【RP】カメラマンと図書館

ページ名:RP-カメラマンと図書館

 

登場人物


 


笹原陽次 カメラマン


ライライガー「リリィ」


アネハヅル「アン」


狼王 ロボ

 

前書き


実施日時: 2017年10月21日

多少他のロール(未記事化)に関連した人物関係が登場しますが、本文中で説明があるためこのロール単体でも十分楽しめる内容となっています。

 

 

本文



[キョウシュウエリア ジャパリ図書館]
[白い髪のカメラマンが図書館の外をうろついている]
笹原カメラマン
(パークはだいぶ回ったと思ったが、そういや図書館に来るのは初めてだったな)
(これはかじられた林檎をモチーフにしているのか?……面白いな)
[カメラを片手に図書館に入っていく]
[中には高い階段と大きな樹が]
[それに沿って本棚が並んでいる]
へぇー、凄いな……かなりでかい
(この しん とした雰囲気、良い絵になりそうだ)
[本棚の近くで眺める]

 


リリィ
…うーん…
[本棚の前で本を読みながら唸っている少女がいる]


笹原カメラマン
[リリィの近くに寄る]
ん?あの本は
鳥類大全集……!?
(懐かしいな、子供の頃たくさん読んだっけ)
(しかし高い位置にあるな)


リリィ
…よくわかんないや!
[呼んでいた本をパタンと閉じて本棚に戻す]


笹原カメラマン
(……よいしょ)
[背伸びをして取ろうとする、が]
[上手く掴めず
少し大きめの本を頭上に落としてしまう]

[ガッ]
うぐっ
……いてて……


リリィ
…だいじょーぶ?
[それを見ていた少女が心配そうに話しかける]


笹原カメラマン
え……ええと……大丈夫だよ……
心配してくれてありがとう…


リリィ
そうなんだ!よかったぁ…!
[ニパーッと安堵の笑顔を見せる]


笹原カメラマン
あなたは……?
(見たところは...フレンズだな)


リリィ
ライライガーのリリィだよ!よろしくね!


笹原カメラマン
ライライガー……


リリィ
アナタはだーれ?
[小首をかしげて笹原の顔を覗き込む]


笹原カメラマン
あ、俺は"カメラマン"の笹原だ
よろしくな!


アネハヅル
説明しよう![唐突にアニマルガールが話しかけてきた]


笹原カメラマン
んっ


リリィ
[アニマルガールの方向を向く]


アネハヅル
ライライガーとは、極稀に誕生する繁殖能力をもったライガーとライオンの間に生まれた、ひじょーに珍しい動物なのである!
...私、賢いでしょ?


笹原カメラマン
へぇ、そうなのか!
物知りだなあ
あぁ……すまない、ライライガーのこと、
よく知らなくて


リリィ
わぁ!リリィのこと知ってるの!?
[目をキラキラさせてアニマルガールに話しかける]


アネハヅル
ええ、私は西部とおいそら女学院の学生をやってるから、授業で動物の事もいろいろ教わるのよ!
あ、自己紹介してなかったわね。 私はアネハヅルのアンよ!


笹原カメラマン
俺はカメラマンの笹原だ、よろしくな


リリィ
ライライガーのリリィだよ!よろしくね!


笹原カメラマン
にしても、そんなに珍しいフレンズに
出会えるなんてついてるなぁ


リリィ
ねぇねぇ!じゃあおかーさんのことも知ってたりするの?
[興味津々でアンに尋ねる]


アネハヅル
ライガーの事? もちろん!
ライオンとトラの間に生まれた、野生には存在しない最強の動物...でしょ?


笹原カメラマン
[珍しそうにリリィを見る]


リリィ
うん!おかーさんはすっごく強いんだよ!
それでね!リリィ、おかーさんを探してるんだ!


笹原カメラマン
母親と離れ離れになっちゃったのか……
それで、この図書館に来たの?


リリィ
うん…おかーさんはリリィがフレンズになる前に旅に出ちゃったんだ。
[少し寂しそうに言う]
でも、おかーさんに会った人がいるからいつか会えると思うんだ!
[表情を明るくする]


笹原カメラマン
(ライガーには……会ったことないな)


アネハヅル
う~ん...私は動物の事は知っててもフレンズの事はさすがになぁ...
でも聞いたことはあるわ。 最近は割と人前にも出てきてるって。


笹原カメラマン
ああ、いつか会えるさ


リリィ
そうなの!?
[アンの話に食いつく]


笹原カメラマン
割とすぐ近くに居たりして?
[おどけたように言う]


リリィ
[パーッと表情を明るくする]


笹原カメラマン
(野生には存在しない最強の動物か)
(図書館に資料は……あるのかな)


リリィ
おかーさん、近くにいるかなぁ…!
[ワクワクしながら窓の外を見ている]


笹原カメラマン
ここらへんには、お母さんを
探しに来たことあるの?


リリィ
うーん…図書館を見つけてすぐに入っちゃったからまだ探してないなぁ…


笹原カメラマン
今から少しぶらついてみる?
良かったら同行するよ


アネハヅル
私も飛んでばっかりはアレだし、一緒に行こうかな


リリィ
!いいの!?


笹原カメラマン
ちょうど、ここらへん
撮影しようと思ってたんだ


リリィ
…!ありがとう!えへへー…会えるかなぁ…♪
[2人にぺこりとお辞儀をする]


笹原カメラマン
会える会える、このパークの
どっかには絶対いるんだからな
[図書館の出入口から外に向かう]


リリィ
~♪
[鼻歌を歌いながら上機嫌についていく]


アネハヅル
(かわいい子だなぁ)
[ライライガーの後ろをついていく]


笹原カメラマン
あ、それと……
探索にあたって少しお願いがあるんだが……
[2人に話しかける]


リリィ
?なぁに?
[小首をかしげる]


アネハヅル
何かしら?


笹原カメラマン
嫌じゃなければ、
こいつ[カメラ]で写真を撮ってもいいかな


アネハヅル
構わないわ、というか学園以外で写真撮られるの初めて!


リリィ
リリィもいいよー!


アネハヅル
ちょっとうれしいかも!


笹原カメラマン
今までフレンズの笑顔とか
たくさん撮ってきててさ、
いい画になるんだ、これが
(それで盗撮って呼ばれたりもしてるんだが)
さて、じゃあ行こうか


リリィ
おー!
[片手を元気よく掲げる]


笹原カメラマン
(よし……よし、今回もしっかり許可取れたぞ…!)


アネハヅル
おー!
[リリィに合わせる]


笹原カメラマン
おー![合わせる]
[それから、図書館の周りをリリィの母親を求めて探し歩いた]
[似ているフレンズがいては話しかけてみたが、誰もリリィの母親ではなかった]
[結局見つからず、図書館へと戻ろうとする]
結構歩いたな……


リリィ
うん…おかーさん見つからなかったね…
[少ししょんぼりしている]
あ!でもでも、とっても楽しかったよ!


笹原カメラマン
それは良かった…
こっちもライガーさんを見かけたら
声かけるからさ、


アネハヅル
まぁライガーって、元々は人を避けてたみたいだし...難しいのかもね
私も悪くなかったと思うわ。いつもはすごい上を飛んでばかりだったから


笹原カメラマン
(それにしても、最強のフレンズが一人旅って一体何を目指してるんだろうか)
[そう思いつつ帰り際の2人をフレームに収める]
……ん?
[フレームの中に写る2人の後ろに人影が見える]
あの人はお母さんとは違うかな?
[ファインダーから目を離す]


アネハヅル
え?[振り向く]


リリィ
え!
[振り向く]


笹原カメラマン
ほら、あそこ、フレンズっぽい影が


ロボ
ん?[振り向いて]


アネハヅル
んー...どっちかっていうとイヌっぽいような...


笹原カメラマン
そうか?


リリィ
ちょっと行ってくるね!
[人影に急いで駆け寄っていく]


笹原カメラマン
あ、俺も行くって!
[リリィと人影に走り寄る]


アネハヅル
待って~[リリィを追いかける]


リリィ
おかーさーん!
[人影に声をかける]


ロボ
(お、おかあさん???)


笹原カメラマン
こんにちは……
[少々息を荒らげての挨拶]


アネハヅル
えーっと...こんにちは。 あなたは、ライガー...?


笹原カメラマン
(流石最強の種のフレンズ、走るの速い)


リリィ
あっ…またやっちゃった…
[人影がライガーでないことを確認して立ち止まる]
ご、ごめんなさい…人違いだったみたい…
[シュンと耳としっぽを垂らして人影に謝る]


ロボ
いや、構わんよ。
ライガーと言ったか?奴の事は知っている。


笹原カメラマン
え?


リリィ
!おかーさんを知ってるの!?
[パァーっと期待に満ちた目で見上げる]


アネハヅル
わぉ...


ロボ
ああ、確か…壊れたアトラクションを撤去する作業の時に見たぞ。
丁度その場に居合わせていたからな。


笹原カメラマン
アトラクション……
セントラルかな?


アネハヅル
...あー、なんか聞いたことあるわその話。
打ち捨てられた古いアトラクションの機械が勝手に動き回ってたってアレでしょ?


ロボ
そんな感じだ。確かあれだ、野球に使いそうな見た目の。


アネハヅル
えー...っと、名前が浮かばないけどわかる。
確か...故障しちゃったせいで人影に向かってボールを連射してくるから撤去が大変だったって...


笹原カメラマン
へぇ……そりゃ危なかったな……


笹原カメラマン
あぁ、申し遅れたな
俺はカメラマンの笹原だ、


アネハヅル
アネハヅルのアンよ!


リリィ
ライライガーのリリィだよ!よろしくね!


ロボ
俺はロボだ。機械の方じゃなくシートン動物記に出た方だぞ?


アネハヅル
えっ...あの『狼王』の!? すごい...[素直に驚く]


リリィ
おーかみおー?
[小首をかしげる]


笹原カメラマン
あぁ、ロボってあの……えっ


ロボ
そうだ…偉いぞ、お前は偉い[嬉しそうにアンを撫でる]


笹原カメラマン
本当に誰でもフレンズになるんだな……


アネハヅル
ふぁ...き、急に撫でないでよ...[照れながら撫でられている]


笹原カメラマン
[撮る]


アネハヅル
...あっ


笹原カメラマン
それで、ええと……[アンから目を逸らす]
ライガーを探していた理由は……


アネハヅル
ち、ちょっと! そこはいいって言ってないわよ![腕をブンブンしながら]


笹原カメラマン
ははwすまんすまん……w


リリィ
リリィね、おかーさんを探してるんだ!
[ロボに言う]


ロボ
ほう…?


リリィ
ロボさんはおかーさんが何処にいるか知らない?


ロボ
今はどうだろうな?
最近は…消えたりワープしたりする猫と良くつるんでるぞ[意味ありげに話して]


笹原カメラマン
……???
それは猫なのか……


リリィ
消えたり…ワープしたりする猫…?
[?マークを浮かべる]


アネハヅル
猫じゃない気がする...


ロボ
迷彩柄の上着を着ている。俺と同じで人が苦手だからすぐ分かるさ。


笹原カメラマン
学生さんでも、そこまでは習わなかったか


アネハヅル
う~ん...ワープって事はUMAか伝説上の存在かなぁ


リリィ
迷彩柄の上着…?…あっ!もしかして…!
[ある人物を思い浮かべる]


ロボ
ふっ、心当たりがあるようだな。


アネハヅル
えっ、あるの?[リリィに聞く]


リリィ
うん!この前おかーさんを探すのを手伝ってくれたんだ!
おかーさんには会えなかったけど…でも、とっても優しくしてくれたよ!


笹原カメラマン
へぇ……


ロボ
ファントムというあだ名だ。覚えておくといい、[リリィをナデナデして]


アネハヅル
ファントム......あ、まさか...ファントムキャット!?


笹原カメラマン
(人が苦手……なのに
探すのを手伝ったのか
優しい人なんだろうな)


リリィ
んっ…教えてくれてありがとう!…えへへ…♪
[撫でられて顔をほころばせる]


笹原カメラマン
[撮……ろうとして固まる]
ファントムキャット?
アンさん、知ってるのか?


アネハヅル
ええ、確かイギリスで目撃される正体不明のネコ科肉食動物で...嘘かホントか一瞬で消えたりするって聞いたことあるわ。
フレンズにもなってたのね...


笹原カメラマン
なるほど……それでワープね……
そのファントムさん、も見つけられれば
ライガーさんの場所も分かるかもな


ロボ
そうだ。ここだけの話ライガーとファントムは…ククク…
非常に仲が良いんだ。毎日毎日ではないが人知れずだな…[やや楽しくなって来たのか誇張発言をしだす]


笹原カメラマン
お、おぉ……[苦笑]


アネハヅル
秘密のつき合い? もっと聞かせてよ?[悪ノリしたように聞く]


リリィ
[目をキラキラさせながら話を聞いている]


笹原カメラマン
あ、そうだ
こんなところで立ち話もなんですから、
みんなで図書館まで戻ります?


ロボ
そうだな、詳しい話はそこでしてやろう。


笹原カメラマン
そこでファントムさんのお話を
ゆっくりと聞きたいです


アネハヅル
面白い話が聞けそうね...


ロボ
ああ。リリィ、アンもそれでいいな?


リリィ
うん!いいよ!


アネハヅル
もちろん!


リリィ
おかーさんとファントムさんの話…楽しみだなぁ…!


ロボ
ああ…ところで笹原と言ったな。


笹原カメラマン
あっ、はい
笹原です


ロボ
ほら[手を出し]


笹原カメラマン
え?
[よく分からずこちらも手を出す]


ロボ
なんだ?勝手に俺の写真を撮ったのにタダなんて虫が良すぎるだろう?


笹原カメラマン
………………
…………あ''っ
(やっちまったああああ)


リリィ

[キョトンとした顔で2人のやり取りを見ている]


アネハヅル
(わぁ...ちゃんとそういうところ見てたのね...)


ロボ
こういうの肖像権侵害とか言うんだったな?
お前はカメラマンだろう。
訴えられたら大変だろうなあ…
[じーと睨んで]


笹原カメラマン
[蒼白の笑みと震えた手でロボを見つめる]


ロボ
金を出せ。


笹原カメラマン
ヒャイッ
[慌てて鞄に手を伸ばし財布を取り出す]


ロボ
そうだな、勝手に撮ったのだからそうだな…千円札を5枚ほど貰おうか。


笹原カメラマン
……本当にすみませんでした
[要求に応じる]


アネハヅル
(うっひゃあ...えげつないわね......)


笹原カメラマン
(俺今夜飯食えるのかな)


ロボ
これで今日は飲み放題だな…[悪そうに札束を弄って]


笹原カメラマン
ひええ……


ロボ
それとだ。


笹原カメラマン


ロボ
その写真を勝手に載せるなよ?


笹原カメラマン
お望みとあらば削除の方向で……


アネハヅル
...リリィ、ああいう風にお金を取る大人にはならない方が良いわよ[小声で]


リリィ
?うん…?
[?マークを浮かべたままアンに返事をする]


ロボ
金は払ったのだからな、保存は許そう
だが…人目に晒してみろ。
[歯ぎしりしながらゆっくりと親指で首を切るジェスチャーをする]
こうだぞ。


笹原カメラマン
(晩飯抜きで済んだらいい方のやつだこれ…!)
はい…[震え声]
(今日のところの撮影はここまでにしておこう…)


ロボ
よし。物分かりの良いヒトは見る目があるからな。
許してやろう。


笹原カメラマン
あ……ぁありがとうございます


ロボ
示談成立だ。さあ、図書館に行こうか。


アネハヅル
え、えぇ...[やや呆れ気味に]


リリィ
うん!行こう行こう!
[先ほどのやり取りを気にせず元気よく歩いていく]


笹原カメラマン
(これだからミスって怖い…)


ロボ
(臨時収入だ、クックック…)


笹原カメラマン
[3人の少し後ろをスマホを持ちながら歩く]
(ロボ……狼王…………)
(牛を襲う……へぇ)
[スマホを鞄にしまいつつ3人についていく]


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ロボ
[その後俺は…あの3人にファントムとライガーについて色々話した 色々と楽しくなりそうな予感も含めて、嘘も敢えて吹き込んでしまったが、まあファントムをネタにしてるから大丈夫だろう。]
[そして、帰り際に見た笹原とかいう人間の背中がとんでも無く情けなかった。
やれやれ仕方ないと思いながら、買ってあったジュースを三つ、奴の帰り道に置いてやった。
さてさて。笹原は気付くだろうか]

[そして、俺がファントムから仕返し食らうのはまた別の話だった]

[我が愛すべき者へ、俺は今日も多難だった。]

おしまい

 


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キャスト


笹原カメラマン:idola

リリィ:DerMaltu

アネハヅル:Type-ZERO

狼王ロボ:sakamata

編集・校正:Nordic

 

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