❖ 福島ダート
● ダート1000m
スタート地点がコースの一番低い部分で、ゴール地点が一番高くなっている為、緩やかな上り一手になる。
3〜4コーナーが典型的なスパイラルコーナーなので小回りの割にはコーナリングでスピードが落ちない。
幅員が20mと狭く、フルゲートが12頭と少ない。
下級条件のみの施行。
単純に「強い馬なら前に行ける」ということもあるが典型的な前有利のコース。
❖ 逃げ馬成績
勝率: 40%
連対率: 65%強
複勝率: 80%
後方待機馬は未勝利、前崩れの展開になっても2着まで。
このコースで後方から2〜3着まで追い込んできた馬は、次走以降も好走することが多い。
~ POINT ~
・ 逃げ、先行馬が有利
・ 吉田隼人騎手が2勝でリーディング
・ 勝馬はすべて外の7.8枠から。圧倒的に外枠が優秀
● ダート1150m
2004年秋に新設されたコース。2コーナーのポケット(芝)からスタート。
1000mはフルゲートで12頭しか取れないが、こちらは16頭まで取れるようになっている。
1000mより向正面の直線を150m延ばしたコース形態。
スタートしてから3コーナーまで500mほどの直線となりこれだけで全コースの半分近くの割合を占める。
そのため、距離が延びるにも関わらず、1000mよりもテン争いが激化。
かなりの前傾ラップとなり、多少は差し脚が活きるようにはなっている。
とはいえ、 中心は圧倒的に先行脚質。
強い先行馬を中心に、展開次第で逃げか差しを選ぶというスタイルがいいだろう。
~ POINT ~
・ 先行馬が有利
・ 勝浦正樹騎手、北村宏司騎手が並んでリーディング
・ 6枠が好成績
〜 特注種牡馬 〜
勝利数トップ=サウスヴィグラス(12-11-11-123/157)
勝率: 7.6%
連対率: 14.6%
複勝率: 21.7%
単回値: 87円
複回値: 65円
高連対率=アグネスタキオン(4-3-1-17/25)
勝率: 16.0%
連対率: 28.0%
複勝率: 32.0%
単回値: 62円
複回値: 71円
高単勝回収値=プリサイスエンド(3-2-7-56/68)
勝率: 4.4%
連対率: 7.4%
複勝率: 17.6%
単回値: 276円
複回値: 82円
● ダート1,700m
上りスタートで1コーナーまでの距離は338m。
先行争いが激しく、1コーナーから下るので惰性で速いままコーナーを回りきってしまうのが特徴。
向う正面の上りで一息入り、直線の間に徐々に加速。
坂を上りきって3〜4コーナー中間から追い出す。
上り・下りの勾配自体は大きくないが、最初下って目一杯速くなり、後半はほぼ上る一方というレイアウトで非常に上りが掛かる。
【断然逃げ・先行有利】
特に逃げ馬は1コーナー過ぎの下りで単騎に持ち込めるので成績が良い。
差し馬を狙うならある程度捲れる馬でないと厳しい。
~ POINT ~
・ 逃げ、先行馬有利
・ 戸崎圭太騎手がリーディング。内田博幸騎手、北村宏司騎手、蛯名正義騎手、松田大作騎手らも好成績
・ 枠順による差は特になし
〜 特注種牡馬 〜
勝利数トップ=キングカメハメハ(21-18-12-96/147)
勝率: 14.3%
連対率: 26.5%
複勝率: 34.7%
単回値: 57円
複回値: 88円
高連対率=ウォーエンブレム(5-6-1-24/36)
勝率: 13.9%
連対率: 30.6%
複勝率: 33.3%
単回値: 99円
複回値: 70円
高単勝回収値=アグネスタキオン(5-3-1-22/31)
勝率: 16.1%
連対率: 25.8%
複勝率: 29.0%
単回値: 213円
複回値: 108円
● ダート2,400m
2コーナーの出口付近からスタート。
コーナー6回の小回り長距離ダートということで、ペースは速くならない。
勝負どころは2周目の向う正面。ここでポジションを押し上げ、3〜4コーナーで先頭を捕える位置にいないと苦しい。
1周目は脚質問わず出来るだけ距離ロスなく回り、2周目の向う正面で如何に捲って好位まで取り付けるかで勝負が決まる。
捲り切ってしまえばその勢いで押し切れてしまうのが通常だ。
切れる脚など不要で、スタミナ型で追ってバテないタイプを狙いたい。
~ POINT ~
・ 脚質による有利不利はなし
・ 吉田隼人騎手、丸田恭介騎手、加藤祥太騎手が共に2勝でトップ
・ 枠順による有利不利なし
❖ 福島芝
● 芝1000m
2歳新馬のみで開催。
向う正面直線の上りが急になる手前からの上りスタート。
スタート直後が上り坂なのでテンのスピードの乗りがやや遅いが、大半の決着は逃げ・先行馬で決まる。
早めにコーナーに飛び込める上にインぴったりを回れる逃げ馬が強いのは当然だろう。
〜 POINT 〜
・ 最初と最後の1Fは12秒台。
・ 狙いは逃げ・先行馬 ・江田照男騎手が2勝
● 芝1200m
向う正面ポケットからのスタート。
3コーナーまでの直線距離は412mで、向う正面はずっと上りが続く。
距離的に逃げ・先行有利であることは確か。
しかし、テンで長く競り合うと前崩れの展開になって差し馬が台頭するシーンもある。
1000mほど枠順の有利不利はないが、先行馬であれば内枠にこしたことはない。
逃げ・先行馬がどれほどいるか次第で狙いを変えていきたいコースだ。
~ POINT ~
・ 先行がやや有利
・ 勝浦正樹騎手がリーディング。丸田恭介騎手、蛯名正義騎手も好成績
・ 枠順による有利不利なし
〜 特注種牡馬 〜
勝利数トップ=サクラバクシンオー(22-22-14-157/215)
勝率: 10.2%
連対率: 20.5%
複勝率: 27.0%
単回値: 86円
複回値: 87円
高連対率=キングカメハメハ(20-14-14-90/138)
勝率: 14.5%
連対率: 24.6%
複勝率: 34.8%
単回値: 107円
複回値: 76円
高単勝回収値=ケイムホーム(4-2-4-40/50)
勝率: 8.0%
連対率: 12.0%
複勝率: 20.0%
単回値: 1211円
複回値: 302円
● 芝1700m
この条件も数が激減し直近ではわずか1鞍という状況。
スタンド前直線半ばからスタート。
1コーナーまでの距離は205mと短く、1コーナーまでに並びが決まりづらい。
並びは2コーナーの終わり、向う正面の出口までに決まる。
メリハリなく全体的に速い平均ペースがデフォルト。
なかなか並びが決まらずに先行争いが長引けば差し馬が台頭する。
先行馬がどれだけいるかで展開が変わりやすく、基本的には無理なく先行できる馬を探すのがベストだが、先行争いが激しそうであれば差し馬から狙うのも手だろう。
● 芝1800m
前後半差があまりない平均ペースになりやすいコース。
ただし、ローカル小回り芝1800mの中では最も1コーナーまでの距離が長く(約305m)、他場に比べ、テン3Fは若干速くなる傾向にある。
レースの大半を占める3歳未勝利、古馬500万下では特に前へ行く馬が有利。
直線が短いため、極端な追い込みが決まることは滅多になく、基本的には前が残りやすいコースと言える。
サクラバクシンオー産駒の成績がいい点も、短距離でスピード負けした馬が先行有利のコースを利して、好走しているパターンが多いのだろう。
また、芝2000mになると、これまた傾向が違うのだが、ディープインパクト産駒の成績が秀逸だ。
~ POINT ~
・ 逃げ、先行馬が圧倒的に有利
・ 吉田隼人騎手がリーディング。柴田大知騎手、松岡正海騎手も好成績
・ 8枠が好成績
〜 特注種牡馬 〜
勝利数トップ=ディープインパクト(17-8-13-57/95)
勝率: 17.9%
連対率: 26.3
複勝率: 40.0%
単回値: 151円
複回値: 105円
高連対率=ブライアンズタイム(1-4-2-5/12)
勝率: 8.3%
連対率: 41.7%
複勝率: 58.3%
単回値: 216円
複回値: 274円
高単勝回収値=スクリーンヒーロー(3-1-1-7/12)
勝率: 25.0%
連対率: 33.3%
複勝率: 41.7%
単回値: 430円
複回値: 240円
● 芝2000m
スタンド前直線を延長したポケットからスタート。
ポケットはコースで一番高い4コーナーのさらにバンクの外側にある。下りスタートで最初の直線が約500mと長いため、テンは1800mよりも速くなる。
向正面で馬群が縦長になりいったん落ち着くが、3コーナーから再びペースがあがり、4コーナーの下りで加速して直線へ。先行馬と差し馬が激突し、直線は激しい追い比べになる。
1800mよりも前傾ペースになりやすく、展開一つで追い込み馬が間に合うこともあるが、やはり小回りコース。
下図を見ても分かる通り、勝ち馬の中心は先行馬。先行力があり、消耗戦に強い、渋太いタイプの馬が狙い目だ。
下記の他、キングヘイロー【1-5-1-18/25】、オペラハウス【5-3-6-25/39】なども好成績。
~ POINT ~
・ 逃げ、先行がやや有利
・ 吉田隼人騎手がダントツのリーディング。
柴田大知騎手、蛯名正義騎手も好成績
・ 3枠が優秀
〜 特注種牡馬 〜
勝利数トップ=ステイゴールド(11-2-5-86/104)
勝率: 10.6%
連対率: 12.5
複勝率: 17.3%
単回値: 87円
複回値: 49円
高連対率&高単勝回収値=デュランダル(3-1-0-7/11)
勝率: 27.3%
連対率: 36.4%
複勝率: 36.4%
単回値: 976円
複回値: 215円
● 芝2600m
向う正面直線の上り途中からスタート。
最初の3コーナーまでの距離は212m。
上りスタートなのでそれほどテンは速くならないが、3コーナーでたいがい内外の馬が先頭に並ぶ形になり、速いまま下りの4コーナーに入って並びが決まり、スタンド前直線に向いて縦長になる。
最後の3〜4コーナーでは先に後続を突き放した馬をめぐって先行馬が追い詰めの激しい攻防。
コーナー6回を回るので内枠有利。
差し馬は内外に関係なく距離損は必至。長距離は如何に距離損なく乗れるかが重要で、枠順より騎手にこだわったほうがいいかもしれない。
~ POINT ~
・ 先行馬が圧倒的有利
・ 内田博幸騎手がリーディング。戸崎圭太騎手、蛯名正義騎手も好成績
・ 内枠(1.2枠)がずば抜けて優秀
〜 特注種牡馬 〜
勝利数トップ=ステイゴールド(7-7-4-31/49)
勝率: 14.3%
連対率: 28.6%
複勝率: 36.7%
単回値: 63円
複回値: 76円
高連対率=ゼンノロブロイ(0-4-0-9/13)
勝率: 0.0%
連対率: 30.8%
複勝率: 30.8%
単回値: 0
複回値: 101円
高単勝回収値=リンカーン(4-3-1-17/25)
勝率: 16.0%
連対率: 28.0%
複勝率: 32.0%
単回値: 299円
複回値: 158円
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