アスクレピオス(Fate)

ページ名:アスクレピオス_Fate_

登録日:2019/06/29 Sat 03:15:00
更新日:2024/04/19 Fri 10:30:32NEW!
所要時間:約 15 分で読めます



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type-moon fate fgo go アスクレピオス 鈴木崚汰 半神半人 ギリシャ神話 サーヴァント キャスター アルゴノーツ 神になった男 医者 死者蘇生 ヤマ ヴァルナ ツンデレ? 天才 男の娘 悌太 医神 へびつかい座 蛇遣い 医術の神 ギリシャ神 太陽神の子 実質☆5←色んな意味で 医者の鑑 医師神会計 ウォッチャー(fate/strangefake) ショタ(fate/strangefakeにおいて)



キャスター、アスクレピオスだ。診察を始めよう


……なに?どこも悪くない?だったら早く患者をつれてこい。患者の前にいない医者ほど無意味なものはないぞ



Fate/Grand Order』に登場するサーヴァント。クラスはキャスター。レアリティは☆3(R)。


身長:170cm
体重:60kg
出典:ギリシャ神話
地域:ギリシャ
属性:中立・中庸
ILLUST:悌太
CV.鈴木崚汰



◆概要

筋力耐久敏捷魔力幸運宝具
DDBADA+

陣地作成:A
魔術師として自らに有利な陣地である「工房」を作成する。
Aランクを所有するため「工房」を上回る「神殿」を構築することが可能。
無論、彼にとってのそれはただ医療行為の為だけの、診察室、処置室、手術室などの意味合いを持った場所である。


道具作成:EX
医術に関わる道具しか基本的に作らないが、作るものは超高性能。


神性:A
アポロンの子として(嫌々ながら)高い神性を持つ。


医神:EX
現代まで伝わる、『医療』という概念の祖、医学の神としての存在を示すスキル。
一説によれば薬草による治療を初めて行った存在がケイローンであり、それを学び発展させ初めて『臨床医療』を行った存在がアスクレピオスだという。


アポロンの子:A
ギリシャの神アポロンの子であることを示すスキル。
アポロンは弓矢、芸能、予言、太陽等様々なものを司る神であるが、疫病の神でもあり、その二面性の発露として医術も司っていた。


蛇遣い:B
不滅の命の象徴である蛇を使役し、また医療に用いる技術。
古代ギリシャでは蛇は神の使いとして神聖視されていた。
死者を蘇生させた罰としてゼウスの雷霆で殺されたアスクレピオスは、死後へびつかい座(神の座)へと召し上げられた。
……本人がそれを望んでいたとは限らないが。
今も医の象徴として使われている意匠『アスクレピオスの杖』には一匹の蛇が巻き付いている。


宝具
◯『倣薬・不要なる冥府の悲嘆リザレクション・フロートハデス
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:― 最大補足:―



治療法が決まった。


クッ、ハハハハ……冥府の神よ、見るが良い! 貴様らの役目は終わりだ。人は死を克服した!


真の蘇生薬とは比べるべくもない。だがお前達にはこの処方で十分だろう。受け取れ――


倣薬・不要なる冥府の悲嘆リザレクション・フロートハデス』!!



アスクレピオスが作り出す、死者を蘇らせる蘇生薬。
……なのだが、この宝具は『そのもの』ではなく、彼がそれを模倣した薬である。
かつて実際に作成し用いた蘇生薬は、唯一無二の特殊な原材料を用いたものであり、英霊となった今でも宝具として自動的に引っ張ってこられるものではなかった。
故に通常の聖杯戦争においては、彼はこの模倣蘇生薬を用いることになる。
模倣品であるため元々のものより効能が落ちており、実際に死者を蘇生させるには様々な条件を満たしていなければならない。
死亡後の経過時間や、死体の状態などである。
現代医療の知識を得た彼は「単純に、少し出来のいいAEDのようなものだ」と自嘲気味に語る。
また、この模倣薬自体もそれなりに貴重なものであり、何度も使えるわけではない。



◯『真薬・不要なる冥府の悲歎リザレクション・フロートハデス
ランク:EX 種別:対界宝具 レンジ:― 最大補足:―


かつてハデスの領域を侵し、ゼウスを怒らせた真なる蘇生薬そのもの。
かなり無茶な状態からでも人や半神を完全に蘇生させる力を持つ。
彼はこれを用いてミノス王の子グラウコス、テセウスの子ヒッポリュトスらを蘇らせたと言われる。
この薬の原料はアテナから渡された(アテナはペルセウスから捧げられた)ゴルゴーンの血である。
ゴルゴーンの左半身から流れ出た血は人を破滅させ、右半身からの血は人を救済する力があったという。


実のところ、ただゴルゴーンから血を採っただけでは上手くいかない。
ヒッポリュトスを蘇生させたときには『アルテミスの力を得て為した』とされているため、蘇生薬はこの血に純度の高い(アテナ・アルテミス級の)神の力が込められてこそ初めて完成するものなのだろう。他にも隠し味として必要なものがあるのかもしれない。結局のところ、かつての蘇生薬は彼の医術だけでなく様々な要因と偶然も関与して作り出せたものであって、アスクレピオス本人もこの蘇生薬の作り方について完全にマスターしているわけではないのである。


———勿論、だからこそ、彼は今日もその再現に心血を注いでいるのだが。


FGOでは基本的に使用されない。



◇真名:アスクレピオス

ギリシャ神話に登場する人物の一人で、太陽神アポロンとラピテス族の王女コロニスの間に生まれた半神半人の男性(後に正真正銘の神に)。
イアソンの下ヘラクレスアタランテ等が参加したアルゴノーツの一員としても知られる。
そして、おそらく「医者」という概念の神話の登場人物としては世界で一、二を争う有名人。


が、ギリシャ神話のお約束としてその人生は波乱に満ちたそれであり、まず出生の時点で

  • アポロンの使いである鴉がアポロンにコロニスの不貞を密告する*1
  • 不貞に激怒したアポロンはコロニスに矢を放ち彼女を殺してしまうが、すぐに彼女から自身がアスクレピオスを身籠っていたことを知らされる
  • それを悔いたアポロンは慌ててコロニスの胎内からアスクレピオスを救い出し、ケンタウロス族の賢者ケイローンに預ける

という凄まじいもの。アポロンマジ短気


そしてケイローンの下アスクレピオスは父親譲りの医学の才を開花させ、やがては医術においてケイローンすら凌駕するように。
アルゴノーツに船医として参加し冒険を潜り抜けた後、アテナより授けられたゴルゴーンの右側の血管の血液を以て医術の究極とも言うべき蘇生薬を完成させ、次々と死者を蘇らせていった。
なお、この蘇生薬は死後どれだけ経っていようが問答無用で生き返らせることのできる代物だったとか……。


しかし「死者を無暗に蘇らせてはやがて地上は荒れ果てる*2」としてハデスはアスクレピオスに蘇生をやめるよう警告。
だがアスクレピオスはそれに従わず、ハデスに対処を依頼されたゼウスの雷霆によって全身を焼かれるという最期を迎えた。*3


その後、立場上アスクレピオスの処罰に抗議できなかったアポロンは雷霆を作ったキュクロプス族を皆殺しにするという神スケールの八つ当たりを敢行、
流石にマズイと思ったのか、ゼウスは人間の医術を発展させた功績からアスクレピオスを現在の黄道十三星座のひとつ「へびつかい座」として天に召し上げることでアポロンの怒りを鎮めたとされる。お前ら行き当たりばったりも大概にしろ


そもそもアスクレピオスが蘇生した患者の中には神々の依頼が発端のものも多々あり、アスクレピオスからすれば
「蘇生薬目当てに神が依頼してきたと思ったら、その神のルールで裁かれていた」ポルナレフ状態もいいところである。お前はもっとキレていい。


そんな傍から見れば神々の都合に振り回されたとしか言いようがないアスクレピオスだが、やはり「死者を蘇らせるほどの医術」という点からか、現代では医療に関する事物が彼の名や彼に由来するモチーフを関することも多い。
特に彼の持つ一匹の蛇が巻き付いた杖はWHOのマークにも使われているため、アスクレピオス自身を知らずとも杖のシンボルを見たことはある、という人も少なくない。


◇人物像

全ての再臨段階でそれぞれ趣の違う白衣(第三以外は黒いけど)を纏った、ダークな雰囲気の長髪の青年。一人称は「僕」。
基本的に合理主義かつ不愛想であり毒舌で、抵抗したり言うことを聞かない患者には「治りたくないのか?」と心底理解不能といった態度を取る。あれ、どこぞの学士殿と同じ匂いが……
医療に関すること以外への関心は全くといっていいほど無く、召喚時も常に希少な傷病や未知の感染症を求めてカルデア内を徘徊したりと、言動はぱっと見マッドサイエンティストそのもの。
医学の発展こそが人類、ひいては世界にとって至上の価値だとする考え方から自身の研究を邪魔されることを嫌い、一度は医療の究極に至った自身を罰した神々の判断を非合理的と感じている。


が、この手のキャラにありがちな「症状を観察して治す為に自分で病原体をばら撒く」といった行為は、本人曰く「本末転倒」として行うことはない。
健康な人間やありふれた傷病者には不機嫌な態度を隠さないが、それはそれとして迅速に診察しては的確に処方する。
彼が病人を求めるのはあくまで「医術の進歩」だけが理由であり、仮に聖杯を手にしても掛ける願いはその一環としての「真なる蘇生薬の再現」のみとされる。


しかし「ユガ・クシェートラ」では合理性を良しとし過ぎるあまり「充分な症例が集まってからワクチンを作って治す方が合理的」と、流行っていた疫病の感染拡大を阻止しようとしなかった。
本人曰く、その過程で死者が出たとして、それを心の底から嘆かわしいと思いつつも、自分の目の前で死ぬのであればその様子を余すところなくに医療の進歩に役立て、必ず次の進歩に繋げてみせるとのこと。
が、それは「どうやっても出る犠牲なら最大限価値のある犠牲にするために放置する」ということとほぼ同義であり、ジナコからは「一見もっともな事言ってるけどやっぱり目がマッド」と称された。


好きなものには「医術の進歩」「難しい傷病」、それに「医者の指示に従順な患者」を挙げている。
反対に嫌いなものには「愚かな患者」と「愚かな神々」を挙げており、それらの愚かさには流石の医神もお手上げの模様。
彼が言うことを聞かず勝手な判断をする患者に対する愚痴を溢しているマイルームボイスには、現実では医療関係者のマスターから同意する意見が多々寄せられたとかなんとか。
お医者様の指示にはちゃんと従いましょう。



しかしそんな素っ気ない態度とは裏腹に、「愚かな患者」であろうと見捨てず最後まで経過を見る医者としての面倒見の良さもしっかりと備えている辺り、そういう意味では「医者の鑑」と言える人格者。
だが上記の通り神々に振り回され散々な目に遭わされたことで性格がねじくれているのも確かなので、バーサーカーやそれ並にどうかしてる勢ほどではないにせよ、付き合いに苦心するサーヴァントなのも間違いない。
尤もそんなところがお姉様方やお嬢様方の琴線に触れたのもまた同様に確かである。


マイルームボイスには同じく医療関係者のナイチンゲール女史、アルゴノーツの一員だったヘラクレス、師匠たるケイローン先生。
そして蘇生薬の材料となったライダーさん系列、蘇生薬作成の際加護を授けたオリオン(アルテミス)、他のアルゴノーツの仲間達、他にはパリスに対応する。


婦長に対しては彼女が切り開き確立させた看護や衛生という概念のみならず彼女のバトルスタイルにも「斬新な医術」として関心を持ち、ヘラクレスには新たな傷病目当てにもっと難業に挑まないかと提案。
ケイローン先生には最初は友好的に話しかけるものの、新しい医術ネタが無いと知るとあからさまにガッカリして去っていく。
ライダーさん系列に対してはやはりというか視界に入った途端に採血しようと注射器を探し始め、アルテミスをあえて「叔母さん」と呼び、やめて欲しければ蘇生薬の作成に手を貸すよう脅しを掛ける。
アルゴノーツの面々を見ると当時の思い出話をしてくれるが、船医として参加した彼にとっては特に何の感情も抱かなかったと言いつつも、「退屈はしなかった」と柔和な笑みを浮かべている。
パリスに対しては本人とは特に縁はないものの、付属してきたクソ親父には苛ついている。


なおアキレウス絶対殺すウーマンは「医療などという軟弱なものは必要ない」としつつも、甥を蘇らせたことについては素直に礼を言う。しかし無慈悲なアキレウス認定


主人公に対してもその素っ気なさは健在で、マスターとサーヴァントの関係を「お前は珍しい患者を僕の前に連れてくる。僕はそれを治して医術の進歩に役立てる」パトロンのようなものと認識している。
その為主人公が患者を連れてこなければあからさまに不機嫌になり、挙句の果てには「これから謎の奇病に掛かってくれる予定でもあるのか?」と煽ってくる。だったら二部三章の時に居て欲しかった気がしないでもない
他にも最初は風邪気味と言ってもさして取り合ってくれなかったりするが、絆を深めるうちに体調を崩した主人公を不機嫌そうにしつつ診察してくれるようになり、
最終的には「いつか死んだって生き返らせてやる(意訳)」とまで言ってくれるほどに。またぐだーずの死後が大変なことに……


◇性能

LostbeltNo.4にて実装され、同章のクリアでストーリー召喚に追加される、いわゆる「スト限鯖」の一騎。
カード構成はQ1A3B1の典型的キャスタータイプで、高ランクの陣地作成持ちなのでArts性能も高めとなっている。


スキルは味方単体のHPを最大5,000回復しつつ3T弱体耐性を向上させる「医神」、
敵単体に高確率で宝具封印状態を付与し味方全体のNP獲得量を上昇させる「アポロンの子」、
味方全体のNPを最大で20%増やし同時に弱体状態を解除する「蛇遣い」。クールタイムは5/6/7と長めではあるが、育てる価値は十二分にある有用揃い。


宝具は味方全体を回復しつつ弱体無効状態を1回付与し、自分以外にはガッツを1回付与する。
複数の仲間に同時にガッツを付与できるのは他に復刻済みコラボイベントの配布であるアイリスフィールの宝具と強化済み不夜城のキャスターのスキルくらい。
前者は「巡霊の祝祭」でいつでも入手可能だが宝具使用に必要なNP効率にやや難があり、後者は入手難度とコストが高くガッツ自体の性能も控えめな為、アスクレピオスとの使い分けは可能。


☆3故のステータスの低さはあるが、それ以外は高難易度でヒーラーとして耐久させて良し、周回でNP補助要員としてサポートさせても良しの万能サポーター。
特に「蛇遣い」の全体NP20%配布は他に所持しているのがオジマンディアスマーリンなどといった入手難度の高い面々が主であり、その点のみでも破格の性能ではあるが、
他のスキルもどの状況でもあって困ることのない単純回復やNP獲得量上昇に、いざという時頼りたい弱体耐性上昇や宝具封印付与が複合されているため基礎をきっちりこなしつつも痒い所に手が届く性能となっている。


難点は先に挙げたアイリとは違って宝具のガッツが自分に付与されないため、アスクレピオス本体の防御性能はさほど高くないという点。
分かりやすいHP偏重型なので他の同レアリティ帯と比べれば持ちやすい部類ではあるが、Lv.70でようやく1万を超える程度と言えばそれまでの為、単純な防御面では周りのサポートを必須とする。
CTも若干気になる長さなので、同じArts主体のヒーラーでCT短縮宝具を持ちつつアスクレピオスの出来ない火力サポートも一応は可能なタマモとは好相性。


総評としては「自分や周りの傷を癒しつつ力を蓄えさせ、いざという時の備えもしっかりしておくが若干自分を軽視してしまっている」という、ある意味では根っからの医者である彼らしい性能と言えるだろう。



◇劇中での活躍

  • メインクエスト2部4章「創世滅亡輪廻ユガ・クシェートラ」

初登場。神たるアルジュナによって召喚された「神将ローカパーラ」の一騎。
アルジュナからインド神話の死者の神ヤマ(閻魔の由来である)の神性を与えられ、亡者を召喚して使役する能力を持つ。


合理的な性格と生前の神々の愚かさによって理不尽な目に遭わされた経験から、輪廻の度に不出来なものが消えていくアルジュナの支配を「優れているのに消されるよりずっといい」と良しとしている。
その為彼にとっての「正しい世界」を潰そうとするカルデアに対しては敵対的だが、基本的に自分の研究優先な性分から積極的には向かってこない上、戦闘中でも一般人の怪我の治療を最優先していた。


その後アルジュナの参戦によってカルデアは追い詰められるものの、コヤンスカヤの手引きで移動してきたデイビットとそのサーヴァントの介入によってカルデアは態勢を立て直したため撤退。
それを受けてアスクレピオスはアルジュナに更なる神性を求め、医薬を扱う神としての側面を持つ水神ヴァルナの神性によって他者を癒し強化する力を獲得した。
が、元々ヤマの神性が追加されていたところに彼と相性の良過ぎるヴァルナの神性をインストールしたことで霊基が損壊し、優れ過ぎたことによって自滅してしまう。


しかし、カルデアの面々の反応から「自分が自覚症状のない何かの病に罹患している」と悟ったアスクレピオスは、そこであえて一度消滅してから宝具によって蘇ることで、自身に掛けられていた洗脳を突破。
そして最終局面、空想樹切除に挑む主人公を襲撃しようとしたリンボの前に現れ、正気に戻ったアスクレピオスは彼をこの世界で一番の悪性腫瘍と認識。
切除するのは医者の仕事として、ケイローン塾仕込のパンクラチオンで*4リンボを相打ち同然に叩きのめし、陰ながらカルデアの窮地を救っていた。


その後、とっくに限界に達していた霊基でも諦めず世界に残った病巣を切除しようとして、そこに病気の母を救うために薬草を探して走り回っていた少年に薬を持たせる。
少年は感謝を告げて走り去っていき、その姿を見た彼は自身の原点――医者を志した理由を「忘れた」あと、「今は不出来だからこそ、優れた未来へと進み続ける人間たち」への願いを託し消滅した。



◆余談

『FGO』のみならず、『Fateシリーズ』史上初の純粋な『医者』の英霊第1号。
(サンソンは『処刑人』、パラケルススは『錬金術師』としての現界。ナイチンゲールはそもそも医者ではない。)
彼の登場により、慢性的な人手不足に陥っていたカルデア医療スタッフの負担が、これで少しは軽減される…のかもしれない。


strange Fake』に登場するサーヴァント・ウォッチャーは「契約者の周囲に他の者には見えない影法師として表れる」という特性を持つが、
その中の一つに「メドゥーサの血を自分の身で臨床試験した蛇の杖を持つ子供」が存在する。
こちらも姿かたちこそ違うものの「アスクレピオス」であり、またこのような差異があるのはウォッチャーの一員としての彼は英霊そのものではない為に異なったキャラクター性を持つ、ということらしい。


なお、本文中に記した「黄道十三星座」という言葉だが、中には「十二星座」じゃないの?と思われた方もいらっしゃるだろう。
実ははっきりとした理由は不明ながら、星座の概念が成立した約2千年前から黄道のルートが変わったことで、従来の十二星座の十三番目としてアスクレピオスを由来に持つとされるへびつかい座が追加されたのである。
……が、これまで用いられてきた十二星座があまりにも世界中で用いられすぎていたためかビックリするほど十三星座が定着せず、今でもへびつかい座は星座占いなどでも省かれることがほとんど。


そしてこちらは有名な話だが、ギリシャ神ハデスを源流とするローマ神プルトーを名前の由来とする冥王星だが、こちらも2006年に「惑星の定義に当てはまらない」としてそれまでの太陽系第9惑星から準惑星に降格。
神話的に因縁の二人(二神?)だが、現代ではそれらに由来を持つ天体が何かとハブられがちというのはどういう巡り合わせだろうか……。
ちなみにへびつかい座の方はアニメ・ゲーム界隈ではむしろ「四天王の五人目」「裏ボス・隠しボス」的なオイシイ立ち位置を貰っていることも多くなっている、というのは内緒。
ちなみに、初登場時フードで後ろ髪が見えなくもみあげがとても長いことや、中性的な顔と口調で女性だと思っており、戦闘ボイスで度肝を抜かれた人が多数いた。



追記・修正は医療の極致を目指してからお願いします。


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  • まぁなんというか安定のゼウス -- 名無しさん (2019-06-29 03:44:06)
  • 生まれも末期も死後でさえ神に振り回された人 -- 名無しさん (2019-06-29 03:58:13)
  • さり気なく『FGO』のみならず『Fateシリーズ』史上初の純粋な「医者」の英霊だったりする。 -- 名無しさん (2019-06-29 07:33:31)
  • ア杖の人 -- 名無しさん (2019-06-29 09:52:27)
  • ゴルゴーンであるならロリでも採血しようとする人 …アナちゃん逃げて超逃げて -- 名無しさん (2019-06-29 10:52:16)
  • ジェネリックマーリン -- 名無しさん (2019-06-29 13:33:07)
  • 自分にはガッツかからないけど、NPとバフ掛け捨てして後続にバトンタッチしやすい、とも言える -- 名無しさん (2019-06-29 15:57:01)
  • へびつかい座、ポケモン映画で「ハブネークを抱えてるゴーリキー」という今原点を知ると力技にも程がある登場をしてたのが印象深い -- 名無しさん (2019-06-29 20:23:38)
  • 絆ボイス5の言動が殆ど乙女ゲーっぽく聞こえる、へびつかい座と聞くとどこぞの水銀ニート -- 名無しさん (2019-06-29 22:25:35)
  • 「黄道十三星座」のくだりが取って付けたような印象を受ける。アスクレピオスが「へびつかい座」として天に召し上げたられた時点では、へびつかい座は黄道を通っていない。FGOのアスクレピオスが黄道十三星座について関わっているなら別だが、本文中にはそのような記述もない。 -- 名無しさん (2019-06-30 04:29:55)
  • ↑ 5章でハデス登場が予想されてたり、ケイローンがいて座由来の宝具持ってたりするのと「へびつかい座と冥王星省かれ問題」はギリシャ神話オタ的には鉄板なところあるのでマイナーな十三星座の解説兼ねて実際取って付けたんですがやっぱダメですかね…? -- 作成者 (2019-06-30 05:03:22)
  • そのうちイベントで婦長と絡ませてみたいとはおもう -- 名無しさん (2019-06-30 09:09:34)
  • ↑3それこそがアニオタwiki故 -- 名無しさん (2019-06-30 17:50:17)
  • 次の異聞帯では、その愚かな神代表のゼウスが王を務めてるようだし、これは是非出演して暴れて欲しい -- 名無しさん (2019-06-30 18:09:07)
  • 今まで医者の英霊いなかったのは、単刀直入に言ってしまえば「必要ない」からなんだよな… -- 名無しさん (2019-07-01 06:45:02)
  • 男なのに夢女子になりそうなんだが -- 名無しさん (2019-07-01 20:34:08)
  • わりとそこかしらのカルデアで蘇生薬が作り放題になるやつでは…ハデスさんの胃がマッハ -- 名無しさん (2019-07-02 10:35:38)
  • 死後に冥界でマスターを独り占めしたい根暗女神vs死んでもマスターを生き返らせるふきげんけい -- 名無しさん (2019-07-02 11:02:41)
  • 三章の毒は陰の気を用いたりする呪術的な毒なのでアスクレピオスでも延命はできても治療は無理じゃないかな。 -- 名無しさん (2019-07-05 16:32:20)
  • ↑ 多分布都御魂等の毒気を払ったとされる逸話を持つ物でなおかつ高ランクのでないと無理かも? -- 名無しさん (2019-11-05 00:21:20)
  • キャスター枠のサーヴァントって、魔術師・妖術師・僧侶・武僧・発明家・思想家・小説家・演劇作家・彫刻家・画家・建築家・音楽家・医者・学者辺りなんだろうな。 -- 名無しさん (2020-01-20 11:46:28)
  • この人召喚出来れば新型コロナウイルスも恐れずに済むようになるのかな? -- 名無しさん (2020-04-17 10:35:52)
  • リンボを倒したところ、パンクラチオンでボコったんだろう -- 名無しさん (2020-06-26 11:16:19)
  • ↑続き って言われてて笑った。ケイローン塾で習ってそうだしな… -- 名無しさん (2020-06-26 11:20:20)
  • 宝具1のスキル1/1/1でも一定以上の働きをしてくれる凄い医者。高難易度やストーリーで必要なモノが揃ってて良い、良すぎる -- 名無しさん (2020-06-26 12:02:24)
  • 何がすごいって本業医者ながら2メートルの大男(陰陽師)を叩きのめせる実力よ。 -- 名無しさん (2023-09-23 19:07:56)
  • もしもクラスカードになって凛が夢幻召喚したらオヒュカス・クイーンになるのか? -- 名無しさん (2023-10-19 14:08:47)

#comment

*1 これは鴉の嘘とも、勘違いであったともされる。しかしどのパターンにおいても怒ったアポロンによって言葉を奪われ、白かった羽根を真っ黒に染められた上、星座にされて永久に晒し者にされてしまった。嘘のパターンならともかく、勘違いや本当にコロニスが不貞をしていたパターンではいくら何でもあんまりなのでは……。
*2 言うまでもなく地上のキャパシティには限界があり、人が死んだそばから生き返ってはすぐに限界が来てしまう。また、ギリシャ神話において死者はハデスの所有物であり、死者を蘇生する=死者を地上に引き戻されることは即ち神が人に自らの所有物を奪われることに他ならないため、冥界の神としての立場と冥界そのものの権威を著しく失墜させてしまう所業だったことも(少なくとも神々の視点からすれば)問題だったとされる。
*3 余談だがハデスは本当に「止めさせてくれ」と言っただけで「殺してくれ」とまでは言っていなかったとする見方が主流であるようで、その場合完全にゼウスが先走った形になる。またかあの主神……
*4 描写されていないが、ゲーム上では圧倒的に相性が悪いので割と有力視されている仮説。ちなみに史料においても『ある日首の痛みや不眠を訴えた患者の夢に現れたアスクレピオス神がパンクラチオンを教えた所、後日その患者がパンクラチオンの大会で優勝した』という逸話がある。

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