起源神/六体神

ページ名:起源神_六体神

登録日:2022/06/08 Wed 14:00:00
更新日:2024/06/20 Thu 10:28:17NEW!
所要時間:約 17 分で読めます



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デュエル・マスターズ 神化編 dm-35 超極竜vs六体神 オリジン ゴッド 起源神 アトム エレクトロン 六体神 水文明 闇文明 光文明 多色 三色 水文明のクリーチャー 闇文明のクリーチャー 光文明のクリーチャー アダム 起源王 邪鬼王来烈伝 龍魂珠被害者の会 六神合体 背景ストーリーのラスボス ラスボス 12の王 古代神 g・リンク クォーク ニュートロン レプトン プロトン 6枚




世界新生を果たすべく、「オリジナル・ハート」より最終古代神が創生された。


*1



起源神とは、TCGデュエル・マスターズ」に登場するクリーチャーの呼称。
DM-35「神化編 第4弾 超極竜VS六体神ネバーエンディング・サーガ」に収録されたカード群で、その特性から六体神とも呼ばれている。



概要


主に[[>水文明(デュエル・マスターズ)]]・[[>闇文明(デュエル・マスターズ)]]・[[>光文明(デュエル・マスターズ)]]の三色で構成されたオリジン/ゴッド


ゴッドと言えば複数のカードが合体する事で真価を発揮するゴッド・リンクのシステムが特徴的で、特にオリジンのゴッドは神帝や神王など縦にまで拡張したタイプも存在するが、その中でもこのカード群は縦2枚×横3枚の合計6枚で構成された超弩級のクリーチャーである。
登場から12年以上が経った2022年現在では五枚一組のカード群が何度か登場しているものの、6枚以上が1セットになってリンクするシリーズは未だに起源神しか存在していない点からもその異質性がうかがえる。
理論上は5枚どころか20枚以上繋げられるやつもいるにいるが


構成パーツ6枚の内3枚がコモン、2枚がアンコモンである事から手に入りやすく、構築しやすいのも大きな魅力。
6枚リンクというロマン溢れるシステムも相俟って根強い人気があるシリーズである。



解説


神核アトム》を中心として、その左横に《起源神エレクトロン》、左斜め下に《起源神クォーク》、下側に《起源神ニュートロン》、右斜め下に《起源神レプトン》、右横に《起源神プロトン》がリンクする形で構成されている。


クォークニュートロンレプトン

起源神クォーク C 水文明 (4)
クリーチャー:ゴッド/オリジン 3000+
G・リンク《起源神ニュートロン》の左横、または《起源神エレクトロン》の下側。
このクリーチャーがリンクしている時、自分のターンの終わりに、そのターン自分が手札に加えたシールド1枚につきカードを1枚引いてもよい。

起源神ニュートロン C 闇文明 (3)
クリーチャー:ゴッド/オリジン 3000+
G・リンク《起源神レプトン》の左横、《起源神クォーク》の右横、または《神核アトム》の下側(バトルゾーンに自分の指定ゴッドがあれば、このカードをリンクしてもよい。リンクしたゴッドは、各ゴッドの特性〔パワーや能力〕を持つ1体のクリーチャーとなる。バトルゾーンを離れる時は、どちらか1枚を選ぶ)
このクリーチャーは、リンクしている時、シールドをさらに1枚ブレイクする。
このクリーチャーがリンクしている時、自分のターンの終わりに、自分のシールドを1枚手札に加えてもよい。

起源神レプトン C 光文明 (4)
クリーチャー:ゴッド/オリジン 2000+
G・リンク《起源神ニュートロン》の右横、または《起源神プロトン》の下側。
このクリーチャーがリンクしている時、自分の手札に加えた、名前に《起源神》とあるシールドカードはすべて「S・トリガー」を得る。

起源神の下半分を担う三体神。
ニュートロンの効果で自分のシールドを回収しつつリンクする毎に打点が増していき、クォークとのリンク効果で1枚ドロー、レプトンとのリンク交換で回収したシールドが起源神ならそのまま場に出してリンク先を増やせる。
起源神の中でも最軽量であり、展開の初動にもなるニュートロンは四積みが推奨されている。


起源神クォーク/起源神ニュートロン/起源神レプトン  光/水/闇文明 (11)
クリーチャー:ゴッド/オリジン 8000
このクリーチャーは、シールドをさらに1枚ブレイクする。
自分の手札に加えた、名前に《起源神》とあるシールドカードはすべて「S・トリガー」を得る。
自分のターンの終わりに、自分のシールドを1枚手札に加えてもよい。
自分のターンの終わりに、そのターン自分が手札に加えたシールド1枚につきカードを1枚引いてもよい。

下半分の三体でリンクした際のスペック。
実質的なW・ブレイカー持ちで、ターンの終わりにシールドを回収しつつドロー出来る。
この三枚だけでもトリガーデッキに組み込んで利用でき、実際に公式からも推奨された事がある。


エレクトロンアトムプロトン

起源神エレクトロン UC 水文明 (5)
クリーチャー:ゴッド/オリジン 4000+
ブロッカー
自分がカードを引く時、1枚のかわりに2枚引いてもよい。そうした場合、自分の手札を1枚捨てる。
G・リンク《神核アトム》の左横、または《起源神クォーク》の上側(バトルゾーンに自分の指定ゴッドがあれば、このカードをリンクしてもよい。リンクしたゴッドは、各ゴッドの特性〔パワーや能力〕を持つ1体のクリーチャーとなる。バトルゾーンを離れる時は、どちらか1枚を選ぶ。)

神核アトム VR 闇文明 (9)
クリーチャー:ゴッド/オリジン 9000+
G・ゼロ−バトルゾーンにこのクリーチャーがリンクできる、カードが5枚リンクしている自分のゴッドがあれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
このクリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーに含まれるカードの枚数よりコストが小さい相手のクリーチャーをすべて破壊する。その後、このクリーチャーに含まれるカードの枚数よりコストが小さいクリーチャーをすべて、自分の墓地からバトルゾーンに出す。
W・ブレイカー
G・リンク《起源神プロトン》の左横、《起源神エレクトロン》の右横、または《起源神ニュートロン》の上側。

起源神プロトン UC 光文明 (6)
クリーチャー:ゴッド/オリジン 5000+
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から1枚目を裏向きのまま、新しいシールドとしてシールドゾーンに加える。
G・リンク《神核アトム》の右横、または《起源神レプトン》の上側(バトルゾーンに自分の指定ゴッドがあれば、このカードをリンクしてもよい。リンクしたゴッドは、各ゴッドの特性〔パワーや能力〕を持つ1体のクリーチャーとなる。バトルゾーンを離れる時は、どちらか1枚を選ぶ。)
このクリーチャーは、リンクしている時、シールドをさらに1枚ブレイクする。

起源神の上半分を担う三体神。
エレクトロンは下側にリンクするクォークのドロー効果を更に促進した上で手札交換を行う。
プロトンはニュートロンと同じくリンク毎に打点が増える効果と、召喚時にニュートロンの回収効果で減少したシールドを補充する効果を持つ。
そして要となる神核アトムはG・ゼロによって自分以外の起源神五体が揃っていれば踏み倒しが可能であり、攻撃時にリンクしている数以下のコストの相手クリーチャーを破壊しつつ、そのコスト以下の自分のクリーチャーを蘇生できる。


起源神エレクトロン/起源神クォーク/神核アトム/起源神ニュートロン/起源神プロトン/起源神レプトン 光/水/闇文明 (31)
クリーチャー:ゴッド/オリジン 26000
ブロッカー
W・ブレイカー
このクリーチャーは、シールドをさらに2枚ブレイクする。
このクリーチャーが攻撃する時、コスト5以下の相手のクリーチャーをすべて破壊する。その後、コスト5以下のクリーチャーをすべて、自分の墓地からバトルゾーンに出す。
自分がカードを引く時、1枚のかわりに2枚引いてもよい。そうした場合、自分の手札を1枚捨てる。
自分の手札に加えた、名前に《起源神》とあるシールドカードはすべて「S・トリガー」を得る。
自分のターンの終わりに、自分のシールドを1枚手札に加えてもよい。
自分のターンの終わりに、そのターン自分が手札に加えたシールド1枚につきカードを1枚引いてもよい。

六体リンクした際のスペック。
6枚ものカードが全てリンクする様はまさに圧巻にして壮観であり、フィールドにおいて凄まじい存在感を放つ。 それ故に後述の問題点も発生するのだが…
ニュートロンの効果によって実質的にはクワトロ・ブレイカー持ちであり、パワーも26000とスケールが違う某緑神龍をも上回る高火力を手にした。
更にはアタック・トリガーでコスト5以下の相手クリーチャー破壊&自分のクリーチャーを大量蘇生できる上に、蘇生効果によって5マナ以下のクォーク・ニュートロン・レプトン・エレクトロンは展開できるので二体神や三体神としてゴッド・リンクさせつつ、リンクできた数次第ではそのままダイレクトアタックに持っていける。


このように神化編の最後の飾るに相応しい圧倒的なスペックを誇るクリーチャーである







…と言い切れれば良かったのだが、実際には以下のような欠点を抱えている。



問題点


  • デッキの圧迫

全6枚で構成されているが故に、全てのパーツを4積みしようものならデッキの6割が起源神で埋まる
一部の起源神を3枚ほどに減らしてもやはり半分以上は占めるので、サポートカードがあまり入れられずデッキ構築の幅が狭まってしまう。
かと言って、あまり減らし過ぎても今度はリンク自体が不安定になるというジレンマも発生する。


  • G・リンク自体のうま味が薄い

六体ものクリーチャーを揃えるためにリンクさせるまでの能力には優れているものの、6体リンクという大掛かりな存在である割りにリンクした事によって得られる効果自体はハッキリ言ってショボい。
まず総勢六体ものクリーチャーが揃ってようやく得られる打点がクワトロ・ブレイカーなのである。
せめてワールド・ブレイカーならば、そのままアタック・トリガーの蘇生効果による展開と合わせてワンショット・キルも狙えたかもしれないが…。
そして、その蘇生と破壊効果も最大で5マナまでしか対応しておらず、肝心の強力な味方クリーチャを場に出せないor厄介な敵クリーチャーを除去できない中途半端な数値になっている。
同じオリジン/ゴッドでも、起源神よりリンク数が少ない上に無限攻撃能力という豪快な能力を持つ神帝などと比べると微妙さは拭えない。


  • そもそも揃えるまでが大変

先ほど「リンクさせるまでの能力に優れている」と述べたが、それはあくまで一般的なゴッドと比較しての話。
リンク初動の要となるニュートロンを4ターン目以内に引いた上で、4マナ以上はある他の起源神達を揃えていくわけだが、その間にも相手から飛んでくる数々の除去やニュートロンの回収効果で少なくなりがちなシールドを守らなければならないわけで…。


  • アトムと他の起源神達との噛み合わなさ

レプトンの効果でシールド・トリガーとしてフィールドに出せるのは名前が「起源神」のカード。
それに対してアトムは「神核」なので、ゴッド・リンクの要でありながら六体の中で唯一シールドで回収しても場に出せないのである。
一応五体神として既にリンクしていればG・ゼロで踏み倒せるものの、「せめて《起源神核アトム》だったら…」と登場当初から今日に至るまで嘆かれ続けている。
またプロトンと同じくアトム自身もコスト6以上のため、六体神のアタック・トリガーによる蘇生効果で場に出られず、他の起源神とのゴッド・リンクが狙えないのも地味に痛い。
数で言えばニュートロンと並ぶ三体のリンク先を確保しているので、他の起源神と共に蘇生できればかなり心強かったのだが…。


  • 盤面自体への影響力

これはカードの性能と言うよりカードその物の問題だが、大迫力の六体リンクはその反面バトルゾーンを埋め尽くす勢いでスペースを取ってしまう
タップ・アンタップなどする際は尚更である。
ドルマゲドンXや零龍のように最初からフィールドに配置されるわけでもないので、使用する際は予めスペースを十分に確保する等して相手に配慮しよう。



相性の良いカード


とはいえ、他のカードとのコンボでどうとでも回せるのがデュエル・マスターズ含むTCGの醍醐味。
収録から10年以上の月日が経っている事もあり、起源神にも展開を早めてくれる好相性のカードが幾つか存在する。


プロジェクト・ゴッド UC 水文明 (4)
呪文
自分の山札の上から5枚を墓地に置く。その中にゴッドがあり、バトルゾーンにある自分のゴッドとリンクできるなら、そのカードをバトルゾーンに出してリンクしてもよい。

山札の上から五枚を墓地に置き、その中にバトルゾーンのゴッドとリンク出来るゴッドがいればその数だけ場に出して即座にリンク出来るという呪文。
最多のリンク数を誇る起源神が最も活かせるカードであり、運には左右されるが上手くいけば大量展開からの六体神誕生も狙える。
ただしバトルゾーンに出せるのはあくまで場のゴッドとリンク出来るゴッドであり、例えばバトルゾーンにニュートロンとクォークがいる状況でプロトンを引いてもそのまま墓地送りになってしまう点には注意。


ゴッド・ゲート R 水文明 (6)
呪文
S・トリガー(この呪文をシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい)
自分の山札の上から5枚を見る。その中からコスト9以下のゴッドを1体出してもよい。残りを好きな順序で山札の下に置く。その後、そのゴッドにリンクできるゴッドを1体、自分の手札からコストを支払わずに召喚してもよい。

大まかな効果は《プロジェクト・ゴッド》と似たような感じだが、こちらは一体だけという縛りはあるものの、バトルゾーンのゴッドとリンク出来るか否かに限らずゴッドを踏み倒せるのと、そうして場に出したゴッドとリンク出来るゴッドが手札にあれば召喚できるのが大きな違い。
山札五枚からの踏み倒し効果はコスト9以下とアトムまで対応してくれており、《プロジェクト・ゴッド》と異なりめくった五枚のカードは山札の下に戻すためデッキ切れが起こりにくく優秀。
S・トリガー付きなのも嬉しい。


ゲンムエンペラー <ヘヴィ.Star> VR 闇/火文明 (13)
スター進化クリーチャー:∞ドラゴン/ゴッド/レクスターズ 39000
G・ゼロ:バトルゾーンにリンクしているゴッドがあれば、このクリーチャーをコストを支払わずに召喚してもよい。
スター進化:レクスターズ、闇のクリーチャーまたは火のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)
ワールド・ブレイカー(このクリーチャーは相手のシールドをすべてブレイクする)

ワールド・ブレイカー持ちのパワー39000という六体神をも上回る大型クリーチャーな反面、コストは13を要求されしかもスター進化で召喚しなければならない。
色も合ってないし起源神デッキには場違いじゃ…と思われるが、G・ゼロの条件が「バトルゾーンにいるリンクしているゴッド」であるため、リンクしやすい起源神とは抜群の相性を誇る。
ニュートロンとのリンクからゲーム序盤での登場も十分狙えるので非常に心強い。



関連カード


黒月の古城 オリジナル・ハート UC 闇文明 (6)
城−自分のシールドをひとつ選び、このカードを付けて要塞化する。 その要塞化されたシールドがシールドゾーンから離れた時、このカードを自分の墓地に置く。(「S・トリガー」能力を使う場合は、このカードを墓地に置く前に使う)
自分のクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。そのカードがゴッドでなければ、山札の一番下に置く。そのカードがゴッドであれば、バトルゾーンに出してもよい。
この城を付けて要塞化したシールドが他の城によって要塞化されていなければ、そのシールドが相手のクリーチャーにブレイクされる時、かわりに自分のシールドを1枚手札に加えてもよい。

」カードの一枚。
アタック・トリガーでゴッドを展開できる点は優秀だが、ニュートロンの効果でシールドがみるみる削れていくので、カードとしての起源神との相性はまずまずといったところ。
背景ストーリーでは《超銀河弾 HELL》により開かれた時空の裂け目から出現し、オリジンの本拠地として扱われている。
追い詰められたオリジン側の切り札として起源神を産み出した。


超銀河剣ギャラクシーブレード THE FINALザ・ファイナル SR 闇文明 (10)
クロスギア:サムライ
これをクロスしたクリーチャーのパワーは+12000される。
これをクロスしたクリーチャーが攻撃する時、その攻撃の終わりまで、そのクリーチャーに「Gギャラクシー・ブレイカー」を与えてもよい。(「G・ブレイカー」を得たクリーチャーは、相手のシールドをすべてブレイクし、その攻撃の後、自分のシールドをすべてブレイクする)

超銀河兵器の一つであるクロスギア
背景ストーリーでは戦国編の終盤で《超聖竜シデン・ギャラクシー》が手に取り、暴走する《暗黒皇グレイテスト・シーザー》を討った魔剣である。
これと酷似したを何故かアトムが携えているのがイラストで確認でき、ファンの間で様々な憶測を呼んでいる。


詳しくは個別項目を参照。


連結 ガイアトム・シックス SR 光/闇/火文明 (7)
クリーチャー:ディスペクター/ガイアール・コマンド・ドラゴン/ゴッド 9500
EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く)
スピードアタッカー
W・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、またはこのクリーチャーの「EXライフ」シールドが自分のシールドゾーンを離れた時、相手のパワー9000以下のクリーチャーを1体破壊する。
相手がこのクリーチャーを選んだ時、相手は自身の手札をすべて捨てる。

起源神が《[[熱血星龍 ガイギンガ>ガイギンガ(デュエル・マスターズ)]]》と連結させられたディスペクター
名前に「アトム」「シックス」と付いてこそいるものの、実際にはアトム(とニュートロン)が置き換えられる形で中央にガイギンガが連結しており、凄まじいまでのディスペクトを食らっている。


詳しくは個別項目を参照。


完全神核トリノ・アトム VR 水/闇/自然文明 (4)
クリーチャー:オリジン/クリエイター 4703
ジャストダイバー(このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、このクリーチャーは相手に選ばれず攻撃されない)
自分のターンのはじめに、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。 そのカードのコストが、自分のマナゾーンの枚数以下なら、コストを支払わずに使ってもよい。そのカードのコストが自分のマナゾーンの枚数より大きい場合、または、使わない場合、そのカードをマナゾーンに置く。
相手のターンの終わりに、自分の手札をすべて捨てる。

ついにクリエイターとして独立した《神核アトム》。
しかし、文明は元のドロマーから光文明が消滅した上で自然文明が追加されたアナカラーとなっており、何故か起源神から遠ざかっている。


効果も起源神とは関係の無い独立したものになっていて、自分のターンの始めに山札の上か1ら枚目のカードを表向きにして、それが自分のマナゾーンにある枚数以下であればノーコストで使用し、使用しないかまたはコストがマナ以上であればマナゾーンに置く。
ジャストダイバー持ちなので相手ターンを跨いで一回は発動でき、踏み倒さなくとも毎ターン貯められるマナの数が二倍になるなどかなり嬉しい恩恵を得られる。
しかし代償として、相手ターンの終わりに自分の手札を全て捨てるという非常に重たいデメリットを抱えており、かなりクセが強い。


ちなみに「4703」という奇妙なパワー数値は、完全神核が発表された2023年2月3日から4703日遡ると起源神が収録された神化編最終弾になるという記録を捩ったものになっている。


背景ストーリーでの活躍


五大龍神に代わって超獣達の信仰を集める存在を欲した蒼狼の一族により、神歌の力で呼び出された5柱の神の1柱。
支配が行き詰った時に世界をリセットして再構築する役目を担ったその神に、オリジン達は敢えて「起源」の名を与えた。


神化編

本シリーズにおける背景ストーリーのラスボス
神帝神王、そして創世神までもがボルシャック・NEXに破られた事で、オリジナル・ハートが産み落とした最後にして最強の古代神。


起源神はその圧倒的な力で五大文明の連合軍を蹴散らして世界を終末へと導くが、世界の危機を前にNEXの究極進化《神羅サンシャイン・NEX》とロマノフの究極進化《神羅ダークネス・ロマノフ》が手を取り合い、互いに融合する事で究極進化MAXクリーチャー《超神羅ロマノフカイザー・NEX》が誕生する。
起源神とロマノフカイザー・NEXとの最終決戦は起源神の敗北で終わり、残されたオリジナル・ハートもロマノフカイザー・NEXの自爆特攻によって木っ端微塵に破壊されたのだった。
しかしオリジナル・ハートの爆心地には未知の空間に接続した超次元の穴が開いてしまい…。


以上が神化編での起源神の活躍である。
オリジナル・ハートより誕生→超獣世界の連合軍を圧倒→ロマノフカイザー・NEXに敗北、という三行で済みそうなラスボスとしては何とも薄い出番だが、2021年に行われた十王篇までの背景ストーリーのラスボス達をヤバい順に順位付けしたランキングでは7位にランクインしているので、設定上はとんでもなく強い存在と思われる…たぶん。


王来篇

背景ストーリーでは久々の登場。
超獣王来烈伝に12のの一人「熱血王」として記録されている《熱血星龍 ガイギンガ》と魔合成させられた《連結 ガイアトム・シックス》として登場し、レクスターズに奇襲を掛けた。


また、母体であるオリジナル・ハートも《禁時混成王 ドキンダンテXXII》が引き起こした滅びの現象の中で闇文明の円卓を媒介して再生し、闇の七王をゴッドとして蘇生させた上で彼らをゴッド・リンクさせ、まさかの起源神をも上回る七体リンクのゴッドが誕生。
更にオリジナル・ハートは隠された存在の業王と幻王をもゴッドとして復活させ、闇の七王達とリンクする事で前人未踏の九体ゴッド・リンクが爆誕した。
しかし直後には、覇王ブラックモナーク復活イデア・フェニックスの顕現による衝撃波で一瞬にして消し飛ばされた
何も出オチ具合まで起源神を超えないでも…


王来MAX

王来篇にて12の王と合体させられていたクリーチャー達が、実は龍頭星雲の向こう側にあるデモニオが栄える世界『鬼の王の歴史』における12の王という新事実が発覚する。
ガイギンガと連結していた起源神は「起源王」として邪鬼王来烈伝にその名を刻んでいたようで、こちらの歴史では鬼レクスターズとして覚醒した《終来王鬼 ジャオウガ》にその魂を飲み込まれてしまった模様。


また同じく「邪鬼王来烈伝」に刻まれている創世神が、格付けで言えば上の起源神を差し置いて最強の鬼レクスターズとして立ちはだかったりした他、シリーズの最後には始まりのディスペクターとしてピックアップされたりするなど、オリジンのボス枠なのにどうにも微妙な扱いが目立つ。
同じく格下の神帝に至ってはディスペクターとして二形態も貰えたりモモキングに継承されたり、更に遡るなら一人だけサイキック化したりクリエイター化したりしてるのに。
まぁ名前に“王”が入ってるのに龍と鬼どっちの歴史でも王としてカウントされなかった神王よりはマシな扱いではあるだろうが


果たして起源神に今後活躍の機会はあるのだろうか…?



漫画『デュエル・マスターズ』での活躍


オリジン使いのアダムの切り札として扱われている。
ザキラとの闘いの中で負の記憶によって覚醒したアダムが《オリジナル・ハート》とのコンボで次々と起源神を召喚、ゴッド・リンクしていく。
6体全てを揃わせる過程でザキラに1ターン猶予を与えてしまうが、ザキラがアダムに対する決定打を与えられなかったため、再度アダムのターンとなり、ついに6体全てが出揃いゴッド・リンク。
自らトドメを刺されることを望んだザキラと、そこへザキラを庇いに現れたAアッシュを纏めて攻撃し石化させ灰に散らせたことで勝利した。


過去にはデュエル以外でもアダムに召喚されている。
その力で地上を破壊し尽くして長い冬の時代をもたらし、人類を絶滅寸前まで追いやった



余談


  • 起源神の達の名前の由来は原子に関係した用語から来ている。
    • アトム:原子
    • プロトン:陽子
    • エレクトロン:電子
    • レプトン:軽粒子(エレクトロンを含む素粒子のグループ)
    • クォーク:レプトンと対になる素粒子のグループ
    • ニュートロン:中性子

  • カード名のフレームが下に記載されているカードとしては地味にニュートロンが初であった。
    その後、王来篇にて《Volzeos-Balamord》を構成するキング・セルがニュートロンと同様に下側に記されたカードとして登場している。

  • 裁定変更により現在は出来なくなっているが、《名も無き神人類》を利用した螺旋状の立体的なゴッド・リンクが可能な時期もあった。



追記・修正は6体ゴッド・リンクを成功させてからお願いします。


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  • 第一弾の時点では神帝とかいう完成度の高いゴッドがいたのがこいつらの最大の悲劇。これ狙うくらいなら神帝のが遥かに強いし使いやすい -- 名無しさん (2022-06-08 15:36:24)
  • ↑ 神帝はもともと登場時期の都合上映画タイアップカードをその時期に出さざるを得なかったっていう大人の事情だからな。もう少し映画の公開が遅ければ起源神がミカドの切り札だったかもしれん -- 名無しさん (2022-06-08 17:14:39)
  • 素材さえあれば復活早々に起源神超えの九体G・リンクとか作れちゃうオリジナルハート怖い…ロマノフカイザーの特攻がなければもっとやべーオリジン・ゴッド作れたんだろうな -- 名無しさん (2022-06-12 12:44:13)
  • もう少し後だったら「構成するゴッド全部でリンク達成したら、反転してより強大な一体のクリーチャーになる」ギミックとかあったかもしれないのだろうか……?ゴッド・ノヴァで「完全G・リンクを決めた時の爽快感」より「特定のカードに限定されないG・リンクの幅広さの可能性と実用性」に舵を切った(一応イズモ系は完全G・リンクの意義を留めてるけど)気がするけど -- 名無しさん (2022-08-15 21:22:31)
  • トリノアトムの存在からしてもしかして起源神って元々5体神だった所にアトムが割り込んで6体神になったとかなのか…?それならアトムだけ「起源神」がつかないのも納得だし、「起源神」にオリジンを割り込ませる事でオリジンの正当性を補強するとか理由付けも出来そうだし -- 名無しさん (2023-02-26 12:23:45)

#comment(striction)

*1 出典:Twitter イラストレーターDaisuke Izuka(okome)氏 @okome_di 2017年5月30日掲載 https://twitter.com/okome_di/status/869517884061503491?s=20&t=fE8wDA2q9g3oJkWOdq532w ©Wizards of the Coast/Shogakukan/Mitsui-Kids

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