009 .事件の惨状2

ページ名:009 .事件の惨状2

このイベントは事件発生後に4階を訪れた際に発生する。

そこには今までの死臭が優しく感じてしまうほどの生理的に受け付けがたい異臭が立ち込めていた。

そこら中に白いダンゴムシのような足を持つ蜘蛛とも呼べないような生き物がいる。どうやら粘液を纏っているようで、その虫の後にはナメクジが這ったような痕が部屋中にこびりつき、黄緑色に発光しているせいか他の部屋に比べて薄明るくなっている。

さらに奥のスタッフ用機材室のドア前には青い服を着た茶髪のレプリロイドが倒れていることが分かる。右腕にあたる部分が吹き飛ばされ、人間の腹部にあたる部分には破片が刺さっている。千切れた内部のコードからはバチバチと漏電しているであろうことが伺える。機械系の職業の探索者や技能ロールでこれを修理するにはきちんとした工具が必要であることが分かる。シエルかキャスケットがいる場合はその場で修理できる。<目星>では、刺さっている破片に血が付着していること、その血の付着の仕方から子供が握りしめていたであろうことが分かる。

イベント「4、未来を案じるレプリロイド」をこなしている場合はこれがアンノンだとわかるだろう。<聞き耳>でドアの向こうから子どもの泣き声を聞くことができる。

探索者達がアンノンの後ろのドアを開けようとすると、「マテ…!マ、マダ…!」とアンノンから機械的ではあるが、威圧的な声で止められる。それでも開けようとすると左手で掴まれる。とても強い力で引きはがせそうにない。奥のドアを意地でも開けさせないようだ。<目星>で動作から、もしかしたら目が見えていないのではと思い当たる。機械系の技能では漏電によるエネルギー不足でアイカメラが作動していないのではと思い当たる。

奥の部屋に入るにはシエルかキャスケット、もしくは機械系の職業の探索者と工具箱でアンノンを修理する必要がある。

この場合は漏電を止めるだけなので特に技能ロールは必要ない。修理し、しばらくするとアンノンは動き出し、探索者達にお礼と謝罪をする。

「ありがとうございます。そしてすいません。暴走したレプリロイドと勘違いしていたとはいえ、あんなことを…」

そしてアンノンはゆっくりと4階で起こったことを話してくれる。(具体的には006.事件発生の4階にいた場合を参照)

そのことから、ドアの奥の部屋ではスタッフと一緒に事件発生時にいた招待客が避難していることと、事態が収束するまでは開けない方が安全であるということを教えてくれる。

ある程度の会話を挟んだ後、アンノンの方から探索者達についていくことを提案される。

「あんなことをしておいてなんですが、せめてものお礼として私も連れて行ってくれませんか。」

この提案は断ることも可能だが、シエルがいる場合は問答無用で快諾する。どの道最終戦イベントに入るにはシエルを連れた状態で4階から5階の管理フロアに行かなくてはいけないのでその段階で仲間になる。

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