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更新日:2023/08/10 Thu 14:31:14NEW!
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▽タグ一覧
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スターフォックス64は、1997年に任天堂が発売したシューティングゲーム。
スターフォックスシリーズの二作目に当たる作品で、シリーズの中でも特に人気が高い。
それから14年後の2011年にニンテンドー3DSにてキャスト総入れ替え等、様々な追加・変更が加えられたスターフォックス64 3Dが発売された。
CM
迫力のバトルでしびれちゃう!
振動パックでしびれちゃう!
あらゆる意味でしびれちゃう!
行け!
4人対戦もできる
NINTENDO64ソフト
スターフォックス64
(中略)
シビレル~!!!!
●目次
◇ストーリー
ライラット系・第4惑星コーネリア。この豊かで平和な惑星は、ドクターアンドルフの手により、絶滅の危機にさらされていた。
コーネリア軍のペパー将軍は、この恐ろしい科学者を、辺境の惑星・ベノムに永久追放した。
五年後、ベノムからの不審な動きをキャッチしたペパー将軍は、この調査を、三人組の雇われ遊撃隊「スターフォックス」に依頼した。
メンバーは、ジェームズ、ピグマ、そしてペッピーの三人だった。
ベノムに到着したスターフォックスだったが、ピグマの裏切りにより、ジェームズとペッピーはアンドルフの罠に落ちてしまう…。
命からがら脱出したペッピーは、故郷の惑星・パペトゥーンに戻り、ジェームズの息子・フォックスに、父親の最期を告げた…。
それからアンドルフは、ライラット系の惑星を着々と侵略し続け、その魔の手は、コーネリアに迄届こうとしていた。
しかし、ペパー将軍には、最終の切札があった。
ジェームズの息子・フォックス率いる、新生・スターフォックスだった…!
◇システム
- フルボイス化
本作では当時の任天堂ゲーとしては珍しいフルボイスとなっている。
当時はN64カートリッジの容量全部を使っても音声は2分程度しか録音できなかったが、音声データを大幅に圧縮することで実現している。
もちろん、圧縮したことで音質は低下したが、それを逆手にとって「無線通信による会話のために混入するノイズ」に聞こえるよう演出し、音質低下にリアリティを持たせることに成功した。
- スコア
SFC版では従来のシューティングと同じポイント制だったスコアが撃墜数制に変更された。
仲間が全員揃った状態でステージごとに決められた撃墜数を超えるとステージクリア時に勲章を獲得出来る。
また、ステージクリア時に撃墜数が100を超えていた場合は100ごとに残機が+1される。
チャージショットで敵をまとめて撃墜するとスコアボーナスが入る。
例:3機同時に撃墜するとHIT+2と表示され、本来の3にボーナス分の2が加算される。
この撃墜数ボーナスは特定の敵を撃墜した際やボス等を特殊な方法で撃破する等でも獲得出来る。
余程ひどい撃ち漏らしが無い限り慣れていなくても600~800HITは行けるはず。
勲章獲得条件から、どのルートをたどっても理論上は1000HIT越えを狙える。1200HITを越えるとクリア画面でのペパー将軍のセリフが変わる。
また、廃人達の目標は2000HIT越えと言われている。
◇兵器一覧
詳細はこちらを参照。
- アーウィン
スターフォックス専用の戦闘機。
本作では一部のステージで360度旋回・180度反転等、自由に飛び回れるオールレンジモードが実装された。
「主翼展開!各機、Gディフューザーシステム確認!」
「こちらファルコ、少々ズレてるが問題はない。」
「こちらペッピー、ワシもOKだ。」
「こちらスリッピー、大丈夫、大丈夫!」
- ブルーマリン
スリッピーが個人的に作っていた潜水艦。アクアスでの闘いがデビュー戦となった。そしてシリーズでの出番を終えた。
この機体はスマートボムの代わりにホーミング照明弾を無限に撃てる。
「スリッピー、こいつのお陰で何とかなったよ。」
「スリッピーでも、役に立つ時があるんだな。」
「ちぇっ、年寄りは黙ってろよぉ。」
「やっぱこんなモンより、オレは空がいいぜ。」
「なんだよファルコまで!あったまにくんなぁ!」
- ランドマスター
陸上での闘いで活躍する戦車。一部のステージではこれを使う。
「戦車の方がお似合いだぜ!」
「今度はお前が乗れよ、ファルコ!」
「遠慮しとくぜ!」
- グレート・フォックス
フォックス達の母艦。援護射撃やアイテムを射出してくれる。攻略本によるとジェイムズが設計開発段階から関わり、費用には80年のローン返済が組まれている。スターフォックスの収入はこの返済に当てられている。
「グレートフォックスヨリ、援護シマス。」
- ウルフェン
スターウルフ専用の戦闘機。ベノム2では強化されて登場。
トレーニングモードでもHIT数が100を越えると出現する。
「そうはさせるか、スターフォックス!」
「アンドルフ様がお前らを倒せとさ。」
「久しぶりやなぁ、ペッピー!お前ら首にかかった賞金はわて等のもんや!」
「アンドルフ様の敵は私の敵だ、覚悟しろ!」
◇アイテム
攻略の助けになるアイテム達。
最初から設置されているもの以外に、敵撃墜や特定のポイントを通過すると出現するものもある。
- サプライリング
シールドを少量回復。トレーニングではシルバーリングと呼ばれる。
- シールドリング
サプライリングよりも少し多くシールドを回復。
ステージ中で3個取得するとミスするかステージをクリアするまでシールドゲージの最大値がアップ。
また、最大値がアップした状態でさらに3個取得すると1UP。
トレーニングではゴールドリングと呼ばれる。
- ミドルサプライ
手裏剣みたいな形のリング。シールドを大幅に回復。
出現する機会が少ないので空気。だが、一部ステージでは大変お世話になる。
- リザーブボム
スマートボムの残弾+1。ストックできるのは9発まで。
- レーザーエナジー
レーザーがランクアップ、さらにウィングのダメージもリセットされる。
レーザーは初期状態のシングル→二連のツイン→二連+威力アップのハイパー…の順でランクアップしていく。
ただし、ウィングが破損すると強化段階がリセットされてしまう。
また、レーザーのランクアップが適用されるのはアーウィンとブルーマリンのみ。*1
- ウィングリペア
破損したウィングを修復する。
ウィングが破損している状態ではレーザーエナジーの代わりにこれが必ず出現する。
- 1UP
その名の通り。しかし出現するポイントは非常に少ない。
その上、他にも残機アップの手段があり、そのどれもが高効率であることからこれも空気。
- チェックポイント
厳密にはアイテムではないがここに記述。
通過するとシールドを大幅回復。通過後はミスしてもその位置からリスタートできる。
◇主な登場キャラ
前作から引き続き、登場人物は何処かの探偵アニメに似た動物を真似た姿をしていて、設定上では恒星ライラット系に存在する異星人と言う事になっているが詳しくは明かされていない。*2
先述の通りフルボイスで喋りまくり、大半が戦闘員なので勇ましく荒っぽい言葉も飛び交う。
あくまでもゲームを進行させるのは機体の為、彼らのゲーム中の役割はそれ位で、キャラクターの設定等はあるが作中では全く触れずに大抵は投げっ放されている。
以下、CVはN64版のみ記載する。
【スターフォックス】
- フォックス・マクラウド CV:里内信夫
主人公。新生・スターフォックスのリーダー。ライラット系の平和を取り戻す為、いざ、出陣…!
ある条件を満たすと父親と同じようなサングラス姿になる。
「全機報告せよ!」
- スリッピー・トード CV:頓宮恭子
チームのムードメーカーで、発明が趣味。
宇宙アカデミー時代からのフォックスの友人。
ボス戦で敵のシールドを分析し、残り耐久力を画面に表示してくれる。
「敵シールド分析完了、モニターに表示するよ!」
- ファルコ・ランバルディ CV:江川央生
ややぶっきらぼうで、クールな鳥。過去は暴走族にいた。
ルート分岐のカギを握っていることが多いので、高難度ルートをプレイしたければファルコが戦線離脱しないよう注意しなければならない。
「オレの獲物に手を出すな!フォックス!!」
- ペッピー・ヘア CV:麻生智久
スターフォックスの古くからのメンバー。フォックスの父親代わりでもある。
要所要所で適切なアクションを教えてくれる。勿論無視することも可。
他にもその知識でボスの弱点部位を見破ってくれる。
例
「ブレーキでやり過ごせ!」
「ブーストで切り抜けろ!」
「宙返りを使え!」
「多分腕だ!腕を狙え!」
【協力者達】
- ペパー将軍 CV:郷里大輔
コーネリア軍の将軍。
スターフォックスにアンドルフ軍殲滅を依頼した。
「コマンド」におけるクリスタルの話では、アンドルフとはクーデター以前から個人的に仲が悪かったらしい。
- キャット・モンロー CV:頓宮恭子
セクシーなお姉さん。
ファルコがかつてヘッドを務めていた暴走族仲間で、ファルコが抜けてからは自分がヘッドになっているという。
「素敵~。後でお顔をナメナメしてあげるわ♪」
- ヤルデ・ポン
スターフォックスの使用する兵器を開発した兵器会社「スペースダイナミクス社」の社長さん。
トレーニングモードに登場する。
N64版では唯一ボイスが無い。
- ビル・グレイ CV:阪口大助
フォックスの古くからの友人。コーネリア軍・カタリナ支部勤務。指揮する部隊名は見た目通り犬の名前。
すぐ絶交したがるが、その期間は小学生より短い。健気なコ。
「うわっ、お前とは絶交だ!」
- ナウス CV:阪口大助
グレートフォックスの専属航宇士ロボット。
一部のステージでは無線を受けることでアイテムを送ってくれる。型番はNUS系064。元ネタはもちろんニンテンドウ64。
「位置ヲ確認シマシタ、補給パーツヲ送リマス。」
【アンドルフ軍】
- ドクター・アンドルフ CV:郷里大輔
物語の黒幕。天才的な頭脳を持つ科学者であり、幼い頃から異彩を放ち周囲を驚かせていた。
危険な実験を繰り返した結果コーネリアを追放され、その恨みからライラット系征服を企む。
「この宇宙を支配するのは、偉大な頭脳を持つこの私。」
- カイマン CV:里内信夫
なぜか名前ありの一般兵。
以後の消息は不明。復活を希望するファンも多い。N64版ではイマイチなんの動物が判りにくいが正体はワニである。
上官も登場するが名前はない。
「此方カイマン。異常ないッスよ。」
【スターウルフ】
ならず者の集うやとわれ遊撃隊。
表向きはウルフがスターフォックスをライバル視して結成したことになっているが、実態はアンドルフの手先となったピグマが言葉巧みにウルフを担ぎ上げて組織した部隊らしい。
スターフォックスとの戦闘ではメンバーそれぞれが特定のキャラを執拗に狙ってくる。
- ウルフ・オドネル CV:江川央生
「スターウルフ」のリーダー。パイロットとしての腕前はライラット系でもトップクラス。
過去にジェームズと因縁があり、その息子フォックスに対しても並々ならぬライバル意識を燃やしている。
戦闘ではフォックス…つまりプレイヤーを常に狙ってくる。
「地獄で親父が待ってるそうだ。」
- レオン・ポワルスキー CV:里内信夫
冷酷非常なスナイパー。
弱い者にも容赦がない。その素性や過去については、一切明かされていない、不気味な存在。
戦闘ではエースであるファルコを常に狙う。
「小賢しいトリめ、私の前に跪け!」
- ピグマ・デンガー CV:郷里大輔
関西弁を喋る豚野郎。
過去にスターフォックスにいたが当時の仲間であるジェームズとペッピーを裏切り、罠にかけて殺害した。
戦闘では「昔の仲間」であるペッピーを常に狙う。
「久しぶりやなぁ、ペッピー!」
- アンドリュー・オイッコニー CV:阪口大助
アンドルフの甥。
いわゆる伯父の七光りで、未熟なくせにエリート意識だけはやたらと高く、伯父の権力を盾にいつも威張り散らしているからかメンバーからの評判は悪い。
だが、コイツがチームにいることによるアンドルフからのバックアップは非常に大きいものとなっている。
戦闘では別に何の因縁も無いけど勝てそうだからかスリッピーを常に狙う。
「アンドルフおじさ~ん!!」
◇恒星ライラット系と宙域
- 惑星コーネリア
「待っていたぞフォックス、この惑星を救えるのは君達だけだ…頼む!」
「この仕事引き受けましょう、アンドルフの好きにはさせません!」
地球と似たような環境を持つ、生命豊かな惑星。
スタート地点なので敵の攻撃はそこまで激しくない。通過することで敵が追加出現する隠しポイントが多い他、ルート分岐があり、初見でファルコが早々に戦線離脱するのはよくあること。
表ルートのボス戦ではオールレンジモードになる。
裏ルートのボスは前作にも登場している。
分岐条件はファルコを戦線離脱させず、その後の海にある岩のアーチをすべてくぐること。
表ルートのボスは都市占領兵器「グランガ」。裏ルートのボスは惑星間戦闘空母「アタック・キャリア」。
- 小惑星帯メテオ
「さすがはスターフォックス、その先の隕石群にも敵が潜んでいる。気を付けてくれ!」
ひしめき合う隕石郡は資源採掘所でもあり天然防壁でもある。
ワープゾーンがある。しかし、ゲートを潜っていくとどんどん加速していくのでミスしやすい。
ワープしなかった場合に戦うボスは当時CMにも登場していた。
分岐はワープゾーンによるもののみ。
ボスはは小惑星破壊艇「メテオ・クラッシャー」。
◆セクター宙域
X、Y、Zの計三つの宙域が有る。磁気異常や遭難事故等、不可思議な現象が相次ぐ危険地帯。
- セクターY
「セクターYでは、わが軍は苦戦している…助けてくれ、スターフォックス!」
「引き受けましょう。」
背景にY字型の星雲(?)が見える。
コーネリアに最も近い本宙域は比較的安定しており、コーネリア軍とアンドルフ軍の艦隊が戦闘を繰り広げる最前線。
敵はモビルスーツ…ではない人(猿?)型機動兵器が多い。緑色の量産機の他、下ルートでのみ出現する赤いのもいる。
白いボス戦ではオールレンジモードになる。
撃墜数が100を突破したかどうかで分岐する。
ボスは戦闘ロボット「サルデスⅡ」。ちなみに前座の2機は「サルデス」で、道中の猿型機動兵器は「サルジャー」。
- セクターX
「そこは、敵の宇宙基地がある恐ろしい新兵器を開発中との情報が入っているが…」
「この目で確かめてみます。」
背景にX字型の星雲。セクターYからさらに離れた宙域。
敵の宇宙基地があるのだが、現在はどういう訳か壊滅状態。ワープゾーンがある。
ワープゾーンを通過したか、スリッピーが吹っ飛ばされる前にボスを倒せたか…と、分岐が多いステージ。
「クリエイターハ、ドコダ!」
「コイツ、何言ってるんだ?」
ボスは秘密兵器「HVC-09」。ファミコン周辺機器のファミリーコンピュータロボットはHVC-012。09は欠番である。
- セクターZ
「敵軍が君たちを狙っているぞ!大丈夫なのか、スターフォックス!?気を付けてくれ…!」
背景にZ字型の星雲。コーネリアから最も離れている宙域。戦場跡であり、当時の残骸がそのまま放置されている。
常時オールレンジモードで戦う。
敵機だけでなく大型巡航ミサイルまでもが襲い掛かってくる。それら全てからグレートフォックスを防衛しなければならない。勲章獲得を狙う場合は味方によるトドメからミサイルを防衛しなければならない。
グレートフォックスに着艦するとシールド回復・ウィング修復が可能。
ミサイルがグレートフォックスに着弾する瞬間に着艦するとバグが発生し、ステージが終わらなくなる。
グレートフォックスにミサイルが着弾したか全部破壊に成功したかで分岐。
ミサイルが着弾すると以後グレートフォックスのグラフィックがダメージを受けたものに変化する。
ボスは惑星間巡航ミサイル「マン・ドリル」。
- 惑星カタリナ
「カタリナの前線基地が敵と交戦中だ、援護してやってくれ!」
海洋の割合こそ少ないが、空気もおいしく、肥沃な大地が心を癒す。移民計画も持ち上がっている。
常時オールレンジモードで戦う。
旧友ビルと共に敵軍の円盤・艦載機を相手することになる。
円盤の破壊に成功したか否かで分岐する。
ここを経由すると次のステージでビルが再登場する。
敵味方が乱れ飛ぶ混戦状態であり、こちらの攻撃は味方機にも当たってしまう。味方機を撃墜してもビルから叱責が飛んでくるくらいでマイナス要素はないので、勲章獲得やスコアアタックの際はボム等に巻き込んでも特に問題はない。攻略本でも推奨されている。
「どれが敵か味方かわからないよ~!」
「敵機撃墜!……味方か!?」
「俺達を犬死にさせるつもりか、フォックス!」
しかしながら、味方を撃ち落とす事なく作戦完了すると、ステージクリア時のビルとのやり取りと映像が少し変わる。当初はコチラを勲章獲得条件にする案もあったようだ。
実はビルを撃墜する事も可能。絶交どころではない。ただし、ビル機は尋常じゃない耐久がある上に撃墜してもストーリーにも台詞にも一切変化はないので、全くの無意味。
ボスの超巨大要塞「グレート・ディッシュ」はかのSF映画「インデペンデンス・デイ」の「シティ・デストロイヤー」を彷彿とさせる。
- 惑星タイタニア
「そんな惑星に何の用がある?危険な目に遭うだけだぞ…!」
「スリッピーを見捨てるわけにはいきません!」
古代文明の遺跡が沢山残っているが今は荒廃し砂に覆われた惑星。
だが、文明が滅んだ今でも、幾つかの生体兵器や防衛システムは活動を続けており、それ故、「禁断の惑星」と呼ばれている。ところどころで見られる巨大な骨は、この星にかつていた生物の名残だろうか……?
フォックス達はセクターXでボスに吹っ飛ばされたスリッピーを救出するためにこの惑星に降り立つ。
このステージはランドマスターで進んでいく。
ボス戦時のペッピーのセリフがかなりはっちゃけている。
「フォックス、ヤツの腕を全部吹き飛ばしてやれ!」
「よし、遠慮はいらん!胸をブチ抜いてやれ!!」
このステージは分岐が無い。
ボスは古代化石獣「ゴラス」。
- 惑星アクアス
「その美しい惑星を汚染する敵のバイオウェポンを破壊してくれ!」
「任せてください。ブルーマリン、出撃!」
ほとんどが海で覆われた海洋惑星。だが、アンドルフの生み出したバイオウェポンにより、汚染されてしまう…。
因みに海底にはタイタニア様式の遺跡が多数沈んでいる事から、両惑星は何かしら関係が有るのではと言われている。
尚、その遺跡はまるでそこが昔は陸地であったかの様に、綺麗に建造されている。
アクアスの海底遺跡に関する仮説
昔のアクアスはゾネスとは兄弟の様な関係ではなく、タイタニアと兄弟の様な関係であった。
つまり、元々は海洋惑星ではなく、タイタニア同様、砂漠の惑星であった。
現在、アクアスの海底にある遺跡の多くは、遥か昔に存在していたであろう、アクアスの古代文明によって建造されたか、或いはタイタニアから移住してきた古代文明人によって建造された。
その時、タイタニア様式の生体兵器や防衛システムも存在していた。
ところがある時、大気が一変し、惑星全体が水で覆われる様になり、何もかもが水没してしまった。
その煽りを受け、タイタニア様式の生体兵器や防衛システムは水で壊れ、失われた。
その後、海洋生物が繁殖し、今の惑星となった。
もしかしたらアクアスの海底には、タイタニア様式の生体兵器や防衛システムの残骸も幾つか存在している………のかも知れない…。
本シリーズ本作で唯一ブルーマリンを使用するステージ。
宙返りとチャージショットが使えず、スマートボムの代わりにホーミング照明弾を使う点以外はアーウィンと操作感覚はほとんど変わらない。
ステージは非常に暗く視界が悪いので、弾数無限のホーミング照明弾をガンガン使って視界を確保していきたい。
「さすがスリッピー、メカニックは一流だな。」
「へっへーん!」
「こんな物、後にも先にも1回きりだぜ?」
このステージは分岐が無い。またブルーマリンが一人分しかないのかこのステージでは仲間は出撃せず、次のステージは仲間のアーウィンの耐久力が全快になる。
ボスはバイオウェポン「バクーン」。
- 惑星ゾネス
「そんな所にまで、敵基地があったのか!?」
「そういう事です。」
アクアス同様、海洋惑星。リゾート地としても有名だったが、今では見る影もない。
広大な海洋は汚染され、アンドルフの作り出したバイオウェポンが我が物顔で生息しているだけで有る…。
ペッピーの新婚旅行先だったことが攻略本で語られている。
「何てことだ…これがあのゾネスか!?」
「奴等もひでぇことしやがるぜ…!」
「泳ぐ気にもならないよ…」
「お前、海でも泳ぐのか?」
途中でキャットが乱入してくる。
ステージ中に設置されているサーチライトを全て破壊できたかどうかで分岐する。
ここを経由すると次のステージでまたキャットが登場する。
ボスのセリフを覚えようとしたプレイヤーも多いのではないだろうか?
「誤差修正、右10度!野郎共、発射しろい!」
「圧力、角度よぉ~し!水雷、発射!」
「バラスト下ろせぇ!メーンタンクブロー!」
「各ブロック準備完了!ヨーソロー!」
また、潜望鏡を破壊すると少しあわてた台詞が聴ける。
「何にも見えん! とにかく発射しろい!」
ボスである違法改造戦艦「サルマリン号」が打ち出す弾からはボムが手に入るので、ここで最大まで確保しておきたい。
- 惑星フィチナ
「占領された前線基地を敵の侵略軍から奪回してくれ!」
「[[前半の山場ですね。>メタ発言]]」
永久凍土の惑星。コーネリア軍の支部が此処にも有る。
スターウルフ初登場。タイムリミットまでに全員倒して前線基地に仕掛けられた時限爆弾を解除することになる。
常時オールレンジモードで戦う。敵の数が非常に少ないので撃ち漏らしが出ると厳しい。
時間内にスターウルフを全滅させたかどうかで分岐する。
失敗した場合、撃ち残したスターウルフのメンバー*3から「残念だったな、スターフォックス!」と皮肉を飛ばされるが、アンドリューだけを撃ち漏らした場合は
「ざまあみろ、スターフォックス!」
と、実に子どもっぽいストレートな嘲笑を受ける。
- 惑星マクベス
「なるほど…敵の軍事基地を叩こうというのだな、さすがはフォックス!」
豊富な鉱物資源を埋蔵する惑星。ドーム型都市も有るが、現在は軍事基地に改造されている。
このステージはタイタニア同様ランドマスターで進んでいく。
途中に線路のポイント切り替え装置をロックする安全装置があり、それをすべて解除してポイントを切り替えるとボスと戦うことなくステージクリア。
ポイントの切り替えに成功したか否かで分岐する。
通信で見るポイント切り替えまでの流れ
「前方右に燃料庫が見える!」
「この先のポイントを切り替えろ!まず8本の安全装置を撃ってロックの解除だ!」
「着いたばかりの積荷を使うことになるとは…お前達、ついてるなァ。」
「よし、コイツ等を正面のエリアに引き込む!」
「敵シールド分析完了、モニターに表示するよ!」
「よし、ロック解除!次はポイントを切り替えろ!」
「もっとスピードを上げろ!」
(切り替え装置にヒット)
「いいぞ、フォックス!」
「まずい!ブレーキだ!!」
「うわぁぁぁ、止まらねぇぇぇッ!!!」
(ボスが燃料庫に衝突)
ドンッ
HIT+50
\ ドッカーン /
ちなみに、ポイント切り替えをせずずっと戦い続けていると…
500の標識を過ぎ、門が見えてきたあたりで
「え~い、めんどくせえ 時間切れだ!」
(ボスが切り離され、ランドマスター諸共自爆)\ドゴーン/
「フォックスーッ!!」
「フォックスーッ!!」
「フォックスーッ!!」
このように強制的に1ミスとなってやり直しになってしまう。
ボスは最新鋭凧型実験兵器「ベンジャミン」。
- 惑星ソーラ
「そこは灼熱地獄だ!アーウィンの機体では心配だ!!無茶をするな、フォックス!!!」
「頭を冷やして行きますよ。」
惑星創成期の状態が未だに続いている、灼熱の惑星。恐らくこれは、セクタートライアングルの中心にある影響かと思われる。
このステージでは熱によって自機のシールドが減少していくため、常に高い高度を保たねばならない。
「さすがのアーウィンも保たねぇかもな。」
「アーウィンの表面温度は9千まで保証するよ。」
「低空で飛ぶな!アーウィンが保たないぞ!!」
それだけでなく、マグマの中から岩や火の鳥が数多く出てくる。
さらに、マグマが波立ったりマグマ表面からプロミネンスが蛇のように吹き上がってくる。もちろんこれらに触れてもダメージ。ボムで散らすこともできる。
「奴らは群れで襲ってくるぞ!」
「オレはお前らの仲間じゃねぇんだ!あっち行け!」
「熱い~…アーウィンよりもオイラが保たないよ…」
このステージは分岐が無い。
ボスはバイオウェポン「サンガー」。
- 防衛衛星ボルス
「その防衛衛星を破壊すれば、あとは一気にベノムだ。気をつけてな…フォックス。」
衛星軌道上で惑星ベノムを守っている防衛衛星。
最初はコアがバリアによって防護されており、エネルギータワーを全て破壊するとコアを破壊できるようになる。
フィチナでスターウルフを全滅させられなかった、もしくはフィチナを経由しなかった場合はスターウルフが出現。
経由しなかったら全員、全滅させられなかったなら残ったメンバーが出現する。全滅させることに成功していれば出現しない。
ボスはエネルギー融合炉「ボルス・コア」。
- 最終防衛線エリア6
「いよいよだな、フォックス。君達には本当に感謝している…生きて帰ってきてくれ!」
「任せてください!」
ベノムへの中継ポイントとして設けられた宇宙基地。
アンドルフ軍の艦隊がひしめく防衛線が三層にもわたって張り巡らされており、コーネリア軍の戦略会議において進行不能エリアと見做されて戦略から外されていたアンドルフ軍の最終防衛線。
ラスト直前だけあってとにかく敵の数が多い。だが逆に言えば撃墜数が最も稼げるステージでもある。
途中でナウスからの通信を受けるとグレートフォックスからの援護射撃で敵艦を攻撃してくれる。もちろん補給パーツ転送もあり。
「グレートフォックスヨリ援護シマス。」
ちなみに前述した名有りの一般兵・カイマンはここのオープニングに登場する。また、道中アンドルフが通信に乱入してくる。
ボスは最終宇宙兵器「デス・ボール」。
- 惑星ベノム
ラストのネタバレありなので一応収納しています
「首を洗って待ってろよ…アンドルフ!」
最終ステージ。
追放されたアンドルフが居る惑星。生物が住める環境には適さず、流刑地として利用されている。アンドルフは短期間の間で、惑星を要塞化した。
直前のステージでどのステージを経由したかでルートが変わる。
ボルスからだとベノム1、エリア6からだとベノム2になる。
- ベノム1
これまでのステージ同様に強制スクロールで進んでいく。
途中のボスを撃破するとフォックス1人でアンドルフの許へ行くことになる。
なお、このボス(謎の巨大ゴーレム バムバム)はまるで時間稼ぎでもしているのか通路を逃げる様に疾走しており、時間内に倒し切らないと行き止まりで激突死するので注意。
最後はアンドルフとの一騎打ち。
弱点は目と両手。先に目を攻撃して掌の弱点を晒させる必要がある。
両手を破壊すると吸い込みを使用してくるようになる。食われるとほぼ確実にウィングが破損してしまうので、吸い込みをしてきたらスマートボムを放り込んでやろう。ボムのストックが無い場合は宙返りやブレーキを駆使して吸い込みを回避すべし。
撃破すると、今度はメカの顔が出現。ボムがあれば1発で撃沈できる。レーザーももちろん効果あり。
しかし、ここで倒したのは本物ではなくアンドルフが作った偽物「アンドルフ・ダミー」であった…
このルートでEDを迎えるとラストでアンドルフが哄笑しており、生存していることを示唆している。
- ベノム2
こちらではオールレンジモードから始まる。
「図に乗るなよ、スターフォックス!」
「ボウヤ、この新しいオモチャで遊んであげよう。」
「親父と同じでお前も甘いヤツやのう!」
「下等生物が、アンドルフ様に会えると思ったか!」
「くっ、スターウルフか!そいつはどうかな?」
「最後の最後までしつけぇヤツ等だ!」
そこに現れたのはスターウルフの面々。
アーウィンと互角とされたウルフェンを改良したウルフェン2で襲い掛かってくる。
「くっ…後ろを取られた!今までのとは違う!」
「敵機の性能が上がってる!振り切れないよ!」
「後ろに付かれた!…おかしい、逃げ切れん!?」
ボムとチャージショットを無効化するバリアやローリング防御が可能になっており、それまでと比較して防御能力が飛躍的に向上している。でもレーザーがハイパーまでランクアップしていれば背後を取って瞬殺できるのは内緒。
通信を見ればわかるが、この時のスターウルフメンバーは全員それまでのステージと容姿が少し変わっている。ウルフの眼帯とかアンドリューのバイザーとか。
「ば、バカな…俺より上なのか…!?」
「つ、強すぎる…」
「何やと!?このワテが…」
「うわあああああ!!!」
全滅させると、フォックス1人で突入。
「ここから先は俺一人で行く!」
ベノム1では一本道だったが、こちらは所々が枝分かれしており、途中にはアイテムもある。
こちらでも最後はアンドルフとの一騎打ち。
最初はベノム1と同じパターンなので、そちらで慣れていれば問題なくノーダメ撃破は可能。
「この世を治めるのは、偉大な頭脳を持つこの私。」
「それが貴様の正体か!アンドルフ!!」
自らをバイオウェポンに改造した真の姿「アンドルフ・ブレイン」との最終決戦。
再びオールレンジモードでの戦闘になる。
スリッピーがいないので敵シールドゲージは表示されないが、目玉を破壊し、後方の小脳に攻撃していけば倒せる。
「逃がしはせん…お前は私と共に…滅びるのだァァァッ!!!」
アンドルフは自分諸共フォックスを基地の崩壊に巻き込もうとする。
「どんな時でも決して諦めるな…フォックス。」
「…父さん!?」
そこには、死んだと思われていた父ジェームズの姿が…
「フォックス、私について来い!」
ジェームズと共に崩壊する基地から脱出することとなる。
ジェームズは結構なスピードで飛んでいくので、こちらもブーストを使いながら置いていかれないようにしなければいけない。
「決して諦めるな…自分の感覚を信じろ。」
途中の分岐は必ずジェームズの通った方へ行くこと。分岐をミスると即死。
「強くなったな…フォックス…」
脱出に成功すればクリア。
作戦完了
脱出した先にジェームズの姿はなかった…。
「無事だったか、フォックス!」
「すごいよ、さすがフォックスだ!」
「ったく、大した奴だぜ…リーダー」
◇対戦プレイ
オールレンジモードで最大4人のドッグファイトが楽しめる。
ルールはポイント制・デスマッチ・CPU機の撃墜数勝負の3つ。
アイテムはボム・レーザーともに一つまでしか出ないので如何にこれらを素早く確保出来るかが勝負の分かれ目。
最初はアーウィンしか使えないが条件を満たすとランドマスターや生身で出撃可能になる。
だが、機動力の面でやはりアーウィンがもっとも強い。
生身は体力が低く高いところに行けないという弱点があるが静止可能で小回りが効く。ちなみにアーウィンではなくフォックスを操作出来るのはこれが初。スマブラよりも2年早く実装していたのはある意味先取りしていたかもしれない。
ランドマスターはドッグファイトならアーウィンに有利だが一撃離脱されたらどうしようもない。
生身相手だと狙いにくく、まとわりつかれたら逃げるしかない(ただし轢くことで大ダメージを与えることが可能)。
キャラは1Pがフォックス、2Pがペッピー、3Pがスリッピー、4Pがファルコで固定。大抵1Pか4Pの取り合いになっていたのは筆者だけではないはず。
◇余談
このソフトは初めて振動パックに対応したゲームであり、振動パックが同梱されて販売されていた。
これをコントローラーに接続してゲームをプレイすると加速や被弾時に振動し、より大きな臨場感を体験できた。
そして2016年にはリメイク作ともいえる、Wii U専用ソフト「スターフォックス零」が発売された。
「良い項目になったな…フォックス…」
「…どうした?フォックス」
「…いや、なんでもない」
「位置ヲ確認シマシタ。追記・修正ヲハジメマス」
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▷ コメント欄
- 時間を忘れてバカみたいにやりこんでいた当時 -- 名無しさん (2014-06-12 00:25:58)
- アンドルフの発明が死後に有効活用されたのが何とも皮肉 -- 名無しさん (2014-06-21 14:39:36)
- 64のゲームとしてはキャラが喋りまくってたね。当時の容量的にかなり無理してたけど。 -- 名無しさん (2015-01-09 19:47:00)
- 最新作は64を越える出来になってほしいな。 -- 名無しさん (2015-04-06 13:30:31)
- コマンドプレイすると解るけど、コーネリアファイターってロックオン機能がないんだよね・・・ -- 名無しさん (2015-06-08 01:22:53)
- ゲームはヒットしたけどコミカライズは消極的だったなぁ。ファルコがスターフォックスに入ったきっかけやスターウルフとの出会いとかを掘り下げたコミカライズ読んでみたかった -- 名無しさん (2016-05-05 16:03:58)
- マクベス以外赤ルートよりコーネリア→メテオ→カタリナ→セクターX→マクベス→エリア6→べノム2ってコースの方がスコアが稼げたな。 -- 名無しさん (2016-08-16 03:30:07)
- リメイク版だとカイマンがやたら目立つ -- 名無しさん (2017-02-08 16:55:20)
- ↑6キャラ音声に乗ってしまうノイズを逆に通信ノイズの演出として利用したそうな -- 名無しさん (2017-04-14 13:47:46)
- スマブラSPにスマッシュアピールあったらキャストは3DS版以降になるのかな -- 名無しさん (2018-08-15 19:55:07)
- アンドリューがスリッピーを狙うのは「一番弱くて自分でも勝ち目がある」って設定だったような -- 名無しさん (2018-10-28 08:31:05)
- 今だにセクターZ、勲章とれねー。セクターZだけだよ、取れないの。 -- 名無しさん (2018-12-30 14:40:56)
- カイマンが零にて再登場、コーネリアの分岐でシーレシアに乗ってまさかのBOSSに昇格 -- 名無しさん (2021-05-25 04:59:26)
- あーヤバいわ、項目内のセリフ見ただけで頭の中で脳内再生される -- 名無しさん (2021-09-16 17:16:10)
- セクターZ勲章はミサイルを仲間に譲らないのはもちろん「如何に宇宙ゴミを素早く見つけられるか」もポイントだな。自分で取ったときゾネスとセクターXどっち経由だったかは忘れた。 -- 名無しさん (2021-09-20 23:32:34)
- 音声データ圧縮した時に発生するノイズを演出にした話ほんと好き -- 名無しさん (2021-09-22 23:01:37)
- どっかで言われていたが、ビルのコーネリアファイターの耐久力はアンドルフの耐久力の3〜4倍なんて言われていたな。 -- 名無しさん (2021-09-23 04:07:29)
- 自分はゲーム雑誌で見たが、キャスト総入れ替えの件は、郷里大輔氏が鬼籍に入られた事が理由と公式で語られていたな。 -- 名無しさん (2021-10-29 02:08:49)
- うすうすそんな気はしてたよ…一面の裏ボスからラスボスまであの人だもの。しゃーない -- 名無しさん (2021-10-29 02:47:07)
- あの辺境惑星に追放されたアンドルフがどうやってあれだけ新兵器と軍を揃えたのか当時は気になってたな。ベタなとこで追放される前にあちこちで同胞作ってたとかだろうか -- 名無しさん (2021-10-29 05:11:14)
- やりこみ要素がすごい。OP画面のキャラの立ち姿が変わるまでやりこんだ。 -- 名無しさん (2021-11-27 20:54:01)
#comment
*2 同じ任天堂の某レースゲームでは彼らとよく似た人間たちが登場し、画像処理として動物の姿に変換されていると言う説も浮上しているが定かではない。
*3 優先度はウルフ→レオン→ピグマ→アンドリューの順。
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