中内田充正【2017/2/28】

ページ名:41

【栗東所属】中内田充正 

1978年12月18日生まれの38歳

実家は信楽牧場。
父の中内田克二氏はしがらき設立にも縁のある競馬家系。

高校在学時にアイルランドでホームステイ。
ヨーロッパの大学には馬学科があることを知りアイルランドの高校に留学。
そのままイギリスのウエストオックスフォード大学馬学科で学ぶ。

大学の近くにイギリスの名伯楽Richard Hannon 厩舎がありそこに毎日通う形で実学積む。

Richard Hannon 厩舎はハムダン殿下のメインステーブルの一つ。
この繋がりから中内田師がハムダン殿下の信頼を集めることになった可能性がありそう。

それ以外にもトップ調教師Sir Mark Prescott厩舎。
日本でもおなじみトレヴを管理するChristiane Head 厩舎にもそれぞれ4ヶ月ほど在籍経験がある。
2000年に師はアメリカに渡りRobert Frankel 厩舎に所属しベルモントS後制覇後のエンパイアメーカーを担当。
また中内田師がFrankel 厩舎に入った頃はGⅠを年間25勝したこともある厩舎の黄金期。
Medaglia d'OroLeroidesanimauxGhostzapperなどの名馬にも調教で騎乗。

この時期のフランケル厩舎所属馬から種牡馬として来日した馬には
エンパイアメーカーの他にもスクワートルスクワートアルデバランⅡ、現在、シンボリ牧場で繋養されているGⅠ2勝のスポークンファーも同時期にFrankel厩舎。
サマーバードの現役時にも騎乗経験があるようです。

その後、栗東:【橋田厩舎】で厩務員、調教助手を務め調教師試験合格後はヒルサイドステーブルと関係の深い藤原英調教師や、角居師の元で学んだ後に栗東に開業。

ダーレー、シェイク・ファハド殿下、シェイク・モハメド殿下との関係性も深く多くの名馬を集めており、ノーザンF、社台F等の名門厩舎、メイショウ(松本好雄)等の有力馬主からの信任も厚い。
芝、ダート、障害とまんべんなく結果を出す印象。
最近の勝率の高さが証明しているがレース選択が正しく勝ちにこだわる姿勢を感じる。

新馬、未勝利戦の勝ち上がり率が高い傾向が強い。

2014年: 6勝
2015年: 23勝
2016年: 30勝

と尻上がりに実績を伸ばしており、2017年は既に11勝と今年は大幅に成績を伸ばしそう。
今狙うべき厩舎。

主戦は川田、藤岡佑介。

中井、福永、武豊、ルメール、デムーロ等が続く。

バルザ、アッゼニ等の短期免許組の受け入れも。

最近は四位、障害の高田、ダートの和田等、適材適所な印象。

騎手起用も素晴らしく仕上げも万全。人気すると信頼しても良いように思う。


古馬重賞路線では、パールコード秋華賞2着、エリザベス女王杯4着と好走。
4歳牝馬となる今年は更なる活躍が期待される。
先週1000万下を快勝したピンストライプもまだまだ上を狙えそう。
今年のクラシックだと新潟2歳S勝利馬でもあるヴゼットジョリーは今年の牝馬クラシックを狙えそうな位置に居る。

一点気になるのはこの厩舎の体重管理。
馬体重の増減が激しく安定しない印象。
2歳馬や馬ごとに傾向は当然異なるが、体重減で勝負気配、体重増で叩きという傾向も感じるので買い時が割りと分かりやすいのかも。

重賞はヴゼットジョリーの1勝のみとなるが、現在1600万近辺に有力馬が多数存在する印象なので今後の活躍が期待される。

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