兵藤和尊

ページ名:兵藤和尊

登録日:2020/01/10 Fri 22:13:29
更新日:2024/05/16 Thu 10:44:20NEW!
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わしの名は・・・・


兵藤・・・・・兵藤和尊だっ・・・・・・・・・・!


兵に佐藤・・・・・・伊藤の藤で・・・・・・・・・・兵藤・・・・・・



兵藤ひょうどう和尊かずたかとは『カイジシリーズ』の登場人物。
CV:津嘉山正種(アニメ版/トネガワ)/渡部猛(パチンコ版)/茶風林(パチスロ版)/関智一(三国志大戦コラボ版)
演:佐藤慶


目次


概要

大企業・帝愛グループの総帥(会長)を務める老人男性。
カイジにとっては自身や自身に関係する人々の人生を狂わせた元凶として憎まれ、シリーズのラスボスとして位置づけられている。
『アカギ ~闇に降り立った天才~』のラスボス・鷲巣巌などと共に、福本伸行氏の漫画作品に登場する老齢男性の代表例として扱われることも多い。


一時期「バニ会長」と呼ばれていた(今もかもしれないが)。
カイジと利根川がEカードで勝負している最中に笑いながら手を叩くコマにて、「バンッバンッ」というオノマトペが「バニッバニッ」に見えるからそのようなあだ名がついたとされる。


人物

白髪の髭と鼻に位置する醜いあばたが特徴的な容姿。羽織袴を着用しを常備しているが、特別に足腰が弱っているような描写はなく、移動補助というよりは部下を叩くパワハラ用の道具として用いることが多い。


その性格は冷酷でクレーバーな合理主義者だが、機嫌を損ねると怒りを抑えきれないなど感情の浮き沈みが激しい。
黙示録』では不気味で何を考えているか読み取れない部分がある人物だったが、『破戒録』以降は激情家としての一面が強くなっている。
この変貌はメタ的には作風の変化なのだろうが*1、黒崎によると高齢で歯止めがきかなくなってきたということで耄碌が酷く進行していることが示唆されており、黙示録から堕天録までに2年程度の時系列が進んでいることを考えると、初期からのキャラ変は老化の影響という設定になっているのかもしれない…。


激情家だが、昼寝をすると起床直後は比較的機嫌が良いらしく、普段のように感情に流されることが無く聡明な様子を見せることが多いとのこと。
黒崎はこの現象について「一度脳内がリセットされるんだな」と分析している。


そして兵藤の脳内の思考を占める欲は金欲であり、莫大な資産と鉄壁の運用管理術を持ち、それでもなお世界中から金を集めたがる金の亡者。
そんな兵藤の目標は、全世界から円、ドル、ユーロ、元、更にオーストラリアドルといったあらゆる金を吸い取って帝愛による「王国」を作り上げること。


上述のように金の亡者なのだが、核兵器のある世界では政治家に生殺与奪を握られており、大金をいくら得ようが命を守れない』とも考えている。
その考えの上で「世紀末になろうが快適に暮らせる者」が『金持ち』としており、「強力な私兵と安全確実なシェルター」を持つ者が『強者』だとしている。


世紀末風に言うとラオウコウケツが融合した感じである


そのため帝愛に貢献した人間が住むための「王国」となる巨大核シェルターをカネを惜しまず作らせており、多額の借金を抱えた債務者に強制労働をさせて地下に建設中。
「橋やダムなどの公共事業に金を費やすよりも、本来は国が責任を持って全国民に核シェルターを配備すべき」という政治論を語ったことも。


とんでもないサディストでもあり、他人が苦しむ姿や絶命する瞬間を眺めることを愉悦としている。
命すら奪う危険性のある拷問を行うことを楽しんでおり、理由は「自身は痛まないから」。他者の苦しみを感じない(感じることのできない)性質である。


その残虐性は自身が主催するギャンブルに参加する債務者だけでなく、少しでも失敗した部下にも牙を向ける。
部下に対しては「同胞」「兄弟」とも呼ぶが、「兄弟にも圧倒的な序列はある」という理論を振りかざして簡単に制裁やパワハラを行う。
失態を犯したとは言えども腹心の幹部の利根川をすぐに見切って廃人にさせる*2など、会社の大黒柱すら簡単に切り捨てる。
黒崎の回想によると幹部とカラオケを楽しむなどの人間臭さも見せるようだが、そのギャップが逆に極端で恐ろしいとも言える…。


それどころか遠藤への制裁(実質処刑)に反対したという理由でNo.2の黒崎もまとめて始末しようとしたこともある。
どれほど有能な人物であっても組織にとって損失になろうと構わないあたり会長にとってはグループの利益以上に自分の感情が最優先のようだ。


部下への扱いが酷いので、側近の黒服には内心恐れられている様子であり、黒崎にも内心では苦手意識を持たれている。
一方、創立40周年記念パーティで帝愛関係者に向けた演説では恐れられながらも団結に向けた意志を固めさせるなど、何だかんだでカリスマ性はある。


債務者どころか部下ですら簡単に攻撃する外道だが、家族に対する感情は人並の親としての感情を抱いている事が示唆されている*3
弁舌が得意な兵藤だが妻には言い返せなかったり、息子達には他者には滅多に見せない明るい表情や絡みをしている。
だが、妻は不幸な事故で他界してしまい、次男の和也には一方的に不信感を抱かれるなど、正直明るい家庭を作れたとは言い難い。


老齢ながらもギャンブラーとしては一流の強運と洞察力を持ち、ギャンブル中毒の節も。
」としての自信故なのかギャンブルへの姿勢は公平な節もあり、カイジにも「勝負事だけは自信故に公平」と振り返られている。
なお、公平に関して兵藤は「公平である必要はないが公平感は与える」と一条に語っていた。
ただし、カイジの「」攻略の勝敗予想を外すなど、自身が参加しないギャンブルに関しては完璧な予想を出来るというタイプではない。


最早気狂いとしか言えない人間性だが、本人曰く「昔は困っている人間がいれば助けようとしたが、幾度も裏切られた」らしい。
後述の過去回想も併せて推察するに、過去に裏切りや権力闘争などを経て人間性が歪んだ可能性も否定できない。
ただし、この発言は単なる拷問でしかない焼き土下座を正当化する説明としての語りなので、全面的に受け取って聞くには怪しい点もあり、帝愛の実態を知ってるカイジからは「どうせ、暴利だろ…!」と言われる。
本人が反論するに曰く「金利について包み隠さず全て話している。借りる側はその金利について十分承知の上、借りていっている」「奴らは借りる時は『必ず返す。命に替えても、返す』くらいのことを宣うくせに、いざ返す段になると、平然と踏み倒してくるのだ。」とのこと。…それでも、「借金における誠意はどんな手を使ってでもいいから期日までに金を返すこと以外にない」と異常な事に変わりないが。
遠藤は兵藤について「人を想う気持ちが伝わらない鉄の氷の魔王のメンタル」と分析し、「他人の善意を自己保全から出た行動と捻じ曲げる」「自分以外は全て無価値」「人を感謝しない力スゴイ」と散々に語っている。


ワン・ポーカー編で描かれた65歳の時期を見る限りでは、部下に対しての態度などは現在よりかなりまともだった。
剣で人を刺すというゲーム性を持つ黒ひげ危機一髪に対して、残虐だとして子供への教育上の悪影響を心配するなどの一面も。
一方で、事故で溺れかけた息子を理不尽に叱咤する(これは妻に咎められた)など、既に横暴な人柄の片鱗は見られる。


また、帝愛関係者や金が絡まない人間には比較的普通の態度で接しており(後述するがスピンオフでもその様子が見られる)、和也の治療を担当する医師に対しては敬語で接して頭を下げるなど、とても普段からは考えられない低姿勢を見せている。
一方で和也の担当医師に対しては頭を下げたかと思えばその直後に「万が一死なせたら殺す」と口調を変えて恫喝しており、結局一般人でも機嫌を損ねることがあれば兵藤の攻撃対象になる模様。


黒崎によると懐っこい犬や猫や小鳥などの動物に対しては異様にかわいがるという一面があるようで、その時の兵藤の様子はとても普段からは考えられないような満面の笑みや崩れた表情を見せていた。
この設定が明かされた時点での作品の連載期間と兵藤のこれまでに描かれた人間性から考えるとキャラ崩壊にも思えるが、現実にもアドルフ・ヒトラーなど悪名高い独裁者や人間不信として知られる歴史上の有名人にも動物好きだった人間は少なくないので、兵藤もこれらの人物のように人間不信が故に自分に忠実な動物に愛を注ぐタイプだとも考察できる。
部下相手でも自分を極度に恐れるより懐に入り込み愛嬌を示す人間を気に入る傾向にあるらしい。
『中間管理録トネガワ』で言えばこれを上手く実践できたのが黒崎や八乙女で、できなかったのが利根川なのだろう。


どちらかと言うとブサイクな外観のためか、美男子の一条の容姿を気に入っていなかった。
スピンオフでは「会長より顔が目立つ奴は、会長から目をつけられてしまう」と言及されている。
一方で、一条を思わせる美男子である息子の和貴だけは例外の模様…まあ親なら誰でも起きる当然の贔屓ではあるが。


兵藤一家

家族の年齢から察するに、年の差婚の上にかなりの晩婚だった模様。


  • ソフィー

和也の回想で初登場。兵藤の妻で何と外国人の女性。年齢差も20歳以上の年の差婚である。
過去(時系列では本編以前)に交通事故で他界しているが、兵藤がそれをどう思っていたのかは不明。


少し馬鹿そうな雰囲気の上に家事もしない天然ボケの気質を持つ女性だったが、家族への愛情は強かった。
あの兵藤の妻にしては人間としての良識はあるタイプであり、滅茶苦茶を言う兵藤に怒る一面もあった。
物怖じせずに思ったことを強い勢いで素直に述べる性格でもあり、兵藤でさえソフィーには反論できなかった。


  • 兵藤和貴

兵藤の長男で和也の兄。和也の回想で初登場。
兵藤に似る事無く容姿端麗なイケメンハーフの外見をしており、一方で頭脳だけは兵藤を受け継いだのかキレ者らしい。
兵藤には相当溺愛されているようで、帝愛グループの跡取り候補の模様。
和也から見た場合、兵藤は和貴を弟の自分よりも可愛がっているように見えたらしい。


  • 兵藤和也

兵藤の次男。堕天録から登場し、和也編~ワン・ポーカー編でカイジと戦いを繰り広げた。
和貴と比較すると兵藤の容姿の特徴を受け継いでおり、ソフィーと兵藤の容姿の特徴が悪い感じに組み合わさっている。
幼い頃の母親への不幸な勘違いや思春期のトラウマから人間不信に陥っており、父親の存在の重圧に苦しんでいる。
兵藤は和也に満面の笑みで抱き着くなどの愛情を示しているが、和也側は父親を信じることはなかった。


作中での活躍

「希望の船」編ではシルエットのみ登場し、醜い参加者やギャンブルの様子に怒って暴れまわるカイジに目を付ける。


本格的な登場は「絶望の城」編から。
利根川のギャンブル無効の屁理屈に発狂するカイジの言い分を認め、帝愛側の不備を多少認めてEカードへの挑戦権を与えた。
そしてEカードの観戦を楽しんでいたが、ミスを見せ始める利根川にイラつきを覚えて彼にプレッシャーを与える。
やがてカイジのギャンブルスタイルを完全に評価するようになり、最終的に敗北した利根川に焼き土下座を行わせた。
その利根川への残虐な行為により、カイジからは倒すべき本当の敵として認定されることになる。


兵藤の打倒を目指したカイジから勝負を挑まれ、当初は渋るが最終的には了承。
カイジ考案のティッシュ箱くじのイカサマを見破り、慢心を見せながら余裕で勝利を収める。
勝利の結果としてカイジがEカードで利根川から得た2,000万円を回収し、金の代わりにカイジが賭けた片手の指4本(指1本につき2000万)をギロチンで切断した。
指ギロチンの際にカイジから名前を尋ねられ、ここに来て初めて自身のフルネームを明かした。


賭博破戒録1話目(第三章「欲望の沼」)では、「帝愛グループ創立40周年記念パーティ」にて会を取り仕切る。
溢れる金銭欲と帝愛による王国の建国に向けた権力欲を爆発させ、帝愛グループの独裁体制の狂気性を見せつけた。
そして帝愛地下王国の特A居住権の第二回目の授与者として黒崎を抜擢した。


その後、「沼」に挑戦しているカイジ一行を巨大モニターで観戦。
カイジがギャンブルに挑んでいる事に歓喜と嘲笑を混ぜた感情を見せ、自身が「沼」を出した事を思い出しながらカイジの敗北を予想していた。
その最中、自身の足を浸けたワインを黒服に飲むように強要し、茫然とした態度を見せた黒服を制裁するなどの横暴を見せる。
一条が「沼」をカイジに工作された事で苦戦していると、その状況に一条に電話で遠回しに脅しを掛けたりした。


最終的にカイジに一条は敗北して「沼」の7億損失が確定すると、自身の予想を崩した結果と金銭の莫大な損失に激怒。
元々一条の容姿も気にくわなかったという私怨も告白し、「沼」の損失分に応じた1050年の地下労働施設収容を命じた。


和也編やワン・ポーカー編では、和也の回想にて時折その姿を見せる。
和也に対する親としての接し方や十数年前の時代の兵藤が描かれ、人間らしい一面を見せるようになっている。


24億脱出編では回想ではない形で久々に本人が登場。
和也がワン・ポーカーに敗北して昏睡になったことを聞いて慌てた様子で入院中の息子と対面、医師に恫喝を混ぜながら治療を頼み、ワン・ポーカーの現場の倉庫に突入。
ワン・ポーカーの結果から和也をカイジが助けたことに関しては「息子を殺した場合の自身の報復を恐れたが故の自己保身」と判断し、黒崎に対してかなりの屁理屈でゲームの無効と24億円の回収を命じる(この流れには黒崎も露骨にドン引きした様子を見せていた)。
やがてカイジ達を捕まえられずに失態を犯し続ける捜索隊の停滞に業を煮やし、捜索本部長である遠藤との直々の対面を行うことを決める。


スピンオフでの活躍

中間管理録トネガワ

利根川が主役の本作では、利根川を振り回して騒ぎを起こすというある意味相棒的ポジションを務める。


裏社会の支配者及び王者としての側面よりも、横暴な経営者や我儘な老人(言い方は汚くなるが老害)としての描写が濃くなっている。
本編では見られない普段の生活描写もフォローされており、眠りやすかったりと一般的な老人と変わらない一面も見られる。
また、息子を気遣う描写や帝愛に関係ない一般人に対する態度など、僅かに残された良心も見ることが出来る。
しかし、ギャグ漫画の雰囲気に合わせた性格改変が入っている利根川と比べると、本編と変わらない不気味さや残虐性を見せる事も少なくない。


また「制裁」がカイジ本編と違い、赦せぬ相手を処するというよりほぼ杖での打撃必殺技扱いとなっている。
身体的には老人そのものといった挙動をたびたび見せるのだが、異常身体能力*4を持った影武者の「まさやん」と五分に杖で制裁ラッシュをしあうなどこの「制裁」に関しては異様な戦闘力を発揮する様子。


本編を含めた作中では非常に強力な実力と権力を持つ人物として描かれているが、グレーゾーン金利撤廃だけには各所に根回ししていたのに関わらず全くと言ってもいいほど敵わず
黒服に抱えられ、帝愛本社に押し掛けてきた債務者から逃げ回る事しか出来ない状態にまで追い詰められていた。(利根川の夢オチであったが)
また子供染みた一面もあり、黒服の顔にマジックでサングラスを描くという迷惑なイタズラをした事もあった。


海上で遭難した際は生死の危機に瀕してるのにもかかわらず、唯一の命綱であるGPSを投げ捨てたり、
『コーヒープリーズ』と黒服に飲み物を要求したりするという呑気な一面も。


凄まじい富豪ゆえ普段の生活も贅の極みそのものだが、完全に庶民的な味感覚が無くなっているという訳でもなく、
とある事情でハンチョウ版の様に一般の食事処に訪れた際は、「悪くない」と言いながらあっさりと完食してしまっている。
またセルフサービスの水汲みを「新鮮」と言って楽しむなど、普段の横暴ぶりからは想像できない意外な様子も見せた事もあった。


詳細はリンク先を参照。


1日外出録ハンチョウ

大槻に対して直接的に関係を持つことはないが、機嫌の状態によって帝愛最下層の地下労働者の生活を振り回す存在として描かれる。


実写映画版

基本的な要素は原作をベースにしているが、実写映画版がEカードで終了する結末故にカイジと直接対決をしていない。
Eカードに敗れた際の利根川への対応も変更されており、焼き土下座ではなく地下送りにしている。
なお、実写映画版は兵藤を演じた佐藤慶氏の遺作となった。


続編のカイジ2では、別人が代役として演じた声のみで登場する。


三国志大戦

セガとかいう会社は分かっとらん! 王のニーズというものを!



セガのアーケードゲーム「三国志大戦」にて、カイジシリーズとの理外のコラボを果たし、兵藤も武将として参戦した。
CVは関智一氏。
本編の所業を考えれば董卓あたりが妥当かと思われたが、なんと曹操役。
利根川の荀彧、大槻の満寵に合わせる形で同じ魏である曹操に割り当てられたなのかもしれないが、いち金貸しから始まり、一代で帝愛を築き上げた手腕を魏国の土台を作った曹操に重ねての配役…と思われる。


2.5コスト知力9征圧力4。
ここまではいいとして武力はたった7で特技も攻城のみと実に直接戦闘向けではないスペック。
各国の君主が標準装備の魅力すらない。


計略「王の戦争いくさ」は自分以外の魏の味方(=社員)の武力を上げて効果が終われば対象者が全員撤退と、とにかく独裁者テイスト溢れる1枚になっている。*5
ちなみに後述の語録にもある「命はもっと粗末に扱うべきなのだ」というセリフも関氏のボイスで言ってくれるが、
このゲーム内に至っては命令だけ下して黙ってみてるというわけにもいかず、高い知力と征圧力をもってして開幕の伏兵掘りや塗り返し、相手の槍消し、計略後の攻城役や後詰めなど、何かと雑用係にされて自分が粗末に扱われやすい。
というかこのゲームに参戦して戦場に居るということは曹操兵藤自身も君主プレイヤーの臣下なわけで。


採用率は2.5コスト武力7となると採用理由は計略に大きく依存すると言う時点でお察しください。
というか「粗末に扱われやすい」と書いたが、武力(=耐久力)と速度が低すぎてそれすらまともにできないわけで…。


落城台詞は「セガとか言う会社は分かっとらん!王のニーズと言うものを!
…よくOKが出たものである。


ちなみにファンからは何かと兵頭と比較されがちな鷲巣巌は兄弟作の戦国大戦にて徳川家康として参戦していた。



兵藤語録

「いいんだよ…他人がどう苦しもうとまったく問題ない…唯一問題なのは自分の幸福だけ!」


「折れた足をいじられると彼は痛いが…わしは痛まない…!カイジくんも痛くはなかろう」


「大詰めで弱い人間は信用できぬ…!つまりそれは管理はできても勝負のできぬ男…平常時の仕事は無難にこなしても緊急時にはクソの役にも立たぬということだ!」


「利根川………剥げたな…お前の化けの皮…二流だ…しょせんお前は指示待ち人間…!」


「命はもっと粗末に扱うべきなのだ……!命は……生命は…丁寧に扱いすぎると澱み腐る…!最近の連中はみんなもうやりすぎ…自分を大切にしすぎた…その結果…機会をつかめず…ズルズル後退しながら…腐っていくのだ…!」


「雑魚には分からぬ 生きたいだけの…雑魚には分からぬ感性…!」


「してもらおう……!償いだけは………きっちりと………!」


「借金における誠意なんて、これはもう誰が考えたって一つしかないのだ…内臓を売ろうと、強盗をしでかそうと…何をしてもいいから、要するに…期限までに金を返すことだっ…!」


「本当にすまないという気持ちで…胸がいっぱいなら…! どこであれ土下座ができる…! たとえそれが……肉 焦がし……骨 焼く……鉄板の上でもっ……!」


「わしがその気になれば…おまえなんぞ その日のうちに……魚の餌っ………!」


「カイジくん………君はわしから見ると……実に好ましい男だっ………!近頃の若者には珍しく…命懸けのできる男…情念高まれば…けれん味なくその身さえ賭けられる……熱き炎を心中に宿す男…実に素晴らしい……!」


「なぜわしがカイジくんに負けると恥なのだ……?何度も何度も繰り返す勝負ならともかく一回限りの勝負に……必勝などありようもないっ…!」


「自覚しておる……!わしの脳はすでに…焼かれている…!ジャンキーだっ……!」


「王は負ける戦争(いくさ)はせぬのよ」


「バカが……っ! 足らんわっ……! まるで……!!」


「制裁っ…! 今、やる気なく「はあ…」と言ったおまえ………制裁…!」


「兄弟とはいえ…序列はあるのだ…!圧倒的に………!」


「強力なシェルターおよび私兵を持つものが 最も強者となる………!!」


「還るか…?海…深海に漂う…藻屑…泥や砂…澱みに…!」


「公平である必要はないが………少なくとも………公平感は客に与えねばならんのだ……!」


「闘え…!そして勝て…!あるいは………死ねっ…!ククク………。万が一の場合はな…!」


「1050年地下行きっ………! 伝えろっ……!すぐに…!」


「つまらん…!うんざり……!やれ「いいね!」だの……「ともだち」だの…「オフ会」だの……フォローだの.…リムーブだの…リツイートだの……ブンブンだの…ハローユーチューブだの……!」


「「ありのまま」では………クズは一向にクズのまま……!」


「利根川か。たしかにちょっとおまえも考えた。けど、おまえ……年寄りだろ!」


「Gペン・ペーパー、スクリーントーンじゃろ?GPS」


「楽しげなBGMにカラフルな画面…… そして好感度の高いタレントがお手玉でもしとけば…それだけでもう……消費者は大喜び…!」


「それも特に内容の無い日常系のモノ…!金が無いのにああいうアニメを観とる奴の大半は………高確率でついとらん…! 夢と現実の区別…!」


「やはりゴミの出すアイディアは…ゴミじゃな…!」




さっさと追記・修正すればいいのだ。グズグズ言わずに、ピシピシ編集するべしっ……!



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  • トネガワ版だけかも知れないが利根川の事は映画に付き合わせたり試食に付き合わせたり本気でぶたなかったり割と心を開いてるのかも -- 名無しさん (2020-01-10 22:32:22)
  • 福本爺の中ではマイルド。でもやっぱりヤバイ -- 名無しさん (2020-01-11 00:22:32)
  • 鷲頭と対決したらどうなるかな -- 名無しさん (2020-01-11 06:30:15)
  • 公共事業で造るべきは橋やダムより核シェルターだろうは一見ぶっ飛んでるけどよくよく考えると正論 -- 名無しさん (2020-01-11 07:22:01)
  • ↑某国のミサイルが不定期に飛んでくる現状だと尚更ね -- 名無しさん (2020-01-11 08:54:49)
  • 利根川………剥げたな…お前の化けの皮…二流だ…しょせんお前は指示待ち人間…!」これカイジの台詞だったような? -- 名無しさん (2020-01-11 10:27:53)
  • 「公平である必要はないが公平感は客に与えねばならん」 ギャンブルの胴元側の真理だな。これがないと成立しない ↑こいつの台詞で会ってるよ -- 名無しさん (2020-01-11 12:59:46)
  • ステーキ手づかみで食ったり自分の足をつけた酒部下に飲ませたり、サディスト以前に品性がだいぶアレ。 -- 名無しさん (2020-01-11 14:59:59)
  • ティッシュ箱くじの際にあらかじめ団子を禁止にしたのはカイジの仕込みを見抜いていたからと知って戦慄した -- 名無しさん (2020-01-11 15:59:13)
  • ↑最終的に運で勝とうとしたカイジと違って格上感あっていいよね -- 名無しさん (2020-01-11 17:42:05)
  • 爺が「カズタカ」、息子たちが「カズキ」「カズヤ」でいいんだよな? いや長男もカズタカと読めるし次男については某ジャニーズに同じ字のカズナリさんいるし…… -- 名無しさん (2020-01-12 20:11:34)
  • ↑×10こんな鬼畜爺さんでも息子への愛情がある分、いくらかマシだよね…。 -- 名無しさん (2020-01-13 19:21:47)
  • ↑4 人間的にはド外道の老害だが、強い事だけは否定のしようがないよな。それでここまでのし上がれたんだろうし -- 名無しさん (2020-01-13 19:49:49)
  • 「借金に対する誠意は何をしてでも金を返すことしかない」ってセリフは本当にその通りだと思う。金を借りる人間ってなぜか懐も傷まないし努力もしなくて済む「謝罪」だの「土下座」をするだけで「俺は精一杯誠意を見せてるのに!」って逆ギレしする権利を得たと勘違いしてるんだよね。マジでタチが悪い -- 名無しさん (2020-01-17 06:04:54)
  • かつての奥さんが「馬鹿だけど愛する家族のため物怖じせず会長にも文句を言える素直で明るい人」なのはちょっと物悲しい。つまり会長はそう言う人と結婚して楽しかったというわけで。 -- 名無しさん (2020-08-22 02:54:31)
  • ↑『トネガワ』でも利害関係のない相手には普通に接しているシーンがありますし、本編でも同じでしょうね。散々苦労もして、かなりの晩婚のようですし、奥さんがいなくなったせいで一気にタガが外れてしまったのかもしれません。『クロスボーン・ガンダム』のドゥガチを思い起こします。 -- 名無しさん (2020-08-22 08:31:01)
  • 長男の和貴がどんな人間なのか気になるな。やはり父親や弟と同じ様にサディストなんだろうか? -- 名無しさん (2020-08-27 02:53:29)
  • 行動は過激だし自己中心的ではあるが言ってることはド正論だし観察眼も超一流。そこに至るまでいろいろあったんだろうなと感じられる…だからこそ単なる狂人より圧倒的に怖いんだが -- 名無しさん (2020-09-05 01:36:05)
  • ↑9, 10 兵藤「このクジには王の強運が染みついておる。」と言ってカイジに渡す。→金と指を失ったカイジが病院に向かう道中でクジの折り目、兵藤が付け加えたルールの意味、そして兵藤があえてカイジに引く順番を回した理由(カイジ曰く、運に頼らず思考を廻らせれば気付けた)から当時はカイジを買ってたんだろうな・・・というのがわかる。 -- 名無しさん (2020-12-15 17:07:54)
  • 100万円生活の描写からすると、パワハラも制裁も金払ってるんだから当然(逆に払ってないものには文句言う筋合いもない)、ある意味金に対して絶対的に誠実なのかなぁ、と……金銭感覚と「人は金のために相当なことに耐えられるのだ」の相当に関する感覚がめちゃくちゃなだけで。 -- 名無しさん (2021-08-25 07:52:54)
  • 兵藤会長の強者理論は本当だった -- 名無しさん (2022-03-06 20:37:02)
  • ハンチョウだと人命賭けたゲームはしてないのか? -- 名無しさん (2022-04-27 17:08:10)
  • 鷲頭様と比較すると生まれながらの怪物と怪物に成り果てた人って感じ。 何時までかは判らないけどこの人は「普通の感覚を持った人間」ではあったんだろうな感がある -- 名無しさん (2022-11-30 16:57:23)
  • 最近の描写からすると人の親としては普通な部分も目立つ 普通…?まぁ普通…? -- 名無しさん (2022-12-07 09:57:20)
  • どうぞ -- 名無しさん (2023-01-07 13:52:43)
  • 金貸して裏切られた事で闇堕ち的な感じだけど、 -- 名無しさん (2023-01-13 19:42:25)
  • 金貸して裏切られた事で闇堕ち的な感じだけど、それにしても狂い様が凄い。元々どっか精神病んでたんじゃないかとも思う。 -- 名無しさん (2023-01-13 19:44:45)
  • 某魔女→「ああ、そういやこれガン○ムだったわ…」 カイジ→「ああ、そういやコイツ兵藤だったわ…」 -- 名無しさん (2023-01-17 10:27:41)
  • ↑2どうも歳のせいか半分ボケてるってのが真相な気がする。老化して自制心が利かなくなるってのは割りとよくあるし -- 名無しさん (2023-01-23 05:29:51)
  • あるいは嫁さんの交通事故は本当は事故ではなく、債務者の逆恨みによる故意だったとか。私的に制裁したから表向きには事故になってるだけなのかも知れぬ。それで今みたいになってしまったとか。 -- 名無しさん (2023-02-01 20:52:49)
  • 破戒録以降はコミカルな描写が目立ってるけど利根川に勝ってキレキレ状態のカイジ相手に舐めプしつつ完勝する程の作中最強の人物。 -- 名無しさん (2023-04-22 07:18:19)
  • 津嘉山先生が俳優としてのリソースをつぎ込んでまで役作りしただけの事あって色々とすごい -- 名無しさん (2023-05-30 17:37:45)
  • クソジジイ呼ばわりしてるのは一条位で、あとは心中の独白でも敬語つけてるから、意外と人望はある模様。 -- 名無しさん (2023-08-06 08:00:48)

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*1 賭博黙示録連載開始時点は『銀と金』の連載終了直後であり、以後の続編シリーズと比較すると『銀と金』の作風の影響が強く残っていることが指摘されることがある。また、コミックDAYSの企画「『トネガワ』に出てきた会長の機嫌判定法は『カイジ』本編で通用するか」では「続編では割と分かりやすく怒る性格にシフト」とまで書かれている
*2 制裁の原因となった利根川のEカードに関する一連の行動や、金銭的損失を見ると「厳しい罰を受けて当然の大失態」ではある。とはいえ、今まで利根川が積み上げてきたであろう「帝愛への功績・貢献」を考慮することはまるでなかった。焼き土下座は流石に酷すぎる仕打ちだが…要はやりすぎ。
*3 これはフィクションの話ではなく、『歴史上の権力者・独裁者でも、家族には優しかった』という事例が多かったことを踏まえての設定だと思われる。
*4 彼が行う杖での一撃はサンドバッグを軋ませ、離れた蝋燭の火を風圧で消すほどの威力を誇る
*5 効果時間が終われば撤退=勤務時間終了における退勤と考えれば、ある意味他の号令よりホワイトとも言えるかも?

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