石神千空

ページ名:石神千空

登録日:2022/04/13 (水) 23:30:00
更新日:2024/06/18 Tue 13:33:37NEW!
所要時間:約 12 分で読めます



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科学者 主人公 チートキャラ 高校生 小林裕介 科学 dr.stone 白髪 頭脳労働専門 ゲス顔 石神千空 科学王国 メカ千空 e=mc² 生きるスパコン 唆るぜ、これは!


ファンタジーを 人類の科学で染めてやる


唆るぜこれは…!


CV:小林裕介
Dr.STONEの登場人物で、主人公の一人。
物語開始時点では16歳、誕生日は1月4日。*1
名前といい髪型といいジャンプの先輩である某男塾死天王が思い出される。


目次


概要

幼なじみの「チート体力」大樹と双璧を成す、常軌を逸した科学力の「チート科学者*2」。
根っからの科学オタクで、弱冠高校生にして作中随一の科学知識を誇る。
もちろん頭の使い方にも長け、複数の思考を並列して走らせたり、複雑な理論の要点と必要な精度を手際よく絞って瞬時に概算できるように落とし込んだり…といったこともお手の物。
石化後の新世界では「司帝国」に対抗する形で「科学王国」をぶち上げ、様々な人の協力を得ながら持ち前の知力・探究力で石化の謎に迫っていく。


口癖は「100億%」「唆るぜ、これは!」。科学クラフトの際には「〇〇の爆誕だ…!」ということも多い。
また、これらに限らず日常会話では針小棒大に誇張する癖がある。科学においては厳密に数字を扱う反動か。
「ククク…!」という邪悪な笑い方をする。
誰に対しても対等に接し、年上や目上の者でも敬語は使わずタメ口、逆に子供であっても下には見ない。
傲慢不遜の皮肉屋で人の悪口や馬鹿にする事は言うが、他人の能力や努力を笑うことは決してしない。偽悪的な善人。
逆に圧倒的な知力にかまけて思い上がることもなく、「俺等は神様でも天才でもねえ」と説いているシーンもある。
さらに徹底した合理主義者であることも手伝い、それが合理的と判断したなら躊躇なく他人に頼れる柔軟さがある。
一方、硬軟織り交ぜた交渉や接待は不得手であり、どんなときも単刀直入に自分の意志を伝えてしまう悪癖もある。
そのため、科学王国としての交渉の類は概ねあさぎりゲンに任せている。


基本的には冷静・冷徹に振る舞っているが、本質は人情家で誰一人として見捨てられない。
本人も自覚するとおり、普通に考えれば犠牲が不可避な状況でもその前提を覆す方法を一から探すタイプ。
だが、彼の一番の特長はやはり、地道を極める積み重ねにも全てが破綻するような事態にも決して倦むことのない強靭な精神力だろう。
研究過程のトライ・アンド・エラーを筆頭として、作中様々な場面でその特質が遺憾なく発揮されている。

奇跡?
千空はそんなものにみじんもすがりはしない
いつか辿り着く科学の道を 地道に一歩一歩たぐるだけの
世界一地道で 世界一強い男だ─


卓越した頭脳に反比例するかのように、身体的にはモヤシ。大樹の復活直後から「体を使うことはテメーに任せる」と丸投げするレベル。
戦わざるを得ない場合は知恵でどうにかするか為す術無くボコられるかである。
また手先の器用さも常人レベルであり、土器やガラス瓶などの作成においても初回は失敗している。
もちろんそこで諦めるような男ではなく、トライ・アンド・エラーで解決を目指すか、自身よりその能力に優れた誰かに頼むかといった手段を取るのだが。


描写のある家族は養父の石神百夜のみ。
宇宙飛行士志望の大学講師で、千空の科学能力や愛に理解を示し、親として可能な限り応援している。


好きな食べ物はラーメン*3



旧世界

幼い頃からあらゆる不思議に興味を示す子供で、小学校に入るころには既に「宇宙に行く」という目標を持っており、膨大な科学知識を一つずつ吸収していた。
「とりま何でも知るだけ知っとかねえとな」との信条から、およそロケット打ち上げには直接関係ない化学・物理学・医学などを含め様々な分野の科学知識に(超一流の水準ではないにせよ)ひととおり精通している。
読むだけではなく、幼少期から数多くの科学実験・研究を行いつづけ、生きた知識を蓄えてきた。
具体的には虫眼鏡で火を起こす実験から、自作ロケットエンジンで大気圏外まで自作ロケットを打ち上げる実験などなど。
また、10歳の頃には既に世界中の宇宙科学者や宇宙開発機関に英文で自分の実験について質問メールを送りつけ、本職の宇宙科学者と高度な技術的議論を重ねていた。



大樹とは幼馴染で、杠とは大樹経由でペイロード用あみぐるみを依頼して以来の仲。
石化直前には16歳だったが、三年生を差し置いて科学部部長を務める。


世界中で精巧なツバメの石像が見つかる怪事件の発生時には、SNS等から割り出した石像の分布と実際のツバメの生息分布の類似性に気づき、「本物のツバメが石化した」という仮説を立てた。
そこで石像の物性を調査していたところ、今度は全人類が石化してしまう。


新世界

一見ムチャクチャなファンタジーだが何かルールがある!
だったら俺は戦える 再現性ルールを探すのが科学だ
ククク原始人には火山も雷もファンタジーに見えたろうよ


今! 原始人の俺の前に 前人未踏新作の科学がある
唆るじゃねえか……!!!


…が、石化後にも意識があることから「死んではいない」と気づき、なんと石化されてから3700年間も秒数を数え続けて暦を計算していた。
さらに並列して、「もし復活できたらどのように生存を確保し科学するか」や「この石化の原理はなにか」など様々な思索を巡らせていた。
こうして思考を巡らし続けた結果、脳を動かすためのエネルギー*4が石化した肉体から何らかの手段で供給され、これにより石化が劣化、結果的にいち早く石化から解放された。
彼の白衣に「E=mc²」が記されているのも、この思索の元となった「どんなに石化がファンタジーでも科学の基礎だけは絶対に揺るがない」という事実を胸に刻むため。
また、3700年ぶりの復活直後にも冷静に現場保全を優先する冷静さを見せている。


「世界のルールが変わった」と言われることもある新世界においては、旧世界以上に異常な手段を要求される場面も多々あり、合理性最優先で倫理感などでは止まることのない千空の特異性が際立つ。


圧倒的なチート科学知識で無双…のようにも見えるが、本人は既存の科学知識の優位性を誇ることはあっても自分の力として笠に着ることはなく、むしろミスをする人間であると自戒するような発言すらある。
また、現状身につけている科学知識の多寡より、探究心や知的好奇心といった「科学する心」を尊重している節が多く見られる。
特に、基礎概念から即座に応用法を(再)発明するほどの着想力と実装力を兼ね備えたクロムが知識も身に着け成長していく様には、笑みを溢すシーンが多い。



活躍

第一部「STONE WORLD THE BEGINNING」

石化からの復活後、最低限の生活基盤を築きつつ石化復活現象について研究を開始。天然の硝酸(「奇跡の水」)が石化中の自分にかかっていたことから、硝酸が鍵を握ると睨む。
そこで「チート体力」かつ自分同様諦めが悪いと認めていた(=意識を保ち続けただろう)大樹もまた復活できるだろうと見定め、奇跡の水が湧く洞窟(「奇跡の洞窟」)で半年ほど硝酸を掛け続けた。
実際に大樹が復活し生活に余裕が出た後にはさらに石化復活研究を進展させ、ついにアルコール7+硝酸3の「ナイタール液」が意識を保っていない石像に対しても復活を引き起こすと発見するに至る。


大樹の希望でまず杠を復活させようとするも直前に猛獣に襲われ、やむを得ず「チート武力」、「霊長類最強の高校生」獅子王司を復活させた。
しかしこの司は石像破壊による「殺人」も辞さない独裁的な選民思想の持ち主であり、科学文明によって武力が陳腐化することを嫌って千空に反目。
司に硝酸のこともバレて交渉材料すらなくなったこともあって、千空・大樹・杠の全員で司の元から脱出。箱根温泉の硫黄で黒色火薬を生成することで武力均衡を築こうとした。
が、箱根の森から立ち上る狼煙で自分たち以外の人間の存在を確信。千空は「安全」と「未来」を天秤にかけて「未来」を選び、司に見つかる危険も厭わず狼煙を上げ返した。
案の定司に見つかり、杠を人質にされ復活液のレシピも吐かされる。さらに命と引き換えに科学を諦めるよう脅迫されるも…

今ここで永遠に誓ってくれないか 人類の科学文明をここで止めると
そうすれば俺は── 千空 君を殺さなくてすむんだ


無理だな それだけは


科学だけは裏切れない千空は、そのまま司に頸椎を破壊され殺害された






が、「犠牲になる」と言った考えを誰より嫌う千空が犠牲になったことに疑念を抱いた大樹・杠が千空を調べると、はたして首元に石化部分を発見。
これが千空の文字通り命賭けの一手で、「石化が解ける際に周辺の破損が修復される」性質のおかげで頸椎の破壊も修復され、蘇生を果たした。


この後、千空は自分が死んだことになっているのを利用して「科学革命軍」を組織する計画を立てる。
そこで司のもとへスパイとして大樹・杠を送り込みつつ、以前に見つけた「自分たち以外の人間」=石神村と接触を図る。
しかし村は日本語こそ通じるものの原始的な文明のみであり、科学革命軍どころか科学技術が「妖術」として忌避されている状態であった。
狼煙を上げた少女・コハクの紹介で村の「妖術使い」クロムや「神腕職人」カセキを科学王国に取込みつつ、コハクの姉にして村の中心人物である「巫女」ルリを救うため、サルファ剤の作成を目標に奮闘。「鉄」「発電所」「ガラス」「硫酸」などの科学技術を再生してゆく。
この過程で司帝国の斥候・「メンタリスト」あさぎりゲンとも接触、科学文明の力で彼を裏切らせることに成功。
さらに「御前試合」に優勝して村長むらおさとなり、「巫女」ルリから村に伝わる「百物語」を介して村の誕生の真相を知る。
それは、地上の全人類が石化した時に宇宙空間にいて石化を免れた百夜らがこの村の創始者であり、科学の未来に仕える宇宙飛行士として千空の復活を信じて望みを繋いでいたというものだった。


第二部「STONE WARS」

司帝国から捜索隊として槍使い・氷月ひょうがらが送り込まれ、撃退には成功するものの千空の生存がバレる。
冬明けに来るだろう本格侵攻を受けては科学王国はひとたまりもないので、戦車と非殺傷兵器による先制攻撃での硝酸源(「奇跡の洞窟」)制圧を目論む。
そこでまず情報戦に勝利すべく携帯電話作成プロジェクトを立ち上げ、村一丸となって「ギア」「真空管」「プラスチック」「電球」などを作成。スパイである大樹・杠との通信を確立した。
また、このときクロムが「水車」による水力発電を(再)発明。千空に次ぐ科学使いとして本格的に頭角を現し始めた。


「巫女」が語り継ぐ百物語の隠しメッセージから百夜らの肉声レコードを発見し、その中の「歌姫」リリアン・ワインバーグの歌を利用して司帝国民を徐々に戦意喪失させていく千空。
さらにスパイとの通信で司・氷月のいないタイミングを見計らい先制攻撃を仕掛けたが、携帯電話が司本人に見つかり計画が破綻。
戦闘に参加した司・氷月の圧倒的武力にピンチに追い込まれるも、個人の武力を上回る科学の「dynamite」でなんとか均衡を作り出す。
新旧世界での司のあり方の違いからその動機である妹の存在を看破し、彼女の復活チャンスを交渉カードとして停戦に持ち込んだ。

その与太話を 信ずるに値する根拠は?


俺の言葉だけだ
科学に嘘はつかねえ 足りねえか


…いや 十分だ 十分だよ


果たして司の妹を健康体で復活させることに成功したが、直後に氷月が司を裏切って致命傷を与える。
今度は重体の司と組んで氷月と戦闘しこれを撃破するも、司は既に死を待つのみの体に成り果てていた。
この司をなんとか生かすためのワンチャンスとして、石化復活時の修復力を利用することを思いつく。
そこで、石化手段が得られるまでの間腐敗せず生体組織が残るように、お互いの同意の元まだ生きている司を冷凍し殺害した


第三部「Dr.STONE」

司帝国の面々も仲間に加わわり、いよいよ石化の謎を求めて外の世界へと出ていく千空。
そのための準備として、まずは機帆船「科学船ペルセウス」を村総出で作成することになる。
さらに必要な燃料・保存食・エンジンなどの開発に伴い、農耕・測量・重工業・石油化学といった科学技術も導入され、科学王国はいよいよ近現代的な科学文明へと発展していく。
またこの過程で、帆船を操艦可能な「世界一の欲しがり」七海龍水やその万能執事・フランソワも復活させ王国民に迎えた。
このあたりから、千空の人の力を信じ頼り繋げる力が大きな強みとしてこれまで以上に強調されていく。


さらに航海用の「GPS」と称し強大な電波を発する仕組みを作ったところ、宇宙から超強力電波で「WHY」のモールス信号が送られてくる。
これを人類石化の黒幕に連なるものであると考えた千空らは、石化の謎の道標として信号の主(=「ホワイマン」)を追い求めることとなる。

ククク 向こうから絡んできてくださったお陰でよ
少なくとも探す相手ができた!!
よ~~~~うやく石化の謎に
ジワ迫りできるっつうわけだ……!!!


ペルセウス竣工後、まずは硝酸大量生産の触媒になるプラチナを求め、百物語に従ってソユーズ着陸地点(=「宝島」)へと向かう。
そこには石神村の遠縁にあたる人々が暮らしており、なんと当主代理・イバラが石化装置(=「メデューサ」)を運用していた。
船員の大半が石化されてしまうが、現地協力者アマリリスの協力の下、コハクらをスパイとして送り込みプラチナを入手。
さらに囚われた龍水の石像をバラバラに破壊してからゴミとして持ち出し復活させるという猟奇的な作戦を立案し、復活した龍水の助けで海中に投棄された石像も運び出し復活させたが、今度はコハク・銀狼がスパイとバレて石化されてしまう。
イバラにも面従腹背な宝島側の最強戦力・モズとどうにか一時的に手を組み、イバラらを決戦に引きずり出して石化装置メデューサを奪い取ろうと目論む千空だったが、用心深いイバラはモズの裏切りすら予期しており…
最終的にはイバラが島全土を石化させるも、クロムのひらめきで千空だけが生き残り一騎打ちの様相となる。
さらに密かに龍水を復活させ力を借りていたことで、千空が勝利を収めた。


本章「石化の真相」

宝島での戦いを制した千空のもとに、携帯電話の帯域で「12800000m 1second」の声が降り注ぐ。
地球全土をまるごと石化させようとするこの電波が月面からのものと特定した千空は、元々の目標でもある月面ロケットの作成に取り掛かることとなる。


手に入れた石化装置と復活液で司も蘇生し、まずは食料とアルコールの大量生産に向けてアメリカのイエローデントコーンを入手しに向かう。
しかしアメリカには千空同様の自力復活科学者がおり、しかも軍事技術で千空らの科学王国に大きく先行していた。
スパイを送り合いつつ飛行機を鹵獲するなどしてなんとか対抗を図っていくも、千空は腹を狙撃され重体になってしまう。
これにより、この戦いで敵陣を攻めるリーダー科学者役はクロムに託し、自身はサポートに回ることとなる。


戦後にはアメリカ科学王国と互いに人質を取った状態での「外交」方針を打ち出し、切り札になりうる石化復活液のレシピすら共有、全人類復活を打ち進めた。
さらに、アメリカに残ることとなった日本人の「人質チーム」にも指令を出し、日米協働で石化装置の解析と再起動を試みる。


しかし、アメリカ科学王国の「軍人」スナイダー・スタンリーは停戦に納得せず、自身の部下とともに科学王国を追い続ける。
千空らはそれから逃げつつエクアドルに上陸、バイク・ロープウェイ・筏など様々な乗り物を造りつつ南米大陸を縦断して石化波の爆心地へたどり着き、1辺が数百mもあろうかというピラミッド状に積み重なった超大量の石化装置を発見する。
それらを分解調査しつつ「石の聖地」アラシャに辿り着いた千空らは、レアメタルの採掘をする間もなく、追いついてきたスタンリーらとの最終決戦に挑むこととなる。
軍事力で上回るスタンリーらへの対抗手段は石化装置の再起動しかなかったが千空らには間に合わず、代わりにアメリカでも密かに再起動を試みていた人質チームが再起動を成功させる。
それを知った千空は、北米から南米まで石化波を到達させる指令を出し、圧倒的不利な戦況を無理やり終戦に持ち込んだ。

3700年前に世界を石化さしたあの大災厄を
今度は自分らの科学で炸裂させる
俺らで全人類を 滅ぼして 救うんだよ……!!!


その上でピタゴラ装置式に復活液が降り注ぐギミックを用意し、その場で唯一動けた科学王国民のスイカを復活役に指名。
スイカは聡明とはいえただの子供だったが、それでも千空は万人に開かれた科学という再現性ルールを信じて3度めの石化についた。


キリが良いので復活以降はとりあえず書かないでおく。単行本で完結してからでいいかも




人間関係


  • 大木 大樹

本作開始時点、石世界時点前での親友。
典型的な体力馬鹿…というか体力だけに関して言えば千空に負けず劣らずのチートキャラであり、お互いにそのチート具合を認め合う仲でもある。
大らかでときにのんきにも感じる彼を「雑頭」とぞんざいに呼んでいるものの、
千空が言ったことを詳細じゃないにしろ覚えていたりする要領の良さは度々見せているので、
そういった頭脳面を持ちつつやっぱり普段はおとぼけ気味なのを千空なりに評価しているゆえ……なのかもしれない。


千空と真逆の性格ながら「友達」をやっていたことが、石世界での人間関係の構築に役立ったのではないかとゲンは推測している。


  • コハク

石世界で初めて出会った原住民。登場後ずっとレギュラー出演している実質的ヒロインでもある。
初対面で千空に対して「君の事がめっぽう好きになってしまった」と語って、色恋沙汰を面倒がる千空にドン引きされ否定した。
しかしモズに対して「地道な努力を一歩一歩突き進む、そういう男に私は惹かれる」と語っているなど、彼に好意を寄せていると思われる描写がちらほらある。
また肺炎に犯されて余命僅かだったルリをサルファ剤で助けて貰った恩義もある事から、コハクは心の底から彼に絶大な信頼を寄せている。
千空も周囲に「恋愛に興味は無い」という語ってはいるが、コハクの事はそんなに疎ましがってはいない。


  • ルリ

影が薄い元妻。
石神村の長を決める武術大会で千空が優勝してしまった事で、村の決まりとして強制的に結婚する事になってしまった。
しかしクロムがルリに好意を寄せている事を知っていた事ので、酒(アルコール)を手に入れると「じゃあ離婚」と即座に離婚してしまった。
もっとも本人もクロムへの想いがあったので、その後の関係も良好。千空が作った薬で一命を取り留めた。


  • クロム

石世界で初めて出会った科学使いにして、実質的にこの作品の「もう一人の主人公」と言える存在。
初対面では息巻いて現れつつも炎色反応や静電気といった、小学校の教科書に書いてあるような科学を「妖術」と呼びながら披露する彼に呆れ気味であったが……
誰に教えてもらったでもなく「再現可能な現象」としてそれらを扱ったことに気づくと一変、文明をリセットしようが“科学の灯火”が消えないことを期せずして証明した。
何も知識のないゼロの状態からでも応用力と発想力で現代科学に通ずる発明を成し遂げる、千空曰くいわゆる本当の天才。
作中ではお互いの科学的発想の相乗効果で様々なクラフトを成功に導いていく、千空の科学パートナー。


  • ゲン

本名・浅霧 幻。マジシャン兼メンタリストであり、石化する前は心理学の本を出版したりテレビに出たりしていた。
ある意味で千空の右腕とも呼べる男で、交渉から人心掌握、果てはマジックや特技により窮地を脱する影の実力者。
あくどい発想で千空をサポートする悪友的なポジションでもある。


  • カセキ

石神村でガラス細工を完成させる為に連れてきた職人の老人。
物作りが大好きで千空も認める文明に見合わないほどの技術力を誇り、技術面のチートキャラ。
クロムと千空とはモノづくり友達として、いつもワクワクしている。


  • 石神 百夜

千空の父親で宇宙飛行士。千空とは血の繋がりはなく、白夜の親友の息子だったとのこと。
彼が遺した全てが石世界で復活した千空を助ける事となる。

その他・備考

  • 科学クラフトには見えるところに名前を刻む。その際、カメラなら「SENKON」のように旧世界の有名ブランドを捩った名付けをすることも。
  • 単行本の読者投稿ページなどでは「メカ千空」なるキャラが登場している他、おまけページで「もしも千空がアホだったら」というifっぽい何かも描かれている。まずアホだったら科学者になれないのでは?


追記・修正は専門家の専売特許じゃねえ
誰でもできる 冥殿様だろうが 荒らしだろうが
誰がやろうが必ず同じ結果が出る
それが アニヲタwikiだ


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  • アニメだと体力が数値化されてるが9歳のスイカと同等の500。頑張れ千空 -- 名無しさん (2022-04-13 23:39:35)
  • 作者曰くモデルは阿含だそうな …蛭魔ちゃうんか -- 名無しさん (2022-04-13 23:56:36)
  • 記憶力はまさに天才的だが、発想力という点では他に譲ったりする。硝酸作りの時に、アルコール作りで大樹のほうが良い発想してたりとか -- 名無しさん (2022-04-14 00:03:02)
  • スイカに復活してもらった後はサクッとガラス器具作ったりと努力が垣間見える -- 名無しさん (2022-04-14 02:39:44)
  • ↑ カセキに鍛えてもらったんかな -- 名無しさん (2022-04-14 05:57:39)
  • 本人は余裕ぶった態度をわざと取ってるけど、基本的には努力の人だよね。発想力とかはクロムの方が上回る事があるし -- 名無しさん (2022-04-14 07:15:33)
  • ↑ パっと見ただけでそれから発想を飛ばして水車を作ったりすごいよね... コロンブスの卵の話みたいな話だ -- 名無しさん (2022-04-14 13:21:51)
  • 万能キャラじゃないのと本質的には人情家なのが物語上で上手く作用した -- 名無しさん (2022-04-14 15:10:51)
  • 「熱血キャラで一般受けしやすい大樹をまず最初のメインにして、その間に千空の人となりを描写してから受け入れさせた後に千空メインにする」←これが原作者やり方上手いと思ったわ。 -- 名無しさん (2022-04-14 15:56:15)
  • ↑いい奴なのは確かなんだけど、間違いなく初期は誤解される性格だからな。 -- 名無しさん (2022-04-14 18:07:20)
  • ↑スタートダッシュが肝心の少年ジャンプにおいて、「なんやこのイキリ主人公は!」と読者のスカンくらって、初動がコケてから打ち切られたジャンプ漫画けっこうあるしね -- 名無しさん (2022-04-14 19:24:47)
  • ↑x「作者が勝手に言ってるだけ」だな。どーみてもモデルは蛭魔、阿含がモデルはモズ -- 名無しさん (2022-04-15 12:13:35)
  • どれだけ失敗しても地道な積み重ねを続けることができる、ってのが最大の武器だよな。こいつに限らないが、今作には精神力無限大のキャラが多い。 -- 名無しさん (2022-04-15 22:29:24)
  • この手の一見尊大な頭脳キャラでは珍しく、地道な努力と検証を重視している面と本質的には人情家という面 を前面に押し出してて旧きジャンプの3大原則に忠実なんだよね。 それを納得させるための↑5の序盤の進め方はやり方がうますぎる。 -- 名無しさん (2022-04-16 14:18:47)
  • この主人公は大好きだけど、大人たちの物欲性欲にまみれた汚い視点から描かれた石世界と、ゲンが政治的に外交的に活躍する外伝作品を見てみたいな -- 名無しさん (2022-04-17 14:17:33)
  • ヒル魔の「配られたカードで戦うしかねえ」ってセリフのこいつも言いそう感 -- 名無しさん (2022-04-18 12:55:52)
  • 普通の漫画なら頭脳面はもう全部あいつでいいんじゃないかな、ってなるところを柔軟な発想力では大樹やクロムに先をいかれたり、人心掌握はからっきしなこのバランスが見事って言うしかない -- 名無しさん (2022-05-17 09:45:09)
  • ゲスなようで根っこは誠実、万能なように見えて実は穴だらけ(体力はからっきしだったり発想力がイマイチ固い点など)って塩梅が見事でどんどん魅入っちゃうんだよな。 -- 名無しさん (2024-05-17 13:08:43)

#comment(striction)

*1 大樹が起きるまで半年、復活液完成まで1年、新年で二度目の冬を迎えているので、実質的には司帝国との決戦時は18歳と思われる。
*2 地道な積み重ねを評するのに「チート」は似合わないのでは?と思わなくもないが、超高水準の科学者であるゼノすら千空のことをこう形容している
*3 害がなくて食うに耐えうるなら嫌いな物はないらしい。
*4 通常なら400kcal/day

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