ひげよさらば

ページ名:ひげよさらば

登録日:2017/8/31(木) 12:15:47
更新日:2024/02/09 Fri 11:11:16NEW!
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人形劇 nhk おっさんホイホイ シブがき隊 擬人化 ひげよさらば


『ひげよさらば』とは、1984年から1985年までNHKで放送されていた連続人形劇である。
1953年の『玉藻前』から始まり、『ひょっこりひょうたん島』・『空中都市008』・『プリンプリン物語』等数々の名作を輩出したNHKのTV人形劇シリーズの実質的最終作に当たる*1


名探偵ホームズ(アニメ)』に先駆けた擬人化動物が主役の作品で、主人公と女性陣の毛並みは頭髪で表現されている。
ミュージカル版ピーターパン等で有名だったアイドルの榊原郁恵が主演をつとめ、シブがき隊が秋元康作詞の主題歌「キャッツ&ドッグ」を歌っていたことで知られる。


原作の『ひげよさらば~ねこ達のバラード~』(著者:上野瞭)は人間社会の情勢を猫と犬に置き換えた意欲作で、
麻薬ならぬ「草」依存症の描写が登場したり、ラストも主人公が「記憶喪失の理由」を極限状況で思い出す鬱展開なバッドエンドだったりと、質・ページ数共に重い話なのだが*2
子供向けにリライトされたためハッピーエンドに改変されている。そのせいで原作エピローグで語られた「『ひげよさらば』という言葉の意味」がカットされてしまったわけだが…。




◆あらすじ
主人公ヨゴロウザは、人間に捨てられたショックで記憶喪失となっていた。
ある日、彼は片目の猫一文字と出会い、親しくなる。
ヨゴロウザは一文字に連れられ、ナナツカマツカの丘に辿り着く。
そこで彼は野良猫軍団のリーダーとなり、やがて犬の軍団に立ち向かって行くのであった…。


◆登場キャラクター


  • ヨゴロウザ

声:榊原郁恵
主人公の少年猫。元気な栗毛のおかっぱ頭。♂。
帽子に蝶ネクタイ、サスペンダーといった都会的な服装をしている。
人間に捨てられたショックで記憶喪失となり、当てもなくさまよっていた所、一文字と出会う。
一文字の手引きでナナツカマツカの丘に辿り着き、野良猫軍団のリーダーとなる。


  • 一文字

声:水島裕
隻眼にバンダナを巻いた紫色の毛のたくましい猫(原作ではそのまんま「片目」と呼ばれている)。♂。
記憶喪失のヨゴロウザをナナツカマツカの丘に連れていき、彼を野良猫軍団のリーダーにする。


  • ゴキゲンヨウ

声:安原義人
帽子をかぶったシャム猫。
その名の通り「ご機嫌よう」が口癖のダンディーな気取り屋さん。♂。


  • オオグライ

声:佐藤B作
その名の通り大食らいの猫。♂。
狡賢い性格で、野良犬軍団に媚を売っているらしく、ゆくゆくは彼等を利用して野良猫軍団のリーダーになろうとしている。
しかし、最後は自身の間違いや野良犬軍団の本性を知り、身体全体に毒性植物の汁を塗り込み、野良犬軍団に特攻。
結果、タレミミ達は彼に噛み付いたばっかりに自滅する形で毒死した。
人間に捨てられた悲しい過去を持つ。


  • テツガク

声:川久保潔
眼鏡をかけた哲学者の老猫。読書好き。♂。


  • オオドロボウ

声:井上和彦
町から色んな物を盗んでくる猫。♂。
パンク風の服を着たニヒルなタフガイで、一文字と唯一タメを張れる。


  • ハネカエリ

声:潘恵子
ヒロイン。長い銀髪と服に色とりどりの小さな玉が乗っている。
テツガクと一緒に住んでいるおしゃまな猫。♀。


  • ウラナイ

声:斎藤隆
その名の通り、占い師を勤める老猫。♂。


  • オモテカウラカ

声:花井京之助
帽子を被ってクルクル回る、身体中が毛むくじゃらの猫。♂。


  • シャナリ

声:広中富士子
くるくるした髪のセクシーな美女猫で、トレードマークは薔薇の花。♀。


  • 星から来た猫

声:麻上洋子
星のようにきらめく金色の髪の美しい猫。♀。
ヨゴロウザたちがピンチの時に、星から来て助けてくれる。


  • ヤックン、フックン、モックン

声:薬丸裕英、布川敏和、本木雅弘
シブがき隊がモデルの三匹の猫たちで、声優もシブがき隊本人。全員♂。


  • ネズミ達

野良猫軍団とは同盟関係にあるネズミの軍団。


  • タレミミ

声:飯塚昭三
野良猫軍団とは敵対関係にある、野良犬軍団のリーダー。
上述の通り、最期は毒性植物の汁を塗ったオオグライに噛み付き、自滅する形で毒死した。


  • 生き残った野良犬二匹

タレミミ達の死をきっかけに戦闘放棄。
ヨゴロウザ達に「もうこんなことは御免だ、俺達はもう闘わない」と謝罪し、去っていった。


  • 老猫

第一話に登場した、ひげのない年老いた猫。♂。
三匹の子猫達に物語を聞かせていた。
ちなみに原作ではその正体が明かされていたが、人形劇ではハッピーエンドにするために途中で設定を変更された可能性がある。



追記・修正は、野良猫軍団のリーダーになってから。


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  • スレ立て乙。原作は児童書にあるまじき分厚さ。一方でラストがアレなため、当時の一部女児を目覚めさせたそうな -- 名無しさん (2017-09-02 00:38:51)
  • 原作のあまりの鬱さが・・・。 -- 名無しさん (2017-09-02 19:31:46)
  • 最初は暗いし最終回も見過ごした・・・結局ヨゴロウザって孤独なのか? -- 名無しさん (2017-09-12 10:18:13)

#comment

*1 「NHKで制作される人形劇」だけなら現在も『ざわざわ森のがんこちゃん』等があり、「教育性よりストーリー性を重視した連続人形劇作品」としての後継作品なら平成時代の『平家物語』・『新・三銃士』・『シャーロックホームズ』があるが、「帯番組放送枠」で放送された作品は本作が最後となる。
*2 原作エピローグでは老猫がラストを語った後、若猫に「本当の過去話か分からん」「面白くない」・「主人公の喪った過去がドラマチックではない」(意訳)等とスルーされている。

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