【RP】満喫!ステラフロンティア

ページ名:RP-ステラフロンティア

 

登場人物


 


アネハヅル「アン」


ライライガー「リリィ」


アホウドリ「オキ」


ロシアンライカ「ライカ/クドリャフカ」


狼王 ロボ

 

前書き


実施日時: 2017年10月22日

OASDAスペースフロンティア「ステラフロンティア」を舞台にした長編ロールで、「カメラマンと図書館」の続きにあたるロールです。

(ただしそこまで深いつながりがあるわけではありませんので、単体でも十分楽しめるロールとなっています。)

本文


[OASDAスペースフロンティア、ステラフロンティア PM2:00]

アネハヅル
[入口のところに空から一人のアニマルガールが降り立った。 背中に生えていた大きな翼はすぐに消える]
ここで休憩っと...ここなんてところだっけ...?


リリィ
~♪
[鼻歌を歌いながら一人のアニマルガールが入口へ向かってくる]


アネハヅル
......ん、あれ? もしかしてこの間の?
[話しかける]


リリィ
~♪…ん?あ、アンさん!こんにちはー!
[アンに気付き、ペコリと挨拶をする]


アネハヅル
こんにちは! あれからどう?お母さん見つかった?


リリィ
んーん、まだ見つかってないんだ…でも、絶対会えると思うから頑張るよ!
[首を振って否定した後、フンスッと意気込む]


アネハヅル
その意気よ! 私も実はこっそり探してるんだけど...中々見つからないのよね...


アホウドリ
おーい!! あーんちゃーん!!!
まってなのー!
[後ろから白い鳥のフレンズが飛んできて、降り立つ]
もう! 高いところと低いところは風の流れが違うんだからー!


アネハヅル
ああごめんごめん、風に流されないの私だけだったね...


アホウドリ
えへへ! わかってくれたらいーの!!!
…うみゅ…? その子は?


リリィ
リリィだよー!よろしくね!


アネハヅル
ライライガーのリリィちゃん! お母さんのライガーを探してるんだって。
オキちゃん会ったことある?


リリィ
そうなの!リリィはね、おかーさんを探してるんだ!


アホウドリ
えっ…ライガーさんなの!?


リリィ
(何か知ってるのかなぁ…♪)
[ワクワクした表情で2人を見る]


アホウドリ
…実は私もライガーさんのことは探してるの!
だから、会ったことあるの!!!


リリィ

[嬉しそうに表情を明るくする]


アネハヅル
え、あるんだ!


アホウドリ
でも初めて会ったときは、ちょっとケンカしちゃったの…(しゅん)


リリィ
…?喧嘩しちゃったの…?
[不安げに聞く]


アホウドリ
うん…それ以来会えてないの…[少し寂しそうにうつむく]


リリィ
…そうなんだ…
[耳を垂らしてシュンとする]
…なら、仲直りしなきゃね!
[シュンとした気持ちを吹き飛ばし、明るい笑顔をオキに向ける]


アホウドリ

えへへ、もちろんなの!!!
また会ったらきっと、仲良くなれるって私も思ってるの!!


リリィ
うん!


アホウドリ
りじちょーさんも、けんかしたらごめんなさいーってあやまったらいいって!
それで、お友達になるの!!!!


リリィ
おかーさんもきっと何か事情があったんだよ!
だから今度会った時は仲直りするの!
[尻尾をブンブンと振る]


アネハヅル
そうだよね...一人で島のどっかに行っちゃってるくらいだから事情はあるよね...


アホウドリ
うん、わかってるの~![翼をバサバサとはためかせる]
でも、さっきも言ったけど見つからなくて…
住んでるところを教えてもらったけど、行ってもいつもいないの…


リリィ
それってあおぞらの里のことかな?
リリィもそこで暮らしてるんだ!


アホウドリ
うんうん、そうなの!!
今は「何か」?を残したいらしくて…いろんなところを旅してるらしいの…!


リリィ
そうなんだ…!
おかーさんは何が残したいんだろう…早く会って聞いてみたいなぁ…!


アネハヅル
(何かを残す......思ってたよりも哲学的ね...)


アホウドリ
私は「足あと」なんじゃないかなって思ってるの…!


リリィ
足あと…?


アホウドリ
だから色んな所行くの!!!
たくさん歩けばたくさん増えるの!!![どやっ]
どう!?
いー線行ってると思うの!!!


リリィ
…なるほどね!きっとそれだよ!
[納得したように頷く]


アネハヅル
なるほど...(違う気もするけど、まぁ、いいか)


アホウドリ
きっと私たちも足あとを探せば、ライガーさんにたどり着けるの…!
ライガーさんの旅が長く続けばー、その分足あとも増えてー、見つけやすくなるの!!!
だからきっといつか見つかるの!!!


リリィ
うんうん!きっと必ず会えるよ!


アホウドリ
だからリリィちゃんも頑張って探すの!
私は空から探すの!


リリィ
もちろん!リリィは陸から探すよ!
それでね、おかーさんに会って今まで見てきたことをたーっくさん話すんだ!
[手を大きく広げて表現する]


アネハヅル
見つかるといいね!
...ところでオキちゃん、ここって何だっけ?[入り口を指差して]


アホウドリ
…あ! そうだったの!!!
いまもっともゆーめーなかんこーめーしょ!「すてらふろんてぃあ」なの![読み上げのような棒読み]
今日はここに遊びに来たんだったのー[わくわくしたように腕を構え、上下に振る]


アネハヅル
ステラフロンティア...すごい名前ね...!


リリィ
すてらふろんてぃあ…ってどういうところなの?
[小首をかしげてオキに言う]


アホウドリ
うみゅ…わたしもけものチャンネルでしかか見たと無いんだけど…
こう…
びゅーーっってなって、キラキラーがどっかーんでびよーーーーんって感じなの…!!
とにかくすっごーーーいの!!![リリィに顔を食い気味に近づける]


リリィ
へぇ!そうなんだ!
[キラキラした目でオキを見返す]


アネハヅル
(オキちゃん...)[苦笑い]


アホウドリ
でしょーーー!!


リリィ
うん!


アホウドリ
私たちはここに遊びに来たんだけど…せっかくだから一緒に遊ぶ?


リリィ
いいの!?
うん!行く行く!


アホウドリ
もしかしたらライガーさんもここに足跡を残してるかもしれないの…!!!
「ゆーめーなところ」に「あしあと」を残すのは、きっと「おーどー」なの…!


リリィ
おかーさんここに来てたかなぁ…楽しみだなぁ…!


アホウドリ
じゃあさっそく行くの!!!


アネハヅル
行きましょ!


アホウドリ
わーい!


リリィ
うん!行こう行こう!
わーい!


アホウドリ
たーのしーのー!(入場の時にガコンっと回るゲートを勢いよくとおる)


アネハヅル
どんなところかな~[ゲートを通る]


リリィ
リリィもリリィも![オキの後に続き回転ゲートを勢いよく通過する]


アホウドリ
私、最初はビューンってしたのに乗りたいの!!!


アネハヅル
ビューン...って事はアレかな?[ロケットの形をしたジェットコースターを指差す]


アホウドリ
それ! それなのー!


リリィ
何だかすっごく速そうだね…!
[目をキラキラさせる]


アホウドリ
早速乗るの! 一番乗りなのー!!![たったったと走っていく]


アホウドリ
[まだ平日のステラフロンティアのジェットコースターは空いていて、皆すぐに乗ることができた]


アネハヅル
(そういえばジェットコースターなんて乗るの初めてかも…)


アホウドリ
[アホウドリが先頭のコースターに乗る]


アネハヅル
[アンはその後ろに乗り、アホウドリの隣に誰か座っているのに気づく]


アホウドリ
あ、おとなりよろしくなの!!!(にこーっ)


クドリャフカ
ん?
あれ、オキちゃんじゃないか


アホウドリ
…あ! タズミの時の!!
クドちゃんなの! 久しぶりなのー!


アネハヅル
え、知り合いがいたの?[後ろの席から]


アホウドリ
うん! クドちゃんなの!!
うちゅーに行ったことのあるフレンズなんだよ!!!!


リリィ
~♪…ん?
[ワクワクして待っていると上から何か落ちてくることに気付く]


ロボ
[上から回りながら落下するアニマルガールの姿が]


アホウドリ
…あれ、リリィちゃんどーしたのー?


クドリャフカ
え、何かあった?


リリィ
あれ、誰か落ちてくるよー?
[落ちてくるアニマルガールを指さしながら]


アネハヅル
へー宇宙…宇宙!?
って、え?[上を見る]


ロボ
(無茶するからだ…トウゾクカモメ…)
[申し訳なさげな顔をしたまま落下し]


リリィ
[そのままリリィの隣の席に落下し、衝撃で安全バーが下がる]


アナウンス
<<OASDAロケット800km/hコースター、まもなく出発します! 皆さんベルトを締めてください!!>>


アネハヅル
え、何今の音?[ベルトを締めながら]


ロボ
[上半身が下になったまま安全バーに固定される]


アホウドリ
あ…私もしめないとなの…!(あせあせ)


リリィ
わぁ!?…びっくりしたぁ…
[落下してきたアニマルガールを見ながらベルトを締める]


クドリャフカ
ロボちゃん…?
あ、発進するからベルトは締めてね


ロボ
お…おい、今八百キロと言ったか?…


リリィ
…あ!ロボさんだ!こんにちは!


ロボ
誰か締めてくれ…この姿勢では厳しい…


アネハヅル
ロボさんって飛べたの...?


アホウドリ
え!? え!? 
は、はじめましてなの! でもその体勢まずいんじゃ…


アナウンス
<<プルルルルルルルルルルルル>>


リリィ
う、うん、わかった!
[急いでさかさまになったロボのベルトを締める]


アナウンス
<<発射シークエンス 開始します>>
[コースターがゆっくりと前に進む]


ロボ
一安心か…礼を言う、リリィ。
[撫でようとして届かないことに気づき]


リリィ
えへへー…♪どういたしまして!
[礼を言われて素直に喜ぶ]


ロボ
(あばらが痛い…)


[暫く進むと、コースターのレールが、後ろのレールからガコンとはずれ、コースターの乗った外れたほうのレールが、大きな角度を取る]
[そしてコースターは、90度になり、青い青い空を向いた]


 


アネハヅル
...へっ? 何この挙動...?


アホウドリ
あ…あわわわ…なの…


リリィ
わぁ…!


アナウンス
<<発射五秒前>>


アネハヅル
え、本当に打ち上げるの? えっ

 


アナウンス
<<4>>


ロボ
な、なんだ、打ち上げるとは…


アナウンス
<<3>>


クドリャフカ
ふふ、これに乗るなんて命知らずだね…[不敵に微笑む]


アナウンス
<<2>>


ロボ
…ああ、そう言うことか。
(なんてところに墜落したんだ俺は)


アナウンス
<<1>>


アナウンス
<<テイクオフ>>
[ドカアアアアアアアアアアアアアアアアン]
ひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいなのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお


アネハヅル
うわっはああああああああああああああああああああああああ!?


リリィ
わああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!


ロボ
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっっっっ!!!!!


クドリャフカ
Урааааааааaaaaaaa!
やっぱり最高だね!


[コースターは垂直に打ちあがり、空を舞った]
[もうレールには乗ってない]

 


ロボ
…おい、今飛んでないか?


アネハヅル
...え!?


リリィ
…わぁ!


ロボ
知らない間にジェットコースターも進化したな…


リリィ
なにこれなにこれ!
[目を輝かせている]


アホウドリ
(くらぁ)


アネハヅル
せめて自分の翼でぇぇぇ!?


クドリャフカ
あははははは!
あれ、みんな楽しくないの?


ロボ
くそっ…下半身から着地しなければ今頃空が…


リリィ
あはははは!たーのしー!
[両手を上げて楽しんでいる]


[コースターしばし垂直に滞空すると、そのまま落下していく]
[位置エネルギーを速度に変換し、猛スピードで落下を始めた]

 


アネハヅル
え、え、え…落ちてく!?[本気で焦り出す]


アホウドリ
え!? ええええええ!!!! おーーーちーーーーるーーーーのーーーーーーー!!!!!!!


リリィ
わあああぁぁぁぁい!


クドリャフカ
ふふふ、ここからが本番さ


アホウドリ
[落下するコースターは何故かきれいに、発射されたのとは別の位置のコースにガタンと乗った]


アネハヅル
っ......ち、着陸できた......?


リリィ
あ!見てみてあれ!なんだか楽しそうなのがあるよ!
[コースターの先を指さす]


アホウドリ
[リリィが指さした先には白いコースが大きなリング状を2つ描いて、まがまがと輝いている…]


アネハヅル
...え、何あれ


アホウドリ
な、なのおおおおおおおおおおおおおっ……きゅー…


クドリャフカ
このコースターの目玉さ。
覚悟はいいかい?


ロボ
うむ。[もうしっかりと覚悟を決め]


アネハヅル
ひぇ...


クドリャフカ
オキちゃんはもう限界かな…?


アホウドリ
ダイジョブナノーキットターノシーノー(カクカク


ロボ
む、無理をするな、一番前の…誰だ?


アホウドリ
[コースターは落下の運動エネルギーを、その大きなリングにたたきつけた!]
わ、わたしの名前は…おきちゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああですううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう


アネハヅル
大丈夫じゃなさそう...ってああああああああ!?


ロボ
おい、まだ前のああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!


リリィ
わああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁああい!あはははははははははははははははは!


アホウドリ
[コースターはその巨大なリング状のコース…「衛星軌道リング」を通過し、さかさまになる]
み”ゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ


ロボ
[一瞬だけ体制が元に戻り]


アネハヅル
落ちる、落ちるこれえええええええええええええええ!?


クドリャフカ
あはははははははは!
ね、最高でしょ?


ロボ
見えん!何も見えん!!!


リリィ
うん!さいっこうだよ!


アホウドリ
(聞こえてない。完全に白目だ)


[コースターは再び位置エネルギーを速度に変える。そしてリングを抜け、さらに落下していく!!!
このコース3つ目の速度地帯、「スーパースイングバイ」だ!!!!!]

[純粋な速度がフレンズどもを襲う!!!!!!!]


 


ロボ
G、Gがかかる…!


アネハヅル
む”わあああああああああああああああああああああああああああ!?


アホウドリ
もぺぺっぺぺぺっぺぺぺぺぺぺえぺ!!!!!!


リリィ
わぁぁぁぁい!たぁぁぁのしぃぃぃぃ!


アホウドリ
[そのままコースターは地下トンネルへ突入!!! 
…暗いと思われたその中には、たくさんの星々が瞬いていた…!]

[スイングバイの速度を存分に使い、ゆったりと、それでもGをかけながら、コースターが旋回する]


クドリャフカ
Урааааааааaaaaaaaaaaaaaaaa!


アネハヅル
ああああああああ!?
(おお...けっこう綺麗......あんまり余裕ないけど...!)


リリィ
うらああああああああああああ!
[クドの声に合わせて真似をする]


アホウドリ
すご…[ガクンッ]いのおおおおおおお!?
みゅあああああああああやっぱりはやいのおおおおおおおおおおおおお


[最後は地球のような球体にものすごく寄ったかと思うと…]

 


ロボ
うおおお…!!!


[再 び 落 下 を 始 め た]
[最後の速度地帯「大気圏突入」である]
[真っ赤なスモークがコースターを包む!!!!]

 


リリィ
うらあああああはははははは!はっやぁぁぁぁぁい!


アネハヅル
ぎゃあああああああ燃えるうううううううううううう!?


ロボ
うばあああああああああああああああ!!!!!!!!!!!


[ものすごい揺れがコースターを襲う!
そして最後にカッと光ったと思うと…コースターは外に出ていた。
いつの間にか上っていたのだろうか?]



[そして外に出ると同時に、そのスピードにはブレーキがかかった]


ロボ
ぜえ…ぜえ…


アホウドリ
きゅうううう…………………


アネハヅル
ふぁぁぁ......生きてる......


ロボ
中身が出るかと思ったぞ…


クドリャフカ
何回乗っても楽しいなぁ。今度また乗ろうっと


リリィ
あはははは!楽しかったね!


ロボ
(次はちゃんとした姿勢で乗りたい….)


アナウンス
[コースターがホームに戻って、ベルトが上に上がる]
<<ご搭乗ありがとうございました! 宇宙の旅はいかがでしたか? ぜひまたお越しください!>>


リリィ
面白かったなぁ…あ!そうだロボさんだいじょーぶ!?
[隣にいたさかさま状態のロボを思い出し心配する]


ロボ
問題はない…[少しフラフラしながら]


アホウドリ
う…うみゅう…くらくらするのぉ…![頭のあたりに星が舞っているように見える]


アネハヅル
だ、大丈夫オキちゃん...?


クドリャフカ
フレンズでもここまでの速さを経験したことある子は少ないからね。慣れてないと大変かも


ロボ
ヒトはやはり狂っている…


リリィ
でも楽しかったね!また乗りたいなぁ…!
[少し興奮した様子で目を輝かせている]


アホウドリ
わ、わたしはこりごりなのぉ…


クドリャフカ
君は楽しそうだったね。よかったらまた今度一緒に乗ろうよ[リリィに微笑みかける]


リリィ
うん!
[クドに満面の笑顔を向ける]


アネハヅル
...クドさん、さっき宇宙に行ったことあるって言ってたけど、本当にこんな感じだったの...?
[疲れた顔をしながら]


クドリャフカ
ふふふ、本物はもっと速いんだ。
改めて、僕はクドリャフカ…もしくはライカだよ。よろしくね


アネハヅル
も、もっと...!? とんでもない乗り物......
あ、私はアネハヅルのアンよ!


ロボ
そ。そうだ…オキとやら…俺は…名はロボだ…宜しく 頼むぞ…[肩で息をする位には疲れた様子で]


リリィ
ライライガーのリリィだよ!よろしくね!クドリャフカさん!


アホウドリ
あ…ロボさん、よろしくなの!
さっきはコースターに乗ってたせいだけど…
変なあいさつになってごめんなさいなの…!(てれてれ)


ロボ
いや、大丈夫だ…俺は逆さまだったからな…!


アネハヅル
さ、逆さまだったの...? 大変だったのね...


ロボ
ああ…んぐっ…[炭酸が抜け切ったジュースを飲んで]


アホウドリ
…うみゅ? なにそれなにそれー


アネハヅル
あ、それ『ファンタグレープ』じゃない。


リリィ
ふぁんたぐれーぷ…?
[はてなマークを浮かべる]


アホウドリ
きーたことあるの!!
たまに「じどーはんばいき」で売ってるの!!


ロボ
知っているか…美味いぞ、これは[親指を立てサムズアップで自慢する]


クドリャフカ
そればっかり飲んでるの?
たまには他のも飲んだ方がいいよ


ロボ
…良く気づいたな?
しかし他に美味いものを知らなくてな!


アネハヅル
同じファンタでもオレンジとかあるわよ?


アホウドリ
うみゅー…! 私もふぁんたすきだけど、おこづかいがすぐなくなっちゃうから、あんまり飲めないの…!


ロボ
オレンジも飲んでいる…ん?そうか、ならば今度オキにも分けてやるぞ。


アホウドリ
ほんとなの!? ぅ…で、でもそんなにもらってばっかりだと悪いの…!


ロボ
金はあるからな、心配はない。
所で…ここは何処だ?
俺はトウゾクカモメの筋力トレーニングとやらに付き合っていたら落ちてしまってな…


アネハヅル
...それって、トウゾクカモメがあなたをぶら下げて飛んでいたって事?


アホウドリ
すてらふろんてぃあなの!!!
とーってもたーのしーゆーえんちなのーー!!


ロボ
ステラ・フロンティア…
つまりヒトがいる場所か…なんとなくは分かっていたが


クドリャフカ
O.A.S.D.Aの中にある遊園地だね。僕はここの名誉職員なんだ


アホウドリ
えっそうだったの!?


ロボ
そうだったのか…
なんとも色々作っているのだな…島にどうやってこんな馬鹿でかい施設を…[頭を書きながら苦言を漏らして]


アネハヅル
はぇぇ...すごいフレンズなのね...


リリィ
…あ、そうだ!
ねぇねぇクドリャフカさん!リリィのおかーさんに会ったことない?


クドリャフカ
お母さん…?


リリィ
うん!リリィね、おかーさんを探してるんだ!


アホウドリ
あ、そーなの! 私も探してるんだけど…ライガーさんっていうの!


ロボ
ライガーか…!
俺は知っているぞ…少しだけ


アホウドリ
ほんとなの!?


アネハヅル
うん、ロボさんのは前にも聞いたけど、クドさんは知ってる?


クドリャフカ
ライガーちゃん……?
この前、旅先で一度だけ会ったよ。


アホウドリ
ライガーさん…やっぱりいろんなところを旅してるの…!


リリィ
!会ったことあるの!?


ロボ
以前あった時はアトラクション処分の時だな…大変苦労したが、ライカはどうだったんだ?


クドリャフカ
そうそう、旅先で出会ってアトラクション処分に困ってるって話をしたんだ。
そしたらライガーちゃんが私に任せろって言って、さっさと行っちゃったんだよね


リリィ
そうなんだ…うーん…アトラクションの処分…
何かお手伝いをしてるのかなぁ…?


ロボ
そんな所だ、お前の母さん強かったぞ[リリィに微笑みかけて]


アホウドリ
(他の人のこと、助けてたんだ! やっぱりいい人なの!)


リリィ
そうなの!おかーさんはすっごく強いんだよ!えへへー…!
[誇らしげに語りながらロボに笑みを返す]


ロボ
ふふ…そうか…[笑顔のリリィの頭を優しく撫でる]


リリィ
んっ…えへへー…♪
[顔を気持ちよさそうにほころばせる]


ロボ
…確かライガーを探しているんだったな、ここにはライガーを探せるような場所はないのか?
[クドリャフカに顔を向けて質問をする]


クドリャフカ
探すって言われても……。
いや、あれなら使えるかな?
期間限定コーナーだけど、衛星カメラを使って地上の観察ができるんだ


ロボ
衛星かめら?
如何にも高い場所にありそうだが…使えるのか?


アネハヅル
あ、衛星なら使えそう...


アホウドリ
? えーせーってなんなのー?


アネハヅル
えっと、ロケットで宇宙まで飛ばして、そこから地上を観察したりもっと遠くの宇宙を見たりする機械よ。
一番大きいのだと人が入ったりできるみたい!


ロボ
宇宙…やはりヒトは度し難いな…[若干引き気味で]


アホウドリ
(頭に宇宙が広がっている)
(よくわかっていなさそうな顔だ)


クドリャフカ
地球の外側から、カメラで地上を見るのさ。かつて僕が切り開いた世界……ここで役に立つとはね


リリィ
そのえーせー?を使えばおかーさんが見つかるかもしれないの?


ロボ
(宇宙か…空の上には宇宙が…)


アホウドリ
すけーるおおきいのー…


ロボ
…使ってみるか。リリィ?


リリィ
…うん!使ってみる!


アホウドリ
うちゅーからなんてすごいの!!! きっと見つかるの!!!
みんな! 早く行くのー!


リリィ
おかーさん見つかるかなぁ…!


ロボ
ライカ、そのコーナーは何処にある?


クドリャフカ
じゃあ案内するよ。ついてきて


アネハヅル
衛星を操れるアトラクションなんてあるのね...


ロボ
(見せてもらおうか、宇宙を見たけものの成果とやらを)


アホウドリ
わーい!!!


リリィ
(楽しみだなぁ…!)
[期待に胸を膨らませながらクドについていく]


[皆がその会場に到達すると、大きなパラボラアンテナのついて、屋根の丸い建物が見えてきた。]
[期間限定なイベントだということもあって、長蛇の列ができているのが見える]


 


クドリャフカ
今日は特に多いなぁ……。


アネハヅル
うわぁ...


リリィ
たっくさんいるね…


アホウドリ
うみゅ…これ…はいれるの?


ロボ
[近くに自販機がないか探し始める]

[自販機を発見した! 宇宙を模した、少し派手な装飾が目立つ]
[しかし遊園地のためか、値段設定は高い]
 


ロボ
よし、買って来る。

[自販機の内容は…]
[水・ドクペ・オレンジふぁんた・リポビタンB・午後の珈琲・爽健微茶・おでん]
 


ロボ
ふむ…
ふぁんた一択だ。[千円札を入れる]

[売り切れているのか…? 出てこない]
 


ロボ

[苦虫を噛み潰したような顔をし]
だったら水だ…


クドリャフカ
……ちょっと待っててね。
[そう言ってクドリャフカは列から外れて職員通用口に消えて行ってしまった]


アネハヅル
おっ? なんだろ

[がこんっと缶が出てくる。 …缶?]


ロボ
…ん???
[缶を手に取り]

[午後の珈琲]
 


ロボ
………


アホウドリ
…どーしたのー?(ロボを覗き込む)


ロボ
[頭を自販機に打ち付けるようにして項垂れる]


リリィ
…?ロボさんどうしたの?


ロボ
(…潰れてしまえ…!!!)
金返せ…金返せ…[自販機を殴り出して]


アホウドリ
あっ ええ!? 良くないのー! 「じどーはんばいきさん」がかわいそうなのー!!!


リリィ
あわわわ…!いきなりどうしたの…!?


ロボ
はぁぁぁ…なんで水を押したらコーヒーが出るんだ…
告発してやる…[むかむかと青筋を立てている]


アネハヅル
ち、ちょっとどうしたの...?[自販機を見て]


アホウドリ
うみゅみゅ…違う飲み物が出てきちゃったの…?


アネハヅル
...あー、ファンタは売り切れてるわね...


ロボ
…ああ…[膝をつき]
もうダメだ…
[静かにレバーを下ろしお釣りを出して]


クドリャフカ
おまたせ……って、何してるの?


ロボ
ライカ…この自販機がふざけているんだ…水を押したらコーヒーを出したんだぞ、おかしいと思わないか?


アホウドリ
…もしかしたらそれもおいしいかもしれないの!!!


ロボ
俺は苦いのは好かん!!!


アホウドリ
うみゅう…じゃー私が飲むの…!(ぱっと珈琲を受け取る)


クドリャフカ
業者のミスかなぁ。とりあえず、職員さんに事情は説明して、すぐに衛星カメラを使わせてもらえるようになったよ。
それと、これを[ロボにふぁんたを手渡す]


アネハヅル
え、じゃあ並ばなくていいって事?


ロボ
…!お、おお…!![水を待ち望んでいた砂漠の民のように震えながら受け取り]


クドリャフカ
名誉職員としてお願いしたんだ。緊急で使わせてほしいってね


ロボ
素晴らしい…名誉職員とやらは素晴らしいな…!


アホウドリ
うみゅ…! クドちゃんすごい人だったの…!(カシュっ)[珈琲を開ける]


アネハヅル
すごいわね...
って、オキちゃんコーヒー飲めるの?


リリィ
…!ありがとう!
[クドにペコリと頭を下げ感謝する]


アホウドリ
…飲まないと可哀そうなの(目ぐるぐる)


クドリャフカ
ふふ、僕に出来ることをしただけさ。
それとロボちゃん。焦らなくても施設内にも自販機はあるからね?
これはそこから買ったんだ


アネハヅル
む、無理しなくていいのよ? 最悪私が飲むし...


ロボ
(かしゅっ)[フタを開ける]
んくっ…美味すぎる!
そうか…施設の中にもあるのか、良いことを聞いた…!


アホウドリ
…っ(ごくりっ…)[午後の珈琲を一気に飲む]


アネハヅル
あっ


ロボ
あ"


アホウドリ
………………
…あれ?
(ごくごく)


ロボ
…んん?


アホウドリ
(ごくごくごくごく)


アネハヅル
え、ちょっとオキちゃん?


アホウドリ
あまいのーーーー!(ぱぁぁぁぁぁぁぁぁ)


ロボ
(甘いコーヒーもあるのか…?!)


アネハヅル
...あ、甘い? そんなはずは...ちょっと飲ませて?


アホウドリ
いーよー!
[手渡す]


アネハヅル
...んく...っ!?
[甘味に驚いて]
......本当に甘い...コーヒーの風味もするといえばするけど...!


アホウドリ
でしょー♪


ロボ
…凄いな…


アホウドリ
ロボちゃんも、えーせーカメラに行きながら飲んでみるの!!
コーヒーのことも、すきになるの!!(ニコニコとほほ笑んで、午後の珈琲を差し出してくる)


ロボ
[試しに受け取り、飲んで見て]

[一瞬顔がほころぶ]


アホウドリ
えへへ…(にまー)


ロボ
…温かいのが少しあれだが、本当に甘いな…[目を丸くして缶を見つめる]


クドリャフカ
これを機に今後たまには他の飲料も飲んでみたらどうかな


アホウドリ
コーヒーにも、いろいろあるってことなの!
決めつけちゃダメーって、りじちょーさんも言ってたの!


ロボ
そうだな、ギャンブルのつもりで買うとするよ
[オキちゃんを撫でて]


アホウドリ
にゅふふ…(てれてれ)


リリィ
良かったねロボさん!
[ロボに微笑みかける]


ロボ
ああ、今度お前の父さんにも勧めてみる。
[リリィの頭も撫でる]


リリィ
んっ…えへへ…おとーさんもきっと気に入るよ…♪
[にへらと顔をほころばせる]


ロボ
[頷きながら二人の頭を撫でる]


クドリャフカ
(……お父さん?)


アネハヅル
ファントムさんか...ライガーさんと今も一緒にいるのかな


ロボ
多分な、なんだかんだ仲は良いからな。
(まあ、半分嘘なんだが)


クドリャフカ
さて、それじゃあ行こうか。いくら優先で使わせてもらえると言っても、お客さんを待たせちゃうからね


リリィ
あ、うん!行こう行こう!


アホウドリ
よーしいくのー!!

[中に入ると、列はいくつかに分かれ、それぞれの観測装置を皆が思い思いに操作していた]
[その中でも一番奥の観測装置の部屋には、点検中の立札がかけられ、皆はそこに案内させられる]


職員
「クドさん、どうぞ使ってください。…あなたには返しても返しきれない恩がありますので」
[職員はそういってほほ笑むと、部屋の外に出て、ドアの前に待機した]


クドリャフカ
うん、ありがとう……。
さあリリィちゃん、お母さんを探そう


リリィ
うん!見つかるかなぁ…!


ロボ
探せば見つかる、何せ宇宙から見るのだからな。


アネハヅル
わぁ、本当に衛星のカメラだこれ...教科書で見たやつと同じ...!


ロボ
凄い眺めだな…俺たちの島はこんな感じになっていたのか。


アホウドリ
…でもどーやってつかうのー?


リリィ
えーっと…これを動かせばいいのかな…?
[操作パネルを適当に弄ってみる]

[カメラに映る位置が静かに動く]


ロボ
動いたぞ!


リリィ
わぁ!すごいすごい!


クドリャフカ
そのまま、君の思うままに探してみて。


リリィ
うん!…おかーさん何処かなぁ…!
[そのまま手当たりしだい探していく]


アネハヅル
おおお...


ロボ
[まじまじと見つめて]


アホウドリ
見つかるかなぁ…!
どう? リリィちゃん!


リリィ
…おかーさん…
[本人は気づいていないがリリィの体からキラキラした粒子がフワフワと浮き出ている]


アホウドリ
…! リリィちゃん…!


アネハヅル
え...まさか...


ロボ
…リリィ…!

[操作パネルと、衛星カメラが導かれるように、迷いなく、一定の方向へゆっくりと動いていく]
[そして森の中の、少し開けた場所で、それは止まった]


クドリャフカ
ここは……。


ロボ
…!


リリィ
…ぁ…!
[そしてその場所に一人のアニマルガールが映っていた]


ロボ
こいつは…ライガー…!


アネハヅル
このフレンズが...


アホウドリ
…間違いないの!


リリィ
おかー…さん…おかーさんだ…!


ロボ
待て、今どの辺りを見ている?どのエリアだ…?


クドリャフカ
場所は……アクシマ。この近くの森だよ!


リリィ
っ!
[急いで部屋を飛び出していく]


アホウドリ
リリィちゃん!!!!


ロボ
!?リリィ!待て!!


アネハヅル
あ、待って!


クドリャフカ
仕方ないよ。ずっと会いたかったんだもんね……リリィちゃんは。
[その日、僕は再び星を見た。母を想うひとりの小さな命の光だ。]
[みんなの願いを背負い、僕の切り開いた世界は、無駄なんかじゃない。少なくともあの子とライガーを繋ぐ希望になれたんだから]
[一目散に駆け出すあの子を僕は優しく見送った。どうかこの先も、あの子の未来に星々の導きがありますように……]


リリィ
(やっと…やっとおかーさんに会えるんだ…!…待ってておかーさん!今行くよ!)
[飛び出していったリリィの顔は喜びと期待に満ちていた]
<次回予告!>
[リリィは友達の協力の末、ついにおかーさんであるライガーを発見する!]
[果たしてリリィはライガーに会えるのか!]
[そしてリリィはライガーに受け入れられるのか!]
[次回「血ではなく心でつながった家族」!]
[次回もお楽しみに!]

 

 


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キャスト


クドリャフカ:Hanagaki

アホウドリ:Fu_sutu

リリィ:DerMaltu

アネハヅル:Type-ZERO

狼王ロボ:sakamata

編集・校正:Nordic

 

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