登録日:2009/06/21(日) 21:26:08
更新日:2023/08/10 Thu 12:05:54NEW!
所要時間:約 7 分で読めます
▽タグ一覧
アトラス おでん ニーベルンゲンの指輪 絵本 高難易度 乳揺れ ヴァニラウェア arpg オペラ 飯 単調な戦闘 オーディンスフィア
終焉に導かれる世界
魔石に選ばれた者たちの紡ぐ物語
ヴァニラウェア制作、アトラス発売のARPG。「ニーベルンゲンの指輪」をモチーフにしている。
屋根裏で見つけた不思議な本。そこに描かれた英雄達の物語。プレイヤーは少女「アリス」を通し、英雄達の辿った軌跡を追うことになる。「本」ごとによって操作キャラクターが異なる。初期は一冊の本しか選べないが、各キャラクターのシナリオをクリアするたびに新たな本が追加されていく。
3Dテクスチャに2Dのを貼り付け、絵本らしさを演出したグラフィック。臨場感ある音楽。濃厚で複雑なストーリー。そして洒落た台詞まわしはオペラを彷彿すると好評。しかし激しい処理落ち、単調な戦闘が痛い。
2016年にはリメイク版「レイヴスラシル」が発売。単にグラフィックをHD画質に合わせたリマスターではなく、ゲームシステムが大幅に改修されPS2版とはほぼ別物になっている。ハードの向上から処理落ちはなくなり、戦闘が見違えるほどヌルサクになった。また、PS2版のシステムで遊べるクラシックモードも付属している。
アリス
ストーリーテラーの女の子。屋根裏で、猫の「ソクラテス」と共に不思議な本を見つけたことからオーディンスフィアの物語が始まる。
ソクラテス
アリスの飼い猫。ストーリーアーカイブを勤める。
■基礎知識
―オーディンスフィアの世界―
今ではないいつか。
「予言」により「終焉」が約束された世界。
いくつかの勢力が「終焉」から逃れる為に争う、戦乱の大地。
―主な勢力―
死の国 エンデルフィア
魔王の国 ラグナネイブル
炎の国 ボルケネルン
妖精の森 リングフォールド
王国 タイタニア
滅びた国 バレンタイン
―サイファーとは―
「魔石」を使った武器。
「魔石」には「フォゾン」を吸いとり、自己を強化する性質がある。
また、自身に蓄えたフォゾンを使い、魔法のような攻撃も行える。
魔石は本来は死の国でしか採取出来ないが、結晶炉「コルドロン」を使えば例外的に精製出来る。
天然物は蒼、人工物は赤い光を放つ。
―フォゾンとは―
生命エネルギー。
生命が死を迎えると放出される。
妖精は自己の維持に必要なフォゾンを自己生成出来ない為、所持する「コルドロン」によって大気に存在する微量のフォゾンを集めている。
―結晶炉コルドロン―
フォゾンを操るロストテクノロジー。
- フォゾンの結晶化
- フォゾンを収集
- フォゾンの放出
- ゆりかご
の能力を持つ。起動、又は停止にはティトレルの指環が必要。
―叙事詩―
滅びた国、バレンタインの王女が遺した預言。
絶望の獣は人を食らい
希望を砕く
枷の外れた死の狂乱は
生命の光を弄ぶ
荒れ狂う紅蓮の進軍が
玉座の周りを焼き払い
絶望を吐き出す大釜に
大陸の古き血が煮えたぎる
最後の竜レヴァンタンが
血の石を飲み下せば
道は閉ざされ虚無が世界を覆わん
―主要人物―
- 魔王オーダイン
CV立木文彦
最高の魔術師にして、最強の戦士であるラグナネイブルの主。
グウェンドリン、グリゼルダ姉妹の父であり、イングヴェイ、ベルベット兄妹の実父でもある。
「球」のサイファーの使い手。
- 魔将ブリガン
オーダイン配下の巨漢。
一言でいうならば好色な荒くれ者。
忠誠心が薄い野心家。
- エドマンド
タイタニアの王。
かつて王国を襲った三つ首の魔物を退治したという武勇伝を持つが、
今では気の弱い哀れな老人にしか見えない。
- 炎の王オニキス
炎の国の王。
紳士を気取っているが、直情的でキレやすい男。
グウェンドリンの気高さに惚れ込み、求婚を繰り返している。
- 影の女王オデット
死者と生者の領域の管理人にして、死の国の女王。
- クロイツ先生
ベルベットの学問の師。
叙事詩について研究しており、ベルベットの行く道を示してくれる。
- ミリス
グウェンドリンの侍女であるプーカ。かわいい。
- 三賢人
偉大なる魔法使い、ベルドー、ウルズール、スカルディ。
彼らもまた叙事詩について調べている。
- 賢竜ハインデル
全てを見通す力を持った竜。
今わの際にオズワルドに予言を与える。
- 暴竜ワーグナー
最強の竜のはず…だが弱い。
- 蛇竜ベリアル
ウルズールに支配されている巨竜。
- 幼竜レヴァンタン
冠を戴いた竜のひな。
幼体とはいえ、竜の王者にふさわしい力を持つ。
- イングヴェイ
ベルベットの実兄。
様々な人物に関わり、色々な側面を垣間見せる。
物語の中枢に関わる。
彼の視点から見た物語は、またもう一つのオーディンスフィアと言えるだろう。
■一冊目
…ワルキューレ〜VALKYRIE〜…
主人公:グウェンドリン
CV川澄綾子
ラグナネイブルの第二王女にして、戦場を駆けるワルキューレ。
妖精達との戦いにて姉のグリゼルダの最期をみとり、「槍」のサイファーを継承する。
そしてオーダインの尖兵となり、戦いを続けるが…
清楚な姫君だが、戦場では勇敢。
父を敬愛しているが、その愛情は報われていない。
後述のベルベットの異母妹。
可愛い顔してやることはエグい。
流し目がエロい。何気にしゃがむと乳が揺れる。
自立の物語。
戦闘では動きにクセがあるものの、比較的スタンダードな能力のファイター。
サイファー能力をフルに使えば、とんでもない瞬間火力を誇る。
特技は滑空。
■二冊目
…呪われ王子の冒険〜POOKA PRINCE〜…
主人公:コルネリウス
タイタニア王子。
交際関係にあるベルベットに逢いにいく途中何者かの罠にはまり、プーカ(兎)の姿にされて死の国へ連運ばれてしまう。
死の国にて、謎の声の主より「忌まわしきの剣」のサイファーを受け取り、その教えに従うこととなる。
目的はタイタニアへの帰還、人間へ戻ること、ベルベットの手助け。
誠実にして温厚、挫けぬ精神を持つ兎。
男前と萌えを両立する至高のキャラ。
温室育ちの身なれど逆行に負けない姿。
どこぞのオズワルドに(ry
モフモフエロい。
献身の物語。
戦闘面では全てにおいて平均的なキャラ。
スキのない連続攻撃が魅力だが、スタミナの関係上息切れしやすく、さらに攻撃が軽いのが欠点。
また、魔力系の攻撃を持たないのでウーズ相手には手も足もでない。
特技は回転斬りだが、使い勝手が悪い。
■三冊目
…妖精の国の物語〜FAIRY LAND〜…
主人公:メルセデス
悪戯娘のメルセデスは、母の「石弓」のサイファーを持ち出して狩りをして毎日を過ごしていた。
だがある日、戦で母の妖精王エルファリアを失ってしまう。
妖精国の後継者となるメルセデスだが、従兄のメルヴィンにより内乱が起き…
最初は頭が痛くなるほど我が侭な姫だが、不思議な(毒)蛙をお供に、幾多の戦場を駆け抜け真の女王となっていくメルセデス。
指舐め、生足がエロい。
成長の物語。
石弓によるアクションは他のキャラクターと大きく異なる。
スタミナの代わりにリロードを行い、威力は弱いが攻撃密度が高い速射と、威力は高いが単発、燃費の悪い貫通弾で戦う。
基本的に高火力の速射で戦う。
だが防御力が高い敵には無力。
■四冊目
…死と暗黒の剣〜BLACK SWORD〜…
主人公:オズワルド
妖精国の宰相、メルヴィンに育てられた「魔剣」使いの青年。
戦いに敗れ、メルヴィンから自由になった彼は、心に残る「彼女」の為に身を捧げるが…
悲劇のアンチヒーロー。
「彼女」へのプロポーズの言葉からポエマーといわれる。
打たれ弱い、ヘタレな中二病。
愛の物語。
クセが有りすぎるアクションが足を引っ張るキャラ。
だが高い基本能力を誇り、大概ごり押しで何とかなる。
特技はバーサク。
■五冊目
…運命とともに〜FATE〜…
主人公:ベルベット
CV沢城みゆき
「叙事詩」の書き手を母にもつ故バレンタイン国の王女。
母の遺した「鎖」を操り、逃れえぬ終焉に独り奮闘する。
複雑な想いを内に秘め、終焉の運命へと立ち向かう。揺れる胸、パンストがエロい。
責任と決意の物語。
伸び縮みする鎖を使う。
敵を追尾するチャージを主体に戦う中距離キャラ。
高い機動力で一定の距離を保つことがカギ。
以下ネタバレ
■六冊目
…終焉〜ENDING〜…
訪れた終焉。
世界の破滅の中、運命に抗う英雄達。
予言の結末は回避出来るのか。
全ての物語が今、交差する。
それぞれのキャラクターが最後に持っていたアイテムとレベルを引き継ぎ、ボスクラスと戦う。
タイタニアの先王ガロンが残した叙事詩通りにキャラクターを選ばないとバッドエンド。
世界滅亡。
しかし中には特定の組み合わせでのみ見ることが出来る固有イベントもあるため、全イベントを見るためには何周かする必要がある。
六つ目の獣、冥府の王、炎の王、地獄の大釜、最後の龍。
予言通りにキャラクターを選ぶと部屋に戻り、アリスの可愛らしい行動後に話の続きが流れる。
(アリスが部屋を去った後にコルネリウスとベルベットが持って来た本がエピローグとして追加される)
追記・修正お願いします。
[#include(name=テンプレ2)]
この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,3)
[#include(name=テンプレ3)]
▷ コメント欄
- 正直ゲーム内容うんぬんよりも出てくる食事がジブリみたいで美味しいそう。(目玉焼き乗っけたパンも出てくる) -- 名無しさん (2013-10-31 09:22:49)
- 謎なのが、どうやってアリスの時代まで人類が存続したかです。 普通に考えたら、精々オズワルドとグウェンドリン子供世代で終了ですが。 バレンタインの始祖がいた別大陸からの移住者らが来た可能性はあり得ますし、倫理的にはこれが妥当だと思います。 -- 閲覧者 (2014-02-19 04:00:59)
- 普通に近親婚でしょ…そんなバレンタインの始祖に征服されて終了とか冗談 -- 名無しさん (2014-05-15 07:33:28)
- オーダインまじいいおとんなんすよ -- 名無しさん (2014-05-15 07:33:48)
- HDリマスター…リマスターにとどまらないっぽいけど、とりあえずオメ やりたかったのでちょうどいい -- 名無しさん (2015-07-21 02:30:08)
- PV見てきた。半年が待ち遠しくなる出来であることは間違いないな… -- 名無しさん (2015-07-21 09:59:02)
- ↑×5 北欧神話と同じ事じゃないかな。あっちもオーディン勢の神々はほぼ壊滅してるけどちょっとだけ残った神々がいてあっちの世界は普通に続いてて人もいる。しかし進めれば進めるほど目に付くオーダインの駄目人間感 -- 名無しさん (2016-03-04 14:18:11)
- 次作の朧村正では、グウェンドリンの声優さんがお姉さんキャラで、ベルベットの声優さんが妹キャラで、関係を逆転させているのが面白かった。あと、グウェンドリン(CV:川澄綾子)の都合お構いなしに求愛してくるオニキス王(CV:関智一)はFateのキャラ臭がして、闇の力について語る黒フードの死神レイス(CV:若本規夫)はキングダムハーツのキャラ臭がするのです。(笑) -- 名無しさん (2016-03-24 14:17:17)
- ワルキューレ姉妹の母はどんな人だったのかねぇ ドレスについてしか語られないけど ラグナウェイブルの他の女同様「産む道具」扱いで終わったんだろうか… -- 名無しさん (2016-03-24 16:54:53)
- ↑ミス ラグナネイブル -- 名無しさん (2016-03-24 16:55:44)
- ↑2 オーダインが王様としての体面をかなり気にする上に、ベルベットの母親に一途な人だったので、奥さんは滅茶苦茶可哀想な扱いだったんじゃないかと思うが、オーダインだから内心は引け目というか罪悪感は感じていて、オーダインだからきっとそれを奥さんに上手く伝えられないw -- 名無しさん (2016-03-24 22:21:54)
- 終焉の5ボスの中で最強そうなのは、役割的に世界を干上がらすほどにフォゾンを吸収したレヴァンタンのような気がするが、プレイヤーキャラがストーリーイベント上でことごとく敗れてしまうガロン王や万全状態オニキス王の方が描写的には絶望感がある。逆に一番大したこと無さそうなのはコルドロン。 -- 名無しさん (2016-04-07 09:31:15)
- ↑ そりゃ、後々の為に、コルドロンは壊さずに無力化しなきゃいけないのが大変ってだけだしね。 -- 名無しさん (2016-04-07 09:50:56)
- そういうのを求める作風では無いといえばそれまでなのかも知れないけど、やっぱりね、群像劇におけるカタルシスの形として、主人公5人が集結してそれぞれの掛け合いとか協力して戦うとかを観たかった気もするのですよ。レイヴスラシルになって戦闘が大分キャッチーになった故に、そう思うところが強くなった気がする。 -- 名無しさん (2016-04-07 10:22:35)
- 個人的にはダーコーヴァ→メルセデス、ガロン→コルネリウス、オニキス→オズワルドで真エンドになってくれたら良かったなぁと いやそうじゃなきゃダメな理由はわかるけどさ、特にメルセデスとオニキスとかロクな因縁ないやん…? -- 名無しさん (2016-04-07 10:55:52)
- ↑ 予言を超えた真エンドは確かに実装してほしかったぜ。他はともかく、メルセデスとオニキスは完全に予言の割を食わされちゃってるというか、エンディングの一枚絵がやりたかったんだなっていうのはわかるんだけど、主人公の中でメルセデスだけ悲惨というか、何かこう、浮いてる(物理的な意味じゃなくてw)。 -- 名無しさん (2016-04-07 11:55:44)
- これの二週目機能が朧村正にもあればよかったのに -- 名無しさん (2016-11-07 01:05:31)
- リメイク版ほんま好きだわマジ神ゲー -- 名無しさん (2023-01-23 16:00:00)
#comment
コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧