登録日:2011/01/05(水) 15:44:12
更新日:2023/08/07 Mon 15:23:53NEW!
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小説 かませ犬 刀語 まにわに かませ犬←ではない 西尾維新 真庭語
この世が戦国だったころ
異能にして異端の忍者集団
真庭忍軍の伝説はここから始まる
西尾維新作『刀語』に登場する真庭忍軍の十二頭領創世の小説。
本編では完全なかませ犬と化していたまにわにが輝いているお話。
【あらすじ】
この世が戦国だったころ、ある刀鍛冶と刀が出会い、大乱を収める以前から存在していた最強の忍者、『真庭忍軍』の頭領である真庭鳳凰が、頭領を十二人に増やすと提案し、真庭の里を古来から見守る里の観察者、『真庭狂犬』が頭領選抜に乗り出した。
選ばれるのは十二人とあり、それを巡って数々の問題課題を狂犬が強い、頭領が応えていく。
【主な登場人物】
二つ名は『伝染の狂犬』
里の中では最古参のくのいちであり、里の観察者と呼ばれている。
幼子の姿では有るが、問題無く頭領に抜擢され、他の頭領選抜を託される。
里の忍の生き死にに敏感で、義理人情も厚い事から数多くの忍に慕われている。
また、最古参である為に基本的に人を呼ぶ時は『○○ちゃん』。
《使用忍法》
- 狂犬発動
刀語のそれと変わらない忍法。
- 大嵐小枯
この体のみに使える忍法。
詳細不明。
- 真庭蝙蝠
二つ名は『無頼の蝙蝠』
信条は『付和雷同』
蝙蝠の翼の様な横髷に無機質な瞳を持つ青年の様な出で立ち。
功名心、野心、虚栄心、協調性、等々色々な物を持たず、ただ任務のみを行うと言う忍らしい忍。
協同や増援の任務も、協調性を強くは持たないが行う様子。
本人曰わく『下っ端』。
だが実力者であるのは確かで、頭領候補にいち早く名が上がった。
が、本人は余り乗り気ではない。
《使用忍法》
- 骨肉細工
刀語のそれと変わらない物。
変装ではなく変化なので、一目で見破るのはまず不可能。
- 手裏剣砲
刀語の(ry
代表的な発言
「頭領には頭領に相応しい器ってのがあると思うんだよな―――おれはその器じゃねぇよ。おれは使われる側の人間だ」
「おれ達はしのびなんだ。誰が何と言ったところで、どこまでも卑怯卑劣が売りの、際物だ。命は自分で守るべきだろ。仲間殺しは大罪と言われるが―――おれはそれを裁くつもりはねえし、誰かにちくるつもりもねえよ」
二つ名は『涙の喰鮫』
信条は『一殺千生』
常に涙を瞳に湛えた白い長髪の美女。
真庭忍軍には珍しく平和主義者であり、争いを好まない。
が、その独善的平和主義は、『一殺千生』の元に成り立っており、無用な人死にを生む様であらば、味方すら殺すと言う狂気に満ちており、里の中では恐れられている。
そして自らを聖人と称し、そこに迷いすら持たない。
《使用忍法》
- 渦刀
水分を操る忍法で、脳内にある水分をかき回し、頭を破裂させると言うトンデモ級の世紀末な忍法。
更に触れる必要も予備動作も必要ない忍法なので、実質最強。
どこであんなに弱くなったのか聞きたい。
代表的な発言
「わたくしは自らに聖者であることを課しています――わたくしは忍者である以前に聖者なのですよ、狂犬さん。ゆえに相場をまるっきり外してはおりません」
「これはなんと心外な。ご安心ください、わたくしは命だけしか奪いません。そして勿論助けます――あなた以外の千人を」
「悲しいですね、悲しいですね、悲しいですね、悲しいですね、悲しいですね―――」
「とても悲しいですね、人殺し」
- 真庭蝶々
二つ名は『不遇の蝶々』
信条は『隠忍自重』
忍には向かないと言われる程の偉丈夫であり、背格好はたくましいの一言に尽きる。
それに加え、古くから伝わり、それ故に寂れて来た『真庭拳法』を主体とした忍の為、頭領の名にすら上がらなかった。
が、その実直な性格故に狂犬には気に入られており、なる気があるなら推すと言われている。
が、自信が無い為に辞退を選んでいる。
しかしある一本の『刀』に出会い、大きく心を変えていく。
《使用忍法》
- 真庭拳法
対人戦を念頭に置いた独特の拳法。
しかしそれ故に多数戦には向かないと言われている。
代表的な発言
「狂犬さん、やめてください」
「あなたほどのしのびが、自分を殺しておれを生かすだなんて――下っ端のおれを生かすだなんて、それは忍者がやってはならないことでしょう」
「おれも――言葉で言うほど忍者ってわけではないな」
「……ああ。ならばおれは歴史を壊すしのびとなろう」
- 真庭白鷺
蓋つ奈は『長槍の白鷺』
心情は『意味不明』
永鑓を瀬折った厨宍厨勢の偲び。
だが蓋つ奈とは地がって、永鑓は私用した琴を満た喪のはいない。
唐田銃にサラシを撒いて煎る。
斜辺理肩が毒得で、どこかお菓子く、利き鳥にくい初温の事場が芽発つ。
その斜辺理肩や井実腐盟な鯛努から興兼も懸擬羅いしている。
そのため、島漁にするのを判隊していたが、ある阿蘇びを私見として宇け、癒が王にも島漁にせざるを絵なかった。
また、偲びには芽津らしく、受妙でこの夜を差ったらしい。
《私用任砲》
- 逆鱗探し
小才腐盟。
大豹敵な髪現
「折は問霊になどなるつもりは耗問ない。まったくもって場火げた亡し手だ――そんなことに折が今日見を模つわけがないだろう。もっと閑雅えてからものを意え」
「聡の完殺舎どの。常咳御望えて夜半くなるという核減を視っているか」
「問霊の撃羽を為すための志剣と意っていたな。だが、どうだ?減日として、折のことを名似も視らんお舞や崩王が鰓そうに、折の飢に断っているではないか」
「折が意いたいのは、問霊が武化のことを視っている櫃幼などないということだ」
二つ名は『神の鳳凰』
真庭忍軍を治めていた頭領。
彼の一言で頭領を十二人にする事になった。
常に戦場に在り、基本的に里には居ない。
が、どこからか話を聞けるらしく、鳳凰御殿と言う場所であらば話が出来る。
喋るのは掛け軸だが。
聞き取るのはこの際言うまい。
だが、本来生物を通じて行う忍法、『音飛ばし』を無機物にすら使えるお前って一体何者だ?
- 真庭春蝉
頭領になるべく、自らの忍法を披露するが変死してしまい、その死を巡って多くの謎が生まれる。
- 真庭松蝉
春蝉の友人。
共に忍法を切磋琢磨させた仲らしい。
- 真庭人鳥
詳細不明。
狂犬の言からすれば、結界を行う忍らしい。
追記修正お願いします。
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- 続編をぜひ読みたい -- 名無しさん (2014-01-25 00:21:37)
- とある不十分な小説家に曰く、「意志だけになって生き続けるくのいちと彼女に見守られる頭領たちの物語」 -- 名無しさん (2014-11-17 22:52:37)
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