僧侶・シスター/司祭(FE)

ページ名:僧侶_シスター_司祭_FE_

登録日:2012/02/26 Sun 22:58:52
更新日:2023/08/08 Tue 17:10:23NEW!
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この項目では、ファイアーエムブレムシリーズのクラスである僧侶・シスター・司祭等の聖職者系について説明する。



◆概要
神に仕える聖職者。
基本的に味方のHPを回復する、状態異常を治すといった杖による支援を行うユニット。
「HPが0になる=キャラが死亡する」という図式が成り立つ本作において回復は必須の手段である為、攻撃役と並んで重要なクラスであるといえる。


自力でHPを回復する手段として傷薬をはじめとする薬系アイテム、リザイアの魔道書、奥義『太陽』等のスキル効果を使う手もある。
しかし薬は杖と比べて個数・価格毎の使用回数が少なく、回復効果のある装備やスキルは貴重だったり習得者が限られていたりする。
攻撃と回復を分担できる、最初期の作品以外では回復するだけで経験値が入るという利点からも杖の有用性は高い。


また、作品によっては特殊な状態異常を引き起こす杖も存在し、それらを使って強敵を無力化することも可能。
ただし、杖を使える対抗馬に賢者やドルイドといった司祭より魔力と技が高い(異常杖の命中率や射程が優れている)杖の使い手が居るケースも。


●僧侶/シスター/プリースト/神官
下級職時代。
使用できる装備は基本的に杖のみ。
『暁』を除き攻撃する手段は持たず、味方の治療をはじめ杖を振ることで経験値を得る。
上級職にクラスチェンジすることで魔法など敵を攻撃する手段を得る。


●修道士
聖職者系の下級職としては珍しい、攻撃魔法の使い手。
今のところ出演作品は『烈火』『聖魔』『風花雪月』のみ。
上級職は上記のクラスと共通。


●司祭
初代をはじめ登場回数が多い、聖職者系の代表的な上級職。
杖の他に魔法を使えるようになっており、戦闘もこなせる。
多くの作品で使える魔法は賢者等他の魔法職と共通だが、光魔法のエキスパートに位置付けられることも。
僧侶やシスター、司祭は魔道士・賢者系との差別化要素として、魔力より魔防が高いという特徴を持つことも多い。


●ハイプリースト
『聖戦』『トラキア』『エンゲージ』におけるプリースト系の上級職(トラキアのシスターはセイジになる)。
しかしセイジにはステータスや扱える魔法の種類等で劣るため、あくまで攻撃もできる杖使いとしての側面が強い。
『エンゲージ』ではプリースト系は体術職という面もあるため、杖と魔法に加えて体術が使用できる。


●バトルモンク/バトルシスター
『覚醒』から登場した上級職。
魔法ではなく斧を使い、キャラにもよるが力・魔力・魔防に優れることが多い。魔法斧ボルトアクスの使い手としても有力な候補となる。
か細いシスター系の女の子が斧をぶんぶん振り回すというギャップが面白いものの、そういうキャラは力が育ちにくいので本当にネタ武器のボルトアクスが優秀な採用候補になる。


●モンク/マスターモンク
『エンゲージ』から登場した僧侶系職。
モンクが下級職、マスターモンクが上級職で杖と体術を使用できる他、HP最大値の時のみ隣接するユニットの受ける攻撃を一度だけ代わりに受けて無力化する「チェインガード」が使用可能。
モンク系の上級職としてマスターモンクの他に先述のハイプリーストが存在するが、そちらは魔法が使える様になった代わりにチェインガードは使用不可。


◆総評
序盤ではお世話になるが、後半は魔力の高い賢者や移動力に優れるヴァルキュリア系に押されがち。
だが、下級クラスでも魔防が高い為魔法使いを誘き寄せる囮や状態異常杖・遠距離魔法壊しに最適。
攻撃手段を得る為にも、コツコツ杖を振って早めのクラスチェンジを目指したいところ。


全てのクラスに習得スキルが設定されている場合はほぼ確実に「祈り」を習得するが、そうでない作品では何故か個人スキルとしての「祈り」は殆ど与えられない。


歴代作品の傾向として、シスターは敵から追われたり、捕らわれることが割と多い。
そこを盗賊剣士ドラゴンナイトなどに助けられる例が多い。
また、特にGBA作品で顕著だが男は幸運がやたら低いのも特徴か。



味方の回復が主な役目だが、その他にも状態異常や位置の変更等に使える杖もある。
ライブとリライブ以外は気軽に買えないことも多いので使い所に悩みがち。


●回復系
後方での杖振りによる経験値稼ぎは速さや耐久力の低さを敵に晒さずに成長できるのが利点。
回数を増やすためにわざわざ軽傷の味方を治して回るというのもよくある話。
一方で、攻略評価やターン制限、高難易度等で素早い進軍が求められる場合は成長が遅れがち。
HPが高い癖に守備と魔防が低い戦士は回復に手間取る仲間として有名。


  • ライブ

基本となる杖。
隣接する味方のHPを基本的に魔力+10回復する。
序盤は使用者の魔力が貧弱だが、仲間の最大HPも大抵低いので用は足りるだろう。
リライブが使えるようになってもケチってこちらを使うのはお約束。
またCCで杖を使えるようになったキャラが杖レベル上げのため振りまくることも。


  • リライブ

隣接する味方のHPを基本的に魔力+20回復する。
中盤以降は魔力が少し高めでもこれでないと回復が追い付かないことも多々。
逆に魔力がイマイチ伸び悩んでもこれがあれば十分ヒーラーになれることも。
ライブとの10の差は大きい。
ウォーリアを主力にするとこれの消費量が嵩みがち。


  • リカバー

隣接する味方のHPを全回復する。『外伝(Echoes)』のみ他作品のライブ並みの回復量。
魔力のイマイチな魔法使いは勿論、物理職上がりの杖使いでも問題なく使える。
マスターナイトのラケシスリーフでも、リザーブさんでも安心。
特に素の回復量がかなり落とされているDS版ではかなり重宝する。


  • リブロー

回復量は大抵ライブと同等だが、離れた位置にいる味方を回復できる杖。
これに限らず、遠距離対応の杖は大抵魔力が高いほど射程が伸びる。一部作品ではマップ全域が対象。
攻撃にせよ補助にせよ長射程の価値は大きく、大抵リカバーより高ランク。


複数対応可能になったリブロー。
魔力や状況によっては瀕死の味方を全員全快なんてこともできる。一部作品ではマップ全員の味方を同時に回復できるので猶更。
終章には必ず用意しておきたい。
敵に使われた時は鬱陶しくはあるものの各個撃破する体制が整えば状態異常杖や遠距離魔法ほど障害にならないことも多い。


  • レスト

隣接する味方のHPではなく状態異常を回復する杖。
状態異常は下記のシャレにならないものが多いので重要性は高い。


  • 神器等最高ランクの杖

「味方全員のHPと状態異常を全回復」か「死亡した仲間を1人蘇生」という効果を持つことが多い。
聖女の杖やラトナは前者、オームやバルキリー、ビフレストが後者。
前者の場合、上記のリザーブを十分使いこなせる仲間がいると使用回数が少ない分こちらのありがたみが薄れてしまう場合もあるとか。
後者は基本的に一度しか使えず、カジュアルモード縛りプレイでもなければ安心感があるが、ストーリー上のツッコミを受けやすい
『暁』のマトローナは射程と回復量こそ無限だが単体回復しかできないため、守備+5と必殺100に着目して杖ポコに使われることの方が多い。


●状態異常系
状態異常杖はリブロー等と同じように遠距離対応で、魔力に応じて射程が伸びる。
ただ、こちらは命中率が安定しないことが多く、敵味方とも使用時には緊張感がつきまとう。


  • サイレス

敵の魔法や杖を封じる杖。名前の通り喋れなくするため会話を封じる効果もある。
特に状態異常杖や遠距離魔法の使い手にかけると有効だが、汎用性ではスリープに劣るか。
敵が持っている場合も飛行系等の物理職を討伐に向かわせれば安定して処理できる。


  • スリープ

対象を眠らせる、敵でも味方でも存在感のある杖。
攻撃に晒されなければレストをかけるまで待ってもらえばいいのでバサークよりマシか。
ただし「トラキア」では一部ステータスが0になりほぼ無条件で捕獲されるようになってしまう為結構怖い。


  • バサーク

かけられた者はフェイズ毎に勝手に移動し、敵でも味方でも見境なく攻撃するようになるトップクラスに危険な杖。
救出なども出来なくなるため、特定のエースに攻略を頼っていた場合は戦線が崩壊しかねない、味方を殺すか逆に自分が返り討ちになる危険性も。
言うまでもなくかけられる前に使い手を倒すのが一番。
かかってしまった場合は移動距離に気を付けながらレストを使うかジェネラル等耐久力の高い囮を丸腰で置きたい。
自軍側ではツェーンラインハルトロイド等によく使われる。


●位置変更系
自分や味方、時には敵の位置まで変えてしまうというかなり強力な効果。
やはり射程距離には魔力が関わる。


  • ワープ

隣接する味方を遠くに移動させる杖。
敵将を速攻撃破しての早解きや逃げる盗賊の処理等に使える。


  • リワープ

こちらは使い手自身が遠くに移動するが、便利すぎるためかワープ以上に登場作品が少ない。
『トラキア』では敵が使用して急接近してくることが多々ある。索敵マップでやられると大変。そのくせ自軍が使うとそんなに強くないというおまけつき。
ただ、外伝の魔女とは違って飛んできた時点で行動終了のため、魔防が低い人の近くに飛んできても次ターンで倒し切れば安心。


『暁』では敵専用で、元老院の高位幹部であるルカン、イズカ、セフェラン専用。ルカンは気に入っているのかイベントでもペレアスに自慢している。
こちらは主に近づかれた際に距離を取るために使われる。距離は離されるが転移直後は杖装備になり攻撃力がガタ落ちして隙ができる。


  • レスキュー

遠くにいる仲間を自分のいる位置に引き寄せる。
敵から集中攻撃されそうな味方を回収したり、移動距離を稼いだりできる。
単体ではワープよりも汎用性は低いが、併用できるならかなり強力。


  • ドロー

『If』から登場した新たな移動魔法。射程内で指定した敵一人を術者の隣に移動させる。
命中率は低めに設定されていることが多いが、当たってしまうと敵陣に強制的に放り込まれて袋叩きといった事態になりやすい。
味方側が使用するのなら、厄介な敵を隔離させて敵の布陣を崩すといった戦法になる。
なお、動かない敵には使用できない。そのため城門や玉座の敵をどかしてガラ空きにすることは不可能。


●その他
用途は広いが、ハマーン以外は他にも代用できる手段が多かったり。
逆に言えば他のクラスやアイテムの役割を杖使いが担えるようになるということなのでうまく戦術に組み込もう。


  • ハマーン

武器の耐久値を修復できる杖で、当然ながら神器や勇者系等の強力な物に使いたい。
神竜石を直そうとして絶望するのはお約束。


  • マジックシールド

隣接する味方の魔防を一定ターン強化する。
魔法系の敵に攻撃する直前や遠距離魔法対策や、手槍や手斧による迎撃準備等に使える。
自分で聖水を使用できれば必要ないが。


  • トーチ

暗所において周囲を照らす効果を持つ。ただ視野の広い盗賊アサシンで代用できることも。
GBAの「烈火の剣」「聖魔の光石」では索敵系のマップで杖使いのレベリングに使われる他、フレイボムバグの亜種「トーチバグ」でも獅子奮迅の活躍を見せる。
作品によって使用者を中心とするか、発動するポイントを指定できるか違いがある。「封印の剣」や「暁の女神」では前者、「烈火の剣」や「聖魔の光石」では後者に該当する。


  • アンロック

鍵を開ける効果を持つが、こちらも盗賊やアサシン、普通の鍵アイテムで代用可能。
トラキア776ではティナ専用で射程が存在せず、面倒な宝箱などをさっさと開けて奪ってしまうために使われる。
一方20章の敵モブビショップがなぜかこれを所持している。武器を調べてみるとちゃんと「ティナ専用」という文字が出てきて、自陣を守る扉を開けてアウグストの罠に引っかかったこちらの進軍を手伝ってくれる城の守りをじわじわと崩してくる。


聖職者系の攻撃魔法として設定されていることが比較的多い魔法。
作品によって扱いが大きく異なり、光魔法という独立したカテゴリ扱いのこともあれば炎や雷など他の魔法と一緒くたに扱われることもある。
ストーリーの主軸に据えられ最高レベルの性能を持つこともあれば、威力が控えめで命中・必殺率重視という物理武器でいう剣に近い調整をされることも。


独立したカテゴリ扱いの作品でも炎・雷・風魔法(または一纏めで「理魔法」)に強かったり、逆にそれらの魔法に弱く闇魔法にだけ強かったりする。
システム上は相性が設定されていない場合でも、神器レベルでは強力な闇魔法や闇魔道士を打倒するための切り札的な扱いをされることが多い。
マフーに対するスターライト、ロプトウスに対するナーガネルガルに対するアーリアル等がこれに当たる。やはり光が闇を払うのは定番らしい。
無論、これらの神器は普通の敵に対しても非常に強力(特にナーガは紛れもなく作中最強の装備)。


多くの作品に共通して登場するのはリザイア程度で、そのリザイアもGBA作品と『覚醒』『if』では「生命力吸収」のイメージを重視してか闇魔法に変えられている。
なお『聖戦の系譜』ではセイジやマスターナイト等が光魔法を使う一方、聖職者であるハイプリーストやビショップは何故か使えなかった。


  • ライトニング

『聖戦』から登場。
魔法の中でも威力は低いが、命中や軽さ、作品によっては必殺率にも優れる。
使い手の魔力さえ伸びていればかなり強力。
『蒼炎』以降はライトの名称で登場。


  • シャイン/エルライト

『烈火』から登場。後述のディヴァインよりも下位として登場。
ライトニングよりも威力・必殺が共に上昇。ただ重さも上がるので注意。
作品にもよるが武器経験値が多くもらえるので、杖キャラ上がりに武器レベル光Sを目指させるなら積極的に使わせてやると良い。杖Sのメリットは無いようなものだし
『暁』ではライトの上位としてエルファイアーにならってエルライトの名称で登場し、その後にシャインが来るように。


  • ディヴァイン

『封印』以降のGBA三作で登場。
初登場の『封印』では威力がエルファイアーやミィルと同程度しか無いのに命中がミィル以下、必殺付与も無いクセに値段がおよそ1.5倍という産廃レベルの代物であった。
『烈火』以降ではシャインよりも更に威力が高く必殺10が付与されたが、ライトニングの倍もの重さにされてしまったため少々扱いにくい。


  • リザイア

上級レベルの基本性能に加え、相手に与えたダメージに応じて回復できる強力な魔法。
重く設定されていることが多いが、それでも神器と遜色ない働きが可能。
初代など一部の作品等では女性専用の場合もあり、GBAやDS作品では闇魔法として扱われる。


  • パージ

GBA3作をはじめ、稀に登場する遠距離魔法。
サンダーストーム等よりも威力は低いが命中率や必殺率が高い。
不意の必殺事故死の確率が上がると考えると結構怖いものがある。
幸いステータスの高い敵将が使ってくることは少ない。


  • オーラ/アルジローレ

リング状の光で攻撃する初期から登場する光魔法の定番。暗黒竜・紋章ではリンダ専用。
高い必殺を誇るマリクのエクスカリバーに対し、こちらは高威力を持つので知られる。


『烈火』と『聖魔』のGBAの二作では「アルジローレ」という魔法が登場するが、エフェクトがまんまオーラそのもの。
こちらは高威力はもとより高い必殺も兼ね備えており、相変わらず重いが性能はかなりのもの。
特に聖魔ではアーヴの装備として猛威を振るうのもそうだが、
魔物へは双聖器のイーヴァルディよりも、こちらを魔物特効のある司祭に使わせたほうが高威力になる事でも知られる。


■主なキャラクター


目次


暗黒竜と光の剣/紋章の謎】

FC版暗黒竜においては「戦闘した」以外経験値入手方法がないので、攻撃できない僧侶は能動的に経験値が稼げない。
どうしても経験値を入手するならば「敵に攻撃される→ここで死なない」で経験値が相手に応じて入手できるので育成がすさまじく難しい。
4コマで「ほとんどマゾ」だとネタにされたほど
加えて成長率、CCアイテムの流通性などの問題を考えると、専用杖の出番がない限りは初期から司祭のキャラを使った方が便利なことが多い。
(元々FC版『暗黒竜』では魔法関連は回復も攻撃も装備品側の数値固定、魔防も基本0なので、「回復だけさせ戦闘に巻き込ませない」と割り切るなら武器レベル以外*1特に意味はない。)
だが、砦に立たせて傷薬を持たせ適切な敵(低レベルの盗賊など)を当て馬として引き込み、
事故対応にリブロー役がいればそうそう死ぬ事もなくLv20になるのでパズルを面倒がらなければ逆に簡単に育つ。
上級者と初心者とで評価に差が出やすいキャラである。


SFC版紋章ではリフ登場無しに合わせて僧侶は廃止され、味方は「シスター」になった。
そして、敵は上級職の「司祭」が序盤から登場し、杖だけ装備して回復役をやっているケースが多い。容量軽減
(厳密にいうと寝返り除き一か所だけ敵にもシスターが出てくるが、攻撃してこないのはもちろんこっちも見逃してやった方がいいというおまけつき。)
杖を振ることでEXPを得れるようになり、戦闘に関わるパラメータの成長率も悪くないユニットが紛れているので、せっせと育てる価値が増した。良くも悪くも普通の魔法役になったと言える。
シスター達はクラスチェンジすると司祭になるが、この司祭はリンダ(女魔道士→司祭)の物と同じ。


リメイク版の『新・暗黒竜』『新・紋章』では上級職になったら賢者に兵種変更するのも手。
魔防は下がるが魔力が上がるため杖の回復量や攻撃魔法の威力が強化される。



マケドニア貴族のシスター。
山賊に捕まっていたが盗賊のジュリアンと共に脱出し、マルスの仲間に。元祖「バカ兄貴に攻撃される妹」
しかしリメイク版では上級職並みの初期固有値を持っているため、兵種変更した彼女が兄貴を返り討ちにするケースが続出。
成長率はあまり高くなく杖使用・支援効果(SFC以降)によるサポート向けだが、貴重な武器を修理する「ハマーンの杖」が使える。
また、SFC版第1部は容量節約でリフの存在が消えてしまった上、マリアは劣化レナといっていいため、まともなシスターは彼女だけ。
そのため、第1部では嫌でも使わざるを得ない状況であり、杖を振り続けていつのまにか上級職にしてた人も少なくない。
FC版ではなんと速さ・幸運・武器レベル以外の成長率が0%だった。おまけに成長率も低く、さらに初期能力のままでも大抵の杖を使用可能なのでレベルアップの恩恵も薄かった(そもそも僧侶自体のレベル上げがマゾすぎるのもある)。
『紋章』第2部では出番的な意味で使えず不遇。


シリーズきっての愛されキャラ。旧『紋章』では仲間にならず傷薬にされてしまったことから、傷薬の隠語「リフ」を作り上げた伝説の僧侶。
FC版では速さ・幸運・武器レベルに加えてHPも伸びるが、成長率自体はレナより劣る。それ以外はやはり成長率0%。
リメイク版とその続編では序盤からきちんと仲間になり、マイユニットに頭を丸めることを勧める等ネタも出番も増えた。


  • エリス

マルスの姉。終盤まで捕らえられているため参戦が遅く使う機会は少ない。
育成マニアか特別なプレイ下で使う際に育てることになるが、成長率自体は高いので引き出せれば最後でも使える。
死者を蘇らせる「オームの杖」は彼女専用。*2マルスの幼なじみであるマリクと相思相愛。


兄弟想いのマケドニア王国第二王女。
妹系キャラなので育ちそうだが、非戦闘員であることの強調からか、あまり成長率は高くない。
FC版ではレナと同じ3つの能力しか伸びない。成長率では武器レベルの伸びでレナに優るが初期能力の時点で全ての杖が使用可能なので無意味。しかもこちらはハマーンが使えない。
ひどい目に合ってばかりのせいか暗黒竜・新暗黒竜に至っては脅威の初期幸運0!(新暗黒は成長率75%だが)
『紋章』第2部では出番的な意味で使えず不遇。


  • マリーシア

レナの弟子。マルスが気になる。
リメイクでは夢見がちな暴走娘という設定が加わった。
レナの弟子ということもあってかハマーンの杖を振ることができる。
Lv1なのに運が12もあり、SFCではハマーンのバグによりすぐに凶悪な強さに。
リメイク版では成長率の合計は低めになってしまったが、
むしろ、さらにパワーアップしており魔法系最強候補筆頭のグルニアのマ王。
技は壊滅的だが、魔導書は斧と違い命中が高いので何の問題もなく
全キャラトップの魔力と女性専用魔法リザイアによりあらゆる敵のHPを吸いつくす。


  • ユミナ

グルニア王国王女でオグマに助けられるロリ。「けだもの!!」発言の元祖。
専用杖レスキューの都合上、採用していない人でも特定マップを楽に乗り切る際にお呼びがかかる。
リメイク版ではクラスチェンジ後は賢者に兵種変更した方が使い勝手は良い。


  • ウェンデル

カダイン最高司祭にしてマリクと三井の先生。三井がグレた一因でもある。
リメイク前では老齢に反して成長し、しかも短所を補うような成長率でジェイガンやリフの立場を脅かす存在。
リメイク後では成長率計算システムの関係上、魔力は並の人より伸びにくめになってしまった。
とはいえ、ジェイガンよりはずっと強く、杖と魔法も使える上に登場が早いため、初心者ならまだ序盤の助っ人になれる程度の強さはある。
適度な威力の魔法で削って餌を作り、回復で後任を育成の支援する様はまさに先生。頼り切らない程度に頼っていこう。
『新・暗黒竜』では初期クラスは司祭ではなく、魔道士の上級職にあたる賢者に。そのせいか、初期所持のマジックシールド(杖)が武器レベル不足で使えなくなってしまった。
『新・紋章』ではエルレーン説得のためにドラゴンナイトに兵種変更させられることも。


  • ボア

アカネイア王家に仕える高司祭。見た目の通りおじいちゃんでステータス、成長率共にパっとしない。
本人にその気はなかったのだろうが、結果的にハーディンが闇落ちしてアリティアが占領された遠因になってしまった…。
『紋章の謎』第二部ではハーディンにとどめを刺されて、パレス城門前でマルス一行に己の行為を悔いて果てる。
FC版暗黒竜は司祭の基礎パラメータの素早さが高いため、加入状態のボアでもスターライトを持たせてガーネフに再攻撃が可能。


アカネイアの王女にして王家唯一の生き残り。
黒騎士カミュと互いに惹かれあい、彼の手引きでオレルアンへと脱出後、マルス王子にファイアーエムブレムを託す。
戦後はアカネイア国王になったハーディンと結ばれたのだが…。
『紋章』2部ではほかの3人のシスター同様、救出対象兼ユニットとして登場する。


  • フロスト

BSコンテンツ『アカネイア戦記』と『新・紋章』に登場するマケドニアの司祭。
オレルアンにてマケドニアの柄の悪い脱走兵に協力を強いられていたが、彼らに立ち向かうミネルバの飛来を受け、その立場を脱して立ち向かう。
敵将っぽい顔つきの爺だが新紋章にて筆まめで家族思いな一面が描写された。
初期値・成長率共に外見通りなので戦力としてはイマイチ。


『新・紋章』に登場する、ガーネフハーディンの命令でアリティア軍を襲撃する暗殺組織の長。
リメイク作という都合上か、主に外伝のみの登場である。決着をつけるのも外伝。
孤児院と称した光の差さない施設で孤児達に非情な教育を施し、心を持たない暗殺者に仕立て上げた。
孤児達を「人形」扱いし使い物にならなくなると「ガラクタ」として平然と処理する冷酷な女性。
元は構成員だったカタリナを戦わせると専用の会話が発生する。


実はガーネフの術により洗脳されており、本来の彼女は戦災孤児達を育てていた心優しい女性である。
しかし戦争により孤児院を焼かれ多くの孤児達が死んだ際、絶望していた彼女はガーネフにつけ込まれてしまう。
子供達を暗殺者に育て上げたのも「子供達が死なずに済む方法」としてガーネフが教え込んだことである。


戦闘においては高い能力に加えてトロンやメティオを操る強敵。対峙する20章外伝は索敵マップなので特に脅威。
ぶっちゃけノーマルなら術かけたはずのガーネフなんぞより強い。
ただし一般ボス扱いらしく、難易度を上げても守備魔防が上がらないので高難易度では直前でトチ狂ったステータスの奴を相手にしてきた一行にとっては相手にならなくなってしまっている。



外伝/Echoes

今作でも戦闘しないといけないのは同じだが、攻撃ができるようになったし各ステージのクリア時に少し経験値配分があるので大分マシ。
ただし、唯一の攻撃手段が命中率が50%しかない「リザイア」で、配分経験値ではレベルアップしないので大変。その分育てれば苦労が報われる。
注意しなくてはいけないのが、回復が「魔法の杖ごとに固定(ライブ→10、リライブ→20など)」から「魔力分だけ」になってしまったので、
初期レベルだと序盤で仲間になる連中は1桁代、終盤で仲間になる上級職のティータでさえ「14」*3という微妙な回復量であり、
前作と違って回復担当でも鍛えないとガチでヤバイ。
あと、今作では「魔法を使うとHPが減り、足りなくなる(=瀕死)と魔法が使えない。」という仕様もあるので、
回復担当が2人いない時はなるべく早く回復床に移動しないといろいろな意味で危険。


囮召喚「イリュージョン」、全体回復「リザーブ」などは終盤の大きな助けになる。
本作のシスターはCC後含めて強力な立場であるため、育てて損はない。
特にCC先である「聖女」は魔物特効かつ普通の黒魔法としても汎用性の高い「エンジェル」を初期習得なのが大きい。


『Echoes』ではリザイアの命中率が60%になった他、回復・補助魔法を使用しても経験値が入るようになりかなり育てやすくなった。
さらに聖女の特性としてダメージ床無効もあるので、あらゆる局面で重要度が高くなっている。

盗賊に捕らえられた所をアルム達に救われる。小説ではヒロインでアルムの嫁。
回復魔法は「リカバー」のみだが、「ワープ」を習得したり「イリュージョン」で魔戦士を召喚したりと終盤になるにつれて強力になる。


ミラ教のシスター。セリカと共に旅立つ。
セーバーの嫁説がある。
数少ない「リブロ―」の使い手。「イリュージョン」はソルジャーを召喚し囮に役立つ。


リゲルの聖女。FC版の顔つきはアングルと相まって、どこかで見たような雰囲気をたたえている。
傷つき流れ着いていたある騎士と惹かれあう。
本作唯一の「リザーブ」使いであり味方全員を一度に回復できる最重要ユニット。
反面「リカバー」を習得できないので小回りが利かないのがデメリット。



聖戦の系譜

プリーストが上級職のハイプリーストになると炎・雷・風魔法が使用可能なるが、武器レベルはいずれも最低のCで移動力もジェネラルと並び最低。
何より同じ魔法職のセイジが上限値と移動力で勝る上、炎・雷・風・光魔法と杖のレベルが全てB、さらに兵種スキルで「連続」まで備えるという優遇ぶり。
一方こちらは聖職者なのに光魔法が使えない上、魔防が高いといった特徴もなく、杖レベルAによりレスキューとリザーブが使える以外は下位互換。
本人のスペックが高ければ話も違うだろうが、子世代をあえて戦闘向きにカスタマイズでもしない限りそれも期待できない。
そのため、闘技場への参加が解禁されたくらいに受け止めておき、回復役を本業として動かすのが無難である。


なお、本作では金が個人持ちの仕様になっているので、下級職時代の僧侶は闘技場で稼げず杖の修理代がかさむので、回復役に特化させても盗賊か恋人のフォローが必要。


ビショップは敵専用クラスであり、基本ステータスはハイプリーストより低いがレベルBまでの魔道書を使用できる。
だがやはり杖による妨害を仕掛けてくる印象が強い。


彼女の誘拐が物語の発端。ある意味物語の元凶な魔性のシスター。ストーリー中でも数々の男達に恋慕われる。
エスリンともども杖使いのレベリングにとても役に立つ「リターン」「ワープ」などの杖を使えるため、レベリング自体は非常に簡単。
スキルを一切持たないので、良い夫をあてがわないと子供達が辛い立場になる(特にレスター)。


エッダ家の当主。エーディンと恋人になると、恋人会話イベントで前半の結末を予知していた事を語る。
人を生き返らせる神器バルキリーの杖を継承している。
場合によっては妹かもしれん女性と結婚するアレな神父。こんなところにも禁断のかほりが…。
まぁシルヴィアと結婚すると遠縁って設定になっちゃうんですけどね。つまり子供を作るまでは妹である可能性と遠縁である可能性がシルヴィアの中に混在するシュレディンガー婚。
同様にスキルが無く、バルキリーを使える以外はごく平凡。ただし成長率が独特なので親としては有用。


エーディンの娘。ふんわりした髪形の女の子。母に似ず、セリスを慕ってる。
母親や周りに比べると容姿がどうにも地味だが顔グラが幼げで明るく、羊とも呼ばれる。タンポポのような女の子。
だが、父によっては魔力以上に力(完全な死にステ)の方が上がる。付いたあだ名はラナオウ
一方で魔力も母から最低限のラインを受け継げるため杖要員としての仕事に不安があるわけではない。
リメイクされて『暁』の杖ポコが導入されたり、『覚醒』のバトルシスターや『if』の戦巫女が実装されたら現状では死にステータスな力も活かせるのに。
アゼルを親にすると、レスターに追撃がつくので最低限の仕事ができ、ラナが魔法ユニットとして普通に運用できる……と、攻略面で結構助かる。


エーディンがロストしている、あるいは恋人が不在の状態で子世代を迎えた場合に登場するラナの代替ユニット。
儚げな顔グラにしょっぱいステータスも相まって、ある意味ではラナ以上に人気なキャラクター。
初期状態では金欠な上にステータスが心もとないため、しっかり守ってあげながら育てよう。
杖を使うユニットはステータスより杖を振るという役割そのものが重要なので大してデメリットでないことや、これまでのFEにいなかった「儚げで弱々しい女の子」のイメージ*4から、昔から妙にコアなファンがいる。


  • コープル

終盤にレベル1で仲間になったり、子供狩りに遭う少々不遇な少年。
また、下記のシャルローが非常に有用なことも不遇さを加速させる要因か。
フォルセティを彼に持たせるのは初回プレイの地雷。
フォルコープルも決して弱い訳では無いのだが、彼に使わせるのであればセティやアーサーに使わせた方が余程有益なのだ。
ただし当wikiにフォルコープルを決して認めない編集者がいるというだけで、実際のプレイスタイルは自由である。
もちろん全然メリットがないということを警告してくれているだけで、彼に害意はないのだが……。


シルヴィアが独身または死亡した状態で子世代を迎えた場合に登場する、コープルの代替ユニット。
…なのだが、スキル『エリート』やバサークの杖をもらえるイベント等、明らかにコープルより優遇されている。
ステータス自体はよほど変なことをしない限りコープルの方が上だが、上記のマナの項にあるように「杖を振るという役割そのもの」が重要なのでデメリットにはならない。
また、リーンの代替キャラである姉のレイリアも『カリスマ』持ち故に貢献度は高い。
下手な父親をあてがうぐらいなら……というより明らかにシャルロー達を使う方が初心者には楽、攻略重視派はシルヴィアに婿を取らせないように心がけるほど。
平民プレイや縛りプレイ、特にシャナンやアレスすらガチガチに縛るプレイでは、むしろシャルローとレイリアの存在こそ生命線になる。


  • クレメント

アグストリア諸公連合マッキリー領を治めるビショップ。
当初ハイライン領がノディオン領に宣戦布告した際は中立を保っていたが、シグルド率いるグランベル軍がノディオン軍に加勢したことでハイライン城とアンフォニー城の陥落を許してしまい、このままではアグストリアがグランベルに占領されると危惧し戦場に立つ。
隘路に防衛線を敷き、崖の上にシューターを配備し、自身も相手を眠らせるスリープの杖を振るう。加えて背後の王都アグスティからシャガールの命で騎兵隊が出撃する。
シューターを含む遠距離攻撃が鬱陶しいが、本人はあまり強くないので加入したシルヴィアの踊りと組み合わせて杖(できればシューターも)の射程圏外から短期決戦を仕掛けたい。
サイレスの杖でスリープの杖を封じる手もある。


  • クブリ

シレジア王国トーヴェ領を治めるマイオス配下のビショップ。
ウィンドマージを率い、先発隊としてシグルド軍が駐留するセイレーン城北東の森に潜伏している。
スリープの杖とリブローの杖を所持し、元々回避率の高いウィンドマージに20%の支援効果を与え、周辺の地形もあいまって厄介な敵。


  • フィーア

終章でユリウスを守護する十二魔将の一人で、クラスはハイプリースト
魔道書は持たずリザーブで仲間を全体回復させることに集中し、自身も生存率を高める「祈り」と「ライブ」のスキルを持つ。
しかし十二魔将の大半は火力が高く受けに回ると危険なので、回復云々以前に動く暇を与えず速攻で仕留めてしまうのが最善。
その意味で回復しかできないコイツの処理は後回しにしてしまっても大きな問題はない。


  • ズィーベン

十二魔将の一人であるビショップ。
スキルは「追撃」と「必殺」で、炎魔法ボルガノンを使うが杖は持たない。
魔法の重さで追撃はほぼ死にスキルだが、この威力で必殺の可能性がある魔法攻撃は厄介。



トラキア776

本作のシスターは他作のような杖専門ユニットではなく、高級魔法職の卵という位置付け。闇魔法を除く全種類の魔法を最初から使用できる高性能なクラスとなっている。
上級職はセイジであり、『聖戦』と同じく兵種スキルとして「連続」も追加される。
同じくセイジになれるクラスでもマージが光魔法と杖、バードは杖を使えないのに比べると破格の待遇である。


他作における僧侶・シスターの位置を担うクラスはプリースト。
杖しか使用できず、クラスチェンジ後のハイプリーストは光魔法が追加されるのみで今回は炎・雷・風魔法が使えない。
『聖戦』でもハイプリーストはほぼセイジの劣化だったが、今回は下級職の時点でシスターという上位互換が存在している。
だが本作には捕獲というシステムがある関係上、丸腰のプリーストは敵に肉迫されると非常にまずい*5。そのため、積極的に戦う予定がないキャラも自衛の武器を持つことに大きな意味がある。
本作の杖は専用杖も高級杖も非常に強力。立ち位置に惑わされず直接戦闘以外での大きな活躍に回してやろう。
ただ、僧侶系に限らないが本作では敵に状態異常を起こす杖はもちろん、自軍への回復や補助をする杖にも「命中率」の概念がある(=味方を回復しようとしても失敗することがある*6)。


■シスター系

自由都市ターラの若き市長で、民を守るために帝国に抗う。
追撃必殺係数5と杖レベルCを誇り、戦闘・補助の両面で活躍する。
打たれ弱いのが欠点だが、リザイアである程度補うことも可能。
21章のイベントでセイジにクラスチェンジできるという優遇ぶりクラスチェンジアイテムが不要だが、終盤になるまで下級職を強いられる上に21章に出撃できないと下級職のままというデメリットでもある。


ロプト教団の大司教マンフロイの孫娘。
魔力・技・速さの成長率が圧倒的な上、『怒り』『祈り』『エリート』のスキルを持つという、使わない理由が一切ないぶっ壊れユニット。
また専用アイテムとしてキアの杖を使用でき、唯一ベルドのストーンによる石化を解除できる。


終章では育ち切った彼女とほぼ同等の能力を持つ魔戦士エルフと戦うことになるので非常に厄介。
ブリザードや聖水、Mアップといったアイテムや魔防床を駆使する等、何らかの対策を用意しておきたい。
なおサラが死亡したり仲間にしていない場合は顔グラが彼女のものになる。


■プリースト系

  • ティナ

シスターでありながら、シーフとアンロックの杖で盗みを働く。姉のリペアの杖との組み合わせは強力。
杖ゲーと名高い今作の主力となりうる。状態異常杖に悩まされたリーフ軍の逆襲を告げることとなるだろう。
再行動25%もあってどんどんレベルが上がっていく。ただしとにかく技が低く、肝心な時に杖を外すというまともな運用が結構きついユニット。
実用性は一切ないが、「ロプトの剣」やら「ロングアーチ」やらという奇妙なものも盗める。FEシリーズの最強ユニットは誰か、という話にシステムユニット側としてラーラとともによくランクインしてくる。
12章外伝は敵の状態で章が始まるのだが、ティナは容赦なくこちらにシーフを使ってくる。こうなると面倒だし使用回数がもったいないので、対処をどうするかが昔から課題として立ちはだかっている。


  • サフィ

ティナの姉。海賊に捕らえられていた。リペアの杖が使える。
危険を承知で各地を行脚したりとなかなか度胸がある芯の強い女性で、最初に仲間になる杖使いだけあって技術が高く杖ミスをしにくい。
スタッフが力の成長率をボウマージと打ち間違えた可能性大バイナリエディタで調査した有志によると、ロナンとサフィだけ成長率に使う領域がズレてしまっているようである。
そのため存外魔力が伸びず、儚げな印章に反して力(完全な死にステ)が伸びやすいのだが、ボウマージほど顕著ではないのであまり知られていない。
最初に参加する杖の使い手で、彼女の使用を縛るとトラキア776は一気に地獄と化す。早解きではさっさとワープの杖を使えるようになるべく、リペアを「外さなければならない」ため地獄を見る。妹を見習って!


  • スルーフ

エッダ家の祖先ブラギにそっくりなイケメン神父。クロードの神託を受け行動する。
個人スキルや専用アイテムはないが、最初から杖レベルがAなのでサポート役として使いやすい。しかも再行動率15%。
16章から分岐する砦ルートを通過した場合のみ仲間にでき、アマルダの説得等にも関わる。
とにかく杖が使えるキャラは多いに越したことがないため、砦ルートを通るメリットのひとつ。彼と対となるキャラはミランダ。


敵の時は鬼畜な程強力だが、仲間になると微妙な某人物の隠し子。セティと二択。
杖キャラで不確定要素を消せる指揮能力まで持っているとはいえ、相手が…ぐぬぬ。
ファラフレイムが使えればセティとも十分張り合えたのだが。
しかし最近のトラキア776攻略界隈では「乱数調整によって確実に再行動できる」サイアスの方がセティよりも使いやすい局面があることが判明。
20年越しに評価が覆ろうとしている。


封印の剣

アーリアルを唯一使える兵種だが、CC後に光レベルをコツコツ上げる必要があるため極めてめんどくさく、トライアルマップの隠しキャラ専用になりがち。
また一般の光魔法は貧弱さが目立ち、理魔法より値段が高い割に性能は命中が下がった劣化版。
軽さに優れるが封印の魔法自体が軽いため、遠距離魔法以外でそれを実感することはない。
他の魔法職よりも魔力で劣るが、一部の敵を除いて魔防の高さが目立つ。魔防30カンストできる汎用職は司祭だけ。
しかし、下級の2人が各々弱点持ち+クラリーネの存在を考えると立場は非常に厳しい。


ちなみに賢者ドルイドの基本の武器レベルが理(闇)C/杖Eなのに対し、司祭は光D/杖C。
高ランクなので一見優遇されているように見えるが、育成の過程を考えれば他と同じレベルの方が使いやすかったのは言うまでもない。


エリミーヌ教団のナンパ神父。護衛のドロシーと共にロイの元に派遣される。
一応仕事はきっちりこなすし、聖職者としての正義感も強いのだが、あのヨーデル神父が静かに怒りをあらわにするくらいの生臭っぷり。
ただナンパ師としては善良なきらいがあり、本当にありがたい説教だと期待するエレンを相手に警戒心を持つように諭す。
その悪癖故に神の怒りを買ったか、聖職者であるにもかかわらず幸運が異様に低い。他の能力はそこそこあるため戦闘も結構こなせるのだが、必殺に注意。
サウルに限った話ではないが、サカルートでは面白いほどよく死ぬ。


  • エレン

ベルン王女ギネヴィア直属のシスター。主人とともにベルンから出奔し、あわやエトルリアとの全面戦争の危機を救った。
大変善良というか世間知らずなシスターであり、サウルとの支援ではあまりの善良さでナンパを退けている。
男性と話すのは苦手だが、恋人候補はしっかり存在する。一方で年下の少年との支援が2種類もあり、特にルゥとの支援はおねショタの系譜。
幸運魔防が期待値でカンストする代わりに守備初期値0で成長率5%という極端にも程がある成長をする。といってもちゃんと相手を選んだりレンジ外から攻撃すればいい話。
速さも伸びにくいのが一番問題で、これがある程度伸びるかどうかが運用の明暗を分ける。
ハードモードで使った日には、ドラゴンナイトや遊牧民の奇襲による即死に怯える未来が大抵やってくる。


エリミーヌ教の大司教。弟子のサウルをロイに派遣する。
レベル、杖の武器レベル、魔防がカンスト状態で終盤に加入する。ただしレベルもカンストしているのでもう伸びない。
決して強いとは言えないが、光の武器レベルもAなので、本編で神将器アーリアルを最も使わせやすい人物。
ただ経験値は無駄になる上に敵のステータスも高いため、Sまで上げるのも意外と面倒だったりはする。


  • オロ

西方三島のエプラクム鉱山を取り仕切る司祭だが、住民を弾圧して私腹を肥やし、挙句山賊に村を襲わせる外道。
サウルと戦わせるとサウルの本気で垣間見れる。エレンとも会話が発生する。
顔グラ使い回しの悪役司祭の一人。
能力自体はディヴァインのゴミスペもあって大したことはない。適当に物理攻撃を仕掛ければ呆気ないものである。
まぁこんなハードモード最難関と呼ばれる章で敵将まで強かったらそれこそトラキアのゼーベイアマップ再来だし、サウルやエレンの会話を用意しつつ魔道士組のクラスチェンジができるのがこの章である以上弱くなきゃ困るんだけど。
ちなみにコピペ組の近接装備は全員ディヴァイン。アルジローレ?そんなものはなかった。


  • ウインダム

エトルリア王国へのクーデターに参加し聖女の塔を制圧したが、首謀者であるアルカルドやロアーツに見捨てられにっちもさっちもいかなくなって発狂した司祭。トチ狂って全てを滅ぼす為塔の仕掛けを発動させ、ロイ達を迎え撃つ。
司祭にも拘わらず魔防がたったの8しか無いが、高い魔力によるバサークが非常に厄介。


「クク……クックックッ……」


  • マーテル

ベルンの司祭将軍。イリア地方の侵略を任されていた。
本人の能力と別にニイメを脅して古代の魔法で雨を降らせ、敵を足止めさせようとするが渋々協力したニイメがわざと間違え川が凍り付いてしまうなど、「智将」を自称するが、誤算ばかりのダメ策士。
遠距離魔法パージがウザいがそれ以外は大したことはない。どちらかというと川が凍結することでこちらは進軍しやすくなったが、敵、特に山賊が村を襲いやすくなってしまうのがまずい。
ニイメさん余計なことしてくれよって。



烈火の剣

光魔法専門の下級職『修道士』が登場したほか、光魔法の性能自体も大幅に強化され、命中率や必殺率に優れるという物理武器で言う剣のような特徴が付与された。しかし重さもたっぷり付与されてしまった…。
終章では司祭の魔力を大きく上回るアトスが登場するが、Sレベルの光魔法にはアーリアルとルーチェの2種類があるし実際はアトスがルナばかり使うので司祭にも活躍の場はある。
なお本作にはレベルSの杖がなくS補正もなく、そして複数の武器レベルをSにできなくなったので、光魔法で戦いたいのに杖レベルを上げすぎないように注意したい。


ヘクトル編ハードではルナ持ちドルイドが厄介なのでその対処を期待したいが…残念ながら全員何かしらの問題点を抱えており、光魔法に頼らず「殺られる前に殺る」が基本となっている。


かしましいオスティアのシスター。自称高貴な生まれ。脇役なのに専用BGMまである。
一度エルクを従者に旅をしたことがあり、とにかく何でもやらせていたらしい。本物のお嬢様であるプリシラですら困惑。
あまりにゴーイングマイウェイを貫く性格はエルクにトラウマを植え付けている他、オズインをはじめとした周りのキャラを散々振り回す。
これまでのシスターキャラと比較して大変異彩を放っている。一応マリーシアという例外はあったがあちらはほとんどしゃべらないし。
ただこの性格も実際は汚らしい「汚い修道院で育ったコンプレックスからの逃避」というところがあるという若干重い設定の持ち主。
成長率は前作のエレンに比べて、バランス型。ただし魔法アタッカーとしては最初から光魔法を使え、魔力の伸びで勝るルセアの影に隠れがち。
しかし闘技場との相性が良い能力なので集中的に育成する手もある。
高幸運+光魔法使いと敵のルナに最も強いのでヘクトル編ハードで活かせるかもしれない。
支援を固めればルナ必殺を完封し命中もかなり抑えられる。
色々工夫した上でも手間はかかるが事実上ルナ対策に使える光魔法使いは彼女しかいない。
うっかり杖レベルをS*7にして慟哭するのは誰もが通る道。


どうみても女にしか見えない修道士。だが男だ。ネームドキャラでこのクラスに就いているのは彼のみ。
父をレナートに殺され、孤児院でも虐待を受けるという薄幸だらけの人生。ナニされたんだろうか
初期段階から光魔法を使えるのが本当に助かるのだが、成長力がコンウォル病、かつ幸運が初期値・成長率共に悲惨なので必殺事故が怖い。
しかし魔力と技が高いので自分から攻める分には強く、薄幸でも素早いので攻撃されてもそこそこ生き残ることも。
CC直後の杖レベルCが地味に嬉しく、基本薄幸な彼が最も優遇されている部分であろう。
普通にプレイすると光魔法使いとして戦うのは彼一人になりがちだが、薄幸なので必殺の高いルナ対策にまるで向かない。


謎の司祭。終盤の終盤で加入する。
ネルガルモルフ実験に協力したことがあり、それにより望まぬ永遠の若さを手に入れた。
ルセアの父親を殺した張本人であり、支援会話では密かに懺悔する。
司祭とは思えぬタフさを誇る一方、魔力が下級クラス並みととんでもないギャップがある。
これは彼が元々屈強な戦士であったためで、ワロスワレスに手ほどきをしたり、バアトルを殴り倒したことも。
が、その低すぎる魔力が致命的であり、リザーブを取り上げたらあとは馬車行き、というケースがほとんど。
彼の支援会話自体は物語の舞台裏が伺えて味があるのだが…。
こちらも後の作品で導入された杖ポコや兵種変更システム、バトルモンク等の新兵種と相性が良さそうな人物。


黒い牙】幹部。神を信じない破戒僧であり、デブ。
シュマゴラスさんの永遠のライバル(ルート分岐的な意味で)で、彼より強敵だがマップの方はそんなに難しくない。
アルジローレは彼からのドロップ限定なので司祭が主力なら是非貰っておきたい。
終章でモルフ化して必殺の光魔法・ルーチェを使う。攻速落ちを突いて急いで倒そう。
パビスの守りも忘れずに。



聖魔の光石

修道士と神官は司祭か賢者に昇格可能。
シスターは司祭かヴァルキュリアに昇格可能。


本作の司祭はCCと同時に「魔物特効」というスキルを習得するが、
これは『こちらの攻撃全てに魔物系のユニット全てに対し特効が付く』というかなり強力なもの。
終盤以降の敵は殆ど魔物で、魔物の使う魔法は全て闇魔法でそれらに対し圧倒的優位に立てるのは非常に大きい。
中盤以降は一人ぐらいは入れておくと楽になる。ラグドゥ遺跡のやり込みを目指すなら数人はこさえておきたい。
[[ラスボス>魔王フォデス]]も特効効果の対象になるため[[双聖器>双聖器(FE)]]を使わずに倒すことも容易。また「装備品全てに魔物特効がつく」という仕様の為、バグ技を利用すれば威力の高い闇魔法でも特効がつけられ大暴れできる。


  • アスレイ

ルネス王国のザッハの古森で魔物達の浄化にあたっていた穏やかな修道士。きれいな大泉洋ではない。当時はドナルド扱いもされた。
大人しそうに見えるが、純真さゆえ個性的なキャラに振り回されたり、興味のある事に対して割と積極的だったりする。
また、幼馴染みに情熱的な告白をするというギャップもある。
携帯機の男僧侶にありがちな幸薄であるがルセアやサウル程極端ではなく、高い魔力と魔防をはじめとしてかなり安定する。
魔物特効のある司祭も悪くはないが、幼馴染共々高い魔力を更に伸ばせ理魔法も扱える賢者にしてみるのも面白い……というか、通信闘技場では賢者アスレイが支援相手の関係もあって大変強力。


グラド帝国のシスター。世界の危機を伝える為に国を出奔しようとしたところをグラド軍に追われることに。
余談だが本作では彼女にだけ散り際の台詞が2パターン(初登場時とそれ以降)存在する。
キャラ性能としてはセーラと似た感じである。クラスチェンジ先はヴァルキュリアのステ上限が低く使用できる武器が一切変わらないため、攻略に役立つ司祭がオススメ。
そこまで強いユニットではないため、攻略用と割り切ってじゃんじゃん使っていくといいだろう。すべての敵に特効を持てる遺跡踏破では大変役に立つ。


  • モルダ

フレリア軍所属のおじさま神官。温和な性格で皆の相談役になっているようだ。ただしリフとは比べ物にならない程育つ。
HPと体格が高い為前線で回復を行ったり、重たい魔法書も問題なく使えたりとかなりデキる素敵なおじ様。ディヴァインくらいならほぼ支障なく使いこなす。
武器レベルを上げる手間を考えてもイーヴァルディを使えるようにする価値は十分ある。
一方、幸運の初期値がたったの1な上殆ど育たないので必殺が非常に怖い。支援を固めるなりポプロンの守護を優先して回してやりたい。
魔防の伸びも非常に悪い、これまでの魔法系と比較してかなりの個性派。ガタイのいいモンク僧的なイメージで見てる人もぼちぼちいる模様。
バグ技を使って闇魔法を極めるのと妙に相性がよく、「暗黒司祭モルダ」としてネタキャラ扱いされていた時期もあった。


魔に魅入られ、魔物を使役する破戒僧。ふぇふぇふぇ。
グラド帝国六騎将の一人で、一見ただの参謀役に見えるが実力的にも最強
劇中2度戦うことになるが、1度目は貴重なアルジローレをドロップするので出来れば倒しておきたい。ハードモードの2度目は改造厨もビックリのドーピングステータスで登場。
城門を守るボスにバサークをかけ、こいつに倒してもらった人が後を絶たない。
なお、ヴェルニの塔で200体敵を倒すとエクストラマップで使用可能になり、能力値はノーマル時のものだが魔力以外はそれなりに高い。
上記の通り司祭自体が有用なので魔力をドーピングして即実戦投入もあり。



蒼炎の軌跡/暁の女神

『蒼炎』では神官→司祭、『暁』では神官プリースト司祭ビショップ聖者セイントとクラスチェンジする。
テリウスには修道士は登場せず、以前と近い体系に戻っている。
『蒼炎』では闇魔法が登場しない関係で光魔法は3すくみに影響されない唯一の魔法となっている。
また杖と光魔法の武器レベルは共用となっている。
魔力と魔防の上限こそ高いが、この作品では賢者の劣化に近い立ち位置になってしまっており、あちらの方がサイレスやスリープ、リブローは上手に使いこなせてしまう。
ただし、賢者の杖レベルはBまでしか上がらないためリザーブや女神の杖は司祭専用。
敵の神官や司祭は紙切れのような守備とどんな魔法もまともに効かないレベルの高い魔防が特徴。
いかにもな「物理で倒してください」という設計。
今作では「杖」は装備できないため、フォルカのカモにされて盗まれることも。


『暁』ではベグニオン帝国元老院の構成員として戦う機会が大幅に増加した。
同作限定仕様として反撃時に限り杖で攻撃が出来るようになった。(通称:杖ポコ)
力が低いのでロクなダメージは期待できないが、「僧侶・シスター系は攻撃できない」という固定観念が覆されエムブレマーたちに衝撃を与えた。
光魔法は復活した闇魔法に強いがそれ以外の魔法に弱いという厳し目の扱いとなった。


奥義は蒼炎では『陽光』、暁では『暁光』という名前だが、相手の魔防を減らす効果を持つ魔法版『月光』
蒼炎では相手の魔防を半減、暁では無視するという強力なもの。
もっとも、暁の奥義は発動=死が大半なので一撃で相手を仕留められない可能性があり、陽光のような吸収効果もないので
発動時の効果自体は密偵の『瞬殺』の次に弱いと言って良い。
しかし、相手の命中率を半減する追加効果が付いたので相手も間接攻撃可能なユニットでも反撃を受ける危険性は低く、
何より発動率自体は高めの上に間接攻撃でも発動するため総合的には弱い奥義ではない。
ちなみに同じ光魔法使いのミカヤも暁光を使う。


グレイル傭兵団所属の神官…という名の魔(防)王。
『蒼炎』では自軍初の回復役、唯一の光魔法使い、魔法武器使いを完封する壁といった特徴がある。
この時代はレクスオーラがドロップアイテムでなく入手には状態異常杖を利用した裏技じみた作戦が必要。
『暁』では第3部の貴重な回復役の一人としてしばらく使えるが、主人公たるミカヤにあらゆる点で歯が立たないため、他の部隊との合流後は埋もれてしまう。


  • ローラ

『暁』で新登場したデインのシスター。暁の団を山賊団と勘違いしたりする天然娘。
試遊会での新要素・杖ポコでもって反撃する姿は、「回復役は攻撃できない」という認識だったプレーヤー達の目のうろこを盛大にひっぺがした。
攻撃面は魔力・技・速さ70%という恐ろしい成長率だが上限が低く、一方で幸運と魔防は40まで伸びるのに成長率はさっぱりという残念な能力。
もっとも、その成長率の偏りから拠点成長との相性は良い。
アーマーみたいなソルジャーのブラッドとは幼馴染だが、残念ながら絆支援やペアEDは無い。


ベグニオン帝国の大貴族であり、元老院議員の一人。
「美の守護者」を自称するが本人はピザ。
美しいものに目がなく、大陸一麗しいとされる鷺の民を巡り一騒動を起こす。
『蒼炎』では一ボスとして登場し、倒すとリザイアが手に入る。
ノーマルとハードでは弱いが、マニアックでは強敵。
因みに無駄に優雅な専用BGMまであり、『スマブラX』でも聞ける。
本編を3周クリアするとトライアルマップで使えるが、能力はノーマル準拠なので役目は杖振り程度。


…と、彼はここまでなら多少インパクトのあるネタキャラで終わっただろう。
しかし、続編の『暁』で…


ま さ か の 復 活


密かに帝国元老院に匿われていたらしいがなぜ匿った。
彼の移動範囲内に白鷺の王子ラフィエルを置いておくとボスのくせに勝手に接近してきて仲間になる。
仲間になった後アイクと会話が発生するが、アイクは敵でいて欲しかったようだ。
終章でもネタ満載の戦闘会話を繰り広げる。あと無駄にかっこいい専用戦闘BGMまで追加。
ただしそのステータスは相変わらず弱く、最上級職にも関わらず後述のヌミダ以下。


なお、『暁』では聖者三人共ステータス・スキル・装備の全てにおいてミカヤの劣化になってしまう。
「暁の巫女」と一般の聖職者とでは格が違うということか。せめて『祈り』か『強運』でもデフォで習得していれば…
下手すると遠距離魔法「パージ」に加護をつけてミカヤに渡すだけというのが一番有効な使い方かも。
純粋に戦力として使うなら魔力・速さの上限が男性陣より高いローラが最も優秀。
レクスオーラだけでなくリザイアも活用したいのであれば出撃メンバーに加えても良い。


ベグニオンの宰相であり、元老院議長。
当初はクリミア兵と共にデインの捕虜となっていたが、高い能力に『女神の加護』付きと明らかに異質。
『蒼炎』では一般クラスの司祭だが、『暁』では専用クラスの「宰相」であり、魔法系では最強クラス。
ライを助けてくれたこともあり、あの漆黒の騎士も彼には手を出せなかった。
その正体は1000年前に混沌の女神ユンヌをメダリオンに封じた鷺の民エルラン
差別や争いが絶えない世界を滅ぼすために『蒼炎』時代から[[正の女神アスタルテ>暁の女神アスタテューヌ/アスタルテ]]復活に向け暗躍していた


  • ルカン

ベグニオンの元老院副議長。ベグニオン貴族は大半が腐敗しているが、彼はその筆頭である。
先代神使ミサハの暗殺も、その罪をセリノスの鷺の民に擦り付けて虐殺したのも彼の差し金。
さらには国民に死をもたらす「血の誓約書」でデインやキルヴァスを意のままに操るド外道。
女神に従う「正の使徒」となってからはサナキを偽神使として始末しようとする。
『暁』では終章エリア1で最上級職の聖者として登場し、敵将を務める。
高い魔力に加え、発動率の高い奥義『暁光』と最強の光魔法レクスオーラを備える強敵。
さらに特殊行動として6ターン毎に成功率が20%上がったサイレスを全体に発動する。
『見切り』持ちの物理職で倒すのが手っ取り早いが、リワープで逃げることもある。
おそらくこいつのモデルが「ダバルプス」なのだろう。


  • ヘッツェル

元老院議員の一人。
鷺の民ラフィエルを救ったこともある良識人だが、事なかれ主義で主流派に逆らえない。
ルカンと同じく終章エリア1に出現。
最上級職の聖者で奥義も持っているのだが、その性格故か光魔法は持たずスリープとサイレスのみなので決して発動しない。
…どころか自発的に攻撃することは一切なく、反撃時の杖ポコぐらいしかダメージを与える手段がない上に6回杖を振ると反撃すらしてこなくなる。
しかし丸腰でも戦闘会話では武器を捨てろと言われてしまう。言った本人には何が見えているのか…
まぁ彼も彼でルカンが先に戦死していてもルカンの不興を買えないと言い始めるのだが。教えてやれよ
なお、勝利条件は「敵の全滅」なので、彼を生かしたままクリアするのは不可能である。


  • バルテロメ

『暁』で初登場した新キャラ。
元老院議員の中でもルカンに次ぐ権威と傲慢さを誇り、オリヴァーに引けを取らないナルシストでもある。
有能なゼルギウスのことをかなり気に入っていた様子で、自身がオカマっぽいこともあって相当キモい。主に鼻がキモい。
ラグズ連合追撃のためクリミアの物資を強制接収しようとするが、騎士団やグレイル傭兵団に阻止される。
終盤で正の使徒となった後も自身の邪魔をしたエリンシアやゼルギウスへの復讐に執着していた。
上級職の司祭ながら*8最上級職のヘッツェルに匹敵する高いステータスを誇るが、エリンシアやティバーンなら楽に倒せる。
レクスオーラの紛い物のバルオーラを所持しており、基本性能は劣るが、毒の追加効果がある。
倒すとドロップするが、レクスオーラ以外にリザイアもあるのでなかなか自軍で使う機会はない。
非常にインパクトの強い顔グラと武器をしていたが、ケンプフナーシェンの座に並ぶには至らなかった。


  • ヌミダ

バルテロメ同様、『暁』から登場。
デイン駐屯軍の総司令であり、私服を肥やすために民に圧政を敷いてきた。
暁の団の活躍で駐屯軍が追い詰められるとジェルド将軍に責任転嫁し逃亡。
以後はルカンの腰巾着のような存在となるが、最終的に見捨てられた。
前章のバルテロメよりLvが2高いにも関わらず、ステータスは力と守備以外全敗しており非常にショボい。
だが、移動しづらい砂漠にあって遠距離魔法パージを使うのがウザイ。
ちなみに、デイン出身者やサナキ一派らをはじめとして戦闘会話がやけに豊富。



覚醒

『聖魔』と似たようなクラス体系だが、魔法と杖を使う司祭ではなく斧と杖を使うバトルモンク(バトルシスター)になった。
普通の斧もボルトアクスも使いこなすことができ、特にボルトアクスをまともに使えるのは本作ではこれらの職とDLC職の魔戦士ぐらい。
むしろリズやマリアベルの場合、下手に普通の斧を持たせるとまともに運用できないこともある。


スキルは僧侶が『祈り』と杖による回復量+5の『いやしの心』
バトルモンク(バトルシスター)が周囲3マスの味方の幸運+8の『幸運の叫び』と自軍フェイズ開始にHP30%回復の『回復』
賢者が『魔力の叫び』と魔法による攻撃力+5の『魔の達人』


イーリスの王女でクロムの妹。
元気いっぱい飛び跳ねシスター。今作のブラコン枠だがそんなにブラコン感がない。
序盤から加入する回復役。ただ高難易度では敵の攻撃が苛烈で杖を振る機会が少なくなって育てにくい。
彼女の息子はFE屈指のネタキャラである。


イーリスの聖職者。
中性的な容姿のとても綺麗なお兄さん。お兄さんである。
上級職での加入だが、初期値・成長率は悪くなく即戦力として有用。


マリアベルの息子。軍の中で一番、賊に間違われる。
だがしかし、アズールよりも女の子からモテる男前な僧侶。
『深窓の令嬢』が意外と似合うが、『疾風迅雷』を継げばアタッカーとしても活躍する。
絶望の未来」ではバトルモンクとして登場するが、能力的には賢者の方が向いている。


  • フィーア

十二魔将の一人で、バトルシスター。
本編でインバースが引き連れてくるものは銀の斧と仲間一人を全回復させるリカバーを持つが、他の魔将に比べると驚異ではない。
無限の神器でも祈りや回復で生存率が高いという程度で空気。



if

白夜王国の兵種・巫女/修験者として登場。巫女は戦巫女か陰陽師、修験者は山伏か陰陽師にCCすることができる。
暗夜王国のロッドナイト→ストラテジスト/メイド・バトラーがおそらく対位置。


戦巫女は弓を、山伏は槍を装備可能になり、陰陽師は魔法を装備可能になる。
普通に考えたら回復キャラなので賢者ポジの陰陽師……と見せかけてサクラもアサマも物理面のステータスが普通に伸びるため、戦巫女や山伏の方がよっぽど向いていたりする。


修験者や巫女のスキルは『祈り』と『幸運の叫び』
山伏や戦巫女は『回復』と魔法で攻撃された時にダメージを返す『魔法カウンター』
陰陽師は賢者と変わらず『魔力の叫び』と『魔の達人』


幸運の叫びは射程が2マスに弱体化した。
とはいえ下級職で唯一叫び系のスキルを習得できる兵種になったため存在感は増した。
さらに陰陽師にCCすればパラレルプルフなしでも2種類の叫びスキルを揃えられる。


白夜王国王女。(´・ω・`)
おどおどしがちだが心優しく、誰に対しても分け隔てなく接する。
エリーゼとはブラコン(シスコン)同士のライバル。
成長率が全体的に高水準で、コツコツ育てればチートユニットに化ける。別名サクラオウ
白夜編では戦闘実績以外でシャイニングボウを入手できないのだけが残念。


  • アサマ

ヒノカに仕える修験者。
柔和な笑顔で息を吐くように毒舌や皮肉を吐きまくる、ヒノカの頭痛の種。
職業柄、独自の死生観を持ち合わせており、治せるものしか治さない。
治療専門のユニットのくせに、力の成長率が半端なく、CC先は山伏一択という破戒僧。*9
さらに速さもそこそこある上タフなので、前線に出しても問題ないユニットになる。


アサマの娘。
☆マークの瞳孔がかなり印象的。非常にマイペースでめんどうくさがり。
俳句が趣味で、その時の気持ちを句に表すこともしょっちゅう。基本的に寝ている。
父親で民家を訪問し3回会話すると仲間になるが、別に放置してもクリア後には加入する。
スキル「五・七・五」は完全にネタに特化しており、実用性はあまりない。


  • 白夜兵

暗夜編序盤でゼロにモブ巫女を捕獲させ、『幸運の叫び』や『魔力の叫び』要員にするのも手。
またエリーゼが一時離脱する12章では使い勝手はやや劣るものの代わりに回復役を任せられる。


  • ミコト

白夜王国の女王であり、暗夜王ガロンに殺された前白夜王スメラギの妻。
心優しく聡明で家族や国民から慕われていたが、謎の敵の攻撃からカムイを庇い命を落とす。
ちなみにタクミの『風神弓』の以前の所有者はこの人。

+ ネタバレ-

透魔編終盤の24章ではハイドラの眷属として登場するが、自軍に敵意を向けずに協力的な態度を取る。
この章のマップは多くの罠が仕掛けられた迷路となっており、彼女は罠を避け敵と戦わずに最深部に行ける道を教えてくれるという。
最後まで見回りの兵士と戦わずにクリアすればブーツなどが手に入るため彼女の言葉が信用できるか否か、慎重な判断が求められる。
大方の予想通り彼女は敵であり、共に眷属となり永遠に母子一緒に暮らそうなどと言って最後の最後で罠を仕掛けてくる。
実は最初に念押しされた「青の扉が正解だということを忘れないで」という言葉は正しいので、最後までこれだけに従っていれば良い。
ミコト自身は弓の使い手であり囲めば無力化するため、近くの敵のドロップアイテムを頂いてから仕留めよう。



ヒーローズ

無属性の武器種「杖」が登場。杖を使って攻撃や回復を行う。回復は補助スキル扱い。
杖から放たれる魔法は与えるダメージが通常の半分で計算されるが、いずれも特殊な効果を持っている。
武器錬成で「ダメージ計算を通常にする」「攻撃時相手は反撃不可」のどちらか一つ、あるいは杖専用Bスキル「神罰の杖」「幻惑の杖」によって同様の効果を追加でき、専用の杖には基本的にどちらかの効果が標準装備されている。
奥義についても当初はダメージを与えるものは使えず、回復量を増やす治癒、全員にバフをかける祝福系や全員を回復する天照などの専用のものをもっぱら用いることになる。


基礎性能の低さに加え、習得スキルにも強い制限がかかるため、戦闘能力は大きく見劣りしがち。
少なくとも初期の頃は暗器と並ぶ、もしくはそれ以上の最弱クラスだった。
なんせ初期の頃は、当時実装されていたアタッカー用Aスキル、ぶっちゃけると「○○の一撃」「死線」などの系列が全部継承不可であり、レスキューやリターンと言った「移動補助を兼ねた杖」もなかったのに「引き寄せ」「引き戻し」等は全部継承不可。
奥義スキルも上記の通り攻撃系列は全部継承不可で、使えるのは「祈り」と杖専用の「祝福」くらい。
簡単に味方が回復ができないゲームなので回復性能は貴重ではあるが、出撃枠が少なくマップが狭いため非戦闘員を匿いづらいヒーローズでは
非戦闘員に1枠割くデメリットが大きく、特殊な性能から輝くユニットも時々いるが、全体的にはかなり冷遇気味であった。
しかも上述の通り当時は「移動補助」も出来なかったため「受けたら死ぬ」「先に殴った方が勝つ」がザラだった当時の環境との相性も悪かった。
引き戻し、引き寄せ要員が一人減ることと同じため、非常に味方の運用に制限をかける。


ただ、2023年以降の実装分からは、「〇〇の聖光」という杖専用の攻撃奥義が登場するようになったのを始め、
他の攻撃ユニットと見劣りしないくらいの能力値を持っていたり、ガチャ限定のものはかなり攻撃的な効果を持った杖も出始めるなど、
侮りがたい独特な強さを持つものへと変わりつつある。
また、レスキュー、リターン、プッシュがそれぞれ「引き寄せ」「引き戻し」「体当たり」を内蔵した補助スキルとして実装されているため、移動補助要員を減らすハンデもなくなっている。




全ての特殊効果は、戦闘中に攻撃していることが発動条件。


○アサルト
全杖ユニットの基本攻撃。特殊効果は無し。
効果が無い代わりに威力が10とそこそこ。種類によっては+版にしてもこの威力を上回れないものも。


○アブゾーブ
セーラ、ラケシスなどが使用。
与ダメージの50%を吸収して回復する。代わりに他の杖と比べて威力が弱め。+版でもアサルトを超えない。
そもそもダメージが通らないことには回復にもならないことや、自己回復はスキルで補完できることを考えるとかなり微妙。

  1. 版は加えて、戦闘中に攻撃していれば自分の周囲2マスの味方のHPを回復。

○フィアー
サクラ、クラリーネなどが使用。
戦闘後に攻撃対象の攻撃を下げる。

  1. 版は対象の周囲2マス以内の敵にも効果が及ぶ上に攻撃の低下値も上がる。

○スロウ
リフ、ブレディなどが使用。
戦闘後に攻撃対象の速さを下げる。

  1. 版は対象の周囲2マス以内の敵にも効果が及ぶ上に速さの低下値も上がる。

○グラビティ
リズ、レナなどが使用。
戦闘後に攻撃対象の移動力を1にする。

  1. 版は対象に隣接している敵にも効果が及ぶ。

○ペイン
アサマ、リンハルトなどが使用。
戦闘後に攻撃対象に10ダメージ。ただし、この削り効果で敵を倒すことは出来ない。

  1. 版は対象の周囲2マス以内の敵にも効果が及ぶ。

追加ダメージゆえか通常版では威力がかなり低いが、+版はアサルトと同等の威力になる。


○パニック
マリア、プリシラなどが使用。
攻撃対象に「強化反転」の状態異常を付与する。効果中は鼓舞や応援で受けた強化値がすべてマイナスになってしまう。

  1. 版は対象の周囲2マス以内の敵にも効果が及ぶ。

○トリレンマ
マリアベル、エリスが使用。
攻撃対象に「相性激化」の状態異常を付与する。効果中は3すくみの有利・不利による補正値がさらに±20%される。

  1. 版は対象の周囲2マス以内の敵にも効果が及ぶ。

○フラッシュ
使用するのは現時点でミコトのみ。
攻撃対象に「反撃不可」の状態異常を付与する。

  1. 版は対象の周囲2マス以内の敵にも効果が及ぶ。

○メランコリー
使用するのは現時点でシルクのみ。
攻撃対象に奥義発動カウントを最大値に戻し、奥義発動カウント変動量-1の状態異常を付与する。

  1. 版は対象の周囲2マス以内の敵にも効果が及ぶ。

主に巨影討滅戦で効果を発揮。


○サンクチュアリ
使用するのは現時点でニーナのみ。
周囲2マスの味方は、戦闘中自身に守備魔防+2、かつ敵にキャンセル効果。

  1. 版でも効果の違いは無く、違いは威力のみ。

○エイド
使用するのは現時点でディーアのみ。
ターン開始時に自分を除く最もHPが減っている味方を5回復する。

  1. 版は回復量が10に上昇する。


名称は従来作の回復杖と同じだが、効果が一部異なっている。


〇ライブ
基本となる杖。杖ユニット全員が使用可能。
隣接する味方のHPを5回復する。5しか回復しないのでこれを持つ意味は皆無。


〇リライブ
リカバーやリブローなどを使える杖ユニットの一部が使用可能。
隣接する味方のHPを10回復する。


〇ヒール
リバースやセインツなどを使える杖ユニットの一部が使用可能。
隣接する味方のHPを7回復し、自分も7回復する。


〇リカバー
隣接する味方のHPを15回復するが、奥義発動カウントが+1されてしまうデメリットがある。

  1. 版はデメリットが無く、攻撃の50%(最低5)+10回復するようになる。

〇リバース
隣接する味方のHPを(最大HP÷2-現HP)×2+7回復するが、奥義発動カウントが+1されてしまうデメリットがある。
すなわち、最低でも7は回復でき、対象のHPが半分以下なら、HPが少ないほど多く回復できる。

  1. 版はデメリットが無く、+7の部分が攻撃の50%-10(最低7)で変動し、より回復量が増す。

〇セインツ
隣接する味方のHPを自分が負っているダメージ+7の分だけ回復し、自分も負っているダメージの半分回復する。
こちらも、奥義発動カウントが+1されてしまうデメリットがある。
この杖を有効活用するためには、前もって何らかの形でダメージを受けている必要がある。

  1. 版はデメリットが無く、+7の部分が攻撃の50%(最低7)に増量する。

〇リブロー
現状唯一の射程2の回復杖で、1マス離れた味方のHPを8回復する。

  1. 版は回復量が攻撃の50%回復(最低8)に増量する。

〇レスト
隣接する味方のHPを8回復し、デバフや移動制限、パニック、反撃不可等の不利な状態異常を解除する。
ここでの状態異常はあまり重くないものもあるが、かかるとユニットの性能を活かせない場合もあるので有用。

  1. 版は回復量が攻撃の50%回復(最低8)に増量する。


〇レスキュー
隣接する味方のHPを8回復し、対象を自分の位置に移動させ自分は1マス手前へ移動する「引き寄せ」の効果。
対象か自分が、移動先の地形に侵入できない場合は移動は行われない。

  1. 版は回復量が攻撃の50%回復(最低8)に増量する。

移動が発生する場合には移動系補助として扱われるため、移動の有無にかかわらず奥義カウントは進まず、経験値、SPも入手できない
杖を利用しての経験値、SP稼ぎができないので、所持者の成長には結晶を使わない限り難儀することになる。
これらの所持者はヒールを持つので、杖の使用で経験値、SPを得るのならしばらくはそれに持ち替えるべし。
この点は、ここ以降の杖全てで共通する。


〇リターン
隣接する味方のHPを8回復し、対象を自分の反対側の位置に移動させる「引き戻し」の効果。
対象が移動先の地形に侵入できない場合は移動は行われない。

  1. 版は回復量が攻撃の50%回復(最低8)に増量する。

〇プッシュ
隣接する味方のHPを8回復し、対象を自分と反対方向に1マス移動させる「体当たり」の効果。
対象か自分が、移動先の地形に侵入できない場合は移動は行われない。

  1. 版は回復量が攻撃の50%回復(最低8)に増量する。


風花雪月

過去作とは異なり、『外伝(Echoes)』と同じく、ユニット自身が習得するスキルの一種で、購入・売却・交換/譲渡はできない。
信仰(白魔法)は、シリーズ過去作における杖と光魔道書に相当する魔法系統で、攻撃魔法と回復・補助魔法が混在する。
全員が信仰Dで「ライブ」D+で「リザイア」を覚え、その先はユニットごとに決まった魔法を習得する。
1マップ毎に使用回数が決まっており、0になると使用できなくなるがクリアすることでリセットされる。使いどころが重要だが従来作よりレスキューやワープ、リザーブなどの貴重な魔法を惜しみなく使うことができるようになった。
ただし、上級職までの魔法職は移動力が4しかない(アーマーナイトと同値)ため、リブローを覚えていないと前線に出た味方の回復に苦労する。


・修道士(理学or信仰D)
初級職。魔法が使える兵種。
初級職の中では魔防が成長しやすい。兵種マスターすることで「魔力+2」と「引き戻し」を習得する。


・プリースト(信仰C)
中級職。兵種スキル「ライブ」と「白魔法回復+5」を所持する。
メイジの兵種マスタースキルの「魔神の一撃」が魔法職では優秀なスキルのために優先されがちだが、ライブを20回も使用できるため侮れない。兵種マスターすることで「祈り」を習得する。
HPが2以上残っている時HPが0になる攻撃を受けると幸運の確率でHPを1残す。


・ビショップ(信仰A)
上級職。兵種スキル「白魔法回数×2」「白魔法回復+10」「地形耐性」を所持する。
回復性能も向上し、白魔法の弾数も倍になり回復・サポート役としては使い勝手が良く場合によってはビショップで止めるのもありである。
兵種マスターすることで「回復」を習得する。毎ターン最大HPの20%回復でき魔防も高いため魔法受けに最適であるが回復役が頻繁に殴られると持たないので保険程度に。
前線で戦うことが多いユニットが習得すれば継戦能力が向上するので鬼に金棒である(道具で代用可能)。


・ホーリーナイト(槍術C、信仰B+、馬術A)
最上級職。兵種スキル「再移動」「白魔法の達人」「地形耐性」を所持する。
ビショップに比べ攻撃寄りなスキルを持つのだが攻撃系の光魔法は種類が少なく弾数を補助スキルもない上、リザイアと回復系しか覚えない生徒も多く適正キャラがかなり限られる。
どちらかというと移動力目当てのクラス(下馬状態でも移動力は6ある)。
兵種マスターすることで「魔防の覚醒」を習得する。HPが残り1/4の時、魔防が+8上昇する。


・グレモリィ(理学A、信仰A)
女性専用の最上級職。兵種スキル「黒魔法回数×2」「闇魔法回数×2」「白魔法回数×2」を持つ。
達人系のスキルを持たないが、全ての魔法の回数を2倍にする。ビショップと比べ「白魔法回復+10」がないため回復量に差が出るが、移動力が1高いことと「リブロー」の射程に差が出るため一長一短である。
兵種マスターすることで「魔力の覚醒」を習得する。HPが残り1/4の時、魔力が+8上昇する。


  • リンハルト

黒鷲の学級に所属する、中性的な男子生徒。
興味のあること以外にはやる気や義務感を一切持たず、睡眠を愛する自由人。
男性ゆえグレモリィになれないのが痛いが回復魔法を強化する紋章を持ち、「リブロー」や「レスト」に加え「ワープ」を習得できる数少ない生徒。
なおDLC「煤闇の章」では唯一のまともな回復役であるため彼の希望とは裏腹に過労死枠である。


青獅子の学級に所属する女子生徒で、三学級では一番の年長。
おおらかな性格で包容力があり、同学級のアネットとは年の離れた親友。
「リブロー」「レスト」に加え「リザーブ」を覚える貴重な生徒であり、紋章も個人スキルも回復絡みという全キャラ最高の回復神。
理学も得意なのでグレモリィにもなりやすいが、ビショップより回復能力は落ちるため一長一短。


金鹿の学級に所属する、暗い雰囲気の女子生徒。
望まぬ紋章を持ったことで悲観的な性格をしており、いつも神に祈っている。
理学を鍛えることで高必殺の「ブリザー」「フィンブル」や射程1-3の「トロン」を習得し、他学級の回復担当よりも攻撃的な性能。
馬術が得意で槍術の才能も持つためホーリーナイトになりやすく、一応攻撃用白魔法の「オーラ」も覚えるがやはり職自体が扱いにくいため、ビショップやグレモリィの方がよいかも。


大司教補佐であるセテスの妹。
生徒ではないが大修道院に住んでおり、とある事件を経て主人公の学級に編入する。
リザーブを習得する貴重なユニットで、レスキューも使えるのが便利だが大抵のユニットがどちらかは覚えるリブロー・リカバーのいずれも覚えないため回復役としてはやや小回りがきかない。
僧侶向きユニットはだいたいそうだが踊り子適性も特に高い。


士官学校で教師兼医師兼歌姫を務める美女。
主人公の先輩教師にあたり、協力要請を行うことで仲間にもできる。
回復魔法は最下級のライブのみで、「Mシールド」「サイレス」「ワープ」と補助魔法を多く覚える。
個人スキルも隣接する味方の必殺回避を上げるものであり、回復ではなく補助を本領とする変則的なプリースト。
なお彼女は生徒ではないため踊り子になることができない。適性は高いはずなのだが・・・



エンゲージ

初級職が「モンク」、CC先の上級職が「マスターモンク」or「ハイプリースト」という構成。
「モンク」「マスターモンク」は体術と杖、チェインガードが使用可能で、「ハイプリースト」はチェインガードが使用不可になる代わりに攻撃魔法が使用できる。
体術は弓、魔法、短剣ら遠距離武器をブレイク可能で自身は武器相性によるブレイクは発生しない便利な立ち位置。
攻撃力は力と魔力の平均で算出され、僧侶職の技能となった関係上前作の格闘術ほど猛威を振るわなくなった。


  • フラン

聖地リトスの神官である「竜の守り人」。本作の初期僧侶枠であり、赤と緑の赤担当。
神竜様が大好きな元気いっぱいな女の子。
若年の少女なので体格は伸びない(個人成長率0%)が素早さが高い。資質的にはCC先は素直にマスターモンクだが、HPがそこそこ伸びるためある程度殴り合いができる魔法職目当てでハイプリーストも選択肢になる。


  • ジャン

フィレネの医者見習いの少年。本作の良成長担当。
個人スキルは兵種補正の成長率を2倍にするというもの。それ故に兵種成長率0%のステータスは0%のままなので、よく考えてクラスを決めたい。


  • パンドロ

ソルム王国のフォガート王子に仕えるパリピ聖職者。本作のうぇーい担当。
初期兵種は上級職の「ハイプリースト」。若い男性故に体格が良く、重い魔道書でも攻速落ちしにくいのがポイント。
実は力成長率が5%と全キャラ断トツの最下位なので、体術は余り期待できない。支援役・魔法攻撃役をやらせるのが無難。
また、ハイプリースト職は中位の攻撃魔法しか持てないため、体格を生かしてより高位の魔道書を持たせるために上級魔法職の「セイジ」へのCCも野郎の腹筋丸出し衣装を我慢できれば視野に入る。天性資質が杖なので、CC後も上位の杖が使用可能。


  • ハイアシンス

邪竜復活を目論むイルシオン王国の国王でアイビー、オルテンシア姉妹の父親。本作の暗黒司祭担当。
かつては賢王と称えられ、娘からも優しい父親と好かれていた人物だが、邪竜の配下である「四狗」と接触してから性格が変わって冷酷な人物になったと言われている。
クラスは「マスターモンク」。
如何にも魔法を使いそうな細身の老人だが、攻撃魔法の使えないクラスであり武器は体術。しかも豪傑剣士のモリオン王相手にムービー付きで披露する。
敵として登場する際もリンら物理型の紋章士の指輪を装備しており、杖すら持ってない肉体派賢王。



追記・修正は杖で回復してからどうぞ。


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  • なお外伝ではラスボスにとどめを刺せる模様 -- 名無しさん (2014-04-04 18:41:10)
  • ある意味ドMの集団(攻撃を受けてレベルが上がるから)でもエーディンとラナ親子は好き。(ディアドラとユリアの近親相姦最低母娘に比べれば)暗黒竜のリフもすき。 -- 名無しさん (2014-04-04 20:29:32)
  • 初代じゃ「僧侶」だったが、SFCでは味方唯一の男性僧侶であるリフを削り、僧侶という職業自体を廃止した。やっぱり、無抵抗の敵の坊さんを主人公側が殺すのはまずいとかいう判断なんだろーな。 -- 名無しさん (2014-04-13 19:21:09)
  • ズルムケさんの名前が原型留めてない件について -- 名無しさん (2015-02-03 13:40:18)
  • もし杖使いがCC後も攻撃手段を持たないシリーズだったらクラスとしての評価はどうだったんだろう -- 名無しさん (2022-02-04 23:26:04)
  • ↑CCした魔道士が杖不可ならなんやかんやでヒーラー枠として手堅く使われたと思う。 -- 名無しさん (2022-02-23 14:14:30)
  • 経験値の入るタイミングを調整しやすい。この事は持っていると効果のある成長率補正アイテムや、後一回杖振ったらレベルアップという状態でステージクリア→次の章の頭で杖振って成長吟味などで役に立つ。 -- 名無しさん (2022-02-25 22:44:52)
  • 闇魔法使いも自軍加入するようになった反動か、封印以降は邪悪な敵光魔法使いが目につく -- 名無しさん (2022-06-24 17:54:16)
  • ただし当wikiにフォルコープルを決して認めない編集者がいるというだけで、実際のプレイスタイルは自由である。 もちろん全然メリットがないということを警告してくれているだけで、彼に害意はないのだが……。←もう言い方が気に入らないだけじゃねぇか。 -- 名無しさん (2022-07-15 19:26:53)
  • FC版初代では頑張って僧侶を加入即Lv20まで上げたもんさ。……成長率がアレ過ぎて達成感とかあんまりなかったけど。エリスはマトモに成長するけど、加入が遅すぎて(=敵の攻撃が強すぎて)育てるのがめちゃくちゃ面倒という -- 名無しさん (2023-02-26 21:16:37)
  • 紋章2部の序盤は杖の回数がシビア。5章の道具屋まで1章のマリーシアのライブ(20)と3章のジュリアンの持ってるリライブ(16)しか無い。新紋章では改善されてる辺り、スタッフもこのシビアさは分かっていたらしい。 -- 名無しさん (2023-08-05 01:39:08)
  • ↑SFC版だと傷薬の回数もシビアだが、各個撃破できる敵が多いから3-4章あたりではあまり困らない。ただ時間かかるし新紋章形式だと改善は要った -- 名無しさん (2023-08-05 06:01:32)

#comment

*1 ついでに言うと、味方になる僧侶の初期武器レベルはリフが「3」、レナ・エリスが「7」、マリアが「8」なので、専用を除き最初から使えない杖はマリア「なし」、レナ・エリス「リザーブ(全員10回復)・Mシールド(魔防上げ)」、リフ「左記に加え、リブロー(離れた仲間を10回復)・ワープ(味方を移動)」だけで、隣接者の回復に留めるならリフでさえ杖があればいきなり全回復とかもできる。
*2 『紋章』第2部ではユミナ、『新・紋章』では王女系キャラも使用可能。
*3 ティータはクラス「聖女」の能力で隣接者を1ターンごとに5回復するのでこれも組み合わせればもう少し回復できる。
*4 トラキア776のナンナは若干そんな印象だが、聖戦の系譜のナンナは聖戦の系譜に多い勝気な女の子である。
*5 使える武器を持たないユニットは無条件必中で捕獲され、さらに持ち物を敵に奪われる。そしてその敵を普通に倒しても奪われたアイテムは戻ってこない。おまけに敵は捕獲を最優先で狙う性質がある。
*6 計算は使用者の「技」の数値のみで「一律60%の基本命中率+技×4」、つまり10以上技があれば必中・・・と思いきや「命中率上限は99%」がこれにも適応される。
*7 そんな杖はないうえ、これをやると光魔法がSにできなくなる
*8 ただし、第4部に登場する正の使徒は能力が最上級職相当に高く、違いは奥義がないくらい。暁の奥義はバランスブレイカー一歩手前のものばかりなのでやむを得ないか
*9 成長率もそうなのだが、彼にまつわるエピソードをいろいろ読み解くとどう考えても山伏の在り方だったりする…。

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