ガッツイーグル

ページ名:ガッツイーグル

登録日:2011/07/14(木) 12:36:56
更新日:2023/08/08 Tue 13:55:20NEW!
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ガッツイーグルとは、円谷プロ製作の特撮TVドラマ『ウルトラマンダイナ』に登場するライドメカである。


デザインモチーフはウルトラ警備隊ウルトラホーク1号
そして各機体はα号・β号・γ号がそれぞれアルファベットのABC、αスペリオルがジェットビートルとなっている。




性能諸元

全長:24m
全幅:24m
最高速度:マッハ6(大気圏内)
     マッハ50(宇宙空間)
乗員:8名(α号2名、β号4名、γ号2名)





概要

スーパーGUTSの誇る多目的主力大型戦闘機。
α号、β号、γ号の3機の小型戦闘機で構成される。



汎用性と信頼性の高さから偵察・哨戒・輸送・攻撃などあらゆる局面で使用される。
また分散型コンピューターの搭載で高い情報処理能力を持ち、大規模な作戦の際は本機が前線指揮機として機能する。



次世代GUTSの主力機として2013年から開発を開始、2015年に完成、配備された。


TPC総合本部基地『グランドーム』に複数機常備されていて、他にもクリオモス島など他の基地施設にも配備されている。



ネオフロンティア時代に突入し、宇宙進出を果たした人類を襲う未知の驚異に迅速に対処すべく、
ガッツイーグル3機それぞれにネオマキシマエンジンが搭載されている。


これによって宇宙では『光速』に近いスピードで移動が可能となり、僅か1日足らずで太陽系外まで往復することが出来る。
なお、これまでのガッツウイング同様にVTOL、空中静止が機能を備える。



武装はα・β・γのそれぞれの物に加えて、3機のエネルギーを直結して発射する高出力光線砲「トルネードサンダー」を備える。


トルネードサンダーはアートデッセイ号のデラック砲以上の威力があり、
並の怪獣なら一撃で倒してしまえる上に連射が可能という超高性能なものだが、作品の都合上回避されたり防がれたりすることが多かった。


この他にも第36話のジオモス[ネオジオモス]戦で搭載した反マキシマエネルギーやゼルガノイド戦で使用した謎の青いビーム(β号のボルキャノン?)がある。
武器以外にもペイロードの高さを活かして様々なオプションの装着・大型設備の懸袈が可能。



そしてこのガッツイーグル最大の特徴は、その分離合体機構にある。
ガッツウイングEX-Jで試験的に採用された機能であったが、そのシステムは完全とは言い難く、
プログラムこそ組まれていたものの戦闘中の合体は実戦レベルに達しなかった。


しかしガッツイーグルに標準搭載された分離再合体プログラムはEX-Jから得られたデータを基に改良が加えられた完全な物であり、戦闘中の高速分離・再合体を実現した。


これにより、戦闘中のフォーメーション攻撃だけでなく被弾した箇所を分離してダメージを軽減したり、
高速分離によって攻撃を回避する、所謂「オープンゲット」的な使い方を可能とした。


また、標準規格の合体機構の採用によりγ号の代わりにコネリー07との合体、ガッツディグ、ガッツマリンの連結輸送が可能である。



劇中でもそれなりの頻度で活躍、ダイナとの連携攻撃を含めて多くの強敵を倒していった。





ガッツイーグルスペリオル

全長:25m
全幅:24m
最高速度:マッハ7(大気圏内)
     不明(宇宙空間)
乗員:8名(αスペリオル2名、β号4名、γ号2名)



α号に変わってαスペリオルが合体した状態。
αスペリオルと合体したことで機関出力が上昇した為、僅かではあるが飛行速度や旋回性能、トルネードサンダーの威力など性能が上昇している。



武器はトルネードサンダーの威力が上がっていることと合体した状態で電磁ネットが使える以外に各機の武装が使える筈だが、
γ号は砲身がαスペリオル下部のスパークボンバーと接続している為、武装が使えるかどうかは不明。



だが扱いが難しいのか、劇中でこの状態になったのは34話と37話の2回だけ、しかも全く活躍しなかった。
まさしく悲劇の機体である。





ガッツイーグルの分離形態


前述した通り本機は複数の戦闘機で構成されている。
個々の状態でも役割分担がしっかりしている為、劇中では単機での出動も珍しくなかった。


3機とも単機でのVTOL・空中静止・大気圏離脱入機能が標準装備。
また、3機全てに電磁ネットが搭載され、市街地で暴れる怪獣の動きを封じることが出来る。



上述した通り全機が量産機のため、α、β、γの3機編成以外にも火力の高いγ号複数機で編成を組むこともあった。



α号(イーグルジェット)

全長:13m
全幅: 8m
最高速度:マッハ7.5
乗員:2名


ガッツイーグルの先端部分を構成する高速偵察機。
高速性能に優れているかわりに、戦闘力は低い。
武器はレーザー熱線の「ジーク」。
ガッツウイング1号と同様下部のハッチにMk-Ⅰミサイルやビーム砲など様々なオプションを搭載出来る。


また15年後のスーパーGUTSマーズでは火星仕様の機体が配備されている。
流用するためコクピットの外観と内部の形状が異なり、機種両端からカナード翼が展開するようになっていた。



中盤までのアスカの愛機で、番組の都合上


「見てろよ?」→「見たぁ?! 俺の超ファインプレイ!!」→「うわ!!!?」→撃墜


としょっちゅう墜落している。



ちなみにカリヤやコウダ、リョウさえも乗ったら高確率で墜落する運命にある悲劇の機体。
というか合体していてもピンポイントで破壊される始末


なお、ダイナ本編から15年後経ったウルトラマンサーガでもジンクスは破られず、
搭乗したタイガも生死の淵を彷徨ってしまう。ゼロがいなかったらどうなってたことやら…



ちなみにこれのオモチャの特徴は何を血迷ったか『コクピットの緊急脱出』。
ボタンを押すと、バネで少し跳ねて飛び出すのだが、なんか悲しくなる。オモチャでも悲劇の機体であった。
飛ばし過ぎてコックピット無くしたのは私だけではないはず。



β号(イーグルウイング)

全長: 6m
全幅:24m
最高速度:マッハ5.5
乗員:4名


ガッツイーグルの中央及び主翼部分を構成する作戦指令機兼爆撃機。
指揮管制能力と安定性に特化している。
『指令機』である都合上、もっぱらヒビキ隊長やコウダ副隊長、カリヤ、ナカジマの搭乗が多い。


武装は主翼のビーム砲「ボルキャノン」と胴体下部の爆雷。
その他にもオプションを搭載出来る。
なお、44話では機首からボルキャノンを放っている。


ガッツイーグルの中央部となるのでα+β、もしくはβ+γといった風に2機合体形態になる場面も多く、特にα+βはガッツディグやガッツマリンの輸送機として何度か登場した。



γ号(イーグルガイ)

全長:13m
全幅:10m
最高速度:マッハ6.5
乗員:2名


ガッツイーグルの後部を構成する重武装戦闘哨戒機。
劇中では主にリョウかカリヤ、時々コウダ副隊長、たまにサブパイロットにナカジマが乗る。


機体の半分以上を占めるその砲身にはレーザー熱線、ホーミングミサイル、冷凍ミサイル、そして大型ビーム砲の『ガイナー』が備わっている。
特にガイナーはトルネードサンダーには及ばないもののかなりの威力があり、並の怪獣なら一発で倒せる程。


このように3機の中でも特に重武装で、γ号複数機で編隊を組んだりと出番も活躍も多かった。



αスペリオル

全長:14m
全幅: 9m
最高速度:マッハ11
乗員:2名


33話から実戦配備されたα号の後継機。
市街地での戦闘を考慮して命中精度や機関出力を中心に強化されている。
その命中精度は怪獣に刺さった鉄パイプを狙い撃てる程。


訓練学校ZEROの訓練生で当時訓練生だったアスカのライバルであるフドウ・タケルが、
この機体の試作機のテストパイロットに選ばれたが、試作機でのテスト中のエンジントラブルが原因で殉職している。


武器はジークを発展させた「ネオジーク」。
そして機体下部に装備された、ガッツウイング2号のデキサスビームの流れを汲み、
火星で発見された鉱石「SP-1」を使用したネオデキサス砲「スパークボンバー」だが、スパークボンバーは劇中で使用されることはなかった。


アスカが後期からよく乗っていた他、スーパーGUTSのメンバー以外にも旧GUTSのシンジョウが搭乗したことがある。


2038年時には量産が進んでネオスーパーGUTSの訓練機として使用されているらしく、
劇中ではかつてのウルトラマンティガ=ダイゴとレナの息子でネオスーパーGUTSの訓練生であるマドカ・ツバサが操縦していた。
この機体の装備もネオジークだと思われるが、エフェクトはジークと同じものになっている。


ちなみにアスカが最終回で乗っていたものがアスカと共にロストしたようで、ラストでアスカを乗せて光の中を飛んで行っているが、
このαスペリオルは以降の作品にアスカがゲスト出演しても再登場することはなかった。
だが、2017年初頭、『ウルトラマンオーブ THE ORIGIN SAGA』の3話で光となったダイナがスザーク号を追い越すシーンでその光の形をよーく見ると…?




余談

  • 2022年の全ウルトラマン大投票ではウルトラメカ部門第8位にランクイン。






追記・修正は「Take off!!スーパーGUTS」のインストが脳内再生される方がお願いします。



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  • ウルトラマンと合体?して攻撃した稀有な機体でもある。 -- 名無しさん (2013-10-13 12:45:09)
  • ガッツウィングに比べてなんか玩具っぽくてあんまり好きじゃなかったなぁ…… -- 名無しさん (2014-04-24 00:10:47)
  • 幼稚園の頃ビデオで見て、とてもかっこよくみえた、これをまねて紙飛行機を三枚重ねて飛ばしたりした。(もちろん空中分解した。) -- eba (2014-08-24 23:51:36)
  • ウルトラシリーズで今でも一番大好きなメカだなあ。幼稚園のころ(リアルタイム)にα号、β号、γ号の玩具買ってもらったときは本当に嬉しかった。今でもあったらなあ・・・。β号の翼が折れたときはマジで悲しかった・・・。 -- 名無しさん (2014-08-28 10:37:21)
  • スペリオルの2038年は2040年じゃないのか?20年後でも、ダイナが現れた2017からじゃなくて、消えた2020からじゃないの? -- 名無しさん (2014-10-11 18:36:24)
  • ↑本編設定だからね -- 名無しさん (2014-10-11 19:24:56)
  • ↑4 紙飛行機三枚重ねはすごくわかるわ。よくやったなぁ -- 名無しさん (2015-11-18 00:48:05)
  • αスペリオルがあるなら、βスペリオルやγスペリオルも出してほしかったなぁ…。 -- 名無しさん (2017-06-04 17:04:10)
  • スパークボンバーが使えなかったのはアスカが落としまくる…ってのもあるけどヒビキ隊長のポリシーもあったんじゃないか?電脳巨艦プロメテウスの時にも「強い兵器に頼らず自分の力で困難に立ち向かうことに意味がある」って懐疑的な面も見せてたし -- 名無しさん (2022-06-13 18:28:03)
  • ガッツウイングに比べて各機体ごとの搭乗者に偏りが多い印象。特にαとγはそれぞれアスカ、リョウ以外が乗ると何だか斬新。 -- 名無しさん (2023-07-04 23:36:44)
  • 4機全部に複数回乗ったのはカリヤくらいかな。そして全機で墜落を経験してる。 -- 名無しさん (2023-07-05 05:06:58)

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