アニマルガール情報
動物名: ロシアンライカ
愛称: ライカ/クドリャフカ
所属: ‐
管理権限: 1
アニマルガール概要: ロシアンライカとはロシアでの一般的な犬種の総称であり、彼女はその中でも犬種不明の雑種です。彼女は旅行好きで、ほとんど特定の場所に留まらずにパーク全域を旅行かばんを片手に旅して歩いています。かつての記憶として、地球軌道周回を初めて達成した犬の記憶を持っているようで、彼女は自身を“ライカ”或いは“クドリャフカ”であると主張します。名乗ると面倒だと判断した場合や、気分によっては“巻き毛”と自称しているようです。夜は一人で星空を眺めている場面を目撃されることも多く、旅の寄り道に天文台や宇宙開発局へ足を運ぶことが多いです。
野生解放能力: 未確認
発見と種の特定
何の変哲も無い、どこにでもいそうな犬。それが彼女の存在が確認された時の全員の認識でした。当の本人もその認識であったことからイエイヌの別個体の一種とされ、自身を“巻き毛”と称する彼女に職員達は犬種の特定にいくらかの予測を立てるだけでした。
しばらく後、彼女は何気ない会話で宇宙に行ったことがあると口にします。職員達は耳を疑ったが、彼女への質疑を繰り返し、ついに彼女の犬種は特定されるに至ります。ロシアンライカ。ロシアにおける一般的な犬種でした。
しかし、職員達が驚いたの理由は彼女が名乗った名前にありました。自分の名前は“ライカ”、或いは“クドリャフカ”であると言う彼女に、職員達は困惑しました。それは、遡ること1957年。地球上で初めて、宇宙へ到達した犬の名前であったからです。
本物?偽物?
あのライカが地球へ帰還したと一部の職員が沸き立つ一方で、彼女の存在を疑問視する意見もあがりました。それは、多くのアニマルガールは動物のヒト化した存在であるにも関わらず、どうして彼女だけが特定のライカという犬の特徴を持つアニマルガールなのかという疑問です。
こうした疑問には以下のようないくつかの説が唱えられています。
1.そもそも嘘。単なるロシアンライカのフレンズである。
2.フレンズ化に際して、最も有名なロシアンライカの特徴と記憶を引き継いだ。
3.ライカの乗ったスプートニク2号の一部は大気圏で燃え尽きておらず、何らかの形でパーク周辺に残骸(ライカの遺骸を含む)が流れ着いていた。そのため、フレンズ化において彼女はライカの記憶を持っている。
4.上記3の説と同様の理由でフレンズ化したが、彼女はロシアンライカではなく、“宇宙犬”のフレンズである。
この情報は必要以上に注目されることを望まない彼女の意思を尊重して表向きには伏せることとします。これは管理権限も関係のない、彼女が必要以上に好奇の目に晒されない様にするための措置です。
動物名: スペースドッグ(宇宙犬)
愛称: ライカ/クドリャフカ
所属: 小笠原先端宇宙開発局(OASDA)名誉職員
管理権限: 2
アニマルガール概要: ここでは表向きの情報とは別に、彼女についての補足情報を記載します。
彼女の過去を知っている者なら理解できるとは思いますが、彼女は特別な訓練を受けた動物です。ロケットに乗るために狭い空間で過ごす訓練をはじめとした、およそロケットに乗る為のあらゆるストレスに対する耐性を身につける訓練を受けていました。その為、他のアニマルガールとは違い大きな音や衝撃といったものに動じません。絶叫マシンも全く恐れることなく楽しむ姿もよく見受けられます。
おおよそストレスに強く大抵の事物を笑って流せる様な精神的強さがある彼女ですが、狭く暗い場所に一人でいることを忌避する傾向が確認されています。この事から彼女をそういった空間に放置する様な対応は推奨されません。
好きなものは何かと尋ねると彼女は「おいしい水」が好きだと答えます。記録によればスプートニク2号の打ち上げ直前に、研究者によって彼女に水が最後に与えられたとされています。
嫌いなものは無いと答えていますが、かつてスプートニク2号打ち上げに関わった者達に対する中身の無い批判や中傷をしていた職員は「それ以降、彼女と会えた例しがない。あんなことを話すべきじゃなかった」と語っています。
野生解放能力: 野生解放名は「希望の銀流星」であると彼女は語っていますが、詳細は不明です。彼女の野生解放は恐らく『宇宙に行くため』の力であると考えられています。能力発動下における彼女の身体は銀色の輝きを放ち、一定時間ですが真空状態等の宇宙空間の様な極限環境における生存を可能にします。これは彼女自身がスプートニク2号と同じ特性を得ているものと考えられており、この状態の彼女はロケットそのものであると言えます。
また、「攻撃するためのものではない」と彼女が語るように、本来の用途は極限環境への耐性を得ること。そして宇宙へ到達することと思われますがロケットの特性上は攻撃にも転用可能であり、その場合は宇宙へと到達するための速度、即ち秒速8㎞による突撃を行う事ができます。驚異的な威力を誇る代わりに自爆にも等しい攻撃のため、自身への肉体的な損耗が発生する様です。現在において、彼女が語る以外の情報でこの攻撃を行ったという記録は確認されていません。
追記: 20██年11月3日、彼女に対してパーク内にある各宇宙開発関連施設から年間パスポートが贈呈、名誉職員に任命されました。
僕はライカ、もしくはクドリャフカ。信じるかどうかは君たち次第さ。うん……ただいま。 ー クドリャフカー
真実知りたくば文字色の違う文をクリックせよ
動物情報
動物名: ロシアンライカ(Ла́йка/Russian Laika)
学名: (Canis lupus familiaris)
分布: 犬種として広く分布
IUCNによる保全状況: ー
動物概要: ロシア語の「ライカ(лайка)」は「吠える」という意味の動詞ラヤート(лаять)から派生した名詞である。ロシアのイヌに関する文献の中では、「ライカ」はロシア北部およびその周辺地域で伝統的に飼われてきた猟犬全般を指して用いられており、ここには国際畜犬連盟等に登録されている「ライカ」を犬名に含む数種だけでなく、国際畜犬連盟では「北方の猟犬」(グループ5セクション2)に分類されている犬種等も含まれている。例えばロシア語では、ノルウェジアン・エルクハウンドは「ノルウェジアン・エルク・ライカ(норвежская лосиная лайка)」、フィニッシュ・スピッツは「フィニッシュ・バード・ライカ(финская птичья лайка)」である。
また、国際畜犬連盟で「北方のそり犬」に分類されるような、ツンドラ地帯に生息するそり犬を「ライカ」と呼ぶこともある。例えばシベリアン・ハスキーを「ヤクート・ライカ(якутская лайка)」と呼んだり、サモエドを「サモエド・ライカ(Самоедская лайка)」と呼ぶ例が見られる。
ロシア語にはこのほかに犬全般を指す言葉としてсобака(サバーカ)がある。
動物概要: こちらには宇宙犬のライカに関して記述する。1957年11月3日、人類の宇宙開発は大きな進展を見せた。ソ連が世界初の生物を載せた人工衛星の打ち上げが成功を納めたのだ。
この人工衛星スプートニク2号に乗っていたのがライカ、またはクドリャフカと呼ばれた犬である。犬を載せるという構想自体はかなり以前からあったようで、事前にソ連国内から相当数の野良犬が候補として捕らえられ、訓練されていた。載せる動物に犬が選ばれた理由は単純に見栄えの問題だったようだ。最終的に選考に残った3匹から、選ばれたのがライカだった。
人類の長年の夢である宇宙への大きな一歩として人々が大いに沸き立つ一方で、ライカの安否を心配する声があがった。多くの情報が錯綜したが、真実は大気圏突入に耐えることができない構造であるという、ライカにとっては完全に片道切符の旅行だった。最低でも7日間は生存できるように餌や空気の蓄えはあったが、地球軌道を3週する頃に送られてきたデータではライカの乗ったカプセルの温度が急上昇、ライカがパニックに陥っていることがデータで確認された。そこでスプートニク2号はデータ受信範囲外に移動してしまい、その後再び受信範囲へ入った際に送信されたデータに、彼女が生きている事を示す反応は無かった。結果として、ライカが宇宙で生存できたのは半日~1日、もっと短い説では数時間であったという。それでも宇宙空間での生物の生存が可能であるという事実を証明し、地上の人々に宇宙への希望を見せたライカ。
それから5ヶ月後の1958年4月14日、ライカを載せた人工衛星は大気圏に突入し、燃え尽きることとなる。
ライカは人々の宇宙への夢を背負い、消えることの無い人類の希望の星となった。
交友関係
パーク内を旅する中で出会ったアニマルガール。クドリャフカと同じように名前持ちの動物がアニマルガールとなった存在であることから特に懇意にしています。人に殺されたという点は共通した境遇ですが、クドリャフカとは対照的に人間を嫌う彼女に少しでも人間の良い部分を見せようとパーク内の施設へ案内することもあるようです。
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