ヒーロー列伝(競馬)

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登録日:2019/01/13 Sun 16:14:53
更新日:2024/03/28 Thu 13:35:37NEW!
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僕のあいつも、いつの日かヒーロー。






ヒーロー列伝とは、日本中央競馬会(JRA)によって制作されている競走馬ポスターシリーズ。


ポスターに登場する馬はその年に大活躍し競馬界に大きく貢献した馬や珍しい記録を樹立した馬が選ばれ、馬のプロフィールとその時点での勝ち鞍、馬によっては寄稿文が付くこともある。


現在では「概ねG1三勝以上」が作成の基準とされる。過去にはそのような基準が存在しなかったのでGⅠ一勝でヒーロー列伝が作られた馬(ナリタトップロードメイショウドトウなど)やステイゴールドのようにGⅡ勝利のみで作られることもあった。一方でラッキーライラックやアドマイヤムーンのようにGⅠを三つ、四つと勝ちながらヒーロー列伝が制作されていない競走馬も存在する。また、流石に時代が古すぎるためか戦前の競走馬は一頭も制作されていない。


初期の作品では大見出しのキャッチコピーが連続で使用されていたが、現在は馬ごとに専用のキャッチコピーが用意されている。一般販売はされておらず、競馬場またはJRA公式ホームページにて全て閲覧が可能。画像が滅茶苦茶小さいのでキャッチコピー以外の文章が非常に読みづらいのが難点



このポスターの最大の特徴は何といっても格好いい事だろう。よりにもよって「日本一有名な三冠馬」のが例外、というネタもあるが
作品毎に書かれたキャッチコピーと迫力のある競走馬の組み合わせは大迫力であり、競馬を盛り上げたヒーローであった事を再認識させてくれるものばかりであり、その人気たるや、過去にポスターを抽選でプレゼントする企画があった際に抽選の倍率が数百倍になったほどである。




主な登場馬

2022年12月現在で93種類と非常に数が多いため、年代毎に数頭抜粋して紹介する。(括弧内は制作年)


1980年代

タイテエム(1981)

忘れもしない昭和48年"四白流星、無冠の貴公子に春が訪れます"


主な勝ち鞍:天皇賞(春)(GⅠ)
3歳では苦戦し「無冠の貴公子」と呼ばれるも不屈の闘志で天皇賞春を制した名馬。
2022年には所有していたメイタイファームがウマ娘への採用オファーを出した事が大きな話題を呼んだ。
「四白」とは靴下のような白斑が四本の脚全部にあることで、「流星」は額から鼻梁にかけての白い模様のこと。 かつては「四白流星名馬なし」「四白の馬が生まれたら見知らぬ人にくれてやれ」と言われるほど「走らない」という迷信が馬産関係者の間で根強かった。


シンザン(1983)

最強の戦士。


主な勝ち鞍:クラシック三冠*1・天皇賞(秋)(GⅠ)・有馬記念(GⅠ)
セントライト以来、戦後初の三冠に加え初の「五冠」。連続連対数19と今現在も破られぬ生涯完全連対を達成したまさに「最強の戦士」。引退後も35歳まで生きサラブレッド・軽種馬の長寿記録を作るなど遺憾なく最強ぶりを発揮した。
その強さたるや、シンボリルドルフが現れるまでの間、「シンザンを超えろ」が日本競馬のスローガンとして掲げられるほどだった。


ヒカリデユール(1983)

君は、ヒカリデユール。


いつか。いつか。父の名でここへ帰ってこい


主な勝ち鞍:有馬記念(GⅠ)・大阪杯(GⅡ)(当時)・チャレンジカップ(GⅢ)
地方で平凡な成績ながら中央へ進出、中央競馬で年度代表馬にまで上り詰めるものの、故障引退。
「父の名でここへ帰ってこい」とは戦後の復興期に大量に輸入された血統不詳の馬が先祖にいたため、純正サラブレッドと見做されず種牡馬としては絶望的なハンデを背負っていた彼に対する熱いエールである。
…残念な事に、その後父の名どころか自身の最期すらも歴史の闇に消えてしまったが


ミスターシービー(1984)

ターフの偉大なる演出家よ。


主な勝ち鞍:クラシック牡馬三冠・天皇賞(秋)(GⅠ)
天馬トウショウボーイの子として、シンザン以来となる三冠を達成。
セオリーを無視した走りで菊花賞を制覇するなどファンを大いに沸かせた。


シンボリルドルフ(1985)

勝ち方を極めたい。


主な勝ち鞍:クラシック牡馬三冠・ジャパンカップ(GⅠ)・有馬記念(GⅠ)
担当調教師に「競馬に絶対はないがこの馬には絶対がある」とまで言わせた、『皇帝』の異名を持つ史上初の無敗三冠馬
もはや勝つのは当たり前。そのうえでどれほど圧倒し、どれほど強く勝つかが身の上。そんな意志を感じさせる言葉である。


ヤマノシラギク(1987)

すべての競馬場で走り、そして最後は秋の淀で自分らしい花を見事に咲かせたね……。


主な勝ち鞍:小倉大賞典(GⅢ)・京都大賞典(GⅡ)
中央競馬の全10競馬場すべてに出走し「ドサ周りの女旅芸人」と擬人化して語られる事も多かった牝馬。
2022年現在、ヒーロー列伝に選出された競走馬の中では唯一GⅠ未勝利の中から選出されている*2


タマモクロス(1989)

風か 光か


主な勝ち鞍:天皇賞(春)(GⅠ)・宝塚記念(GⅠ)・天皇賞(秋)(GⅠ)
やや虚弱な体質だったため勝ち上がりが遅かったが、4歳秋から突如として快進撃をはじめ、5歳ではGⅠを3勝、年度タイトルを総なめにした。
馬主の意向で早くに引退し実働はわずか2年。まさに「風か光」のように鮮烈な印象を残していった。


1990年代

メリーナイス(1990)

四白流星、六馬身


主な勝ち鞍:朝日杯3歳S(GⅠ)・日本ダービー(GⅠ)
馬産関係者の最大目標である日本ダービーにおいて、二着の馬につけた差としては史上4番目、グレード制導入以降では最大となる六馬身差の圧勝劇を見せた。
映画「優駿」の主人公のモデルにもなっているけど、タイテエムの仔に流星の化粧を施して撮ったのはナイショ



オグリキャップ(1991)

ありがとう。


主な勝ち鞍:安田記念(GⅠ)・マイルチャンピオンシップ(GⅠ)・有馬記念(GⅠ)
ハイセイコーブームに続いて、女性が大挙して競馬場に押し寄せるほどの一大競馬ブームを巻き起こした地方競馬出身の雑草馬。
まるで映画のような波乱万丈のドラマチックな競走馬生活を送り、多くの人に感動を、JRAには莫大な馬券の売り上げを、後年の競走馬たちにはクラシックへの追加登録制度というチャンスをもたらした。


スーパークリーク(1992)

逆指名。


主な勝ち鞍:菊花賞(GⅠ)・天皇賞(春/秋)(GⅠ)
天才武豊に初めてのGⅠタイトルをもたらした最初の相棒。
武騎手曰く「菊花賞にどの馬で出るか色んな馬を見て回っていた時、最後に見たスーパークリークの前から立ち去ろうとしたら馬が袖をくわえて引っ張ってきた」とのこと。
馬がやることとは思えない、馬による騎手の「逆指名」であり、見事彼に初G1タイトルをもたらした。
その後の武騎手の活躍はもはや言うまでもないが、その礎になったのはスーパークリークではなかろうか。


メジロマックイーン(1994)

主演作12本。


主な勝ち鞍:菊花賞(GⅠ)・天皇賞(春)(GⅠ)*3・宝塚記念(GⅠ)
派手さとは真逆の先行による王道競馬が持ち味の、「強すぎてつまらない」とまで評された強力なステイヤー(長距離に強い馬)。
もちろん名前の元になった有名俳優スティーブ・マックイーンをもじっている。


トウカイテイオー(1995)

帝王は、皇帝を超えたか。


主な勝ち鞍:皐月賞(GⅠ)・日本ダービー(GⅠ)・ジャパンカップ(GⅠ)・有馬記念(GⅠ)
度重なる骨折に悩まされながらも走り続け、最後には奇跡の復活を遂げて感動を呼んだ「皇帝」シンボリルドルフの息子。
戦績だけを見れば父には遠く及ばないが、それでもクラシックの圧倒的なパフォーマンスやその不屈の競走馬生は父にも全く劣らない、いや、それすら超えうる名馬と言って差し支えないだろう。


ライスシャワー(1996)

淀を愛した、孤高のステイヤー。


主な勝ち鞍:菊花賞(GⅠ)・天皇賞(春)(GⅠ)*4
勝ったGⅠは全て3000m以上という生粋のステイヤー。強大なライバルたち相手に極限まで身を絞り、多くの名勝負を生んだ。
勝利したGⅠは全て京都競馬場での開催であり、競走中の骨折により安楽死処分がされたのも京都競馬場のコース上。
淀に咲き、淀に散った、まさに淀を愛した名馬だった。


ナリタブライアン(1996)

皐月賞3 1/2馬身、ダービー5馬身、菊花賞7馬身。


主な勝ち鞍:クラシック牡馬三冠・有馬記念(GⅠ)
その圧倒的強さから「シャドーロールの怪物」と呼ばれたシンボリルドルフ以来の三冠馬。
「無駄な力を使わない」といった省エネタイプではなく、全て後続を全力でぶっちぎり大差を見せつける凄まじいレースをするタイプだった。


タイキシャトル(1998)

世界を制覇した夏。


主な勝ち鞍:安田記念(GⅠ)・スプリンターズステークス(GⅠ)・マイルチャンピオンシップ(GⅠ)・ジャックルマロワ賞(GⅠ)
誰も疑わないマイル王。今なお日本競馬史上最強のマイラーとの呼び声も大きい。
大雨の中の安田記念を圧勝して日本を飛び出し、フランスの地でジャック・ル・マロワ賞に勝利。そのフレーズに偽りはない。
史上初の日本馬海外GⅠ勝利はシーキングザパールに持って行かれたけど


2000年代


テイエムオペラオー(2000)

王者の讃歌。


主な勝ち鞍:皐月賞(GⅠ)・宝塚記念(GⅠ)・ジャパンカップ(GⅠ)・天皇賞(春)(GⅠ)・有馬記念(GⅠ)
当時若手だった和田竜二騎手とのコンビで、4歳時には8戦全勝、古馬中長距離GⅠ完全制覇。
唯一頭、グランドスラムの偉業を達成した、正に「王者」。


ステイゴールド(2000)

愛さずにいられない。


主な勝ち鞍:目黒記念(GⅡ)・ドバイシーマクラシック(GⅡ)*5・香港ヴァーズ(GⅠ) 阿寒湖特別(1000万下)
阿寒湖特別(1000万下)の勝利以降GⅠどころかGⅡ、GⅢでも二着三着の勝ち切れないレースを続け、重賞勝利まで実に2年8ヶ月で実に28連敗。そのもどかしさから逆に多くのファンの心をつかんだ。
後に香港で迎えたラストランで、内国産馬初の快挙を達成したことも含めると、より沁みるフレーズだろう。
(折角のポスターでもやっぱり目に光が一切無くヤバいと評判)


メイショウドトウ(2001)

ターフを揺るがす“怒涛”の力。


主な勝ち鞍:宝塚記念(GⅠ)
クラシック期は条件馬だったが古馬になってから急に現れ、毎回毎回テイエムオペラオーの2着に付けていた。
そんな彼も2度目の宝塚記念にて、“怒涛”の執念で覇王を下して一矢報いてついに悲願を果たす。


クロフネ(2002)

記録を残した。記憶を刻んだ。


主な勝ち鞍:NHKマイルカップ(GⅠ)・ジャパンカップダート*6(GⅠ)
GⅠ馬にもかかわらず外国産馬で天皇賞(秋)への出走枠を下記のアグネスデジタルに獲られてしまい、叶わなかった無念を払拭せんと挑んだダート。
武蔵野ステークスで9馬身差という凄まじい圧勝劇を演じると、続くGⅠの舞台では7馬身差かつダート2100mのワールドレコードを叩き出して勝利。
ダートで後続に1秒以上の着差を付けての勝利は2021年チャンピオンズカップのテーオーケインズまでいなかったと言えば、いかにこのパフォーマンスが恐ろしいものかおわかりいただけるだろう。
結果的にこれがラストランとなってしまったが、海外からの刺客をも蹂躙し、世界への夢を見せたクロフネは、ダートの伝説となったのである。


アグネスデジタル(2003)

真の勇者は、戦場を選ばない。


主な勝ち鞍:南部杯(GⅠ)・天皇賞(秋)(GⅠ)・香港カップ(GⅠ)・フェブラリーS(GⅠ)
1600mから2000mまでなら芝もダートも地方も中央も海外もなんでもござれと活躍したオールラウンダー。
コツコツと賞金を積み重ねたことで上記の外国産馬枠をクロフネからもぎ取り、心無いファンからの誹謗中傷を受けるもそれらを跳ね除け見事勝利。
適正って何だっけ?と言わんばかりの常識外れの転戦を繰り返し、集めたGⅠタイトルのバリエーションは誰よりも幅広く、どんな名馬にも見劣りしないものとなった。
変態って言うな


キングカメハメハ(2004)

大王、降臨。


主な勝ち鞍:NHKマイルカップ(GⅠ)・東京優駿(GⅠ)
NHKマイルカップに中距離のダービーという全く距離の異なる2つのGⅠを勝利し、史上初の「変則二冠」を達成した。
激走の代償はあまりにも大きかったが、その走りぶりは紛れもなく「最強の大王」であった。


ディープインパクト(2005)

一着至上主義。


主な勝ち鞍:クラシック牡馬三冠・天皇賞(春)(GⅠ)・宝塚記念(GⅠ)・ジャパンカップ(GⅠ)・有馬記念(GⅠ)
破天荒な末脚による圧倒的なパフォーマンスを魅せ続けた史上2頭目の無敗の三冠馬。
常に周囲の大きな期待に応え続け、1着以外は無意味とばかりに勝ち続けるその姿は、その名前通りの「衝撃」を見る者に与え続けた。
なおこいつだけ背景が何故か謎のCGが使われており、キャッチコピーやフォントも含めてブッチギリでダサいと不評。


ハーツクライ(2006)

進化する王者、世界の主役。


主な勝ち鞍:有馬記念(GⅠ)・ドバイシーマクラシック(GⅠ)
4歳秋まで歯痒いレースが続いたが、大胆な脚質変更により覚醒し、ディープインパクトに国内で唯一土を付けた馬。
その後もドバイで持ったまま4馬身差逃げ切り勝ち、キングジョージで世界トップクラスの2頭との三強を形成し死闘を繰り広げたりと、その名を世界にも轟かせた。
ポスターの構図は仔のジャスタウェイやリスグラシューにも受け継がれている。


ウオッカ(2007)

その強さに、心酔。


主な勝ち鞍:阪神JF(GⅠ)・東京優駿(GⅠ)・天皇賞(秋)(GⅠ)・安田記念(GⅠ)*7・ジャパンカップ(GⅠ)・ヴィクトリアマイル(GⅠ)
クリフジ以来64年ぶりに牝馬による、なおかつ史上唯一の父娘2代に渡るダービー制覇を成し遂げた府中の申し子。
ややムラはあったものの、勝つときは力強い走りで他を寄せ付けない勝ちっぷりであり、その強さにファンは心酔したことだろう。


ダイワスカーレット(2008)

明日も、緋色の風が吹く。


主な勝ち鞍:桜花賞(GⅠ)・秋華賞(GⅠ)・エリザベス女王杯(GⅠ)・有馬記念(GⅠ)
ダイワメジャーの半妹であり、ウオッカと共に牝馬の時代を築き上げた。
前進気鋭が強いあまり抑えが効かないが、それでも前で粘り続けて連対を外した事はないという抜群の安定感を誇った。
トウメイ以来37年ぶり、史上4頭目の牝馬による有馬記念制覇という快挙も見逃せない。


カネヒキリ(2009)

稲妻の衝撃、再び。


主な勝ち鞍:ジャパンカップダート(GⅠ)・フェブラリーS(GⅠ)・東京大賞典(Jpn1)・川崎記念(Jpn1)
「競走馬のガン」とも呼ばれる屈腱炎を乗り越え、かつて栄華を極めた舞台で再び王者に返り咲いた砂の不死鳥。
「砂のディープインパクト」と呼ばれたその鮮烈な輝きはどんなライバルにも負けず、長きにわたって最強であり続けた。


ブエナビスタ(2009)

まだ見ぬ絶景を求めて。


主な勝ち鞍:阪神JF(GⅠ)・桜花賞(GⅠ)・オークス(GⅠ)・ヴィクトリアマイル(GⅠ)・天皇賞(秋)(GⅠ)・ジャパンカップ(GⅠ)
どんな逆境でも決して諦めずに王道路線を戦い続けた不屈の女王。
強力なライバルが相手でも、勝ちきれない時期が続いても、ファンから人気を集めて走り続け、その名前通りの素晴らしい景色を見せてくれた。
ちなみにポスターの構図は父スペシャルウィークと同じものになっている。




2010年代


ヴィクトワールピサ(2011)

届いた祈り、叶った夢


主な勝ち鞍:皐月賞(GⅠ)・有馬記念(GⅠ)・ドバイワールドカップ(GⅠ)
日本中が未曾有の大災害に打ちひしがれていたあの3月。
彼はドバイの大舞台で日本馬史上初となる快挙を成し遂げた。しかも、2着も日本馬のトランセンド。
2頭のヒーローが、異国の地で悲願を叶え、海の向こうから日本に大きなエールを送った。


オルフェーヴル(2011)

黄金色の芸術


主な勝ち鞍:クラシック牡馬三冠・宝塚記念(GⅠ)・有馬記念(GⅠ)*8
父ステイゴールドから「黄金」の名を受け継ぎ、卓越した実力と荒れ狂う闘争心を持ち合わせた激情の三冠馬。
金色の馬体を弾ませて圧倒的な力でターフを駆け抜け、凱旋門賞でも2着と善戦。しかし時には信じられないような暴走をやらかす姿も唯一無二の彼の魅力だった。
まさに、「こんな三冠馬見たことない」。 


ジェンティルドンナ(2012)

三冠馬の遺伝子。


主な勝ち鞍:牝馬三冠(2012)・ジャパンカップ(GⅠ)*9・ドバイシーマクラシック(GⅠ)・有馬記念(GⅠ)
牝馬にして父ディープインパクトと親子で三冠を成し遂げた、王道路線を征く女傑。
牝馬三冠達成後は牝馬限定戦には目もくれずに牡馬達を交えて古馬王道路線で戦い、持ち前の勝負根性で牡馬をもブチのめしながら優雅に走り、圧倒的強さをもって海をも渡りドバイシーマCをも制圧した、ディープインパクト自慢の娘。


ゴールドシップ(2012)

黄金の航路


主な勝ち鞍:皐月賞(GⅠ)・菊花賞(GⅠ)・有馬記念(GⅠ)・宝塚記念(GⅠ)*10・天皇賞(春)(GⅠ)
父ステイゴールドからその名を受け継いだ、驚異のスタミナに物を言わせ他馬を捻じ伏せた名馬…にして迷馬。
「稀代の超個性派」として数々の奇行で伝説を残しながらも、クラシック王道路線から古馬王道路線を走り抜き、宝塚連覇・阪神大賞典3連覇など、いざやる気になれば常識外れで滅茶苦茶な強さを誇った、まさに『黄金の船』。
なお作成当時はそこまで気性は荒くなかった。


ロードカナロア(2013)

その強さ、海を渡る。


主な勝ち鞍:スプリンターズステークス(GⅠ)*11・安田記念(GⅠ)・高松宮記念(GⅠ)・香港スプリント(GⅠ)*12
サクラバクシンオー以来とも言われる、第二の日本競馬史上最強スプリンター。
「凱旋門賞以上の鬼門」とまで言われ、日本の一流スプリンターが惨敗を繰り返していた香港スプリントでそれまでの日本の敗戦が嘘のような2年連続の圧勝。
国内のスプリントでは無論敵なし。まさに海を渡って強さを見せつけた。


ジャスタウェイ(2014)

世界一の称号、父子の覇道。


主な勝ち鞍:天皇賞(秋)(GⅠ)、ドバイデューティーフリー(GⅠ)*13、安田記念(GⅠ)
父ハーツクライはドバイシーマクラシックを馬なりで逃げ切り圧勝。そしてジャスタウェイはドバイデューティーフリーを豪脚一閃でレースレコードを大幅に更新(この記録は未だ破られていない)。
親子二代でドバイの国際GⅠを制覇し、ワールド・サラブレッド・ランキングでレーティング1位を獲得した事から。
ポスターのデザインも父の物を踏襲している。


キタサンブラック(2017)

そして、みんなの愛馬になった。


主な勝ち鞍:菊花賞(GⅠ)・大阪杯(GⅠ)・天皇賞(春)(GⅠ)*14・天皇賞(秋)(GⅠ)・ジャパンカップ(GⅠ)・有馬記念(GⅠ)*15
馬主である演歌歌手の北島三郎氏に初めてのGⅠをもたらし、その後も王道路線で王者に君臨し続け、テイエムオペラオーの最多賞金記録も塗り替えた。
武豊騎手とのコンビや、使い分けが当たり前となった時代に春古馬三冠や秋古馬三冠に果敢に挑み、コンスタントに王道路線で活躍し続けたこともあり、なんだか昔ながらの強豪馬みたいな感じがする馬であった。


オジュウチョウサン(2018)

超えていく、王者。


主な勝ち鞍:中山グランドジャンプ(JG1)*16・中山大障害(JG1)*17
障害競走の世界で才覚を伸ばし、ハードルを「越える」力でテイエムオペラオーの8連勝を「超え」9連勝を達成、さらに国内生産馬唯一の11歳でのGⅠ制覇を含めて障害重賞競走・重賞競走の勝利数・連続勝利数の歴代1位に上り詰めた障害競走の絶対王者。
2018年には障害GⅠ保有馬として初となる有馬記念出走を果たし大きな話題を呼んだ。
ちなみに障害競走馬でヒーロー列伝が作られたのはこれが初。


アーモンドアイ(2018)

瞳に夢を


主な勝ち鞍:牝馬三冠・ヴィクトリアマイル(GⅠ)・ジャパンカップ(GⅠ)*18・ドバイターフ(GⅠ)・天皇賞(秋)(GⅠ)*19
史上5頭目の三冠牝馬にして皇帝シンボリルドルフから続いた芝GⅠ7勝の壁を打ち破り、前人未到のGⅠ9勝を成し遂げた才媛。
ジャパンカップの冗談みたいなレコード、ドバイでの活躍、そして三冠馬2頭とのドリームマッチなど、どこまでも夢を見据え、夢を追い続けて日本競馬の頂点に君臨した。



2020年代


コントレイル(2021)

空に描く衝撃の軌跡。


主な勝ち鞍:ホープフルステークス(GⅠ)・クラシック牡馬三冠・ジャパンカップ(GⅠ)
父ディープインパクトとの親子2代無敗三冠という世界初の大偉業を成し遂げた衝撃の優駿。
クラシック三冠達成後はジャパンカップの敗北以降複勝圏内入りはするものの勝ちに恵まれなくなってしまうが、
引退レースとなったこの年のジャパンカップで見事勝利を収め、連敗に終止符を打つとともに有終の美を飾った。


クロノジェネシス(2021)

夢よ、何度でも。


主な勝ち鞍:秋華賞(GⅠ)・宝塚記念(GⅠ)*20・有馬記念(GⅠ)
2019年牝馬三冠を分けた1角、宝塚記念の連覇でスピードシンボリ、グラスワンダーに次いで史上3頭目のグランプリ3連覇、勿論牝馬としては初の快挙。
凱旋門賞に挑むも7着、引退レースとして有馬記念に出走するもエフフォーリアに敗れ、史上初の4連覇は夢に終わり三冠を分けた同期のように有終の美を飾ることはできなかった。


グランアレグリア(2021)

美しき、速さ。


主な勝ち鞍:桜花賞(GⅠ)・ヴィクトリアマイル(GⅠ)・安田記念(GⅠ)・スプリンターズS(GⅠ)・マイルチャンピオンシップ(GⅠ)*21
2019年牝馬三冠を分けた一角で、牝馬でありながら史上初となる古馬芝マイルGⅠ完全制覇を成し遂げた優駿。
現役時代は一度も掲示板を外すことなく、最後はマイルチャンピオンシップ連覇で有終の美を飾った。
厩舎ではラジオ好きでかつ国会中継が好きという才女…と思われる一方、調教師の意向*22で三階級GⅠ制覇のために度々中距離レースに出走させられ*23「グランアレグリアはまだ気づいていない」「(距離延長に)まだ気づいていないので頑張ってくれると思う」と言われ、引退式の際には「天皇賞使ってごめんなさい」と謝罪されるといったように何かと話題も多い。
一方で父はディープインパクトだが3歳の時に死亡、母も彼女と全弟プルトガングの2頭を生んで死亡。
全弟もデビュー戦を快勝するも予後不良となってしまうなど身内の不幸が続いており、彼女には繁殖牝馬として唯一無二の血統を残す大役が残されている。


ラヴズオンリーユー(2022)

君だけが、見た世界。


主な勝ち鞍:オークス(GⅠ)・クイーンエリザベス2世カップ(GⅠ・香港)・ブリーダーズカップ フィリー&メアターフ(GⅠ・アメリカ)・香港カップ(GⅠ・香港)
2019年牝馬三冠を分けた一角。無敗のままオークスまで進むとレコード勝ちを決めたが、以降同期の存在などもあり勝ち星に恵まれず、1年9カ月ぶりに京都記念を制する。
以降は海外を主戦場にし、ドバイでは3着に敗れるも香港で約2年ぶりのGⅠ勝利、札幌記念では桜花賞馬ソダシに敗れるが、アメリカに遠征して日本馬として初のブリーダーズカップ勝利を成し遂げる。
引退レースとなった香港カップでも勝利し有終の美を飾り、エクリプス賞*24最優秀芝牝馬を日本馬で初受賞した。


エフフォーリア(2022)

時代の継承


主な勝ち鞍:皐月賞(GⅠ)・天皇賞(秋)(GⅠ)・有馬記念(GⅠ)
2021年クラシック三冠を分けた1角。皐月賞まで無敗でダービーでは僅差破れるも、天皇賞(秋)では三冠馬コントレイルを破り史上3頭目となる三歳馬での勝利。
有馬記念では数々の有力馬を相手に勝利をおさめこれが評価され、年度代表馬の投票では296票中277票、最優秀3歳牡馬の投票では満票でそれぞれ選出された。
しかし翌2022年の春は大阪杯・宝塚記念では1番人気に推されるも9着・6着と成績が振るわず、秋の予定も当初天皇賞(秋)に出走予定だったのが調整が上手くいかずに白紙に。
何とか立て直して挑んだ有馬記念で5着に入って復活の兆しを見せたが、2023年の初戦として挑んだ京都記念でまさかの心房細動を発症して競走中止になってしまう。
幸い命にも別状はなく、一時は放牧に出される予定だったが、関係者間の協議で現役引退と種牡馬入りが決定。
結局復活を果たせぬままターフを去ることになったが、種牡馬として第二の戦いに期待しよう。
ちなみにこのヒーロー列伝の寄稿文は、彼の主戦騎手である横山武史騎手にもスポットを当てたものとなっている。


ソダシ(2022)

無垢な未来へ。


主な勝ち鞍:阪神JF(GⅠ)・桜花賞(GⅠ)・ヴィクトリアマイル(GⅠ)
日本はおろか世界初の白毛のGⅠ馬
桜花賞まで無敗かつ2度のレコード勝利を収めるもオークスで初黒星、札幌記念では勝利を収めるも以後は勝利から遠のく。
父クロフネの活躍からダートに転向した時期もあったが再び芝レースに復帰、ヴィクトリアマイルでGⅠ3勝目を挙げた。
ヴィクトリアマイルはBCフィリー&メアターフへの優先出走権が設けられているため、NYタイムズで参戦が望まれるほど日本どころかアメリカでも人気の高い馬。
だが海外遠征の意向はなく以後は札幌記念5着、府中牝馬S2着、マイルCS3着と惜しいながらも安定した戦績が続き、5歳となった2023年はヴィクトリアマイルで始動するも2着、安田記念7着でそれぞれ同期ソングラインに敗れた。脚部不安を抱えるも秋の巻き返しが期待されたが、全妹ママコチャがスプリンターズSを制覇したその日に馬主の意向で電撃引退してしまった
春の雪辱を晴らすことなく引退したのは残念だが、彼女には世界初GⅠ白毛馬として今後は繁殖牝馬として産駒を残す大役も残っているので彼女の産駒に期待したい。


タイトルホルダー(2022)

その名は、タイトルホルダー


主な勝ち鞍:菊花賞(GⅠ)・天皇賞(春)(GⅠ)・宝塚記念(GⅠ)
エフフォーリアの同期で2022年クラシック三冠を分けた一角にして、父ドゥラメンテにとっては産駒初の重賞馬にしてGⅠホース。
菊花賞は逃げ馬ではセイウンスカイ以来の23年ぶりの勝利をおさめ、翌年には鞍上に初のGⅠと親子3世代での天皇賞(春)制覇の快挙をプレゼント。
宝塚記念ではそれまで勝てていなかった番手の競馬で勝利し、天皇賞に引き続き親子3世代制覇も成し遂げた。
この成績で凱旋門賞に挑み海外でも好スタートを決めるも終盤沈み11着に敗れた。
その後有馬記念に出走するも9着、更に歩様に違和感を感じたことで春の海外遠征を取りやめ国内に専念、復帰初戦の日経賞では鮮やかに逃げ切るも1番人気に推された春天では競走中跛行によって競争中止。
以後春は治療に専念することになりまた陣営から今期の引退濃厚が示唆され迎えた秋はオールカマーから始動、様々な不安要素を抱えつつも1番人気に支持されたが2着に敗れた。
ジャパンカップでは5着、ラストランとなった有馬記念では見せ場を作るも3着で終えた。
レース後引退式が行われ式の最後はヒーロー列伝のキャッチコピーで締められた。


イクイノックス(2023)

無双の閃光。


主な勝ち鞍:天皇賞(秋)(GⅠ)・有馬記念(GⅠ)・ドバイシーマ(GⅠ)・宝塚記念(GⅠ)
キタサンブラックの初年度産駒にして2023年時点で筆頭産駒。
新馬戦を快勝すると東スポ杯を制した後は体質の問題もあり2歳GⅠに出ず、そのままクラシックに殴りこむというローテで皐月賞に出走しジオグリフに敗れるも2着。
ダービーにも出走するがドウデュースに及ばず2着、秋は秋天から始動、初の古馬混合戦を見事制し初GⅠを手にした。
有馬記念も出走し父が3歳から3度挑み最後に手にした有馬記念を3歳で制覇、現役最強候補だったタイトルホルダーにも勝ち年度代表馬にも選出された。
翌年はドバイシーマから始動し初の海外遠征、予想に反して今までの後方からの競馬ではなく逃げる形でレースを進め、レコード勝利でドバイを制しレーティング129となり現役世界最強馬になった。
前年覇者不在の宝塚記念では若干手応えの悪さを見せつつも大外から追い上げ、馬群を縫って迫ってきたスルーセブンシーズを抑え1着、見事グランプリ連覇を成し遂げた。
秋はジャパンカップを最大目標にしつつも前年制した秋天に出走しレコード勝利、予定通りジャパンカップにも出走・勝利しGⅠ6連勝を成し遂げ引退した。
その圧倒的な戦績から初年度から種付け料が2000万円もの高値が付くも即埋まるなど早くも産駒への期待が高まっている。


ソングライン(2023)

その走りが、新たな道になる。


主な勝ち鞍:安田記念(GⅠ)*25・ヴィクトリアマイル(GⅠ)
キズナ産駒で2023年時点で筆頭産駒。
新馬戦敗退後は約半年後の未勝利戦を勝利、紅梅Sも勝利し桜花賞に挑むもソダシの15着の大敗でオークスは出走せずNHKマイルを選択、シュネルマイスターに惜しくも敗れるも以後はマイル路線に専念。
富士Sで初重賞制覇、翌年サウジに遠征し1351ターフSPも制し、1年ぶりにヴィクトリアマイルでソダシと再戦するも5着に敗れた。
安田記念ではシュネルマイスターとの再戦が実現、NHKマイルでハナ差で敗れた彼にクビ差で勝利しGⅠ初制覇しリベンジを果たした。
安田記念の勝利で秋はBCマイルへの出走も計画されたがセントウルの敗北、更に喉の腫れによって年内休養となった。
翌年初戦は前年制した1351ターフSPに出走するも約半年ぶりのレースもあってか10着の大敗で左回りでは初めて2桁着順となった。
ヴィクトリアマイルでは3度目のソダシと対決、それまで務めた鞍上がそれぞれ別の馬を選んだことで戸崎圭太にスイッチ。
約1年未勝利が響き人気を落とすが大外から迫るソダシをアタマ差交わし見事1着、彼女に初めて勝利した。
更に安田記念に出走し連覇を狙うが大外勝利が2002年のアドマイヤコジーンが最後、更に連覇も10年以上出ておらず、前走の疲れも懸念され前年覇者にもかかわらず4番人気。
しかし大外から真ん中に移動しセリフォスを交わし見事1着、ヤマニンゼファー・ウオッカに次ぐ3頭目の安田記念連覇を達成した。
同レースにはソダシも参戦し4度目の対決だったが7着に敗れ、彼女とはこれが最後のレースとなった。
秋は毎日王冠から始動するも2着、昨年は出走を断念したBCマイルに出走するも5着に終わりこれをラストランとして繁殖入りした。
なお引退はシュネルマイスターと同日に発表され、その日が11月22日(いい夫婦の日)だったことでちょっとした話題になった*26



番外編

以下のものは公式サイトには掲載されておらず、番号が振られていない。


サイレンススズカ

先頭を、どこまでも先頭を。


主な勝ち鞍:宝塚記念(GⅠ)・毎日王冠(GⅡ)
※死後翌年の追悼ポスター


エルコンドルパサー

Fly High!


主な勝ち鞍:NHKマイルカップ(GⅠ)・ジャパンカップ(GⅠ)・サンクルー大賞(GⅠ)
※サンクルー大賞優勝記念





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  • 番外編のポスターは公式サイトに記載は無く、番号が振られてないことを補足説明した方がいい気がする -- 名無しさん (2021-09-16 19:31:43)
  • 実はスマホで見たほうが拡大が楽なので見やすい -- 名無しさん (2022-03-12 16:47:11)
  • こうやって見ると「自身が選ばれた時はまだG1未勝利だったが最後の最後で晴れてG1馬に」「3頭の息子共々ヒーロー列伝入り(しかも「七代目三冠馬」「史上初の宝塚記念連覇馬」「史上初の障害レース界よりの選出。というか障害レース界の注目と伝説を現在進行形で作り続けている」と大偉業や史上初のビッグネーム)」とかやってるステゴほんとなんなの -- 名無しさん (2022-05-25 18:20:07)
  • 最近の馬の記述がやけに詳しい -- 名無しさん (2023-06-19 00:58:37)
  • F4はよりによってこれ出来た後に1回も勝てず終わっちゃったのが残念すぎる。ソダシもVMはともかく安田で初めてマイルで掲示板外したりタイホも日経賞勝ってついに復活と思ったら春天で競争中止になったりと競馬の神様に振り回されている。 -- 名無しさん (2023-07-28 09:28:25)
  • タイトルホルダーは紆余曲折あったけど最後は完全燃焼で終わってヒーロー列伝の最高の使われ方で〆が見られて最高だったわ -- 名無しさん (2024-01-03 01:50:11)
  • バクシンオーのヒーロー列伝が作られてたらどんなキャッチコピーになってたんだろう -- 名無しさん (2024-01-06 13:38:45)
  • アドマイヤムーンのやつは制作されてるのでは?2007年のやつ -- 名無しさん (2024-01-09 14:32:41)

#comment

*1 3歳の牡馬・牝馬のみが出走可能な皐月賞・東京優駿(日本ダービー)・菊花賞の3レース。
*2 ただしステイゴールドも選出された時点ではGⅠ未勝利だった。
*3 1991年・1992年2連覇
*4 マックイーンの3連覇を阻んだ1993年と1995年
*5 翌2002年よりGⅠに昇格。
*6 現:チャンピオンズカップ
*7 2008年・2009年
*8 2011年・2013年
*9 2012年・2013年
*10 2013年・2014年
*11 2012年・2013年
*12 2012年・2013年
*13 現ドバイターフ
*14 2016年・2017年
*15 ジャパンカップが2016年、他が2017年の制覇なので秋古馬三冠は未達成。
*16 2016年から2020年まで5連覇と2022年で6勝
*17 2016年・2017年の2連覇及び2021年の3勝。
*18 2018年・2020年
*19 2019年・2020年連覇
*20 2020年・2021年
*21 2020年・2021年
*22 グランアレグリアの管理調教師はかのタイキシャトルを手掛けた藤沢和雄調教師で、当時外国産馬であったが故に三階級制覇が果たせなかったタイキシャトルにおけるIFを試していた節がある。事実、藤沢調教師もグランアレグリアについて「タイキシャトルを牝馬にしたような馬」と評していた。
*23 2021年の大阪杯(4着)と天皇賞(秋)(3着)。もっとも掲示板を外さなかった辺り素質はあったようだ。
*24 アメリカ競馬の年間表彰式
*25 2022年・2023年
*26 ちなみに配合的にもシュネルマイスターがガチガチの欧州血統なためクロスの心配もなく交配相手としては申し分ない。

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