黒羽三葉/ウィード

ページ名:そろそろ新

 

 

 

あたしとあんたでたったひとつだけ分かり合えることがあるのなら。

それはあんたとあたしは分かり合えない、ってことくらいだろうな。

 

■現実の設定

名前:黒羽三葉

年齢:26 

身長:164cm

性別:女性

瞳の色:黒

髪の色:黒(画像は染めている)

所属:傭兵‐ウィード‐ゼロメア

キャラクター設定:零細傭兵派閥「ウィード」の唯一の元・生き残りにして現ゼロメア境界級ダイバー。鴉羽 麗子主導チームの構成員を担う。

かなり感情的かつ衝動的で、所属の派閥が自身の仕事先を奪っていたことを理由に初対面で挑発し喧嘩を吹っ掛けたり、自身の身内に未帰還者が出た際に待機命令を無視して出撃するなど、短慮と苦言を呈さざるを得ない程度には傭兵、ダイバーとして難がある。(一応「気が立っているのもやむを得ない」くらいの事情はあるにはあるが。)

他にも身内可愛さに汚染源に手を掛けることができず、かといって割り切ることもなく葛藤に苦しむその脆さ、非合理さもそれらの一つに計上できるだろうか。

具体的には能力の性質と給与待遇の面から不知火機関を志望するものの、実技・知識試験はパスしても気質適性がないと判断され落とされるほど。これらをひっくるめて『情深く、男勝りで正直者』と呼ぶかどうかは人によって意見が分かれるところだろう。どこか壊れていたり、あるいはそもそも生まれたときから欠けているような他のダイバー達に比べるとある意味健全であるというか、一般人寄りな感性なのだとも言える。

趣味はジャンクフード片手のドラマ・映画鑑賞にウィンドウショッピング。ゼロメアに転属(詳細は後述)してからは夜の街を出歩くのがもっぱら休日の楽しみになりつつある。

右手にアッツアツのピザ、左手にキンキンのビール!罪の味はささやかな幸福の味だ-黒羽三葉

・傭兵派閥「ウード」について

黒羽家は両親の代から一家全員がダイバーであり、同派閥に所属する。フリーの傭兵であった父と、ヘクセンナハトの母によって開業され、家族を除くと6~7人の覚醒級から境界級相当の人員によって構成されており、想像力の低下によってダイブ不可のレベルまで能力が劣化したことを機に姉妹へと引き継ぎが行われた。元々が小規模のため、ゼロメアを始めとした比較的大規模資本に駆逐された零細派閥の一つ。

一番交渉事に長け、理知的であった長女の一葉は『塩の柱』という悪夢の汚染により植物人間に。自由気ままだが、姉妹想いだった次女の二葉は『マリッサ』というガーベッジの支部襲撃により帰らぬ人に。末っ子ではあるが、精いっぱい背伸びしていた四女の四葉は『青い星』という悪夢によって死亡し、生ける夢としての再生を待っている。

他の構成員は言うまでもなく軒並み死亡しており、派閥自体は実質三葉しかいない消失状態だと言って差し支えない。

・シナリオ「いつか星になって再会しよう」にて

開始前の防衛戦にて姉を始めとした戦友の殆どを失い、調査任務の発令後は残された妹は悪夢の精神汚染によって自殺に踏み込み……といつホルダー化してもおかしくないほどのストレスに苛まれ続けていた。実際問題、それどころではなかったため計測されなかっただけで、羽化寸前のところまでは既に到達しており、煮えたぎる憤怒をそのままレイヴンやその生ける夢にぶつけてしまうこともあった。

自らも悪夢の精神汚染に苛まれ自殺衝動に駆られることもあったが、そうしなかったのはその彼女の説得の甲斐あってのことである。余談だがそのレイヴン(ゼロメア)に対しての第一印象は「田舎の商店街に進出してきたイオン」のそれであり、かなり険悪なものだった。人の人生とは複雑怪奇であり先の読めないものである。

それでもじわじわと消耗し、ただ全滅を待つだけの状況には違いなかったのだが、星因美果の告白や死人寝台列車の介入など、少しずつ状況が変化していき、最後には元凶たる悪夢そのものを撃退することで一連の事件を鎮圧した。寝台列車に四葉の蘇生を依頼し、他の面々が各々の戻るべき場所へと帰っていく。

しかし彼女には既にそんな場所はもう残されていない。途方に暮れる彼女に、ふとレイヴンがこんな提案をした。

「アテがないんなら、ゼロメアに来ないか」

 

■夢の姿の設定

名前:トリフォイル→ヴィード

武器:ナイフ・ワイヤートラップ

外見:なし

根源:なし。両親らからの教育でダイバー適性を辛うじて持つのみ。

夢の姿の設定:生成したトラップにカモフラージュを被せ、警戒させながらナイフの通常攻撃をで確実に削る戦法や、ダイバーログを模倣した身代わり人形を囮にして攻撃を逸らすなど、性格の短気さに見合わない手堅いやり方を好む。このため自分に近いステルス重視のメンバーとは相性がいいが、反面大規模空爆などとは気性からして合わない。

不知火機関を志した訓練や学習により、標準的な道具生成・偽装・ダイバーログ隠蔽能力は持つが、正当な教育を施された同派閥のダイバーと比較すると一回りほど精度が劣化する。訓練という出自からわかる通り、前述の概要は彼女の固有性質というわけではない。彼女は無意識にまで根を張るほどの強い衝動(例えば正義の味方になりたいだとか自他への強い憤怒など)を持ち合わせていないため本来の夢の姿が未発現であり、あくまで意識とイメージでどうこうできる範囲のみで戦っているのが現状である。(未発現であるがゆえに不知火適性の本当の有無も不明)

 

 

なお、余談だがこのように仮置きのダイバー体というのは境界級程度までは一定のリソース量を持ち合わせればこのような訓練学習で到達できないことはなく(流石に深層級は厳しいが)、そのため決して珍しいモノではない。というか、発現した者はそれを振るうことができるからこそ名の知れた人物になるのである。

衝動は何であれ、それに足るレベルまで高まれば何かしら発現する。自身から姉妹を奪われたことへの深い嘆きと悲しみ、あるいは奪っていったものへの憎悪と復讐心。どれか一つくらい目覚めてもよさそうなものだが、現状そうなってはいないのは、その一点に関して彼女がそれらに呑まれることを恐れて理性で強く制御しているためである。

ダイブ中、彼女の薬指には指輪のようにそれを覆う蔦丈の植物が発現する。現時点では何の性質もなくただあるだけに過ぎないが、いつか彼女が衝動を発露させたとき、その蔦は一体何を芽吹かせるのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

人物相関

鴉羽 麗子/レイヴン:嫌い(好き)。姉妹を除いては恐らく彼女が初めて自身の境遇を嘆き寄り添ってくれた人物であり、また復讐戦であり生存競争である夢現災害の鎮圧に関与したキーパーソンであることから、現状生存している人間の中では最もかけがえのない人物であろう。あと仕事先恵んでくれるしね。

黒羽家の他の姉妹:植物人間、遺体未発見、死人。ダイバーという商売がいかに因果なものかを教えてくれる詰め合わせだが、その一つ一つが肉親である彼女の胸を深く刺す棘になっている。元々彼女の言動はそれなりに攻撃的ではあるものの、この事情がそれを更に強めているのには間違いないだろう。

星因美果/スターゲイザー:かつてレイヴンや自らとともに悪夢を討伐したかけがえのない戦友……なのだが、意外なことに嫌い……とまでは言わないにしろ、相容れないというか、理解しがたい部分がある。それは肉親への情の希薄さだ。彼女としては、それは過去の体験に根差したものに違いないと捉えており、それはいずれ癒されるべき傷なのだと解釈しているが……実際のところそれが真実なのかは定かではない。

白獏/眠り姫:やべーやつ。生ける夢ってみんなそうなん?

宍戸 驍臣/デッド・サイレンス:嫌い(好き)。同僚になった30過ぎのおっさんだが口うるさくて面倒くさい(と思ってるが内心悪くないとも思っている)。構ってやるという名目で定期的に構ってもらっていたり全体的にチワワと飼い主。

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧