「今でもお前は人を食べたいと思うのか?ですか。いえいえ、そんなわけないでしょう!」 「あ、その鍋残りいただいてもいいですか?」 |
■現実の設定
名前:ロッカ・ナナカ
年齢:7(身体年齢25歳前後)
身長:240㎝(擬態時180㎝)
性別:メス
容姿:修道女(擬態時)、大蜘蛛(本性)
趣味:食事・登山での動物との触れ合い(実質食事)・映画鑑賞(人間学習のため)
好きなモノ:肉・魚・糖分
嫌いなモノ:コーヒー(酔っぱらう)・詮索癖のある人
所属:悪夢→狂信者‐証明者→夢の使者‐聖教会
キャラクター設定:300年前に奇書院の源流組織に討伐された悪夢の一体。発掘者である狂信者派閥にモルモットとして監禁されていたが脱走し野良悪夢として彷徨っていたが、駆け込んだ先の聖教会で正規ダイバー契約を締結した。
気性穏やかで柔和な微笑みを絶やさず、懺悔には内容を問わず真摯に応じるよき相談相手としてカウンセリングにも励むなど、修道女らしい修道女。が、その一方で大の食いしん坊で教会の炊き出しの残りは毎回丸ごとペロリと平らげてしまうくらい食欲に弱い。尤も周囲としては超越的な聖母より人間臭さがあって可愛げがある、とあまり否定的には見られていないようだが。
……と、ここまでがあくまで人として見たときの彼女の人物評である。彼女の正体は底無しの食欲を持つ大蜘蛛の悪夢であり、前述のような振舞いは本性を隠匿した上で溶け込むだけの社会性を後天的に学習獲得したペルソナに過ぎない。よって、それらに反した行為に踏み込んだところで罪悪感も覚えない。(ただし実際の蜘蛛と違い、肥大化した脳を獲得しているため高次知性の産物として、喜怒哀楽感情は存在する)
大元の虫人格と疑似餌人格がほぼ分離しており、どちらを主体に見るかで上記の真偽が変わる。疑似餌には少なからず葛藤が生じるようだ。
映画とかドラマって、その時世の感性を理解するのにとっても便利なんですよ!‐ロッカ・ナナカ
なお、倫理観を持たないとはいえ危機管理能力は有するため、自己防衛を除いては当然食人行為に走ることはない。強いて言えば誰も見ていない時のみに限って小動物を衝動的に口にする程度で、普段は給金を全つっぱして買い込んだ食糧で欲求を満たしている。ちなみに監禁していた狂信者についてだが、言うまでもなく既に彼女の胃の中である。
奇書院や不知火機関は既に調査によって彼女の本質を把握しており、夢の使者にも伝達はしているものの、彼女が比較的友好的な個体であることを鑑み、刺激しないよう周囲の人物に限っては監査官を除いて周知は為されていない。
そのほか、実際の蜘蛛が持つようないくつかの習性は彼女も保有する。カフェインに酩酊を示したり、誘引物質を放つ(『いい匂い』の正体)、好意を持つと性欲だけでなく食欲も抱く、などなど。
ロッカ・ナナカの名の由来は狂信者に検体として付けられた「67番」と300年前のときの名前「花」からのもじり。つまるところ「六花・七花」である。
彼女の過去および現在の事柄と、それに付随する価値観について。
土蜘蛛信仰により生まれた彼女は異界を暗示するもの、つまり夜間の森に踏み込むものを戒めとして喰らうように定義され発生している。人型の姿は現代にダイバーとして習得したものではなく、この森での捕食に必要な疑似餌的な役割を求められて体得したものである。この時代がおおよそ30年ほど続く。
その30年後、彼女を発見しあまつさえ長屋に連れ帰った男が現れ、このあたりから急遽社会性を得るために人格を模倣していくようになる。それから(期間は不明だが、ごく短い)男を彼女が捕食したことで前述の討伐へと至り、クオリアが「所持者の敵対者に災いを為すもの」として歴史中で何度も契約し外殻を取り戻しては、討伐され別の所持者へ渡ることを繰り返している。彼女に垣間見える腹黒さは契約者との経験に由来するものが大半だ。
現在は長らく不自由なクオリアの300年を強要されたことに憎悪しつつも、それに戻りたくないという恐怖から親和路線を選択して暮らしている。……というと今にも復讐に走りそうなものだが、͡安定した生活に割と満足しており、例え力を手にしたとしても社会秩序に仇名すことはないだろう。
現在彼女に芽生えている人格は獣から遠しい理性的で感情的なものだが、彼女はそれが自身を思ったより根深く侵食しているとは自覚しておらず、演技でしかないという理解を続けている。いた。
が、はるか先の未来の自分の写しであるクオリアの破片に残っていたのが獣性でも、飢えでも、憎悪でもなく、ある夢との約束とある男:の願い、そしてごっこ遊びだったはずの存在への後悔だったことを知り、考えを若干改めている。
この心地よい人間性はいつの日か私を死に至らしめるのでしょうね。-ロッカ・ナナカ
■夢の姿の設定
名前:ミミクリー
武器:毒牙・子供達・糸
外見:大蜘蛛
根源:「土蜘蛛」の土着信仰。森に入ると(様々な要因で)帰って来れないという恐怖の象徴
夢の姿の設定:人間への擬態を何よりも優先している個体のため、完全な擬態時には生ける夢としては検知できなくなるほどダイバーログの漏出が少なく、波長から検出するのには一定時間を掛けた解析か、あるいは境界級相当の看破系のダイバーが必要になる。
戦闘手段についてだが、糸を張り罠に掛けたり、麻痺毒と消化液を兼用した唾液を牙から注入したり……などのおおよそ想像付くような手法は大体可能。眷属として大量の子蜘蛛を放って敵を襲わせることもできる。
ちなみに子蜘蛛は理論上は彼女の完全な複製として成長する。(それまでに修正力で消滅するが)
また、部分的に人間体へ寄せることもできるので人間の腕2本+蜘蛛腕8本のような多腕状態を取るといった芸当も可能。ただし本人もさして慣れてないので下手をすると腕がもつれるし、大体の場合は面倒がって普通に通常の土蜘蛛形態で戦う。
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