FLOWER KNIGHT GIRL

ページ名:FLOWER KNIGHT GIRL

登録日:2018/08/19 (日) 13:02:41
更新日:2024/03/21 Thu 13:37:44NEW!
所要時間:約 21 分で読めます



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FLOWER KNIGHT GIRL(フラワーナイトガール)とは、DMMゲームスで配信されているブラウザゲームである。



概要

サービス開始は2015年1月27日。公式のジャンルはRPG、または「花×美少女×RPG」。
全年齢版とR18版が存在するほか、スマホアプリ版も提供されている。


ブラウザ版

  • 全年齢版
    • DMM GAMESで提供されており、例によってDMMの規約上18歳未満はプレイ不可。好感度イベントはスマホ版と同じでデートイベントとなる。
  • R18版
    • タイトルは「FLOWER KNIGHT GIRL ~X指定~」。DMM GAMES.R18で提供されている。
      好感度を上げた際に見られるのは寝室イベントだが、キャラクター毎の図鑑ページからデートイベントも見ることが出来る。

スマホアプリ版

  • iOS(App Store)版、Android(Google Play)版
    • 各OS公式のアプリストアを通してダウンロード、インストールをする。R18要素は含まれておらずデートイベントのみ。
      また立ち絵の露出が減らされている。これらで購入した華霊石は他の版では使用できず、また他の版で購入した華霊石を使うこともできない。
    • リリースを優先した影響で、現在はブラウザ版で実装されている一部の機能が実装されていない。
      ゲーム序盤はともかく、中盤以降に重要となる機能も使えない状態なので、ブラウザ版と使い分ける必要がある。
    • これらのアプリで遊んだデータは「FILE B」に保存される。DMMのアカウントと連携するとDMM版で遊んでいたデータは「FILE A」に保存され、各版で両方を切り替えて遊べるようになる。(ブラウザ版でFILE Bを遊ぶことなども可能)
  • Android(DMM GAMES)版
    • タイトルは「FLOWER KNIGHT GIRL A」。DMM GAMESのアプリを通じてダウンロード、インストール、起動をする。
      そのため特別な手続きをせずにブラウザ版とデータ連携している。またアプリ版では唯一R18イベントが閲覧でき、さらにデートイベントも閲覧可能。

DMMのゲームの中でも上位の人気を保っており、6年以上経過しても勢いが続いている。
ライトノベルやコミカライズなどのメディアミックス作も定期的に刊行されていた。
当初は「YourGames」(通称ゆあげ)が開発、展開していたが、2021年11月に株式会社KMS(同じDMMにて展開しているミストトレインガールズ、オトギフロンティアの運営会社)へと運営移管となった。



ストーリー

七つの世界花の恩恵を受けて虫たちと共存してきた世界、スプリングガーデン。
しかし1000年前に異世界から「死にゆく世界の支配者」と呼ばれる存在が来襲し、多くの虫たちを害意ある「害虫」へと変貌させ、ついには世界花の一つが滅ぼされてしまった。
その害虫に対抗する存在が、世界花の加護を受けた「花騎士(フラワーナイト)」と呼ばれる騎士たちである。


プレイヤーは花騎士たちを率いる騎士団団長の一人となり、害虫の脅威に立ち向かっていく。



ゲームの流れ

大きく育成と戦闘に分かれているが、本作では育成に重点が置かれている。
基本的な部分はバランスがかなり緩く調整されているため、育成も編成もそこまでシビアなものは要求されない。
むしろ幅広く育成して戦力になるキャラを増やすことが要求される傾向にある。
もちろん超高難度ステージに挑むためにキャラを集め育成に励むのもアリである。


育成

各ステージに出撃して素材を収集し、それらを使って花騎士を強化していく。
主な育成要素には

レベルアップ
素材の合成により経験値を与えステータスを強化する。
進化、開花
レベルが初期化される代わりにステータスやアビリティが強化され、グラフィック的にも大きく変化する。
レアリティ昇華
レアリティを最大である☆6に上げてそれ相応の能力値に強化する。元から☆6であるキャラは対象外。
素材の入手手段が限られているのでハードルは高い。☆6ではないが好きなキャラを贔屓するための措置と考えておくのが無難。
好感度
アイテムを与えることで上がっていき、それに応じてステータスも上がる。最大まで上げるとイベントを閲覧できる。
アンプルゥ
レベルと別枠での強化を施す。ドラクエシリーズの種や世界樹の迷宮4の宝典などの類似品。
装備品
各キャラが持つ装備枠に各部位1つずつ装備できる。攻防強化が主で、特殊効果を持つものは希少。
装備品に素材を合成して経験値を与えレベルを上げると性能が強化される。

などがある。



戦闘

最大5人の花騎士を1部隊とし、通常のステージは自軍最大4部隊+援軍1部隊の計25人で出撃する。
部隊の初期配置を決めた後はステージ終了までほぼ干渉することはできず、移動も戦闘も自動で行われるのを見守るのみとなる。
このため事前の花騎士の育成とその個性に応じた編成・配置が重要になってくる。
唯一の例外が「ソーラードライブ」という攻撃で、花騎士の攻撃に応じて溜まるゲージを消費し、戦闘中任意のタイミングで団長が敵に直接ビームを照射してダメージを与えることができる。


操作の余地がほぼ無い代わりに非常にテンポが良く、1回の戦闘は早送りすれば数秒程度で終わる。ステージ単位でも1分程度。
この手軽さもこのゲームの売りの一つとなっている。


主な戦闘コンテンツには

ストーリー
メインのストーリーが語られる任務。フルボイス。
緊急任務
いわゆる期間限定イベント。1イベントは2週間で、終わればメンテを挟んで途切れなく次のイベントが始まる。
大抵本筋とは関係ないギャグ多めのストーリーだが、たまにメインストーリーと密接に絡んだシリアスな話が繰り広げられることも。
基本的に難易度は低いが、たまに行われる決戦イベントは逆にエンドコンテンツ級の難しさ。
復刻任務、再復刻任務
過去の緊急任務を復刻開催しイベントキャラを再入手できる。復刻任務は2週間限定、再復刻任務は常設。
国家限定任務
各国家を舞台にした任務。舞台となる国家に所属している花騎士を編成に入れると特効が付くほか報酬が追加される。
メインストーリーや緊急任務程ではないが簡単なストーリーも楽しめる。
実は過去は、舞台となる国家に所属している花騎士のみしか出撃できなかったが、アップデートで今の形に落ち着いた。
曜日任務
強化や進化・開花の素材などを多く得られる曜日変わりの任務。
極限任務
高難度の腕試し用任務。最初のステージはまだ楽な方だが、進んでいくとかなりの戦力を要求される。
さらに高難易度の特殊極限任務も存在、こちらは完全にエンドコンテンツとなっている。
水影の騎士
害虫以外の存在と戦う珍しいコンテンツ。装備品を進化させるための素材が手に入る。
最高難易度のEX破級は生半可な編成では勝てないが、素材は簡単なステージでも出るため無理をする必要はない。
一応、破級のクリア回数に応じてそれなりに豪華な素材は貰えるし、25回クリアするとここでしか手に入らない庭園アイテムも貰える。
クジラ艇任務
花騎士40人で空を飛ぶ巨大な船「クジラ艇」に乗り込み巨大害虫と戦う。
いつもの20人の倍のメンバー、それも属性を合わせなければ勝つのは難しいため、水影の騎士や極限任務以上に頭数が必要。
中盤以降は普段どおりの5人で戦う「スワン艇」が追加されるが、なんと花騎士より先に行動する害虫「ストームブリンガー」が現れる為こちらも油断ならない。
レイドボス
ステージクリア時に時折発見されるレイドボスと不特定多数のプレイヤーと共に討伐する。
特異な点として、与えたダメージ量などに関係なく発見者以外は全員が同じ報酬を獲得できる。
もちろんこれも早ければ1戦闘数秒で終わる。

などがある。



花騎士(フラワーナイト)

まず花騎士は設定上「花の擬人化キャラではない」点に注意が必要となる。
人間の姿をとった花だとか花の化身だとか花の精霊だといった設定は無く*1、いずれも「世界花の加護を受けた人間」と設定されている。
どの花騎士も花(植物)の名前を持っているのだが、その花と花騎士にどのような関連があるのかも明確にされていない。


もちろん、メタ的には花騎士は花をモチーフとして設定されている。
花の名前が各キャラクターの名前になっており、その花の外見や性質、伝承や伝説、そして花言葉が設定に取り入れられている。
この「花」というのは花言葉が存在するなら花植物全般が含まれ、中には花が咲かないのに花言葉があるキノコの花騎士も存在。また花言葉が無い植物の花騎士も登場例がある。
学名・英名・和名・属名・科名・園芸名・俗称などどれが名前になるのかに一定の基準はない。
同じ花の別名が別キャラになることもあれば、同一人物の別名と扱われることも。


設定としては、伝統的には騎士養成学校を卒業し世界花に認められた者を花騎士と呼ぶ。
そこから騎士団に所属して害虫と戦うわけで、「騎士」というのもそこから来ている。
だが近年の害虫の脅威の高まりにより世界花が独自に素質ある者へ加護を与えるケースも出ており、そのような者も花騎士と呼ばれる。
いずれの花騎士も害虫との戦いを使命としているが、それ以外の仕事をメインに活動している者も多い。


様々な個性を持つ花騎士が2週間毎に最低4人(既存キャラの衣装違い含む)追加されており、非常に多くのキャラが取り揃っている。
きっと自分の気に入った花騎士を見つけて楽しめることだろう。その花騎士を手に入れられるかどうかは別の話。


詳しくは「花騎士(FLOWER KNIGHT GIRL)」の項目にて。



所属国家

全ての花騎士は6つの国家のうち一つに所属している。
所属、つまり現住所や勤め先を示しているものなので、出身国家は別である場合も少なくない。
ゲーム的には国家限定任務で参照されるのと開花の素材に影響するのみ。
いずれもそこまで気にするほどでもなくフレーバー要素に近い。


各国家はそれぞれ世界花による恩恵を受けて成立している。
かつて国家として存在していた『コダイバナ』は世界花ごと滅びており、
現在は害虫の支配圏となっているが、任務の舞台として度々登場する。

知徳の世界花 ブロッサムヒル
春の気候の国。特に繁栄している活気ある国。
初代花騎士発祥の地でもあり、花騎士養成学校を最初に作った地でもあるため花騎士が特に多い。
害虫の脅威に迅速に対処できることも繁栄している理由の一つとなっている。
プレイヤーの拠点もここにある。
深い森の世界花 リリィウッド
森に覆われた国。スプリングガーデンの中央にあるが、街道以外の交通の便は良くない。
良く言えば伝統のある、悪く言えば古くて硬直した体制が特徴。
急変していく害虫との戦況に対応すべく、その体制を改善しようとする動きも出てきている。
常夏の世界花 バナナオーシャン
夏の気候の国。陽気で明るく寛容な住人が多く、とにかくお祭り好き。
その気候のためか服装の露出度が高い傾向にあり、それに対する羞恥心も薄い。代わりに闇が深い。
また交通に関する技術水準が非常に高く、海や空の乗り物も多く開発している。
6つの国家のうち、ここだけは女王ではなく王によって治められている。
風谷の世界花 ベルガモットバレー
秋の気候の国。高低差の激しい渓谷地帯が多くを占めており平地が少ない。
その地形とある天才発明家の功績によりバナナオーシャンと並んで技術水準が高い。
また果物を名物としているほか、スポーツや芸術に関する催し物も行われる。
温泉街兼色街兼様々な理由で表社会にいられなくなった者達の受け入れ場所である独立自治区「桃源郷」はこの国に存在しており、桃源郷所属の花騎士もデータ上はこの国所属となる。
雪原の世界花 ウィンターローズ
冬の気候の国。国土全体が豪雪地帯であり自然環境は過酷。
世界花の近辺は結界に守られており、そこを中心に発展している。
クリスタルが産出されることから工芸品が名産のほか、詩や服飾でも知られる。
湖畔の世界花 ロータスレイク
世界花の加護により水上や水中に都市が成立しており、国境周辺の地形も断崖や湖になっている。
そのため害虫の脅威が皆無に近く、人が殺到することを防ぐため他国とは相互不可侵となっていた。
だが水中に適応した害虫の発生により状況が一変し、他国との交流を開始した。
ゲーム的には2017年2月に新国家として追加され、ここ出身の花騎士も実装されるようになった。
この国家の存在自体はサービス開始当初から多数の伏線が張られていた。


武器と属性

花騎士はそれぞれ専用の武器を持っており、それに合わせて攻撃時の属性が設定されている。
敵を弱点属性で攻撃するとダメージが増加する効果がある。
また一部の強力な害虫は弱点以外からのダメージを大幅に減らす能力を持っている。
花騎士の弱点属性や害虫の攻撃属性は設定されていないので花騎士が受けるダメージには関係しない。


属性は斬・打・突・魔の4つで、花騎士は必ずこのうちの1つだけを持ってる。

斬属性
主に剣・ナイフ・爪・鎌・斧など。他には輪刀・チェーンソー・円月輪など。
一部で鈍器のようにして使っている花騎士もいる。
打属性
主に拳・手甲・ハンマー・フレイルなど。他にはハンドベル・雪玉・錨・傘など。
手斧を投げたり本や杖で殴ったりしている花騎士もいる。
突属性
主に槍・レイピア・弓・銃など。他には釵・彫刻刀など。
他属性に比べれば納得しやすいものが多いが、ハート形の投擲武器はわりと謎。
魔属性
主に杖・本など。特にこの属性は何でもあり。
銃や弓から魔法を打ち出すのは序の口で、ナイフ・ボール・ツボ・瓶・鏡・筆・カルタなど、とにかく何か使って魔法攻撃すれば魔属性になっている。
特に氷を使った攻撃は同じような見た目でも打だったり魔だったりとさまざま。


レアリティ

レアリティは星の数で表されており、☆1~☆6の6段階。
このうち☆1は素材キャラのみなので花騎士は5段階となっている。


設定上では花騎士の実力、潜在能力、素質を反映していることも多いため、☆6の花騎士は設定上でも相当の実力者であることが多い。
と言っても曖昧な部分も多く、同じ花騎士の衣装違いが違うレアリティになる例も多々あるため、あくまで参考程度と考えておいた方が良いだろう。
また社会的な身分は全く反映されておらず、王女なのに☆3という例や、メイドなのに主人よりもレアリティが高いといった例もある。


レアリティ昇華システムが実装されたことにより、対応している☆2~☆5キャラは☆6に昇華できるようになった。
当然ながら低レアリティキャラほど昇華石が多く必要となる。装備枠およびスキルレベルをあげれば緩和されるがそれでも多い。
昇華石は基本的にガチャを引かないと手に入らないし、無課金だと必要アイテムの集まりが悪いのでこちらもハードルは高い(昇華前にガチャで☆6を入手する確率の方が高い)ものの、継続プレイしてガチャを回していれば着実に集まる。
また、ガチャと違って対象は自分で確定出来るため、偏らせた編成(例えばクリパ、反撃特化、デバフ型など)が行いやすくなった。
特に☆3のアジサイや☆5のレインボーローズ、エノテラは条件さえ満たせば下手な純正の☆6虹キャラより強いともっぱらの話。


2021年6・7月に☆6レアリティは大規模なアビリティ調整が行われスペックアップ、並びに役割が明確化(自己強化に終始した攻撃タイプ、生残性を重視し敵の攻撃を引き付ける『挑発』をデフォルトで所持する守護タイプ、敵の攻撃力・命中率・スキル発動率等を低下させる妨害タイプ等)、総じて過去のアビリティ調整とは一線を画する強化を受けた。しかし昇華花騎士は実装時期の新しい者は概ね☆6に準ずる能力を備える一方で、旧い世代の花騎士は上記☆6のような大規模調整を受けることなく放置されほとんどが苦境に立たされており調整が待たれる。(2022年7月現在)


☆6
通称「虹」。最高レアリティだけあって圧倒的な性能を持っている。その分だけ入手が非常に困難。
システムがシンプルな関係で☆6よりも☆5以下が有用な場面はまず無いため、戦力的には最終的にこの☆6を揃えていくことが目標となる。
とはいえ☆6でなければクリアできないようなステージは基本的にクリア必須ではない(討伐イベントの最高難易度やエンドコンテンツなどは例外だが、報酬はガチャ石や記念品アイテムがほとんど)ため、無ければ全くどうにもならないというほどでもない。
現在は昇華システムの実装やガチャの排出割合が変更されたため以前に比べて大幅に入手しやすくなっており、
それなりにプレイしていれば無課金でも☆6フルパーティが揃えられるようになっている。流石に1年ぐらいの継続プレイが必要ではあるが。
☆5
通称「金」。ガチャでも出やすいとは言えないがそこそこの頻度で手に入る。
イベントキャラも全てこのレアリティなのでとにかく数が多い。
イベントキャラはそれなりに遊んでいればまず間違いなくフルスペックで手に入るため、それを前提としてガチャ入手の☆5よりもスペックはやや落ちる。
(ただ初期イベントで配布されたイベント☆5キャラはガチャ産と遜色ない強さを持つ)
ある程度長くプレイしているか、それなりに課金しない限り、戦力の中心はこの☆5となっていた。
☆4
通称「銀」。これ以下は新規キャラの追加が非常に稀。
ゲーム内通貨を消費するノーマルガチャから時々出てくるため入手は簡単な方。
戦力としてはそれなりで悪くはないが開花不可のため☆5との差は大きくなってくる。
☆3
通称「銅」。非常に手に入りやすい。
戦力にならないこともないが、序盤以外は売却することの方が多くなる。
☆2
目立った通称は無いが「草」と言われることも。花騎士としての最低レアリティ。
最序盤の数合わせかレアリティ昇華を考えているのでもなければ育てる必要はない。
このレアリティでも好感度イベントが用意されているのがこのゲームの侮れないところ。

戦闘スキル・アビリティ

戦闘スキルは花騎士が世界花からの加護を最大限に高めて放つ大技。いわゆる必殺技。全ての花騎士が必ず一つ持っており、例外なく攻撃技(吸収技含む)。
特徴的なのは発動率が設定されていることで、その花騎士の攻撃時にその確率でコストや特別な操作を必要とせず自動的に使用される。
キャラのアニメーションも非常に派手であり、属性問わずもはや何でもありの様相を見せる。


アビリティは各花騎士が持つ補助技能。主に味方に対するバフや敵に対するデバフ。
☆3以上の花騎士が持っており、レアリティが高いほど強力で多くのアビリティを所有している。
また進化や開花によってもアビリティを取得したり強化されたりする。
ただ中には進化、開花の前後でアビリティの構成がまったくの別物になり運用方法が変わってしまうキャラもいる。
アビリティは各花騎士固定で変更はできず、これでキャラの特徴の大半が決まると言ってもいいほど重要。



害虫

本作の敵キャラクターなのだが、設定的にもネタ的にも重要で魅力に溢れている。


詳しくは害虫(FLOWER KNIGHT GIRL)で。



主要キャラクター

花騎士以外

  • 団長

プレイヤーにあたる人物。騎士団で花騎士を率いている。
騎士団はプレイヤーが指揮している一つだけというわけではなく、他の騎士団の存在についても言及されることがある。


世界花の加護抜きならば設定で強豪とされる花騎士とも互角以上に渡り合える相当の実力者であるが、加護による上乗せを考慮すれば基本的に花騎士には敵わない。
無論害虫相手では弱い個体以外には太刀打ちできないので討伐時には花騎士の統率と指揮を担当している。
その為、一応戦闘用の鎧が執務室に飾られているが、アネモネにいらないもの扱いされ捨てられかけたりもした。
作戦時以外では書類仕事のほか、訓練や勉学につきあったりメンタルケアをしたりすることも。
頑丈さと体力は普通の人間よりかはあるがそれでも人外レベルではなく、ハツユキソウのキャラクエだと吹雪の中で1クリック立たずに死を覚悟してたり、
デンドロビウムのキャラクエでも彼女の修行中やっぱり死を覚悟していた。
他のキャラクエでも疲れが溜まっているのか良く寝坊や居眠りしてたりする。
船酔いもする為、初めてクジラ挺に乗った時は危うく死にかけた。*2
ただしよくあれこれ薬など(毒薬ではなく状態異常にするようなもの)を盛られていたりもするため、多少の耐性がついていたりついていなかったりもする。


基本的に会話パートは団長主観で「その場にいる」という扱いがされているが、その言動が描写されるのはほぼ各花騎士との交流イベントに限られる。
また花騎士との個人的な交流も含め各エピソードでの人物像にはぶれがある。真面目だったり、お調子者だったり、無精だったり、うっかり者だったり。
特に好感度イベントでは各花騎士と正式に恋人同士になっていることが大半なので、同一人物ではなくパラレルだと思っておいた方が妥当だろう。*3
事実公式4コマでは男性の団長が互いに会話してたり、ストーリーでも別の騎士団の団長の存在が語られたりしている。
イベントは基本的に空気。というのもヒロインである花騎士達が優秀な為大抵彼女達が悩みながらも目的を解決するパターンが多い為、入り込む隙間がないといえる。
しかし花騎士同士の喧嘩の仲裁やアドバイスをすることもあり、空気と言っても必要ない存在ではない。


なお、ログイン時の花騎士ボイスから察するに*4、プレイヤーの団長に関してはログアウト時にこの世界から消えていそうな感じである。
そのためプレイヤーの分身として顕現するなどの、本当にいつの間にか現れたり消えたりするような形で表れているのではないかとも思われる。


  • ナズナ

団長補佐の女性。ファンからの愛称はアルファベットの頭文字をとってNZN or 727と呼ばれることが多い。開発/運営公式ツイッターの担当キャラでもある。
毎月7の日と27の日は彼女からの特別なクエストが受けられる。
ゲーム内では各システムの案内を担当しており、花騎士ではないため戦闘に参加しない。
とはいえ彼女自らが作戦を立案・指揮する場面も少なくはない。


通常は活動的で茶目っ気のあるごく穏当な性格なのだが、「団長第一」「任務第一」なところがあり突如シビアなセリフが飛び出すことも。
 「足りません」「まだまだですね」「でも、まだありますよね」「それで足りると思います?」
またその茶目っ気が変な方向に作用する場合もある。ゆえにプレイヤーから「やはりナズナは魔王…」などと言われることもある*5
(())
かつて花騎士を目指していた頃に同郷の6人*6と「七草乙女団」という仲良しグループを作っており、他の6人が花騎士になって離れ離れになった後も交流が続いている。
今は花騎士になることに未練は無く団長補佐の立場に満足している。
一応、パラメータ-自体は設定されているが、ほとんどの能力が727と、とても戦闘には出せない性能である。さらにレアリティ枠の色は星2のものだったりする。
因みに「七草乙女団」ではデフォルトだと一番レアリティが高いのは虹キャラであるコオニタビラコ。


マイページ等で季節限定衣装に袖を通している事が多いが、通常衣装はPC版では全年齢向け版でもスカートのフロントが全開でパンモロがデフォルトという凄まじい格好をしている。
そのままの格好では審査に引っかかるからか、スマホ版では普通のスカートを履いている。これはかなり際どい衣装の花騎士全員共通であり、パンモロ勢は揃って修正されている。



  • 巻き込まれた少女

名も無き一般人の一人。いわゆるモブ。
2017年エイプリルフール企画として一般人・害虫・素材キャラによる謎の人気投票が行われ、
そこで1位を取ったことから、特別ストーリー「巻き込まれた少女の日記」の主役に抜擢された。
意図せず騒動に巻き込まれるトラブル体質で、流されやすい性格によりそれに納得し受け入れてしまう。
そして……。

+ ネタバレ注意-

助けてくれた団長に一目惚れして追いかけているうちに成り行きで騎士養成学校に入学することになってしまう。
そこで流されるままに勉強や訓練をして過ごしていたのだが、ある事件をきっかけに自覚が芽生え、自らの意思で害虫と戦うことを選択。
騎士学校も無事に卒業し、花騎士「ツツジ」として団長の下に配属された。


  • 進化竜ブルム100歳

いわゆる素材用キャラ。通称イケメン竜。
最低レアの5歳、中間地点の20歳と共に花騎士の進化に必要。
素材なので斬・魔・打・突の四属性が存在する。
…と、ここまで書くとただの素材だが、一味違った。
なんとこいつ、喋る。ボイス付きで。
しかもなんかすごく聞き覚えのある声をしている。そしてプレイヤーに熱いアプローチをしてくる。
属性毎に熱血、耽美、クール、アホとキャラ付までされてる。意味わかんねぇよ。


  • ソラル・ナハトレイクス

小説版「フラワーナイトガール -リュウゼツランの咲く頃に-」の主人公。
一応、プレイヤーである団長の分身キャラ…なのだが。

  • 1000年前最初の花騎士・フォスと共に『死の王』と戦った最初の騎士団長の子孫。
  • 兵法術の傍ら「ナイツ・アンド・バグス」というボードゲームでチャンピオンクラスの実力という多才さ。
  • 女性の多い花騎士を率いる立場な上女性にはモテるのだが、本人は女性との付き合い方がわからず苦手としている。
  • 自分に触れても異常を起こさないという事で、あのカトレア*7にも一目置かれている。
  • 10歳のときの話ではあるが、苦渋の決断の果てに村を救い、しかし率いていた花騎士を亡くし嘆いていた父親に対し「お前の命令で彼女達は死んだ」と罵倒。
  • 戦闘中にリュウゼツランとセックス

とまぁ、多数の吹っ飛んだ設定や言動、悪く言えばメアリー・スーともとれる設定のせいで半分黒歴史的存在となっている。
一応父親の件については理解を示し彼の墓の前で平和を守っていくことを誓うものの、
2巻以降は彼の存在は抹消され、新たな男性キャラも出ることなく花騎士達だけで物語が進められる形となった。*8
なおリュウゼツランは「団長と幼馴染」という設定はそのままゲームにも出てくるが、その団長はプレイヤーの事でソラルの事ではない…と少しややこしい状態である。


  • バンドゥス・ナハトレイクス

小説版「フラワーナイトガール -リュウゼツランの咲く頃に-」に登場する男性。
厳格な人物だったらしいが、血筋は争えないのか花騎士には慕われていたようだ。
だが、とある村を救うために部下の花騎士3人を囮にし、村人の避難を優先する作戦を実行。
村人は全員無事だったが、その際に囮の花騎士達を亡くしてしまうという悲劇に見舞われ、追い打ちのごとく息子に「お前の命令のせいで死んだ」と罵倒され、彼に家出される。
そして息子と再会、和解できる機会もなく、ガチャでカトレアを引く幸運を見せるもその後老衰で死亡
さらに死後の事であるが、件の囮にした花騎士は害虫側に寝返るために死を偽装して逃走する機会を狙っていたことが判明。
挙句の果てには息子と同じ理由でこの先出番は絶望的…と、不幸の代言者のようなお方である。カワイソス。


  • おさナズ

元は大量のメカナズナの内の一体だったのだが、ある事故によって機能停止するかと思われたその時、不思議なことが起こって見知らぬ場所に転生するような形で生まれ変わった。
その後はバーチャルYouTuberとして活動を続けている。
2019年の7月29日(通称ナズナの日)に、一日だけ花騎士の世界へ戻ってきて、ナズナと感動の再会を果たした。


  • メコ

任務「すれ違う少女の手紙」に登場する少女。
ベルガモットバレーに住まう貴族だが、実はコダイバナの生き残りであり、「太陽の剣を持つ団長」と結婚し、その血筋を復活させようと考えている少女である。
しかし運が悪いのか間が悪いのか、団長と同じ場所にいるのになかなか出会えない「すれ違い」を繰り返すこととなる。
その代わり護衛となる花騎士数人と出会い、彼女たちから件の団長の話を聞き期待に胸を躍らせるも、各国で暴れる害虫のもたらす被害という「現実」を目の当たりにし…。
ちなみに「メコ」とはあだ名であり、本名は別にある(ネタバレ注意を参照)
ちなみにちなみに、「団長と結婚」という話題は出会う花騎士全てに打ち明けているのだが、相手は運良く話のわかる花騎士ばかりなので、最初驚かれながらも応援されるという結果に終わっている。
これがラベンダー相手とかならもっと生々しい現実を味わうことになったことだろう…。

+ ネタバレ注意-

その後も団長とはすれ違いが続くが、士官学校での生活の際についに出会うことに成功。
団長が自らの理想とする人物だったことに安堵し、いつか団長の団に入ることを願う。
そして騎士学校を卒業するも残念ながら別の騎士団の配属となるが、そこで人格者に恵まれたこともありメキメキと実力をつけていき…。
そして花騎士「メコノプシス」として実装、ようやく団長の騎士団へ所属することとなった。


  • ラエヴァ

「水影の騎士」の黒幕。
現存する花騎士を水の体でコピーし、各国で暴れている「水騎士(アクアナイト)」それを操る元凶である。
冷酷無慈悲で、コピーとは言え人格のある水騎士の心を奪い暴走させたり、彼女たちを使って本物の花騎士のトラウマを刺激したりと悪逆の限りを尽くした。
それらは全てネムノキと呼ばれる姫の為なのだが… 割とネタバレの塊なので本編をプレイしよう。
根は決して悪人ではないところか割とツンデレでもある。
なお名前の由来は恐らく「レーヴァテイン」 剣の名前として有名だが「テイン」は枝を意味する言葉であり、ギリギリ植物である。
ちなみに髪型はショートヘアに見えるロングヘアで身長も高くネムノキに愛情を見せる部分から男性に見えるが、
同時に首筋や手の甲といった性別が判別できる部分が服に隠されており、顔立ちも中性的。ストーリー上ではボイス無し。
と性別が意図的にボカされておりほぼ性別「ラエヴァ」のようになっている。
戦闘中のSDキャラも用意されているからもしかしたら実装されるのではないかと疑う団長も多いが…。


  • ヒーちゃん

第三部から登場しているキャラクター。見た目は文官モブ。
陰キャ引きこもり系文官のジギラリアの数少ない友達であり、基本キョドりがちな彼女が唯一話せる存在である。
…なのだがそのジギラリアが花騎士、そして自分の正体に気付いて騎士団入りする際に、彼女に黙って彼氏を作っていたことを告白、その時は喧嘩離れするもなんだかんだで仲直りした。
出番はこれだけかと思いきや、世界樹の精と関わることとなり、その過程で花騎士の任務についてくることとなった。
しかしそこで彼女が感じたのは「死の恐怖」と「親友であるジギラリアもこんな危ないことをしているの…?」という思いあり、ある意味では一般人から花騎士をどう見ているのかを直に描写された。


余談だが既に花騎士にも「ヒーちゃん」と名乗るヤクノヒナボシがいるのだが触れられなかった。


  • 七賢人

1000年前にスプリングガーデンに英知をもたらした7人の総称。スプリングガーデンの外からやってきた。
現在では全員故人だが、最初の花騎士「フォス」や賢人「エダ」の名前は地名に残されており、今なお強い影響力を持つ、


  • 勇者

七賢人の一人にしてコダイバナ王「ウォダン」の子として生まれた過去の人物。
花騎士を生み出す力と太陽の力を集めて放つ「太陽の剣」を扱えたため、当時の害虫との戦いを先導する立場にあった。
団長はこの勇者の子孫であり、システムの一つであるソーラードライブが勇者の力の名残である。


  • アグレッサ

七賢人と共にスプリングガーデンへやってきたが、コダイバナを滅ぼしたうえ、益虫を害虫へと変える毒を生み出し今なお続く人間と害虫の戦いの元凶となった人物。
勇者と相打ちになって死亡するも、その怨念は今なお色濃く残り続けている。


ストーリー(詳細)

ゲームを紹介するうえでのストーリーは前述の通りだが、展開の長期化に伴ってかなり進行、肥大化しているため、改めて紹介する。


初期(メイン1部途中まで)

各国の紹介や後の展開に向けての布石が中心で、あまり大きな動きはない。
サブストーリーの国家防衛任務はこの頃のお話。


三大害虫編(メイン1部終盤~3部)

スプリングガーデンに封印された「千の足のナイドホグル」「千の頭のミズウォルム」「千の羽のフラスベルグ」との戦いが描かれる。
それぞれとの決戦時には専用イベントが用意された(現在は常設)。


水影の騎士(サブストーリー)

ロータスレイクの開国後に現れるようになった「水影の騎士」との闘いが描かれる。
サブストーリーに属するため、上記のストーリーと並行して進められたが、世界観的には結構重要なストーリーの一つ。


古代花騎士編(サブストーリー)

かつて封印された「古代花騎士」たちとの闘いが描かれる。
水影の騎士以上に人vs人の戦いが描かれるある意味異色のストーリー。


世界花と外園騎士(メイン4部前半)

スプリングガーデン内での試練を突破したことで外の世界への進出が目前に迫るも、それを否定する世界花の化身と外園騎士の物語。
このころからサイドストーリーで特定のキャラクターをフューチャーしたストーリーが増えた。


鏡花水月のカレンサス(メイン4部後半)

世界花の化身と外園騎士の協力を取り付けた騎士団が、クジラ艇を使ってたどり着いた最初の世界「カレンサス」の物語。
これに先駆けて、カレンサスの住人二人が登場していた。



余談

余談ではあるがこのゲームの運営であるYour Gamesは非常に気前がいいことで有名であり、詫びやら何らかの記念やらで常時石を配布してくれるため、ゲーム性も相俟って無課金でも遊ぶことに支障がない。
有体に言ってしまうと常時石のばら撒き状態といっていい。ある団長曰く爆撃とも。


具体的には月に一度十日間毎日石を(現在の桁にして)200個ずつ配布は当たり前、メンテが長引いた、不具合が見つかった等の詫びだけでなく

  • メンテ明けが重かった
  • メンテ中にログインできた
  • お知らせに誤記があった
  • 華霊石の配布が遅くなった
  • 華麗石を予定より多く配った
  • DMMの接続障害(他ゲーの接続過多によるサーバーダウンを含む)
  • クロームのバグ
  • とある花騎士の画像修正
  • ニコ生でカメラが手振れした
  • ニコ生で噛んだ
  • スタッフのシャツが逆だった
  • クイズが急に難しくなり、説明不足だった
  • はせPが人前に出られる格好ではなかった
  • 理由不明

等々の(一部まったくもって意味不明な)理由で頻繁に石を配ってくるため、たとえ無課金でもガチャを回すのに困らない。


ちなみに過去最高の詫び石の量は2016年夏に丸2日メンテが長引いた時のものであり、その時の詫び石の量はなんと120(現在の価値に合わせると12000)個。さらにそれに加えてゴールド、進化素材、イベントアイテム等々の様々なアイテムが詫びとして団長たちに配られた。
120個の石を金額に換算すると9900円相当であり、これには殆どの団長が驚愕することになった。
さらに2017年の12月4日から5日夜までの接続不良に関する緊急メンテにおいても120(現在ry)個の石と10連チケットが配布されている。歴史は繰り返した……。
ただし2020年は生放送自体が行われない為変な理由での詫び石は配られなくなってしまったが、デイリークエストをコツコツやってると石が手に入る他、DMMゲームズのランキングで一位を取ると1000石配られる等やはり無課金でも手に入りやすい状況は変わらない。


また、不定期にではあるが確実に☆6一体が手に入るガチャ、公式ニコ生の翌日のメンテ後に実装されることが多い11連ガチャのおまけで☆5、☆6から好きなキャラ一体と交換できるスペシャルチケット付きガチャが5000DMMポイント(5000円)で販売されることもある。
決して安くはないもののそれでも貴重な最高レアリティキャラを少ないリスクで手に入れられる絶好の機会であるため購入する団長も多い。
こちらは生放送が配信されなくても生放送の時機に行われている。








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*1 ちょっと怪しい者もいないではない
*2 現在はナズナが団長用の椅子を作ってくれた為そのような描写は減ったが
*3 一応この世界は男性の数が少なく重婚が認められているという設定はあるが、そう考えたとしても1人で全員の相手は現実的でないだろう
*4 ログアウト時は留守扱い=団長が騎士団に居ない、留守中何をしているのか分からないので気になる、いつの間にか戻ってきている…など
*5 とあるイベントの中で何の因果か、魔王役をやらされたことがあったりするからか
*6 セリ、ゴギョウ、ハコベラ、コオニタビラコ、スズナ、スズシロ
*7 溢れんばかりの魔力が常に出ているため近づくだけで心身に異常をきたすのだが、ソラルにはそれがないばかりか、彼の近くではその魔力の放出も緩まるとか
*8 各巻で舞台や主要登場人物が総入れ替えになるので、前の巻に出た人物が再登場しないこと自体は変な話ではないのだが。

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