玉章次百/文車妖妃

ページ名:ごしんたい

 

ねーぇー銀ちゃん、私、やっぱり語尾はのじゃとか付けた方がウケがいいと思う?あっ、ていうかそれなら一人称も私じゃなくて儂とかにしなきゃだめか。そうだよね、語尾だけ付けても取って付けたようにしか見えないよね。キャラの一貫性大事にしていかなきゃ。あ、ところで今日の晩御飯何がいい?最近は神主業も結構頑張ってるし、ご褒美だと思って私張り切っちゃうよ。カレーはこないだ作ったし、オムライスとか?……ってもう!全然聞いてないでしょ!―玉章次百

 

お前の長話を一々聞いてたら身が持たねえよ―織田銀次郎

 

■現実の設定

名前:玉章 次百(たまづかさ つぐも)

年齢:300年弱(外観年齢15歳前後)

身長:151㎝

性別:女性

瞳の色:黒

髪の色:若白髪

所属:夢の使者‐セントドリームオーダー

キャラクター設定:廃神社の倉庫から発見された恋文……を元にした古典種の生ける夢。現・夢の使者中級ダイバー。

現在の宿主は発見者の元ダイバーで当時の交渉の末、神社の御神体兼小遣い制で巫女になることを条件に契約を結んだ。

私は別に疲れないし飢えもしないけど、それでも銀ちゃんは休んで食事を摂れって言うの。変わってるよね‐玉章

二口女房か何かかっつの。俺ぁ奴隷を飼ってるわけじゃねえんだ、意味なくたって人並みの暮らしはさせるわ‐織田

恋文の姿はいわゆる休眠期に相当する省エネ状態であるようで、この契約で活動に十分な想像力を得た今では人間態を維持したまま、不愛想で出張りたがらない彼に代り専ら清掃や接客に勤しんでいる。

とにかく姦しい。倉庫で数十~数百年の間孤独だったのがあまりにも堪えたのか、落ちのない雑談をこよなく愛しよく喋る。一度捕まれば、彼女が用事でもない限り30分は間違いなく拘束されるだろう。

また、由来のあたりから想像に難しくないが、恋愛話がフィクションノンフィクション問わず大好物。浮いた話題があればこれまた根掘り葉掘り聞かれることになる。ちなみに推しジャンルだが、純文学からライトノベル、同性愛異性愛人外、大体全部。そのせいでSNSのフォロー数が異常に膨れ上がり、TLが混沌としているのが近頃の悩みだとか。

っかりリツイートが地雷の人に回っちゃってブロックされるのも悩みなの、こないだなんか……(以下割愛)‐玉章

■夢の姿の設定

名前:文車妖妃

武器:太刀、文車、書、鬼の腕

外見:文車を模した車椅子に座った、大量の巻紙に覆われている十二単の女性

夢の姿の設定:百器徒然袋に登場する書物の付喪神、を元型にする生ける夢。記述にある文車とは書物を乗せる手押し車のこと。これで体当たりをぶちかましたりしなかったりする。あと構造的によくずり落ちて車だけ飛んでいったり。

権能としては引用による夢の上書きがあり、平たく言えば彼女に取り込まれている書物の記述をそのまま再現する形でのみ、任意で夢を書き換えることができる。ただしこれは夢現領域の中に夢現領域を作るに等しいので、鬩ぎ合いするだけのリソースを要求する。そのため、基本的には参拝者の夢の中にお邪魔して応援とかするときに使うものだ。

その他、『大量の恋文を焼いたことで、その煙を浴び鬼になった』という酒呑童子の伝承を取り込んでいるため、焼却されるとその煙と灰から再現体の鬼が出現する。身体の一部分であってもその効果は適用されるので、それを応用し太刀や巨腕などを部分的に作り出して使用することもある。無論、苦痛を伴うので当人にはそれなりの覚悟を要する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

食べず、飲まず、眠らず、されど疲れぬ化物の昔話

女の左胸、心臓へ突き立てようと短刀が抉り刺さる。されど、そこから血は流れることはなく、また女は痛苦の悶えも見せない。下手人はそれを確認すると乱暴に引き抜き貫きを繰り返しつ、侮蔑と怯えをない交ぜにした目を向ける。

女の左胸、心臓へ突き立てようと短刀が抉り刺さる。されど、そこから血は流れることはなく、また女は痛苦の悶えも見せない。下手人はそれを確認すると乱暴に引き抜き貫きを繰り返しつ、侮蔑と怯えをない交ぜにした目を向ける。

「……どうしてこのようなことをなさるのですか。」

「それはお前が尋常でないからだ。今思い知ったろう、心の臓を穿っても死なぬならそれは化外に他ならん。」

「私はこれでも尽くしてまいりました。食べず、飲まず、眠らずでも、尽くして……」

「それで死なぬが何よりの人ならざる証拠だろうに、そんなこともわからぬか、この戯けが。」

「刺して死なずばあとは火で巻くしかあるまい、死ね!疾く死ね、妖が!」

彼は狂乱していた。髪を、顔を、首を恐怖のあまり掻きむしり、灯篭の火と油を周囲に撒き散らしては燃える様にとあたりの紙だのなんだのをくべていく。それが家屋をも飲み込むような大火となったとき、女の袖へと燃え移った。それは、驚くほど早く、早く身体中に移り、肉は溶け出さず、骨が炭になるよりも先に灰に変えていく。

「はっは!やったぞ!妖かし討ち取ったりだ!はは……は」

ゴキリと折れる音が何回か続けて鳴って、裂けた皮膚から爆ぜた水風船のように赤い雫が噴き出し水溜りを作る。

彼女だった灰が怪物の腕になって、下手人たる彼を、愛しかった彼女のあるじを握りつぶしてしまった。

 

血だまりに涙雫を2、3落とし、女は呟いた。

「どうして化外ではいけなかったのですか、そうであろうとなかろうと、私は何も変わらなかったのに。」

「あなたが望めば、私はあなたの望んだ私であれたというのに。」

それから一晩かけて元通りに身体を繕うと、自らを倉庫の中にを仕舞い込み封じた。

化外が二度と人の世に現れぬように、と。

 

 

 


 

切札「酒呑童子の包み煙」復活:希望

【居合斬り】

【浄化の光】

【十六夜の祝福】

【紡いだ絆】

【幻撃】

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