鉄大兎

ページ名:鉄大兎

登録日:2011/05/25(水) 02:37:38
更新日:2023/12/05 Tue 11:01:24NEW!
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いつか天魔の黒ウサギ いつ天 主人公 梶裕貴 立花慎之介 不死身 富士見 ヘタレ 浮気者 生徒会 出来損ない 最低最低←イイ笑顔で言われた スナック感覚で死ぬ 鉄大兎



──でも最低な俺は、
なにもかもを忘れていた。



ライトノベル、いつか天魔の黒ウサギの登場人物。


名前──くろがね たいと
特徴──《15分に7回》



CV:梶裕貴(ドラマCD)/立花慎之介(アニメ)




本編の主人公。
宮坂学園高等学校1年3組所属。身長は175cm。
当初は帰宅部、後に生徒会役員に昇格。


可愛い女の子にも、ゲームや漫画にも興味がある至って平凡な高校生男子。
人生の目標もなく宙ぶらりんとした生活に多少の疑問を抱きつつも、
時雨遥という可愛い幼なじみに恵まれた事を感謝していたりと、若干じじむさい部分がある。



成績はお世辞にも優秀とはいえず、学校の成績は毎回赤点スレスレ。
試験が終わった後は、
へんじがない ただのしかばねのようだ
となる。
どうやらドラクエユーザーらしい。


しかし運動神経は非常に良く、中学校までは空手で全国を狙えるような立場にいた。
が、足の健を切るという大怪我をした事で後遺症が残り、まともに運動できる身体ではなくなってしまっている。
その事が原因で若干無気力になっており、宮坂学園に入ったのも「家が近いから」という理由。



家族構成は両親と妹。
子供の頃は父親の転勤が理由で引っ越しが多く、小学校で酷いイジメを受けていた。


イジメを苦にして小学校を早退したある日、
時間を潰す為に寄った公園でサイトヒメアという少女と出会い、友達になる。


そして遊んでいる内にヒメアから愛されるようになり、彼女と《契約》して《犠者(ぎしゃ)》となり、
15分に7回殺されなければ死なない」という、条件付きながら不死の身体を手に入れた。


とはいえ所詮不死身な“だけ”であり、その直後に現れた紅日向という少年に人質に取られ、
結果としてヒメアと、彼女に関する記憶を奪われて本編までの数年間を過ごしていた……が、偶然にもトラックに轢き逃げされて死んだ事で記憶を取り戻す事に。



ヒメアと再会した後は、周囲(主に紅月光)に「バカップル」と揶揄される程に(一方的に)イチャつかれるようになるが、同時に幼なじみの遥との関係が微妙な事になってしまう。
特にクラスでは遥との仲が半ば公認であった為、「浮気者」「最低男」のレッテルが貼られる事になった。


生徒会長である月光との仲は険悪で、携帯電話の電話帳には『ムカツクバカ紅月光』と、『ま』行に登録している。


本人達は性格的に合わないと考えているが、実は若干同族嫌悪で、
呆れる程に負けず嫌いで努力家、異常に往生際が悪いという共通点がある。
が、当然自覚はしていない。



条件付きとはいえ、『不死』というのは再現の難しい、かなり難しい魔法の部類に入るらしい。
が、使っている本人が普通より身体能力が高いだけの人間なので、人外が相手ならサクッと数回殺されてしまう(当たり前だが)。
また、戦闘の際は常に『15分』という制約を意識して戦わなければならない等、何だかんだで微妙な能力。


とはいえ、逆に「数回なら死ねる」というメリットがある為、契約に『命』や『多量の血』を捧げる必要のある使い魔とは相性がいい。
メインウェポンはヒメアから貰った、命を1回消費して放つ『貂魔の炎』。
後に自力で『ヴィショウヴ・エレランカ』、通称「ニャン吉」という使い魔と契約し、「魔法を呪う魔法」スカールズが使えるようになった。
ちなみにニャン吉との契約は1日3リットルの血液を提供するというもの。


また、不死の副作用として瞬時に肉体を再生する事が可能で、再生した部位は損壊する前よりも強靭になる。
これを利用して損壊→再生をある程度繰り返している為、身体能力自体は常人離れし始めている。



ちなみに、4コマ『いつか天魔の大うさぎ』ではタンスの角に小指をぶつけたり、携帯のバッテリーが切れただけで死ぬ。



以下、ネタバレ注意









世界を覆う《預言》に記された《黒ウサギ》。


隣に可愛い幼なじみがいるとか、めっちゃ可愛い人外の女の子に惚れられているとか、
snegな状態も決して偶然ではなく、意図的に仕組まれたものである。


大兎自身がヒメアを好きになった切っ掛けも、とある人物に、「ヒメアを認識できる魔法」と「ヒメアを好きになる魔法」をかけられたのが原因。
彼が本来愛しているのは遥だった。



その際に入れられた《月の外側の神》の力を排除する為、
《軍》に《天魔》と《月の外側の神》を蠱毒法で愚呪愚呪に混ぜられた事で《黒ウサギ》という存在になった。


そのせいで一度は暴走するが、生徒会役員の力を借りて自我を取り戻す事に成功。
以降は『黒(ひっきょうむ)』という、限定的ながら事象を拒絶する力を手に入れる。


ちなみに、さも自力で自我を取り戻したように振る舞ったが、主に頑張ったのはニャン吉であり、実は自分では何もしていない。



その後、力を手に入れた副作用で《預言》が読めるようになってしまう。
その《預言》には、
「遥とヒメアのどちらか一方を選べず、傷ついたヒメアが『最悪の魔法』を発動して何もかもを消してしまう」
と書かれていた為に、大兎はそれを阻止する為に遥との別れを決意するのだが……。






以下、更なるネタバレ







  • 大兎の選択1

遥とヒメアの両方と微妙な関係のまま過ごし、傷ついたヒメアが世界を終わらせる。
世界が終わるのは28日後。


  • 大兎の選択2

遥と付き合い、ヒメアと別れる。
傷ついたヒメアが世界を終わらせる。
世界が終わるのは28日後。


  • 大兎の選択3

ヒメアと付き合い、遥と別れる。
傷ついた遥が世界を終わらせる。
世界が終わるのは28日後。






以下、最新刊の超ネタバレ










気付いた人もいるかもしれないが、実は原作にてヒメアや遥とはある共通点がある。


一部文章で、フルネームがカタカナで表記されるのである。
ex)
沙糸ヒメア→サイトヒメア
時雨遥→シグレハルカ
鉄大兎→クロガネタイト




……実はこれ伏線であり、大兎もまた、《月の裏側の神》に関係している。



大兎は本来、《最古の魔女》が、自分の寂しさを紛らわせる為に創った人形。


名は《寂しさを埋める人(クロガネタイト)》。
しかし、所詮『決まった事しか出来ない』術式の塊で、その存在意義を果たす事も出来ない『出来損ない』だった。


……しかし、長い年月の内に『何か』に触れてしまった彼は、全く別の《呪い》に変貌。
『寂しさを埋める』手段として《魔女》の右手からヒメアを、左手から遥を創った。


そして、最後は《魔女》そのものを食らってしまっている。



彼が一体何に触れたのか、なぜ現在『大兎』として存在しているかは不明。







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