登録日:2014/04/29 Tue 15:57:26
更新日:2023/12/15 Fri 13:29:48NEW!
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ガンダム ボール msv msv-r 第08ms小隊 0083 ms_igloo クロスボーン・ガンダム 量産機 試作機 地球連邦軍 廉価版 命知らず バリエーション豊富 超ロングセラー 連邦最長現役種 安物 丸い棺桶 ザコ専用機←そうでもない(シロー) モブの運命を背負った機体
本項では、『機動戦士ガンダムシリーズ』に登場する「RB-79ボール」のバリエーションについて記述する。
◆宇宙世紀(ガンダムシリーズ)
- スペースポッド
型式番号:SP-W03
コロニーの建設に使われた作業用の個人乗りポッド。ボールの設計元である。
そのため基本設計はボールと同じ。球体状のボディと2基のマニピュレーターを持ち、各部には姿勢制御用のバーニアが設置されている。
ボール(軍用機)と民間作業用の違いとして、前面180度がガラス張りになっている。
また、ボールよりもかなり小さい*1ことが異なる。もちろん非武装。
なかなかの頑丈さと操作性の高さに定評があり、スペースコロニーや宇宙船などの建造・補修作業などでよく使われていた。
- 先行量産型ボール
型式番号:RB-79K
作業用スペースポッドを戦闘用に改造した機体。
「ボール」としての基本構造はすでに完成しており、装甲化・武装化が施されているが、制式型との差異も多く、
- 一回り小柄である
- マニピュレーターがサブアーム付き
- 照明機器がある
- ワイヤーフックの射出装置(ウインチギミック)がある
- 上部の主砲が連装式の「フィフティーン・キャリバー」
- 装甲が強固
といった点。マニピュレーターや照明・ワイヤー関連など、作業用重機の印象が強い。
特に装甲が硬いのが特徴で、ザクの120mmマシンガンの攻撃にも正面から耐えている。
ボールの装甲について、劇中と明らかに合わない「ルナチタニウム製」という設定があるが、
仮にルナチタニウムを採用しているとすれば、このタイプのみではないかと思われる(ジムも先行量産機はルナチタニウム製だった)。
ただし搭載している砲塔「15キャリバー」は火力がやや低いようだ。
仕様からして作業用機なので、試作品のテストを兼ねて搭載していただけなのかもしれない。
連邦軍でもかなり初期の兵器で、主に輸送船などの防衛戦力として配備されている。
テリー・サンダースJr.の初期型ジムを助けるためにシロー・アマダが乗り込み、アイナ・サハリンの宇宙用高機動試験型ザクと戦って相討ちになった。
- 試作機RX-76
型式番号:RX-76
「ボールプロトタイプ」とも呼ばれる。RB系統ではなく、ガンダムらと同じRXシリーズである。
先行量産型ボールをベースに、バーニアや装甲の増設、それに伴うサイズの大型化、上部キャノン砲の単装砲への変更、などが行われた。結果、ほぼ正規品と近くなっている。
装甲板はカーキグリーン、ガラスがイエローベースになっている。
♪Prototype boll 明日~の~♪
ではない。
- RB-79ボール
正式量産型ボール。メイン項目で解説している、要するに一番みんなが知ってるあのボール。
ちなみにデザインは映画『2001年 宇宙の旅』に登場した宇宙船のEVAポッドがモデル。
- RB-79F ボールF型
型式番号:RB-79F
別名「ボール追加装甲タイプ」。
ボールの被害の多さが想像以上だったことから、対策として出された「プランRB-79-YC」による改装タイプで、一番手っ取り早く、かつ効果的なので採用された。
防御力の補強として各部に装甲(合成樹脂による衝撃吸収材を挟んだ三層構造)を追加し、特に正面窓の9割を装甲板が塞ぐようになった。
機動力を向上させるため、後部にスラスター3基とカートリッジ式のプロペラントタンクからなるブースターパックも増設している。
これによって防御力と機動力が飛躍的に向上。特に機動力はかなり高く、パイロットたちからの評判は結構良かった。
もっともセイバーフィッシュのような純粋な空間戦闘機ほどではないだろうが。
生産性も良好で、配備が済んだ通常のボールでも割と簡単にF型に改造できるらしい。
最初からこの状態で量産しとけば良かったのにとか言ってはいけない。
- ボールM型
型式番号:RB-79M
登場作品は「ジョニー・ライデンの帰還」。
F型と同時期に開発された機体。
別名「ボール機雷散布ポッド装備タイプ」。整備兵からは「ロッカー・ボール」「ロッカー付き」、「ランチボックス」などと呼ばれていた。
別名通り、機雷をバラまくのが目的。ジムの支援機とはまた別の運用法を模索したタイプである。
後部に浮遊機雷を48基搭載した機雷散布ポッドを増設している。ちなみにこのポッドは既存のコンテナを一部流用して造っている。
ポッドには全部で10基のスラスターが設置され、機動力も結構高い。
機雷にはセンサーロッドが6本内蔵されていて、バラまかれた時に展開する。
接触起爆を始め起爆モードは複数あり、どれにするかは事前に決めておく。ただし、機体から300m程度の範囲内の物なら後からでも変更ができた。
機雷自体も3種ほど存在しているが、大体は威力と信頼性に優れたMMB-05Eと呼ばれるタイプが使われたらしい。
なお、機雷はポッドの前後どちらからでもバラまける。
キャノン砲は発信アンテナと計測用のポッドVLBI-C2に変更。機雷の散布ポイントを正確に記録し、また指定ポイントを正確に特定可能である。
また、少しでも格納庫のスペースが空くようにマニピュレーターは小型化された。
主にルナツーに配備され、地球軌道上のジオンパトロール艦隊の定期航路に機雷散布をしていた。
戦時中の連邦軍の記録ではかなり高い戦果を挙げたとされ、MSが配備されるまではこの機体が連邦の対艦エースだったともいわれる。
しかし乗っていたパイロット達からは「艦隊戦の真っ最中に機雷バラまけって命令された」などといった証言が得られている。
成果も大きいが被害も大きいといったところらしく、実際、総生産数の1/3が撃破されている。
連邦が攻勢に転じてからは随時、通常タイプやF型に換装されていったため、戦後には実機は存在しない。
- RB-79G ボールG型
型式番号:RB-79G
キャノン砲を大型クレーンアームに換装し、作業用に転換したタイプ。要は先祖帰りである。
一年戦争の末期に造られた。
劇場アトラクション『ガンダムクライシス』に登場。後に漫画『GUNDAM LEGACY』でも登場した。
- 遠隔誘導操作用ボールユニット
ゲーム『SDガンダムGジェネレーション』シリーズに登場した、無人機のボール。
NT試験用ジム・ジャグラーRGM-79 / RGM-79ARAの両肩に設置されて運用するもので、インコムの御先祖様みたいなもの。
ジムを複座式にし、砲手がレーザー通信で攻撃ユニットを手動制御するという方法で擬似的なオールレンジ攻撃が可能になっている。
連邦の遅れた技術の象徴みたく言われているが、ジオンのブラウ・ブロも同じような発想で攻撃端末を運用しており、発想自体はそう悪くない。
(何気にミノフスキー粒子散布下でもレーザー通信は機能することの証明でもある)
またこのボールユニットは通常のボールにはない最先端技術が投入されており、
メイン武装はMS用ビームライフルが、それもボール一基につき上下に二門も搭載されており、火力は非常に高い。
さらにGジェネのムービーで見る限り、バーニアの出力やボールそのもののスピードもかなりのもの。少なくとも一般のボールと比較するとかなり上。
大型ビームライフル二基と高出力バーニアの同時採用などを考えると、おそらくジェネレーターもガンダム並みと思われる。
装甲のカラーが先行量産型と同じオレンジ色なので、可能性レベルだが、ルナチタニウム合金も利用されているかも。
……そしてコストもバカ高いと思われ、実験機として使うならまだしもこんなのを正規採用すれば「大量配備できて集団戦闘に強い」というボールの長所は完全に失われるだろう。
一見とんちき兵器に見えるこれがなぜこれほど高性能なのかだが、おそらくRX-78-2ガンダムと同様の、「(オールレンジ攻撃に対しての)現状で到達できる最高の技術に挑戦する」という技術試験機としての存在と思われる。
つまり最初からコスト云々を考慮しない、実験機として制作されたと思われ、それほどジオンのオールレンジ攻撃が連邦に強い印象を与えたと言える。
実際アムロとガンダムが超人的にどうにかしただけで甚大な被害を受けていた上に対策もろくに取れなかったので(更に言えば当のジオンからもドン引きされていて抗いがたいものと表現されている)、成果に結びつくかは別として研究アプローチとしてはそうおかしくない。
しかし幸か不幸か、開発の難航と戦争の早期終結が相まって、1号機がロールアウトすることなく終戦を迎えた。
- RB-79C ボール改
型式番号:RB-79C
「改修型」とも呼ばれる。
0083などに登場したタイプ。
その名の通り、一年戦争時のボールを新技術でニコイチし、多少の性能向上、サブアームの増設、キャノンの変更などを施してある。
要するにマイナーチェンジ。一部の機体はそれまで不可能だったEキャップ式のビーム砲を一門装備している。
「星の屑作戦」でコロニーが地球への落下軌道をとり、これを阻止するべくコロニーの予想軌道上にソーラ・システムIIが展開されるが、その作業のため使用された。
作業がメインなので戦闘能力はおまけみたいなもんである。Eキャップを採用したのもそのためだろう。
- フィッシュアイ
型式番号:RB-79N
水中戦用のボール。制海権をジオンから奪い返すため、ボールの生産ラインを転用して造っている。
見てわかる通り、破壊力重視の攻撃特化型強襲機。水中推進システムとして、スラスターの代わりに大型ダクト型式の強力な推進器を装着。
上部のキャノン砲は2連装アンカーガン(ロングスピア)、マニュピレーターがボールとは思えないくらい巨大なクローアームに換装されている。
ただし無理矢理つけた装備のせいか航続距離は短く、母艦となる海洋艦または潜水艦とセットで運用することが必要不可欠となっている。
作中では水中用ビーム砲「エーギル」の実験を行っていたジオン軍を攻撃している。
- フロッグ・ボール
ボールをベースとして開発された水中用戦闘ポッドで、キャノン砲を外して水中ミサイルと機雷で武装している。
装備を機体後方部に集めて全長が伸び、ジオン軍兵士からは「オタマジャクシ」という通称で呼ばれていた。
ジオン軍のマッド・アングラー級潜水艦所属のグラブロ4号機およびズゴック・クラブと交戦した。
上記のフィッシュアイと違って水中継続戦闘能力は高いようで、水中戦で回避が困難かつミノフスキー粒子が期待できないグラブロを追い詰めている。
特にミサイルの追尾性と威力は厄介らしい。水中ではMSのような人型よりボールのような形状の方が適切に運用できるだろう。
(球状であるため避弾経始により実体弾なら運動エネルギーを分散させられ、水中なのでビーム攻撃の心配は上述のエーギルのような特殊例を除いてない)
- シャークマウスボール
型式番号:RB-79
『機動戦士ガンダム MS IGLOO』に登場するヒャッハーなボール。
名前の通り、機体にサメの口をあしらったペイントを施したボール。見た目にもインパクトがある。鮫だが水中ではなく宙域用である。
これは機首を鮫に見立てて口や牙・目を書き込む戦闘機のノーズアートの一種で、機体性能は単なるボール。形式番号も変わらない。
しかし集団で襲いかかるその姿はまさに恐怖。そしてIGLOO特有の連邦軍の例に漏れず、チンピラだらけである。
多くのパイロットに好まれた塗装パターンらしいが、劇中に登場したものはオハイオ小隊の所属。
3話冒頭でルナツー周辺にいたパプア級3隻を襲おうとしたが突然現れたヅダ3機に囲まれて慌てて逃走した。
本編での出番はこれだけだが、その後オハイオ小隊は戦力的評価の低いヅダを相手に戦わず逃げたことが問題視されて左遷同然に前線送りとなり、ソロモン攻略戦に参加している。
なお、地上から上がってきたジオンのHLVを一方的に攻撃していた部隊のものは通常塗装の別部隊機であり、シャークマウスではない。
しかし資料によってはオハイオ小隊とこの時のボール部隊が混同されて「ヅダとの戦闘で全滅した」と書かれている場合がある。
- RB-79K 近接戦闘型ボール
『IGLOO』に登場。
まさかの接近戦型のボールである。開発部が本格的にパイロットを殺しにきている…開発意図が本気で分からない。
月面基地グラナダ上空の宙域で第603技術試験隊の駆逐ポッド「オッゴ」と交戦した。
キャノン砲の代わりに小口径短連装機関砲を装備…その威力はガンダムの頭部バルカン以下。MSにこんなもん効くか。
だが相手になった敵機「オッゴ」も燃料のプロペラントタンクのドラム缶にザクの武装を固定しただけという即席急造兵器。
オッゴの装甲はスチール合金、大きさはボールの1.2倍、おまけに急造品で欠陥だらけで「ジオンのゴミ箱」と呼ばれる始末。
当たり前だが元が燃料タンクなので装甲なんてあってないようなもんで、カタログスペックですらボールとどっこいどっこい&近~中距離戦用なのにどの道当たれば誘爆で爆死必至のとんでも兵器である。
しかも乗ってるのもパイロットと言うにもおこがましい、150時間の即席訓練を受けただけで実戦未経験の未成年学徒兵…まるで特攻隊や白虎隊。
そのおかげでこんなへっぽこ機関砲のボールでも戦えた……と思った?
なんと友軍機をやられ茫然自失のオッゴに上方から奇襲し、突撃しながら機関砲の乱射を食らわせても貫通できずに終わる。
……え?ただのスチール製ドラム缶ですら全く破れない(しかも宙域)機関砲って一体どういうことなの……。競技用エアガン(未改造)かな?
結局オッゴに一基破壊、一基は友軍サラミスに見捨てられオッゴと一緒にメガ粒子砲で爆散。
残りはア・バオア・クー攻防戦にてビグ・ラングのメガ粒子砲薙ぎ払いでMSや艦隊諸共まとめて全部吹っ飛ばされた。
(その前にもブイブイ言わせている)そりゃ連邦サイドのヘイトの凄さも当然。
…欠陥品扱いなのにビグ・ラング強すぎじゃない?
……もともと本作は連邦の扱いが杜撰すぎるレベルで酷いため、いろいろな意味で参考にしづらい。ヅダの記事のジム疑惑も参照。
なお、よく誤解されるがRB-79Kの装備は15キャリバーではなく、砲塔が半分ぐらいの短さで口径も小さい、レーダーの付属品のような代物である。
一見すると本当にアンテナのようにも見えるほど細い。15キャリバーでも実際はカスみたいな扱いなのに、何故こんな存在意義が分からない武器にわざわざ換装したのか…?それを込みで演出上の都合と良い風に考えてもドラム缶をぶち抜けないのはなお異常だとしか言えないが。どうせ近づくなら宙域加速してアームで殴るのを試みた方が良いだろう。
- 133式ボール
型式番号:RB-133
『機動戦士クロスボーン・ガンダム』に登場。U.C.0133年時に配備されていた機体。
キャノン砲が3連装になり、装甲など各部形状も微妙に変わっている。
海賊軍と戦闘になった際、マザー・バンガードに砲撃を行っていた。
量産型F91はコストが高くつくため、サポート役として単純な構造・低コストのボールが見直された結果生まれた機体。
火力は強化されたがやはりパイロットの評判は悪いようだ。
コストを抑えることには成功しており、量産型F91とこのボールで組ませた編成は、この時代の標準的なジェムズガン部隊と同等のコストに収まっている。
量産型F91のサポート役という設定は2021年発売の『機動戦士クロスボーン・ガンダム メカニック設定集』で判明したもの。
長らく見た目以外不明な謎の機体だった。この名前もGジェネ初出のものである。連載当時から「量産型F91が高すぎて予算がなくなったんじゃね?」とは邪推する読者もいたが、結果として大体正解だった。パイロットの命も高いのに大丈夫?感も凄いけど。
『機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート』に登場するガンダム……ではなくボール。
威嚇用にガンダム顔のマスクを取り付けただけのボールであり、マスクのせいでバランスが悪くなっているので操作は不安定。
ただ、ぱっと見ではガンダムの頭部に見えないことも無く、宇宙ということもあって周囲に物体が少なくサイズ比較も難しかったため、
バランスを欠いて宇宙を漂うこの機体を見たジオン軍はガンダムが討ち取られたと誤解したり、
ジムと共にソロモンに取りついた際には上手く全体が見えなかったことでボールと同サイズの頭部を持つガンダムと誤認されるなど、
ジオン軍に少なからぬ混乱を与えていた。
- キャノン・ボール
『機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST』に登場。このシリーズボール好きだな。
ザンスカール帝国のガリクソンにボールを乗っけただけ。もはやバリエーションと言えるのかも怪しい。
バイクに乗ったボールという珍妙な見た目であり、戦闘能力はもちろん低い。
更にボールは宇宙用棺桶ポッド、ガリクソンは地上戦用(コロニー内含む)という関係上、どこで運用しても片方が邪魔になる困った仕様。バイクは空を飛ばないからね。
ただしボールもガリクソンも無駄に余っていたので数の調達は容易で、通常のMSとの連携によって敵を集団で囲み、ハチの巣にすることが出来る。
ちなみに読者公募機である。
- RB-79ボール(サンダーボルト)
『機動戦士ガンダム サンダーボルト』に登場。
ムーア同胞団に配備された機体には頭頂部のキャノン砲の他、着艦用のソリと両手にマシンガン、背面と底面に5基のスラスターがついている。
基本的に艦の作業が主だが、両手のマシンガンで中~近距離のMSとの接近戦までやらされる。大砲の代わりにクレーンになってるタイプもある。
…マシンガンが届く距離で交戦しろと?こんなもんでドンパチやってる空域での作業と警備・交戦に当たらされるパイロットに敬礼。
- 水中型ボール(サンダーボルト)
『サンダーボルト』に登場。パイロットはカロリーナ・クルコヴァなど。
宇宙で使用していたボールをベースに水中用に改修した機体。マニュピレーターは右側だけ。
頭部にミサイル・ポッドを換装したほか、底部にフロートを新設、頭頂部には通信用のケーブルがのびている。
前述のフロッグ・ボールの親戚みたいなもんだが、あちらが水中戦に特化されているのに対し、こちらは水中・水上の索敵用といったおもむき。
- シャア専用ボール
型式番号:RB-79A12
『トニーたけざきのガンダム漫画』に登場。
ア・バオア・クー攻防戦にて、シャア・アズナブルが大破したゲルググの代わりにキシリアから与えられた機体。
鹵獲したボールを赤く塗り、出力を三倍にして、角も2本付けている(角の中には謎の秘密メカが入っているらしい)。マニピュレーターも極端に小型化。
さらに完成が間に合わなかったジオングから「ブースター」と「五連メガ粒子砲」を流用。
移植されたブースターにより機動力は三倍以上となり、キャノン砲もジオングの右手首に換装され火力も大幅強化。しかも有線式サイコミュで制御できる。
しかし見た目がボールなことと赤い塗装のせいで、連邦・ジオン両軍から紛らわしいと言われるのが難点である。
果たして、案の定というか、渋々出撃したシャアは敵味方問わず「紛らわしい」とサッカーボールのごとくに蹴りまくられた。
デザインはカトキ氏。
- 高機動型ボール
漫画『魔法の少尉ブラスターマリ』に登場。マグネットコーティングが施されており、通常のボールとは次元の違う滑らかな関節の可動が自慢。
が、それ以外は見た目も性能も普通のボールである。
- 小説版のボール
小説版FGでは魔改造されたボールが登場。
キャノン砲の代わりにハイパーバズーカを、アームではなくマニピュレーターにビームライフルとビームサーベルを装備。
その名も「ミスター・ボール」。単純な破壊力だけならガンダムやジムと互角……だが、結局ボールはボールだった。
…そもそもライフルもサーベルもボールの出力で扱える装備じゃないはずだが……
ジムがビームライフルを持つなど技術面でもパラレル世界なので、ジム・ボールともにジェネレーターをガンダム用にしているのかもしれない。
ちなみに、NT試験用ジム・ジャグラーに搭載された無人ボールは、ビームライフルを二基起動させることができ、スピードもかなりあった。
こちらのボールにはジム用もしくはガンダム用のジェネレーターが使われている模様。
- アトラスガンダムのコックピットブロック
『サンダーボルト』に登場。コックピットはボールの構造を参考にした球体型…というか小さいボールに頭や手足、胸部装甲がくっついてガンダムタイプ・モビルスーツの体を成している。
◇ボール以外の類似機体
- トロハチ
ボール…ではなく『機動戦士ガンダムUC』に登場するプチモビルスーツ。形式番号TOLRO-800。
見た目はボールの前身であるスペースポッドに脚を付けたようなものだが、これでも最新型。
バナージがコロニー内上空から落下してきたオードリーを助ける為に使った。
ちなみにプチモビルスーツ自体はZZの頃から民間用重機として登場している。
◆アナザーガンダム(ガンダムシリーズ)
- ドータップ
型式番号:DT-6600
『機動新世紀ガンダムX』に登場。
旧地球連邦軍の戦闘用ポッドで、ドートレスの支援機である。頭頂高10mの小型機。
機体下部に80mmキャノン砲を持ち、側面には肩部から手首までをドートレスの腕部を流用した構造のクローアームが設置されている。
第7次宇宙戦争で投入されていた。
ボールのポジションだが、見た目の出来合いはボールよりやや豪華に見える。
- ドータップ水中型
型式番号:不明
その名の通り、ドータップの水中用。
キャノン砲は姿勢制御や旋回補助用の動力部を兼ねた魚雷発射管に、クローアームは旧連邦軍の水陸両用機「ドーシート」の腕をそのまま使用する形に変更された。
主にシーバルチャーが海底に沈んだ物資のサルベージに使っている。
◆ガンダムビルドシリーズ
- ポリポッドボール
『ガンダムビルドダイバーズ GIMM&BALL’s World Challenge』に登場する、4脚歩行の地上戦用ボール。
球状の胴体に多脚というとアレとかソレっぽい感じが…。
◆ ガンプラ
シャークマウスと先行量産型がMGで発売。
先行量産型の方はかつてリミテッドモデルと呼ばれるシリーズでも発売されていたが、現在は絶版。
HGUCではボール改がジム改スタンダードカラーとのセット。先行量産型、シャークマウスの2体セットでウェブ受注販売された。
追記・修正をお願いします。
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- 内容がボールの記事と割とかぶってるんだけどどうしたものか -- 名無しさん (2014-04-30 21:39:19)
- ↑の記事内のバリエーションの部分消せばいいと思うよ -- 名無しさん (2014-04-30 22:40:57)
- メイン記事からバリエーションを移転し、既存の文章とも統合しました。 -- 名無しさん (2020-03-01 23:29:58)
- 先行量産型と近接戦闘型って同じK型なのね -- 名無しさん (2021-02-09 14:39:02)
- 近接戦闘型の設定酷いな…IGLOO特有のジオン贔屓とはいえ。 -- 名無しさん (2021-08-24 20:36:51)
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