四方田春海

ページ名:四方田春海

登録日:2011/12/19(月) 18:17:57
更新日:2023/08/10 Thu 14:53:47NEW!
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siren 小学生 幼女 ロリ ネタバレ項目 「これ、宮ちゃんの…」←違う 伝説の幼兵 スニーキング ハルミ・スネーク シホウデンシュンカイ 校長ホイホイ 絶望の中の唯一の希望 ←ピエールにとっては新たな絶望 春海ちゃんのにおいがする項目 四方田春海 小南千明 生還



ゲーム『SIREN』の登場人物。


演:小南千明




羽生蛇村の分校に通う小学生。年は10歳。
内気で口数少ない大人しい性格。
名前の読みは「よもだ はるみ」。「シホウデンシュンカイ」ではない。
一部ファンからの通称は「ハルミ・スネーク」。



一年前に両親を落雷による自動車事故で亡くし、現在は伯母のもとで暮らしている。
両親を失ったショックから内向的になり、ほぼ真っ黒な絵を描くなど精神的に不安定な面もあるが、
担任の高遠玲子先生や名越校長の親身な指導により、少しずつ元気を取り戻している。


実は弱いが生まれながらに幻視の力を持っている(羽生蛇村にはごくまれに現世にいながら幻視の力を持つ者が生まれる)。
他の子たちとは違う異能を持っているという状況も、春海の孤独感を強める要因の一つとなっている一方、
同じ力を持つ神代美耶子とは密かに交流があり、親友となっている。
美耶子が公的には存在しない人間であるため彼女との仲は秘密だが、彼女を絵に描いたり、彼女を模したビーズ人形を贈ったりしている。
(※ちなみに上記のほぼ真っ黒な絵に描かれている、長い黒髪と真っ黒な服の女の子は美耶子をモデルにしたもの)


と、物語が始まる前から不幸な子だが、彼女の災難はまだ続く。




高遠が春海を元気づけるために企画した分校の校庭で星を見る会に、高遠と名越校長、春海の三人で参加していたところに異変に巻き込まれる。
高遠と共に春海は異界の学校に辿り着くも、そこはすでに屍人たちによってほとんどの出入り口を封鎖されてしまっていた。
さらに、優しかった校長は既に異界で死亡して屍人化していた上、実は「はるみちゃんのにおいがするよお」とぬかすHENTAIだと判明する。


高遠の奮闘もあって校内から脱出に成功した後は、現世への脱出方法を探して高遠と共に異界を彷徨うことに。
学校でも道中でも、自分を母親のように守り、助けてくれる高遠を、春海は秘密にしていた美耶子のことを打ち明けるくらい信頼していくが、
執拗に人間を追う屍人に追い詰められ、高遠は春海を逃がすべく、彼女を逃がした後に自らの焼死も厭わずにガソリンに火をつけ、三人の屍人を道連れに自爆してしまう。


高遠の献身もあって屍人の追跡から逃れた春海だったが、疲労の限界がきて田堀の廃屋の押し入れに潜り込み、眠り込んでしまう。
寝ているところを屍人に見つかることはなかったものの、眠っている間に廃屋は一家全員が屍人と化した前田一家に占拠されており、
彼らに発見されることなく押し入れから抜け出し、その目を盗んで廃屋から脱出しなければいけないという絶望的な状況に置かれてしまう。


そして、恐怖に耐えながら前田一家に見つかることなく廃屋から脱出した春海の耳に、自分を呼ぶ高遠の声が聞こえる。
ようやく安心できるかと声の方を見ると、そこには「もうひとりでどこもいっちゃだめよお」と話すアフロ先生の姿が!
もちろん今の高遠は屍人なので、捕まったらゲームオーバー。春海は唯一の味方であった彼女からも逃げなければならない。


たった一人で逃げ延びた春海だったが、運悪く違法建築と化した屍人の巣に迷い込んでしまう。
なんとか屍人たちの目をかいくぐり、県道333号線の交差点までたどり着くも(彼女が最後まで見届けたかは不明だが宮田と牧野の対峙の場に居合わせたことになる)、
堕辰子が滅せられたことによる屍人の巣の崩壊の中、屍人と化した校長に追い詰められる。
しかしそこに現れた、頭脳屍人となった高遠が校長を道連れに奈落へ吸い込まれていったことで助かり、
屍人となってもなお自分のために奮闘してくれた高遠の姿に母親を見たのか、春海は「おかあさん……」と呟いた後、気を失った。


その後、美耶子の導きを受けた須田恭也によって現世へ送り返され、現世で発生していた大地震の救援活動に来ていた自衛隊の三沢岳明一尉(当時)によって救出された。
ただ、三沢はこの救出の際に異界の一端に触れてしまった(下から伸びてくる大量の白い手を幻視した)ことがきっかけで、春海ちゃん屍人の幻覚を見るほど精神を病んでしまっている。



その後については不明。
家族も信頼していた先生も友達も失った彼女だが、
どうあがいても絶望な異界を最後まで諦めずに脱出し続けた彼女の事である。どこかで力強く生きていると思いたい。



彼女の生還は、SIRENにおいて八尾の野望を食い止めると並ぶ重要な目的となっており、全ての終了条件を達成しないと到達しないようになっている。
多くのプレイヤーキャラの行動によってこの絶望に満ちた世界から生還するという唯一の希望となる反面、彼女自身は他のプレイヤーキャラの手助けをしていないように思えるが、
彼女がいなければ焔薙に木る伝が宿ることはなく、竹内も実家に帰れなかった。






【ゲーム中の性能】


最初は高遠先生の同行者で、先生の死後はプレイヤーキャラとなる。


小学生なので武器を持つことができず、屍人を撃退することが不可能。
おまけに足も遅い。
それならヘタレや赤ジャージもそうだが、その上に屍人に接触すると即ゲームオーバーというヘルアンドヘルな仕様になっている。
これは、現実に即して考えれば、小学生女児である彼女は屍人に捕まった時点でまず逃げられない=殺されるというのもあるが、
なんとか振り切ることが出来たとしても怪我をすることはおそらく避けられず、そこから赤い水が体内に入ってしまう可能性が高いためだと思われる。


というのも、劇中で竹内多聞が解説していたように、日本には「黄泉の国のモノを食べた者は現世に戻れなくなる」という『黄泉戸喫(よもつへぐい)』という伝承があり、
『SIREN』ではこの伝承を元に、「異界のモノである『赤い水』が、どんな形であれ体内に入った者は、例え屍人化せずとも異界から現世に戻れない」という設定となっている。
前述の通り、春海は主人公(操作キャラクター)たちの中で、唯一EDで異界から現世へと帰還することができたのだが、
これは「『赤い水』が体内に入る機会が一切ないままに、最終日まで生き延びることができたのが春海だけだった」*1と理由付けされており、
それ故に、春海がこのような非常に厳しい仕様になっていると推測される。



同行者の時は上手くサポートして守らなければならないが、復活の早い校長や拳銃屍人など厄介な屍人が待ち受ける。


プレイヤーキャラ時はできるだけ屍人に見つからないようにしなければならない。
幸い押し入れや壁の切れ目など体格の小ささを生かした逃げ場があるので上手く活用しよう。


こんな非力な彼女だが、慣れたプレイヤーが操れば屍人たちを翻弄しつつ速やかに生還するため、
一部では「伝説の幼兵」上記の「ハルミ・スネーク」と呼ばれている。




【主に使用したもの】


  • 看板

屍人の巣で外れかけていたもの。
屍人の注意を引くために留め具を外して落とし、狙い通りに気を取られた屍人の隙をついて逃げ出した。
慣れた人であれば使わずとも(タイミングはシビアだが)逃げ出せるため、若干影が薄い。


  • 笑い袋

触ると笑い声が鳴る玩具。
どんな玩具か知らずに触ってしまったものだが、この音に誘われて包丁を研いでいた屍人が移動した。


  • 木製の橋

近くにきちんとした道路の橋があるが、こちらの方に犬屍人を誘い出すと、橋が崩れ落ちて流されていき、その犬屍人はステージから消え去る。
春海ちゃんの体重では崩れない仕様のため、上手くタイミングを見計らえば犬屍人を落とさずしてスルーも可能。


  • 目覚まし時計

肉屋に居座る校長屍人を移動させるのに使用。
電池は前田知子が拾い廃屋の子供部屋に置かれていたぬいぐるみの中にあったもの。



意外にも田堀の廃屋では特に仕掛けを使うことはなく、持ち前の技術のみでスニーキングを成功させている。




【主な台詞】


「せんせー!たすけてー!せんせえー!」


「これ、みやちゃんの……」


「おかあさん……」





【中の人】
中の子は当時は子役として舞台やドラマに出演していたが、
現在は俳優業は引退し、歌手として活動中。
2011年11月に二十歳になりました。
ブログもやっているので、検索すれば現在の活動をチェックできる。







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  • 凄く魅力的な女性になられました -- 名無しさん (2014-03-09 06:08:51)
  • は〜る〜み〜ちゃ……は〜る〜み〜さ〜ん -- 名無しさん (2018-08-28 15:11:36)
  • 屍人化しても(少なくとも海還りで自我が消失するまでは)意識自体は本人のものなので、校長先生のアレは素だった可能性が高いというのが酷い -- 名無しさん (2020-10-11 20:01:34)
  • すごくかっこいい女性になってるのに(ロリコン限定とはいえ)絶望とは失礼な -- 名無しさん (2020-10-13 07:16:22)
  • 『SIREN ReBIRTH』では、異界から脱出した直後に流れ星を見た真ヒロイン的存在 -- 名無しさん (2020-12-30 08:45:28)
  • 「ロリコンは絶望できる」という表記が、演じた俳優さんに対しても、モラル的にも宜しくないと思いますよ。 -- 名無しさん (2021-08-13 13:24:01)

#comment

*1 「最終日まで生き延びた」登場人物は他にもいるが、全員何らかの形で『赤い水』が体内に入ってしまっており、現世への帰還は叶わなかった。

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コメント

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