ラストレムナント

ページ名:ラストレムナント

登録日:2011/05/14(土) 20:53:22
更新日:2023/08/10 Thu 17:34:08
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スクウェア・エニックスから発売されたXBOX360用RPG
後に改良が加えられたPC版、PC版準拠に画質を向上させたPS4・Switch版も発売された


最大70体による集団戦と言うこれまでにないRPGとして話題を呼んだ。初週売り上げは10万本突破と国内では人気が今ひとつのXBOX360のソフトとしてはかなり売れた。


河津秋敏を始めとしたサガシリーズに関わったスタッフが多く参加していて、随所にサガシリーズとの関連も見受けられる。


スクエニの完全新作、派手なバトルシステム、CMなどでの猛プッシュで売り上げ自体はそこまで悪くはなかったが、サガシリーズよろしくアクの強いゲーム性と激烈な高難易度で評価は完全に二分しており「今世紀最大の賛否両論ゲーム」と言われたりもしている



■ストーリー
遥か昔、レムナントと呼ばれる謎の遺跡が発見され、人々はレムナントを活用し平和と秩序を保っていた。しかしレムナントの強大な力は次第に人々を歪め、戦乱を引き起こした。
それから1000年。
島で妹と静かで平和な日々を過ごしていたラッシュは突如現れた謎の組織に妹イリーナを奪われてしまう。ラッシュはイリーナを取り戻すべく平和な島を離れ戦乱の世に足を踏み入れることに…


■世界観

  • レムナント

世界に点在する謎の物体で、ネックレスのような物から巨大な建造物のような物まで形状も大きさも様々。どれも何かしら強大な力を有しており、人々はレムナントに寄り添うように暮らしている。物語はこれを軸に進み、バトルにも関わってくる。


  • 種族

4つの種族が暮らす世界。
ミトラ族
人間と同様。数が多い
クシティ族
カエルみたいな小柄な種族。
ヤーマ族
半魚人みたいな種族。力が強い
ソバニ族
ウサギのような種族。腕が四本あって寿命がとても長い



  • 国家

世界にはそれぞれ独立した都市がありレムナントの恩恵の下、一応は平和を保っている


■登場人物


ラッシュ・サイクス
CV:野村健児
18歳。レムナントのない平和な島に住む青年。家族想いで特にイリーナが絡むと猪突猛進になる。感受性豊かな人物だが、やや礼節に欠ける
イリーナが誘拐されたのをきっかけに島を出て世界の戦乱に巻き込まれていく。唯一装備品の付け替えが可能なキャラクター


ダヴィッド・ナッサウ
CV:小野大輔
セラパレス属領アスラム領主。若干19歳ながらアスラムの領主として独立を願い軍を率い奮闘している。
戦闘用レムナント、ゲイ・ボルグの使い手。このゲイ・ボルグ、某ビッグマグナムのまんまである
成り行きで知り合ったラッシュに協力することに



アスラム四将軍
アスラムを守護する四人の将軍で街の住人の話では大変名誉な役職らしい。


エマ・ハニウェル
CV:田中敦子
紅一点。二刀流を駆使して戦う。過去ダヴィッドの教育係を務めた自他ともに厳しい人物


でも41歳子持ち
ラッシュは最初彼女を14歳の妹と見間違えて戦火の中に飛び込んでいった…


トルガル
CV:楠大典
ソバニ族。200歳。四将軍の実質のリーダー。戦闘では四本の腕を生かし、槍を二本持ったり、斧を四本持ったりする


パグズ
CV:小形満
58歳のクシティ。参謀で知識も豊富。説明係。高火力の魔法を覚える


ブロクター
大柄なヤーマで見た目も恐いが24歳で、ラッシュと競争したりまだまだ子どもっぽい。ダヴィッドとは幼馴染



■戦闘システム
本作は最大の70体の集団戦が売りとしている。しかしその実は「ユニオン」と呼ばれる最大5人の小隊を最大5つまで操って戦うターン性コマンドバトルシステムである。戦いに参加出来る人数は最大18人。(そのため5人のユニオン×5は不可能で、5553や44433など振り分ける必要がある)
ユニオンのHPはユニオンに属するキャラのHPの総数で決まる。
ユニオンを組むにはリーダーが必ず1人は必要で、それ以外はリーダーかアスラム兵で構成する。
各ユニオンには「攻撃しろ」や「回復しろ」など大雑把な命令しか出来ない


簡単に言うと、「最大5人で構成されるユニオンと呼ばれる一つのキャラクターを大雑把な命令で操り敵の大群と戦うゲーム」である


  • ロックアップ

戦闘では敵ユニオンに局地的な近接戦闘を仕掛ける事が出来る。これをロックアップと呼び、一つのユニオンがロックアップ出来る数は一つだけ。一つのユニオンに対して複数のユニオンでロックアップした場合はダメージ量が増加する。故に場合にもよるが5553よりかは44433の様にユニオンは多い方が基本的には有利になる
このロックアップが戦闘の軸となり、相手のロックアップを遮る「インターセプト」や、不意打ちである「レイドロック」など様々な要素があり高い戦略性が問われる作りとなっている。
因みにボスは同時に3つまでロックアップ出来る「マルチロックアップ」と言うチート性能に加え、ロックアップ関係なく発動させる全体攻撃を持っている奴もいてとにかく強敵ばかり



…ややこしい


■評価
前述の通り、「今世紀最大の賛否両論ゲーム」と言われるほど評価が分かれるゲームである。これらの要因についてはスクエニが猛プッシュしてライトユーザーを呼び込んだ割に内容は「運も左右し難易度が高く、システム面で説明不足な点が多く、少しわかりづらい」と敷居が若干高いと言うことが上げられる。しかしサガシリーズ同様にハマるひとはとことんハマる中毒性がある。


◆良い点

  • 音楽が軒並み評価が高く、特に戦闘BGMは素晴らしい
  • 戦争してるような大スケールなバトル
  • サブイベントが相当数あり、寄り道がたくさん

◆悪い点

  • 少々分かりづらい成長システムとそれが説明不足な点。成長システムはサガシリーズよりも複雑かも
  • 頻発する処理落ち
  • ロード時間が長い
  • 緻密な戦略が問われるゲーム性であるのにも関わらず、肝心の味方への指示が大雑把で選択肢もランダム要素が高く、運も必要な戦闘システム
  • それにより鬼のような難易度になることもあり、一戦闘に30分以上掛かる事態にもなることも
  • 集団戦を謳いながらボス戦では実質5対1。しかしボスは強敵ばかりでたった1人に無双されることもままある(特に地獄門やヤングが難所として挙げられる)


何か悪い点の方が多い気がするが、ロード時間が長い、処理落ち等のゲーム外の障害や、不評だったリーダーユニットの登用人数の制限がPC版では改善されている。さらに、ただでさえ高難易度なのをさらに難しくしたハードモード「乱殺マニアクスモード」も追加された。ボス戦での開幕乙が日常茶飯事・チート使っても裏ボスに瞬殺されたなど、とんでもない難易度である。


各ユニオンが思い通りに動いて敵を撃破したときの快感はヤバイ。ハマる人はとことんハマる


追記、修正お願いします



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  • 某物理で殴ればいいゲームとごっちゃになる。 -- 名無し (2014-04-03 23:08:50)
  • あれに賛はない -- 名無しさん (2014-06-28 20:42:37)
  • switch版来たな。サガ好きだしこれを機に手を出してみるか… -- 名無しさん (2019-06-11 11:34:32)

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