柿崎めぐ

ページ名:柿崎めぐ

登録日:2021/06/22 Tue 08:13:15
更新日:2024/05/27 Mon 13:50:08NEW!
所要時間:約 5 分で読めます



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病める時も健やかなる時も 死が2人を分かつまで? いいえ、死んでも一緒よ




【概要】

『柿崎めぐ』とは漫画『ローゼンメイデン』の登場人物。


CV:河原木志穂


心臓病により有栖川大学病院に入院している、ジュンや巴より二つ年上の少女。
第一ドール水銀燈のマスターであり、様々な事情もあってお互いを思い合う気持ちは強い。




【原作】

水銀燈曰く「私のマスターに相応しい病んでイカれた子」


ドールズに負けず劣らず、お嬢様、病弱、ドS、メンヘラ、ファザコン、破滅願望、男嫌い、軽い百合疑惑など多くの属性持ち。
父親をとても愛しているが病気への負い目を感じ取り、怒りや憎しみをぶつける形でしか表現する事ができない不器用な子。


このような性格になったのは長期入院による影響や離婚による母親との別れも含まれている。
病院は嫌いであり、そこに勤める白い天使である看護師は父との時間を邪魔する者として毛嫌いしている。
黒い翼を持つ水銀燈と出会い、その姿を黒い天使と気に入りマスターになった。


表面上嫌っている父親は元より、看護師にも時間制限付きの優しさ(常に自分と向き合って欲しい)に怒りと悲しみを露わにしているが、
これは愛情の渇望への裏返しであり無償の愛を求めている。
この行いに関して水銀燈に赤ん坊と言われ、反論もされなかったので概ね当たっていた模様。


旧アニメ版では水銀燈の口癖のような壊れた子ジャンクという言葉だが、
原作では他姉妹と比べて不完全な存在ではなく、真紅が早期に詫びを入れたので引きずる事はなかった。
しかしめぐが自身を指して心臓移植しないと長く生きる事は出来ないが、人間にとって一番大切な部分である心臓を他人から奪う必要がある自虐として壊れた子と呼んでいる。


医者に5歳で死ぬと宣告されるも10年近く生き永らえた事で自分と環境に嫌気が差し、大事な父は自分に向き合ってくれず破滅願望を持つに至った。
死に場所として水銀燈にその命を捧げ、最期の時は迎えに来て欲しいと望んでいる。



【原作の動向】

当初は水銀燈がめぐの体力がもたない可能性を察したので契約は本気で求めなかったが、雪華綺晶の危機が間近に迫ってきた事で正式に契約。


その後は雪華綺晶のマスター集めに巻き込まれて攫われ、結菱老人やオディールさんと共に囚われのピーチ姫ポジションとなる。
まかなかった世界であの水銀燈が犬猿の仲である真紅と休戦するくらい彼女の救出を最優先としていた。


ドールズがまいた世界に帰った後から養分を吸い取ったみたいに元気になり、病院を退院。
そして女子校から一般的な中学校に転入し、ジュンと巴のクラスメイトになる。
本来年齢は2つ上だが、長期入院の影響から下の学年に入っている。
学校では表面上優等生を装いながら、ジュンに対してはドS、巴に対しては若干百合っぽい揶揄いをして遊んでいた。


引きこもりからやっとの思いで登校し始めたジュンにめぐ自身への罵倒の裏返しである精神攻撃を仕掛け、
年下男子の顔を生足で踏みつけながら言葉攻めするという高等プレイで意識不明にし、奇しくも自分が入院していた病室送りにした。
可愛い女子に踏まれてるとか確実にパンツ見えていたであろうが本人はそれどころではない。


雪華綺晶はマスターを攫った後に夢を見せる形で水晶の中に閉じ込めている。
しかし彼女だけは水銀燈の顔が絶望で歪むのを見るため、そしてローザミスティカを集めるために進んで協力し、
マスターであるジュンを始め、巴やみっちゃんを雪華綺晶の能力で襲撃していた。


最終盤にて雪華綺晶と一体化して念願の羽が生えた至高の少女アリスとして覚醒し、事実上の最後の敵としてジュン一行の前に立ちはだかる。
ドールとの融合や敗北を受け入れていないローザミスティカを心臓の代わりとして取り込んだ事で体は限界を迎え、
最初の約束通り自分の命として差し出し、思いを汲んだ水銀燈にトドメを刺された。


最期は幻の空間と同じく体は無数の蝶に姿を変え、自分の父親や水銀燈のお父様への感情と共に羽ばたいていった。


そして水銀燈はドールとマスターの絆を再確認し…



結果的にめぐの病んだ願いは叶ってしまい、生身の人間では唯一の死者となった。
3部は雪華綺晶が作った幻想に侵食された世界での出来事なので、解き放たれた後の現実では病死した事になっている。



【関係者】


• 水銀燈


二人の共通点は言うまでもなく父親という存在への執着。
強すぎる愛情はやがて反転し、憎悪という感情を同時に抱えている。
そういった理由もあって水銀燈が精神的に成長する前から仲が良く、同じ髪形にするのに付き合ったり、
体力を察して契約に及ばなかったり不器用ながら大切にしていた。


彼女がローザミスティカを集めるのは至高の少女アリスになりお父様の愛を独占するためだと思われていたが、
本当は心臓としてめぐの命を救うためだった事が随所で仄めかされている。
しかしめぐは愛情の裏返しで絶望に歪んだ顔を見てみたいというあれな願望持ちな一方、ローザミスティカを集めていたのは他ならぬ水銀燈のためであり…


最期は彼女の願いを聞き届け、その命にトドメを刺した。
めぐの共犯として父親の懺悔を諭し、水銀燈もお父様への気持ちに区切りを付けた。


• 雪華綺晶


漫画ローゼンメイデンの敵役である第七ドール。
めぐは自分を攫った雪華綺晶の内面を似た者同士として初見で言い当て、外へ出した礼と水銀燈の顔を絶望に染めるため体を差し出した。
初めて自分に体をくれた人間として思い入れもあり、亡くなった時は涙を流し取り乱している。


• パパ


めぐの父親。
父は病気の負い目で真正面から向き合う事ができず、娘は愛情を渇望しながら自分から逃げる父に怒りをぶつけるという方法でしか表現できなかった不器用な親子。
病気が原因でめぐの母親と別れたようで、その事が更にお互いが歩み寄れない原因の一つにもなっている模様。


娘の死亡後は病室で弱っていく姿を見るのが辛く、治療費を入れ続けるのが愛情だと仕事を理由に逃げ、
本当は自分を求めていたのに気付いていたが向き合う事ができなかったと教会で懺悔している。
悪態をつき続けためぐだったが根底には常に父親への愛があり、最期までその想いを持ち続けていた事が水銀燈から語られている。




水銀燈 大好きよ 私もよ


さようなら 「お父様」


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