復活

ページ名:復活

登録日:2019/05/10 (金) 21:50:30
更新日:2024/04/04 Thu 13:31:06NEW!
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アニメ 漫画 ゲーム 復活 死者蘇生 文学 キリスト教 リザレクション コンティニュー リアニメイト 奇跡 再生 再興 レフ・トルストイ レザレクション レスポーン 敗者復活 復ッ活ッ



復活
「復」…還る。戻る。繰り返す。再び(する)。もう一度する。魂呼び。≒再、回、新、
「活」…生きる。生かす。生き返る。≒生、興


熟語としては上から下に連用的に修飾する構造をなしている。字義としては「再び蘇える」「元に戻る」である。
構成・意味の上で類義である言葉に「再興」「再生」「新生」「回生」がある。
「再興」の「興」は勢いが盛んという「興隆」の意味に力点を置き、個人よりも組織・建物といった全体像を暗に前提としている点が微妙に違う。
「蘇生」は類似語を重ねた熟語と言うべきであり、一般的には医学用語のため(つまり、人間の生命活動に特化した言葉)、微妙に違うが同じように使うことがある。ついでに言うと、「復活」は自動詞的なニュアンスが強く「蘇生」はこのような特化性のため他動詞それも個の生物というニュアンスが強い。


要するに再起不能の状態や死亡などから蘇り、以前と同じような状態になることである。
ただし、完全に死亡・消滅していなくても使うことはできる。


復活(シチュエーション)

  • 肉体的・精神的な痛手を受けていたキャラクターが復活
  • 単純に戦闘・競争的な場面においてキャラクターが突破口を見つけて不利な局面から復活(「逆転」ともいう)
  • 死んでいたと思われているが実は生きていたキャラクターが何らかの思惑や技術によって完全に、あるいは不完全に復活
  • 上記3つの派生として、封印されたことで活動できなくなっていたキャラクターが封印を解かれて再び顕現するという経緯による「復活」もある

このようなシチュエーションは俗に「復活劇」と称され、プロットにおける緩急と感動を作り出す大事な手法である。
キャラクターとは言ったが当然ながら人間個人に関する場合に限定されるわけではない。
宇宙戦艦ヤマトは沈んでいた戦艦を修復させることで復活させ続ける物語であるし(宇宙戦艦ヤマト 復活篇とかそのまんま)、ジュラシック・パーク(映画)は絶滅種である恐竜という範囲を持った存在を復活するところから始まる。


このような点ではポジティブな意味で使われることが多いが、

  • 封印していた悪の存在の復活
  • フェードアウトした敵役が何らかの事情で復活

などの意味でネガティブに使われることも稀によくある。上のシチュエーションを敵役向けに言い換えただけという気もするが。



復活という言葉の作用は同じでも、ネガとポジのベクトルは複雑に絡み合っているのだ。



敗者復活

文字通り敗北者が復活すること。「ワイルドカード」ともいう。英語の方がかっこよくないか?
クイズ番組やスポーツの大会などでよく聞く言葉であり、現実において馴染み深いものといえばまずこれであろう
トーナメント方式という、はっきり言って組み合わせやコンディションによる運の要素を消しきることができない競争において、敗者であれどもう一度実力を発揮させる権利は与えられるべきだという考えによるものである。
一度は敗者として試合参加できなくなった者たちから、勝ち残った者が再び戦場へと舞い戻る。もちろんその過程そのものが敗者に対するハンデともいえる。
仮にも一度は破れた身であるため、必ずしも最後までまた勝ち残られるとは限らないが、その下克上の精神は見る者に深い感動を与えるだろう。


代表的な敗者復活に、年に一度開催される漫才師たちの祭典、M-1グランプリがある。
準決勝で敗北した集団から敗者復活で抜け出て、その勢いのまま頂点にまで上り詰めたのが、サンドウィッチマンとトレンディエンジェルであった。
両コンビとも現在までそのエピソードを誇り(持ちネタともいう)として語り続けている。


コンティニュー

ゲームでプレイヤーキャラクターがHPや残機が0になることで敗北し、クリアできなかった場合に出ることもある選択肢。
基本的にその場で復活するタイプとステージ(orマップ)の最初からやり直すタイプに分かれる。
STGやアクションゲームではパワーアップアイテムも得られることが多いが、バッドな方のEDに進む条件になっていたりして中々選びづらいのが実情。
ただし、幾度もコンティニューすることで何かしらの特典(救済措置)を得られる変わり種も中には存在する。


残機制やプレイ中コンティニュー制(全体ゲージ制、時間制限制、目的達成制などのカテゴリーがある)のゲームにおいては、一般的なコンティニューとは別に、残機がある限りにおいて可能になるリスタートを復活と俗に呼ぶことがある。
いわゆるリスポーンであり、これを利用したプレイ方法もある。


更にその枠内のプレイングにおいて、システム・技術としての復活が組み込まれていることもある。
たとえば全体ゲージ制の対戦ゲーである『機動戦士Ζガンダム エゥーゴvs.ティターンズDX』では覚醒機能の一つにそのまんま「復活」がある。つまり撃破の瞬間に、ゲージを消費することなく、ボロボロの姿で復活するわけである。
後のVSシリーズでは百式に特殊機能「まだ終わらんよ!」として組み込まれている。


死者蘇生

単独項目があるのでこちらも参照


復活(キリスト教)

「キリストは苦しみを受けて、3日目に死人の中からよみがえる。」
ルカによる福音書 24章46節


Ressurection(レザレクション)
キリスト教の世界観において、ゴルゴタの丘で十字架に架けられたイエス・キリストは死後3日経って肉体を持って蘇ったことが、全ての福音書の結末に記されている。
神話世界において死者が蘇生する、あるいは蘇生させようとする物語は無数に存在し、それはキリスト以前の旧約聖書の世界でも例外ではない。
キリスト自身が、磔刑の以前に死せるラザロを蘇らせるという奇跡を起こしている。
それでもなおキリスト教の復活は、原罪を背負う人間が、キリストの犠牲によって赦しを得、そのアガペーにより肉体の死と罪を克服することが保証されたと説かれ、新約としての人類救済の完成という信仰の中心となった点で、重要である。
この教義に従えば死者というのはキリスト以降には決して存在せず、すべて「眠っている」のであり、最後の審判におけるキリストの再臨の時には、死者の肉体と霊魂はすべてキリストのそれと同様に復活し、天国と地獄の振り分けが行われて、新約は成就するのである。
天国と地獄の振り分け基準?キリスト教を信じなさい(ニッコリ


春分後の最初の満月の後の日曜日に行われる、いわゆる復活祭(イースター)はこのキリストの復活を祝った祝日であり、キリスト教文化圏におけるシーズンイベントとして何百年も定着している。
この時には典礼や告解・聖体拝領が行われ、また色とりどりの卵を食すことが特徴である。
日本ではクリスマスやバレンタインデーと違いあまり定着している行事ではなかったが、企業の思惑で時折思い出されることがある。


「復活」という事象はこのようなキリスト教から影響を受け、宗教的な・神話的な現象として再現されるというのは、後の創作世界でもよく行われていることである。
たとえば、20世紀少年の「ともだち」の復活は劇中においてその絶対性を高める効果を十全に発揮させたという点で、邪悪なパロディであると言えるだろう。
ゲームではストリートファイターⅢ 3rd STRIKEのボスキャラ、ギルはリザレクションというそのままな名前のスーパーアーツを持つ。
KOされた直後に浮かび上がりながら体力ゲージが回復するという効果で、他の必殺技が天使のような羽根を生やすなどの光景からしてもキリスト教的モチーフは含まれていると言えよう。


復活(レフ・トルストイ)


Воскресение
ロシアの文豪、トルストイが1889~99年(キャリア的にはほぼ晩年)に発表した長編小説。
恋愛も含んだロマン主義的な精神の変転という題材とともに、当時の社会や宗教への批判を含んだトルストイらしい作品。
友人の法律家A・F・コーニから聞いたある痴情事件と自らの過去の女遊びの過ちとを基にしており、当初は『コーニの手記』という短編として計画されたが、次第に扱うテーマごと重層的な構造をなしていったために、10年もの月日がかかった。
「復活」よろしく続編の構想もあったらしいが、それが結実されることはなかった。
他の代表長編『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』あたりに比べるとボリュームもないし、扱っている内容が割と平明に描かれて意外ととっつきやすいので興味あるWiki籠りはどうぞ。


〈あらすじ〉
土地所有者であり、貴族らしい恋愛事情を拗らせていた、トルストイにはありがちなボンクラのドミートリイ・イワーノヴィチ・ネフリュードフ公爵。
ある時陪審員として出席した毒殺事件の裁判で、被告人席に立った売春婦を見て、激しい衝撃を受けた。
そこにいたエカテリーナ(カチューシャ)・ミハイロワ・マースロワは、ネフリュードフが大学時代に叔母の家でうっかりヤリ捨てしために、家を追い出されてる流転し身を持ち崩したのであった。
殺意がなかっため軽く済むはずだった刑が手違いで数年の徒刑(強制労働)として結審した時、ネフリュードフは悔恨の情と微かに偽善的な使命感を覚え、彼女を特赦にし、責任を取るために結婚しようと奔走を始め、ロシア帝国の底辺に隠されてきた不正を目の当たりにするのであった。
特赦が出るまで彼女のシベリア行きに付き添い、多くの個性的な政治犯たちと語り合うネフリュードフとカチューシャ。そして別れ。
最後にたどり着くのは、福音書から理解される大いなる人間愛だった。
……つまるところこれは宗教的・精神的な要素を含んだ目覚めとしての「復活」を描いているのだ。


復ッ活ッ!!範馬刃牙復活ッ!!

バキシリーズの人気者、烈海王が発した名言。いや迷言


『バキ』「中国大擂台祭編」において、柳龍光の毒手により激しく弱った刃牙は、李海王戦で毒の裏返りを経験する。
それによる勝利の直後、大量の中国料理を「喰うんだ///」と提供した烈さん。
満腹になった刃牙に手渡したのは、10リットルの水と4kgの[[カトオォォォォォ>加藤清澄]]果糖であった。
その大量のエネルギーを吸収した刃牙がオーラを出しながら飛び上がった瞬間に発せられたのがこの台詞である。
「範馬刃牙復活ッ!!」をわざわざ大声で連呼するところに、烈さんの友情溢れた喜びとお茶目さを感じ取った読者も数多い。


というわけで、死者ではないが瀕死であった者が「復ッ活ッ」したシチュエーションを象徴する台詞であったと言える。


リアニメイト(TCG)

捨て札(墓地送り)になったカードを文字通りその場に復活させる効果。必ずしも死者が題材になっているとは限らない。
戦略的にカードを墓地送りする効果を介することもある。
詳細は個別項目参照。












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  • 戦闘不能からの復帰は別にグラブルに限った話じゃないよな。FFのリレイズとかいっぱいあるじゃん -- 名無しさん (2019-05-10 23:18:08)
  • 復活のFでは……という以前にドラゴンボールでは死んで蘇った人大量にいるし、そもそも再生怪人扱いってイメージは他の味方も死んでは生き返りをしてるから印象ないんだけどな -- 名無しさん (2019-05-11 00:15:47)
  • もっといえば、ルパパトに限らず死亡後に復活する能力orアイテムは過去の戦隊シリーズにもあるし、というかゴーゴーファイブを例に出してるけどそれ復活じゃなくて死霊化してて復活とは言わないでしょう -- 名無しさん (2019-05-11 00:20:18)
  • 曖昧な表現多いなぁ「されている感じ」「かも知れない」「気がする」 -- 名無しさん (2019-05-11 02:40:26)
  • KOFでは「復活」が趣味のおっさんがいたな -- 名無しさん (2019-05-11 09:13:59)
  • 過去にタイムスリップして死亡シーンを無かった事にする。 -- 名無しさん (2019-05-11 09:52:22)
  • どの部分で何を伝えるべきか構成を見直さないと、現状では何が言いたいか分からない項目になっている -- 名無しさん (2019-05-11 10:03:31)
  • 働いた後の酒とか全身の疲れが吹っ飛ぶ旨さ あれこそまさに復活だろう -- 名無しさん (2019-05-11 11:10:07)
  • 既に単独記事が存在する部分以外は300文字ちょいの内容……。記事として新しく作る意味あったの? 「死者蘇生」という単語が一般性に欠けるということなら、この記事は削除して、あっちで記事名変更を提案してきたほうがいいのでは? -- 名無しさん (2019-05-11 13:56:22)
  • 「復活」という意味なら他にも当てはまる事例はいくらでもあるだろう。「アンパンマン、新しい顔よ!」とか「メンタルリセット!」とか -- 名無しさん (2019-05-11 21:22:49)
  • なんかちょっと前のセルフオマージュとかと同じ匂いがするな -- 名無しさん (2019-05-12 11:44:41)
  • 死者蘇生の項目と内容被ってるぞ -- 名無しさん (2019-05-26 05:46:50)
  • 相談所にて記事削除・統合を提起しました。ご意見をお待ちしています。 -- 名無しさん (2019-05-27 02:52:06)
  • アーケードのSTGだと、やられてパワーダウンした状態からまともに戦えるくらいまでパワーアップを立て直す行為も「復活」と呼びます。グラディウスシリーズなんか典型例ですな。 -- 名無しさん (2023-07-03 19:05:42)

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