チャッキー(モンスターファーム)

ページ名:チャッキー_モンスターファーム_

登録日:2014/08/24 (日) 16:29:03
更新日:2023/12/21 Thu 10:46:29NEW!
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モンスターファーム mf2 チャッキー ホラー オカルト アントニオ 長生き 自爆 ラッキー チャイルドプレイ 呪いの人形 殺人ドール おっさんボイス 寿命最長種族 ヘヘッワーイ! ムーカムカムカ! ラッキィではない カミソリ



モンスターファームシリーズ』に登場するモンスターの一種。
人形に魂の宿ったモンスターでニャーと同じタイプと言える。
移植版では大人の事情で「ラッキー」(WRACKY)と改名したが、名義以外は一緒なのでこの項目で扱う。


目次



【概要】

現時点では『モンスターファーム2』にのみ登場する、無機物路線系のモンスター。
初代ではカオス、しかし本作からはマスコット路線に走り始めたニャーの後を継ぐかのように参戦。
かわいらしい音を立てるニャーとは対照的に、彼は手に凶器を持った、気味の悪い笑い声とカタカタ音を響かせるホラー要素満載の呪いの人形である。
そもそもの設定が、「バトル中に事故死したモンスターの恨み辛みが人形に宿ったため残酷である」という設定なのだから、仕方ないのだが。


というか名前や見た目からして、間違いなく元ネタはホラー映画『チャイルド・プレイシリーズ』のチャッキー人形であろう。
あまりにも狙いすぎたパロディもしくはイロモノ系故なのか、残念ながら現状の登場は2のみに留まっている。
海外版やスマホ・Switch移植版では流石にまずかったのか「Wracky(ラッキー)」と改名されている。
日本語で書かれるとどうにも幸運の人形か何かにしか見えないが、海外版の綴りからするとWrack(破壊、荒廃)に由来すると思われる。
たまごポケモンに比べると圧倒的にHPが低く、見分けるのは容易である。
移植版でもファンやスタッフはきちんと「由来を忘れてない」らしく、チャイルド・プレイ関連からDB再生することで容易に見つけられる。



初期では再生不可能な隠し種族で、まずはブリーダーランクを7段まで上げ、さらに1005年以降であることが条件。
その状態で人気90以上のモンスターを育成しているとファンからチャッキー人形が送られてくる。
この人形を受け取った後に発生する、チャッキー人形が動いているイベントを経た上でモンスターが死亡すると、
翌週にチャッキー人形=純血のチャッキーがファームに姿を現し解放となる。
お亡くなりになられるモンスターは人気90以上でなくとも別のモンスターでも構わない。


この時コルトはこのチャッキーにアントニオという何とも素敵な名前を独断で付けてしまう。
つーかアントニオってコルトェ……



まず真っ先に述べておくべきは、やはりその寿命の長さであろう。
純血の寿命は設定値で500週=約10年と全登場モンスターの中でもぶっちぎりでトップである。*1
MF2は「寿命が400週以上あれば長生き、350週前後もあれば標準、300週以下だと短命」というゲームであるが、
この種は基本の寿命がやたら長いせいで、短命なはずのドラゴン派生やジョーカー派生まで400週は生きれるという事態になっている。
沢山ある寿命のお陰で、ピーク期間も長く取れるので一世代で能力を上げるのも、大会で技を使い込むのもやりたい放題。
次いで成長適性は小柄な人形らしく回避が伸びやすくかしこさも高水準。移動速度やG回復も早め。また、変動ゆかが得意。
技の内容もちから、かしこさ共に使いやすい技はあるため、どんな育て方や覚え方をしても戦えるようにはなる。


しかし、こういったメリットに匹敵するほどデメリットも多い。
まず、誕生経緯の関係からやはりヨイワル度が最悪なことで有名なジョーカー並に低いので「激ヨイ」になれる種族が限られる。
更には得意な回避、かしこさ以外の初期能力値があまりにも低く、全モンスターの中でもワーストクラス。
適性の得意・不得意も激しく、ちからと丈夫さのダメさに加え、特に命中に至っては最低級の数値に加えて適性も最低というのが難点。
極まってくると「適性AやBの数を気にするより、適性Eが少ないかどうかで育てやすさが決まる」とガチ勢から言われるような本作において、無視できないところである。
「20」という初期値に反し、ハム(こちらは「50」)みたいに低いライフと裏腹に適性自体はCと普通なのがせめてもの救い。


これらの補填の為に長い寿命の大半を割かれてしまうと意味が無くなってしまうし、
長寿晩成のせいで、負担をかけないで育てた場合エンジンがかかるのに純血種を例にとると150週(=約3歳半)くらいかかり、能力がロクに伸びない時期が続いてしまう。
それでいて初期能力が低いので、ならばと修行で技を覚えに行ったり、大会で技を使い込むのも、このままでは一苦労である。くじら12号とか、その手の特殊個体並みの手間がかかる。
このように、いくら寿命が最長とはいってもスタート時の条件が特異で厳しいので、他のモンスターと違ってまともに育成するにはあまりにも厳しすぎるものがある。


なのでチャッキー(ラッキー)育成に入門する場合は、円盤石再生かモンスター合体で派生種かレア種を手に入れて、そこからはじめるのが無難だろう。
その差は初期値によく表れ、合計にして優に100以上とダンチな差があるので、立ち上がりがマシになる。100倍ほどと書かれたこともあったが、それが事実かは本当の識者に任せよう。
可能であれば、熟練ブリーダーも行う合体による初期値の底上げに頼ってもよい。
移植版より前のMF2では後述するように技習得でバグがあるので、なおさらである。
この場合、合体を活用する場合は最初のうちにチャッキー以外×チャッキー絡みでモンスター合体をさせて、すり替え合体*2で派生種を生み出すのが良い。


このように上を目指すなら、トリッカーやメタルグレイなど最初から命中適性のいい奴でやったほうが能力の完成が早いし戦績も挙げやすい。
しかし、それでもアントニオもとい純血種でいい線いきたい人もいるだろうし、糸口はちゃんと用意されている。


純血種でいい線行きたい場合は最低でも、寿命と引き換えに、一週辺りでちから・命中を大幅に高められる購入が容易な「トロロン」、
できれば探索用モンスターを別に用意して「パラドクシン」を出来得る限り確保して、ピーク期間を損なわないラインまで惜しまず投与するしかない*3。週経過と合わせて75週、人によっては150週までが一応の目安。
幸い純血はピーク+準ピークを100週、そして黄金モモや白銀モモを使えばピーク期間125週+準ピーク50週という異次元の数値をたたき出す晩成型であることも手伝って、
パラドクシン7〜8本くらいと(移植版以外なら)プールバグ、合体での底上げ等を活用すれば、能力だけならフルまで持っていくことも難しくない。回避と丈夫さのマイナスの補填のめどは立てておこう。

トーレス山脈の冒険で、一番でかいホラアナにかしこさ700以上のモンスターを派遣すると手に入ることがある、まぼろしの薬。
同行してくれるロヴスト氏いわく実験中に何者かに盗まれた代物で、コードネームは「トロカチンXX」と言われていた、ブリーダーに人気の育成グッズの最新モデルだったようだ。
効果のほどは絶大で、

  • 投与してから4週間、トレーニングか修行で成功した時に、ちから+30、命中+30という絶大なボーナスを得ることができる
  • 使用した際にその時点で寿命を18週消費する
  • 4週間のあいだは回避・丈夫さの両方が0.9倍ずつ減少し、最終的に元の数値の約65%ほどにまで落ち込んでしまう

…という、非常に強力だが、何の考えもなしに使っても強くなれない上級者向けアイテムである。例えば合体で大きく底上げした個体なら、これよりほかに寿命を使いたい。
そしてチャッキーの場合は長寿に加えて、初期値も回避こそ160もあるが適性はBで取り返しやすく、丈夫さ30は下がったところでたいして痛いものではなく、
反面、ちからは10、命中は40で、どちらも適性Eという悲惨な数値であることから、意図したのかと思うくらい最高の相性を誇るのである。


※上を目指すのはこの際度外視して純血でひたすら長寿の記録を狙うという遊び方もあり。モンスターファームは自由にモンスターを育ててナンボなゲームであることは忘れないように。


あと、使用技もクセの強い物が多く使い込み技も(利用価値の面でも)それなりの数がある為、修得の見通しに頭を悩まされることになる。
長生きなのでガリモノリスに比べれば、超必殺技をからめても修得するのに、だいぶ余裕があるのが救い。
それと重要な情報として、ヘンガー・デュラハン・アローヘッドのようにオイリー・オイルでストレス軽減しない点には要注意。


伸びしろはすごいのだが、とにかく生半可な気持ちで手を出せるモンスターでないことは確か。
育てる際には十万G単位で備蓄を整えて、しっかり計画を立ててからの方がいい。


チャッキーSUBの種類は少ないが、SUBとしては適性の強化よりもそれ以外の強化が目立つものになっている。
具体的にはちから、命中、丈夫さの三点が弱体化し激ワルになる一方で、
ピーク期間の長い晩成タイプになり、回避とガッツ回復速度が増え、そして寿命にモックやプラントを超える最大級のボーナスがつく。
さらに変動ゆかが得意になる。チャッキー関係モンスターは全員回避適性がB以下なので、何というかありがたいボーナスになるだろう。


【主な技一覧】

呪いの人形のコンセプトに相応しい物もあれば、意外と単純な肉弾戦タイプも多かったりする。
乾いた音を立てながらアクロバティックな挙動を見せてくれるぞ。
ガッツ回復の速さにあずかった感じか消費の重い技が多いため、攻め疲れには注意したい。


  • 凶器アタック系(バランス技)

手に持っている凶器で軽く一突きする。
「凶器アタック→凶器コンボ」と発展する、チャッキーの基本的な技の一つ。
「凶器アタック」の時点では当てやすいが他のモンスターの小技に比べると威力は低く、ちょっと頼りない。
「凶器コンボ」は左へ右へ滅多切りにするというモーションで、元ネタにも通ずる感じのおぞましい技。
消費は倍になったが、バランス技としては威力も及第点、命中率も良しというレベルになる。
ちからに優れた派生種ならば、余裕があれば下位技の凶器アタックを使い込んで覚えておきたいところ。


  • 凶器投げ(バランス技)

凶器をブーメランのように投げつけて攻撃する。珍しい、かしこさ依存のバランス技。
チャッキー種の成長適正にマッチした性能であり、素の威力も凶器アタックより高く、扱いやすい小技といえる。


  • けり系旋風脚(命中重視技→超必殺技)

文字通りのキックをお見舞いする。
「けり→後ろ回しげり→旋風脚」と発展し、旋風脚は火山で修得する超必殺技である。
「けり」の時点で、命中重視技にしては消費ガッツが大きいのが気になるが、その分威力があり、チャッキー種のガッツ回復の速さで形にしているといった感じ。
性能自体はいいほうで将来性もあるが、超ソニックブームの覚え方を知っていたり、ちから型ではなく無難なかしこさ型だと日の目は見ないタイプの技である。
「後ろ回しげり」は文字通り、回転の勢いをつけたけりを放つ技。消費に比例して威力とガッツダウンが強化されている。
超必殺技「旋風脚」は、後ろ回しげり→飛び上がって上段への後ろ回しげりを放つコンボ技になっている。
順当に進化して威力と命中率を両立した大技なので、ちから型なら必修、フルモン育成なら覚えて損はない。


  • ソニックブーム系(命中重視技)

手にした武器を勢いよく振り下ろしてソニックブームを発生させる。
「ソニックブーム→超ソニックブーム」と発展する。
バランス技を超える命中率とガッツダウンを誇り、「超ソニックブーム」までいくと後ろ回しげりと同様にそこそこの威力をも両立。更に燃費の良さではこちらが上回っている。
大まかにいえば、多くのモンスターの上位命中重視技の中でも、ガッツに対するダメージ効率が高い。*4
普通にチャッキーを育成する場合も、伸ばしやすいかしこさ技であることがポイント。凶器投げ同様、通常・フルモン同士を問わずバトルでは主力になる器がある。


重大な注意点があり、使い込みが必要な下位技のソニックブームがバグの所為で修行で覚えられない。「覚えられない」のではないのが不幸中の幸い。
その為、修得の際にはすり替え合体もしくは継承が必須となる。技自体の性能はいいし、基本かしこさ主体なチャッキーとは相性抜群なので是非。


移植版では修行で通常通り修得出来るように修正されたため、レア種や直接再生した個体を育成するときも一安心になった。よかったよかった。


  • パンチ系ぐるパンコンボ(大ダメージ技→超必殺技)

思い切りストレートパンチをお見舞いする。軽量級のチャッキーの格闘で、普通は足よりも力の弱い腕にもかかわらず、大ダメージ技である。
「パンチ→ぐるぐるパンチ→ぐるパンコンボ」と発展する。終始、音は軽いが当たれば痛い。
「パンチ」の時点でけり系よりも消費は軽く威力はあるが、他の要素はイマイチ。かしこさ型なら他の小技に道を譲ることになる。
「ぐるぐるパンチ」は文字通り腕を回して力を溜めてからパンチを行う。やっぱり音は軽いが威力はあり、命中補正やガッツダウンも気持ち強化された。
超必殺技「ぐるパンコンボ」はぐるぐるパンチの後に飛び上がりつつ、凶器で切り上げるチャッキーらしいエグい技に昇華された。
一気にライフダメージとガッツダメージを高い数値で両立させた性能になったが、命中率が低いのでカウンター気味な使用向け。


  • 竜巻斬系(大ダメージ技・ヨイ技)

横方向へ高速スピンをかけ、その勢いで凶器で相手を切り刻む大ダメージ技。
「竜巻斬→超竜巻斬」と発展するが、超竜巻斬更に高いヨイワル度を要求するため、覚えられない種族がそこそこいる。
容赦なく相手をズタズタに切り刻むモーションは、「お前の様なヨイ技があるか」加減ではダックンのみだれうちといい勝負である。
威力は高いがガッツの消費は重く命中補正も高くない、いやむしろ低いので、外した時のフォローは考えた方がいいかもしれない性能。
それでも超必殺技よりは撃ちやすく、ちから型やフルモンであれば逆転用として扱えるはず。
色々な派生種で使いたい時は合体で優先的に継承しよう。


  • だましうち系(クリティカル技)

無防備に相手に接近しノーモーションからの一刺し、というホラーな元ネタに通じる技。
「だましうち→だましコンボ」と発展し、回し蹴りで追撃するようになる。*5
バランス技に毛の生えたような性能の下位技と、それを全体的に強化された上位技というセットなのだが、
「だましコンボ」は欲張りすぎたせいか消費ガッツが42に跳ね上がってしまうのが難点。
チャッキーのガッツ回復の速さがあるとはいえ、これくらい消費するのであれば、他の大技にリソースを割いた方が…。
命中補正は高めだが、別にすごく当てやすいとかそういう要素はない。


一説には消費ガッツの数値を「24」と打つはずが誤って「42」と逆に打ってしまった説がある。
しかし、技性能的に忘れ去られており指摘の声もなかったためか、プログラミング絡みか、あるいは両方か、移植版でも修正されなかった…。


  • 呪じゅつ(ガッツダウン技)

なぜじゅつがひらがななのかは不明だが、とにかく相手に呪いをかけてメンタルを痛めつけるガッツダウン技。
性能としては初歩的なガッツダウン技相当の癖のない使い勝手で、
命中率があるので相手の反撃封じという役目を果たしやすいのはうれしい。
しかし…通常プレイではまず見ることは無いと思うが、この技でトドメを刺した場合、弁慶よろしく相手が立ったまま息絶えるという珍妙な光景を見ることができる。
身も蓋もない言い方をすれば、これもバグの一つだが、プレイヤーたちからすれば
呪いの人形というチャッキーのコンセプトにあまりにもピッタリすぎて不気味さすら感じさせる、好意的な恐怖の演出となった。


そして移植版でもこのバグは不具合として修正されなかった為、最初から想定内、あるいは正式に意図した仕様になった模様。
余裕があるならみんなで思い出を共有したり、狙ってみよう。
(他にもラッキィのバグステータスも正式に仕様として採用されている)


  • ピエロ(ガッツダウン技)

何と自ら首を外してそれを支えに片手倒立をしながら呪いをかける、あるいは恐怖させて戦意を奪うというガッツダウン技。
見た目のインパクトもさることながら、呪じゅつと変わらない命中補正でガッツダウン性能がスエゾーの歌う(超必殺技)並みにやばいシロモノになったので、リードの奪い合いや牽制にも有効。
ただ、消費は重くなったので相手が逆転を仕損じたタイミングにお見舞いするのが基本になりそう。
ちから技主体のチャッキーでもこれは覚えておいて損は無いだろう。


  • ヘッドスパイク系(超必殺技)

しれっと取り外した自分の頭をスパイクの要領で飛ばし、敵にたたきつける超必殺技。
「ヘッドスパイク→爆裂スパイク」と発展し、上位技になると爆炎をまとって頭が飛んでいく。
無表情なフェイスがすっ飛んでくるという点を反映してか、ガッツダメージが高めなのが特徴。
ヘッドスパイクの時点で消費が重いのは難だが、かしこさ依存なので普通にチャッキー種を育ててる時は使いやすい。


  • (超必殺技)

大ジャンプした後相手めがけて炎を飛ばす…というより、モーション的には「命中後に燃え上がるソニックブーム」。
ヘッドスパイク系に比べて命中補正が犠牲になったが威力は高く、なにより使い込みなしで覚えられる超必殺技であるのがポイントか。
大ダメージ源の確保、ないし終盤戦の攻防にどうぞ。
移植版だとソニックブーム部分が炎で大きく隠れ、確かに「炎」という見た目になっている。


  • 乱舞系(超必殺技)

遠距離から一瞬で踏み込み、命中時には滅多打ち滅多斬りにしてしまうという、ホラー映画と格闘ゲーネタの融合を垣間見る超必殺技。
「乱舞→呪いの乱舞」と発展し、呪いの乱舞は呪じゅつなエフェクトをまとって繰り出す。
旋風脚を除くと一番当てやすい超必殺技だが、ダメージ・ガッツダウン・クリティカル率がどれも高いという性能がたたってしまい、
乱舞の時点で消費ガッツが50、呪いの乱舞になると消費ガッツが55と、トップクラスの数値になってしまっている。
表記にして「C」以上→「B」以上が並ぶ技性能だけあって、当たれば大きくリードが奪えるのは確かだが、オート操作の場合呪いの乱舞をセットしておかないと開幕で暴発し、隙を晒しかねないのが難点。
逆転は狙いたいが命中不安すぎる技を使うのはためらう、というプレイヤー向けだろうか。


  • サーカスファイア(超必殺技)

首を外してから口から炎を噴出する超必殺技で、ドラゴン派生のドラコ固有の技。
後述の自爆を除けば威力はチャッキーの技の中でも最高クラス。なので、ドラコを育てる際にはなにがなんでも絶対に修得しておきたい。
個性云々以外にも、ドラコが自爆を覚えられないのでその代わりの大ダメージ狙いとして覚えさせる意義が大きい。


  • 自爆(超必殺技・ワル技)

またまた文字通りにしてチャッキーの最終奥義な超必殺技。どの派生種も激ワルまでもっていけるので、覚えられないことはない。
相手に組み付いてから大爆発を起こしてバラバラに吹き飛ぶ見た目も豪快な技。
威力とガッツダウン性能はぶっちぎりでトップクラスだが、技名通りに反動ダメージも凄まじいので外すと大変なことになる。
確実に当てられる、むしろ当てなきゃ勝てそうにないという場面を見極めて使っていきたい。
ただし、ベビードール、ドラコ、バッキー、モッキーは修得不可というよくわからない特徴もある。ドラコはサーカスファイアがあるとはいえ、残りは一体…。


一方で、自爆を覚えたベビードールがモーニング娘。の「抱いてHOLD ON ME!」から再生可能。
この題名で抱きしめてから爆殺するモーションの技を覚える個体を指定するなんて、やるねぇ、スタッフ。


【主な派生種】

人形という背景なだけあって、元種族をデフォルメしたような見た目になる。純血の凶器(付属品)はカミソリ。
総合的にはワル寄りであり、自分とは違う路線のSUBを持つ種族が多い。


  • ベビードール

ピクシー派生。凶器は三叉(小さいのでフォークに見える)。
人形サイズになったピクシー。当然というべきか、マニアには大ウケの大人気商品なんだとか。一方でリアルな体型を望むユーザーの声も高かった。
あと何気に2では貧乳なピクシーはいない(しいて言えばジルがやや小ぶりなくらい)ので、
そっちが好みな人のニーズを満たしたかもと考えると…男のサガとはなんと哀しいことだろうか。
だが、いざ育ててみても声や仕草はチャッキーのそれのままなのでぶっちゃけそんなに可愛くない。 
純血に比べて初期値がだいぶ改善され、最低クラスだった命中面が少しマシになったが、代償にライフ適性が下がってしまったのが欠点。


  • ドラコ

ドラゴン派生。凶器は
二足歩行のこじんまりとしたドラゴン人形で、初期バージョンはプレミアが付くほどの大人気商品。
回避の適性は下がっているが、ドラゴンSUBが効いてその他の適性が全体的に高まっている。特にちからCまで上がったのが大きい。
上述したように固有技のサーカスファイアも覚え、寿命もチャッキー種族なので他のモンスターが羨むくらいには長いので、ドラゴンSUBとしてもオススメ度は高め。
早熟でピーク期間は他に譲るが、初期値もチャッキーとしてはペブリーに並んでトップクラスなので、序盤のスタートダッシュも有利というのも育てやすさに拍車をかける。


本来、ペブリーと同じ13になる筈のガッツ回復速度が12になっているというバグがある。


移植版では2020年のクリスマス、12月24~25日に特殊個体が配布された。初期ステータスが上から「20/201/224/20/201/224」となっており、通常は習得不可の自爆を習得している。
寿命や成長パターンは普通のドラコのままだが、代わりにライフ適性がA。


  • ポルックス

ヘンガー派生。凶器はレーザーブレードもどき。
ヘンガー人形に邪悪な魂が宿ったモンスターだが、元ネタのそれと違って変形は不可能。モンスターカードにもちゃんと書かれている。
基本ブリスター・パックから解放しないことの多いフィギュアの特性上、その変形できない事実を知らない人も多いと専らのうわさ。
純血種と比べると、まだ伸びにくいとはいえ、ちからと命中の適性がDまで高まっているのがありがたい。下がった能力もなし。
チャッキーMAINのためにトレーニングに使える期間が長いので、しゃてき得意とオイリー・オイルの軽減効果も大きなメリットにできるだろう。
素直なヘンガーの血が混じっているおかげでヨイワル度の初期値もプラスであり、チャッキー(ラッキー)種の中ではとても初心者向けの種族。邪悪な魂とは何だったのか…
あえて欠点を挙げるとすれば、ライフの初期値が40と純血種に並んで低い事。
合体で底上げ、割り切って走り込み漬け、円盤石の欠片でちからや丈夫さごと上げやすくするなど、フォロー手段を探すのは難しくない。*6適性もCなので集中して伸ばすのはラク。


移植版ではトイ・ドールズの「ワン・モア・メガバイト」から初期ステータスが「8/16/32/64/128/256」と、バイト数のように並んだ特殊個体が再生可能。
ピエロを初期習得しており、適性も向上しているため、初期ステータスの偏りさえ何とかすれば強く育つだろう。


  • ペブリー

ゴーレム派生。凶器は棍棒
ゴーレムを模した人形であり、この人形に限ったことではないが、パッケージケースから出されずに飾られることも多いとのこと。
なおこの人形はフィギュアは基本的にサイズが統一されている都合上、さすがにゴーレムの巨大さは再現できなかったが、
モンスターファーム2マニアによれば岩っぽい質感がリアルで結構好評だったそうだ。
ゴーレムの要素が程よく混ざり、最低のちからと丈夫さ適性が平均まで急上昇。頑張れば耐えるチャッキー種が目指せるようになった。
回避の適性やガッツ回復速度は下がったがそれでも平均に留まり、ヨイワル度もアップしている。
が、肝心要の命中適性がEと最低のままというのが少々痛いか。ここは素直にパラドクシン(底上げ具合によってはトロロン、修行、大会漬けのいずれかで)に頼ろう。
でないとスタートダッシュがダルい。幸い初期値はチャッキーとしてはトップクラスなので、少なくとも序盤でつまづくことはたぶんないはず。
メインとサブが逆転したゴーレム種のマリオマックスと、育成の感覚はほとんど一緒になるだろう。


共演はしていないが、3の登場人物であるゴーレム使い・ルスじいさんあたりにギフトとして送ってあげれば喜ばれそうである。


  • プチナイト

デュラハン派生。凶器は
名が体を現すの典型の一種で、名前の通りの小さな騎士。ヨロイのディテールが好評で、品切れ続出の人気商品だった。
ペブリーと同様に丈夫さ適性が平均までアップ。あちらと違ってちからC命中Eではなく、ちからD命中Dになっているのが主な相違点。
ちからや命中も多少マシになっているだけでなく、ドミノ倒しが得意かつ、オイリー・オイルによるストレス軽減に対応している。
トロロン・パラドクシンに依存する回数を少なくでき、重トレ多めで育成できる等、適性以外のセールスポイントで勝負できるチャッキー。
でもヨイワル度がマシになったとはいえ依然低いままで、ズルが目立つのが難点だろうか。


移植版ではSDガンダム外伝/ナイトガンダム物語のゲームミュージックから特別な個体が再生可能。
外見以外はもはや別物で、モデルになったキャラ…騎士ガンダムを意識したライフ(HP)500、合計値が783(なやみ)、善の化身だから激ヨイ、初期技は「炎」の剣など、表現度はかなり高い。
ただし、寿命が390とまさかの400切り。それでも長生きする方だが、普通のプチナイトより70週も減ってしまったので注意。
成長タイプが晩成になったことも相俟って、成長適性が似通ったのちのスズリン種を育ててる気分になれるらしい。


  • バッキー

バジャール派生。凶器は曲刀(タルワールともいう)。
他の種族に比べバジャール感はそれなり。嘗てはバジャール自体が新しい種族で認知度も低く、売れ残ることが多かったが、
モンスターバトル、それも二大陸対抗戦でバジャールが活躍すると売れるようになり、手に入れにくくなったという逸話がある。
しかし、バジャール種のライバル選手が一体もいないので、カードの内容を真にするにはプレイヤーの行動が試される。
残念ながら移植版でもこの点は同様だった。
マイルドで大人しいSUB補正により、案外優秀な適性に落ち着くことも多かったバジャール派生のモンスターだが、
ちからと命中重視のバジャールと、かしこさと回避重視・命中軽視のチャッキーとの噛み合わせはイマイチだったらしく、
純血種に比べかしこさ適性がダウンし、ちからと命中はマシになっても伸びにくいまま、丈夫さの最低適性は相変わらずと、目立って改善された感は薄い。
入門用としては、ベビードール、ポルックス、メタルグレイに一歩劣る感じである。


  • メタルグレイ

メタルナー派生。凶器はポルックスとはまた違う、レーザーブレードもどき。
子供に大人気で、よく砂場に頭だけ転がってるだの、発売元が発売を認めておらずルートが不明だの黒いうわさの絶えない人形。なにこれこわい。
素体性能はすばらしく、チャッキーとメタルナーの適性が上手い具合に噛み合った結果、物凄いマイルドな感じになった。
具体的に言うと最悪なちから以外の適性は全て平均的に伸ばすことが可能。普通だと器用貧乏もありうるが、メタルグレイは長寿のお陰で万能選手も視野に入る。
ピークや使い込み期間を潰さない程度に薬物アイテムを使うなどすれば、ちから型の道も通常育成で拓けるだろう。
チャッキー種の中ではベビードールと並んで、ガッツ回復や移動速度が最も早いのもセールスポイント。


  • トリッカー

ジョーカー派生。凶器は鎌。
呪いの人形チャッキーに恐怖の死神ジョーカーという正に最凶なコラボレーション。
だったのだが、元ネタと違ってコミカルでユーモラスな姿にしてしまったために、人気はいまいちらしい。ジョーカーマニアにはゾクっとする怖さが求められていたようだ。
顧客の需要、ターゲットの想定、題材との接し方、いずれも重要なのはゲーム内でも変わらないということか。
中身はかしこさ適性の高さはそのままに、最悪クラスの命中適性を平均値まで引きあげているので、強力といえる。ただし回避適性は一段階落ちた。
寿命がかなり減っているも、それでも400週とバクーやアローヘッド並みには生きるし、持続型の成長パターンも総合的な伸び率では悪くないなど、デメリットも抑え気味。
一番の問題はぶっちぎりでヨイワル度が全モンスター中最も低いということだろうか。


  • モッキー

モック派生。凶器はナタ?
アントニオゴンザレスが奇跡の合体を遂げた姿。
ピクシーやドラゴンといったメジャーどころを出し尽くしてしまったので、マニア向けに作った第3回発売組みの人形とのこと。
モッチースエゾーといったメジャー血統の開拓を差し置いてこんな考えに至ったせいか、
この人形の作者はちょっと変わり者とモンスターカードに書かれてしまう始末。本人の心境やいかに。
残念ながら、もともと長寿なかしこさ型のチャッキーに対し、モックの長所はさほどウリになっておらず、各要素は優れているとはいえない。
純血種に比べて勝っているのは初期値ぐらいで、適性は回避が下がっただけで育てにくい部類に入る。
ただし、本来Dに落ちる筈のライフ適性がバグでCに落ち着いているのは不幸中の幸い。移植版でもアッパー傾向のためか、D落ちは免れた。


長寿早熟型の中では寿命がとても長いので、使い込みや冒険用モンスターとしての適性は高めである。ただし初期値は低いため、シルバー杯用も兼任させるのはキツいかもしれない。
(障害物を一発で壊せるようにちからを伸ばそうとして、トロロンやパラドクシンを使うと、6歳3ヶ月以降の活躍期間が減ってしまうので…)


  • デンネン

レア種。凶器は赤い棒(多分太鼓のバチ)。これでどうやって斬ったり刺したりしてるのか…?
どう見てもその姿は明らかに…
此方もまんますぎて不味いと思われたのか、移植版では黄色と黒を基調にした虎柄に差し替えとなっている。
なお、差し替え前のカラーリングのよく似たあの人形と差し替え後の某虎の球団カラーは切っても切れない縁がある為、あまり誤魔化せてない。
道頓堀と某虎の球団となるとどこぞのフライドチキンチェーン創業者の呪いの件もちらつくので、むしろ差し替えによりモチーフが明確になったともいえる。
もういっそ大阪在住ブリーダーのみなさんに、トラガイとセットで勧めちゃってもいいんじゃないかな…。
なお、2020/10/23の更新まで対戦前のサムネは差し替え前のカラーだった。


再生可能CDはおおさか感あるものが多いが、実は中身の違いもすごく激しい。
ウルフルズの「大阪ストラットパート2」からは中身がペブリーの個体が、
天童よしみの「珍島物語」からはヘッドスパイク持ちで、中身がポルックスの個体が、
オーロラ輝子(河合美智子)の「まごころの橋・夫婦みち」からはだましうち持ちで中身がベビードールの個体が、
吉本興業の奇天烈なボクシングゲーム「ファンキーヘッドボクサーズ+」からはぐるぐるパンチ持ちで中身がトリッカーの個体が、
大阪をモチーフにしたシューティング「通天閣」からは中身がメタルグレイの個体が再生できる。多ッ!


移植版でも再生できるラインナップはあいかわらず大阪しており、北原謙二「大阪人形」や「やっぱり大阪が好きやねん」などに加え、
海外版での変更点が色々あったことからか、「モンスターランチャー」や「モンスターファーム オリジナルサウンドトラック」などからも再生が確認されている。
長寿個体は中身がメタルグレイベースで、ヘッドスパイクを初期修得しているのが目印。


2020年冬のモンスター甲子園では『もうええわ』がまさかのベスト8進出→ベスト4入りを達成。旋風脚もお披露目した。


後述するが、実は日本版限定モンスターであり、海外版ではDXで実装された。
割り当てられた英名は「Santy」。全く大阪関係ねぇ


  • Satan Clause(サタンクルーズ)

海外版のレア種。
実は海外版では上記のデンネンは登場しない*7
結果、サンタクロースをモチーフにした別モンスターに差し替えとなっているのだ。
サンタクロース・キラー』的にナイスチョイスだったが、追加はDX版になってから。
当初は「サタンクロース」ではないかと言われていたが、実際には「サタンクルーズ」であった。


【おまけ】

移植版では名義の変更があるのは【概要】で語った通りだが、それを受けてか再生可能DBにネタが込められている。
具体的には純血種は「大人の事情」「違う、そうじゃない」「昔の名前で出ています」から再生できてしまう。
アリなのかこれ…



追記・修正は人気が出てチャッキー人形を受け取った後でお願いします。


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  • プールバグの恩恵で力と命中さえどうにかできれば殿堂入り一直線な優秀なモンスター。 -- 名無しさん (2014-08-24 16:54:56)
  • ゴンザレスはモックか。時期に項目が経つんだろうか -- 名無しさん (2014-08-24 18:01:47)
  • チャッキーの呪殺はそこまで有名じゃないのかな? -- 名無しさん (2014-08-24 18:58:59)
  • ↑呪縛だったかでK.O.すると相手が倒れずに立ったまま動きが止まるアレか。恐らくバグだと思うけどイメージによく合ってるよな -- 名無しさん (2014-08-24 22:12:48)
  • バグか仕様か「自爆を覚えられない種」が設定されているという不思議人形。 -- 名無しさん (2014-08-27 02:55:41)
  • 「キ」は同作品の「チ」とは大違い・・・言いまつがいはしょうがないが、ドッ○ー○ョどころではない。 -- 名無しさん (2014-10-26 15:43:24)
  • 攻略本に載ってたチャッキーの小話と挿絵の泣いてる女性がすげぇ怖かった -- 名無しさん (2015-05-12 10:39:06)
  • パラドク使ったら強すぎてヤバイ。特に力技が結構良いから特に。ボチボチプレイヤーであるオレでもALL999できるしねw -- 名無しさん (2015-05-12 10:46:17)
  • 昔読んだアンソロで魔改造された話で笑ったwwwww -- 名無しさん (2017-02-02 21:22:27)
  • 移植版では著作権からかラッキーに変更された 海外版での名前なんだとか -- 名無しさん (2020-09-09 00:45:15)
  • いつかは項目名が「チャッキー/ラッキー(モンスターファーム)」に変更されたりするのだろうか -- 名無しさん (2020-09-13 08:34:21)
  • ちなみに移植版だと小林旭の「昔の名前で出ています」からもラッキーが再生できる模様。…おいw -- 名無しさん (2020-10-02 20:58:51)
  • すみません、書式の制限を失念しておりました…。この場を借りてお詫びします -- 名無しさん (2020-10-26 05:40:20)

#comment

*1 最短は特別な個体を除き250周=約5年。実に倍の差である。
*2 ベースにしたモンスターとMAINの異なるモンスターを生み出す合体のことを指す。使い込み関連の技を継ぐのには不向きだが、初手で4種類の技を継承して寿命を最大40週(移植版なら28週)節約するのに使えるのがミソ。
*3 特に純血は寿命が長く晩成なのでピークが訪れるまでも長く、結果として能力が伸びやすくなるスピードが緩やかなので、いっそのことそれまでの効率をこれらで上げよう…という発想。ちなみにパラドクシンのほうが寿命対効果が高い。
*4 ただ、資料が古めなために断言は避けることになる。強いのは事実だが。
*5 しかし、地味に使い込み指定し忘れが起きているらしくだましコンボは使い込みなしで覚えられる模様。
*6 ポルックスの場合、長期的な計画やフルモン化を目指すなら走り込みを得意とするより重り引きかプールを得意にして、伸びにくい箇所を伸ばしやすくした方が無駄が少ない。そうしてライフCの重トレの試行回数を重ねるうちに余裕でカンストに達する。
*7 他にもレアモンが差し替えとなっているケースがあり、ゴーレム、ハム、バジャール、アーケロ、バクーが該当する

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