ヴォルゲロム

ページ名:ヴォルゲロム

登録日:2014/02/03(月) 02:24:06
更新日:2023/12/14 Thu 10:39:08NEW!
所要時間:約 9 分で読めます



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星のカービィ トリプルデラックス ボス 溶岩 憎まれ役 ストレス要員 パラダイス 星のカービィキャラクター項目 エバーエクスプロージョン マグマモンスターズ チキン←カエルなのに 卑怯者? 格闘王の壁(タイム的な意味で) 嫌われゲロムの一生 せっかちはお断り 惨い最期 火山の主 テツカブラ ヴォルガノス←ではない 寝不足で大激怒 ヴォルゲロム クソガエル 炎の蛙





ヴォルゲロムとは、『星のカービィ トリプルデラックス』に登場するボスキャラクターの1体である。




概要

糞蛙とかチキンガエルやらが浮遊大陸フロラルドの5面「エバー エクスプロージョン」のボスを務める。
ヒゲが映えた赤いカエルのような姿をしており、頭に火のついた王冠を被っている。
見た目は前作『Wii』のボスキャラ、ファッティバッファーと少し似ている部分があるか。


各ボスがタランザのあやつりの魔法で差し向けられてきた中、彼だけは違う。
昼寝していた所をタランザに石をぶつけられ起床、目を覚ました時にはカービィしか居なかった為
カービィが安眠妨害したと思い込んで激怒し、そのまま敵意を向けて襲い掛かる。
そう、ヴォルゲロムだけは自分の意思でカービィに戦いを挑んできたのである。
…こっちからすればとんだ濡れ衣だが。


どう見ても明らかに悪いのはタランザだが、通行人の事も考えず道の上で寝ていたヴォルゲロムも悪いという見方もできなくはない。


戦闘ではカエルらしく縦横無尽に跳ね回り、あらゆる場所から攻撃を仕掛けてくる。
初見だと行動が非常に読みづらい上に、後半ではウィスピーフラワーズ同様画面奥からの攻撃が中心となり
反撃の機会がかなり少なくなる。(前半戦でも少ないのだが)


強化版「ヴォルゲロムDX」は残り火が発生する火山弾を撒いて行動規制まで行ってくる上、
一撃一撃が非常に重い(最大HP5~4分の1程度)。
そのため本作の中でも屈指の強敵と言われており、TDXは愚か歴代シリーズのエリアボスの中でも
1~2位を争う強さと言う人もいるほど。


しかしメタナイト系列とは異なり行動は完全パターン(高速飛び跳ねもよく見たら毎回同じ軌道)であるため
何度も戦って感覚を掴めばある程度安定させる事も出来るようになる。



見事撃破すれば溶岩に落下して沈んでいき、レベル5は晴れてクリアとなる。
最終エリアである6面「ロイヤルロード」への道が開け、物語はいよいよ大詰めを迎える事になる…





追記・修正は糞蛙にイラついてぶっ潰したことのある人がお願いします。ん?まだしたがあるような・・・



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…と、ここまでの概要を読めば至って普通のボスキャラに思えるだろう。









しかしその実態は、星のカービィシリーズの数あるボス達の中でも多くのプレイヤー達に嫌われているチキンガエル野郎、糞蛙野郎(上でも少し言ってた)である。









何故嫌われるのか?
それはこいつの「縦横無尽に跳ね回る」行動パターンに原因がある。




先程のように奥行きを活かした、と言えば聞こえは良いが、
実際はカービィと同じ地上にとどまっている時間が短く
逆にこちらの攻撃が届かない画面奥から一方的に攻撃してくる時間が長い。
そのくせ攻撃の密度が激しいという訳でもなく、
じゃあ楽かと言われたら地味にいやらしい要素も兼ね備えている。



つまり面倒臭い。



おまけに体力も心なしか多いのも拍車をかけている。





当然これはヴォルゲロムに限った事ではなく、本作の全ボスが
「こちらの攻撃が当たらない」時間の発生する行動を有している。(ウィスピーフラワーズなど)
だが、それらと比べてもこちらの攻撃チャンスが少ないのが実情。
後半戦の最初で奥に行く時なんて、30秒も時間を取られてしまう。イライラして仕方がない。退屈。
後述のDX版が特に顕著であり、ストーリーモード以上に画面奥からの攻撃頻度が多く、
足場にとどまっている時間が更に短い。




コピー能力があればいざ知らず、一番割りを食うのがすっぴん状態。
ヴォルゲロムがこっちに来る前に吸い込み損ねたことで吐き出すものが無く
無理に吸い込もうとして攻撃を喰らって動けなくなり、むざむざと離脱を許してしまう・・・
なんてケースがよくある。




普通に戦う分にはそこまで問題ないだろう、何を大袈裟な・・・と思う人もいるかもしれない。


しかし、本作にはコイツの個性が悪い形で輝いてしまう場面があった。






格闘王への道である。






ご存知のように、格闘王への道は本作に登場するボス達と戦い抜き、その合計タイムを競うモードである。
最速タイムを狙うためには、いかにボスの隙を突き、攻撃の手数を増やしていくかが重要であり、
その道を極めるプレイヤー達は日々切磋琢磨して、己(今回はすれちがいプレイヤーも)との戦いに明け暮れている。
もう一つのモードである「真・格闘王への道」でも例外ではない。



・・・そう、ヴォルゲロムが嫌われる最大の原因とは、
タイムアタックとの相性が悪いストレスになる行動ばかりすることが理由だったのである。
ロス一つでタイムに大幅な影響を与えてしまう要素が強いために、タイムアタックをかなり阻害しやすい。
DX版に至っては序盤で画面奥からの攻撃を多く行ってくるのも痛い。



かくして、ヴォルゲロムは全国のプレイヤー達から
一身に憎しみを浴びるハメとなったのであった。
その結果、一部からは「クソガエル」「チキンガエル」なんて不名誉なあだ名で呼ばれるわ、
トリプルデラックス最大の不満点」とまで言わしめられるわで、
とにかく散々な評価を受けている。
それほどまでに酷い時は酷い。
次点で嫌われているボスは黒い、素早い、しぶといの3拍子そろった仮面のアイツ





だが何だかんだいっても、行動パターンが完全に決まっているので覚えてしまえばこっちのもの。
攻撃チャンスの少なさが逆に燃えるプレイヤーはいるようで、
ヴォルゲロムを制したものが最速タイムを制する」と言い換えられるのもまた事実。
どういう印象を持つかは結局人次第、という事であろう。嫌な攻撃しかしてこないがな。






攻撃パターン

散々強調したように画面奥からの攻撃が多い。
その代わり、ほぼ全ての攻撃で吸い込める星を出すようになっている。



  • フレイムリング

画面端まで後退を行い、炎をまといながら中央にステップ移動。
その場回転で地面に炎の輪を発生させ、もう一回転で広がっていく。
輪に当たると連続ダメージを喰らうので注意。



  • 舌で捕食

溶岩に飛び込み、数回顔を出しながら接近。
一番近くでカービィを捉えながら舌を伸ばし、飲み込もうとする。
喰らってしまうとレバガチャ脱出を強いられる。
範囲は広くないが伸ばすスピードが速く、意外と狙いが正確。
舌はダメージを与えることも可能で、出ている時間が少ない分いつもより受けるダメージが大きめな模様。



  • 溶岩爆弾

画面奥で頭の王冠から、時限式の溶岩の爆弾をカービィめがけて発射。
地面で爆発するとしばらく炎上してしまうが、バウンドしている間に壊せば大丈夫。
吸い込めるものの、サイズが大きいので時間を要する。
後半は2個撃ってくることも。



  • バウンドプレス

溶岩に飛び込み、画面が揺れたらこの攻撃。
縦横無尽に画面を跳ね回りながら、3回体当たりを仕掛けてくる。
動きが読みにくいように見えるが、実際は着地ポイントが決まっている。
星が多く、すっぴんでもチャンスにしやすい。
後半は足場が増えて軌道も複雑化し、プレス回数も増える。



一定ダメージを与えると怒り出し、ここから後半戦に移行。
画面奥に4つの浮遊石と火山が出現し、攻撃パターンが増える。



  • マグマモンスターズ

後半戦に移行した直後の行動。
火山の上で咆哮し、顔のついた縦長の火柱「マグマモンスター」達を召喚、高速で突進させる。
これを3セット繰り返してくる。
マグマモンスター達の出現パターンは3つあり、
1つ目は中央が、2つ目は左右端が、3つ目は画面上が安全地帯。
3つ目は初見だと回避不可能の攻撃にしか見えず、避け方が分からないまま喰らってしまったプレイヤーも多い。
しかし、よく見ると3つ目だけマグマモンスター達の背が低く、避けられるスペースが出来ている。
2回目以降は2セットに減る。



  • 火炎放射

足場の上で火を吐く。
吐き方が2パターンあり、1つは横方向に真っ直ぐ、
もう1つは横にゆっくり回転し、一時停止から急に一回転を行う。
後者は画面が焼け焦げて軽い視界妨害を受けるが、レベル2のボスと比べたら遥かにマシ。




  • 火山岩攻撃

戦闘が長引いた辺りで繰り出す大技。
背景の火山に飛び込み、火山岩と一緒に噴火。
はじめに火山岩が4つ落ちてきた後、遅れてヴォルゲロムも落下する。
これを3セット繰り返す。
ヴォルゲロムが留まっている時間は長くない。すっぴんの場合は星を吸って即吐き。




  • フォウンテン オブ ファイア

頭の王冠から溶岩の噴水を繰り出し、横移動を行う。
噴水は外側とヴォルゲロムの至近距離が安全地帯だが、思ったより当たり判定が大きく
端でジャンプしただけではかわせない。





レベル6でも再戦するが、行動パターンが異なる点に注意。ここでも出てくんのかよ


またロボボプラネットのカービィハンターズのクエスト4でも登場。クエスト解説文は
『マグマにかえるそのまえにおしりを叩いてやる!(要約)』
ダジャレが混じってる…


ウィスピーウッズが劇的進化を遂げているのに対し、こちらは何も変わらない。唯一変わった点を挙げるとすれば、BGMが奥へ手前へボスバトルからWiiのボスバトルに変更されてるくらい。



ところでコイツ、死に様がただのボスとは思えないほどエグい。
撃破すると先述の通り溶岩に落下した後、顔を出してもがいているのだが
その直前に吹き飛んだ4つの浮遊石がヴォルゲロムの頭上に次々落下、沈没させ
最後に墓標のごとく積み重なった浮遊石だけが残り完全に倒される


・・・ペインシアといい、本作のボスの最期は容赦ないものが多いような気がするのは偶然か。
ヴォルゲロムに関しては大半はざまあと思う事だろうが



ちなみにこのシーン、格闘王とハンターズでも唯一カットされない。




スペシャルページ1


ようがんさえも おフロがわり!

とんではねて マグマにダイブ。

火山かつどう ひきおこし、

たてによこに、てまえにおくに、

じゅうおうむじんに とびかうまもの!



ヴォルゲロムの生態が記述された貴重(なのか??)な解説文。
溶岩すらも風呂代わりにしてしまうとは何と恐ろしいカエルか。
どっかの油風呂のむさ苦しい連中とはいい勝負が出来そうである。ここのページもまだおわんないのかとイライラするかもしれない



追記、修正はヴォルゲロムをもう出して欲しくない人がお願いします。すんませんまだあります。








ヴォルゲロムDX

隠しモード「デデデでゴー!」「真・格闘王への道」に登場する強化版。
赤い部分が緑色になっている。
本モードではデデデがコケた拍子にすっ飛んだハンマーが、ヴォルゲロムDXに当たり叩き起こされ激怒し、デデデに襲い掛かったという内容になっている。


明らかにデデデが悪いが、通行人の事も考えず道の上で寝ていたヴォルゲロムDXも悪(ry


やはりというか、画面奥からの攻撃が多い。
ストーリーモード以上に攻撃チャンスが少ないので、どれだけモノに出来るかが明暗を分ける。



強化・変化した攻撃パターン

  • バウンドプレス

体が燃えており、着地ポイントもしばらく炎上するオマケつき。
こちらの立ち回りを阻害してくる厄介な攻撃である。



  • 溶岩爆弾

小型化しており、バウンドが小さくすぐに着地する。しかも2連発。
後半は数が4つに増えて大変。
小さくなったのに吸い込みづらいのは変わらない。理不尽だ。



  • 舌で捕食

1回空振りしても、位置を変えてもう一回行う。



  • フレイムリング

一度に作り出す炎の輪が2つに増えた。
当然出だしに巻き込まれるとヒット回数も多い。
ジャンプだけでは避けきれず、空中その場回避を交えてなんとか当たらずに済む程度。



  • マグマモンスターズ

マグマモンスターが突進の途中で引っ込み、直前になって飛び出すひっかけ行動を行う。
3セット目は中央が空いているパターンだが、左右に動きながら接近するためこちらも合わせて移動しなければならない。



  • 火炎放射

回転するパターンが変更され、溶岩の中から吐いてくるようになった。
チキンめ・・・
やっぱり画面が焦げる。
タイムアタックではこの攻撃を許すと約20秒もロスしてしまうため、阻止できるコピーはこれを使われる前に倒すのが基本。


  • 火山岩攻撃

バウンドプレス同様に着地ポイントが炎上するだけでなく、
同時にマグマモンスターが2体出現して襲い掛かってくる。
3セット目に至っては左右にマグマモンスターが4体出現し、ヴォルゲロムのいた所か頭上に逃げないと巻き込まれる。



  • フォウンテン オブ ファイア

マグマの噴水が太くなっている。
回転速度も速いため、途中から内側に入ってやり過ごすにはリスクが高い。




同じくレベル6で再戦するが、デデゴーの場合だと直前のワープホールでスキップされがち。
むしろ賢明な判断である。



スペシャルページ2


ようがんのんで のどをうるおし、

がん石食べて はらみたす。

われわれに とって かこくな土地も、

ヴォルゲロムに とっては

まさに パラダイスなのでした。



ヴォルゲロムの生態その2。
岩石が主食、溶岩は飲み物、火山地帯もパラダイス・・・つくづく恐ろしいカエルである。
のちの作品でまた出てくるがそれは別の機会で。






追記・修正は寛容な心をもってお願いします。


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コメント欄が長くなってきたのでリセットしました。

  • スーパーカービィハンターズでまたまた登場したけど今回はトリデラの強化版もEX名義で登場。 -- 名無しさん (2019-09-13 15:56:44)
  • ↑勇者ミッション40秒以内にクリアがどうしても達成できないwwww -- 名無しさん (2019-10-03 20:23:54)
  • カビハンといいスーパーカビハンにEXといい絶対狙っているだろw -- 名無しさん (2020-03-22 17:42:31)
  • 蛙の肉って鶏肉に似てるらしいから、蛙でチキン…? -- 名無しさん (2021-09-18 22:10:48)
  • 毒まみれの亜種っぽいのが最新作で登場したみたい。 -- 名無しさん (2022-03-25 16:13:53)
  • 暑い所がホームグラウンドでぴょんぴょん飛び回るヴォルゲロム、乾燥に滅茶苦茶弱くて一歩も動かないポイズンゲロム。名前は親戚っぽいのに正反対だ。 -- 名無しさん (2022-04-14 21:29:51)
  • ↑ポイズンゲロム派だ!理由は...ベノッグの進化してるみたいな感じだからな... -- 名無しさん (2023-03-17 21:15:32)

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