Epilogue

ページ名:55

 

深淵はその闇を隠し日常の至る所に存在している。

落ちることは簡単だ。
博打打ちはいつもアドレナリンに酩酊し踊りながら近づいてくる。

落ちたところで誰も興味を示さない。
静寂すら存在しない完全なる無に飲み込まれてゆくだけだ。

死とはこの世の中で唯一保証されている絶対的な平等。
誰のもとにもいつか必ず訪れる。
突然に、理不尽に、躊躇なくその存在を飲み込む。

それはどこにでも転がっている退屈な話。
誰も意味など求めない話。

 

 

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