ヨッシー | クッパ | キノピオ | ルイージ | ピーチ | マリオ | ワリオ |
ワリオ | クッパ | ドンキー | ヨッシー | マリオ | ルイージ | ピーチ | キノピオ |
クッパ | ドンキー | ピーチ | マリオ | ヨッシー | キノピオ | ルイージ | ワリオ |
ワリオ使用時を除いてクッパが2位or7位、ドンキー使用時を除いてヨッシーが3位or4位、半分のキャラでマリオが4位、同様に半分のキャラでワリオが7位…など、SFCと比べかなり偏りのある配置。ライバルの被りもある上に、キノピオとヨッシーに至っては互いを除いて全く同じである。
ただし、本作では上位4名の補正の差が小さいのか、プレイヤーが独走すればその時点で2位を走っているキャラしかついてこないため、COMの順位を操作することは比較的容易である。逆にプレイヤーが2位以下を走っていれば、上位陣が混戦になることも多い。
なお、フリーランでは各カップの2コース目以降を選ぶと全員の序列が逆転する。ワリオにも救いの手が伸びてくれた。なお4位スタートが多いマリオは…
軽量級
加速やドリフトなしのハンドリングに優れているが、最高速では劣る。
SFC版でいうところの加速重視タイプと軽量機敏タイプを合わせた感じで、初心者におすすめ。
- [[ピーチ>ピーチ姫]]
軽量級の良さを見せま~す!
ハンドリング性能が非常に高いうえに加速性能も良く、その宣言通り軽量級の良さを発揮している。
後のシリーズに比べてドリフト性能は低め。
任天堂の広報である春花亜少子氏の声が使われたのは本作が最後。
- [[キノピオ>キノピオ]]
加速がすごいよ!
初期加速は宣言通り最強で、ハンドリング性能も良い。
ただし、スピードが一定以上になると急激に加速が弱くなる。また、最軽量のため敵カートとの衝突に弱い。
クッパと並んでタイムトライアルにはもってこいの性能か。
COMのキノピオはやたらとキノコを使ってくる。ルイージ、ヨッシー、ドンキー使用時はいつの間にか追い抜かれることもあるため注意。
任天堂のスタッフである丸野智子氏の声が使われたのは本作が(ry
- [[ヨッシー>ヨッシー(マリオシリーズ)]]
路肩でもあまり減速しないよ!
雪道であまり減速しないという特徴があり、その宣言通りダート性能は事実上の最強。
操作性もバツグンで、ハンドリングでもドリフトでもすぐに曲がってくれる。
ただし最高速は今作最下位。
マルチプレイで1カートリッジプレイを選択した場合、キャラクターはすべてヨッシーで固定となる*4。
ちなみに本作からヨッシーの声がでっていうから戸高一生のものに変わっている。
本作ではランク評価に関し、使用キャラによって補正がかかるが、ヨッシーを使った場合はキャラ選択の補正値が最低となる。
中量級
SFC版の標準性能タイプよりもさらに標準的な性能……と思いきや、今度は兄弟の間に格差が。
- [[マリオ>マリオ]]
バランスはバツグンだ!
…とは言っているものの、実は重さ以外の全能力がルイージ以下というあんまりな性能。
あろうことかグランプリで初期ライバルキャラになることも1人プレイ・2人プレイ通して1回もない*5。
今作の不遇キャラその1、どころかマリオカート全体でも最弱キャラといってもいい。逆主人公補正もいいところである。
- [[ルイージ>ルイージ]]
ハンドル操作もグッド!
ハンドリングもドリフトも宣言通り……どころかまさかのトップ。
最高速も加速もマリオよりわずかに上回り、マリオの上位互換となっている。兄に勝る弟はいた。
ジュリアン・バーダコフ氏による甲高い声が使われたのは(ry
重量級
SFC版でいうところの高速安定タイプ。
他のキャラよりも最高速に優れるが、加速や旋回力で劣る。また、ダートにも弱い。
- [[ドンキー>ドンキーコング(二代目)]]
ハンドルの利きはワリオよりいいぞ!
二代目ドンキーコング。今回は「D.コング」ではなく「ドンキー」名義に。
重量級は基本的に曲がりにくいのだが、ドンキーだけは宣言通りドリフトの性能が良い。
ハンドリングは最初こそ鈍いが、重量級の中では一番。実はダート耐性もマリオ・ルイージと同程度。
COMのドンキーはやたらとバナナを放り投げてくる。
- [[ワリオ>ワリオ]]
重量級ならではのパワー!
今作の不遇キャラその2。
最高速は重量級の中で最低で、旋回能力はハンドリング、ドリフト共に最下位。
さらにグランプリでは5位・7位スタートばかりという酷い扱い*6。イジメか。
一応、何故かヨッシーと同様に雪道に強く、加速も重量級の中では一番ではある。どのみち重量級なので被弾すると大損害にはなるが。
ムワアアアアアア!でお馴染みのトーマス・スピンドラー氏による声が(ry
- [[クッパ>クッパ(マリオシリーズ)]]
スピードなら任せろ!
宣言通り最高速が最も速く、最重量でもある。
反面、加速・ダート性能はいずれも最悪。
キノピオと並んでタイムトライアルにはもってこいの性能か。
コース
先述の通りマリオGPでコインを100枚以上取ることでおまけコースが解放される。
なお、今作にはミラーは存在しない。
キノコカップ
おまけコースは
- マリオサーキット1
- ドーナツへいや1
- おばけぬま1
- クッパじょう1
ピーチサーキット
ピーチ城付近に作られたコース。サムネイルはピーチ城を見上げるマリオ・ルイージ・キノピオ・ヨッシー。
最初のコースながらコーナーが多くやや歯ごたえがある。
後に『DS』でリメイク。
ヘイホービーチ
環状のビーチが舞台となるコース。サムネイルはバカンスを楽しむヨッシー。
浅瀬は入ると減速するため、ジャンプ台がなければミニジャンプで越えるのが吉。また、背景の海賊船から砲弾が飛んでくるが当たることはほぼないと考えて良い。
後に『Wii』でリメイク。砲弾は着弾してから一定時間後に爆発するようになったため、危険度が上がっている。
リバーサイドパーク
ジャングルの川岸が舞台のオフロードコース。サムネイルはドンキーの仕掛けたバナナで川に落ちるヨッシー。
ゴール直前のコースを跨ぐジャンプ台は飛び越えきれないとコースの途中からやり直しになるので何としてでも成功させたい。
後に『ツアー』『8DX(DLC)』でリメイク。終盤のらせんの部分が洞窟になるという変化があった。
クッパキャッスル1
最初のクッパキャッスルコース。サムネイルはドッスンを回避するマリオとキノピオ。
最初ということもあって距離は短く厄介なギミックも少ない。この系統のステージに存在する色の薄い足場は薄めのダートになっているので避けることを意識すればタイムトライアルにおいて役に立つかもしれない。
後に『7』と『ツアー』でリメイク。どちらも2周目からは連続ジャンプ台の部分にグライドボードが出現する。
フラワーカップ
おまけコースは
- マリオサーキット2
- チョコレーとう1
- おばけぬま2
- ドーナツへいや2
マリオサーキット
大きなヘアピンコーナーとS字コーナーを抜けた後は緩いコーナーが連続して続くコース。サムネイルはミドリこうらでマリオを狙うクッパ。
後に『8』でリメイク。ヘアピンコーナーが反重力になり、緩いコーナーの連続する部分にグライドボードとオイルの障害物が追加された。
テレサレイク
SFCのおばけぬまに近いおどろおどろしい雰囲気のコース。サムネイルはお化け屋敷をバックにこちらを向くヨッシー。
道中ではテレサたちが燭台を持って浮いているが、近づいても笑い声を発するだけで特にレースに影響は与えない。
後に『ツアー』でリメイク。レイクというタイトルを表すためなのか、コースの半分くらいが水没した。
その後『8DX』有料DLCにて追加。上記の変更点に加え、水没部分が反重力になった。
チーズランド
チーズのような色と形のオブジェクトが目立つオフロードコース。サムネイルはジャンプするワリオ・ヨッシー・ピーチを見上げるチューさん。
全体的に複雑なコーナーが多め。コース上でうろつくチューさんに当たるとスピンするのでしっかり避けて進みたい。
後に『8』の有料DLCでリメイク。コースにショートカットポイントや反重力ポイントが追加されたのに加え、平坦だったオリジナルに比べて起伏も大きくなり大胆にアレンジされた。また、道中のチューさんはいなくなり、かわりにコース終盤でワンワンが配置された。
クッパキャッスル2
2つ目のクッパキャッスルコース。サムネイルはコース外スレスレを走るピーチ。
ガードレールが一部欠けていたり金網エリアは所々に穴が開いていたりと溶岩に落ちやすくなっており、前のコースに比べてかなり危険な作りとなっている。金網の穴はジャンプ台で飛び越えられるが、幅の広いものもあるのでよく見極めたい。
後に『DS』と『ツアー』でリメイク。
サンダーカップ
後の作品ではレトロカップ限定となるサンダーカップだが、今作では唯一通常カップに配置されている。
おまけコースは
- クッパじょう2
- マリオサーキット3
- ノコノコビーチ1
- チョコレーとう2
ルイージサーキット
雨の降りしきる工場の付近に作られたコース。また、背景にはルイージの飛行船が飛んでいる。サムネイルは傘を差しながら路上のカタツムリを気にして運転するピーチとキノピオ。
地面が濡れていて滑りやすい上にコース上の水たまりに触れるとスピンしてしまう。
新規のルイージサーキットとしてはシリーズで唯一キノコカップ以外のカップへの収録となっている。
後に『DS』『ツアー』でリメイク。
スカイガーデン
空の上に作られた石畳と豆の木で形成されたコース。ルイージサーキットの飛行船も見える。
サムネイルではキノピオが落下しているが、ガードレールこそないものの基本的に外周はダートになっているので狙って入らない限り落下することはないだろう。
後に『DS』『ツアー』『8DX(有料DLC)』でリメイク。8ではDLCが出る以前に同名のコースがあったが、そちらは全くの別物。
プクプクアイランド
夕陽が綺麗なビーチのステージ。タイトルの通り背景では大きなプクプクがダイナミックに泳いでいる。サムネイルは桟橋から島を眺めるドンキー。
コンセプトはヘイホービーチとだいたい同じだが、こちらは桟橋を渡る場面が多め。コース上にはあほーどりと蟹がおり、前者は近づくと逃げるのに対し後者は当たるとスピンしてしまうので必ず避けるように。
後に『ツアー』でリメイク。背景にいたプクプクはより近くで泳ぐようになり迫力倍増。道中のあほーどりと蟹はいなくなり、代わりにプクプクが跳ねている。
サンセットこうや
前コースと同じく夕陽の空を背景とする荒野のステージ。夕陽は周回毎に沈んでいく。サムネイルは先住民ヘイホーにしがみつかれるルイージ。
コース終盤のテントを突き破ると怒った先住民ヘイホーにしがみつかれて離れるまで減速する上にコインを落とし続けてしまうため、ダッシュボードに乗った勢いでそのまま当たってしまうようなことがないように。
後に『ツアー』でリメイク。テントは踊るヘイホーにかわり、起伏やグライドボードが追加されている。しがみつかれることはなくなったが、当たるとスピンしてしまうので避けるに越したことはない。
その後『8DX(有料DLC)』でもリメイク。ツアー版がベースだが周回しても夕日が沈まなくなった。
スターカップ
おまけコースは
- バニラレイク1
- クッパじょう3
- マリオサーキット4
- ドーナツへいや3
スノーランド
雪山の近くに作られたコース。サムネイルは雪に埋もれたマリオ。
池に落ちると凍るほか、道中で回っているペンギンに当たるとスピンしてしまうので避けたい。
雪道に強いワリオが活躍できる数少ないコースである。
後に『8DX(有料DLC)』『ツアー』でリメイク。
リボンロード
多数のプレゼントボックスが並べられたメルヘンチックなコース。サムネイルは波打つコースを走るワリオ。
コースをまたぐジャンプ台が2箇所存在するが、2つ目のジャンプ台には着地地点にもう一つジャンプ台が隠されているという非常に意地の悪い罠があるため、着地時に勢い余ってコース外へ飛び出す危険があるので要注意。
『8』の有料DLCでリメイクされた…が、そちらはテーマが子供部屋に一新され、コース内容も道路がリボンであること以外原型を残していないものとなった。BGMも原型がないくらいアレンジされているので、最早コース名と道路以外別物と言ってもいい。
ヨッシーさばく
ピラミッドとヨッシーのスフィンクスが見える砂漠のコース。サムネイルはパックンフラワーに食べられたクッパ。
コース外にある蟻地獄のような部分に落ちるとパックンフラワーに食べられて大幅にタイムロスするため、タイムトライアルではキノコでショートカットしようとしてそのまま蟻地獄に突入…なんてことがないように。
後に『ツアー』でリメイク。
クッパキャッスル3
これまでと異なり屋外ではあるがやはり溶岩の上に作られたクッパキャッスルコース。サムネイルは影のかかったクッパ。
道幅の狭い部分が多く、ガードレールのない部分もあるため混戦時には衝突による落下に気を付けたい。ゴール付近ではカメックが飛んでいるが、特に妨害はしてこない。
後に『Wii』『ツアー』でリメイク。そちらではカメックは登場しない。
スペシャルカップ
他のカップをクリアすることで解禁され、前作に引き続き50CCでもプレイ可能。
おまけコースは
- ノコノコビーチ2
- おばけぬま3
- バニラレイク
- レインボーロード
レイクサイドパーク
ジャングルの湖の周りに作られたオフロードコース。サムネイルは火山弾を避けるドンキーと火山弾が頭に直撃したワリオ。
背景には火山がありコースの途中で火山弾が降ってくるため、それらに気を付けながら進もう。また、2周目以降は空が暗くなり、火山活動が活発になる。
それ以上に厄介なのがコースをまたぐジャンプ台からゴール直前までの間のガードレールにあるジャンプ台。うっかり踏んでしまうとコースの途中からやり直しになり、大幅なタイムロスとなる。勢い余って踏む、なんてことは絶対にないように。スペシャルカップの先鋒に相応しい難関コースである。
オンボロさんばし
怖い顔の山々の近くに作られた桟橋のコース。サムネイルはテレサに追われるキノピオ。
コース名通りコースの所々が壊れているので落下に気を付けたい。それ以上に危険なのがコースの各所にスタンバイしているテレサ。テレサレイクと異なり近づくとこちらに憑りつき、離れるまでコインを落とし続けるのでなるべく回避したい。
また、道中には見えにくい橋がかかった部分があるので是非ともショートカットに活用したいところ。
クッパキャッスル4
最後のクッパキャッスルコース。サムネイルはメカクッパに引っかかるルイージ。
集大成と言わんばかりに細い道・ガードレールのないコース・コース上の穴・動き回るドッスン・当たるとスピンしてしまうメカクッパなど難易度を上げる要素をこれでもかと詰め込まれている。
さらに距離も比較的長いため、苦戦は免れない。
後に『ツアー』でリメイク。本作のスペシャルカップのコースでは初のリメイクとなる。
ツアーのコースとしては長すぎるためか2セクション1周のセクション制コースになった。
レインボーロード
ラストコースにして恒例の虹道。背景にはマリオストーリーのクッパ城が見える。サムネイルはレインボーロードを駆け上るマリオとピーチ。
雷雲の落とす雷に当たるとサンダーと同様に小さくなってしまうほか、道中で飛んでくる流れ星に当たるとスピンしてしまうので出現場所は覚えておきたい。
このコースを語る上で外せないのがガードレールが全てジャンプ台になっていること。ダッシュボードやダッシュキノコを利用して加速すればダイナミックなショートカットが可能であり、極めればタイムを1分を切るどころか30秒台でゴールすることも夢じゃない。
バトルコース
カートレースとは異なり、相手をクラッシュさせて戦うバトル形式のコース。
プレイヤーは風船を3つ持った状態でスタートし、クラッシュや場外への落下で1つ減る。風船をすべて失うと脱落。
3人対戦以上で脱落したプレイヤーはボムへいに変身し、誰かに特攻できる。
前作と異なり何度でも復活可能。アイテムはキノコで固定となる。
なお、プレイはマルチカートリッジプレイ限定となる。お友達はついていません。
バトルコース1
SFCのバトルコース1を思わせる90°の壁が四隅に2つずつ配置されたコース。
ミドリこうらを反射させるなどして活用したい。
後に『7』『ツアー』でリメイク。
バトルコース2
田の字型のコース。
十字部分は一方通行となっており、入り口は左右・出口は上下となっている。
バトルコース3
円形のダートを中心に斜め4方向に90°の壁が配置されたコース。
ダートに引っかかったところをこうらで狙われないようにしたい。
後に『Wii』でリメイク。
バトルコース4
中央と斜め4方向にオアシスが配置されたコース。
バトルコースの中では唯一落下の概念があり、落ちると風船を1つ失うので注意。
アイテム
今作ではにせアイテムボックスとパワフルダッシュキノコは登場しないほか、トリプルダッシュキノコはタイムトライアル限定のアイテムとなっている。
攻撃
- ミドリこうら
ノコノコのものと思われる甲羅を前方に投げる。ボタン押しっぱなしでカート後方に固定できるほか、後ろに向けて投げることも可能。
追尾性はなく直進するが、カベにぶつかると反射してコース上を彷徨い続ける。その性質上カベがないコースではあまり使い勝手がよくない。
- トリプルミドリこうら
3つのミドリこうらが自分の周りで回る。
相手に近づいてクラッシュさせることもできるし、罠や他の甲羅からも身を守れる。もちろん通常こうら同様1個ずつ発射してもいい。
バトルゲームでは攻防一体となったアイテムである。
- アカこうら
ライバルを追尾する甲羅を前方に投げる。ミドリとは異なり、カベにぶつかると消滅する。
後ろに投げるとその場に留まり、近づいてきた相手にぶつかりに行く。
- トリプルアカこうら
3つのアカこうらが自分の周りで回る。発射後の性能以外はトリプルミドリこうらと同じだが、通常のアカこうらでできた設置はできない。
その名の通りトゲの生え揃った青い甲羅。使うと独特の音とともに1位のレーサーを追尾する。
後ろにつかれても止まらず走り続ければ振り切れる上にジャンプ台を越えることができないため、他の作品と比べると性能は甘い。
アカこうら同様後ろに設置する事が可能であり、こちらの場合は1位のキャラに当たるまでに残る仕様となっている。(途中で他のキャラに当たっても消えないが、その際に設置場所がずれる)
バトルモードでは出現しない。
- サンダー
使うと自分以外のレーサーが全員小さくなるが、コースアウト中やスターを使用しているキャラには効果がない。
小さくされるとスピードが落ち、他のレーサーとぶつかるとスピンするなど大きく弱体化してしまう。
またサンダーを受けた瞬間は少しの間操作不能になるため、柵のない曲がり角を進んでいる最中などに使われると悲惨。
実質的な全体攻撃ともいえるためか、バトルモードでは出現しない。
トラップ
- バナナ
踏むとスリップするバナナを後方に設置する。前方に放り投げることもできる。
ブレーキをかければスリップは抑えられる。
パワーアップ
- ダッシュキノコ
使うと一瞬だけ加速する。大きくはならない。
その状態でジャンプバンや小さな出っ張りに乗ると大ジャンプでき、コースによっては大きなショートカットにもなり得る。*7
- テレサ
使うと相手から視認されなくなる上に他人のアイテムを奪える。
今作のみの特徴として、アイテムを奪った相手にテレサが憑りついてコインを落とさせてくれる。
- スーパースター
ご存じ無敵化。体当たりは他のレーサーだけでなく障害物もぶっ飛ばすことができる。
とはいえ場外や崖下に落下すると流石に効果が切れる。
コンピュータが使用した場合は警告音が鳴る。
追記・修正は、本作オリジナル及びおまけコースの計40コース×3つの排気量=全120コースに三つ星の評価を得た人がお願いします。
マリオカート64←Prev/Next→マリオカート ダブルダッシュ!!
[#include(name=テンプレ2)]
この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,13)
[#include(name=テンプレ3)]
▷ コメント欄
- アドバンス版の項目も立って後は8くらいか。8でリメイクされたGBAコースがほとんど別物になってるから有料DLCでどんどん追加されてほしいな。 -- 名無しさん (2022-04-23 00:46:54)
- スーファミ版のコース全部入ってるからボリュームは随一 -- 名無しさん (2022-04-23 06:40:17)
- 何故ルイージを平均的なマリオの上位互換という欠点らしい欠点が無い性能にしてしまったのか。 -- 名無しさん (2022-04-23 07:04:20)
- サンダーってテレサ使用中の相手にも効くんじゃなかったっけ -- 名無しさん (2022-04-23 07:07:05)
- 操作感はSFCよろしく癖が強くかなり独特、ランク判定がシビアなのもあってグランプリの攻略難易度はかなり高め -- 名無しさん (2022-04-23 08:00:21)
- ↑3最初に攻略サイトでキャラ性能見た時はこのサイトいい加減なことを書いてるのかと疑ったよ -- 名無しさん (2022-04-23 08:16:21)
- 使ってる分にはそんなわからんけどな。キノピオクッパは露骨に違ったが -- 名無しさん (2022-04-23 18:43:25)
- 一定条件でタイトル画面が変わるどころか、オープニングのイントロ毎変わった時は感動した -- 名無しさん (2022-04-23 20:01:19)
- なんでGBAのコースだけやたら魔改造されるんだ、SFCのコースは正統なリメイクされてるのに -- 名無しさん (2022-04-24 03:14:04)
- マリオに関してはどちらかというとルイージのコーナリングが無駄に高性能なのが悪い。ワリオの性能の低さは流石に悪意しか感じられない -- 名無しさん (2022-04-24 09:32:32)
- キノコとジャンプバーで飛び越えまくるイメージのゲーム -- 名無しさん (2022-04-24 09:41:24)
- ヨッシー砂漠の蟻地獄って、キノコダッシュで駆け抜ければパックンフラワーに飲み込まれずに住むはず -- 名無しさん (2022-04-24 21:59:27)
- 8のリボンロードでメカクッパいたからクッパキャッスル4もリメイクされないかね。 -- 名無しさん (2022-06-02 15:43:12)
- スノーランド8DXリメイクおめ。 -- 名無しさん (2022-07-28 22:16:27)
- 8DXで大胆アレンジされやすいGBAコースだけどスノーランドは割と原型が残ってる? -- 名無しさん (2022-08-05 00:21:18)
- 赤こうらとトゲゾーがひたすら弱いんだよな -- 名無しさん (2022-09-09 19:00:51)
- ツアーでテレサレイクがリメイクされるぞ。 -- 名無しさん (2022-10-19 00:15:18)
- ツイッターの受け売りになりますが、キャラ選択に関する評価補正の変化について少々触れました。 -- 名無しさん (2024-05-01 13:55:14)
#comment
*2 トリプル赤甲羅&スーパースター&サンダー
*3 その為全てのコースを出現させるには、全ての排気量とカップをもう一周ずつクリアする必要がある。
*4 1Pから順に緑、赤、水色、黄色。
*5 4位スタートが多いので、ギリギリ入賞争いに食い込んでくるのがせめてもの救い。
*6 こちらがルイージを使ってワリオをライバルにしたとしても、すぐ後ろのキノピオにその座を奪われやすい。
*7 ただし、「クッパキャッスル」や「クッパ城」コースにはそういった仕様は反映されず、ジャンプバンに乗るとむしろスピードダウンしてしまう。これは『スーパーマリオカート』にもあった仕様。
コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧