登録日:2011/11/16 Wed 14:14:14
更新日:2023/12/08 Fri 11:57:51NEW!
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ウルトラマンダイナ ウルトラマン 円谷プロ tpc 国際機関 スーパーguts 登場人物 一覧項目
本項目では、『ウルトラマンティガ』及び『ウルトラマンダイナ』に登場する
国際機関『地球平和連合TPC』の中心人物で主に『ダイナ』に登場した人物に関して解説する。
創設期からの人物はこちらへ。
ミヤタ、ゴンドウ、シイナの3人については肩書きを“参謀”としたものの、実際は“参謀長”であるようだ。
●目次
主要メンバー
フカミ・コウキ 総監
演:天田俊明
病気療養中のサワイ前総監に代わるTPC二代目総監。
ユニークで温厚で落ち着きのある人物だが、弱冠決断力に欠ける。しかし地球の危機に際しては非情な判断を下すことも。
最終回ではスーパーGUTSの勝利に自信が持てないようだったが、サワイ前総監から部下を信じるよう諭される。
何故か習字でゴミの塊の怪獣(ユメノカタマリ)の名前を決めたことがある。
ミヤタ・セイジ 参謀
演:円谷浩
ハト派。冷静で温厚な性格だが、事態を楽観視せず最悪の事態も想定して行動する。
しかし、アスカのように熱くなることもあった。
担当部署は不明だが、TPCの事実上のNo.2としてフカミ総監の傍らに控えていることが多い。
かつてはネオマキシマ航法のテストパイロットで、
遭難して宇宙超獣トロンガーに襲われたところをギガール星人の女性チュラサに救われて恋に落ちたたことがある。
そのこともあって単身トロンガーに挑んだことも。
ゴンドウ・キハチ 参謀
演:亀山忍
警務局を束ねるタカ派の参謀。
強力な兵器による地球防衛を主張するなど強硬的な発言が目立つが、言うこと自体は正論だったり作戦に文句を付けるだけでなく自ら対策を提案することも多い。
全て地球の平和とウルトラマンの力なしでは満足に自衛もできない人類の未来を想っているが故であり、決して悪人ではない。
詳細は該当項目にて。
シイナ・サエコ 参謀
演:前沢保美
情報局を統括する女性参謀。イルマ参謀の直属の上司でもある。
ミヤタ参謀、ゴンドウ参謀に比べて登場は少ないが、決断力に優れる。
ウルトラマンに関する重要な情報を握っているようだが、その全てをイルマと共に秘匿している。
はきはき物を言うゴンドウ参謀と違って上記のように隠し事があるようにしか見えないため、初見では一番怪しく見える人。
旧GUTSのメンバー
- イルマ・メグミ 参謀
演:高樹澪
元GUTS隊長。現在は情報局の参謀を勤めている。
シイナ参謀と共にウルトラマンに纏わる情報を秘匿している。
劇場版では自ら出撃したが、TV本編ではもっぱら裏方として行動した。
- ムナカタ・セイイチ
演:大滝明利
現在は西アジア支部の教官として後進の育成にあたっている。
ネオジオモス事件の際に参謀本部の要請で現場に復帰、シンジョウ&ホリイと共にスーパーGUTSやダイナと共闘した。
- マドカ・ダイゴ
演:長野博
闇の巨人との戦いを終えた後は火星移住計画チーム「トライアルNF」に参加、火星に移住する。
火星ではバイオパークに所属し、火星に植物を根付かせるべく植物栽培の研究を行っている。
- マドカ・レナ
演:吉本多美香
ダイゴと共に火星に移住後、娘ヒカリと更に後年に息子ツバサを出産した。
本編を見るに主婦をしているようだが、アスカの夢の中ではウイングキティ小隊の隊長として登場した。
- シンジョウ・テツオ
演:影丸茂樹
アストロノーツに復帰。
ロムルスⅢ世号の船長として宇宙を飛び回っていたが、スフィアの陰謀に利用されて船を失ってしまう。
かつての経験からスフィアの行いを許せなかったシンジョウはスーパーGUTSやホリイと共にジオモスの脅威に立ち向かった。
- ホリイ・マサミ
演:増田由紀夫
妻ミチルとの間に長男ツグムと長女ミライを授かる。
GUTS解散後は民間の研究機関PWIに出向*1してコスモネット計画の実現に向けて研究開発を進めていた。
ジオモス事件にはシンジョウと家族が巻き込まれたこともあってスーパーGUTSに協力、GUTS解散時に引き取ったガッツウイング1号でシンジョウと共にネオジオモスとの決戦にも参加した。
- ヤズミ・ジュンイチ
演:古屋暢一
ネオフロンティアの最前線であるガニメデ基地のチーフオペレーターに就任。
グランスフィアとの戦いではネオマキシマ砲の接続作業を指揮した。
なお、マユミとは結局友達で終わったらしい。
科学者
- オオトモ博士
演:宮沢彰
生物工学研究所の科学者。
メラニー遊星から持ち帰ったハネジローの調査を任されていたが、実は遺伝子操作によって産み出したクローン怪獣の家畜化を提唱していた人物で、研究を中断させられたことを逆恨みしていた。
以降は復讐心を糧に、研究の過程で見つけたザリーナ地帯*2の無人島に密かに構えた研究所でクローン怪獣の研究・育成を行っていた。
やがてハネジローの知的遺伝子を目当てに彼?を拐って最強のクローン怪獣ネオザルスを完成させて生物工学研究所への復讐を目論んだが、スーパーGUTSの活躍で研究所を暴かれてしまい、最期は自らの造り出したネオザルスに踏み潰されるという因果応報の末路を迎えた。
思想自体はあながち間違いではなかったものの、研究のためにハネジローを犠牲にしようとしたり、ネオザルスが完成した暁には生物工学研究所の襲撃を目論むなど、道徳心や倫理観に欠けた見事なまでのマッドサイエンティストであった。
- ヤマザキ・ヒロユキ
演: 渡祐志
オオトモ博士の助手。
博士の死後は世間を逆恨みしてバイオテロを企むテロリストになり、地球上にエボリュウ細胞をバラ撒いて人類の強制進化を企んだ。
最期は致命傷を負って自らに改良エボリュウ細胞を打ち怪獣ゾンボーグに変貌、怪獣としてダイナに倒された。
クローン怪獣を造って暴れさせるわ、自らゴンドウ参謀に化けてエボリュウ細胞を盗みだすわ、アステロイドベルト(火星〜木星間!)の廃棄基地を改造してアジトにするわ、バイオドロイドを量産しているわ、憎しみが転じた結果、単独犯とは思えない程の行動力を持っている。
これを平和に活かせていれば……
- コマツチーフ
演:うえだ峻
束良湖の調査を行った生物工学班のチーフ。嫌味で気が小さいが案外部下思い。
マリキュラの襲撃で部下を全滅させられるが偶然難を逃れ、最後の力を振り絞った部下のトミタから資料を託された。
嫌味な人物だったが、マリキュラの弱点を見つけたりと実力は本物。
- トミタ
演:相澤一成
コマツの部下。
コマツがベースキャンプから離れた間にマリキュラの襲撃を受けて研究員は全滅させられてしまったが、トミタは最期の力で研究データをコマツに託して死亡した。
ちなみに演じた相澤氏は『超光戦士シャンゼリオン』で速水克彦/ザ・ブレイダー役を演じている。
- エジリ主任
演:友金敏雄
海洋開発局に所属する海洋地質学者。
南極海底の急激な温度上昇の調査の為にスーパーGUTSに同行する。
身勝手で傲慢だが非常には小心者っぷりをさらけ出す駄目なオッサンだったが、マイをはじめとする隊員達の奮闘を見て反省した。
先祖は世界を闇に閉ざそうと企む呪術師……だったかどうかは定かではない。
- マーク浅川 博士
演:マイケル富岡
金星の大気改造用に開発された人工バクテリア「アイスビーナス」の主任研究員。
突如消息を絶ったアイスビーナス培養器捜索のためにスーパーGUTSに同行して金星に赴いた。
地獄のような金星の環境を地球のような豊かな星にすることが長年の夢だったが、スフィアの陰謀によって怪獣グライキスと化したアイスビーナスを目の当たりにして絶望してしまう。
しかしアスカの諦めない心と「金星に降る雪」を見て再び夢を追うことを誓った。
- キサラギ・ルイ 博士
演:杉本彩
木星衛星ガニメデ基地科学局所属の科学者。
初出は劇場版で、ネオマキシマ砲と戦艦プロメテウスを開発したが、この時はモネラ星人に操られて地球を危機に陥れてしまう。
その後最終章で再登場、グランスフィアの脅威を前にネオマキシマ砲の封印を解いてクラーコフへの接続作業を行った。
その他の職員
- アスカ・カズマ 隊員
演:隆大介
アスカの父。かつてはテストパイロットだったが、
アスカが幼い時にゼロドライブ計画の試験機・プラズマ百式のテスト飛行中に光の中へと消えていった。
その為、本編では主にアスカの幻想や思い出に登場する。
ウルトラマンダイナと何らかの関わりがあるような描写が多々見られたが、本編中では真相が明かされることはなかった。
その後20年以上経って刊行された小説にて関係が明らかになる。
- ミシナ・マサミ 教官
演:エド山口
TPCの隊員養成所ZEROの教官。アスカやフドウ兄弟の恩師である。
カズマとは同期であり、彼が光の中へ消えていくのを目撃した人物である。
第2話では訓練生達と共に命令違反を承知でグラレーンに孤軍奮闘するガッツイーグルγ号の援護に駆け付けた。
- フドウ・タケル
演:菊池隆則
アスカと同期にしてライバルの訓練生。
アスカと成績首位を争っていて、格闘ではアスカを圧倒するが、ズル賢さでは負けている。ただし彼も中々セコい。
第2話で訓練生達と共に出撃したのを最後に本編には登場していないが、
後に試作機(αスペリオル)のテストパイロットになったがテスト中の事故で殉職していたことが語られた。
- フドウ・ケンジ 隊員
演:吉田友紀
フドウ・タケルの弟。ブラックバスターに所属する。
兄のライバルだったアスカに兄の死を伝え、彼の甘さに反感を抱くが
そのアスカと共にバイオテロを企む元TPCの科学者・ヤマザキを追うこととなる。
ヤマザキとの銃撃戦で負傷するがアスカと共に光となった。
地球に帰還した後は光に包まれた後の記憶が無いと語り、兄の夢だったスーパーGUTSを目指す為に隊員養成所ZEROに戻った。
- シンジョウ・マユミ
演:石橋けい
TPC医務局の女医。
前作での出来事から立ち直ってはいるが、どこか冷めた性格となってしまった。
そんな折、ある事件に巻き込まれたことでようやく過去との決着を付けた。
その後も度々登場、医師としてスーパーGUTSをサポートした。
- ダイモン・リュウゾウ 班長
演:橋本功
月面基地ガロワの技術班長。「鬼のダイモン」の異名を取る。
ゼロドライブ計画に参加しており、プラズマ百式の開発に携わった。実験再開後にテストパイロットに選ばれたアスカには厳しく当たる。
実はかつてカズマが消えたように息子のシンまで消えてしまうことを恐れていた。
しかし、逆に前に進もうとするアスカに説き伏せられ、実験の成功を見守った。
- トクガワ・ヘイスケ 副長
演:野上正義
月面基地ガロワの技術副班長。ダイモン同様前回からゼロドライブ計画に参加していて、主に整備を担当する。
温厚な性格で、ダイモンに反発するアスカにダイモンの心境を語った。
- ムカイ班長
演:きくち英一
スーパーGUTSの整備班長。ヒビキ隊長とは旧知の仲。
ヒビキ隊長の要請に応えて30分掛かる作業を10分で完璧に仕上げてみせるなど、抜群の統率力で整備班をまとめている縁の下の力持ち。
ゴルザⅡに追い詰められたヒビキ隊長とアスカ達の救援に向かって撃墜されてしまうが、どうにか生還した。
- フジクラ隊員
演:和田圭市
コウダ隊員の旧友で、海底研究基地トライトンJ2の設計責任者。
訓練生時代には潜水艦乗りを目指していたが、ラグビーの試合で負った怪我で断念せざるを得なくなってしまったが、それでももうひとつの夢であった海洋基地建設の夢を叶えるために努力し続けて現在に至る。
しかしコウダにトライトンを案内した直後に深海竜ディプラスの襲撃で多くの職員と共に命を落とした。
コウダが帰還したすぐ後の出来事であった。
竜の怪獣に殺されてしまったのは何の因果か……
- ハラシマ主任
演:志村知幸
南極海底基地アイスキャッスルの主任。
宇宙生命体スヒュームの襲撃を受けてアイスキャッスルを破壊されるが、部下達によって逃がされてただ一人の生存者となった。
一時は生死の境を彷徨う程の重症を負ったが、何とか生還した。
- ハヤテ・シン
演:京本政樹
月面基地ガロワの元隊長。現在は宇宙人捜査チーム・コスモアドベンチャー部隊の隊長に就任している。
惑星破壊爆弾「ンダモシテX」の実験を繰り返す凶悪な宇宙人チャダビン星人を追っていた。
太陽系に侵入した3人の内2人を始末したが、最後の一人が上層部に騙されていただけの善良な人物であったことと、ンダモシテXを怪獣モゲドンが飲み込んでしまっていたため、協力してンダモシテXの処理を行った。
- サエキ・レイカ 隊長
演:水島かおり
ブラックバスターの隊長。ゴンドウ参謀の命を受けて秘密裏にF計画を進めるが、ゼルガノイドによって部下を全滅させられ自身も撃ち落とされるが、生還。
火星に残されたリョウをダイゴに保護されたアスカの元に送り届け、ガッツシャドーを託した後の行動は不明。
実は彼女は『ウルトラマンティガ THE FINAL ODYSSEY』に登場したサエキの妹で、
F計画に賛同したのも「かつて大切な人を怪獣に殺されて、本当に人がウルトラマンの力を自由に使えるのならそれも良い」と思ったからである。
この他にも数々の登場人物が存在する。
追記・修正をお願いします。
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- ゴンドウ参謀はたまに嫌味なことも言うし、やらかしもしたが、他の作品にたびたび出てくる無責任なタカ派とは異なり、私利私欲抜きで自分の命も顧みず真摯に地球の未来を思っており、遺したネオマキシマ砲が結果的に地球を救ったのは好感が持てる。凶行的な手段に走ったのは過去の事件を踏まえた上ということもあるし。『ウルトラマン列伝』での紹介では、別次元のウルトラマンゼロからも、道を誤りもしたことには苦言を言いながらもその志と勇気ある行動には理解を示し、彼もまた光の戦士として認めている -- 名無しさん (2017-10-01 10:52:33)
- 最近、早川書房から出たウルトラマンダイナノベライズ版でサエキレイカにスポットライトが当たり、掘り下げや最終回後のフォローがされてたな。個人的にはゴンドウ共々未だに嫌いだけど、これで彼女も救われたんだと思う -- 名無しさん (2020-02-26 02:50:42)
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*2 磁気異常によってマシントラブルが多発していた危険海域
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