登録日:2012/02/10 Fri 19:55:07
更新日:2023/08/07 Mon 15:09:33NEW!
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アンパンマン バイキン 悪者 やられ役 不死身 光と影 科学者 悪の権化 発明家 正義の敵 プラスとマイナス マヌケ 努力家 苦労人 天才 汚物は消毒だ~!! 愛すべきバカ 悪のカリスマ トンカチ一本で兵器を造ったり、直す程度の技術力 黒騎士 ツンデレ ufo 悪の美学 ハヒフヘホー 漢 俺様 黴菌まん ばいきんまん 宇宙人 根はいい奴 それいけ!アンパンマン 裏主人公 真の主人公 中尾隆聖 アンパンマンキャラクター項目 大食い 蝿 変装 悪役 共存 イースト菌 技術者 技術者としては優秀
ハーヒフーヘホー!!
ばいきんまんとは『それいけ!アンパンマン』の登場キャラクター。
アンパンマンとは食品とバイキンという宿命の敵同士であり、専ら本人は40年近く経った今も「正義の敵」としての立ち場を頑なに守り通している。夢や目的はもちろん「アンパンマンを倒す事」。
文字通り「悪の権化」といえるキャラだが時には悪に徹しきれない面もある。とはいえアンパンマンを倒すためなら手段を選ばない悪らしい非道な一面も持ち合わせている。
自分が「悪」である事に誇りを持っており、原作者のやなせたかし氏曰く、アンパンマンとばいきんまんは『光と影』『プラスとマイナス』のような関係だとか。
アンパンマンとの関係を考えると、準主人公(裏主人公)ともいえる存在なためアンパンマンと同じくほぼ全ての話に登場して彼が主役の話も数多く存在する。
「ばいきんまん」が本来の表記だが「バイキンマン」と表記される事も多く、やなせ氏も後者の表記を使用する事が多かった。公式的には映画「ばいきんまん vs バイキンマン!?」に登場する、絵が実体化した偽者の「絵バイキンマン」を指す。
元々は舞台化された『熱血メルヘン 怪傑アンパンマン』を見た原作者やなせたかしが『アンパンマンに“何か”が足りない』と思って、悪役を登場させようと思った事が誕生の経緯である。
デザインのモチーフはハエ。
初期の頃は羽が今より広く、頭も横長で触角もハエっぽかった。
背中の羽は彼が普段はUFOばかり使っているため見落としがちだが、自力で飛ぶ事も可能で本人もたまに思い出す事もあるが移動速度の都合で基本的にUFOを優先している。羽を使うのはUFOが側にない時・壊れた時の応急的な場合が多い。
普段の格好はれっきとした服であり、ちゃんと手袋と靴も装備している。
因みに、胸のボタン状の物体はマイクロフォン。
被り物している人間形態の時期のアンパンマンと比べれば現在とあまり変わってないともいえる。
アンパンマン達の星で生まれた訳ではなく、バイキン星という別の星からアンパンマンを倒すため、赤ん坊の時にいのちの星を追いかけて来た。
ただ、アンパンマンを倒すためとはいえなぜ他の星にまでばいきんまんがやって来たのかは不明。
さらに言うと既に他のバイキン星出身者が来ていたのだが…。
居住地は山の上に建てられた彼の顔を模した「バイキン城」でドキンちゃんやかびるんるんのバイキン一家、ホラーマンとそこで同居している。
ちなみにドキンちゃん初登場回で1度、バイキン城ごと飛んだことがあるので一応、飛行もできるらしい。
作中で何度となくアンパンマン達に倒されているが、どれだけやられても(それこそ宇宙の彼方へ吹き飛ばされても)すぐに平気な顔をして戻って来る。
原作者は『人間が風邪を治してまた何度も風邪をひいたりするように、ばいきんまんは決して死ぬ事はない』と述べている。一言で言うと不死身。
ただし、最初期に一度(というか一人)死んだ事があり、天国へ…と思ったら門前払いされて(本人も「無理だと思っていた」との事)しばらくは「ふけつまん」がメインで出ていたが、何事もなかったように再登場した。
それに対しアンパンマンはいのちの星が抜けて死んだことがある。
【俺様の生態だ! ハーヒフーヘホー!】
●イタズラや悪さを繰り返す
まあ「悪の権化」ですから。最大の目的はアンパンマンを倒す事であるが、「正義の敵」であるため悪事もしっかりこなす。
あくまでベクトルとしての「悪の権化」なので、良い子はくれぐれも彼の真似はしないようにしよう。
イタズラのバリュエーションは様々で変装して騙したり盗み食いするなど、本人の欲望の赴くままに実行している。
悪事の度にアンパンマン達の介入によって阻止・制裁されるのがお約束だが時にはボスキャラクラスの他の敵と組む事もある。
パン工場を海の底に沈めたり、ボスキャラを同時に連れて来てアンパンマン達を追いつめたり、バイキンヘリコプターで町の大部分を崩壊させたり、
『すくえ!ココリンと奇跡の星』では滅亡寸前の惑星からエネルギーを吸い出してその星を滅ぼしたり、『勇気の花がひらくとき』では街を巨大兵器で破壊し尽くしたり、キララ姫を人質に取り「炎の中に飛び込めば助けてやる」と脅しアンパンマンを飛び込ませたり、約束を破ってキララ姫も放り込むなど、話によっては普段以上に極悪非道になる事も。
後述で「良い心も持っている」と紹介しているが、自分を助けてくれたアンパンマンを即裏切って罠にはめたり追い詰めたりするという悪役らしい事もやっている。
悪事の動機は9割方は食べ物が絡むので「最初から素直にご馳走すればいいので?」という疑問も湧いたりするが、大抵は「ばいきんまんがたらふく食べる→材料が無くなってもう作れない→いろいろあって墓穴を掘る」ともはやテンプレである。
ただし稀にアンパンマン達の策略やゲストキャラがあまりにも無限に食べ物を出し続ける事が原因で、食べ過ぎて太ってしまい行動不能になる事もある。
●不潔
バイキンですから。
風呂に入らないのは当たり前だがバイキン星出身者で風呂に入らないのは彼ぐらいである。同じ星出身のドキンちゃんやバイキン仙人などは綺麗好きである。
ジメジメした場所が大好きでもちろん季節も梅雨が好き。
掃除に関連する事が嫌いで、バイキン城が正真正銘のゴミ屋敷ならぬゴミ城になったエピソードもある。
ミント等の殺菌作用のある物も苦手でこれらにやられると体が縮み色が白くなる体質を持つ。
なのにガストのメニューで描かれたイラストではなんと手を石鹸で洗ってる。
風呂には入らないが温泉は好きであり、あくまでも「体を洗う行為が伴う」のが嫌いなだけで湯に浸かって体を休めるのは平気らしい。
別荘でハンモックに揺れながら日向ぼっこをする事もある。
●妙に頭が冴える
機械類には非常に強く、搭乗するロボットとかのメカはほとんど自作、しかも主に金槌一本で作ったり、あるいはそれ一本で直したりしてしまう。(恐らくは作った本人と同じく荒い扱いでも耐えうる頑丈さと修理も容易に行えるほどの簡素な構造の設計と推測出来るが。)
科学的な物にも達者でウイルス銃とか現実にあったらたまったもんじゃない物まで作ってしまう。
さらにタイムマシンやブラックホールなどというSFに出てきそうなぶっ飛んだ物すら開発してしまった事もあるため、
恐らく『フィクション作品全体で最も優れた科学者・技術者と言えば?』という議論のテーマで、
『ハーロック』の大山トチロー、『ウルトラマン』のイデ隊員などと共に彼も候補に入れてもおかしくないレベルであり、その技術力を善意のために使えれば……と惜しむべき、技術者としては優秀な人材である。
他にも悪巧みは勿論のこと、考古学や英語の筆記体をスラスラ読んだりと博識…なのだが、足し算のような簡単な計算が出来ない、肝心な所でマヌケを発揮する、自作以外のメカの操作に戸惑う(これは作品によるが)などよくわからない部分も。
一方で武道にも多芸であり、一部楽器も嗜む。
●努力家
アンパンマンを倒すためには努力を惜しまない。
片手で親指だけ立てて腕立て伏せをするなど、一般人基準だと日々なかなかに鍛え込んでいる。
アンパンマンを何度も敗北寸前まで追い込んでいるのは日々の努力の賜物である(結局撃退されるのだが…)。
普段はメカを使う彼だが一時は徹底的に修行をしたり鎧を身に着けるなど、己の肉体だけでアンパンマンを追い詰めた事もある。
●良い心も持っている
他人から何か親切な事をして貰った際は悪事を働かない事(目の前にアンパンマンがいたとしても)が多い。
その時は口では普段通りを装っているが、表情や行動では本心が出ている。
また、率先して誰かのお手伝いや人助けをする回もたまにある。
どうしても悪に徹しきれない性格は本人にとっても悩みの種になっている。
上記の設定ゆえか、失敗ばかり繰り返してめそめそしているキャラに対しては励ましたり、優しく接したりしている。
その際は「オレさまだって毎回アンパンマンにぶっ飛ばされてるんだぞ」とよくアンパンマンに敗れ続けている事を話す。
●時には共闘することも
お互いがピンチの時やドキンちゃんを助ける為に手を組む事もある。
「顔が汚れて力が出ない」アンパンマンのために、ジャムおじさんの所へ顔を取りに行った事もある。
またアンパンマン達に助けてもらった際は借りを返す事もあるなど、義理堅いところもある。
また本編以外の幼児向け教育アニメなどでは(パラレルワールドである為か)アンパンマンとは何だかんだ一緒にいる友達としてサッカーやスキーなどで一緒に遊んだり、
アンパンマンと二人で幼稚園の教師や子供たちの良き兄貴分等を勤めている事も多い。
それらの作品内ではしっかり者のアンパンマンとドジだけど明るく元気なばいきんまんは中々良いコンビである。
というかこれらの作品のばいきんまんは「朝早くに起きて、子供達の為にクッキーを作って、それを嬉しそうに配りながら仲良く一緒に食べる」という、本編ならまずあり得ないであろう優しいお兄ちゃんっぷりを発揮している。
「ドキンちゃんのドキドキカレンダー」でも、終盤で途中参加したアンパンマンを口では嫌がりながらも、何だかんだ溶け込んで一緒に踊ったり。
最初からアンパンマンへの挑戦が目的だったり悪事の最中に遭遇した場合を除けば、場の空気に合わせてアンパンマン達と付き合っている。
ちなみにアニメ版で当初は最終回として作られていた48話「アンパンマンととぶ木馬」はアンパンマンと共闘する話であり、最終回らしい内容になっている。
【ばいきんまんの関係者】
- ●ドキンちゃん
- 居候その1のバイ菌の女の子。バイキン星からばいきんまんの噂を聞いてやってきたツンデレ。コキンちゃんという妹がいる。
彼女によってばいきんまん一家は尻に敷かれてしまった感がある。*1
悪事はそれほど働かないが、ばいきんまんのサポートをすることはある。
オフの時はアンパンマン達との仲も悪くなく、彼女が想いを寄せるしょくぱんまんが絡む時は変装して彼に近づく事も多いが、極たまに変装しないでアンパンマン達と接する事もある。
しかし、やなせ氏曰くパンと菌という関係からかドキンちゃんはしょくぱんまんとは決して結ばれない運命との事…。
- ●コキンちゃん
- ドキンちゃんの妹(妹分と紹介されている事もある)。居候ではなく、バイキン星から遊びに行くような感じ。
ドキンちゃんに似ているが、体は青く頭にリボンが付いている。
元々は劇場版短編のキャラだが、人気上昇に伴いテレビ版にも登場して以降は準レギュラーになる。
おやつの時間に何の前触れもなくバイキン城に突っ込んで、挙句にはばいきんまん達のおやつを食べる事が定番でそのままドキンちゃんと喧嘩になるがエピソード終盤で仲直りする。
嘘泣きが多く彼女の涙を浴びると悲しくないのに泣いてしまい、ばいきんまんはコキンちゃんの涙を浴びる事が多くたまに防ぐ事もあるが、結局は失敗してしまう。*2
迷惑をかける事は多いが悪事はしていないのでアンパンマン達との仲は良好であり友達も多い。そのため住人からは警戒されていないので、ばいきんまんのように変装する事はほとんどない。
アンパンマンの顔を取り換える時間稼ぎ、人質解放、ばいきんまんの悪事を邪魔するなどに嘘泣きを活用しており、アンパンマンの勝利に一役買っている。
一応、ばいきんまんの仲間ではあるが後述のホラーマンとは違い悪事はしないのでばい菌という立場でありながらアンパンマン側の味方というイレギュラーな存在。
ばいきんまん同様、食いしん坊であり体型が幼い割には物凄く大量に食べる事がある。
- ●バイキン仙人
- ばいきんまんより先に星に住み着いていた仙人であり魔法使い。
実力は作中最強クラスだがアンパンマンとの面識は殆どない。
お助けアイテムを提供するが、肝心の欠点を言う前にばいきんまんが途中で帰ってしまうために失敗の原因となる。
女の子には温厚だがばいきんまんには厳しく、連戦連敗の不甲斐ない彼を鍛え直そうと強制的に修行をさせることがある。
彼が存在を教えたメコイスの壺で変身した大魔王の姿とその存在は当時の子供達に軽いトラウマを植え付けた。
- ●かびるんるん
- ばいきんまんの部下のカビ。「カビカビー!」としか喋れないがばいきんまん達には言葉がわかる。
大量にいて戦闘、諜報、アシスタントなど器用にいろいろこなしている。
初期はフケツマンという名前でバタコさんのストーカーをしていた。
さらにその前はばいきんまんがいっぱいいた - 居候その2の骸骨。「ホラーですねー」が口癖。
ドキンちゃんをよくストーキングしており、ばいきんまんとはドキンちゃん絡みで協力する事も多いが基本的には人畜無害な存在。
ちなみに公式設定で「善悪両方の味方」である為、ばいきんまんのイタズラに加担して一緒に制裁される事もあれば、アンパンマン達を助けたり新しい顔を投げる事もある。
劇場版ではばいきんまん側にいる事が多いが昨今はアンパンマン側に協力する事が多い。 - に協力する事が多い。
- ●ロールパンナ
- 詳しくは該当項目にて。
- ●ばいきち
- 子供に変装した際のばいきんまんで基本的にこの名前を名乗る事が多い。
オーバーオールに厚底眼鏡と「B」のキャップが特徴。
帽子がとれるなどして何度も正体がばれているが、なぜか何度も通用する。
やなせ氏曰く、アンパンマンワールドのキャラ達はみんな素直なので簡単な変装でも信じてしまうとか。
【ばいきんまんの苦手なキャラ】
こんな項ができるほど、苦手とするキャラが意外と多い。
傾向としては極端にマイペースなキャラ、ばいきんまんを悪人扱いしないようなキャラが苦手なようだ。そのせいでアンパンマンとの対決が出来ないまま、または中途半端で終わってしまったり一時はアンパンマンを追い詰めても割り込みによって形成が逆転してしまう事もある。
一部のキャラに対してばいきんまんは「オレ様○○って苦手…」とはっきり口にしている。
- ●エクレアさんとプリンちゃん
- マイペースな女の子コンビで、ばいきんまんが苦手とするキャラの筆頭。
ばいきんまんの事は愉快なお友達と思っており、自分達のペースに巻き込んでしまうため流石のばいきんまんもたじたじである。アンパンマンを倒す完璧な作戦が失敗する原因にもなっている。UFOを勝手に改造されたり *3、第2の基地の材料で遊園地に建設されたり*4、新型に改造しただだんだんをおもちゃと勘違いされて遊ばされたりするなどの災難に遭う。
しかし二人からの好感度は非常に高く、おでかけしたりお祭りがあったりすると「ばいきんまんも一緒ならもっと楽しいのに」と必ず言う。 *5
また、ばいきんまんの去り際にはたくさんのエクレアとプリンをくれる。
ばいきんまんやジャムおじさん程またはそれ以上に機械センスが備わっており、女の子とは思えないような天才的な技術力も持ち合わせており、ちびっ子はもちろん大人達も驚かせた。ばいきんまんは彼女達によってよく被害に遭うが、逆にアンパンマン達は基本的に被害に遭う事がない。(←アンパンマンらはむしろ喜んでいた。)
- ●オクラちゃん
- 疑う事を知らないため、やはりばいきんまんを悪人だと思っておらずアンパンマンから庇った事もある。
本来は野菜を奪う事を目的に畑に現れるが、結局は成り行きで畑仕事を手伝ってしまう事になってしまうも、アンパンマンが訪ねて来るなどで逃げ帰ったりする事もあれど、最終的に彼女から野菜を貰って目的を達成する事が多い。
- ●しらたまさん
- ばいきんまんを悪役専門の役者だと思い込んでいる。それでいて舞台女優ながら結構強い。
短編劇場版ではキャラが固まっていなかったためかばいきんまんに対する態度も普通で、助手のつきこをさらわれた際は彼を「バカ」呼ばわりした事も。
- ●マダム・ナン
- サリーを着た頭がナンで声が少佐のおばさん(同じ局の別のアニメでは、あるボクっ娘探偵の母親?を演じているが、イメージが明るい性格とは正反対)。
初対面の相手にナンを渡して「これは何ですか?」「はい、ナンです」「だから何ですか?」というやり取りをするのがお約束。
この世界に悪い人はいないと考えており、ばいきんまんの事も例外なく悪人だと思っていない。ばいきんまんは自分が悪者である事を主張してもマダム・ナンは「冗談ばっかり」「悪ぶってもダ〜メ♡」などと流すばかりであり、現在も全く信じていない。*6
ばいきんまんのいたずらをすべていい方に解釈し、感激するとシタールをつま弾いてばいきんまんを褒める歌を歌い出す。
「あぁああああ~♪やさしぃ心の持ち主ぃ~♪あなたはぁ~天使ぃ~~~♪ばいきんまんさぁーーーーーんんん♪」
ばいきんまんはこの歌を苦手にしており、マダムナンが歌い出すとすぐ退散してしまう。その彼女の歌はアンパンマン、友人のカレーパンマン、(ばいきんまんを敵視する)ゲストキャラクターまで呆然とさせている。
余談だが、かびるんるんのことも可愛がっておりばいきんまんの友達と解釈してしまう。そんな彼らは照れ笑いする事もある。
- ●フランケンロボくん
- 元々、ばいきんまんの作ったアンドロイドだったが捨てられた後に落雷を浴びて強力な帯電体質になってしまうが、それを買われてとうだいまんの電力供給源として普段は生活している。
それでもばいきんまんを「やさしくてかっこいいパパ」と慕っており、とうだいまんから休みをもらってはばいきんまんを探しに出かけて彼を見つけては抱きついて感電させている。
その後、アンパンマン達に会った時などは「パパに遊んでもらった」と嬉しそうに話して普段のばいきんまんを知る一同からは驚かれるのがお約束。
ばいきんまんもなかなか無下に扱えないようだ。
声の担当をしているTARAKO女史の声が可愛らしいと視聴者に気付かせてくれるキャラでもある。
- ●あかちゃんまん
- あかちゃん故に行動が読めず、よく振り回されている。
- ●コキンちゃん
- かわいい青いばい菌の女の子。
あかちゃんまん同様によく振り回されている。詳細は上記のばいきんまんの関係者を参照。
- ●いくらどんちゃん
- みんなにイクラ丼を食べてもらう事を優先しているので、ばいきんまん相手でも二つ返事で喜んで作ってくれる。
普段が断られてばかりなので脅した本人ですら「え、いいの!?」と驚く事もしばしば。
もっとも普段の彼の行いを知ってる第三者の介入によって彼女が脅されてると勘違いして戦いになってしまうが。
- ●おしんこちゃん
- アンパンマンの世界では珍しい人間に近い見た目が素朴な少女。
始めて会った時に悪事のためとはいえお新香作りを手伝ってしまい、礼に風呂ときゅうり一本だけもらって悪事として発覚せずに終わった。
それ以降もおしんこちゃんと関わる時は変装してたりいない時を狙ったり極力避けるようにしている。
- ●ミントちゃん
- 爽やかさでばいきんまんの悪事を華麗にスルーしてしまう。
彼との絡みでは文字通り振り回されて「離せー!」→「はい!(本当に手を離す)」→勢いで吹っ飛び、壁にぶち当たったり周りが断崖絶壁で落ちるなどがお約束。
ミントティーではもちろん爽やかにされる。
【ばいきんまんの意外な交友関係】
ばいきんまんは「正義の敵」なのでアンパンマンに登場するほぼ全てのキャラと敵対して一部のボスキャラとは手を組む事も多いが、極少数の例外も存在する。
- ●くらやみまん
- シルクハットを被った巨大なボスキャラ。
手を囲って闇の世界に閉じ込めてしまい、この中ではアンパンマンのマントやばいきんまんのUFOで飛ぶ事ができなくなる。
ばいきんまんとは手を組んだ事もあるが基本的にくらやみまんが暴れる事が多くばいきんまんも彼によって何度か闇の世界に閉じ込められており、アンパンマン達も閉じ込められた時は脱出するため一時休戦して協力する事もある。
ボスキャラ枠としてはアンパンマンとばいきんまんが一時的に手を組むという極めて珍しい存在でもある。
またばいきんまんがゲストキャラと一緒に閉じ込められた際に、闇の世界で希望を失いかけたゲストキャラの希望を取り戻させるムーブをしたり(どんぶりまんトリオたちにどんぶり料理を作らせてその味を褒めることで、彼らの希望を取り戻させた)して、それが闇の世界からの脱出の糸口になったりと、くらやみまん回はまた違った彼の魅力が楽しめる回でもある
- ●シチューおばさん
- シチュー作りが得意な頭が鍋の形をしたおばあちゃん。担当声優は声優界の超大御所。
風邪を引いたドキンちゃんのために彼女をバイキン城に連れて行ってシチューを作ってもらい看病してもらった。
ばいきんまんにとってシチューおばさんは非常に数少ない恩人のような存在で以降もシチューを手に入れる時はたびたび彼女の元に訪れており、シチューを奪おうとしてアンパンマンと戦いそうになると彼女が現れて事情を察してそのままシチューを貰う事も多く、シチューおばさんが見ている場面ではアンパンマンがいてもばいきんまんの普段の振る舞いは鳴りを潜めている。
- ●チェロヒキーさん
- 頭がチェロの形をしたおじいさん。
過去に演奏会で失敗した苦い経験があり、偶然知り合ったばいきんまんの協力によって再び演奏会を開いて成功に導き彼の自信を取り戻した。
以降も彼の元にたまに訪れて演奏会を開く仲になり、チェロヒキーさんが登場する話ではばいきんまんはアンパンマンと接触する事がほとんどない。
- ●バンナ
- 劇場版第24作「よみがえれ バナナ島」に登場するゲストキャラ。
本作が上映される前年に東日本大震災が発生しており、本作はこれまでの劇場版と比べて異例尽くしになっている。
ゲストキャラながらアンパンマンよりばいきんまんの方が一緒にいる時間が長く、バンナは好き勝手に生きるところがばいきんまんに似ており、落ち込んでいた彼女を励ますシーンもあった。
また、バンナが嘘を付いてバレた時は「騙される方が悪いんだ」とばいきんまんが普段よく言う言葉をまさかの言われる側になってしまった事もある。
最終的にバンナはこれまでの事を謝罪しようとするとばいきんまんは「謝るのも謝られるのも嫌いだ」と彼なりの美学を述べつつ彼女と和解した。
【余談】
今はすっかりお馴染みの「ハーヒフヘホー!」や「出たな(来たな・現れたな、のパターンも)、お邪魔虫」は中尾氏のアドリブで子供達も言いやすいハ行を選んだとの事。
また、ばいきんまんの独特のダミ声は中尾氏が考案したもの*7であるがこれは喉にかなりの負担がかかるという。
当初はここまで長く続くシリーズになるとは思っておらず、とにかくインパクトのある演技をと思って考案したのだが
30年以上続けているだけあって昨今はさすがに辛くなっており、特に劇場版の収録後は汗だくになるほどだという。
俺様にかかれば追記・修正なんぞ…
ア~ンパーンチ!
バイバイキーン☆
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*2 ドキンちゃんがあらかじめ[[傘]]で防御しても傘が開かないために遅れる。中華鍋やコタツ布団などで防ぐもドキンちゃんに取り上げられてしまう。UFOのカバーで防ぐもアンパンマンなどの攻撃で破れていたり、亀裂が入るの無防備で涙が入り込んでしまうなど
*3 これが皮肉にもピンチになりかけたアンパンマンは助かったりする事もある。また、別のエピソードでもつみきの城で作られた大砲をパーティの出し物用に改造されてしまったこともある。
*4 元々は[[メロンパンナ]]へのプレゼントとして作った物である。
*5 初登場の時、エクレアさんからは最初ばいきんまんを警戒していたが、ふとしたアクシデントがきっかけで「ばいきんまんが助けてくれた」と思い込んでしまい、それ以降からエクレアさんはプリンちゃん同様にばいきんまんを優しい人と思い込むようになってしまった。
*6 アンパンマンやカレーパンマン、他のゲストキャラクターが訴えた場合でも同様である。
*7 実は、「それいけ!アンパンマン」開始当時の放送時間である月曜17:00からは、NHK教育テレビで「おかあさんといっしょ」の再放送が行われており、当時「にこにこぷん」のぽろり役を務めていた中尾氏は「ばいきんまんとぽろりが同じ声」と言った事態を避ける為この発声に辿り着いたと言う。因みに「おかあさんといっしょ」の人形劇との裏被りは「にこにこぷん」終了後も「ドレミファ・どーなっつ!」にれっしー役で続投した為、月曜17時枠で1995年9月末まで6年間続き、一度はアンパンマン側が月曜17時台後半に枠移動した事で解消されるも、その1年後の1996年10月からアンパンマンが金曜日の17時台前半に移動して再び裏被りが発生。2年半後の1999年4月、今度は「おかあさんといっしょ」側が移動した事で10年程断続的に続いた「中尾氏、キャラクター裏被り案件」が漸く解消された。この後にも「おかあさんといっしょ」が裏番組となった時期はあったが、その時期には中尾氏が番組を降りていた為裏被りにはならなかった。また、2022年から中尾氏は「おかあさんといっしょ」で新たに始まった「ファンターネ!」という人形劇に参加しているが、「アンパンマン」も「おかあさんといっしょ」も裏被り発生当時から枠移動を重ねた結果、両者が絶対裏被りし得ない時間帯に移動している為、現在は裏被りの件を心配しなくても良くなっている。
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