少年の日の思い出

ページ名:少年の日の思い出

登録日:2012/09/09(日) 02:47:34
更新日:2023/08/10 Thu 12:04:17NEW!
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教科書 国語 トラウマ ドイツ 文学 嫉妬 思い出 小説 大人になったら意味がわかる項目 鬱展開 ※犯罪です 少年の日の思い出 ヘルマン・ヘッセ エーミール クジャクヤママユ 悪事に対して神対応されて社会の厳しさを知る話 劣等感 教科書の本気



『少年の日の思い出』は、ヘルマン・ヘッセが1931年に発表した短編小説。


概要

原題は「Jugendgedenken*1
日本では、1931年に高橋健二の翻訳が出版され、『少年の日の思い出』の邦題となっている。


1942年に高橋の訳した内容が教科書に載って以来、60年以上教科書に掲載され続けている外国文学であり、日本人にとても馴染み深いであろう一作である。
会社によっては「クジャクヤママユ」というタイトルだったかもしれない。


思春期という子供から大人へ変わる多感な時期、即ち小学校後半から中学校の時代に学ぶのだが、
非常にインパクトの強い道徳的内容となっている。
「習ったが内容をまったく覚えていない」という人は少ないのではなかろうか?


キーワードは3つ。

  • エーミール
  • 蝶と思い出
  • そうか君はそういうやつなんだな

これさえ覚えておけば間違いない。


本文は大人になった主人公が、蝶のコレクションを見せて来た友人に思い出を話すものとなっている。


内容

主人公である「僕」は、流行りの蝶集め*2を幼い頃に始めたところ、時間を忘れてしまうほど熱中していた。
隣人のエーミールは“非の打ち所の無いという悪徳”を持つ少年で、同じく蝶集めをしている。
彼は、僕の見せたコムラサキにあれこれケチをつけるような奴だった。


やがて少年達が成長したある日のこと。
「エーミールがレアな蛾であるクジャクヤママユの羽化に成功したらしい」と聞いた僕は彼の家を訪ねるも留守。
「一目見るだけ」と忍び込んだ僕だったが、件の蛾の美しさに惹かれ、思わずそれを盗んでしまう。
その罪悪感と焦りから、僕はクジャクヤママユを破損させてしまう。


母に促された僕はエーミールに謝罪へ行き、
「玩具を差し出す」
「蝶を差し出す」
そう言っても彼は受け入れない。ただ冷たい目で「そうかつまり君はそういうやつなんだな」と蔑んで去ってしまった。


そうして、僕は自分のコレクションを全て破壊したのだった――


解説

リアルタイムで教科書を読んだ人たちの大半は、エーミールを悪役っぽく感じただろう。
しかし、改めて冷静に内容を吟味してみると、実はエーミールは全く何も悪いことをしていないというのが分かる。
そもそも「非の打ち所の無いという悪徳を持つ」というのは、作品の主人公である「僕」の主観であり、
すなわち完璧超人とは言わないまでも「僕」より優れている(と僕は感じている)エーミールに対して嫉妬というフィルターを通して彼を見ているのだ。


確かに僕の手に入れたコムラサキ*3を見たエーミールに
「まあ20ペニヒが妥当」「羽折れてるから価値低いな」などとは言われたのは腹立たしかっただろうが、ここで大切なのは見せた理由
僕は常にエーミールに劣等感を抱えているのである。
そこで僕は「こんな凄い蝶を持ってるぜ!」と見せ付けて優位に立ちたかったのだが、僕よりも蝶に明るいエーミールにあれこれ指摘され、勝手に返り討ちにあったのである。
僕は「難癖をつけられた」と言ってるが、そもそもエーミールは正直に欠点を言っただけで、嫌味は一言も言ってない


それなのに僕は、エーミールの大切な蝶を自分の欲望のままに盗もうとした。そして住居不法侵入及び窃盗及び破損。
アニヲタっぽく言うなら「2,3年予約殺到の苦労してゲットした限定グッズを盗まれたあげく壊れて帰って来た」ようなものか。
エーミールが「非の打ち所がない悪徳少年」でなければ、怒り任せに僕を殴っていたかもしれないし、報復として僕の蝶を逆に壊していたかもしれない。
しかし、エーミールはそんな無意味で無価値で、誰も得をしないようなことはしなかったのである。


挙句の果てに僕は、まず弁償に「僕の玩具をやる」と言った。蝶を壊したのに玩具を渡すと言ったのだ。
人のもの壊しといて自分のコレクションは手放したくないってか?
玩具あげたぐらいで2,3年かかった蝶の標本壊されたことを許すとでも思っていたのだろうか?
更に自分で蝶を壊しておきながら「すいませんでした。蝶か玩具あげますので許してください」で解決しようとする僕も、あまりにも都合がよすぎるんじゃないか?
エーミールの内心は察するに余るものがある。


強いて僕を擁護するなら「蝶が元通りに戻るなら、どんなものでも差し出しただろう」と回想で口にしているあたり、反省はしていたものの他に償う方法がなく、上記のような方法しか思いつかなかったとも捉えられるだろう。
しかし、僕は犯した罪に対して不釣り合いな提案しかできなかった。
この時点で、もう既に何もかも手遅れだったのだ。


エーミールの最後の一言は、要約すれば「君には改めて失望した」ということである。
そして「君がどんなに蝶を取り扱ってるか知ることができた」というのは、「君は人の大切な蝶を盗み乱暴にした挙げ句壊すほど蝶を悪く取り扱ってる」という意味かもしれないし、「そんな人間が扱ってる蝶を貰ったところで何の価値もない」という批判を皮肉混じりに口にしたとも捉える事ができるだろう。
その一言で済まされてしまったことによって僕は、「贖罪の方法」も「エーミールに勝つ事」も叶わなくなり、挙句の果てには「蝶への情熱」も消えてしまった。
全てを失ってしまったのだ。


蝶も思い出も美しいが、脆く儚く簡単に壊れてしまう。
主人公は自分のコレクションを壊す事で、少年時代の思い出にピリオドを打ったのである。
主人公は、そんな絶対に癒えない劣等感を抱え生きているのだ。大人になった今も。


余談

  • 本家ドイツでは、実はこの作品はヘッセの「作品集」や「全集」的な本にも載ってなかったりするくらいマイナーである。「ヘッセといえば『少年の日の思い出』」というのは日本だけなようだ。

  • 本作は1911年に発表された「Das Nachtpfauenauge*4の改稿版であり、全集などにはこの初稿バージョンが収録されている。どちらもストーリーの流れは概ね同じだが、微細な変更点が散見される*5

  • 高橋はヘッセ本人から「帰りの電車で読んでよ」とこれを渡されたそうだが、軽い時間潰しにしては些か内容がキツくなかろうか……。

  • 20ペニヒは1マルクの1/5。これが現在の日本円で大体いくらかと言うと、「レファレンス協同データベース」掲載の千葉県立中央図書館の計算では、2009年時の105円ぐらいとなっている。




僕のオナホを全部やると言った。それでも冥殿は、依然僕をただ軽蔑的に見つめていたので、僕は自分の書き込みを全部消すと言った。


しかし彼は、「結構だよ。僕は、君の建てた項目はもう知っている。


「そのうえ、今日また、君がアニヲタWikiをどんなに取りあつかっているか、ということを見ることができたさ」
と言った。


そして彼は、すべてのアニヲタwikiを消してしまった。






追記修正は、一度起きたことはもう償いのできないものだということを悟ってからお願いします。


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  • コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2017-02-28 21:43:42)
  • 最近はエミールみたいに言われると逆ギレして「うるせぇ!!謝罪してやってんだから許せよ!!」と叫びながらエミールのコレクションを更にぶち壊しまくる輩が多い -- 名無しさん (2017-02-28 21:49:57)
  • 子供の頃に読んだ時はエーミールは嫌な奴だと思ったけど大人になって読み返すとただの舞台装置にしか見えなくなって何の感慨も無くなったわ -- 名無しさん (2017-03-02 02:39:37)
  • エーミールは確かになんも悪いことしてないんだけど、自分のコレクションを壊された上で憤りもせず淡々と見下して煽ってくるのは子供感無さすぎて普通に怖い -- 名無しさん (2017-03-24 22:29:44)
  • 「僕」をクズだと言う人は多いが、これを見ると聖書の「悪事を犯したことのない人が、この女に石を投げなさい」という言葉を思い出すんだよな。少なくとも俺は、「僕」を笑ったり糾弾したりできるほどの自信家じゃない -- 名無しさん (2017-06-12 11:31:12)
  • 良い悪いじゃなくて、嫌いなやつに負い目を作るなっていう教訓だと思った -- 名無しさん (2017-06-12 13:33:07)
  • こんな作品までカバーしている、このWikiと読者に感心した -- 名無しさん (2017-10-19 21:13:23)
  • 「僕」はクズだろ。普通の人は物を盗んだりしない。 -- 名無しさん (2017-12-07 16:37:09)
  • 蝶の標本も差し出すって言ってるぞ、無論そっちも断られてるが -- 名無しさん (2017-12-08 10:12:54)
  • 主人公がクズなのは間違いないんだが、一応主人公だからか、それに対するエーミールの淡々とした対応がすげえクるのよな -- 名無しさん (2018-04-28 22:15:23)
  • ↑コムラサキの一件を根に持つくらい、「僕」自体は結構執念深いやつだよね。「僕」にとって、許さないと決めたことは一生許さないって思っていたんだろうけど、実は謝り方も許し方も何も分かっていなかったのを思い知ることになった -- 名無しさん (2018-08-05 01:09:01)
  • エーミールはイヤなヤツ、「僕」はダメなヤツ -- 名無しさん (2018-09-06 17:49:25)
  • 非の打ち所もないと言われてるが、エーミールはエーミールで、「僕」の標本を批評してガッカリさせたりと、あんまり感じの良い奴じゃないな。彼の言うことは正論だが、正論を押し通して一切譲らない奴が世の中へ出てどうなるかと言えばねぇ -- 名無しさん (2018-09-06 18:38:32)
  • 解説を見た感じエーミールの言動にも大概問題があったように見える(だから主人公が許されるかはNoだが)が原作をちゃんと読めば本当にエーミールには何の問題も無かったと言えるの? -- 名無しさん (2018-09-07 20:24:53)
  • そもそも大人になってから、元々エーミールのことを嫌っていた主人公が回想で話していることだから、多分に偏見が混じっているかもしれない。そうでなくても、罪を犯したのは主人公の方でありエーミールから何言われようと自業自得で憤慨する権利などないぞ。 -- 名無しさん (2018-09-07 20:44:46)
  • エーミールの指摘したコムラサキの展翅の最大の欠陥は「足が二本欠けている」という至極もっともなもので、せっかくの美しい蝶にそんな雑な取り扱い方をすることが単に蝶の美しさに夢中だっただけの主人公と違って技術面も重視するエーミールとしては許せなかったんじゃないかな。主人公を軽蔑したのも「蝶を本当に愛しているなら潰したりするはずがない」という気持ちからか。 -- 名無しさん (2018-09-07 20:59:31)
  • 人は取り返しの付かない過ちを犯すことで子供時代を終える -- 名無しさん (2018-09-07 21:11:51)
  • 主人公は元々、エーミールに対してコンプレックス持ってたんだよ。裕福な先生の子供だし、非の付け所も無い模範少年とか言ってたし。 -- 名無しさん (2018-09-30 22:37:16)
  • 「非の付け所のない模範少年」というのを「悪徳」と表現してるところに主人公の劣等感が表れてていいわ。 -- 名無しさん (2018-09-30 22:39:32)
  • 解説がなんかエーミールが書いてるみたいで草 -- 名無しさん (2018-09-30 22:48:35)
  • 主人公はエーミールが留守の間に許可も得ず勝手に彼の部屋に上がり込み、そこにあった蝶を盗もうとし、結果的に修復不可能なまでにぶっ壊したまごうことなき犯罪者である。エーミールは別になんも悪いことしてない、どころか苦心して卵から育ててようやく手にした大切な標本を自分には何の落ち度もないのにぶっ壊されただけ。 -- 名無しさん (2018-09-30 23:54:01)
  • 主人公はエーミールに非難されて彼に殴りかかりそうになったあたり、ちーとも反省してない。最後に自分の蝶をぶっ壊したのも自己満足というか自分の中で折り合いをつけるためだけで、エーミールに対して済まないという気持ちは欠片もない。大人になった後でさえ「非の打ち所のない悪徳」とか彼のことを悪しざまに語る始末。この主人公正直どうかと思うよ。 -- 名無しさん (2018-10-01 00:03:04)
  • 「まあ20ペニヒが妥当だろう」と言う値踏みはエーミールによる純粋な賞賛だと思うんだけど… -- 名無しさん (2018-10-12 12:30:45)
  • やりすぎたのさエーミールは、もう少し小人の妬心を知るべきだ -- 名無しさん (2018-10-12 12:53:09)
  • こうしてコメントを見ても、無性に人の心をざわつかせる要素を持った物語なんだな。文学とは本来そういうものなのだろうけど。勧善懲悪の娯楽作品は、そう考えると文学とは違うのかもな -- 名無しさん (2018-10-12 14:05:20)
  • エーミールの人間性よりも、「僕」の一人相撲って印象のおなはし。過ちを犯して初めて「僕」はエーミールと向き合った。エーミールは「僕」以上に興味がなさそうだった -- 名無しさん (2018-11-30 03:44:51)
  • 水曜どうでしょうの夏野菜スペシャルを観て依頼、エーミールの「そうか(ry」が大泉洋ボイスで脳内再生されるようになった -- 名無しさん (2019-03-07 12:31:04)
  • ↑やめろw -- 名無しさん (2019-04-11 14:05:45)
  • 右も左も分からない虫取り少年が、プロ意識と教養を備えたコレクターを相手にしようとしても、どうにもならない(少年探偵団と灰原くらいの精神年齢差がある) -- 名無しさん (2019-05-31 22:35:24)
  • むしとり少年が少年なりに作った標本とガチ勢が作った -- 名無しさん (2019-11-28 18:49:30)
  • (途中送信ごめん)標本比較したらそりゃ劣等感覚えるしガチ勢からはもっとちゃんとやれること有るよって指摘もしたくなるよな、盗むにしたってポケットに突っ込むとかお前、ってなるw -- 名無しさん (2019-11-28 18:51:19)
  • 詫びとして自分の蝶の標本をやるって言ったのもエーミールの逆鱗に触れたんじゃないだろうか?「詫びのためとは言え自分の大切なコレクションを軽々しく人にくれてやるなんてコレクションに対しても失礼だろ」とか思って軽蔑したのかも -- 名無しさん (2020-03-03 23:45:15)
  • まぁ、すべては『僕』の自業自得だからな。コレクションを見せにきた友人も、その昔ばなしを聞いて、軽蔑して去っていったことだろう。 -- 名無しさん (2020-04-05 18:15:46)
  • まあ人間的な話だよね -- 名無しさん (2020-06-07 10:27:54)
  • エーミールに対する僕の評価は、「非の打ち所のない悪徳」じゃなくて「非の打ち所がないという悪徳」。意味合いが全然違ってくるべ。 -- 名無しさん (2020-07-08 14:27:52)
  • 20ペニヒについては主人公も嫌な感情持ってなかったみたいだしこれは別にケチつけたわけでもなくね?難癖をつけ始めたのはその後のことだし。つまり主人公からしたら持ち上げられてから落とされた格好 -- 名無しさん (2020-07-17 21:08:28)
  • ↑4 数十年前の少年時代の恥と後悔と挫折の思い出話だぞ?良い年した友人同士がそんな程度で軽蔑なんてするわけないだろ。 -- 名無しさん (2020-07-19 20:57:18)
  • これ本人のスペック差以外にも、「僕」の家庭は貧困な方で、エーミールはそうでもないって違いも確かあるんだよな。事実「僕」はクズだが、考えれば考えるほどその一言では済ませられない気もする。 -- 名無しさん (2020-11-15 18:40:42)
  • この後もエーミールと友人関係を続けられたのかが気になる。疎遠になりそうだが… -- 名無しさん (2020-11-27 10:10:25)
  • 「そうか、草加、つまり君はそんなやつなんだな」 -- 名無しさん (2020-11-27 11:06:45)
  • エーミールからすれば嫌味の一つでも言ってやりたい所だろうし、作中でもこの程度で済ませてるのは温情ある方。まぁだからといって「被害者だから何を言ってもいい、犯罪者が憤慨する権利はない」といった分けて考えてない人がいるのはオイオイと思うが。 -- 名無しさん (2021-01-31 18:06:32)
  • ヘッセはどうしてこうも人のコンプレックスと挫折を生々しく描くのが上手いのだろう。 -- 名無しさん (2021-04-18 20:00:49)
  • ニュースならば「RPGのように他者の住居に侵入、窃盗の過程で器物損壊」といった解釈になりそう。あるいは報道される犯罪者にも心のドラマがあるともいえそう -- 名無しさん (2021-09-04 16:54:32)
  • エーミールも性格がキツイ嫌な奴だけど、これに関してはほぼほぼ『僕』が悪いと思ったなぁ(勝手に部屋に入る、勝手に人の宝物を触った挙げ句うっかり壊す、謝罪の仕方が駄目…)。ただ、『僕』の抱える劣等感には共感できるし、エーミールも複雑な心情を抱えていたんだろうなぁとも思える -- 名無しさん (2021-09-04 19:01:29)
  • そもそもこの作品のエーミールは主人公の主観モリモリで本当はどう言う奴なのか殆ど分からんからな -- 名無しさん (2021-10-21 12:07:42)
  • 蝶に対して「悪いことをした」という自覚はあるようだが、エーミールに対して悪いことをした自覚があったかは微妙。「蝶が元通りに戻るなら~」の本意は、頭を下げる相手はエーミールでなくてもいい、誰でもいいから何とかしてくれ、と蝶中心の考えなのだろう -- 名無しさん (2021-12-18 14:46:45)
  • 3↑かってに人の宝物を触って壊す以前に、勝手に部屋に入る時点で相手がどうのというより、蝶に目が眩んだとしか思えないのだよね -- 名無しさん (2021-12-18 14:56:47)
  • 追記修正の前文はツッコミ待ちのボケかな -- 名無しさん (2022-01-03 23:59:30)
  • 「僕」が弱さに由来する邪悪さの体現ならエーミールは正論な邪悪さの体現って感じ。ひらたく言えば絶対正義な自分に酔ってる感じ。まあ被害者意識を盾にした当てつけは「僕」も遺憾なくしてるが。 -- 名無しさん (2022-01-04 09:12:17)
  • ↑された仕打ちにたいして皮肉の一言を言うのが絶対正義に酔ってるっととるのは、主人公の視線に寄りすぎてない? -- 名無しさん (2022-01-04 09:20:44)
  • コレクションを壊したといえばマイルドだけど、羽化させた蝶ならば、ペットを殺されたようなものなのかもしれない。「檸檬が泣いた日」に通じるものがある。許すにも償いにも少年の手には負えない -- 名無しさん (2022-01-22 14:08:38)
  • 数年かけて作ったガンプラのジオラマを不法侵入されて壊されてたりしたら嫌味どころの話じゃないだろ……ましてや貴重な生き物から育てている訳だしこれでエーミールについてグチグチ言ってるコメントがあるのがびっくりする -- 名無しさん (2022-03-24 18:28:32)
  • 自分のペット〇されておもちゃ渡すから許して!とかいわれても暴力に走らないエーミールは偉いよ実際。 -- 名無しさん (2022-05-18 22:53:34)
  • どっちにも関わりたくない -- 名無しさん (2022-05-21 13:28:41)
  • エミールの反応はわりかし大人というか良心的 -- 名無しさん (2022-05-21 13:31:55)
  • なんていうか本当に名作だなあ……善と悪とそれに伴う行動について考えさせられるわ -- 名無しさん (2022-05-21 13:39:13)
  • エミールの行動に鼻がつくのは、感情を爆発させるというわかりやすいかたちで表現するものを、取り澄ましたともとらえられる表現をするのが気に障る人には障るのかな -- 名無しさん (2022-05-21 13:47:22)
  • 足が二本欠けているってエーミールが指摘しているけど、そもそもコムラサキって足は4本しかない。つまり本来は足が欠けていなかった可能性がある。 -- 名無しさん (2022-07-06 14:08:22)
  • 人間正論で突き返されるのが一番きついという話。ここで感情的になると自分は相手の言う以上の大馬鹿かゴミカスであると自ら証明するようなもんである。悔しい思いを飲み込めるのが大人なのだ。 -- 名無しさん (2022-07-06 14:16:31)
  • エーミールが眼鏡かけたメスガキ優等生だと思うと興奮してくるもっと蔑んでほしい -- 名無しさん (2022-08-02 17:31:41)
  • むしポケモンのニックネームにエーミールとつけたくなる思い出 -- 名無しさん (2022-08-02 18:34:35)
  • エーミールが「僕」のことを友達だと思っていたと仮定するなら。エーミールの方がかわいそうに思える。そりゃ「こんなヤツだったのか」となるよな。 -- 名無しさん (2022-08-10 21:31:49)
  • そうか君はそういうやつなんだな という台詞が学校で一時期ブームになったことがある -- 名無しさん (2022-08-24 00:31:08)
  • エーミールみたいなやつになりたい -- 名無しさん (2022-12-11 08:21:15)
  • 懐かしい項目 今見ると情熱の差でもあったんだろうと思う流行りの一部でしかない主人公にはそりゃこの子を大きく感じる訳よね -- 名無しさん (2022-12-11 08:47:30)
  • 主人公のクズっぷりがすごい! -- 名無しさん (2022-12-11 10:24:55)
  • エーミールいい奴すぎる -- 名無しさん (2022-12-11 10:32:09)
  • コムラサキの足は6本あるぞ 歩くときに4本しか使わないだけで -- 名無しさん (2023-01-15 12:37:52)
  • 「僕」にとって苦々しい罪の記憶としてこびり付いているが、言葉の節々に消えないエーミールへの劣等感と自己弁護が未だ滲む生々しさ -- 名無しさん (2023-08-03 11:44:18)
  • 僕への擁護が多いの意外…普通にエーミールもキレたくなるだろ -- 名無しさん (2023-08-03 19:42:12)

#comment

*1 直訳は『青少年記念日』
*2 ちなみにドイツでは蝶と蛾の区別が無い
*3 これもなかなかレア
*4 「クジャクヤママユ」のこと
*5 たとえば主人公「僕」の名前が、改稿前はハインリッヒ(Heinrich)であることが言及されているが、改稿後は削除されている。

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