登録日:2021/01/10 (日) 16:40:15
更新日:2024/05/24 Fri 13:25:22NEW!
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鉄人タイガーセブン ムー原人 ムー一族 髑髏 怪人 地獄谷 ウイルス ※土曜夜19時です。 燃える命のろくろ地獄 ろくろ原人 ろくろヴィールス 猿回し 命の花 ツタカズラ
ろくろ原人!
我らムー一族の秘密を知る、タイガーセブンを殺せ!
タイガーセブンは今、我らの挑戦を受け、月ヶ原に向かうであろう!
あらゆる物を腐らせるお前の力で、タイガーセブンを殺せ!!
『鉄人タイガーセブン』の第14話「燃える命のろくろ地獄」に登場したムー原人。
【概要】
髑髏の顔をしたムー原人で、頭部にはシルクハットを被り、マントを羽織っている。大半のムー原人に言えることだが、人語は話さない。
主な武器は剣やナイフで、被っているシルクハットも相手の目隠しに利用可能。
中でも最大の武器は、自身が持っている「ろくろヴィールス」という恐ろしいヴィールスで、これに感染すると体が氷のように冷たくなってミイラや化石のように硬直し、わずか10日で死に至る。
だがたった一つだけ治療法が存在し……
【活躍】
ろくろ原人よ!滝川剛を呼び寄せた!存分に戦え!!
パトロール中の剛を「月ヶ原」に誘導したギル大使の命により、剛を手にした剣で襲う。
一方的に剛を攻撃するも、剛はタイガーセブンへと変身。逆に自分が圧倒され、投げ技を食らわされてしまう。
負けじとシルクハットによる目隠しで応戦し、一進一退の攻防を繰り広げるが、マントだけを残して退散。
くそう、どこへ逃げた!?
翌日、友達と下校中だった次郎は、太鼓の音を聞いて友達とそこへ向かう。
そこには猿回し師がおり、太鼓を鳴らし続けた後に帰っていく。
後を追う次郎だったが、猿回し師に影がないことに気づき、不審に思う。
次郎は剛に伝えるべく電話ボックスに向かうも、振り返った猿回し師の顔は髑髏だった……
次郎は剛に影のない男のことを話し、剛が来るまでそこを動かないように言われる。
だが、電話ボックスの前に先ほどの猿回し師…否、ろくろ原人が出現する。
バイクに乗って駆け付けた剛だったが、電話ボックスに次郎の姿はなく、辺りを探しに行く。
やがて、ベンチに次郎が座っているのを発見した剛だったが、次郎の体は固まっており、その手には傷があった。
次郎!…くそう、ろくろ原人め!
子供をこんな目に合わせるなんて…!
許せない…絶対許せない!!
高井戸博士の解析により、次郎はろくろヴィールスに感染したことが分かった。
癌ヴィールス*1と同じく今のところは薬がないため、治療のしようがなかった。
高井戸博士によると、ジュンと次郎の父である青木博士もろくろヴィールスで亡くなっていた。
今から5年前、剛の父・滝川博士と共にサハラ砂漠へ向かっていた青木博士。
調査中にろくろヴィールスが充満した地下へ落下した滝川博士は、幸い失神していた為に大量のヴィールスを吸わずに済んだものの、青木博士はヴィールスに侵され、死に至ったという。
滝川博士は青木博士の遺言によりジュンと次郎を引き取り、大事に育てたという…
途方に暮れる剛だったが、父の日記を思い出し、自宅に戻って日記を見る。
それによると、ろくろヴィールスに感染した者は「命の花」のエキスを飲めばすぐ元気になるという。だがその花は、一度足を踏み込んだら二度と生きて戻れないサハラ砂漠の「地獄谷」にしか咲かないという。
あと三日…よし!
居ても立ってもいられなくなった剛は、仲間にも告げずにその日の内に単身サハラ砂漠へと飛び立った。
サハラ砂漠をバイクで駆け抜ける剛。だがその様子をムー一族の拠点から、ギル大使は見ていた。
来たな、滝川剛。
命の花に誘われてくるとは、ヤツも命知らずだな!
…黒仮面!
はっ!
地獄谷にたどり着く前に、ヤツを地雷原に誘いこんで、やってしまえ!
ははっ!
そして黒仮面によって地雷がまかれた場所に踏み込んだ剛は、爆発に吹き飛ばされてしまう。
この場所は地雷がぎっしり詰められていたため、バイクを捨てて歩くしかなかった。
しばらく歩くと、どこかから謎の足音が聞こえてくる。
しかし、足音が聞こえてくるだけで誰も現れない上、夜になっても足音は聞こえてくる。
2日目。
激しく照らされる太陽の中、命の花を求めて必死に歩き回る剛。
しかし、昨日の足音はまだ聞こえてくる。
剛の心理的プレッシャーはますます強くなり、心身ともに疲弊していく。
一方で次郎の容態がますます悪化しジュンは泣き崩れ、北川に至ってはその場にいない剛に罵声を浴びせる始末だった。
そして次郎の命のタイムリミットとなる3日目。
次郎が駆けてくる幻を見るほどまでに疲弊していた剛。もう限界かと思われた時、目の前に例の「命の花」が咲いていた。
そして花を手にしようと近づくも、そこへムー一族の戦闘員が現れる。さらに遠くには、ろくろ原人を連れて高笑いする黒仮面の姿が。
そう、これこそがムー一族の作戦であり、剛が動けなくなるのをずっと待っていたのだ。
何とか戦闘員を退けつつ、タイガーセブンに変身した剛。
主題歌をBGMに戦闘員たちを全滅させ、命の花を取りに行くが、さらなる危機が迫っていた。
それは、地獄谷に生息していた肉食植物「ツタカズラ」だった。
ツタカズラは大きな口を開いてタイガーセブンに絡みつく。そこへ響いてくるギル大使のテレパシー。
思い知ったかタイガーセブン!
そのツタカズラは、野生の動物が好きだ。特に虎がな!
お前は血を吸い取られ、やがて骨だけにされてしまうのだ!!
そこへ迫りくるろくろ原人。
なんとしてでも次郎の命を救いたいタイガーセブンは、スパーク号を念力操作する。
やってきたスパーク号はろくろ原人を跳ね飛ばし、タイガーセブンに絡みついているツタカズラの蔦をジェット噴射で焼き切った。
ろくろ原人はシルクハットとマントを脱ぎ棄てて本領発揮。剣を手にタイガーセブンとの一騎討ちを繰り広げる。
やがてろくろ原人の剣を払いのけ、肉弾戦に移るタイガーセブンだが、ろくろ原人はナイフを隠し持ち、なおも襲い掛かる。
一進一退の攻防の末に原人が落としたナイフを拾ったタイガーセブンは原人の胸にナイフを投げ刺し、タイガーヘッドビームでとどめを刺した。
そしてスパーク号に乗ったタイガーセブンは命の花を持ち帰り、そのまま空へ飛んで日本へ帰還した。
疲労困憊の剛は研究所に帰ってくると、高井戸博士に命の花を渡し、高井戸博士は大急ぎでその花のエキスを次郎に注射した。
次郎は息を吹き返し、一件落着となった。
その朝、日の出と共に、次郎の命も蘇った。
だが次回、さらに辛い試練が剛を待ち受けることになる……
【余談】
- スパーク号がろくろ原人に体当たりするシーンで、スパーク号に乗ったスタントがそのまま映り込んでしまっている。
- この回ではタイガーセブンは一度もファイトグローブを装着しなかった。
追記修正は、命の花を見つけてからお願いします。
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