梅梅/バイカダ

ページ名:めーめー

 

 

「『ヒーローになる!』別に本気でそんな文句に心動かされたわけじゃないけれど」

「コネも、学歴もそんなにいいわけじゃなかったし、端金で死ぬまで働くよりはマシかと思ってさ」

「でも結局、そういうのはオリジナル・シンでも変わらなくて」

「いっそ刺激的な生き方をしてみようかな?って乗り換えてみることにしたんだ。」


「はじめての仕事で手渡されたファイルに、そいつがいかに悪行三昧のロクデナシだったかが書かれてて。」

「それを見てああなるほど、こんな悪い奴なら別に死んでもいいいんじゃないか」

「だから渡された刀をスッと振り抜いて。人間を、ましてや同僚を斬るのは初めてだったけど」

「思ったよりは何てことはなかった。新しい上司は微笑んで私を受け入れて」

「その日は奢ってもらった焼肉をお腹いっぱいに詰めて帰ったんだ」

 

■現実の設定

名前:梅梅(めーめー)

年齢:25

身長:164㎝

性別:女性

瞳の色:赤

髪の色:黒

所属:オリジナルシン→特心対‐不知火機関

キャラクター設定:外部協力者に当たるため階級無しだが、相当階級は3等深層。オリジナルシンの暗殺集団に所属し、その人材不足から階級を割り振られるというどこか既視感のある経歴を持ち、最終的に謀殺の危機から亡命を試み、現在ではプロミスノートの対暗殺の護衛として活動している。

プロミスノートの部下のと梅のまともな方。常にローテンションで、一見してクール、ともすれば冷酷な人間に見えるが、その内面は彼らと相対的に比較するとかなり豊か。死期が迫る風美の事を気に掛けたり、ワーカーホリック気味なプロミスノートの体調を慮ったりと、その口ぶりに反して他人のことを見ているし思いやる。

その一方で、何となくでダイバーの中でも更に輪をかけて血に塗れた暗殺ダイバーになったこと、なれたことは人並みには人道を外れた異常性かもしれない。多くのダイバーは大なり小なり何等かの信念や金銭的な欲求に基づいた動機を持つものだが、彼女はそうでないからだ。

彼女の所属していたオリジナルシン内の小派閥は暗殺を職務としていたが、その対象は内外問わずであり、組織内の浄化装置ないしパワーバランスの構成要素の一端を担っていた。あまり公にはできない組織であったため、半分噂だけの存在で小さな規模であることを余儀なくされ、その割には仕事は集中するため激務で人員の入れ替わりも激しい……と程なくして彼女は”都市伝説”になった優越感は立ち消え、終わりのない仕事の苦痛と押し出しで座らされた中間管理職に後悔した。

そんなんよりも一番恐ろしかったのは幹部でも暗殺されることだった。殺す側になってから初めて怖くなったんじゃないかな。

どんなに努力して、どんなに上に登り詰めようとそんなのは関係ないことなんだって。実際、後々それは事実だと分かった。‐梅梅

職務上、機密を与えられることも多く、また任務の拒否権を持たないため、一部の幹部にとって不都合な事実を握られたと目を付けられた結果、殉職するまで任務で酷使され続けるという憂き目に遭う。プロミスノートの暗殺未遂もその一つであり、彼女の1チームを丸々投じた作戦が決行されるが、既にオリジナルシンの多数勢力と和解していたため始まるまでもなく中止になるが、追及を恐れた指示者の追手により構成員はほぼ死亡し潰走することになる。が、部下の手引きで何とか逃れた先には偶然か、或いは故意か。先ほどまで命を狙っていた標的が待っていた。

それから、恩義とその交渉手腕に憧れを抱き、彼女は2度目の宗旨替えを果たすことになる。

くそっ……なんであいつら個人主義の暗殺ダイバーの癖して私を生かそうとしたんだ。

それにお前らもそう……これじゃ楽に死ねないじゃんか‐梅梅

それなら、今はそのときじゃないということなのだろうね。‐プロミスノート

該当の幹部は諸事情により既に故人であるため、オリジナルシンと形式上は和解しており、交渉の席に同伴することもある、が、不穏分子として彼女を見ていることには変わりなく、孤立無援となれば恐らくその末路は想像に難くない。主要業務として彼女がプロミスノートを暗殺から護衛する一方で、プロミスノートが居ること自体が彼女に向けた暗殺を防止する措置の一つでもある。

 

 

 

 


「私のダイバー能力が知りたい?そんないいもんじゃないよ。私のは平凡で、綺麗なやつでもないから」

「そんなことないよめーちゃん!マオはスプリットタンってえっちでいいと思う!キスもうまそうだし!」

「くたばれ梅毒」

■夢の姿の設定

名前:バイカダ(梅花蛇)

武器:工房武器(刀、銃)

外見:蛇瞳、割れた舌

夢の姿の設定:定義上は蛇獣人に当たるダイバー体であり、同業者が何となく思い浮かばれる。外見的特徴は先に述べた程度のもので、あとは歯並びが鋭くくらいのもの。毒の生成や蛇の眷属能力も持たないし、見たモノを石にしたりもしないが、ピット器官により暗所での視力に強く、また実際の蛇がそうであるように全身の皮膚感覚で鋭敏に音を感じることができる。全力で転化すれば完全な蛇になれるかどうかも不明だが、少なくとも前例はない。

身体能力の増強に想像力を割り振っているため、武器生成は行わず工房から買い上げたもので代替としている。オリジナルシンの暗殺部門に転属後は規格統一されたものを使っていたが、それ以前と上司の死後でそれぞれ別の工房武器を使用しているため、下記にまとめる。割かし自由になった今は工房を覗くのも好きで、軽い武器コレクター気質とも言える。

「テイルアトリエ:花咲爺」

見た目はおおよそグロック17……というよりそれ自体はほぼほぼコピー品に過ぎないが、差異として灰が封入された特殊な弾丸を使用することが可能なように構造を一部改変されている。この灰には接触箇所を侵蝕し、そのリソースを吸い上げて花を咲かせる性質が付与されており、無力化や妨害に長けている。銃本体は廉価で安いが、定期的に購入する必要のある弾丸で利益を見込むビジネスモデルで運営されている。

梅が暗殺ダイバーになる以前の相棒だが、日本に渡った今となっては事実上使用不能になっていると言ってもよい。

まあ安いから買っただけ(結局そこそこ割高だったけど)だし、そんなに未練はないよ。……ほんとだよ?‐梅梅

 

「ブランド工房:贔屓」

リソースを流し込み起動することで刀身から炎が迸るように作られた工房武器であり、一度振るえば対峙する者を一刀にして焼き切り両断する先代の形見にして奥の手。発動時の切断面に紋様が刻まれる特徴があり、ブランド工房という俗称は『烙印』を意味する本来の語としてのブランドとのダブルミーニングである。体験版とも揶揄される。

基本的にはただの刀として使い、非常時や悪夢などの正面戦闘に限って能力を起動する。

握ってみて前任が使いたがらなかった理由が痛いほどわかったよ。こんなの一瞬で身バレするもんな……‐梅梅

 

 

 

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