ビギナーズガイド

ページ名:ビギナーズガイド

このページでは、ウミガメのスープなどを初めてプレイする方のためのガイドです。
もうそんなの分かってるよ!という常連の方は読み飛ばして頂いて大丈夫です。


○ 目次
■ Cindyとは?
■ ウミガメのスープとは?
■ 20の扉とは?
■ 亀夫君問題とは?
■ 新・形式とは?
■ 闇スープ/闇&常駐とは?
■ 参加者の心得
■ 出題者の心得
■ 基礎質問例
■ 非推奨問題例




■ Cindyとは?
ウミガメのスープに代表される「物語推理ゲーム」の出題サイトです。
2010年に設立された同様のサイト「ラテシン」が2017年10月30日に閉鎖されることになったことを受け、
「ラテシン」の後継サイトとして管理者:はやて様、副管理者:人参様により2017年9月30日に設立されました。
また、様々なユーザーたちの協力を経て、少しずつ進化していっているサイトでもあります。
「Cindy」以外にも、「Open ウミガメ R鯖」など、「ラテシン」の意志を継いだサイトはいくつかありますので、
共に発展していくことができればと願っています。




■ ウミガメのスープとは?
正式な名称は「Lateral Thinking Puzzles」。略称はLTP。
ポール・スローンの一連の著作からとられており、「水平思考パズル」と訳されます。
基本的には「物語に隠された謎」を「なぜ?(Why?)」を問う形で出題されます。
出題された物語の真相をYES/NOで答えられる質問で解き明かしていきます。


問題例を以下に提示します。


タイトル「ウミガメのスープ」
ある男が、とある海の見えるレストランで「ウミガメのスープ」を注文しました。
しかし、彼はその「ウミガメのスープ」を一口飲んだところで止め、シェフを呼びました。
「すみません。これは本当にウミガメのスープですか?」
「はい・・・ ウミガメのスープに間違いございません。」
男は勘定を済ませ、帰宅した後、自殺をしました。
何故でしょう?


上記の問題で真実を解き明かすために、質問を繰り返します。
ゲーム「ウミガメのスープ」では、YES/NOで答えられる質問を行い、出題者はそれにYES/NOで回答をします。
良い質問と回答、及びダメな質問の例を下記に提示します。


○ 質問者「男が自殺をしたのは罪の意識からですか?」→ 出題者「YES 彼には罪の意識がありました」
○ 質問者「レストランで食べたのは本当にウミガメのスープでしたか?」 →出題者「YES 本物です」
× 質問者「男はどうやって自殺しましたか?」→YES/NOで答えられないためダメな質問です。
× 質問者「男の職業は何ですか?」→YES/NOで答えられません。
× 質問者「スープは熱かったですか?冷たかったですか?どちらでもないですか?」→YES/NOで答えられません。複数の問いかけは1回の質問にまとめずに、分けて質問しましょう。


回答を見ながら質問を繰り返し、物語の真相を推理して謎を解き明かすのが、このクイズの目的です。
上記の場合、下記のような解説が付けられています。


男は船に乗っていた。
ある日、男の乗る船が遭難してしまった。
数人の男と共に救難ボートで難を逃れたが、漂流の憂き目に。


食料に瀕した一行は、体力のない者から死んでいく。
やがて、生き残っているものは、生きるために死体の肉を食べ始めるが
一人の男はコレを固辞。当然、その男はみるみる衰弱していく。
見かねた他のものが、「これはウミガメのスープだから」と偽り
男にスープを飲ませ、救難まで生き延びさせた。


しかし、レストランで明らかに味の違う 「本物のウミガメのスープ」に直面した。
男はすべてを悟り、死に至る。


注意
基本的に、上記の解説を丸々当てる必要はありません。
どこまでを正解にするかは、出題者が最終的に判断しますが、例えば上記の場合、
「過去にウミガメのスープと言われ食べたのが人肉でできていたことに気付き、罪の意識から自殺した」
というニュアンスであれば正解となるでしょう。
つまり、解説の要点が押さえられていれば正解となりますので、
逆を言えば出題者は、どの点まで押さえていれば正解とするか決めておく必要があります。




■ 20の扉とは?
出題者の考えた「物」が何か、ウミガメのスープ同様、YES/NOで答えられる質問をして特定する問題形式です。
ウミガメのスープが「なぜ?(Why?)」を問う問題であったのに対し、20の扉では「何?(What?)」を問う問題になります。


出題例としては、「私が今考えている物が何かを当てて下さい」といったシンプルな物から、
暗号を解読して書いてある内容や聞いている物が何かを当てるなどのバリエーションがありますが、基本的には「物当て」となります。
単なるクイズとなりやすい分、参加者に面白い問題だと思わせるには工夫が必要になることが多いです。
出題に慣れないうちは、なにげに出題の難しいジャンルとなるでしょう。


ジャンル名に「20の扉」と数字が付いているように、「質問数制限」が設けられていることがあります。
2018/9/22現在、システム上で質問数制限を設定することはできませんが、問題文やヒントで制限数を明記していることがありますのでご注意下さい。




■ 亀夫君問題とは?
出題者が物語の中の登場人物になり、参加者の質問・指示などで物語を進めていく問題形式です。
ゲームの目的としては「脱出ゲーム」のように何処かから脱出する、「悩みがあります」という主人公の悩みに答える、主人公と一緒に事件の犯人を探すなど様々です。


この問題形式の特徴は、YES/NOで答えられる質問以外の質問や指示などができるということです。
一方、物語の主人公が知らないという設定の内容ならば、答えを得ることはできません。

設定上、主人公が勘違いをしていたり、理由があって嘘をついたりすると、事実と異なる回答が返ってくることもあります。


以下に、簡単な出題例と質問・回答について例示します。


あるボロアパートで密室殺人が起こった。
被害者は海亀カメオ(25歳)で、玄関や窓の鍵は完全に閉め切られていた。
迷探偵・太平ウミオと共に、事件の真相を解明して欲しい。


参加者「カメオの死因は分かりますか?」→ウミオ「胸を一突きされ、出血多量で死んだようです」
参加者「死亡推定時刻は分かりますか?」→ウミオ「昨晩の22時〜今朝6時までの間と思われます」
参加者「Cindyは関係ありますか?」→ウミオ「Cindy? 何のことでしょう?」
 →上記のようなウミガメのスープで基礎質問をされる質問には答えてくれないことがあります。
参加者「トイレを探してみて下さい」→ウミオ「! トイレのゴミ箱に血で汚れたハンカチがありました」
 →上記のように行動を指示することもできます。
参加者「トイレにゴミ箱? その部屋は女性も住んでいましたか?」→ウミオ「いえ、そのような話は……」
 :
 :


こうして質問や指示を繰り返し、出題者が想定した解決に至ればゲームクリアとなります。
汎用性が高い分、参加者が何をすれば良いかわからなくなることも多く、出題者のゲーム進行の腕が試されます。
出題する際は、ある程度の質問を想定して物語を組み立てておく必要があるでしょう。




■ 新&形式とは?
上記3形式のいずれにも該当しない方式は全て新&形式となります。
例えば出題者同士でしりとりをさせる、テーマに沿ってウミガメのスープの問題文を募集して優秀賞を決める、などいろいろなことができます。
面白い問題となるかどうかは皆さんのアイデア次第でしょう。
また定期的に開催されるイベントの多くが「新&形式」で出題されています。




■ 闇スープ・闇&常駐とは?
上記4形式の問題全てに対して、「闇スープ」または「闇&常駐」を設定することができます。
「闇」とは、自分以外の参加者の質問とその回答が解決するまで見えないシステムを指します。
通常の問題が、他人の質問と回答を参考にしながら推理していくことができるのに対し、「闇」の場合は自分の力だけで正解に辿り着くことが求められます。


そのため、出題者は適宜ヒントを追加するなどして正解に誘導していくことも多いです。
終了のタイミングは「何月何日の何時まで」「正解者が何人以上」など、時間制限や正解者数で決まることが多いです。


出題時の注意点として、どんな良問でも、例えば出題してから質問に対する回答を一回しか行わずゲーム終了にしてしまうようなことがあると、質問の回答を見て次の質問をしようとしていた参加者から苦情がでる場合があります。
「闇」の場合、質問数が非常に多くなる場合も多く、回答作業が大変なので、時間的余裕ががある時に出題するか、締切まで十分な時間を取る方が良いでしょう。


「闇スープ」と「闇&常駐」の違い
一番大きな違いは、「闇&常駐」では正解マークのついた質問者に解説が開示されることですが、他にも違いがあります。
出題者は双方の特徴を知り、どちらを選ぶかよく考えて出題する必要があります。


★解説の開示
「闇スープ」:闇ではない一般の問題と同様、出題終了と共に解説が開示されます。
「闇&常駐」:正解者に「正解」をつけることにより、正解者だけに解説を開示することが可能です。
(間違えて正解をつけてしまわないよう注意!)
「解説」と同時に「スター画面」「ブクマ画面」「コメント画面」も表示されます

「解説」が表示された人でも質問欄は残るので、質問を続けることが可能です。
「正解」を解除すると開示されたものが再び非表示となります。
なお、付与されたスター・ブクマ・コメントは、出題者が「解説を公開」するまでは、問題一覧画面に表示されません。


★解説の再編集
「闇スープ」:解説を開示するまでは何度でも解説を編集できるので、質問や回答の内容を解説に反映させることも可能です。
「闇&常駐」:出題したら、解説の編集は一切できません


★出題後の解除と設定
「闇スープ」:出題後に「闇」の解除ができます。逆に出題後に「闇」を設定することもできます。
「闇&常駐」:出題後の「闇」設定の変更はできません。出題後に「闇」を設定したい場合は「闇スープ」を選択することになります。


★こんな時は?
複数の正解をつける時 → 「闇スープ」の方が使いやすい
「闇&常駐」は「正解」をつけると解説が開示されてしまうため注意してください。
進行中は「正解」をつけず、質問者が問題を最後まで解き終えた時点でまとめて「正解」をつけるという方法がありますが、つけ忘れには十分注意する必要があります。


出題期間が長期間になる場合 → 「闇&常駐」の方がいいかも
「闇スープ」では出題終了まで解説が開示されず、評価やコメントも不可能です。
出題が長期にわたる場合、「解説が見たい」「評価・ブクマをつけたい」と思う早めの時期の正解者を、長々とお待たせしてしまうことになります。


質問や回答内容を解説に反映させる場合 → 「闇スープ」一択
「新&形式」のコンテスト系や、質問者同士や質問者vs回答者の対決要素がある場合など、解説で結果を発表したい時は、「闇&常駐」だと解説の反映ができないので不向きです。





■ 参加者の心得

  • 問題形式ごとに定められた質問ルールを守りましょう。
  • 一回の質問で聞く内容は一つにしましょう。
  • 質問回数に制限がある場合、他の参加者と相談してから質問しましょう。
  • 答えを知っている問題には参加しないようにしましょう。
  • 出題者が定めたルールを守りましょう。



■ 出題者の心得

  • 問題を迷宮入りさせないようにしましょう。
  • 出題前に、問題が水平思考パズルとして成立しているか確認しましょう。
  • 他者の問題の盗作・無断転載は避けましょう。
  • 予告なく虚偽を記載しないようにしましょう。
  • ミスをした場合、速やかに訂正するようにしましょう。



■ 基礎質問例
基礎質問とは、主にジャンル「ウミガメのスープ」を解く場合などに重要となることが多い基本的な質問です。
問題によってはこの基礎質問を想定して問題を作っている場合もありますので、質問制限などの問題がないかぎりは積極的に聞いてみましょう。
基礎質問の例としては下記のようなものがあります。
言葉の意味については用語集の欄もご参照下さい。


  • 言葉遊びはありますか?(言葉遊び要素がないかどうかの確認)

   →類似質問:奥田家ますか?(Cindyではあまり用いられない)

  • 犯罪要素はありますか?(何気ない文章に見えて、実は犯罪要素が隠れているのではないかの確認)
  • ○○以外に重要人物はいますか?(重要な登場人物がいないかどうかの確認)
  • カニバリますか?(食人が関係するかどうかの確認)
  • Cindyますか?(出題サイトCindyに関係のある問題かどうかを確認)
  • 劇中劇はありますか?(問題文が何かの役の中での話かどうか、カメオの発現が何かのセリフかどうかなどの確認)
  • 要知識はありますか?(問題を解く上で一般常識以上の知識が必要かどうかの確認)

   →類似質問:ハピスピますか?(Cindyではあまり用いられない)


※上記の類似質問に書いたような、2chのウミガメのスープスレ専用の基礎質問も多くあります。
 2ch出身者は、その点を注意して質問するようにしましょう。




■ 非推奨問題例
こちらに掲載されています。
あくまで一例である事を念頭に置いた上でご覧ください。

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コメント

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編集ありがとうございます、よりビギナーズガイドらしくなってきたと思います。
htmlとmarkdownのページも早く充実させないとですね……ぼちぼち頑張ります。

返信
2017-11-08 18:14:59

イナーシャ

すみません、よく考えたら例として適切か他の方に確認する前に載せるとか危なすぎるので一旦取り下げます。
項目だけとりあえず残しておきますね。

返信
2017-11-06 19:24:53

イナーシャ

尚、全体的にラテシンwikiに載ってた牛削りさんの非推奨問題例を参考にしてます。

返信
2017-11-06 19:17:07

イナーシャ

暫定ですが非推奨問題例の項目を追加してみました。
非推奨問題例として妥当なものになっているか不安なのでツッコミお願いします。

返信
2017-11-06 19:14:54

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