逸話文庫 通俗教育 婦女の巻

ページ名:逸話文庫 通俗教育 婦女の巻

〔紀貫之の女〕鶯宿梅/1
〔鏡売の女〕大江定基の慈悲/2
〔紫式部〕其名の由来/3
〔紫式部〕日本紀の局と称せらる/4
〔紫式部〕琴を弾く女の命名(機智)/4
〔紫式部〕鰯を「おむら」と云ふ/5
〔清少納言〕雪の朝、御簾を撥ぐ(機智)/6
〔清少納言〕老後都、の辺鄙に居る/6
〔赤染衛門〕其歌、夫を感ぜしむ/7
〔赤染衛門〕母子の親愛/8
〔赤染衛門〕と和泉式部との歌の優劣/10
〔和泉式部〕因幡、霞の里の産なり/11
〔和泉式部〕亡き小式部を思ふ歌/11
〔小式部〕五歳の時の歌/13
〔伊勢大輔〕今日九重に匂ひぬるかな(詠歌)/13
〔小大進〕其名の読み方/14
〔小大進〕歌の徳によりて盗人、出づ/15
〔土肥実平の妻〕頼朝の飢を救ふ/17
〔静〕鶴ヶ岡にて舞ふ/18
〔微妙〕父を慕うて悶絶す/19
〔沼田円珠〕其歌と叡感の御製/20
〔藤原俊成の女〕と宮内卿との歌の優劣/21
〔女歌人〕歌によりて異名を得/22
〔松下禅尼〕障子を切張す/25
〔近衛局〕歌仙の斑に列す/26
〔川浪〕琴を弾じて亡夫を慕ふ/27
〔菊池武時の妻〕夫の戦死と自害/27
〔瓜生保の母〕三子、尚在り再挙、期すべし(忠貞)/29
〔楠正行の母〕正行の自害を留む/30
〔源顕家の妻〕いづくにか心をとめむ/32
〔塩谷高貞の妻〕高師直の文を斥く(貞操)/33
〔伊賀の局〕門院を負ひ参らせて川を渡る(大力)/34
〔武田勝頼の妻〕夫に従ひて自害す/34
〔別所長治の妻〕辞世/36
〔幸田彦右衛門の妻〕忠義を守りて君に背くな/37
〔立野弥兵衛の妻〕串刺にせられし時の歌/38
〔山名禅高の妻〕其頓智によりて盗を捕ふ/39
〔鈴木大学の妹〕古猫を捕ふ(勇婢)/40
〔木村重成の妻〕自害と書置/41
〔出口某の妻〕此酒は夫にあらず殿に参らする也/43
〔蜂屋半之丞の母〕我子の討死と言葉遣ひ/45
〔小野木縫殿助の妻〕ふるまふ物も無かりける哉(貧乏)/46
〔飯河宗祐の妻〕睦しからざるも夫と共に自害す/48
〔真田信之の妻〕其父を城中に入れず/49
〔細川忠興の妻〕二子を刺殺して自害す(壮烈)/53
〔富田信高の妻〕敵中に突入して奮戦す/57
〔毛利勝永の妻〕夫を励まして大阪城に入らしむ/58
〔京都の少女〕天が下とて濡るる袖かな(諒闇)/61
〔京都の少女〕そつと月見る今宵かな(諒闇)/61
〔山内一豊の妻〕駿馬と鏡台中の黄金/62
〔徳川秀忠の乳母〕飯を衆人に振舞ふ/64
〔徳川秀忠の乳母〕私の為、天下の大法を曲げ給ふな/66
〔春日局〕抜参と竹千代君/67
〔春日局〕惣女中への配物も旧の如くせられたし/68
〔春日局〕天照太神にても通し難し/70
〔春日局〕家光の痘瘡平癒を祈る/71
〔春日局〕天下の将軍は少しも贔屓すべからす/71
〔杉本光貞の妻〕右左知らぬ蕨の手先かな(俳句)/74
〔徳川頼宣の母〕鏡台金を勇士に与ふ/74
〔島津光久の妻〕常に侍女を誡めし詞/75
〔近衛尋子〕辞世/76
〔山田亀子〕今式部と称せらる(博識)/77
〔山田亀子〕辞世/78
〔池田光政の妻〕女子に教訓の詞/79
〔酒井忠直の妻〕火事の時、少しも驚かず/81
〔杉浦某の妻〕身を白刄の中に投ず(勇婦)/82
〔近松勘六の母〕自刄して我子を励ます/83
〔近松勘六の母〕書置の文/86
〔原惣右衛門の母〕自害して我君に泉下に見えん/87
〔岡島八十右衛門の母〕死して武士の恥ある事を知らせ候/90
〔間十次郎の妻〕吉良邸奉公と泉岳寺墓前の自害/91
〔小島喜兵衛の妻〕夫を介錯して自刄す/95
〔小野寺十内の母〕伊藤仁斉の寿詩/96
〔灰方丹子〕夫や子の待つらむものを急がまし(辞世)/97
〔浅野長矩の妻〕なき数数の跡をとふかな(述懐)/98
〔大野九郎兵衛の女〕父の不義によりて夫に遠けらる/98
〔破鏡尼〕歌と箏とを能くす/100
〔二上伯養の妻〕能く夫の言を守る/102
〔智月尼〕芭蕉に形見を乞ふ/103
〔浜田某の妻〕産蓐中、欠込者をかくまふ/104
〔祇園梶子〕茶店の歌人/107
〔長山宵子〕貞操と沈勇/109
〔梢風尼〕名月や、もたれて廻る椽柱/110
〔井上通子〕盤珪と儒仏の道を論ず/111
〔井上通子〕と了然尼/112
〔玉瀾〕夫歌ひ妻弾ず/113
〔秋色〕秋色桜/114
〔秋色〕父を駕籠に載せて帰る(孝行)/115
〔野中婉子〕尋ねて歩め朧夜の月(教訓の書)/116
〔丹波の某の妻〕操桜/117
〔佐渡少女〕その和歌/118
〔岡西園〕有るにあらず無きにあらず法の灯火/120
〔三宅尚斉の妻〕其夫に勝れる徳行/122
〔油谷倭文子〕臨終の際、歌を作りて父母を慰む/123
〔豊後某の妻〕俳句によりて夫の心を和ぐ/125
〔賀茂真淵の妻〕夫を励まして遊学せしむ/126
〔西島の妻〕我子なら供には遣らじ夜の雪(同情)/127
〔紅子〕詠歌/128
〔穂積昌貞尼〕梅を植ゑて鶯去る/129
〔千代〕郭公々々とて明けにけり/130
〔千代〕鶯の句と正徹の歌/132
〔千代〕狂の一字の静かなるに及ばず(謙遜)/133
〔千代〕黒に目を持つ鰈かな/134
〔進藤筑波子〕其歌、天暦頃の調あり/135
〔田沼意次の妻〕侍女の過を咎めず/136
〔相沢いゑ〕聖語に協ひし歌/139
〔鵜殿余野子〕佐保川と号せし由来/140
〔長崎の亀女〕鋳物の名人/141
〔矢部正子〕再び先夫に見えず/143
〔矢部正子〕伴蒿渓と贈答の歌/144
〔小川ちか〕歌によりて復縁す/146
〔山崎はる〕父の仇を報ず(一)/147
〔山崎はる〕父の仇を報ず(二)/152
〔荒木田麗子〕手跡を乞ふ者多し/155
〔荒木田麗子〕国史の研究と著書/156
〔工藤真葛子〕書を贈りて馬琴に添刪を乞ふ/158
〔工藤真葛子〕馬琴と贈答の歌/162
〔福井侯の妻〕麗玉集の著者/163
〔竹内永〕今日の命と節分の豆(狂歌)/164
〔江川太郎左衛門の母〕念珠と忍の一字の誡/167
〔尼崎りや〕父の讐討ち(一)/169
〔尼崎りや〕父の讐討ち(二)/172
〔草加屋の娘〕紀氏の末なれば即詠せよ/175
〔頼山陽の母〕日記の一節/176
〔石川みや子〕生前、桜を植ゑて墓標とす/178
〔岡田せい〕歌と遺愛の朝顔/179
〔池内大学の妻〕老母の代りに私を獄に入れられたし/181
〔山田歌子〕夫が自殺せし時の歌/183
〔山田歌子〕能く父の訓を守る/183
〔大橋巻子〕夫が入獄中の日記の一節/184
〔小島恭助の妻〕勤王家たる夫の死骸引取/186
〔藤田東湖の妻〕随分、色が黒かつた/189
〔野村望東尼〕学問のみならず諸芸に通ず/189
〔野村望東尼〕姫島に流さる/192
〔野村望東尼〕消ゆれば、あはれ一盛りかな(辞世)/193
〔野村望東尼〕勤王を唱へし源因/195
〔野村望東尼〕獄中、生血を以て仏教を写す/197
〔村岡局〕君は唯、主上、御一人のみ(忠義)/199
〔村岡局〕そなた達の知る事にあらず/202
〔村岡局〕三奉行を閉口せしむ/203
〔村岡局〕と是枝柳右衛門/204
〔村岡局〕安政六年押込の申渡/207
〔村岡局〕終身二十石の下賜/209
〔太田垣蓮月〕陶器を焼く/209
〔紅蘭〕機を織りながら書を読む/211
〔紅蘭〕怒つて乗籠を薪にす/212
〔紅蘭〕針線余事の四字を守る/213
〔紅蘭〕女に時事をあかす星巌にあらず/214
〔紅蘭〕其清高と象山/215
〔若江薫子〕煤煙を以て新詩を写す/216
〔黒沢登喜〕勤王を唱へし源因/217
〔黒沢登喜〕宿願成就を戸隠神社に祈る/218
〔黒沢登喜〕幕吏に捕へらる/222
〔黒沢登喜〕追放申渡さる/224
〔松尾多勢子〕多勢子さんの話を聞くと天子様が難有くて自然と頭が下ります/226
〔松尾多勢子〕懐剣を帯びて国事を談ず/230
〔松尾多勢子〕岩倉家の客分/233
〔松尾多勢子〕と三輪田女史/237
〔有村次左衛門の母〕其子を誡むる書簡/241
〔有村次左衛門の母〕述懐の歌/243
〔樋口一葉〕母子で明方まで賃仕事/243
〔樋口一葉〕姉に隠れて投書する/245
〔樋口一葉〕骨を削り血を注ぐ苦心/246
〔税所敦子〕歌の名人たらんことを祈る/248
〔税所敦子〕和歌/249
〔奥村五百子〕門閥を顧みず/251
〔奥村五百子〕公使館の国旗を取換へしむ/252
〔奥村五百子〕知事が何と云はうが此の婆は承知せぬ/252
〔奥村五百子〕案外の風流家/253

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