006.事件発生

ページ名:006.事件発生
6、事件発生
探索者たちが他のところを周っている場合もこのイベントは起こす。
そして10分後、シエル博士が公演しようと壇上に上ったときに、4階から爆発音が聞こえた。突然の出来事に他の招待客も動揺を隠せない様子でざわつくが、次の瞬間に悲鳴に変わる。同時に館内全体に警報音が鳴り響き、建物外に通じるすべての窓と出入口のシャッターが下りてしまう。この後の描写は探索者たちがどこにいるかで決定する。
 

イベントホールにいる場合
上の方から爆発音が聞こえ、警報音が鳴り響くためイベントホール内は騒然となる。
何かトラブルがあったようで、ホールの外から来たスタッフ達が慌ただしく走り回っているが、何が起きているかわからない。しばらくの混乱の後、スタッフ達が探索者含めた招待客達にトラブルがあったので、ここから出ないように呼びかけ始める。
これに応じるとドアがすさまじい勢いで開き、血まみれのスタッフや混乱した様子で逃げてくる人たちを見ることができる。突然の騒動と逃げ込んできた人からホールの外が尋常な様子でないことを想像し、探索者は1/1d4の正気度喪失を行う。
外に出ようとするとスタッフが止めてくる。
イベント「7、口論から探索」へ
 
 
イベントホール以外の一階、2、3階にいる場合
凄まじい爆発音とともに吹き抜けの天井部分が突然崩落し、直径5メートルほどの穴が開く。その様子を吹き抜けから見ていたスタッフや招待客は穴から降ってきた何かによって一瞬で撃ち落された。穴から子供たちの泣き声が響き渡り、事態の深刻さをより一層感じさせられる。
ガチャ…ガチャ…と不快な金属音を立てながら蜂の巣の働き蜂のようにソレは穴から排出されてきた。ぎこちなく動く機械の体。外側に付着した黄緑色のナメクジのようなもの、機械とも人間とも呼べないソレは苦しんでいるようにも見える。そしてそれは苦しみを紛らわすかのように人間の断末魔に似た叫び声をあげながら周囲の人々に襲い掛かった!
この光景を見てしまった探索者は1/1d6のSANCを行う。
ここで<聞き耳>をおこない、成功した探索者は他の招待客の喧騒に紛れてどこかでガラスが割れるような音を聞き取ることができる。
探索者は近くにいたスタッフから引っ張られ、物陰に隠れてやり過ごすことができる。スタッフに従わなかったりした場合は他の招待客や暴走ロボットで妨害してもよい。
しばらくたった後「8、迷子の少年」へ
 
 
4階にいる場合
こども達と触れあっている中、突然部屋の隅にいた警備用ロボットが爆発する。その様子と周りの人間に怪我がないかを心配したようにアンノンが爆発箇所に近づき、様子を確認していると駆け付けた他の警備用ロボットに銃口を突き付けられる。「DCN-01...コードネーム[アンノン]、無差別破壊工作の疑いでお前を処分する」
無機質な合成音声でそれが発せられるとともに彼は近くの一人のこどもごと蜂の巣にされる。黒煙が晴れると子供をかばうように前に立っているアンノンと後ろで泣きじゃくる子供がいた。
「こちらこそどういうことか説明していただきたい」
アンノンは反撃すれば疑いが強くなることがわかっているのか、反撃する手段がないのか、語気を強めるものの反撃をする様子はない。
一連の流れを見ていた探索者達はそれが間違っていることに気づくだろう。エックスを疑うようなら<心理学>や<アイデア>で判定を行ってもよい。探索者は抗議すると予想できるが、その前に目を引くものがあった。爆発したロボットの機体から球状の白い蜘蛛のような何かが這い出してきている。黄緑色の粘液を纏ったそれが子どもに這い上がると苦しみながら爆発したロボットの破片を握りしめ、近くにいたアンノンを突き刺した。
驚いた警備用ロボットが次々と駆け寄るが、そのロボット達にも次々と付着し、苦しみだす。やがて叫び声が消えたあと、警備用ロボットは無差別に周りの人間を襲い始めた。
この光景を見た探索者は1/1d8のSANCを行う。
探索者達はスタッフの指示に従って、イベントホールまで移動することになる。
しばらくたって落ち着いたころ、
イベント「7、口論から探索へ」を起こす。

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