登録日:2018/01/15 (月) 09:26:13
更新日:2024/02/16 Fri 13:20:56NEW!
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森田成一 ラッコ11号 天才 働きたくないでござる 脱サラ バクマン。 漫画家 神奈川県 平丸一也 俺の平丸君 新井浩史
働きたくないんだ。
■概要
『平丸一也』とは『バクマン。』の登場人物。
CV:森田成一
演:新井浩文
週刊少年ジャンプ(アニメではジャック)班長の吉田が担当している異色の漫画家。
1984年6月18日生、神奈川県出身、身長171cm、体重61kg、血液型AB型。初登場時の年齢は26歳。
極端につり上がった鋭い目をしている、黒い長髪の男性。常に白シャツ、サスペンダーに8分丈ズボンという恰好をしている。初期の頃は喫煙者だった。
世の中に対して屁理屈ともいえるアンチテーゼ的な持論を主張し、新妻エイジにさえ「変わってて面白い」と言わしめるほどの変わり者。良くも悪くも切り替えが早く素直な性格である。
エイジ同様「天才タイプ」の漫画家であり本人の心情によって作風などが変化し、ネガティブになる事で面白い漫画のアイディアが浮かぶという特異な思考の持ち主でもある。
元は漫画とは無縁のサラリーマン(実写映画ではグラフィックデザイナー)だった。スクリーントーンも知らないなど、漫画に関する知識は皆無だったにもかかわらず、通勤途中(アニメ版では乗り合わせていたサイコーとシュージンの会話がきっかけ)で電車の網棚に置いてあったジャンプ(ジャック)を読んで、
「これなら自分にも描ける」と思い立って辞表を提出し、全くの独力で漫画を描き始めた。
そして、1ヵ月後に初投稿した「ラッコ11号」がいきなり月例賞(トレジャー)(実写映画版では赤塚賞)の佳作に入賞し、連載に繋げた実績を持ち、エイジとは別の意味で驚異的な才能を持った天才と言える。
元々漫画家になりたかったのではなく、単に嫌いな会社勤めから逃れる手段として漫画を描く道を選んだだけのことで、できることなら働かずに暮らしたいと考えている。連載開始後も、予想以上にハードな漫画家生活が嫌になり、仕事場からの逃亡や失踪(高浜曰く「ストレス発散」)を繰り返すので、吉田に捕獲されて仕事に戻ることが作中で3度ほどあった。
漫画については担当の吉田から「2~3年に一人の逸材」「面白いものを書こうとしていないのに面白い」とその才能を評価されており、連載作品の支持率はエイジや福田真太に匹敵するほどに安定している。
吉田の策にはまってアパートからデザイナーズマンションに引っ越し、ポルシェを乗り回すなど劇的に生活が変化した(それによりますます仕事に精を出さなければならなくなる)。
上記のように性格にはやや問題がある一方でサイコーが入院した際、「サイコーが川口たろうの身内だから」という理由で、一方的に高校卒業まで「TRAP」長期休載を言い渡した佐々木に対して怒りを見せたり、蒼樹に逆恨みをした中井を諭すなど筋の通らないことには強く反発する面も持ち合わせる。女性に対しては奥手ながら年下好きでかなりの面食い。
■蒼樹紅との馴れ初め
「福田組」メンバーの1人である美人作家、蒼樹紅に一目惚れし、以来好意を抱く。
亜豆美保や岩瀬愛子も気に入っていたが、あくまで美人だと思っただけで蒼樹を一途に想い続けていた。
ちなみに惚れた動機は本人曰く「顔」であり、そのことは彼女のアシスタントに指導されていた。
初めはお世辞にも良い印象を持たれていなかったが、吉田の助言(実質的には漫画を描くための『操縦』)もあって少しずつ見直されていく。
やがて釣られていただけだと気づき、『ラッコ11号』終了後に行われた「人気作家恋愛読切祭」後に、
ふられて漫画をやめることを危惧していた吉田の制止を振り切って玉砕覚悟で蒼樹に告白。正式に恋人になれた(ただし、蒼樹からは漫画を続けるようにと念を押され、福田とくっつくと思っていた大勢のファンの度肝を抜いた)。
このシーンはファンやネット上でも名シーンとして話題となり、114ページ「恋路と歩道橋」、アニメでは3期7話において「記念撮影と教室」で見ることができる。
交際して以降は蒼樹のことを「ユリタン」と呼んでおり自分のことも「カズタン」と呼ばせようと考えているが、計画はうまくいっていなかった。
しかし彼女への信頼と愛情は揺らぐことなく、中井が逆恨みで彼女の自宅へ押しかけようとした時はボロボロになりながらも守ろうとしたり、作品の順位が落ちると自分のことのようにショックを受けていた。
以前と比較して漫画作成のモチベーションも上がっているが、和解した中井がアシスタントに加入したためネガティブ要素が増えた。
主人公カップルと比べると頻繁に喫茶店でのデートを重ねており、
蒼樹自身も「私の信頼する特別な人」とアシスタントに述べるなどまんざらでもない描写も垣間見得ている。
2年後、蒼樹の「神様がくれた……」の連載終了が決まった時に遊園地にデートに誘い、吉田の後押しを受けてプロポーズすることを決意。
様々なドタバタがあったもののなんとか観覧車の中でプロポーズをしてOKをもらい、めでたく婚約した。
アニメ版では最終回のエピローグで、皆に祝福されながら蒼樹と教会で結婚式を挙げるシーンが描かれ、その時に蒼樹から「カズタン」と呼んでもらえた。
作中通して吉田、蒼樹、福田には全く頭が上がらない。
普段は担当編集の吉田(CVはガンダムWのミリアルド・ピースクラフトや銀魂の高杉晋助でおなじみの子安武人)との掛け合いなどからギャグキャラクターと見られがちだが、蒼樹絡みの回では漢気溢れる面を発揮して結婚までこぎつけたことから、人気投票で3位を獲得している。
■名台詞
- なんですか?その大人の事情…話にならん‼︎
- あんたにわかるか!! 今日という日は、僕の人生で一番幸せな1日だったんだ!!
- 吉田氏!! 仕事と恋愛をごっちゃにするのは、人の恋心を利用するのは止めてくれ!! 蒼樹さんに失礼だ!!
- 初めて会った時、綺麗な人だ!! 好きだ!! って思いました。付き合ってください!!
- 蒼樹さんとその美しさに罪はない。よって、僕は命がけで彼女を守る……!!
- 今すぐ結婚したいくらい好きですよ……。決まってるじゃないですか!!
- 僕を……幸せにしてください!!
- い……いえ。だから結婚して、この幸せを永遠のものに……。
■迷台詞
- 生きてることが楽しくなれますか!? 幸せになれますか!?
- 僕はすでに社会人でもないのか!?知らなかった…。
■執筆作品
- ラッコ11号
外見はラッコの人間、ラッコ11号が働くことなど現代社会の苛立ちをぶつけながら、平帆水産株式会社第一宣伝部長として様々な災難と吉田を相手にぶつかっていく物語。劇中では4年間にわたって連載され、アニメ化も果たしている。現実世界でも小説が2冊発売されている。
- 僕には通じない
ラッコ11号の連載終了後、「人気作家恋愛読切祭」に掲載され、そこから連載された作品。恋愛に臆病なネガティブ思考の青年・カズオの日常と恋を描く。
なぜかラッコ時代より画力が下がっている。
読み切りネームの仮タイトルは「君に届かず」。
平丸「週刊連載だけでも面倒なのに僕の項目ができたなんて…」
吉田「中井君の項目は君の倍投票されているな…非常にまずいぞ!蒼樹先生の項目に匹敵する編集履歴だ!」
平丸「そんな〜、ユーザーが編集してくれなければ僕のユリタンが中井さんや福田組長に取られて…
あ!?アイディアが湯水のように!」
吉田「よし、平丸君!この勢いで追記・修正だっ!(ニヤリ)」
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▷ コメント欄
- バクマン。では一番好きなキャラだった。 -- 名無しさん (2018-01-15 22:11:26)
- この漫画の中で一番かっこいいと思う。吉田氏とのやりとりは好きだったな。 -- 名無しさん (2018-01-15 23:56:52)
- 夢に向かって進むのが亜城木夢叶の信念とすれば、蒼樹さんの笑顔のために行動するのが平丸さんといったところですね。 -- pond5 (2018-01-16 18:44:08)
- ↑というか平丸は「自分の欲望」のためというべきでは -- 名無しさん (2018-01-18 16:46:12)
- 主人公勢が結構アレな発言とか行動がある中、ネガティブだけどぶれなくて変人だけど一途なこの人はバクマン。の清涼剤だったと思う -- 名無しさん (2022-06-05 01:05:10)
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