天井努

登録日：2021/08/25 Wed 07:17:15
更新日：2024/06/03 Mon 13:44:36
所要時間：約 5 分で読めます

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アイドルマスター シャイニーカラーズ シャニマス 283プロ 社長 津田健次郎 海馬瀬人 the_idolm@ster アイマス アイドルマスター

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素晴らしい結果を期待させてもらう。私は甘くないぞ。

■概要

『天井努』とは、『アイドルマスター シャイニーカラーズ』の登場人物。

CV：津田健次郎

新進気鋭のアイドル事務所、283プロダクションを束ねる社長。
ダンディな雰囲気を漂わせる男性で、作中ではアイマスの伝統通り黒いシルエットで登場する。
名字の読みは「てんじょう」ではなく「あまい」。
社長だからといって椅子にふんぞり返っているわけではなく、283プロの経営や渉外、営業などをこなす仕事人。
上の人間がばりばり働いているので、部下で正社員であるプロデューサーとバイト事務員の七草はづきも膨大な仕事をこなしている。
早く他の社員かバイトを雇ったほうがいいのでは…。

ゲーム中では、「W.I.N.G.」編の冒頭に「お前を待っていたぞ」と、ついにアイドルプロデュースを始めるプロデューサーに声をかける。
「せっかくまじめな雰囲気を出した」と言うあたり、いつも格好がつくわけではない様子。
また、「W.I.N.G.」編の審査落ち・敗退・優勝コミュでもプロデューサーに様々な声をかける。
基本的に優しく諭すようなものが多く、優勝コミュに至っては、決勝ステージを観ながら号泣していたことをはづきにバラされる。あざとい。
「ファン感謝祭」編でも、感謝祭本番終了後、最も輝いていたアイドルを表彰する役目を担っていたりもする。

2019年10月には「283プロダクション ―某月某日、面談―」というスペシャルコミュが登場。
プロデューサーとして選択肢を選び、社長との面談をすることができる。
現在でもアルバムから閲覧可能。
開催当時は面談結果に応じてボーナスのマニーがもらえた。が、大した額では無かったのでプレイヤーからケチと言われたりもした。
面談の中で「アイドルは着せ替え人形ではない」とプロデューサーに忠告するなど、選択肢によっては社長の信念やアイドル観が窺える。

2021年のエイプリルフール企画「World × Cord」では、「時代劇」「探偵」「敵対ロマンス」のシチュエーションで異なる天井社長が登場。
プロデューサーの人格を持つ「男」と天井の掛け合い、そして天井の声を務める津田健次郎氏のダンディな演技は必見である。
というかシャニマススタッフがツダケンで遊んでいる

また定期的に「天井社長の宿題」と称して、ミッションが出されることも。
難易度は高いものが多いが、それに応じて報酬も豪華なものも多い。

■語られていく過去

「空けちまうぞ、あの部屋」

2019年12月に実装されたイベントコミュ「きよしこの夜 プレゼン・フォー・ユー」にて、天井社長の過去が初めて語られることになった。

社長は昔、プロデューサーとして敏腕を奮っていた。
当時プロデュースしていたそのアイドルは女優志望だったがそれを退け、ダンスを強いたという。
強引ながらもそのプロデュース方針に彼女は応え、アイドルとして輝いた。
そして海外でミュージカル女優として活躍が期待されるほどとなった。

しかし、そのアイドルが海外へ向かう当日、それはちょうどクリスマスの夜。
社長はその担当アイドルに、「この靴はもう、履けません」とプレゼントしたダンスシューズを返されてしまう。

社長「いや、履けるな、お前なら。足に合わせるんじゃない――」
アイドル「――『靴に合わせるんだ』……」
社長「そうだ、そうしてきた」
アイドル「…………もう」

アイドル「合わせられないんです…………っ」

つまり天井社長のプロデュース方針は、そのアイドルの「足(個性や才能)」を、なるべき「靴(アイドルとしての形)」に強引に合わせるものだった。
そのアイドルの行方は分からないが、社長が「何が正解だったのか」と述懐する辺り、芸能界を諦めたのではないかと思われる。
そして、天井社長は283プロダクションを再出発させた。
今のプロデューサーに、その「答え」を見つけてもらうために…。

2020年12月、イベントコミュ「明るい部屋」が実装された。
のだが、ここでも天井社長の過去がさらに明かされることとなる。

283プロダクションには所属アイドル5人の住む寮が存在する。
そのレトロな佇まいの建物のとある部屋、誰も入ることのなかった開かずの部屋を、リノベーションすることが決まる。
しかし、その部屋は社長の旧い友人の使っていた部屋だったのだ。

これだけなら良かった(？)のだが、その旧友はすでに故人。しかも、283プロダクション事務員・七草はづきの実の父親であった。
つまり、天井社長は亡き友人の部屋をそのまま遺品として残していた上に、亡き友人の娘を自らの会社に抱えていることになる。

ちなみにその七草家の父親は、「ははっ」という口癖がある、ブラックコーヒーを好む、そもそも口調が似ていることから、
283プロダクションのプロデューサーに雰囲気がかなり似ている男性であることが分かる。

…およそアイドルが主役の育成ゲームとは思えない複雑な人間模様である。

2021年4月、新ユニット「SHHis(シーズ)」が実装され、その中のメンバー「七草にちか」がプロデュースできるようになった。
はづきの妹であるにちかは、伝説のアイドル「八雲なみ」に憧れ、アイドルを志した女の子。
W.I.N.G.に挑む途中、にちかは自らの力量不足を補うため、八雲なみのダンスステップを取り入れようとするものの、
そのためにステップに遅れが出てしまい、プロデューサーに指摘されてしまう。

そこでにちかはこう言い放つのだ。

にちか「……く、靴に合わせなきゃ駄目なんです……」

結論から言えば、七草にちかが憧れていたアイドル「八雲なみ」は天井社長が過去にプロデュースしたアイドルだったのだ。
にちかは八雲なみという「靴」を履くことで、自分の「足」を八雲なみに限りなく近づけようとしている。
では、その先に待っているものとは？

…間違いなく、天井社長のクリスマスの二の舞であろう。

後ににちかは「足に合わせるのではなく、靴に合わせる」という言葉は八雲なみのインタビュー記事の言葉だと教えてくれる。
「きよしこの夜」のアイドルが八雲なみ本人であると100%断言はできないものの、
天井社長は一貫してこの方針でアイドルをプロデュースしていたのだということが分かる。

「アイドルは着せ替え人形ではない」。この言葉がこんな形でのしかかるとは誰も予想していなかっただろう。

つまり、ここまでをまとめると、

• 亡くした友人の部屋を形見のように遺していた
• その友人の娘の一人は事務員として、もう一人はアイドルとして、自らのプロダクションに所属している
• 過去に担当アイドルを、自らのプロデュース方針で結果的に潰してしまった
• その過去のアイドルに亡き友人の娘が憧れを持ち、そして同じ道を辿りかけている
• それを救うことができるのは、亡き友人の面影を持つプロデューサーのみ

というとんでもないドラマが天井社長を中心に繰り広げられていることになる。
…繰り返すが、これはジャンル的にはギャルゲーであり、アイドル育成ゲームである。

そしてにちかが所属している「SHHis」はユニットであり、つまり相方がいる。その相方、緋田美琴は他事務所からの移籍組であり、移籍前のユニットパートナーとして「斑鳩ルカ」がいた。
彼女は「あるアイドル」の実の娘であり、美琴を奪った事、そして283プロである事から所属アイドル達へ敵意を向けている。
そのアイドルは人気絶頂で突然引退した

…芸名、八雲なみ。

…再度繰り返すが、これはジャンル的にはギャルゲーであり、アイドル育成ゲームである。

■台詞

• 本当によくやった。期待以上の結果を出してくれたな
• なら私たちのことは気にせず、早く行ってこい！
• お前、担当アイドルのことをどう思っている
• メリークリスマス。素敵な夜になったよ
• あっちもそろそろ食べ頃だろう
• ご苦労だったな、次回も頑張ってもらうぞ！期待しているからな

■余談

CVが津田健次郎の社長という時点で非常にインパクトのある前例が存在するため、それと絡めたネタは多い。
最近では首領を鼓舞するテロリストなんかのネタも。
まぁこのネタの一番の被害者は全然関係ないのに珍妙な踊りを踊らされるハメになった彼女だろうが……。

実際には比較的落ち着いた演技をされているためどちらかと言えばジャック・Oなどが近いが。

追記・修正を頼むぞ！　プロデューサー！

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▷ コメント欄

• 283(ツバサ)だとかW.I.N.G.だとか、空に関するモチーフが多いシャニマスにあってその社長が「天井（てんじょう）」というのは何か含みを感じさせるな -- 名無しさん (2021-08-25 07:35:42)
• 声が同じというだけでテロリスト扱いされる男。やってみせろよマフティー！ -- 名無しさん (2021-08-25 07:55:22)
• 全速前進DA！ -- 名無しさん (2021-08-25 10:38:39)
• 隠しヒロイン並の属性・エピソード過多 -- 名無しさん (2021-08-25 13:26:04)
• 主人公みたいな過去してる -- 名無しさん (2021-08-25 16:53:52)
• シャニマスアニメ化したら天井社長沼に落ちる人続出するだろうなって勢いで濃いキャラ -- 名無しさん (2021-08-25 21:17:39)
• 八雲なみが社長のもとを去った理由って社長のプロデュース方針が原因だってのは間違いない。ただ、問題なのはプロデュースの中身ではなくてプロデュース自体が「八雲なみが望む結果を与えてくれなかった」ということだと思う それを踏まえると、今のPのやり方であっても社長の二の舞にならないとは言い切れない(実質にちかも美琴も八雲なみと同じ道を歩んでるように見える) -- 名無しさん (2022-03-19 16:50:27)
• 5年目にしてまた結構とんでもない過去が出てきた…のかな？ -- 名無しさん (2022-05-02 03:27:08)
• ルカの加入で天井の物語も一応一段落にはなる…のか? -- 名無しさん (2023-04-04 11:37:33)

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