怨嗟の鬼(SEKIRO)

ページ名:怨嗟の鬼_SEKIRO_

登録日:2021/06/27 (日曜日) 02:12:12
更新日:2024/05/27 Mon 13:52:08NEW!
所要時間:約 10 分で読めます



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sekiro 隻狼 裏ボス 炎属性 怨嗟の鬼



戦は続き、屍は積まれ、怨嗟ばかりが満ち満ちる



概要


フロム・ソフトウェア制作のアクションゲーム「SEKIRO:SHADOWS DIE TWICE」に登場するボス。


葦名一心が病によって身罷られ内府の軍が葦名の国を襲撃したと同時、葦名城の大手門に突如として現れた謎の怪物。


外見は人間を遥か見下ろす程の巨体、体を覆い尽くすように生えた鈍い赤色の体毛、頭には角の生えたまさに伝承やおとぎ話に現れる鬼そのもの。
最大の特徴は左腕が無いいわゆる「隻腕」となっている事だが、そこには常に失われた左腕を補うように炎が吹き出して歪な形の腕を形成している。


九郎救出のために置かれた寄鷹衆の狼煙の立ちのぼるルートを逸れ、瀕死の葦名衆から「城下を救ってほしい」という遺言を承諾する事で、同じく寄鷹衆が残した凧を鉤縄で伝って大手門方面へ向かう事が出来るヒントを得られる。


そのルートをたどって大手門前にたどり着くと、全身を炎に包まれて悶え苦しむ兵や致命傷を負ってうわ言を呟く兵、そして無惨にも焼き尽くされた兵の屍が積み重なる火の海となり、さながら地獄の様相を呈している。
つまり、この怪物は葦名衆をたやすく退ける内府軍の一隊を一蹴するほどのものに他ならない。*1


倒さなくてもストーリー進行には支障がなく、いわゆる終盤の隠しボス的な立ち位置になるが、倒す事が必須でない分その強さはSEKIROの全ボスの中でもトップクラスに君臨する強敵である。



戦闘における怨嗟の鬼


忍殺ゲージは3個。これだけでも耐久力の高さは既に推して知るべしだが、これ以前に同じくゲージを3個持つ破戒僧と戦う事になるため、これに関してはそこまで驚くべき事ではない。


特筆すべきは攻撃手段の多くが肉弾戦のため、攻撃を弾いても体幹が埋まらず、一方的にこちらの体幹が埋まっていく事。
これまでの多くのボスで有効だった体幹キルによる早期決着が望めず、ほぼノーミスで弾かなければHPのほうが先に尽きる。そして、そのHPも全ボス中最高峰の値を有している。
「阿攻の飴」「神ふぶき」など火力を引き上げるアイテムを使用すればいくらか楽にはなるものの、基本的に義手忍具やアイテムを使ったゴリ押しはよほど熟達したプレイヤーでなければ全く通用せず、的確な攻撃や回避パターンの構築、そして怨嗟の鬼自身の巨大さからくる威圧感、長期戦に耐えうる精神力を持ち合わせなければまともに戦う事は不可能である。


怨嗟の鬼の攻撃はいずれも単にガードすると狼が大きく仰け反って長い硬直時間が発生してしまう上、体幹へのダメージも高い。
弾きを行うこと自体は体幹の管理や相手の隙を生み出す上で有効ではあるのだが、回避主体のヒット&アウェイに頼らざるを得ないプレイヤーも多く、SEKIROのゲーム性からはやや逸脱したボスと言える。「SEKIROの中で一人だけブラボやってる」と言われる理由その1



攻撃パターン

近距離では長大な手足による張り手や踏みつけによる肉弾戦が主軸だが、遠距離では炎を用いた広範囲かつ高威力な上に弾きやガードすら不能の攻撃を仕掛けて来る。
当然ながら炎を用いた攻撃の全てに「炎上」の蓄積効果を持ち、さらに通常難易度ですらガード上からの削りが発生するため、無計画なガードや弾きを積み重ねれば攻撃のダメージに加えて炎上による継続ダメージが重なりあっという間に死が見える。


第一形態

  • 踏みつけ

狼が足元にいる時に仕掛けて来る。
片足で1回踏むパターンと両足で2回踏むパターンがある。
どちらのパターンでも弾くか回避する事でその後の隙に攻撃を叩き込める。まずはこれらを正確に対処できるようになろう。
ロックを外せば横に回り込むように歩いて弾かずにかわす事も可能。


  • 頭突き

土下座のような体勢で地面に頭を打ち付けてくる。ヘドバンとも。
単発で終わるパターンと、少し間を置いてさらに2発繰り出す合計3発のパターンがある。
弾けば反撃のチャンスだが、一度弾いたからと急いで攻撃すると3発繰り出すパターンに狩られる。こちらも少し間を置いてガードを解くようにしたい。


  • つっぱり

姿勢を低くし、右手を正面に繰り出す張り手。
攻撃範囲は狭く炎上属性もないが、出が早いためとっさに出されると対処が難しい。


  • 四連撃

炎の左腕の振り回し×2→踏みつけ→炎の左腕でアッパー、というコンボ。
接近戦では最も警戒しなければならない攻撃。
左腕による攻撃は弾きに失敗するとHPを削られる上に、炎上も蓄積してしまう。
ただし実は2撃目は左腕で攻撃しているが炎上属性がない。
また、最後のアッパーは距離が離れていると繰り出してこない。
「全部弾いてしまえば…」と思うかもしれないが、リズムもやや不規則なので弾きの難易度自体が高く、慣れないうちは回避一択。
これの予備動作や対処法を覚えると接近戦が安定する。


  • 爆風ボディプレス

頭上高くに飛び上がり、ボディプレスを繰り出すと同時に巨大な爆風を引き起こす。
見た目は派手だが攻撃範囲は大して広くなく、飛び上がるのを見てから後ろにダッシュすれば余裕で回避が間に合う。
さらに、着地した直後の怨嗟の鬼に鉤縄を使って急接近することができ、こちらの攻撃のチャンスにもなるサービス技。
ただし、鉤縄を使わなかった場合は遅れて発生する風圧に吹き飛ばされてしまう。*2


  • 火球投げつけ

左腕を振り回して横薙ぎに巨大な火球を複数同時に投げつける。
狼が中距離にいる時に積極的に使用してくる技で、そこそこ長い射程を持ち、さらに横方向への範囲も広いため、一瞬でも判断に迷いが生じれば避けきる事は困難を極める。
また、仮に回避しても、火球の射程内にいると即座に2発目を投げつけてくることがある。
できる限り接近戦をキープできれば、この攻撃を封じることができる。


警戒すべき攻撃ではあるものの、回避できればこちらの攻撃チャンスにもなりうる。
飛んできた火球を後方にダッシュしてかわし、すぐさま反転して怨嗟の鬼の方へダッシュして足元へ素早く潜り込めば*3、次に怨嗟の鬼は下記の「三連撃」を繰り出す場合が多く、この間は足元が安全地帯のため、こちらの攻撃チャンスとなる。


  • 三連撃(炎の左腕)

炎の左腕をムチのようにしならせて左右に振り回し、最後に叩きつける三連コンボ。
上記の火球と同じく中距離で使用する技で、リーチが長い。
ヒット&アウェイで戦うのなら、この三連撃や火球を繰り出されても余裕をもって避けられる距離感をつかむ必要がある。
一方、この攻撃の際は足元が安全なため、思いきって接近できれば大きな攻撃チャンスとなる。


  • 左腕叩きつけ

左腕を大きく振りかぶって地面に叩きつける。
正面への範囲が非常に長く威力も高い。
横への判定は薄いので、ダッシュで左右に避けるべし。
叩きつけた後は硬直するので、回避後にすばやく接近できれば攻撃のチャンス。


  • ジャンプ→右腕叩きつけ

前方にジャンプし右腕を地面に叩きつける。
距離を詰めながら行う攻撃。慌てず回避すれば、その後は攻撃チャンスに。


  • 突進

下段属性の険攻撃
右腕で地面をなぎ払いながら高速で突進する。
不意に繰り出してくるため反応できないとキツいが、避ける事自体は後方にジャンプをすればいいだけなのでたやすい部類に入る。
ただし突進後は大きく距離を離され、対処が難しい遠距離攻撃を押し付けてくる。



第二形態

1個目の忍殺ゲージを削るとしばらく悶え苦しんだ後、周囲に爆風を発生させる。
この間はダメージを与えられないため、近づきすぎないように注意してHPを回復したり、飴などのアイテムを使って準備を整えよう。
ここからは遠距離で繰り出す攻撃のバリエーションが増える。いずれも強力なので充分に注意したい。


  • 追尾火球

髪の毛を振り乱しながら8発の炎を連射する。
炎はそこそこ巨大な上、射程も長く、さらに狼を追尾する性質がある厄介な代物。
そして後半になるほど炎が発射される間隔が短くなっていく。
8発全て飛ばしきると歌舞伎の見栄を切るようなポーズで大きな隙を晒す。
左右どちらかにダッシュして回避すればよいが、やや斜め前に進むような気持ちで相手との距離を詰められれば攻撃のチャンス。


  • 炎の波

左腕を大きく振りかぶって地面に叩きつけると同時に、怨嗟の鬼の手前から狼に向かって広がる炎の波を発生させる。
上記の追尾火球と同じくかなりの遠距離から繰り出してくる長射程攻撃のひとつで、主に突進やバックジャンプで距離を離した後に仕掛けてくる。
少しの間だが広範囲の地面が炎上するため、火の上を歩いているとダメージを受けてしまう。
とはいえ、予備動作がわかりやすい*4大技のため、対処は比較的容易。
この攻撃中は怨嗟の鬼に鉤縄をかける事が出来るため、予備動作を見たら横にダッシュ→炎が来たらジャンプ→空中で鉤縄をかける…という動きが身に付けば一気に距離を詰められる。
鉤縄で接近した後はこちらの攻撃チャンスになるが、欲張って攻撃しすぎると反撃をもらうことも。



第三形態

第二形態移行時とは異なり、すぐに行動を開始してくる。
今度は近距離での攻撃パターンが追加され、そのいずれもが威力が高く危険なものばかり。
だがここまでくればもうひと押し。焦らず、落ち着いて一つ一つを確実に捌いていこう。


  • 回転攻撃

険攻撃と通常攻撃の併せ技。
左腕を鞭のように変質させ、体を回転させながら振り回す。
下段→通常→下段→通常とまるで交互に判定が切り替わり、見極められていないと判定が発生する部分も曖昧でどちらかにひっかかってしまう。攻撃範囲はかなり広く、威力も非常に高い。
攻撃後の隙は大きいため対処出来れば反撃の好機。近距離にいる場合の使用頻度もそれなりに高いため、第三形態の中ではまず真っ先に対策するべき攻撃。


  • 炎の壁

上記の回転攻撃の後、怨嗟の鬼を中心に周囲を取り囲むように炎の壁を生成する。
自ら近づかなければダメージはないが、行動範囲を著しく制限されるため距離を離しての回避が使えなくなる。
また、視界を炎で遮られるため、敵のモーションが見辛くなるという点も厄介。
捕まりたくなければ、回転攻撃の最中に全力で距離を離して範囲外に出てもよい。


  • 二連突進

険攻撃。前の形態では一度だけ突っ込んで終わりだったが、第三形態では折り返して二撃目を繰り出してくることがある。
二撃目もジャンプさえすれば難なく回避は可能だが、炎の壁と併用してきた場合は怨嗟の鬼の姿が壁の向こうに消えて見えなくなる上に、危険攻撃を知らせる「危」の赤い文字に炎の色が被って見えづらくなり、攻撃のタイミングが取りにくくなるという視覚的にプレイヤーを攻めてくる嫌らしさを発揮する。
こればかりは体で突進のタイミングを覚えるしかない。
どうしても苦手なら忍具の霧からす等でやり過ごすのも手。


攻略法

隠しボスだけあり、初見での対処が非常に難しい攻撃が勢揃いしている。
各形態の動きをしっかりと把握し、それぞれの攻撃への対処法(弾く・ステップ・ジャンプ・ダッシュ)を学び、どこにこちらの攻撃のチャンスがあるかを見極めていく事が重要。


  • 間合いの取り方に気を付ける

怨嗟の鬼との戦いでは間合いの取り方が特に重要であり、距離が近い時と遠い時で明確に敵の動き方が変わる。
最も危険なのは、丁度横なぎの火球が飛んでくるあたりの中~遠距離。狼の攻撃はほぼ当たらない距離な上、怨嗟の鬼は他のボスほど積極的に近づいて来ようとしないため、回避困難な技が次々に飛んでくる。


実は近距離での攻撃手段は巨大な見た目の割には攻撃判定が薄く、大半の攻撃はステップですり抜けることができる。
そのため中途半端な間合いでウロウロするよりも、思い切って懐に潜り込むくらい肉薄すると意外と安全に戦える。「SEKIROの中で一人だけブラボやってる」と言われる理由その2


足元に張り付いての接近戦がどうしても苦手な場合は、相手の攻撃を避ける→近づいて少し攻撃→すぐに離れる…という流れを繰り返すヒット&アウェイが軸となるが、その場合は上記のとおり半端な距離にいるとかえって避けづらい攻撃が飛んでくるため、思いきって遠くに逃げた方が吉。
少なくとも左腕が投げつけてくる火球の射程は把握しておき、それより遠くには逃げるようにしたい。
遠距離攻撃も、対処法さえ分かっていれば回避後はこちらの攻撃チャンスにできる。


  • 攻撃後の隙を狙う

ダメージを与える上で最も意識しておきたいのがコレ。
HPが多いからとにかく攻撃を仕掛けて手数を稼ぎたい…と思うかもしれないが、狼と同程度の大きさの人型のボスとは異なり、全ボスで最大の大きさを誇る怨嗟の鬼は常時スーパーアーマーがついている。
攻撃をある程度重ねると怯むことはあるものの、基本的に攻撃でも弾きでもびくともせず、一切の行動を潰す事が出来ない。


全体的にモーションが大きいからといって無闇やたらに攻撃していると、不意に繰り出される比較的発生の早い張り手や頭突きをくらって吹き飛ばされ、慌てて体勢を立て直そうしたところに大技を重ねられて死、という事態に陥る。
そこで有効なのが、「手数を稼ぐ」という思考を捨てて、相手の攻撃後の隙のみに絞って攻撃を仕掛ける事。
怨嗟の鬼の攻撃を弾く、もしくは避ける→その後に反撃という立ち回りを徹底すれば、動きにメリハリがついてパターン化がしやすくなる。
また、たとえ攻撃チャンスでも欲張りすぎは禁物で、攻撃するにしても1~2発で留めておく方が、結果的にその後の敵の動きに対処しやすくなり、状況を良くしたり火力が伸びる場合もある。


  • 朱雀の紅蓮傘を活用する

怨嗟の鬼の攻撃の多くは「炎上」を蓄積させてくるため、それをシャットアウト出来る「朱雀の紅蓮傘」は防御手段としてかなり有効。
対処の難しい火球による攻撃の大部分はこれひとつあればかなり安定して防ぐことが出来る。「火消し粉」も併用するとさらに安心。
が、後述する理由からこればかりに形代を割くのは出来れば避けておきたいので、慣れてきたら傘に頼らずに攻撃を避ける動きも学ぶべし。


  • 泣き虫で動きを止める

基本的にどんな攻撃を重ねても怯まない怨嗟の鬼だが、第三形態限定で「泣き虫」を使う事で3回まで攻撃を途中でキャンセルさせた上でかなり長い時間足止め出来る。
厄介な攻撃を泣き虫で止める→攻撃を重ねて怯ませる→再び泣き虫で拘束…とループさせると、上手くいけばこれだけで半分ほどHPを削れる。
早期撃破のためにはかなり重要になるため、火力をアップするアイテムも併用して一気に火力を稼ごう。
欠点としては形代の消費がかなり重いため、使う場合は第三形態以外での義手忍具を使った攻略がかなり制限される事だが、それを補っても余りあるリターンがあるためここまでは義手忍具に頼らない立ち回りを会得しておきたいところ。


だが、見たところ怨霊の類ではない怨嗟の鬼が「泣き虫」を聴いて苦しむのは何故か…?


─ 泣き虫 ─


ほそ指に似合う、古い指輪
指輪の裏には「川蝉」と彫られている


「指笛」の強化義手忍具の作成に使える


この指輪をはめて、指笛を吹くと
悲しげな音が、響き渡る


泣き声は、寂しく美しい
燃える怨嗟を、ほんの一時、忘れるほどに


三度目の忍殺を決めれば、長かった戦いも遂に決着。


楔丸を構え、とどめ忍殺の体勢に入る狼。



「お前さん…頼む」



これまで不気味な唸り声しかあげていなかった怨嗟の鬼から突如発せられた、どこか聞き覚えのある声。
だが、狼は構わず鬼の額に飛び移り、楔丸を突き立てた。



「お前さん…ありがとうよ…」



…そう言い残し、合掌しながら天を仰ぎ、鬼は炎となって消え去った。


─ 戦いの記憶 怨嗟の鬼 ─


心中に息づく、類稀な強者との戦いの記憶


鬼仏に対座し、戦いの記憶と向き合うことで、
攻め力を成長できる


戦場にいたのは、
怨嗟の炎に飲まれた、隻腕の鬼であった





以下、ネタバレ注意





正体


─ 戦いの残滓 怨嗟の鬼 ─


心中に息づく、類稀な強者との戦いの記憶


今はその残滓のみが残り、記憶は確かに狼の糧となった


ある男が、修羅になりそこない、
怨嗟の炎の積り先となった


因果ゆえ、なかなかに死にきれぬ
だが、鬼となり、ようやく逝けた


最期に発せられた声から多くの狼が感づいたと思われるが、鬼の正体は怨嗟の積もり先となった荒れ寺の仏師であった。


かつて修羅に堕ちかけ、葦名一心に左腕を斬り落とされて仏師となり、荒れ寺に籠もり仏を彫り続けてもなお、積もる怨嗟の炎にその身を焼かれていた。


そして起きた葦名全土を巻き込む大戦。
屍は山と積まれ、炎が葦名を焼き尽くし、積もり積もった怨嗟は遂に仏師を本物の鬼へと変質させてしまったのである。


だが、大手門の外れの老婆が語るに、そうなったのは彼の自業、因果である。
狼が鬼を討つことができれば、その業を終わらせ、ようやく仏師を安らかに逝かせる事が出来るのだ。


時期を逃さず、荒れ寺での仏師とエマの会話を全て盗み聞きすることで、狼は事前に怨嗟の鬼の正体を察する事ができる。
その場合は、各形態の移行時と、とどめ忍殺時に狼のセリフが追加される。



怨嗟の鬼へと至った背景

作中の会話やフレーバーテキストから、仏師の過去を少し読み解くことができる。
それによると、仏師は過去に二回も、怨嗟の鬼になりかけたらしい。


─ 奥義・葦名十文字 ─


納刀の構えから高速の居合を繰り出す流派技
構えを維持すれば、機をうかがって迎撃できる


形代を消費して、使用する
疾く斬ることを一意に極めた葦名流の奥義である


儂の十文字は、修羅の腕をも斬り落とす
剣聖・葦名一心は、そう嘯いた


─ 仏師にどぶろくを贈った時の会話 ─


隻狼「その左腕か」
仏師「ああ、この酒を好きな御方に…くく…斬り落とされたのじゃ」
隻狼「それは…」
仏師「一心様よ」
隻狼「…何故、一心様が」
仏師「…………斬って…くださったのじゃ…飲まれかけた、儂のためにな…」
隻狼「何に、飲まれかけたのだ?」
仏師「…修羅」


─ 奥義・纏い斬り ─


一部の義手忍具使用後、刀に義手忍具の効果を、纏わせる派生攻撃
牙と刃が一体となる、忍び義手技の奥義である


この奥義を最後に、仏師は忍義手を捨てた
極め、殺しすぎた。怨嗟の炎が漏れ出すほどに


上記の情報から推察するに、


修羅ゲージが溜まり過ぎて鬼になりかけたとある男が、一心の葦名十文字による荒療治で左腕を失い修羅ゲージリセット

その後、失くした左腕に忍義手を付けて忍者働き

忍義手の技も極め、再び修羅ゲージが限界まで溜まった事に気付いて自主引退。

荒れ寺の仏師に就職


という時系列が見え、その末路が鬼化であった。
仏の顔も三度撫ずれば腹立つとの諺通り、彼に三度目のチャンスは無かったのだった…



余談

  • 類稀な強者との連戦では、「修羅」「死闘踏破」のいずれでも終盤に登場。
    集中力の切れてくる頃にこの長丁場のボス戦を持ってくるとは、やはりフロムである。
  • 大手門で戦うということは櫓の一つをよじ登って戦場から抜けられるバグが使えるということ。
    つまり仏師様も落下バグによって即死させることが出来る
    勝手に崖下に落下して「お前さん… ありが…とうよ…」と、誰に対して言ってるのかよくわからない感謝の言葉と共に忍殺の文字が出るのはなんともシュールなので、是非とも正面から戦って怨嗟から解放してあげよう。



ある項目が、追記しそこない
薄い項目となった。


難解な内容ゆえ、なかなかに追記しきれぬ。
だが、修正され、ようやく良項目となった。



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  • SEKIROの他の三ボスと戦わせる動画で圧勝した隠しボス -- 名無しさん (2021-06-27 17:43:39)
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  • こいつの右腕に刀ぶっ刺して一矢報いた奴は誰なんだよ -- 名無しさん (2023-03-28 21:05:06)
  • ブラボのボスみたいという前情報を知ってたからそんな苦戦しなかったが、弾きを一回もしなかったのでSEKIROのボスというと疑問なのはわかる -- 名無しさん (2023-08-07 14:54:35)

#comment(striction)

*1 怨嗟の鬼が出現したタイミングで初めて鬼仏から大手門前に飛ぶと数名の内府軍の兵士が挑みかかっている様子が見られ、放置しておくといずれ怨嗟の鬼に全員あっけなく倒される。
*2 風圧に当たってもダメージは発生しない
*3 早く接近しすぎると二回目の火球に迎撃されるため注意。一回目の火球を避けた後、左腕の動きを見ながら一瞬待って接近すると安全。
*4 狼と距離が離れている状態で、炎の左腕を振りかぶり、左足を大きくあげる特徴的なポーズをとる

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