阿佐ヶ谷zippy

ページ名:阿佐ヶ谷zippy

登録日:2012/01/21(土) 22:11:06
更新日:2023/08/11 Fri 16:54:50NEW!
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漫画 gファンタジー オカルト コメディ 探偵 陰陽師 神父 シスター スクウェア・エニックス エニックス 岩佐あきらこ 退魔師 犬神 阿佐ヶ谷 阿佐ヶ谷zippy



岩佐あきらこ作のオカルトコメディ漫画作品。「月刊Gファンタジー」(エニックス(現スクウェア・エニックス)刊)にて連載されていた。全11巻。



神話や密教など知識を盛り込み、女神転生シリーズやファイナルファンタジーシリーズのように召喚獣を使役したバトル作品の形式をとってはいるが、個性的なキャラクターにより、非常にコメディ色の強い作品に仕上がっている。


一昔前のオカルトな雰囲気が好きな方はハマる。



◆あらすじ◆


東京都杉並区阿佐ヶ谷に拠点を置く東京退魔師組合加盟の退魔師チームの阿佐ヶ谷zippyを中心として、
真面目にバトったり、ギャグやったり、お下劣やったりと色々やる漫画。すっげーいい加減。
ちなみに東京退魔師組合における最強人物は阿佐ヶ谷zippyのメンバーではなく、いかにも江戸っ子といった感じの親父であり、とても退魔師っぽく見えない。



◆登場人物◆


《阿佐ヶ谷zippy》


表向きは探偵事務所だが、退魔師の仕事がほとんどメインとなっている。
一応表向きの依頼もちゃんとしていて浮気調査などしてたりもする。
表向きの仕事も退魔師の能力から割と手軽にこなしていて、必要に応じてアフターケア(※という名目の呪殺など)までばっちし。



  • 篠原一樹

「フィラリアじゃねーの?」


一応主人公。必殺技が顔面パンチのハデにファンシーな見習いさん。
ヘタレで熱血漢と主人公属性に元ヤンキー(+元薬中疑惑まで有り)のヒロイン属性ヒーラー属性などよりどりみどりだがイマイチ目立てない。タバコの銘柄はアイシーン。(※未成年です)
それでも大半の人物と仲良くなったり謎の人脈を持っていたりと、彼の友好関係が鍵となっていることは多い。
特に烏枢沙摩明王、愛染明王、そしてバロールの化身ジャンと、神仏や魔王といった上位の神格を持つ皆様に妙に好かれる体質を持つ。


  • 嵯峨トオル

「俺の理想は四十歳までに腹上死することだ……」


キャリアはチームNo.1の呪殺が得意な陰陽師。一樹の義兄。
本物の主人公より主人公している何十股もの人妻を囲い、飽きたら捨て、色んな意味で百発百中な円満家庭撃墜王。一人の友達より十人の愛人派。
だが、たった一人の本命(故人)は存在し、その一人息子である一樹の事は命懸けで守ろうとしている。(扱いはかなり雑だが)
基本は見た目通りのクールな男だが、ツチノコ発見を夢見たり、若菜に負けると愚痴が止まらなかったり、余りの業の深さから神の浄化が効かなかったりと、意外にも掴みどころがない。
昔より弱くなっているらしいが、同時に今のトオルより強い恭一郎でも彼を殺せはしないらしい。恐らく一樹に関係しているが具体的な理由は不明。
また、能力は攻撃に特化しているため、治癒能力とかも一応心得はあるものの適正はまるでない。具体的には年単位で継続的にかけ続けてようやく効き目が出るぐらい。
実家が陰陽師の大家なこともあって術者としてはチーム内で一番真っ当であり、更に強力な神器っぽいもの(真偽不明だが強力)も保有している。
タバコはマイルドセブン派で強烈な阪神ファン。


  • 庵原若菜

「有難うユカイな仲間達」


召喚師。探偵事務所所長兼チームリーダー。
チーム唯一の常識人だが、実はトオル程ではないもののナンパ師。トオルの一番の被害者にて唯一の友達。実家はニャントロ星人もビックリな
駄菓子からロケットまで売る世界一節操のない、世界三大珍金持ち庵原財閥。
よく使用する魔物は闇属性のクロウ・クルーワッハ。だが、真逆の属性であるルー・ラヴァーダのブリューナクを即興で召喚する(状況やら立地などの助けもあったが)など、召喚師としてのセンスは高い。
通常の召喚師が、大仰な魔法陣を設営し、多種多様な媒介と召喚のための呪文を唱えて…と幾重にもプロセスを重ねて魔物を使役するのに対し、
トオル曰く「テキトーに異界に手つっこんで、こっちに引っこ抜いてる」と言えるほど様々なプロセスをふっ飛ばしての召喚が可能な自称天才。
(そのためトオル曰く、下手に教わろうとすると自身の才能やら命がけの努力やら修行というものがアホらしくなるらしい)
一応大物を召喚しようとする時は真面目な方法で召喚したりもする。
だが、バロールの報復に恐れるなどかなりのビビり。まあ相手神様だから仕方ない。
トオル共々攻撃性能に偏っている。
タバコはマルボロ(金)で強烈な阪神ファン。


そして、非常に強烈な個性を誇る二人の兄とお約束を愛するいとこを持つ。


  • 服部桐子

「わーかーなーさーま~~~ッ」


探偵事務所事務担当。だが機械は苦手。巨乳。
庵原家に代々仕える忍者の家系で十八番は空蝉の術。霊能力はゼロだが霊的な影響もゼロの特異体質。
その関係で場合によってはトオル達より強いと思われる。
若菜とは兄妹も同然に育ったが、最近はよりにもよってあの武村と仲が良くなりはじめたので若菜様ご立腹。
二人だけの時はなんだか真っ当なラブコメ漫画していてもはや別の漫画になっている。
そして若菜やなんやらの影響で進展がやや遅い辺りもやはりラブコメしている。


二人の姉がおり、二人とも若菜の兄に嫁いでいる。
ちなみに一番上の姉は人妻ながらトオルが「(性的な意味の)食欲が湧かん相手だ」と苦手にしている相手。


《犬神使い》


  • 武村恭一郎

「空気がうまままままま、うまあああああああああああああいい」


いざなぎ流裏太夫の犬神使い。当初は退魔師のテリトリーを荒らしてはストリートファイトをふっかけるかなりラリったキャラだった。
しかし阿佐ヶ谷Zippyと対戦後0.235秒で桐子に一目惚れし、別の方向でラリったキャラに。
バブル末期の好景気に大卒で就職出来ず、時々萌えラリる巨乳スキー。(現在はフリーライター)
実力面では今のトオルや若菜を上回っているらしく、実際二人同時に平然と相手したり、他にも戦闘では困った様子を見せる場面はほぼない。


かなりラリってはいるもののキャラが変わる前からもかなりの愛犬家であり、人工的に犬神を作る武村家を嫌い家を出た。
家を出たのは犬神を作る工程が残酷・武村家がそれを何とも思わないどころかむしろ推奨したり子供に残虐な性質を持つような教育を施すことなどへの反発が大きく、
既に存在する犬神自体は普通に使っている。
そして犬神は本来は悪霊なので、退魔師の間からも犬神使いというだけで忌避されていたりする。
(ちなみに彼は犬神をペットの様に接して良好な関係を築いているために、彼の所持している犬神は命令されなければ邪悪さは殆ど見せない)
タバコはセブンスターで広島ファン。
そんな彼も土佐犬にはびびっていた…下に見られると殺されかねないし仕方ないね。


  • 戒狷

「あんたら退魔師のクセに不用意すぎなのよーーーーッ!!!」


武村恭一郎の犬神。
代々武村家の長となるものが受け継ぐ犬神。400年以上も犬神をやっているため、実力はとても高い。性別は雌。種類は雑種らしい。体が大きいことをちょっと気にしている。恭一郎を主としており、その絆は堅い。
恭一郎をよく世話しているかなり出来た犬でたまに暴走した主人を殴ったりもする。



《世田谷Stupid》


  • ピエール

ヘタレな神父。


  • クロード

喧嘩っ早い神父。


  • アンリ

シスター。


  • ジャン

見た目はレゲエ男、中身はお子様。魔王バロールの化身。
当初はジャンとしての意識は現れず(子供のころは出ていた)、魔王バロールの意識ばかりが表に出ていたのでよく暴走していた。


これら四人の魂がピエール・キャンデロロの肉体に生まれながら宿し、同居している。
ピエールは異常に腰が低い上に、ピエール以外は自己主張が激しい上にコロコロ人格が変わるせいで、周囲からはキチ〇イと思われて満足に活動出来ていない。
アンリの時は体が男性精神が女性という状態になるのでオカマだとも思われていた。


  • バロール

ジャンを介して現れるケルトの魔王。額に邪眼を持ち、強大な魔力を振るう。
若菜が使役しているクロウ・クルーウァッハとは元々何かの関係(神話からすると恐らく召喚した関係)にあったらしい。


ピエール・クロード・アンリの魂はこのジャン(バロール)に対抗する為に同じ体に送り込んだルー・ラヴァーダの配下である。
何か理由を持って人間界に化身を放ったらしいが、何かする前にまた封印され、伏線回収とかどうとかの前に連載終了した。
ちなみに配下としての記憶は無く、全員がガチのキリスト教徒(ジャンは不明)なので、ルーとか何それ?状態であり本当に混沌とした状態になっている。



《エンドルフィン》


「僕の愛する嵯峨くんに手を出さないでもらえますか~~~♪」


情報屋。エジプトやイスラム系の魔物を主に扱う召喚師。
趣味は嵯峨をからかう事と罵声を浴びる事の嵯峨LOVE人間だが、ホモではないらしい。違いのわかるM。
情報屋としては正確な上に扱う情報の幅が広い為に武村も御用達で面識が深い。
危ない情報はかなりの高額だが、初心者向けの情報は激安。割と適当らしい。
今はエンドルフィンと言う名の魔術関連の輸入雑貨店を営みながら、嵯峨の依頼で情報を集めている。
左目に眼帯のように呪布を張っているが、外すとビームが出る。
人当たりは比較的良く、実際気持ち悪ささえ除けば基本人畜無害なのだが、基本的性質というか行動はドSそのもので嫌いな相手には相当酷いことになる。



《人間以外の登場人物》


  • 烏枢沙摩明王

通称うっちゃん。内山プロデューサーではない。
金剛界曼陀羅の一尊、密教における便所の守護神。一樹の便所掃除の師匠。
普段は清掃員のオッサンの姿で阿佐ヶ谷の便所掃除をしているが、真の姿は六本腕の褐色の肌のイケメン。
仏なだけあって一瞬で阿佐ヶ谷一帯を浄化出来る程強力な力を持つ。
性格も気さくで完全に良い人なのだが明王らしく武闘派でもあり、実は本作の気軽に連絡が取れる人物(?)としては間違いなく最強。


  • 田中さん

阿佐ヶ谷の道路で交通事故にあった自縛霊、一樹の友達。後に彷徨える地縛霊(?)となり、そこから色々あってうっちゃんの部下となる。
悪い人ではないが、車などに轢かれるのが趣味という困った人。


  • ルー・ラヴァーダ

ケルト神話の光の神。バロールの孫。バロールの化身を封印する為に若菜にブリューナクを貸した。
バロール絡みで何かあると人間界に降りてくるが、初登場は女連れの野暮用中なのが見え隠れしており性格は結構嵯峨より。






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  • どれだけオカルト漫画が作られようとも、未婚の女悪霊達を力士達の四股踏みで除霊させる漫画なんて、これしかないだろうな -- 名無しさん (2019-02-06 23:55:34)

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