アニマルガール情報
名称: フォークランドオオカミ(Dusicyon australis)
愛称: クラン
管理権限: GENERAL-1
外見: 最も近縁であるとされるタテガミオオカミを基底種としたアニマルガールと同様、ホットパンツとタンクトップのベスト、二の腕の半分まで覆う手袋が特徴的です。尾の先は黒く、頭髪は濃茶とも薄い黒ともつかない色をしています。また、絶滅種であるため特有の瞳孔反応を示します。
概要: ポーカーフェイスなど、自身の思考を隠す行為が極端に苦手で、非常にわかりやすい性格をしています。その反面、賞賛されると極端に困惑を示し、すぐに顔を赤くします。更に褒め続けた場合、気絶したという記録が残されています。悪戯好きであり、ファミリアリスのマスターや来園者にも悪戯を試みることがありますが、前述のわかりやすすぎる性格のためにそれらのほとんどは失敗に終わってしまいます。
彼女は外出中に何かしらに興味を惹かれると、随伴者から離れてしばしばはぐれてしまいます。この性格は氷河期の海面低下時に海を渡り、フォークランドオオカミとして諸島に定着したことに由来すると考えられています。
飼育時留意事項: 彼女が備品の破損や傷害を伴う危険な悪戯を行う兆候が確認された場合、至急ファミリアリスのマスターへ報告してください。悪戯に失敗するなどし、彼女が落ち込んだ際に部屋の隅や机の下といった狭い空間で縮こまる癖があります。乱暴に引っ張り出す行為は絶対に控えてください。外出時は随伴者と逸れた際の合流方法、合流場所などを確認の上で地図と随伴者の匂いを確認できるものを渡してください。彼女が過剰賞賛によって気絶する兆候を示した場合は、タオルなどの柔らかいもので倒れる際に頭を保護してください。
彼女はオーティマ財団の関係者により、一度監禁されました。彼女自身はその際の事について防衛機制によって記憶を抑圧し、思い出すことを試みると苦痛を訴えたため、財団関係者を尋問しました。
実施日時: 20██/1/██ 尋問官: アミーゴス・デ・ラ・ベスティア (Amigos de la bestia)より██氏に委託 被尋問者: 財団関係者███氏 <再生開始> 尋問官: クランに一体何をした? ███: DNAを採取するために少し協力してもらっただけだ。 尋問官: オーティマ財団では協力というのは極限まで睡眠と食事を断ち、意識の朦朧とした状態で強引にサンプルを取ることなのか? ███: 馬鹿を言うな!食事はキチンと与えたし、還元実験は段階を踏んで行う予定で 尋問官: [言葉を遮り] 食事は?では睡眠はどうだったんだ? ███: そ、それは [6秒間沈黙] 尋問官: 与えなかったのか。 ███: ち、違う!お前達に財団の崇高な思想のなにがわかるって言うんだ! [罵声] 尋問官: [編集済] ███: [悲鳴] 尋問官: 俺達ADLBの理念は保護し、奉仕すること。もう一度聞く、お前達がしたことは何だ? ███: 贖罪し、取り戻す。俺達は間違っていない。 尋問官: いいだろう。アレが贖罪になるというなら先ほど俺がしたことについてお前に贖罪しよう。 <再生終了> この事件の後、彼女は人間にしつこく追われることで動悸や嘔吐などの症状が生じるようになりました。ファミリアリスのマスターのみは例外的にどれだけ密着して撫で回そうと心地よさそうにしているため、飼育員は彼女に直接触れる場合可能な限りファミリアリスのマスターを介して下さい。
███氏には記憶処理薬を投与し、尋問は完璧に隠蔽しました。
この尋問に関して███氏には強く口封じを行いました。酷く弱った様子であることについては欺瞞情報“遭難”を用いて我々が救助をしたという体でオーティマ財団へ送還しました。
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かつて我々人類は彼女にしたことを二度繰り返したということに等しい。
今回の件の落ち度はオーティマ財団のみならず我々にもある、そのことをどうか受け止めて欲しい。
このリストは特に必要はないと思いますが、彼女が過去に行った悪戯をまとめることで、対策を行うために作られました。職員、アニマルガールはもとより、来園者も職員を通して追記することが出来ます。
内容 | 結果 |
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あまりにも露骨な態度からタネを見抜かれ、逆に先に扉を開けるようマスターから指示される。食い下がり意地でもマスターに開けさせようとするが、引き下がらないマスター相手にベソをかきだした。後にマスターは彼女を撫でくり回して宥めた。 | |
ファミリアリスの椅子にブーブクッションを設置。 | 来店したロボに見破られ、疚しい所が無ければまず自分で座るよう促される。炭酸飲料を机に置き、餌で釣るなど学習能力を見せたが、ロボは断固として譲らず、最終的にクランはいじけ、ロボが陳謝することで事態は収束した。 |
ファミリアリスでお茶を飲んでいたエッヘ・ウーシュカを変顔で笑わせる。 | 事前に接近を察知したエッヘ・ウーシュカが心構えを行い、逆に真顔で見つめ返した。禁じ手のくすぐりをクランが行い、吹き出したお茶を顔面から被った。なお、マスターからお叱りを受けた上で床を拭くこととなった。 |
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状況 | 対処 |
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パークセントラルにて担当飼育員、マスター、お三と買出し中にはぐれる。 | 買出し予定していたルートを辿り合流を図った。しかし、担当飼育員やマスターは引き返してクランを探していたために入れ違い、夕方になって再開。 |
※ミチアト古生物研究所の見学中に担当飼育員とはぐれる。 | 相沢朱音により彷徨っている所を目撃され、館内放送により合流。 |
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発生日時: 20██/█/2█ 発生場所: ミチアト古生物研究所展示棟2階「中生代」 記録方式: 相沢朱音の携帯していた業務用ICレコーダー <再生開始> 相沢朱音: 迷子ですか?飼育員の人はいませんか? クラン: え?私?ま、迷子なんかじゃないもん! 相沢朱音: では担当の人は? クラン: [目を逸らす] 相沢朱音: 目を見てください。 クラン: ぐすっ……。 相沢朱音: わかりました。一緒に探し……いいえ、探してもらい易いように良い方法がありますね。 クラン: 探してもらう方法って? 相沢朱音: 文明の力ってやつです。ついてきてください。 クラン: ありがとう!お姉さん! <再生終了> この後館内放送にて呼び出された担当飼育員により、見学は続行されました。 |
当事者 | 経過 |
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来店者「ノギハラバシリスク」 | クランが淹れた紅茶の味について賞賛。顔を赤くしてクランが謙遜するも、腕前を賞賛。経験の浅さを理由にクランが引き続き謙遜するも、経験に反して優れた技量を賞賛した所で気絶。 |
マスター | 毛並みについてマスターが賞賛。顔を赤くしてクランが謙遜するも、マスターは飛びついて全身を撫で回しながら触り心地を賞賛。クランが言葉らしい言葉を紡げなくなり、1分21秒間撫で回された後に気絶。 |
迷子の来園者 |
保護者から逸れた小学校低学年の来園者から保護者の手がかりとなる物を預かり、匂いから保護者を発見して引き渡した所、迷子とその保護者から多大に感謝される。やはり謙遜するものの、繰り返し感謝の意を示されると顔を赤くして気絶した。 |
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基底種情報
動物名: フォークランドオオカミ
学名: Dusicyon australis
分布: フォークランド諸島
IUCNによる保全状況: EX(絶滅)
動物概要: かつてフォークランド諸島に生息していた狼の一種です。狐の一種と考えられていましたが、2009年に行われた実験によりタテガミオオカミから約670万年前に分化したことが判明しました。ダーウィンはフォークランド諸島を訪れた際に、移民の増加がこの動物の絶滅を招くと提言し、後にそれは現実となりました。食性の詳細は不明ですが、海鳥やペンギンなどを捕食していたと考えられています。
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